JP3150719U - 偽造防止テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】偽造防止テープを提供する。【解決手段】偽造防止テープは、基材と、該基材の1つの表面に形成された識別層と、基材より離れた当該偽造防止テープの表面に形成された粘着層と、を備えている。偽造防止テープは、該基材、該識別層、該粘着層の両側にそれぞれ対応して設けられた複数の切込み部を有することを特徴とする。これにより、使用者が該偽造防止テープの所定の範囲を該切込み部により容易に切断することができ、被シール物上の偽造防止テープを引き剥がした際に、該偽造防止テープの一部が引き裂かれることで、シール状態の完全性を識別することが可能になる。【選択図】図1a

Description

本考案は、偽造防止テープに関し、より詳しくは、所定の範囲を容易に切断することができる偽造防止テープに関する。
ハイテクノロジーの発展や消費者の包装安全性への要求が高まっていることに伴い、偽造防止機能を有する偽造防止紙、偽造防止薄膜、及び偽造防止テープ等の使用が拡がっている。これらは、製品の特性に応じて、例えば重要書類袋、宅配便袋、現金袋、裁判所証拠品袋、電子商品または規制薬品及び、証明書類、パッケージ、ダンボール、引き出し、セーフティボックス、レッカー移動の車輌に貼りつけるシールとして広汎に応用されている。
偽造防止テープは、テープの基材の裏面に偽造防止標示を有する識別層として少なくとも1層のコーティングが塗布され、識別層の上に粘着層として接着剤が塗布されたものであり、偽造防止テープで物品の上にシールされる。
また、識別層と粘着層の間の粘着度を識別層と基材の間の粘着度よりも大きくしていることで、物品より偽造防止テープの基材を引き剥がした場合、識別層上の偽造防止標示が被シール物上に残り、これによりシール状態が完全であるか否かを識別することが可能である。
ただし、従来の偽造防止テープでは、基材が引き剥がされると、一旦シールされたシールロが完全性を失ってしまうため、物品をシール状態に再び保持することができず、機密の保守に不利である。
上記した従来の偽造防止テープの欠点を解決するために、本願の出願者より1999年10月11目に偽造防止テープが実用新案として台湾で出願されており、2001年5月1日に公告されている(特許文献1)。この偽造防止テープは、基材裏面に印字層が印刷され、該印字層上及び該基板上に印字層がない箇所には色固着層が塗布されている。該印字層及び該色固着層は、偽造防止標示を有する識別層であり、該色固着層上に粘着層として粘膜層及び接着層が順次に形成されることで、該偽造防止テープがシールしたい物品の上に粘着されるようになっている。
該印字層の該色固着層に対する粘着力が、該粘膜層の該色固着層に対する粘着力より小さく、しかも該印字層の該色固着層に対する粘着力が、該基材の該印字層に対する粘着力より小さいが、該基材の該色固着層に対する粘着力が、該粘膜層の該色固着層に対する粘着力より大きい。このため、該偽造防止テープにはシール状態がはっきり表示され、該基材が引き剥がされたとしても、該粘膜層が被シール物に粘着されているため、シールロの密封を保持することができる。
ただし、該偽造防止テープの各層の側辺は平滑な辺縁であり、一般の基材はプラスチック製のシートである。この場合、使用者が、巻かれた状態の偽造防止テープから該偽造防止テープの一部を分離しようとすると、切断のためにハサミまたはそれに類したカッティング工具を使う必要があり、使用の上で極めて不便である。
また、特許文献2には、透明テープに適用され、工具を使用することなく、手でテープを切断できるような切断しやすいテープが提案されている。
ただし、このような透明テープには上述の偽造防止テープの偽造防止機能が欠けているため、被シール物のシール後の完全性を識別することができず、包装の安全性に対する要求を満たすことはできない。これでは使用者は、上記の偽造防止テープを別途に貼着しなければならないため、使用上不便である。
