JP3148702B2 - 顕微鏡用落射照明装置 - Google Patents
顕微鏡用落射照明装置Info
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- JP3148702B2 JP3148702B2 JP30551097A JP30551097A JP3148702B2 JP 3148702 B2 JP3148702 B2 JP 3148702B2 JP 30551097 A JP30551097 A JP 30551097A JP 30551097 A JP30551097 A JP 30551097A JP 3148702 B2 JP3148702 B2 JP 3148702B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、励起フィルター
と、ダイクロイックミラーと、吸収フィルターとを備え
たキューブを、複数のキューブ取付部の所望の位置に着
脱可能なターレットを有する顕微鏡用落射照明装置に関
する。
と、ダイクロイックミラーと、吸収フィルターとを備え
たキューブを、複数のキューブ取付部の所望の位置に着
脱可能なターレットを有する顕微鏡用落射照明装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】このような照明装置、例えば、落射蛍光
の分野では、一枚の標本に複数の染色をして観察並びに
写真撮影を行う多重染色標本が知られている。この場
合、染色の種類により適切な波長の励起光を照明光とし
て選択しなければならないので、一枚の標本に対して複
数の波長の励起光が必要になる。このために光源からの
励起光の波長を夫々異ならせるために複数種のキューブ
を切替えて使用することができる落射照明装置が開発さ
れている。
の分野では、一枚の標本に複数の染色をして観察並びに
写真撮影を行う多重染色標本が知られている。この場
合、染色の種類により適切な波長の励起光を照明光とし
て選択しなければならないので、一枚の標本に対して複
数の波長の励起光が必要になる。このために光源からの
励起光の波長を夫々異ならせるために複数種のキューブ
を切替えて使用することができる落射照明装置が開発さ
れている。
【0003】このような照明装置としての落射蛍光投光
管としては、例えば特公昭56−19605号公報にて
開示されたものが知られている、この照明装置は、照明
装置本体中に回転可能に設けられたターレットの外周面
に形成された4個の凹状の取付部にキューブが夫々着脱
可能にクランプねじにより取り付けられている。そし
て、ターレットを照明装置本体外に設けられた摘みを操
作して回転し、所望のキューブを光源からの光路に入れ
ることによりキューブは、切換えられる。
管としては、例えば特公昭56−19605号公報にて
開示されたものが知られている、この照明装置は、照明
装置本体中に回転可能に設けられたターレットの外周面
に形成された4個の凹状の取付部にキューブが夫々着脱
可能にクランプねじにより取り付けられている。そし
て、ターレットを照明装置本体外に設けられた摘みを操
作して回転し、所望のキューブを光源からの光路に入れ
ることによりキューブは、切換えられる。
【0004】この照明装置で、キューブの交換は、照明
装置本体側のカバーを外し、クランプねじを緩めてキュ
ーブをターレットの取付部より外し、別のキューブを同
取付部に載置し、クランプねじで固定することにより行
なわれる。 一方、多重染色では、最近、5〜8重染色
等、染色数の多い標本が多用されるようになりつつあ
る。このような5〜8重染色では、必要な励起波長も5
〜8種類となるので、この数だけキューブも一枚の標本
の観察に対して必要となる。
装置本体側のカバーを外し、クランプねじを緩めてキュ
ーブをターレットの取付部より外し、別のキューブを同
取付部に載置し、クランプねじで固定することにより行
なわれる。 一方、多重染色では、最近、5〜8重染色
等、染色数の多い標本が多用されるようになりつつあ
る。このような5〜8重染色では、必要な励起波長も5
〜8種類となるので、この数だけキューブも一枚の標本
の観察に対して必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の投光管のよ
うな照明装置では、4個のキューブしか装着できないの
で、これ以上の多重染色の場合には、使用中にキューブ
を交換する必要が生じる。この場合、キューブを1個づ
つターレットから取り外して、その取り外した所に1個
づつ別のキューブを装着しなければならない。このため
に、この交換は繁雑となり、時間もかかるという欠点が
