JP3148654B2 - 農業用被覆資材の製造方法及び農業用被覆資材の包装方法 - Google Patents
農業用被覆資材の製造方法及び農業用被覆資材の包装方法Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
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- Protection Of Plants (AREA)
- Greenhouses (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業用被覆資材に
関し、詳しくはハウス内トンネル、ハウス内カーテン等
の農業用被覆資材の輸送を便利にすると共に、展張作業
を容易にできる農業用被覆資材に関する。
関し、詳しくはハウス内トンネル、ハウス内カーテン等
の農業用被覆資材の輸送を便利にすると共に、展張作業
を容易にできる農業用被覆資材に関する。
【0002】
【従来の技術】ハウス内トンネル、ハウス内カーテン等
に用いるフィルム幅1.5〜6.0m前後の農業用フィ
ルムを展張する際に、広幅のまま長尺状に巻かれた農業
用フィルム(原反フィルム)の一端を長手方向に引っ張
って展張する方法が一般的に行われている。しかし、こ
の方法では、フィルムを引っ張る際にフィルム支持部材
(例えばハウス内のワイヤー(番線)等の展張部材)と
の摩擦がかかり過ぎて、展張作業が煩雑すぎる欠点があ
る。
に用いるフィルム幅1.5〜6.0m前後の農業用フィ
ルムを展張する際に、広幅のまま長尺状に巻かれた農業
用フィルム(原反フィルム)の一端を長手方向に引っ張
って展張する方法が一般的に行われている。しかし、こ
の方法では、フィルムを引っ張る際にフィルム支持部材
(例えばハウス内のワイヤー(番線)等の展張部材)と
の摩擦がかかり過ぎて、展張作業が煩雑すぎる欠点があ
る。
【0003】このため広幅のまま長尺状に巻かれた原反
フィルムの長手方向に沿って絞り折りしてフィルムの幅
を狭くして、展張しやすくする手法も知られている。
フィルムの長手方向に沿って絞り折りしてフィルムの幅
を狭くして、展張しやすくする手法も知られている。
【0004】しかし、従来の装置を見ると、例えば特開
平6−199470号では、広幅のフィルムを複数本の
杭よりなる絞り手段によって徐々に規制して、絞ってい
く手法が開示されているが、絞られたフィルムはグシャ
グシャに絞られたに過ぎず、表面と裏面が逆転したりし
ていることが多い。このため展張する際に、広げること
が容易でないばかりでなく、表面をそろえる作業が必要
となる。またグシャグシャに絞られたフィルムでは内包
空気の逃げ道がない部分が生じて、折り畳んだりする時
に破裂するおそれがある。
平6−199470号では、広幅のフィルムを複数本の
杭よりなる絞り手段によって徐々に規制して、絞ってい
く手法が開示されているが、絞られたフィルムはグシャ
グシャに絞られたに過ぎず、表面と裏面が逆転したりし
ていることが多い。このため展張する際に、広げること
が容易でないばかりでなく、表面をそろえる作業が必要
となる。またグシャグシャに絞られたフィルムでは内包
空気の逃げ道がない部分が生じて、折り畳んだりする時
に破裂するおそれがある。
【0005】なお特開平4−354761号の発明の背
景に、人手によるフィルムの絞り折りについて記載され
ているが、絞り折りした後の寸法精度が重要であるとい
う思想については開示されていない。
景に、人手によるフィルムの絞り折りについて記載され
ているが、絞り折りした後の寸法精度が重要であるとい
う思想については開示されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、ハ
ウス内トンネル、ハウス内カーテン等として展張する際
の作業が容易であり、内包空気が逃げやすく、種々の形
態に包装できる農業用被覆資材を提供することを課題と
する。
ウス内トンネル、ハウス内カーテン等として展張する際
の作業が容易であり、内包空気が逃げやすく、種々の形
態に包装できる農業用被覆資材を提供することを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明に係る農業用被覆資材の製造方法は、広幅で長尺状の
農業用フィルムの長手方向に繰り出し、該繰り出し過程