従って、上記の事情を鑑み、本考案者が鋭意検討を行った結果、上記の不具合を合理的且つ有効に解決することができることを見出し、本考案を完成するに至った。
台湾実用新案公告第433279号 台湾実用新案公告第M315723号
そこで、以上のとおりの事情に鑑み、本考案は、局部を容易に切断することができる偽造防止テープを提供することを課題とする。
また、本考案は、被シール物へのシール状態の完全性の識別を向上させることが可能な偽造防止テープを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本考案に係る偽造防止テープは、シール状態の完全性を識別するために被シール物に適用される偽造防止テープであって、基材と、該基材の1つの表面に形成された少なくとも1つの識別層と、該基材より離れた当該偽造防止テープの表面に形成された粘着層と、被シール物上の偽造防止テープを引き剥がした際に、該偽造防止テープの一部が引き裂かれるようにすることで、シール状態の完全性を識別するために、該基材、該識別層、該粘着層の両側にそれぞれ対応して設けられた、所定の範囲の当該偽造防止テープを切断するための複数の切込み部と、を備えていることを特徴とする。
前記偽造防止テープでは、上記切込み部は、例えばV形切込み部、S形切込み部、U形切込み部、Y形切込み部、半円形切込み部、及びI形切込み部からなるグループのいずれか1つから選択される。この切込み部は、基材、識別層、粘着層の両側に凹設されるほか、該基材、該識別層、及び該粘着層の両側の一部を切断してなるものであってもよい。
従来の技術と比較して、本考案は、構造の異なる偽造防止テープに適用されており、偽造防止テープの局部を切込み部により容易に切断できるため、使用者の使用時の利便性が向上する。また、被シール物上の偽造防止テープが引き剥がされた揚合あるいは引き剥がされそうとした場合、応力が切込み部に集中し、偽造防止テープの一部が引き裂かれることで、被シール物に対する識別能力を向上させる。これで、本考案に係る技術の応用により、従来技術の種々の欠点を解決することができるようになる。
本考案に係る巻きテープ状に巻き上げられた偽造防止テープの第1の実施例の側断面図である。 図1aのA−A線分に沿って切断された場合の断面図である。 図1aのA−A線分に垂直する方向に沿って切断された場合の側断面図である。 図1a〜1cに示す偽造防止テープを被シール物に粘着して、基材を引き剥がした場合の側断面図である。 図1a〜1cに示す偽造防止テープの平面図であり、基材が引き剥がされ、偽造防止テープが被シール物に残された部分に裂け目が生じた様子を示す。 本考案に係る偽造防止テープの第2の実施例の側断面図である。 図3の偽造防止テープが被シール物に粘着されてから、偽造防止テープを引き剥がそうとして基材が引かれた場合の側断面図である。 図3の偽造防止テープの俯瞰図であり、基材が引き剥がされ、偽造防止テープが被シール物に残された部分に裂け目が生じた様子を示す。 本考案に係る偽造防止テープの第3の実施例の側断面図である。 図6の偽造防止テープが被シール物に粘着されてから、基材が引き剥がされた場合の側断面図である。 基材が引き剥がされた後に、引き剥がし標示が現れた偽造防止テープの平面図である。 基材が引き剥がされた後に、リバース引き剥がし標示が現れた基材の平面図である。
以下、特定の具体的な実施例により本考案の実施形態を説明する。明細書に記載の内容は、この技術分野に精通した者なら本考案のその他の利点や効果を簡単に理解できる。
図1a〜図2bは、本考案に係る偽造防止テープ10の第1の実施例に基づいて描かれた図を模式的に示したものである。
図1a〜図1cに示すように、本実施例に係る偽造防止テープ10は、基材1と、基材1の1つの表面に局部形成された第1の識別層2と、基材1上における第1の識別層2と同側の表面に局部形成され、第1の識別層2と交錯して設けられた第2の識別層3と、第1の識別層2及び第2の識別層3の基材1に対向する表面に貼合された粘着層4と、基材1、第1の識別層2、第2の識別層3及び粘着層4の両側にそれぞれ対応して設けられ、所定の範囲の偽造防止テープ10を切断するための複数の切込み部101と、を備えている。