ある。この欠点を補うために、ターレットを大きくし
て、キューブの装着数を多くすることも考えられるが、
照明装置自体が大型となる欠点がある。
うな照明装置では、4個のキューブしか装着できないの
で、これ以上の多重染色の場合には、使用中にキューブ
を交換する必要が生じる。この場合、キューブを1個づ
つターレットから取り外して、その取り外した所に1個
づつ別のキューブを装着しなければならない。このため
に、この交換は繁雑となり、時間もかかるという欠点が
ある。この欠点を補うために、ターレットを大きくし
て、キューブの装着数を多くすることも考えられるが、
照明装置自体が大型となる欠点がある。
【0006】従って、本発明の目的は、照明装置自体を
大きくすることが無く、多数のキューブを容易に短時間
で切換えて使用することの可能な顕微鏡用落射照明装置
を提供することである。
大きくすることが無く、多数のキューブを容易に短時間
で切換えて使用することの可能な顕微鏡用落射照明装置
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様に係わる
顕微鏡用落射照明装置は、励起フィルターと、ダイクロ
イックミラーと、吸収フィルターとを備えたキューブ
を、複数のキューブ取付部の所望の位置に着脱可能なタ
ーレットを有する顕微鏡用落射照明装置において、前記
ターレットを回転可能に支持する支持体と、前記照明装
置本体に設けられた、前記ターレットおよび前記支持体
が挿入される挿入部と、前記支持体を前記照明装置本体
に着脱自在に装着するために前記支持体に設けられた、
上辺が短く下辺が長い台形断面のオスアリと、前記照明
装置本体に設けられ、その案内溝の両側に前記オスアリ
の下辺部を支持する突出部を設けたメスアリと、前記オ
スアリの一方の斜面を前記メスアリに挿入された状態で
押圧する押圧部材とを有し、前記押圧部材によって、前
記オスアリの下辺部と前記メスアリの突出部とが押し付
けられて位置決めされることにより、前記ターレットお
よび前記支持体を取り付け固定するようにしたことを特
徴とする。
顕微鏡用落射照明装置は、励起フィルターと、ダイクロ
イックミラーと、吸収フィルターとを備えたキューブ
を、複数のキューブ取付部の所望の位置に着脱可能なタ
ーレットを有する顕微鏡用落射照明装置において、前記
ターレットを回転可能に支持する支持体と、前記照明装
置本体に設けられた、前記ターレットおよび前記支持体
が挿入される挿入部と、前記支持体を前記照明装置本体
に着脱自在に装着するために前記支持体に設けられた、
上辺が短く下辺が長い台形断面のオスアリと、前記照明
装置本体に設けられ、その案内溝の両側に前記オスアリ
の下辺部を支持する突出部を設けたメスアリと、前記オ
スアリの一方の斜面を前記メスアリに挿入された状態で
押圧する押圧部材とを有し、前記押圧部材によって、前
記オスアリの下辺部と前記メスアリの突出部とが押し付
けられて位置決めされることにより、前記ターレットお
よび前記支持体を取り付け固定するようにしたことを特
徴とする。
【0008】このような構成の照明装置においては、タ
ーレットとこれを回転可能に支持する支持体との一体物
をユニットとして扱うことが出来、この一体物を照明装
置本体の挿入部に対して自由に着脱できる。したがっ
て、ターレットに取り付けられているキューブを全て使
用した場合には、このターレットと支持体との一体物を
照明装置本体から取り外し、他種のキューブが取り付け
られている別のターレットと支持体との一体物を照明装
置本体に装着し、このキューブを使用する。即ち、ター
レットと支持体との一体物ごと交換する。この場合には
一対のオスアリ、メスアリによってターレットは照明装
置本体の所定位置に案内されるので、面倒な位置合わせ
が不要になる。また、前記支持体は、前記照明装置本体
に装着した状態で押圧部材によって固定されるので、タ
ーレットの位置ずれが生じない。そして、前記オスアリ
の断面は上辺が短く下辺が長い台形であって、前記メス
アリの案内溝の両側に前記オスアリの下辺部を支持する
突出部を設けたので、押圧部材による固定力の作用方向
が下向きになり、重力を位置決めに利用することができ
る。このような、支持体と、取付位置案内手段と、固定
手段との組み合わせにより、照明装置自体を大きくする
ことが無く、多数のキューブを容易に短時間で切換えて
使用することが可能である。
ーレットとこれを回転可能に支持する支持体との一体物
をユニットとして扱うことが出来、この一体物を照明装
置本体の挿入部に対して自由に着脱できる。したがっ
て、ターレットに取り付けられているキューブを全て使