で、ゆるやかに折り畳んで行くことが可能なように複数
の折り畳み装置を配置し、該折り畳み装置は折り畳み山
部を形成するための上部規制ガイドと折り畳み谷部を形
成するための下部規制ガイドにより構成されており、該
複数の折り畳み装置によって、平行に複数の折り畳み山
部と折り畳み谷部を交互に形成し、前記折り畳み山部と
該折り畳み山部に隣接する前記折り畳み谷部に存する複
数の折り畳み幅部の折り幅の寸法精度のバラツキが±2
0%以内となるように折り畳むことを特徴とする。
明に係る農業用被覆資材の製造方法は、広幅で長尺状の
農業用フィルムの長手方向に繰り出し、該繰り出し過程
で、ゆるやかに折り畳んで行くことが可能なように複数
の折り畳み装置を配置し、該折り畳み装置は折り畳み山
部を形成するための上部規制ガイドと折り畳み谷部を形
成するための下部規制ガイドにより構成されており、該
複数の折り畳み装置によって、平行に複数の折り畳み山
部と折り畳み谷部を交互に形成し、前記折り畳み山部と
該折り畳み山部に隣接する前記折り畳み谷部に存する複
数の折り畳み幅部の折り幅の寸法精度のバラツキが±2
0%以内となるように折り畳むことを特徴とする。
【0008】また上記課題を解決する本発明に係る農業
用被覆資材の製造方法は、広幅で長尺状の農業用フィル
ムの長手方向に繰り出し、平行に複数の折り畳み山部と
折り畳み谷部を交互に形成し、前記折り畳み山部と該折
り畳み山部に隣接する前記折り畳み谷部に存する複数の
折り畳み幅部の折り幅の寸法精度のバラツキが±20%
以内となるように折り畳まれた農業用被覆資材に、パン
チングして前記複数の折り畳み幅部の長手方向に沿って
複数の穴を所定間隔毎に貫通することを特徴とする。
用被覆資材の製造方法は、広幅で長尺状の農業用フィル
ムの長手方向に繰り出し、平行に複数の折り畳み山部と
折り畳み谷部を交互に形成し、前記折り畳み山部と該折
り畳み山部に隣接する前記折り畳み谷部に存する複数の
折り畳み幅部の折り幅の寸法精度のバラツキが±20%
以内となるように折り畳まれた農業用被覆資材に、パン
チングして前記複数の折り畳み幅部の長手方向に沿って
複数の穴を所定間隔毎に貫通することを特徴とする。
【0009】更に、上記課題を解決する本発明に係る農
業用被覆資材の製造方法は、上記農業用被覆資材の製造
方法によって折り畳まれた農業用被覆資材を、ロール巻
きすることを特徴とする。
業用被覆資材の製造方法は、上記農業用被覆資材の製造
方法によって折り畳まれた農業用被覆資材を、ロール巻
きすることを特徴とする。
【0010】更にまた、上記課題を解決する本発明に係
る農業用被覆資材の包装方法は、上記農業用被覆資材の
製造方法によって折り畳まれた農業用被覆資材を、葛折
りして包装容器に装填することを特徴とする。
る農業用被覆資材の包装方法は、上記農業用被覆資材の
製造方法によって折り畳まれた農業用被覆資材を、葛折
りして包装容器に装填することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明の農業用被覆資材の一例を示
す斜視図であり、図2は図1の農業用被覆資材を、ロー
ル巻きされた広幅で長尺状の農業用フィルム(以下、原
反フィルムという)から形成される過程を示す斜視図で
ある。
す斜視図であり、図2は図1の農業用被覆資材を、ロー
ル巻きされた広幅で長尺状の農業用フィルム(以下、原
反フィルムという)から形成される過程を示す斜視図で
ある。
【0013】図1において、1は農業用被覆資材であ
り、10aは折り畳み山部であり、10bは折り畳み谷
部である。11は折り畳み幅部である。Lは折り幅であ
り、折り畳み幅部11の長さである。
り、10aは折り畳み山部であり、10bは折り畳み谷
部である。11は折り畳み幅部である。Lは折り幅であ
り、折り畳み幅部11の長さである。
【0014】農業用被覆資材1を形成するには、図2に
示すように、紙管又は巻芯20に広幅(フィルム幅1.
5〜10m前後)のままロール巻きされた原反フィルム
2を長手方向に平行に矢符X方向から繰り出し、繰り出
し過程で、長手方向に平行に複数の折り畳み山部10a
及び折り畳み谷部10bを形成する。本発明の農業用被
覆資材1の形成は原反フィルム2の成型途中において行
うこともできる。
示すように、紙管又は巻芯20に広幅(フィルム幅1.