基材1は、引き剥がされたとき、その裏面に表示された識別層が容易に観察できるように、例えば、透明又は半透明状のプラスチックシート材料からなる。
第1の識別層2は、色や透明度が前述した基材1と同一であり、基材1との間に粘着性を有する樹脂材料からなり、引き剥がし状態を識別することを表示するための標示を印刷技術により基材1の裏面に印刷したものである。
第2の識別層3は、前述した基材1が偽造防止テープ10より引き剥がされた後のシール状態がはっきり識別できるように、基材1及び第1の識別層2と異なるいずれかの色のインキを使用する。
粘着層4は、粘膜層4a及び接着層4bを含み、粘膜層4aは粘性を有する薄膜からなり、基材1が偽造防止テープ10より引き剥がされた後、第1の識別層20に形成された色を固着した状態で、被シール物上において粘膜層4aにより粘着することができる。偽造防止テープ10が被シール物上に粘着されるために、接着層4bは、例えば、接着剤により粘膜層4a上に塗布される。
切込み部101は、基材1、第1の識別層2、第2の識別層3、及び粘着層4の両側に対称的に形成され、使用者が加える応力がそれらの切込み部101に集中することにより、偽造防止テープ10の一部を自由に切断することができる。本実施例において、これらの切込み部101は、基材1、第1の識別層2、第2の識別層3、及び粘着層4の両側に凹設されることにより、基材1、第1の識別層2、第2の識別層3、及び粘着層4の両側を、例えば鋸歯状の側辺とし、例えばV形切込み部とすることができる。ただし、本実施例に限定されるものではない。
一つの例として、これらの切込み部101は、連続したS形切込み部、U形切込み部、Y形切込み部、半円形切込み部、I形切込み部であってもよく、若しくは応力が基材1、第1の識別層2、第2の識別層3、粘着層4の両側に集中する、その他の均等した切込み部であってもよい。つまり、それらの切込み部101が基材1、第1の識別層2、第2の識別層3、及び粘着層4の両側に凹設されてもよく、基材1、第1の識別層2、第2の識別層3、及び粘着層4の両側の一部を切断してなる切込み部101を設置してもよい。即ち、基材1、第1の識別層2、第2の識別層3、及び粘着層4の両側を局部切断できる切込み部101を設置してもよい。偽造防止テープの所属する技術領域において、通常知識を有する者なら、前記切込み部101の構造を理解すると共にそれに基づき実施し得るため、ここでは詳しい説明を省略する。
図2aに示すように、第2の識別層3の粘膜層4aに対する粘着力が、粘膜層4aの接着層4bに対する粘着力より小さく、かつ接着層4bの被シール物に対する粘着力より小さいが、基材1の第1の識別層2に対する粘着力が、第1の識別層2の第2の識別層3に対する粘着力より大きく、第1の識別層2の第2の識別層3に対する粘着力が、粘着層4の第2の識別層3に対する粘着力より小さいため、偽造防止テープを引き剥がすために基材1が引かれた場合、粘着力の大きさの差異により、第1の識別層2が基材1とともに偽造防止テープより離脱し、もともと第1の識別層2上にあった第2の識別層3が第1の識別層2から離脱し、粘着層4の粘膜層4a上に残される。
粘膜層4aが接着層4bの作用により被シール物にそのまま粘着され、図2bに示すように、第2の識別層3のみが現れるため、上から下へ観察すれば、すでに引き剥がされたことを示す標示(例えばVOID)が表示され、偽造防止テープの基材1が引き剥がされたことをはっきり識別することができる。
また、切込み部101があるため、被シール物上の偽造防止テープ10の基材1を引き剥がした際に、偽造防止テープ10の一部が引き裂かれることで、シール状態が完全か否かが識別でき、識別の効果を向上することが可能になる。
