JP3148506U - 偽造防止テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】偽造防止テープを提供する。【解決手段】基材1と、基材1の1つの表面に形成された識別層3と、基材1の表面より離れた識別層3に形成された粘着層4と、を備えている偽造防止テープであって、所定の間隔を置いて基材1、識別層2、粘着層4のそれぞれに対応して設けられた複数の切断ライン5を有することを特徴とする。これにより、使用者が偽造防止テープの所定の範囲を切断ライン5により容易に切断することが可能になる。【選択図】図1

Description

本考案は偽造防止テープに関し、より詳しくは、所定の範囲を容易に切断できる偽造防止テープに関するものである。
ハイテクの発展や消費者の包装安全性への要求が高まっていることに伴い、偽造防止機能を有する偽造防止紙、偽造防止薄膜及び偽造防止テープ等は、製品の特性に応じて例えば重要書類袋、宅配便袋、現金袋、裁判所証拠品袋、電子商品、規制薬品、証明書類、パッケージ、ダンボール、引き出し、セーフティボックス、レッカー移動の車輌に貼りつけるシールとして広汎に応用されている。
偽造防止テープは、テープの基材の裏面に偽造防止標示を有する識別層として少なくとも1層のコーティングが塗布され、この識別層の上に粘着層として接着剤が塗布されることによって、前記偽造防止テープで物品の上にシールされるようになっている。
また、前記識別層と前記粘着層の間の粘着度を前記識別層と前記基材の間の粘着度よりも大きくしていることで、前記物品より前記偽造防止テープの基材を引き剥がした後、前記識別層上の偽造防止標示が被シール物上に残り、これによりシール状態の完全性を識別することが可能になる。
ただし、従来の偽造防止テープでは、前記基材が引き剥がされた後、シールされたシール口が完全性を失ってしまうため、物品をシール状態に再び保持することができず、機密の保守に不利である。
上記した従来の偽造防止テープの欠点を解決するために、本出願人は、1999年10月11日に偽造防止テープを実用新案として台湾で出願しており、2001年5月1日に公告番号433279号として公告されている。この偽造防止テープは、基材裏面に印字層が印刷され、該印字層上及び該基材上に印字層がない箇所には固着色層が塗布されている。該印字層及び該固着色層は、偽造防止標示を有する識別層であり、該固着色層上に粘着層として粘膜層及び接着層が順次に形成されることで、偽造防止テープがシールしたい物品の上に粘着されるようになっている。
上記印字層の上記固着色層に対する粘着力が、上記粘膜層の該固着色層に対する粘着力より小さく、しかも該印字層の該固着色層に対する粘着力が、基材の印字層に対する粘着力より小さいが、基材の固着色層に対する粘着力が、粘膜層の固着色層に対する粘着力より大きい。このため、偽造防止テープにはシール状態がはっきり表示され、基材が引き剥がされたとしても、粘膜層が被シール物に粘着されているため、シール口の密封を保持することができる。
ただし、偽造防止テープの各層の側辺は平滑な辺縁であり、一般の基材はプラスチック製のシートであってよい。この場合、使用者が、巻かれた巻きテープ上において該偽造防止テープの一部を分離しようとすると、カッティングにハサミまたはそれに類したカッティング工具を使う必要があり、使用の上で極めて不便である。
また、被シール物がシールされた後、シールの完全性を保持するために、該被シール物を任意に開けて物品の情報を得ることができないため、使用者には極めて不便であることがあった。このように、使用者は、通常、被シール物の情報に関する張り紙を別途に粘着しなければならず、非常に手間がかかり、張り紙を粘着するスペースのない被シール物であれば、このような問題をこの方法により解決することができず、使用者には不具合があった。
上記のように、従来の偽造防止テープは、実際の使用上において不便や不具合があり、改善すべき余地が残されている。
従って、上記の事情を鑑み、本考案者において鋭意検討を行った結果、上記の不具合を合理的且つ効果的に解決することができることを見出し、本考案を完成するに至った。
