JP3077351U - 防贋シールテープ - Google Patents

防贋シールテープ

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JP3077351U
JP3077351U JP2000007146U JP2000007146U JP3077351U JP 3077351 U JP3077351 U JP 3077351U JP 2000007146 U JP2000007146 U JP 2000007146U JP 2000007146 U JP2000007146 U JP 2000007146U JP 3077351 U JP3077351 U JP 3077351U
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JP
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layer
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adhesive
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mucous
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JP2000007146U
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English (en)
Inventor
崇 慶 王
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王佳實業股▲分▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールが剥がされたか否かを表示する防贋シ
ールテープを提供する。 【解決手段】 テープの製作に適するプラスチックフイ
ルム材を基材1とし、剥し表示を基材背面印刷して、基
材との間に粘着性を具えたマーキング層2と、マーキン
グ層上と基材の前記マーキング層なき部分を覆うように
有色インクで塗布された固着インク層3と、固着インク
層上に粘着する透明あるいは半透明の粘膜層4と、粘着
剤を粘膜層上に塗布して防贋シートを被シール物件上に
貼着可能にした粘剤層5とを含み、固着インク層に対す
るマーキング層の粘着力を、固着インク層に対する粘膜
層の粘着力よりも弱くし、且つ、前記マーキング層に対
する基材の粘着力よりも弱くすると共に、マーキング層
に対する基材の粘着力を、固着インク層に対する粘膜層
の粘着力よりも強くした防贋シールテープ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は防贋用シールテープに関し、殊に、物件のシール状態が剥がされたか 否かを表示しうる防贋シールテープに関する。
【0002】
【従来の技術】
伝統的に、物品の託送または梱包において、任意に物件の開梱あるいは蓋部の 開放を防止するため、錠前等で錠止しえない場合は、通常テープ等で開口部をシ ールする。
【0003】 たとえば、机、戸棚、金庫または手荷物等の行李を運搬する場合は、通常テー プで引出し、扉、又は蓋部等の外側を貼着して容易に開放しえないように確保す る。しかし、机、棚、箱内に貴重物または書類等の保密物件を収納した場合、従 来シールテープは剥がした後の再貼着が可能であり、再貼着後の表面からも何ら かの剥がし痕が見られない故、従来のシールテープでは、充分な保護と保密作用 が達しえない。よって、前記従来テープの欠点に鑑み、「防贋テープ」と称する 市販品が販売されてある。
【0004】 前記防贋用テープは、テープ基材の裏側に贋表示防止用の塗料層を塗布し、前 記塗料層上に粘着剤を更に塗布して構成する。防贋表示用材質は、防贋表示外の その他の塗料層材質と異なり、前記防贋表示と粘着剤との間の粘着性を、防贋表 示とテープ基材との間の粘着性以上に強くする故、防贋用テープを被シール物件 から剥がした場合、前記防贋表示が前記粘着剤とともに物件上に粘着し、テープ 基材のみが剥離されることによって、当該物件のシール状態の完全性が識別しう る。
【0005】 周知された前記防贋テープは、その封止状態に於ける完全性識別は可能である ものの、テープ基材を剥がした後、シール部分の封止性が喪失して、物件に提供 する保密性の保障不足になる虞がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
周知の従来防贋テープの前記問題点に鑑み、本考案は、基材を剥がした後のシ ール破壊状態を明確表示する外、尚も、当該シール部分を封止して被シール物件 に二重保障作用を与える防贋用シールテープの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記開示目的の達成を期すため、本考案において提供する防贋用シールテープ は、テープ(またはシート)の製作に適するプラスチックフイルム材を基材とし 、剥し表示を基材背面印刷して、基材との間に粘着性を具えたマーキング層と、 前記マーキング層上と基材の前記マーキング層なき部分を覆うように有色インク で塗布された固着インク層と、前記固着インク層上に粘着する透明あるいは半透 明の粘膜層と、粘着剤を粘膜層上に塗布して防贋シールテープを被シール物件上 に貼着可能にした粘剤層とを含み、前記固着インク層に対する前記マーキング層 の粘着力が、前記固着インク層に対する粘膜層の粘着力よりも弱くし、且つ、前 記マーキング層に対する前記基材の粘着力よりも弱くすると共に、前記マーキン グ層に対する基材の粘着力を、前記固着インク層に対する粘膜層の粘着力よりも 強くする。