図3〜図5は、本考案に係る偽造防止テープの第2の実施例に基づいて描かれた図を模式的に示したものである。図3に示すように、本実施例の偽造防止テープは、透明又は半透明のプラスチックシートからなる基材11と、識別層として基材11の裏面側に印刷された印字層12と、印字層12に形成された空隙20と、識別層として印字層12上及び空隙20内に塗布された色固着層13と、色固着層13上に塗布された非離脱層14と、非離脱層14の表面に塗布された粘着層15と、粘着層15上に貼着された粘着防止紙16と、基材11、印字層12、色固着層13、非離脱層14、粘着層15及び粘着防止紙16の両側に対称的に設けられた複数の切込み部101(図5参照)と、を備えている。
本実施例において、基材11は透明又は半透明状であり、その裏面印字層12に表示された引き剥がし標示が表面から観察される。印字層12は、色や透明度が基材11と同一であり、基材11との間に粘着性を有する樹脂材料をいずれかの印刷技術により基材11の裏面に印刷したものである。本実施例において、印字層12は、例えば図4に示すように「開封済み」、「VOID」という字、パターン、記号等の引き剥がし標示を表示させてもよい。また色固着層13は、引き剥がしを防止できる明晰度が表示されるよう、識別層として、色が基材11と印字層12のいずれとも適当な差異があるインキにより構成されてもよい。例えば、使用者に引き剥がし防止作用を明確に知らせたい場合には、基材11と印字層12との色対比を深くし、部外者に引き剥がし防止作用を気づかれにくくしたい場合には、色対比を浅くしてもよい。
さらに、色固着層13及び印字層12の粘着力が、色固着層13及び基材11の裏面の粘着力より小さく、かつ色固着層13が印字層12上に塗布された場合、印字層12の字形、パターン、記号等がある箇所とは別に、基材11の裏面において印字層12のない箇所及び印字層12間の空隙20の箇所のいずれにも色固着層13が塗布され、基材11が引き剥がされた場合、色固着層13が印字層12より分離しても、印字層12が基材11の裏面にそのまま粘着しているため、色固着層13を対照用下色とし、色固着層13と分離した印字層12を基材11の表面より識別することができる。
非離脱層14は、メディア材質として色固着層13と粘着層15の間に塗布され、色固着層13のインキ上に接着剤が適宜に塗布されることで粘着層15が形成され、粘着層15と色固着層13の間に強力な粘着力を有して一体に結合されている。粘着層15は、偽造防止テープが被シール物に粘着されるために、被シール物に粘着可能な材料を粘着層15として採用することが好ましい。また、偽造防止テープを引き剥がした後、基材が被シール物上に再び粘着されることがないようにすることが好ましい。
粘着防止紙16は、例えば従来の標示紙であり、使用時にまず粘着防止紙16を引き剥がして、偽造防止テープを被シール物上に粘着する。偽造防止テープを引き剥がそうとして基材11を引くと、図4に示すように、粘着層15の被シール物Aに対する粘着力が、非離脱層14を介して色固着層13上に作用し、色固着層13が同時に印字層12及び基材11に対して離脱する作用力が生じる。ただし、色固着層13の基材11に対する粘着力が、色固着層13の印字層12に対する粘着力より大きいため、色固着層13と印字層12の間が引き開けられ、ギャップ21が形成されるが、色固着層13と基材11との間は密接状態が維持される。従って、基材11の表面から見れば、図5及び図4に示すように、印字層12の引き剥がし標示Bは上記のギャップ21により現れ、その色は基材11そのものの色である。
この場合、図4に示すように、引き剥がそうとされたあるいは引き剥がされた偽造防止テープを再び被シール物A上に貼着し、偽造防止テープによるシールの作用を継続させようと、引き剥がそうとされたあるいは引き剥がされた事実を隠蔽しようとしても、ギャップ21が生じたため、引き剥がされた標示Bが基材11の表面に表示され、引き剥がす前の状態に戻すことができなくなり、前述した切込み部101により偽造防止テープの局部が引き裂かれる。