そこで、以上のとおりの事情に鑑み、本考案は、局部を容易に切断することができる偽造防止テープを提供することを課題とする。
また、本考案は、外観の識別により物品の情報を得ることが可能な偽造防止テープを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本考案に係る偽造防止テープは、シール状態の完全性を識別するために被シール物に適用される偽造防止テープであって、基材と、この基材の1つの表面に形成された少なくとも1つの識別層と、前記基材の表面より離れた前記識別層に形成された粘着層と、所定の間隔を置いて前記基材、識別層及び粘着層のそれぞれに対応して設けられた複数の切断ラインと、を備えていることを特徴とする。
前記切断ラインは、偽造防止テープに垂直しリニア配列された間隔穿通孔、リニア圧印模様、リニア凹溝、リニア凹点、及びリニア凹所からなるグループのいずれか1つである。好ましくは、前述した偽造防止テープは、前記基材、第1の識別層及び第2の識別層に設けられた少なくとも1層の目視識別部をさらに備えている。
従来の技術と比較して、本考案は、構造の異なる偽造防止テープに適用されており、偽造防止テープの局部を切断ラインにより容易に切断できるため、使用者の使用時の利便性が向上する。また、目視識別部を該偽造防止テープに設けることにより、被シール物の識別の利便性を向上することができる。
上記のように、本考案の技術の適用により、使用者は、ハサミやそれに類した工具を使用することなく、偽造防止テープの局部を容易に切断し、被シール物の情報を目視により識別することができるようになるため、従来技術の各種の欠点を解決することができる。
以下、特定の具体的な実施例により本考案の実施形態を説明する。明細書に記載の内容からは、この技術分野に精通した者なら本考案のその他の利点や効果が簡単に理解できる。
第1の実施例
図1〜図3は、本考案に係る偽造防止テープの第1の実施例に基づいて描かれた図を模式的に示したものである。図1に示すように、本実施例に係る偽造防止テープは、シール状態の完全性を識別するために被シール物に適用されており、基材1と、基材1の1つの表面に局部形成された第1の識別層2と、基材1上における第1の識別層2と同側の表面に局部形成され、第1の識別層2と交錯して設けられた第2の識別層3と、第1の識別層2及び第2の識別層3の基材1に対向する表面に貼合された粘着層4と、所定の間隔を置いて基材1、第1の識別層2、第2の識別層3及び粘着層4のそれぞれに対応して設けられた複数の切断ライン5(ここでは1つのみの切断ライン5を示す)と、を備えている。
前述した基材1は、引き剥がされた後、その裏面に表示された識別層が容易に観察できるように、例えば、透明又は半透明状のプラスチックシート材料からなる。
第1の識別層2は、色や透明度が前述した基材1と同一であり、基材1との間に粘着性を有する樹脂材料であり、引き剥がし状態を識別することを表示するための標示を印刷技術により基材1の裏面に印刷するものである。
第2の識別層3は、前述した基材1から偽造防止テープが引き剥がされた後、シール状態がはっきり識別できるように、基材1及び第1の識別層2と異なるいずれかの色のインキを使用することができる。また、被シール物をシールする場合の識別として、第2の識別層3には複数の目視識別部6が設けられている。
図2aに示すように、切断ライン5の2本置きに1つの目視識別部6が第2の識別層3に設けられているが、その他の実施例において、切断ライン5の1つ以上置きに目視識別部6を設けてもよい。本実施例において、目視識別部6は、第2の識別層3の一部を掘り除くことにより形成されたものであるが、これに限定されるものではない。また、目視識別部6は、例えば、使用者が被シール物の情報、例えば被シール物がどの番号の箱であるかを識別できるように、シリーズ番号であってもよいが、これに限定されるものではない。例として、目視識別部6は、「衣類」、「光ディスク」、「書籍」、「食器」、「機密書類」等のパターンや文字やそれと均等の標示であってもよく、この目視識別部6により使用者は被シール物が何であるかを識別することができるようになる。