用した場合には、このターレットと支持体との一体物を
照明装置本体から取り外し、他種のキューブが取り付け
られている別のターレットと支持体との一体物を照明装
置本体に装着し、このキューブを使用する。即ち、ター
レットと支持体との一体物ごと交換する。この場合には
一対のオスアリ、メスアリによってターレットは照明装
置本体の所定位置に案内されるので、面倒な位置合わせ
が不要になる。また、前記支持体は、前記照明装置本体
に装着した状態で押圧部材によって固定されるので、タ
ーレットの位置ずれが生じない。そして、前記オスアリ
の断面は上辺が短く下辺が長い台形であって、前記メス
アリの案内溝の両側に前記オスアリの下辺部を支持する
突出部を設けたので、押圧部材による固定力の作用方向
が下向きになり、重力を位置決めに利用することができ
る。このような、支持体と、取付位置案内手段と、固定
手段との組み合わせにより、照明装置自体を大きくする
ことが無く、多数のキューブを容易に短時間で切換えて
使用することが可能である。
【0009】本発明の他の態様に係わる照明装置におい
ては、前記オスアリは前記支持体における前記ターレッ
トの上方に備えられ、前記メスアリは前記照明装置本体
に備えられ、前記支持体は前記メスアリの下方に装着さ
れるようにしたことを特徴とする。
ては、前記オスアリは前記支持体における前記ターレッ
トの上方に備えられ、前記メスアリは前記照明装置本体
に備えられ、前記支持体は前記メスアリの下方に装着さ
れるようにしたことを特徴とする。
【0010】本発明の他の態様に係る照明装置は、励起
フィルターと、ダイクロイックミラーと、吸収フィルタ
ーとを備えたキューブを、複数のキューブ取付部の所望
の位置に着脱可能なターレットを有する顕微鏡用落射照
明装置において、前記ターレットを回転可能に支持する
支持体と、前記照明装置本体に設けられた、前記ターレ
ットおよび前記支持体が挿入される挿入部と、前記支持
体を前記照明装置本体に着脱自在に装着するために前記
支持体および前記照明装置本体に設けられた一対のオス
アリおよびメスアリと、前記オスアリの一方の斜面を前
記メスアリに挿入された状態で押圧する押圧部材とを有
し、前記ターレットおよび前記支持体を前記照明装置本
体から取り外した状態において、当該ターレットに装着
された複数の前記キューブのうち少なくとも一つが露出
された状態となることを特徴とする。このような構成の
照明装置においては、ターレットとこれを回転可能に支
持する支持体との一体物をユニットとして扱うことが出
来、この一体物を照明装置本体の挿入部に対して自由に
着脱できる。したがって、ターレットに取り付けられて
いるキューブを交換する場合には、このターレットと支
持体との一体物を照明装置本体から取り外せば、ターレ
ットに装着されたキューブは外部に露出された状態とな
るから、キューブの交換作業を極めて容易に行なうこと
ができる。
フィルターと、ダイクロイックミラーと、吸収フィルタ
ーとを備えたキューブを、複数のキューブ取付部の所望
の位置に着脱可能なターレットを有する顕微鏡用落射照
明装置において、前記ターレットを回転可能に支持する
支持体と、前記照明装置本体に設けられた、前記ターレ
ットおよび前記支持体が挿入される挿入部と、前記支持
体を前記照明装置本体に着脱自在に装着するために前記
支持体および前記照明装置本体に設けられた一対のオス
アリおよびメスアリと、前記オスアリの一方の斜面を前
記メスアリに挿入された状態で押圧する押圧部材とを有
し、前記ターレットおよび前記支持体を前記照明装置本
体から取り外した状態において、当該ターレットに装着
された複数の前記キューブのうち少なくとも一つが露出
された状態となることを特徴とする。このような構成の
照明装置においては、ターレットとこれを回転可能に支
持する支持体との一体物をユニットとして扱うことが出
来、この一体物を照明装置本体の挿入部に対して自由に
着脱できる。したがって、ターレットに取り付けられて
いるキューブを交換する場合には、このターレットと支
持体との一体物を照明装置本体から取り外せば、ターレ
ットに装着されたキューブは外部に露出された状態とな
るから、キューブの交換作業を極めて容易に行なうこと
ができる。
【0011】本発明のさらに他の態様に係る照明装置に
おいては、前記ターレットを覆うとともに、このターレ
ットの一部を外部に突出させる開口が形成されたカバー
を備え、この開口から突出した突出部を操作することに
より前記ターレットを回転させて前記キューブを切り換
えるようにしたことを特徴とする。このような構成の照
明装置においては、回転部分がカバーで覆われるととも
に、カバーの開口からターレットの一部分が突出するの