第2の実施例と第1の実施例の主な差異は、第2の実施例において切込み部101が、基材11、印字層12、色固着層13、非離脱層14、粘着層15及び粘着防止紙16を有する偽造防止テープの両側に設けられている点である。つまり、構造の異なる偽造防止テープであっても、切込み部101の設置は可能である。
また、図6〜図8bは、本考案に係る偽造防止テープの第3の実施例に基づいて描かれた図を模式的に示したものである。そのうち、第2の実施例と同一の部分には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
図6に示すように、第3の実施例の偽造防止テープは、基材11と、識別層としての印字層12と、印字層12に形成された空隙20と、識別層としての色固着層13と、粘膜層14aと接着層15aを含む粘着層と、所定の間隔をおいて基材11、印字層12、色固着層13、粘着層の両側にそれぞれ対応して設けられた複数の切込み部101(図8a及び図8b参照)と、を備えている。
ただし、第2の実施例において、接着層15aの色固着層13に対する粘着力が、色固着層13の印字層12に対する粘着力より大きいが、色固着層13の基材11に対する粘着力より小さい。第3の実施例では非離脱層14がなく、その印字層12の色固着層13に対する粘着力が、粘膜層14aの色固着層13に対する粘着力より小さく、しかも基材11の印字層12に対する粘着力より小さいが、基材11の色固着層13に対する粘着力が、粘膜層14aの色固着層13に対する粘着力より小さい。
このような場合において、偽造防止テープを引き剥がそうとすれば、図7に示すように、接着層15aの被シール物Aに対する作用力が、粘膜層14aを介して色固着層13上に作用してしまうため、色固着層13が基材11に対して離脱する作用力が生じる。基材11の印字層12に対する粘着力が、印字層12の印字層12上にある色固着層13の一部に対する粘着力より大きく、また印字層12の一部の色固着層13に対する粘着力が、粘膜層14aの一部の色固着層13に対する粘着力より小さいため、このような粘着力の大きさの差異により、印字層12及びその空隙20内の色固着層13の部分(即ち、色固着層13が粘膜層14aより離脱する所定の部分)が、基材11とともに偽造防止テープより離脱し、印字層12上の色固着層13が印字層12より離脱し、粘膜層14a上に残され、粘膜層14aが接着層15aの作用により被シール物A上に貼着されている。
図8aに示すように、被シール物A上の粘膜層14aに粘着された色固着層13には、印字層12上に塗布された一部のみが残されたため、粘膜層14aの上方から下へと偽造防止テープを観察すれば、引き剥がされた字、パターン又は記号等の引き剥がし標示Bが表示され、偽造防止テープの基材が引き剥がされたことをはっきり識別することができる。
図8bに示すように、基材11と共に引き剥がされた印字層12の空隙20内の色固着層13の部分は、基材11の表面上に図8aとは逆のリバース引き剥がし標示Cが表示される。
また、それらの切込み部101に応力が集中し、偽造防止テープが引き剥がされた際に、図8a及び図8bに示すように偽造防止テープの一部が引き裂かれる。
従来の偽造防止テープと比較して、本考案に係る偽造防止テープでは、偽造防止テープの各層の側辺に形成される切込み部が設けられることにより、偽造防止テープを所定の長さに切断することができるため、従来の偽造防止テープのように工具を使用して切断する必要があるという不便を回避することができる。
また、それらの切込み部に応力が集中し、偽造防止テープが引き剥がされた際に、それらの切込み部により偽造防止テープを引き裂くことで、被シール物へのシール状態の完全性を識別できる効果が図れる。上記のように、本考案に係る偽造防止テープは、従来の問題が十分解決されているため、高い産業利用価値がある。
上記のように、これらの実施の形態は本考案の原理及び効果・機能を例示的に説明するものであり、本考案は、これらによって限定されるものではない。