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0009】 図1で示すように、本考案の防贋シールテープは、プラスチックスフイルムで 構成した基材1と、前記基材1の背面側に印刷されたマーキング層2と、前記マ ーキング層2の上面及びマーキング層ギャップ20を含む前記基材1の背面側上 面を覆って形成する固着インク層3と、前記固着インク層3の上面に塗布して形 成する粘膜層4と、粘着剤を粘膜層4上に塗布して形成された粘剤層5等を含む 。
【0010】 基材1は、透明または半透明状のシール用プラスチック材料で製造され、前記 基材1がテープから剥離された後の背面表示観察の方便性をもたらせる。
【0011】 マーキング層2は、前記基材1と同色及び同じ透明度で、且つ、前記基材1と の間に粘着性を具える樹脂材料を用い、任意の印刷技術で「已開封(剥がし済) 」の文字、模様、または記号等の剥がし表示を基材1の背面側に印刷する。
【0012】 固着インク層3は、前記基材1及びマーキング層2とに対して適当な差異を有 するインクを塗布して形成する。その主要目的は、前記基材1が防贋用シールテ ープから剥離された後、明確に前記シール状態が破壊されたことが識別しうる為 である。なお、固着インク層3は、前記マーキング層2の背面上に塗布され、前 記マーキング層2の文字、模様、または記号等の背面の外、前記基材1背面のマ ーキング層2のギャップ20部分にも固着インクを塗布する。
【0013】 粘膜層4は薄膜で構成され、前記基材1が防贋シールテープ上から剥離された 後、前記マーキング層2に塗布された前記固着インク層3をその上に留置させ、 粘膜層4を介して、尚も被シール物件上に粘着することで当該封止口のシール保 持をする。この場合、前記粘膜層4に留置された前記固着インク層3を鮮明に表 示するために前記固着インク層3のインク色を前記粘膜層4と著しく対比する色 を採用すれば好ましい。たとえば、粘膜層の色を白とするのに対し、固着インク 層のインクを濃い赤または濃い青とすれば良い。もちろん、固着インク層がより 良き識別可能である場合は、この限りでない。
【0014】 粘剤層5は、粘着剤を前記粘膜層4上に塗布して形成し、防贋シールテープを 被シール物件6上に貼着することを目的とする。この防贋シールテープをロール タイプに巻き取った場合、粘剤層5の粘剤が前記基材1に粘着することを回避す るため、粘剤層5の表面に図示されていない防粘紙を設ける。この防粘紙は、滑 り易い表面を有して粘剤層5から剥離しやすい市販品であればよい。
【0015】 図2に示すように、本考案の防贋シールテープの使用方法は、一般テープの使 用方法と同じく、先ず、適当な長さにシールテープを切取って被シール物件6上 に貼着する。この場合、図3で示すように、前記防贋シールテープの表面は、固 着インク層3の単一色のみを表示し、已剥標識の表示がない。
【0016】 前記防贋シールテープ各層間の粘着力強弱状況を以下に示す。 固着インク層3に対するマーキング層2の粘着力を、マーキング層2に対する 基材1の粘着力より弱くすると共に、固着インク層3に対する粘膜層4の粘着力 よりも弱くし、固着インク層3に対する前記基材1の粘着力を、固着インク層3 に対する粘膜層4の粘着力よりも強くする。
【0017】 この場合、防贋シールテープを剥がせば、合法如何を問わず、図4あるいは図 5が示すように、被シール物件6に対する粘剤層5の粘着力が粘膜層4を介して 固着インク層3上に作用し、前記固着インク層3がマーキング層2および基材1 に対する剥離力を同時に生成する。前記基材1に対するマーキング層2の粘着力 が、マーキング層2上の固着インク層3部分の粘着力よりも強く、なお、当該部 分固着インク層3の粘着力が当該部分固着インク層3の粘着力よりも弱い故、前 記防贋シールテープを剥離した時、粘着力の強弱差異によりマーキング層2とマ ーキング層2ギャップ20内の固着インク層3部分が基材1の防贋シールテープ 剥離に伴って剥離され、マーキング層2上の固着インク層3がマーキング層2か ら離脱して粘膜層4上に留置され、前記粘膜層4は、粘剤層5の作用により被シ ール物件6表面上に、そのまま貼着される。
【0018】 図6が示すように、被シール物件6表面上に貼着される粘膜層4上方の固着イ ンク層3は、マーキング層2上に塗布された部分固着インク層3のみが残留する 故、前記粘膜層4上方に「已開封(剥がし済)」の文字、模様、または記号等の 剥がし済表示が行われ、明確に防贋シールテープの既剥状態を示す。なお、前記 基材1に伴って剥離される前記マーキング層2ギャップ20内の固着インク層3 部分は、前記基材1の表面に、図6で示した文字、模様の反転図が現れる。
【0019】
【考案の効果】
防贋シールテープは、前記基材1の剥離によってシール状態が破壊されるもの の、前記粘膜層4が粘剤層5の作用により被シール物件6の封止口表面上に、そ のまま貼着される故、粘膜層4を介して前記被シール物件6の封止口をシールし 、前記基材1以外の封止保護を行う。よって、防贋シールテープを不注意に剥が した後に於いても、被シール物件6の保密性の保持が可能である。