で、この突出部を操作することによってターレットを容
易に回転操作することができる。本発明のさらに他の態
様に係る照明装置においては、前記一対のオスアリおよ
びメスアリのうち、オスアリは前記支持体側に設けら
れ、メスアリは前記照明装置本体側に設けられているこ
とを特徴とする。
おいては、前記ターレットを覆うとともに、このターレ
ットの一部を外部に突出させる開口が形成されたカバー
を備え、この開口から突出した突出部を操作することに
より前記ターレットを回転させて前記キューブを切り換
えるようにしたことを特徴とする。このような構成の照
明装置においては、回転部分がカバーで覆われるととも
に、カバーの開口からターレットの一部分が突出するの
で、この突出部を操作することによってターレットを容
易に回転操作することができる。本発明のさらに他の態
様に係る照明装置においては、前記一対のオスアリおよ
びメスアリのうち、オスアリは前記支持体側に設けら
れ、メスアリは前記照明装置本体側に設けられているこ
とを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の落射照明装置の一
実施の形態に係わる顕微鏡用落射照明装置を添付図面を
参照して説明する。図1(A)は照明装置全体の断面
図、そして図1(B)は図1(A)の1B−1B方向か
ら見た、要部の正面図である。図中、符号1は照明装置
本体であるハウジングを示し、この後壁には、これに装
着された光源2からの励起光が通る入射窓1aが形成さ
れている。また、この本体1の前端は開口され、この開
口は、これを介して後述するターレットが本体1内に挿
入される入口開口を規定している。この入口開口は、本
体1に対して着脱可能なカバー3により閉塞されてい
る。このカバー3の上壁の内面には、支持体を構成する
矩形板状の基台4が、後端部がカバー3の後面より延出
し、本体1内に入るように固定されている。この基台4
は、図1(B)に示すように、延出方向に沿う両側面4
aが上方から下方に向かって傾斜しており、オスアリと
なっている。
実施の形態に係わる顕微鏡用落射照明装置を添付図面を
参照して説明する。図1(A)は照明装置全体の断面
図、そして図1(B)は図1(A)の1B−1B方向か
ら見た、要部の正面図である。図中、符号1は照明装置
本体であるハウジングを示し、この後壁には、これに装
着された光源2からの励起光が通る入射窓1aが形成さ
れている。また、この本体1の前端は開口され、この開
口は、これを介して後述するターレットが本体1内に挿
入される入口開口を規定している。この入口開口は、本
体1に対して着脱可能なカバー3により閉塞されてい
る。このカバー3の上壁の内面には、支持体を構成する
矩形板状の基台4が、後端部がカバー3の後面より延出
し、本体1内に入るように固定されている。この基台4
は、図1(B)に示すように、延出方向に沿う両側面4
aが上方から下方に向かって傾斜しており、オスアリと
なっている。
【0013】前記基台4の後端部近くには、下方に延出
するようにして、支持軸5が突設されている。この支持
軸5は、円板状のターレット6の中心に突設されたボス
6aに挿入され、この結果、ターレット6は支持軸5と
共に、これの中心軸を中心として回転可能となってい
る。この結果、ターレット6は、支持体(基台4)に回
転可能に支持されている。なお、このターレット6は、
支持軸5の下部に設けられたストッパにより支持軸5か
ら抜け落ちるのが防止されている。前記ターレット6の
下面周辺近くには、周方向に所定間隔を有して、4個の
留めねじ7が設けられている。これら留めねじ7はター
レット6に螺合され、ターレット6の下面に規定された
4個の取付部にキューブ8を夫々ターレット6に着脱可
能に固定している。このキューブ8は、励起フィルター
9と、ダイクロイックミラー10と、吸収フィルター1
1とを備え、前記入射窓1aと対面する操作位置にもた
らされたときに、光源2からの励起光の波長を、特定の
波長に変換し、本体1の下壁に形成された射出窓1bに
導く(この励起光の光路を符号aで示す)。なお、図示
していないが、この本体1の下壁には対物レンズが装着
されており、前記射出窓1bから外部に射出された励起
光は対物レンズ方向に案内される。
するようにして、支持軸5が突設されている。この支持
軸5は、円板状のターレット6の中心に突設されたボス
6aに挿入され、この結果、ターレット6は支持軸5と
共に、これの中心軸を中心として回転可能となってい
る。この結果、ターレット6は、支持体(基台4)に回
転可能に支持されている。なお、このターレット6は、
支持軸5の下部に設けられたストッパにより支持軸5か