また、目視識別部6は、偽造防止テープのその他の層に設けられてもよい。例えば図3に示すように、目視識別部6として基材1の一部を掘り除いてもよい。目視識別部6は、同様に、被シール物の情報のパターンや文字やそれと均等の標示であっでもよい。また、目視識別部6上にいずれの色も塗布せず、基材1そのものの色のみを表示させてもよいが、これに限定されるものではない。
つまり、目視識別部6は、基材1、第1の識別層2及び第2の識別層3のいずれかに設けられてよく、使用者が目視識別部6を見れば被シール物が何であるかを判明できるものであればよい。また、目視識別部6は、基材1、第1の識別層2及び第2の識別層3のいずれにも対応して設けられ、本実施例に限定されるものではない。また、目視識別部6が基材1、第1の識別層2及び第2の識別層3のいずれか又は全部に設けられる技術は、所属する技術領域において通常知識を有する者なら容易に理解して実施し得るものであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
粘着層4は、粘膜層4a及び接着層4bを含み、粘膜層4aは粘性を有する薄膜からなり、基材1が偽造防止テープより引き剥がされた後、第1の識別層2に形成された色を固着し、粘膜層4aにより被シール物上に粘着することができる。上記偽造防止テープが被シール物上に粘着されるために、接着層4bは、例えば、接着剤により粘膜層4a上に塗布される。
第2の識別層3の粘膜層4aに対する粘着力が、粘膜層4aの接着層4bに対する粘着力より小さく、しかも接着層4bの被シール物に対する粘着力より小さいが、基材1の第1の識別層2に対する粘着力が、第1の識別層2の第2の識別層3に対する粘着力より大きく、第1の識別層2の第2の識別層3に対する粘着力が、粘着層4の第2の識別層3に対する粘着力より小さいため、図2bに示すように、偽造防止テープが引き剥がされた場合、粘着力の大きさの差異により、第1の識別層2と第1の識別層2との間の第2の識別層3が基材1とともに偽造防止テープより離脱し、もともと第1の識別層2上にあった第2の識別層3が第1の識別層2から離脱し、粘着層4の粘膜層4a上に残される。粘膜層4aが接着層4bの作用により被シール物にそのまま粘着され、図2aに示すように、第2の識別層3のみが現れるため、上から下へ観察すれば、すでに引き剥がされて露出した標示(例えばVOID)が表示され、偽造防止テープが引き剥がされたことをはっきり識別することができる。
再び図2aを見ると、切断ライン5は、偽造防止テープに垂直し、リニア配列された間隔に孔を通して構成される。こうして、図3に示すように、切断ライン5から所定の長さの偽造防止テープを局部切断することができる。当然、切断ライン5は、例えば偽造防止テープに垂直したリニア圧印模様、リニア凹溝、リニア凹点、及びリニア凹所、若しくは偽造防止テープを切断できる均等の構造であってもよく、本実施例に限定されるものではない。
第2の実施例
図4〜図6は、本考案に係る偽造防止テープの第2の実施例に基づいて描かれた図を模式的に示したものである。図4に示すように、本実施例の偽造防止テープは、透明又は半透明のプラスチックシートからなる基材11と、基材11の裏面側に印刷された印字層12と、印字層12に形成された空隙20と、識別層として印字層12及び空隙20内に塗布された固着色層13と、固着色層13上に塗布された非離脱層14と、非離脱層14の表面に塗布された粘着層15と、粘着層15上に貼着された粘着防止紙16と、所定の間隔をおいて基材11、印字層12、固着色層13、非離脱層14、粘着層15及び粘着防止紙16のそれぞれに対応して設けられた複数の切断ライン5と、を備えている。
基材11は、シールとしてテープの作成に適用された材料からなってよく、形状が特に制限されないが、例えば矩形、楕円形、長帯状又はその他の適当な形状であってもよい。本実施例において、基材11は、その裏面にある印字層12に表示された引き剥がし標示を表面から観察できるように、透明又は半透明のものである。