【0020】 前記粘膜層4は、基材1の剥離後も、そのまま被シール物件6上に貼着され、 本身の粘着性及び靭性により、又の保障を被シール物件6に提供しうる故、一般 防剥シートの基材剥離後に被シール物件の保密性喪失と異なる。よって、本考案 は、使用者が物件の封止に於ける二重保障を提供する。
【0021】 なお、本実施形態内の基材1は、有色または半透明のプラスチック材で作製す ることも可であり、この場合は、マーキング層2の透明度及び色彩を限定しない 。しかし、前記固着インク層3と粘膜層4との色彩は、対照色を選択することに よって、テープから前記基材1を剥離した後の封止状態破壊識別の方便性を持た す。
【0022】 以上は、本考案の好ましい実施形態の例示性を説明するものであって、本考案 の実施カテゴリーを限定するものではない。よって、本考案が掲示する技術の主 旨及び原理の基において本考案の掲示を応用して完成される同効果の変更および 修飾等は、実用新案登録請求の範囲に含まれる。
【提出日】平成12年12月18日(2000.12.18)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記開示目的の達成を期すため、本考案において提供する防贋用シールテープ は、テープまたはシートの製作に適するプラスチックフイルム材を基材とし、剥 し表示を基材背面印刷して、基材との間に粘着性を具えたマーキング層と、前記 マーキング層上と基材の前記マーキング層なき部分を覆うように有色インクで塗 布された固着インク層と、前記固着インク層上に粘着する透明あるいは半透明の 粘膜層と、粘着剤を粘膜層上に塗布して防贋シールテープを被シール物件上に貼 着可能にした粘剤層とを含み、前記固着インク層に対する前記マーキング層の粘 着力が、前記固着インク層に対する粘膜層の粘着力よりも弱くし、且つ、前記マ ーキング層に対する前記基材の粘着力よりも弱くすると共に、前記マーキング層 に対する基材の粘着力を、前記固着インク層に対する粘膜層の粘着力よりも強く する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案防贋用シールテープの構造断面図であ
る。
【図2】 本考案防贋用シールテープを被シール物件上
に貼着した場合の断面図である。
【図3】 本考案防贋用シールテープを被シール物件上
に貼着した場合の上面図である。
【図4】 本考案防贋用シールテープが剥離された場合
の中間状態を示す断面図である。
【図5】 本考案防贋用シールテープを剥がした後の分
離状態を示す断面図である。
【図6】 本考案防贋用シールテープを剥がした後、被
シール物件上に残留する部分の上面図である。
【図7】 本考案防贋用シールテープを剥がした後の基
材部分の上面図である。
【符号の説明】
1 基材、2 マーキング層、3 固着インク層、4
粘膜層、5 粘剤層、6 被シール物件、20 ギャッ
プ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月18日(2000.12.
18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ(またはシート)の製作に適する
    プラスチックフイルム材を基材とし、 剥し表示を基材背面印刷して、基材との間に粘着性を具
    えたマーキング層と、 前記マーキング層上と基材の前記マーキング層なき部分
    を覆うように有色インクで塗布された固着インク層と、 前記固着インク層上に粘着する透明あるいは半透明の粘
    膜層と、 粘着剤を粘膜層上に塗布して防贋シートを被シール物件
    上に貼着可能にした粘剤層とを含み、 前記固着インク層に対する前記マーキング層の粘着力
    を、前記固着インク層に対する粘膜層の粘着力よりも弱
    くし、且つ、前記マーキング層に対する前記基材の粘着
    力よりも弱くすると共に、 前記マーキング層に対する基材の粘着力を、前記固着イ
    ンク層に対する粘膜層の粘着力よりも強くしたことを特
    徴とする防贋シールテープ。
  2. 【請求項2】 前記粘膜層に前記固着インク層のインク
    色と対比する薄膜を用いたことを特徴とする請求項1に
    記載の防贋シールテープ。
  3. 【請求項3】 前記粘剤層上面に防粘紙を貼覆したこと
    を特徴とする請求項1に記載の防贋シールテープ。
JP2000007146U 1999-10-11 2000-10-04 防贋シールテープ Expired - Lifetime JP3077351U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
TW88217185 1999-10-11
TW88217185U TW433279U (en) 1999-10-11 1999-10-11 Anti-counterfeit adhesive tape

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JP2018054824A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 株式会社共和 粘着テープロール

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