ら抜け落ちるのが防止されている。前記ターレット6の
下面周辺近くには、周方向に所定間隔を有して、4個の
留めねじ7が設けられている。これら留めねじ7はター
レット6に螺合され、ターレット6の下面に規定された
4個の取付部にキューブ8を夫々ターレット6に着脱可
能に固定している。このキューブ8は、励起フィルター
9と、ダイクロイックミラー10と、吸収フィルター1
1とを備え、前記入射窓1aと対面する操作位置にもた
らされたときに、光源2からの励起光の波長を、特定の
波長に変換し、本体1の下壁に形成された射出窓1bに
導く(この励起光の光路を符号aで示す)。なお、図示
していないが、この本体1の下壁には対物レンズが装着
されており、前記射出窓1bから外部に射出された励起
光は対物レンズ方向に案内される。
【0014】前記本体1の上壁内面には前記基台4の延
出部が挿入される案内溝12が、本体1の開口前端面か
ら延びるように形成されている。この案内溝12は、図
1(B)に示すように、延出方向に沿う両側面12aが
前記基台4の傾斜した側面4aと対応するように傾斜し
ており、メスアリとなっている。この実施の態様では、
支持体(基台4)を照明装置本体1の所定位置に着脱自
在に装着可能にするように、基台4のオスアリと、案内
溝12のメスアリとで取付位置案内手段を構成してい
る。かくして、この基台4が、案内溝12に案内され
て、本体1に対して挿脱可能となっており、この結果、
この基台4と、支持軸5を介して回転可能に取着された
ターレット6と、このターレット6に取り付けられたキ
ューブ8と、基台4に固定されたカバー3とからなる挿
脱部材20が、本体1に対して挿脱可能となっている。
出部が挿入される案内溝12が、本体1の開口前端面か
ら延びるように形成されている。この案内溝12は、図
1(B)に示すように、延出方向に沿う両側面12aが
前記基台4の傾斜した側面4aと対応するように傾斜し
ており、メスアリとなっている。この実施の態様では、
支持体(基台4)を照明装置本体1の所定位置に着脱自
在に装着可能にするように、基台4のオスアリと、案内
溝12のメスアリとで取付位置案内手段を構成してい
る。かくして、この基台4が、案内溝12に案内され
て、本体1に対して挿脱可能となっており、この結果、
この基台4と、支持軸5を介して回転可能に取着された
ターレット6と、このターレット6に取り付けられたキ
ューブ8と、基台4に固定されたカバー3とからなる挿
脱部材20が、本体1に対して挿脱可能となっている。
【0015】前記本体1には図1(B)に示すように、
クランプねじ13が設けられている。このクランプねじ
13は、本体1の上壁に、外側面より前記案内溝12に
延出するように形成されたねじ孔に螺合されており外端
に摘み13aを有する。また、このクランプねじ13の
内端は前記案内溝12の側面12aより突出しており、
この案内溝12中に挿入された基台4の側面4aに当接
可能となっている。この結果、この摘み13aを回転さ
せることにより、本体1に対する基台4、即ち、挿脱部
材20の固定もしくは解除がおこなわれる。かくして、
このクランプねじ13とねじ孔とで、支持体を前記照明
装置本体1内に固定可能にする固定手段を構成してい
る。
クランプねじ13が設けられている。このクランプねじ
13は、本体1の上壁に、外側面より前記案内溝12に
延出するように形成されたねじ孔に螺合されており外端
に摘み13aを有する。また、このクランプねじ13の
内端は前記案内溝12の側面12aより突出しており、
この案内溝12中に挿入された基台4の側面4aに当接
可能となっている。この結果、この摘み13aを回転さ
せることにより、本体1に対する基台4、即ち、挿脱部
材20の固定もしくは解除がおこなわれる。かくして、
このクランプねじ13とねじ孔とで、支持体を前記照明
装置本体1内に固定可能にする固定手段を構成してい
る。
【0016】前記カバー3の前壁には開口が形成され、
この開口から前記ターレット6の一部が突出されてい
る。この突出部は、本体1外部からの操作によりターレ
ット6を回転させて、キューブ8を操作位置に切換える
操作摘み6bの機能を果たす。
この開口から前記ターレット6の一部が突出されてい
る。この突出部は、本体1外部からの操作によりターレ
ット6を回転させて、キューブ8を操作位置に切換える
操作摘み6bの機能を果たす。
【0017】なお、図中、符号14はターレット6に装
着されたターレット6の回転位置決め用のばね部材を示
す。上記構成の照明装置の操作を以下に説明する。
着されたターレット6の回転位置決め用のばね部材を示