5〜10m前後)のままロール巻きされた原反フィルム
2を長手方向に平行に矢符X方向から繰り出し、繰り出
し過程で、長手方向に平行に複数の折り畳み山部10a
及び折り畳み谷部10bを形成する。本発明の農業用被
覆資材1の形成は原反フィルム2の成型途中において行
うこともできる。
【0015】本発明において、原反フィルム2は農業用
のフィルムであればよく、特に限定されない。
のフィルムであればよく、特に限定されない。
【0016】本発明において、折り畳み山部10aと該
折り畳み山部10aに隣接する折り畳み谷部10bに存
する複数の折り畳み幅部11の折り幅Lの寸法精度のバ
ラツキは±20%以内であり、折り幅Lが50cm以上
の場合には、±5%以内がより好ましく、更に好ましく
は±3%以内である。また、折り幅Lが50cm未満の
場合には、±10%以内がより好ましく、更に好ましく
は±5%以内である。
折り畳み山部10aに隣接する折り畳み谷部10bに存
する複数の折り畳み幅部11の折り幅Lの寸法精度のバ
ラツキは±20%以内であり、折り幅Lが50cm以上
の場合には、±5%以内がより好ましく、更に好ましく
は±3%以内である。また、折り幅Lが50cm未満の
場合には、±10%以内がより好ましく、更に好ましく
は±5%以内である。
【0017】折り畳み幅部11の折り幅Lは、例えば、
ロール巻きされた原反フィルム2の幅を3mとし、折り
畳み部山部10a及び折り畳み谷部10bの合計の折り
数を9個とすると、全てが同寸法の場合30cmとな
る。本発明では、複数の折り畳み部山部10a及び折り
畳み谷部10bを形成しても、折り幅Lの寸法精度のバ
ラツキが±10%以内である場合は折り幅Lは27〜3
3cmの範囲にある。
ロール巻きされた原反フィルム2の幅を3mとし、折り
畳み部山部10a及び折り畳み谷部10bの合計の折り
数を9個とすると、全てが同寸法の場合30cmとな
る。本発明では、複数の折り畳み部山部10a及び折り
畳み谷部10bを形成しても、折り幅Lの寸法精度のバ
ラツキが±10%以内である場合は折り幅Lは27〜3
3cmの範囲にある。
【0018】折り畳み幅部11は、図1に示すように、
複数の折り畳み山部10aと折り畳み谷部10bが交互
に形成され、折り畳み山部10aの両側にはフィルムの
裏面同士が互いに接触する状態で形成され、同時に折り
畳み谷部10bの両側にはフィルムの表面同士が互いに
接触する状態で折り畳み幅部11が形成される。即ち、
隣接する折り畳み山部10aと折り畳み谷部10bとで
は、折り畳み方向が逆になるように折り畳まれている。
図1に示すように折り畳んだ後は、ロール巻きしてもよ
いし、又は葛折りしてもよく、最終的には、包装袋又は
容器に収納すると運搬し易いので好ましい。
複数の折り畳み山部10aと折り畳み谷部10bが交互
に形成され、折り畳み山部10aの両側にはフィルムの
裏面同士が互いに接触する状態で形成され、同時に折り
畳み谷部10bの両側にはフィルムの表面同士が互いに
接触する状態で折り畳み幅部11が形成される。即ち、
隣接する折り畳み山部10aと折り畳み谷部10bとで
は、折り畳み方向が逆になるように折り畳まれている。
図1に示すように折り畳んだ後は、ロール巻きしてもよ
いし、又は葛折りしてもよく、最終的には、包装袋又は
容器に収納すると運搬し易いので好ましい。
【0019】本発明の農業用被覆資材1は、隣接する折
り畳み山部10aと折り畳み谷部10bで折り畳み方向
が逆になるように折り畳まれ、しかも折り幅Lの寸法精
度±20%以内であるため、ロール巻きや葛折りする際
に、内包空気を折り畳み山部10a又は折り畳み谷部1
0bの反対側の開口側から確実に抜くことができる。従
って、最小限に小さく包装できるので、運搬コストを低
減できる。
り畳み山部10aと折り畳み谷部10bで折り畳み方向
が逆になるように折り畳まれ、しかも折り幅Lの寸法精
度±20%以内であるため、ロール巻きや葛折りする際
に、内包空気を折り畳み山部10a又は折り畳み谷部1
0bの反対側の開口側から確実に抜くことができる。従
って、最小限に小さく包装できるので、運搬コストを低
減できる。
【0020】また、本発明の農業用被覆資材1をハウス
用カーテンやトンネル等に用いる場合、水溜りによる金
魚鉢現象(カーテンフィルム上にハウス内面の結露水や
雨水等が局所的に溜りその自重により金魚鉢のようにカ
ーテン等が垂れ下がる現象)が問題となるが、かかる金
魚鉢現象を解消する手段として、カーテン等に複数の小
孔をフィルム全面に多数設ける手段が有効である。かか
る小孔を設けるのに、ロール巻きされた広幅の原反フィ
ルム2に穿孔機で設ける手法が、従来は採用されている
が、フィルム幅方向に多数の穿孔機を設けなければなら
ず、そのためトラブルも多く、生産効率が悪い。しかし
本発明の農業用被覆資材1の場合には、図1に示すよう
に、折り畳み後にパンチングすることにより、少数の穿