印字層12は、色や透明度が基材11と同一であり、基材11との間に粘着性を有する樹脂材料を何らかの印刷技術により基材11の裏面に印刷するものである。本実施例において、印字層12は、識別層として、例えば図6に示すように「開封済み」、「VOID」という字、パターン、記号等の引き剥がし標示を表示させてもよい。
また固着色層13は、引き剥がしを防止できる明晰度が表示されるよう、識別層として色が基材11と印字層12のいずれとも適当な差異があるインキにより構成されてもよい。例えば、使用者に引き剥がし防止作用を明確に知らせたい場合には、基材11と印字層12との色対比を深くし、部外者に引き剥がし防止作用を気づかれにくくしたい場合には、色対比を浅くしてもよい。さらに、固着色層13及び印字層12の粘着力が、固着色層13及び基材11の裏面の粘着力より小さく、かつ印字層12上に塗布された場合、印字層12の字、パターン、記号等の裏面とは別に、基材11の裏面において印字層12のない箇所及び印字層12間の空隙20の箇所のいずれにも固着色層13が塗布され、基材11が引き剥がされた場合、固着色層13が印字層12より分離しても、基材11の裏面にそのまま粘着しているため、固着色層13を対照用下色とし、固着色層13と分離した印字層12を基材11の表面より識別することができる。
非離脱層14は、メディア材質として固着色層13と粘着層15の間に塗布され、固着色層13のインキ上に接着剤が適宜に塗布されることで粘着層15が形成され、粘着層15と固着色層13の間に強力な粘着力を有して一体に結合されている。粘着層15は、偽造防止テープが被シール物に粘着されるために、偽造防止テープを引き剥がした後、被シール物上に粘着されることなく、被シール物に再び粘着可能な材料を粘着層15として採用することが好ましい。
粘着防止紙16は、例えば従来の標示紙であり、使用時にまず粘着防止紙16を引き剥がして、偽造防止テープを被シール物上に粘着する。偽造防止テープを引き剥がしたら、図5に示すように、粘着層15の被シール物Aに対する粘着力が、非離脱層14を介して固着色層13上に作用し、固着色層13が同時に印字層12及び基材11に対して離脱する作用力が生じる。ただし、固着色層13の基材11に対する粘着力が、固着色層13の印字層12に対する粘着力より大きいため、固着色層13と印字層12の間が引き開けられてギャップ21が形成されるが、固着色層13と基材11の間には密接状態が維持される。従って、基材11の表面から見れば、図6に示すように、印字層12の引き剥がし標示Bは上記のギャップ21により現れ、その色は基材11そのものの色である。この場合、図5に示すように、引き剥がされた偽造防止テープを再び被シール物A上に貼着し、偽造防止テープによるシールの作用を継続させようと、引き剥がされた事実を隠蔽しようとしても、ギャップ21が生じたため、引き剥がされた標示Bが基材11の表面から表示され、引き剥がす前の状態に戻すことができなくなる。
第2の実施例と第1の実施例の主な差異は、第2の実施例における切断ライン5が、基材11、印字層12、固着色層13、非離脱層14、粘着層15及び粘着防止紙16を有する偽造防止テープに対応して設けられている点である。つまり、構造の異なる偽造防止テープであっても、切断ライン5の設置は可能である。
また、第2の実施例において、例えば基材11の外表面に目視識別部6を設けてもよい。1つの例として、目視識別部6を印刷により基材11の外表面に印刷することにより、人に知らせたい情報、例えばシリーズ番号、宛先住所等を提供できる。また、目視識別部6は、使用者が識別できるものであれば、その他の層に設けられてもよい。
第3の実施例
図7〜図9bは、本考案に係る偽造防止テープの第3の実施例に基づいて描かれた図を模式的に示したものである。そのうち、第2の実施例と同一の部分には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