す。上記構成の照明装置の操作を以下に説明する。
【0018】まず、本体1に装着されている4個のキュ
ーブ8を切換えて使用する場合には、操作摘み6bによ
り、ターレット6を回転させて、所望のキューブ8を本
体1の入射窓1aと対面する位置である操作位置に移動
させる。この状態で光源2を点灯させると、この光源2
から射出された励起光は、操作位置に保持されたキュー
ブ8中に入射し、このキューブ8の特性に応じた波長に
変更されて、対物レンズ側へと射出窓1bを介して射出
される。次ぎに、別の波長の励起光が必要なときには、
他のキューブ8を操作位置へと前記と同様にして移動さ
せる。
ーブ8を切換えて使用する場合には、操作摘み6bによ
り、ターレット6を回転させて、所望のキューブ8を本
体1の入射窓1aと対面する位置である操作位置に移動
させる。この状態で光源2を点灯させると、この光源2
から射出された励起光は、操作位置に保持されたキュー
ブ8中に入射し、このキューブ8の特性に応じた波長に
変更されて、対物レンズ側へと射出窓1bを介して射出
される。次ぎに、別の波長の励起光が必要なときには、
他のキューブ8を操作位置へと前記と同様にして移動さ
せる。
【0019】上記のようにして、本体1に収容されてい
るキューブ8の全部を使用するか、収容されていない特
性のキューブ8が必要なときには、摘み13aを回転し
て、クランプねじ13による基台4の固定を解除する。
そして、カバー3を図2中、矢印方向に本体1に対し
て、引張り、図示するように挿脱部材20を本体1よ
り、案内手段の助で、取り外す。そして、別のキューブ
8が取り付けられているターレット6を備えた挿脱部材
20を本体1に前記取り外し手順とは逆の手順で本体1
内に装着する。
るキューブ8の全部を使用するか、収容されていない特
性のキューブ8が必要なときには、摘み13aを回転し
て、クランプねじ13による基台4の固定を解除する。
そして、カバー3を図2中、矢印方向に本体1に対し
て、引張り、図示するように挿脱部材20を本体1よ
り、案内手段の助で、取り外す。そして、別のキューブ
8が取り付けられているターレット6を備えた挿脱部材
20を本体1に前記取り外し手順とは逆の手順で本体1
内に装着する。
【0020】また、本体1より取り外したターレット6
のキューブ8を別のものと交換する場合には、ターレッ
ト6を図3に示すように逆さにして留めねじ7を回し、
キューブ8のターレット6に対する固定を緩め、キュー
ブ8を矢印方向に持ち上げて、ターレット6より外す。
そして、別のキューブ8をターレット6に前記取り外し
手順とは逆の手順で取り付ける。
のキューブ8を別のものと交換する場合には、ターレッ
ト6を図3に示すように逆さにして留めねじ7を回し、
キューブ8のターレット6に対する固定を緩め、キュー
ブ8を矢印方向に持ち上げて、ターレット6より外す。
そして、別のキューブ8をターレット6に前記取り外し
手順とは逆の手順で取り付ける。
【0021】上記構成の照明装置においては、染色数の
多い標本、例えば8重染色標本を観察する場合には、本
体1に装着されているターレット6に取り付けられた4
個のキューブ8とは異なる4個のキューブをあらかじめ
別のターレットに取り付けておけば、8個のキューブ間
の交換が極めて容易にかつ短時間でできる。
多い標本、例えば8重染色標本を観察する場合には、本
体1に装着されているターレット6に取り付けられた4
個のキューブ8とは異なる4個のキューブをあらかじめ
別のターレットに取り付けておけば、8個のキューブ間
の交換が極めて容易にかつ短時間でできる。
【0022】前記実施の形態の装置では、基台4の側面
4aを、基台が上方に向かうのに従って幅が広くなるよ
うに傾斜させ、案内溝12の側面12aを基台4の側面
4aと係合するように傾斜させたが、この傾斜関係は図
4に示すように逆にしても良い。この場合、案内溝12
の両側面12aに突出部12bを形成し、この突出部1
2bの上面と、基台4の側縁部の下面とが当接して挿脱
部材20の位置決めができるように、基台4と案内溝1
2とは設定されている。この結果、クランプねじ13を
締付けたときに、この先端により基台4は下方の力、即
ち、挿脱部材20の重力と同方向の力を受けて、基台4
は案内溝12に当接し、上記挿脱部材20が位置決めさ
れる。即ち、挿脱部材20の重さを位置決めとして利用
することができる。
4aを、基台が上方に向かうのに従って幅が広くなるよ
うに傾斜させ、案内溝12の側面12aを基台4の側面
4aと係合するように傾斜させたが、この傾斜関係は図
4に示すように逆にしても良い。この場合、案内溝12
の両側面12aに突出部12bを形成し、この突出部1