孔機で幅方向に多数の小孔12を設けることができ、孔
明けの設備及び作業が非常に簡単になり、生産効率が良
くなるという利点がある。農業用被覆資材1に小孔12
を設けるには、図1に示した状態で形成してもよいし、
ロール巻きや葛折りした後に形成することもできる。農
業用被覆資材1に小孔12を設ける手段は特に限定され
ない。
用カーテンやトンネル等に用いる場合、水溜りによる金
魚鉢現象(カーテンフィルム上にハウス内面の結露水や
雨水等が局所的に溜りその自重により金魚鉢のようにカ
ーテン等が垂れ下がる現象)が問題となるが、かかる金
魚鉢現象を解消する手段として、カーテン等に複数の小
孔をフィルム全面に多数設ける手段が有効である。かか
る小孔を設けるのに、ロール巻きされた広幅の原反フィ
ルム2に穿孔機で設ける手法が、従来は採用されている
が、フィルム幅方向に多数の穿孔機を設けなければなら
ず、そのためトラブルも多く、生産効率が悪い。しかし
本発明の農業用被覆資材1の場合には、図1に示すよう
に、折り畳み後にパンチングすることにより、少数の穿
孔機で幅方向に多数の小孔12を設けることができ、孔
明けの設備及び作業が非常に簡単になり、生産効率が良
くなるという利点がある。農業用被覆資材1に小孔12
を設けるには、図1に示した状態で形成してもよいし、
ロール巻きや葛折りした後に形成することもできる。農
業用被覆資材1に小孔12を設ける手段は特に限定され
ない。
【0021】次に、本発明の農業用被覆資材1を製造す
る方法について、図3に基づいて詳細に説明する。
る方法について、図3に基づいて詳細に説明する。
【0022】図3に示す方法は、平坦な広幅の原反フィ
ルム2を上方より下方に繰り出す、繰り出し過程で、折
り畳み機構によって、長手方向(繰り出し方向)に平行
に複数の折り畳み山部10a及び折り畳み谷部10bを
形成する例である。図3に示す例において、供給される
原反フィルム2は、図2に示すような予め紙管又は巻芯
20に巻かれた広幅な製品であってもよいし、あるいは
紙管等20に巻かれていない広幅な製品であってもよ
い。前記折り畳み機構は、図3に示すように原反フィル
ム2の繰り出し過程に設けてもよいし、あるいはフィル
ム成型の途中に組み込んで行われても良い。
ルム2を上方より下方に繰り出す、繰り出し過程で、折
り畳み機構によって、長手方向(繰り出し方向)に平行
に複数の折り畳み山部10a及び折り畳み谷部10bを
形成する例である。図3に示す例において、供給される
原反フィルム2は、図2に示すような予め紙管又は巻芯
20に巻かれた広幅な製品であってもよいし、あるいは
紙管等20に巻かれていない広幅な製品であってもよ
い。前記折り畳み機構は、図3に示すように原反フィル
ム2の繰り出し過程に設けてもよいし、あるいはフィル
ム成型の途中に組み込んで行われても良い。
【0023】本例に用いられる折り畳み機構は、繰り出
し過程に、複数の折り畳み装置を配置しており、従っ
て、できる限りゆるやかに折り畳んでいくことにより、
原反フィルム2の繰り出し又は引っ張りの際の摩擦力を
できる限る減少することができる。
し過程に、複数の折り畳み装置を配置しており、従っ
て、できる限りゆるやかに折り畳んでいくことにより、
原反フィルム2の繰り出し又は引っ張りの際の摩擦力を
できる限る減少することができる。
【0024】具体的には、図示のように、第一の折り畳
み装置3によって大きなウエーブのように折り畳む。第
一の折り畳み装置3は図4の(a)に示すように上部の
折り畳み部を形成するための上部規制ガイド30、3
0、30と下部の折り畳み部を形成するための下部規制
ガイド31、31が設けられた構成を有している。この
2つの規制ガイド30と31の位置は自由に設定するこ
とができ、規制ガイド30と31によって折り畳み幅部
11の折り幅が画定される。規制ガイド30と31はい
ずれも摩擦力の少ない丸棒によって形成できるが、2つ
のコロの組み合わせ又は適当な型板等によって形成する
こともできる。
み装置3によって大きなウエーブのように折り畳む。第
一の折り畳み装置3は図4の(a)に示すように上部の
折り畳み部を形成するための上部規制ガイド30、3
0、30と下部の折り畳み部を形成するための下部規制
ガイド31、31が設けられた構成を有している。この
2つの規制ガイド30と31の位置は自由に設定するこ
とができ、規制ガイド30と31によって折り畳み幅部
11の折り幅が画定される。規制ガイド30と31はい
ずれも摩擦力の少ない丸棒によって形成できるが、2つ
のコロの組み合わせ又は適当な型板等によって形成する
こともできる。
【0025】次に第二の折り畳み装置4は、図4の
(a)に示すゆるやかなウエーブを図4の(b)に示す
ように圧縮し折り畳んでいく。第二の折り畳み装置4
は、図4の(b)に示すように、上部の折り畳み部を形