図7に示すように、第3の実施例の偽造防止テープは、基材11と、識別層としての印字層12と、印字層12に形成された空隙20と、識別層としての固着色層13と、粘膜層14aと接着層15aを含む粘着層と、所定の間隔をおいて基材11、印字層12、固着色層13、粘着層のそれぞれに対応して設けられた複数の切断ライン5と、目視識別部6と、を備えている。ただし、第2の実施例において、接着層15aの固着色層13に対する粘着力が、固着色層13の印字層12に対する粘着力より大きいが、固着色層13の基材11に対する粘着力より小さい。第3の実施例では、非離脱層14がなく、その印字層12の固着色層13に対する粘着力が、粘膜層14aの固着色層13に対する粘着力より小さく、しかも基材11の印字層12に対する粘着力より小さいが、基材11の固着色層13に対する粘着力が、粘膜層14aの固着色層13に対する粘着力より大きい。
このように、偽造防止テープを引き剥がせば、図8に示すように、接着層15aの被シール物Aに対する作用力が、粘膜層14aを介して固着色層13上に作用してしまうため、固着色層13が基材11に対して離脱する作用力が生じる。基材11の印字層12に対する粘着力が、印字層12の印字層12上にある固着色層13の一部に対する粘着力より大きく、また印字層12の一部の固着色層13に対する粘着力が、粘膜層14aの一部の固着色層13に対する粘着力より小さいため、このような粘着力の大きさの差異により、印字層12及びその空隙20内の固着色層13の部分(即ち、固着色層13が粘膜層14aより離脱する所定の部分)が、基材11とともに偽造防止テープより離脱し、元印字層12上の固着色層13が印字層12より離脱し、粘膜層14a上に残され、粘膜層14aが接着層15aの作用により被シール物A上に貼着されている。
図9aに示すように、被シール物A上の粘膜層14aに粘着された固着色層13には、元印字層12上に塗布された部分のみが残されたため、粘膜層14aの上方から下へと観察すれば、引き剥がされた字、パターン又は記号等の引き剥がし標示Bが表示され、偽造防止テープが引き剥がされたことをはっきり識別することができる。図9bに示すように、基材11と共に引き剥がされた印字層12の空隙20内の固着色層13の部分は、基材11の表面上に図9aとは逆のリバース引き剥がし標示Cが表示される。
再び図7を見ると、切断ライン5は、偽造防止テープに垂直しリニア配列された間隔穿通孔からなってよい。目視識別部6は、例えば固着色層13が粘膜層14aより離脱するはずの部分に形成されている。また、目視識別部6は、例えば固着色層13が粘膜層14aより離脱しない部分、粘膜層14a又は接着層15aに設けられてもよい。このように、偽造防止テープを引き剥がしても、粘膜層14aを目視することにより被シール物Aの情報を得ることができる。
従来の偽造防止テープと比較して、本考案に係る偽造防止テープでは、偽造防止テープの各層に形成される切断ラインが設けられることにより、偽造防止テープを所定の長さに切断することができるため、従来の偽造防止テープのように工具を使用して切断する必要があるという不便を回避することができる。また、偽造防止テープに目視識別部が設けられているため、被シール物を識別できる効果が図れる。上記のように、本考案に係る偽造防止テープは、従来の問題が十分解決されているため、高い産業利用価値がある。
上記のように、これらの実施例は本考案の原理及び効果・機能を例示的に説明するものであり、本考案は、これらによって限定されるものではない。本考案に係る実質的な技術内容は、下記の実用新案請求の範囲に定義される。本考案は、この技術分野に精通した者により実用新案請求の範囲を逸脱しない範囲で色々な修飾や変更をすることが可能であり、そうした修飾や変更は本考案の技術範囲に含まれるものである。
本考案に係る偽造防止テープの第1の実施例の側断面図である。 図1の偽造防止テープの平面図であり、基材が引き剥がされた様子を示す。 図1の偽造防止テープが被シール物に粘着されてから、基材が引き剥がされたところの側断面図である。 図1の偽造防止テープを巻いて巻きテープになったところの斜視図を示す。 本考案に係る偽造防止テープの第2の実施例の側断面図である。 図4の偽造防止テープが被シール物に粘着されてから、基材が引き剥がされたところの側断面図である。 図4の偽造防止テープの平面図であり、基材が引き剥がされた様子を示す。 本考案に係る偽造防止テープの第3の実施例の側断面図である。 図7の偽造防止テープが被シール物に粘着されてから、基材が引き剥がされたところの側断面図である。 基材が引き剥がされた後に、表示された引き剥がし標示及びリバース引き剥がし標示がそれぞれ現れたところの平面図である。 基材が引き剥がされた後に、表示された引き剥がし標示及びリバース引き剥がし標示がそれぞれ現れたところの平面図である。