本考案に係る実質的な技術内容は、下記の実用新案請求の範囲に定義される。本考案は、この技術分野に精通した者により実用新案講求の範囲を逸脱しない範囲で色々な修飾や変更をすることが可能であり、そうした修飾や変更は本考案の技術範囲に含まれるものである。
1 基材
2 第1の識別層
3 第2の識別層
4 粘着層
4a 粘膜層
4b 接着層
10 偽造防止テープ
101 切込み部
11 基材
12 印字層
13 色固着層
14 非離脱層
14a 粘膜層
15 粘着層
15a 接着層
16 粘着防止紙
20 空隙
21 ギヤップ
A 被シール物
B 引き剥がし標示
C リバース引き剥がし標示

Claims (10)

  1. シール状態の完全性を識別するために被シール物に適用される偽造防止テープであって、
    基材と、
    前記基材の1つの表面に形成された少なくとも1つの識別層と、
    前記基材より離れた当該偽造防止テープ表面に形成された粘着層と、
    被シール物上の該偽造防止テープを引き剥がした際に、該偽造防止テープの一部が引き裂かれるようにすることで、シール状態の完全性を識別することができるようにするために、前記基材、前記識別層、前記粘着層の両側にそれぞれ対応して設けられた、所定の範囲の当該偽造防止テープを切断するための複数の切り込み部と、
    を備えていることを特徴とする偽造防止テープ。
  2. 前記識別層は、前記基材の1つの表面に局部形成された第1の識別層と、
    前記基材における前記第1の識別層と同側にある表面に局部形成され、前記第1の識別層に交錯して設けられた第2の識別層と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の偽造防止テープ。
  3. 前記粘着層が、前記第1の識別層及び前記第2の識別層の前記基材に対向する表面に貼り合わせ、粘膜層と、接着層とを含むことを特徴とする請求項2に記載の偽造防止テープ。
  4. 前記第2の識別層の前記粘膜層に対する粘着力が、前記粘膜層の前記接着層に対する粘着力より小さく、しかも前記接着層の被シール物に対する粘着力より小さいが、前記基材の前記第1の識別層に対する粘着力が、前記第1の識別層の前記第2の識別層に対する粘着力より大きく、前記第1の識別層の前記第2の識別層に対する粘着力が、前記粘着層の前記第2の識別層に対する粘着力より小さいことを特徴とする請求項3に記載の偽造防止テープ。
  5. 識別層として前記基材の裏面側に印刷された印字層と、前記印字層に形成された空隙と、識別層として前記印字層及び前記空隙内に塗布された色固着層と、を含み、
    前記色固着層と前記粘着層との間に非離脱層が塗布されていることを特徴とする請求項1に記載の偽造防止テープ。
  6. 前記粘着層の前記色固着層に対する粘着力が、前記色固着層の前記印字層に対する粘着力より大きいが、前記色固着層の前記基材に対する粘着力より小さいことを特徴とする請求項5に記載の偽造防止テープ。
  7. 識別層として前記基材の裏面側に印刷された印字層と、前記印字層に形成された空隙と、識別層として前記印字層及び前記空隙内に塗布された色固着層と、を含み、
    前記粘着層が、粘膜層及び接着層を備えていることを特徴とする請求項1に記載の偽造防止テープ。
  8. 前記印字層の前記色固着層に対する粘着力が、前記粘膜層の前記色固着層に対する粘着力より小さく、しかも前記基材の前記印字層に対する粘着力より小さいが、前記基材の前記色固着層に対する粘着力が、前記粘膜層の前記色固着層に対する粘着力より小さいことを特徴とする請求項7に記載の偽造防止テープ。
  9. 前記切込み部が、V形切込み部、S形切込み部、U形切込み部、Y形切込み部、半円形切込み部、及びI形切込み部からなるグループのいずれか1つから選択されることを特徴とする請求項1に記載の偽造防止テープ。
  10. 前記切込み部が、前記基材、前記識別層及び前記粘着層の両側を局部切断してなることを特徴とする請求項1に記載の偽造防止テープ。
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