成するための上部規制ガイド40、40、40と下部の
折り畳み部を形成するための下部規制ガイド41、41
が設けられた構成を有している。
(a)に示すゆるやかなウエーブを図4の(b)に示す
ように圧縮し折り畳んでいく。第二の折り畳み装置4
は、図4の(b)に示すように、上部の折り畳み部を形
成するための上部規制ガイド40、40、40と下部の
折り畳み部を形成するための下部規制ガイド41、41
が設けられた構成を有している。
【0026】図3において、5、5及び6、6は第二の
折り畳み装置4を通過したフィルム2を更に圧縮し繰り
出す一対のローラである。
折り畳み装置4を通過したフィルム2を更に圧縮し繰り
出す一対のローラである。
【0027】尚、図示の例では、原反フィルム2の両側
に、原反フィルム2の位置を規制する位置規制ガイド3
2、33、42、43が設けられているが、該位置規制
ガイドは、摩擦力の少ない棒状又は板状であることが好
ましい。なお、前記位置規制ガイドは必ずしも設ける必
要はない。
に、原反フィルム2の位置を規制する位置規制ガイド3
2、33、42、43が設けられているが、該位置規制
ガイドは、摩擦力の少ない棒状又は板状であることが好
ましい。なお、前記位置規制ガイドは必ずしも設ける必
要はない。
【0028】図4の(a)及び(b)における上部規制
ガイド及び下部規制ガイドの数は、図示に限定されず、
折り畳み山部10a及び折り畳み谷部10bの数に応じ
て増減できる。
ガイド及び下部規制ガイドの数は、図示に限定されず、
折り畳み山部10a及び折り畳み谷部10bの数に応じ
て増減できる。
【0029】また折り畳み装置の数も特に限定されず、
作業工程の長さ、即ち平坦な広幅の原反フィルム2に折
り畳み山部10a及び折り畳み谷部10bが形成され
て、帯状になるまでの長さによって変化し得る。
作業工程の長さ、即ち平坦な広幅の原反フィルム2に折
り畳み山部10a及び折り畳み谷部10bが形成され
て、帯状になるまでの長さによって変化し得る。
【0030】更に図3では折り畳み装置3、4を原反フ
ィルム2が上方から下方に繰り出す例に適用したが、上
記に限定されず、フィルムを横移動又は斜め移動をさせ
る過程で適用することもできる。
ィルム2が上方から下方に繰り出す例に適用したが、上
記に限定されず、フィルムを横移動又は斜め移動をさせ
る過程で適用することもできる。
【0031】折り畳み山部10a及び折り畳み谷部10
bが形成された農業用被覆資材1は、随時次の工程に進
み、内包空気を抜きながらロール巻き(図5)するか又
は内包空気を抜きながら長手方向に直角な線で折り畳
む、即ち葛折りされる。
bが形成された農業用被覆資材1は、随時次の工程に進
み、内包空気を抜きながらロール巻き(図5)するか又
は内包空気を抜きながら長手方向に直角な線で折り畳
む、即ち葛折りされる。
【0032】本発明において、小孔12は図1に示すよ
うに、折り畳み幅部11に1列に設けられてもよいが、
図5に示すように複数列設けることができる。隣接する
小孔12、12の間隔は、縦横のいずれの方向において
も10〜20cmの範囲が好ましい。例えば折り幅Lが
50cmの農業用被覆資材1においては、小孔12は1
0cm間隔で4列形成することができる。
うに、折り畳み幅部11に1列に設けられてもよいが、
図5に示すように複数列設けることができる。隣接する
小孔12、12の間隔は、縦横のいずれの方向において
も10〜20cmの範囲が好ましい。例えば折り幅Lが
50cmの農業用被覆資材1においては、小孔12は1
0cm間隔で4列形成することができる。
【0033】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、ハウス内
トンネル、ハウス内カーテン等として展張する際の作業
が容易であり、内包空気が逃げやすく、種々の形態に包
装できる農業用被覆資材を提供することができる。
トンネル、ハウス内カーテン等として展張する際の作業
が容易であり、内包空気が逃げやすく、種々の形態に包
装できる農業用被覆資材を提供することができる。
【図1】本発明の農業用被覆資材の一例を示す斜視図
【図2】図1の農業用被覆資材をロール巻きされた原反
フィルムから形成する過程を示す斜視図
フィルムから形成する過程を示す斜視図
【図3】農業用被覆資材の製造例を示す概略正面図
【図4】折り畳み装置の一例を示す要部概略断面図
【図5】本発明の農業用被覆資材の他の例を示す斜視図
1:農業用被覆資材 10a:折り畳み山部 10b:折り畳み谷部 11:折り畳み幅部 12:小孔 L:折り幅 2:原反フィルム 20:紙管又は巻芯 3:第一の折り畳み装置 30:上部規制ガイド 31:下部規制ガイド 32、33:位置規制ガイド 4:第二の折り畳み装置 40:上部規制ガイド 41:下部規制ガイド 42、43:位置規制ガイド 5、6:ローラ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 9/14 A01G 13/02 B65H 45/08 B65H 45/10