2bの上面と、基台4の側縁部の下面とが当接して挿脱
部材20の位置決めができるように、基台4と案内溝1
2とは設定されている。この結果、クランプねじ13を
締付けたときに、この先端により基台4は下方の力、即
ち、挿脱部材20の重力と同方向の力を受けて、基台4
は案内溝12に当接し、上記挿脱部材20が位置決めさ
れる。即ち、挿脱部材20の重さを位置決めとして利用
することができる。
【0023】前記実施の形態では、カバー3を基台4に
固定したが、図5に示すように、これらを別体とし、ね
じ結合や嵌合により、カバー3も本体1に直接着脱可能
としておけば、ターレット6の交換に際して、カバー3
は共通に使用でき、挿脱部材20を安価にできる。
固定したが、図5に示すように、これらを別体とし、ね
じ結合や嵌合により、カバー3も本体1に直接着脱可能
としておけば、ターレット6の交換に際して、カバー3
は共通に使用でき、挿脱部材20を安価にできる。
【0024】なお、上記実施の形態では、ターレットと
して、4個のキューブを取り付け可能なものを使用した
が、複数個取り付けできればこれに限られることはな
い。そして、挿脱部材を本体に案内し、装着するため
に、互いに係合する傾斜した側面を有する基台と案内溝
とを使用したが、これらの側面は垂直になっていても良
く、また、必ずしも基台と案内溝との組み合わせでは無
く、例えばねじ留めでも良い。
して、4個のキューブを取り付け可能なものを使用した
が、複数個取り付けできればこれに限られることはな
い。そして、挿脱部材を本体に案内し、装着するため
に、互いに係合する傾斜した側面を有する基台と案内溝
とを使用したが、これらの側面は垂直になっていても良
く、また、必ずしも基台と案内溝との組み合わせでは無
く、例えばねじ留めでも良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の落射照明
装置は、照明装置自体を大型にすることが無く、夫々物
理的特性の異なる多数のキューブを容易に短時間で切換
えて使用することができる。
装置は、照明装置自体を大型にすることが無く、夫々物
理的特性の異なる多数のキューブを容易に短時間で切換
えて使用することができる。
【図1】この発明の一実施の形態の照明装置を示し、
(A)は全体の断面図、そして(B)は(A)の1B−
1B方向から見た要部の正面図である。
(A)は全体の断面図、そして(B)は(A)の1B−
1B方向から見た要部の正面図である。
【図2】図1に示す照明装置で、挿脱部材を照明装置本
体から取り外した状態を示す側面図である。
体から取り外した状態を示す側面図である。
【図3】図2に示す挿脱部材でキューブをターレットか
ら取り外した状態を示す側面図である。
ら取り外した状態を示す側面図である。
【図4】基台と照明装置本体との装着手段の変形例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図5】カバーと基台との接続手段の変形例を示す正面
図である。
図である。
1…照明装置本体、3…カバー、4…基台(支持体)、
6…ターレット、8…キューブ、9…励起フィルター、
10…ダイクロイックミラー、11…吸収フィルター、
20…挿脱部材。
6…ターレット、8…キューブ、9…励起フィルター、
10…ダイクロイックミラー、11…吸収フィルター、
20…挿脱部材。
Claims (5)
- 【請求項1】 励起フィルターと、ダイクロイックミラ
ーと、吸収フィルターとを備えたキューブを、複数のキ
ューブ取付部の所望の位置に着脱可能なターレットを有
する顕微鏡用落射照明装置において、 前記ターレットを回転可能に支持する支持体と、前記照明装置本体に設けられた、前記ターレットおよび
前記支持体が挿入される挿入部と、 前記支持体を前記照明装置本体に着脱自在に装着するた
めに前記支持体に設けられた、上辺が短く下辺が長い台
形断面のオスアリと、 前記照明装置本体に設けられ、その案内溝の両側に前記
オスアリの下辺部を支持する突出部を設けたメスアリ
と、 前記オスアリの一方の斜面を前記メスアリに挿入された
状態で押圧する押圧部材とを有し、前記押圧部材によって、前記オスアリの下辺部と前記メ
スアリの突出部とが押し付けられて位置決めされること
により、前記ターレットおよび前記支持体を取り付け固
定するようにした ことを特徴とする顕微鏡用落射照明装
置。 - 【請求項2】 前記オスアリは、前記支持体における
前記ターレットの上方に備えられ、 前記メスアリは、前記照明装置本体に備えられ、 前記支持体は、前記メスアリの下方に装着されるように
したことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡用落射照明
装置。 - 【請求項3】 励起フィルターと、ダイクロイックミラ
ーと、吸収フィルターとを備えたキューブを、複数のキ
ューブ取付部の所望の位置に着脱可能なターレットを有
する顕微鏡用落射照明装置において、 前記ターレットを回転可能に支持する支持体と、 前記照明装置本体に設けられた、前記ターレットおよび
前記支持体が挿入される挿入部と、 前記支持体を前記照明装置本体に着脱自在に装着するた
めに前記支持体および前記照明装置本体に設けられた一
対のオスアリおよびメスアリと、 前記オスアリの一方の斜面を前記メスアリに挿入された
状態で押圧する押圧部材とを有し、 前記ターレットおよび前記支持体を前記照明装置本体か
ら取り外した状態において、当該ターレットに装着され
た複数の前記キューブのうち少なくとも一つが露出され
た状態となることを特徴とする顕微鏡用落射照明装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の顕微鏡用落射照明装置
において、 前記ターレットを覆うとともに、このターレットの一部
を外部に突出させる開口が形成されたカバーを備え、 この開口から突出した突出部を操作することにより前記
ターレットを回転させて前記キューブを切り換えるよう
にしたことを特徴とする顕微鏡用落射照明装置。 - 【請求項5】 請求項3に記載の顕微鏡用落射照明装置
において、 前記一対のオスアリおよびメスアリのうち、オスアリは
前記支持体側に設けられ、メスアリは前記照明装置本体
側に設けられていることを特徴とする顕微鏡用落射照明
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30551097A JP3148702B2 (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 顕微鏡用落射照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30551097A JP3148702B2 (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 顕微鏡用落射照明装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10115783A JPH10115783A (ja) | 1998-05-06 |
JP3148702B2 true JP3148702B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=17946032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30551097A Expired - Fee Related JP3148702B2 (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 顕微鏡用落射照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3148702B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7498164B2 (en) | 1998-05-16 | 2009-03-03 | Applied Biosystems, Llc | Instrument for monitoring nucleic acid sequence amplification reaction |
CA2328609A1 (en) | 1998-05-16 | 1999-11-25 | Pe Corporation (Ny) | Instrument for monitoring polymerase chain reaction of dna |
US6818437B1 (en) | 1998-05-16 | 2004-11-16 | Applera Corporation | Instrument for monitoring polymerase chain reaction of DNA |
-
1997
- 1997-11-07 JP JP30551097A patent/JP3148702B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10115783A (ja) | 1998-05-06 |
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