符号の説明
1 基材
2 第1の識別層
3 第2の識別層
4 粘着層
4a 粘膜層
4b 接着層
5 切断ライン
6 目視識別部
11 基材
12 印字層
13 固着色層
14 非離脱層
14a 粘膜層
15 粘着層
15a 接着層
16 粘着防止紙
20 空隙
21 ギャップ
A 被シール物
B 引き剥がし標示
C リバース引き剥がし標示

Claims (10)

  1. シール状態の完全性を識別するために被シール物に適用される偽造防止テープであって、
    基材と、
    前記基材の1つの表面に形成された少なくとも1つの識別層と、
    前記基材の表面より離れた前記識別層に形成された粘着層と、
    所定の間隔を置いて前記基材、前記識別層、前記粘着層のそれぞれに対応して設けられた複数の切断ラインと、
    を備えていることを特徴とする偽造防止テープ。
  2. 前記識別層は、前記基材の1つの表面に局部形成された第1の識別層と、前記基材上における前記第1の識別層と同側にある表面に局部形成され、前記第1の識別層と交錯して設けられた第2の識別層と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の偽造防止テープ。
  3. 前記粘着層が、前記第1の識別層及び前記第2の識別層の前記基材に対向する表面に貼合され、粘膜層と接着層とを含むことを特徴とする請求項2に記載の偽造防止テープ。
  4. 前記第2の識別層の前記粘膜層に対する粘着力が、前記粘膜層の前記接着層に対する粘着力より小さく、しかも前記接着層の被シール物に対する粘着力より小さいが、前記基材の前記第1の識別層に対する粘着力が、前記第1の識別層の前記第2の識別層に対する粘着力より大きく、前記第1の識別層の前記第2の識別層に対する粘着力が、前記粘着層の前記第2の識別層に対する粘着力より小さいことを特徴とする請求項3に記載の偽造防止テープ。
  5. 識別層として前記基材の裏面側に印刷された印字層と、前記印字層に形成された空隙と、識別層として前記印字層及び前記空隙内に塗布された固着色層と、を含み、
    前記固着色層と前記粘着層との間に非離脱層が塗布されていることを特徴とする請求項1に記載の偽造防止テープ。
  6. 前記粘着層の前記固着色層に対する粘着力が、前記固着色層の前記印字層に対する粘着力より大きいが、前記固着色層の前記基材に対する粘着力より小さいことを特徴とする請求項5に記載の偽造防止テープ。
  7. 識別層として前記基材の裏面側に印刷された印字層と、前記印字層に形成された空隙と、識別層として前記印字層及び前記空隙内に塗布された固着色層と、を含み、
    前記粘着層が、粘膜層と接着層とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の偽造防止テープ。
  8. 前記印字層の前記固着色層に対する粘着力が、前記粘膜層の前記固着色層に対する粘着力より小さく、しかも前記基材の前記印字層に対する粘着力より小さいが、前記基材の前記固着色層に対する粘着力が、前記粘膜層の前記固着色層に対する粘着力より大きいことを特徴とする請求項7に記載の偽造防止テープ。
  9. 前記切断ラインが、前記偽造防止テープに垂直しリニア配列された間隔穿通孔、リニア圧印模様、リニア凹溝、リニア凹点、及びリニア凹所からなるグループのいずれか1つから選択されることを特徴とする請求項1に記載の偽造防止テープ。
  10. 前記基材、及び前記識別層に設けられた少なくとも1つの目視識別部をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の偽造防止テープ。
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