Claims (4)
- 【請求項1】広幅で長尺状の農業用フィルムの長手方向
に繰り出し、該繰り出し過程で、ゆるやかに折り畳んで
行くことが可能なように複数の折り畳み装置を配置し、
該折り畳み装置は折り畳み山部を形成するための上部規
制ガイドと折り畳み谷部を形成するための下部規制ガイ
ドにより構成されており、該複数の折り畳み装置によっ
て、平行に複数の折り畳み山部と折り畳み谷部を交互に
形成し、前記折り畳み山部と該折り畳み山部に隣接する
前記折り畳み谷部に存する複数の折り畳み幅部の折り幅
の寸法精度のバラツキが±20%以内となるように折り
畳むことを特徴とする農業用被覆資材の製造方法。 - 【請求項2】広幅で長尺状の農業用フィルムの長手方向
に繰り出し、平行に複数の折り畳み山部と折り畳み谷部
を交互に形成し、前記折り畳み山部と該折り畳み山部に
隣接する前記折り畳み谷部に存する複数の折り畳み幅部
の折り幅の寸法精度のバラツキが±20%以内となるよ
うに折り畳まれた農業用被覆資材に、パンチングして前
記複数の折り畳み幅部の長手方向に沿って複数の穴を所
定間隔毎に貫通することを特徴とする農業用被覆資材の
製造方法。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の農業用被覆資材の製
造方法によって折り畳まれた農業用被覆資材を、ロール
巻きすることを特徴とする農業用被覆資材の製造方法。 - 【請求項4】請求項1、2又は3記載の農業用被覆資材
の製造方法によって折り畳まれた農業用被覆資材を、葛
折りして包装容器に装填することを特徴とする農業用被
覆資材の包装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29971096A JP3148654B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 農業用被覆資材の製造方法及び農業用被覆資材の包装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29971096A JP3148654B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 農業用被覆資材の製造方法及び農業用被覆資材の包装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10117611A JPH10117611A (ja) | 1998-05-12 |
JP3148654B2 true JP3148654B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=17876036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29971096A Expired - Fee Related JP3148654B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 農業用被覆資材の製造方法及び農業用被覆資材の包装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3148654B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR3138754A1 (fr) * | 2022-08-09 | 2024-02-16 | Europlastic | Fabrication d’un film de paillage par perforation du film doublement plié et pose d’un film ainsi fabriqué |
-
1996
- 1996-10-24 JP JP29971096A patent/JP3148654B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR3138754A1 (fr) * | 2022-08-09 | 2024-02-16 | Europlastic | Fabrication d’un film de paillage par perforation du film doublement plié et pose d’un film ainsi fabriqué |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10117611A (ja) | 1998-05-12 |
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