JP3148487B2 - 圧延機のロール軸受箱クランプ装置 - Google Patents
圧延機のロール軸受箱クランプ装置Info
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- JP3148487B2 JP3148487B2 JP33841693A JP33841693A JP3148487B2 JP 3148487 B2 JP3148487 B2 JP 3148487B2 JP 33841693 A JP33841693 A JP 33841693A JP 33841693 A JP33841693 A JP 33841693A JP 3148487 B2 JP3148487 B2 JP 3148487B2
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- Japan
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- bearing box
- rolling mill
- housing
- block
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延機のロール軸受箱
クランプ装置に関するものである。
クランプ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来ロール軸受箱をクランプするため
に、例えば特開昭６１−１２９２０８号公報に示すよう
に、圧延機ハウジングウィンド部をロール軸受箱に収納
されたガタ取りシリンダーにて押し付ける構造のものが
ある。
に、例えば特開昭６１−１２９２０８号公報に示すよう
に、圧延機ハウジングウィンド部をロール軸受箱に収納
されたガタ取りシリンダーにて押し付ける構造のものが
ある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
は、圧延中に発生するロールベンディング力による軸受
反力を利用してガタ取りシリンダーの油圧力を増圧する
構造で、ロールベンディングシリンダーが取付不可能な
スタンド構造の圧延機、例えば幅方向に竪ロールを有す
る圧延機には適用できないといった問題点がある。
は、圧延中に発生するロールベンディング力による軸受
反力を利用してガタ取りシリンダーの油圧力を増圧する
構造で、ロールベンディングシリンダーが取付不可能な
スタンド構造の圧延機、例えば幅方向に竪ロールを有す
る圧延機には適用できないといった問題点がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を改良するためになされたものであって、圧延機のハ
ウジングにボルトで締結されたハウジングライナーのイ
ンロー部にロール軸受箱が嵌合される構造において、軸
受箱ライナーとハウジングライナーの間にウェッジブロ
ックを嵌合するクランプブロックを設置し、かつ、ハウ
ジングライナー、ウェッジブロックおよびクランプブロ
ックには各々ウェッジ角を設けており、上下に設置され
ているクランプシリンダーでウェッジブロックの上下方
向への移動と共にウェッジブロックと嵌合したクランプ
ブロックの横移動をも自在な構造とし、更にウェッジブ
ロック上下方向の移動を滑らかにするためにハウジング
ライナーとクランプブロックにそれぞれ固定したガイド
プレートでウェッジブロックをガイドするように構成し
たことを特徴とする圧延機のロール軸受箱クランプ装置
である。
点を改良するためになされたものであって、圧延機のハ
ウジングにボルトで締結されたハウジングライナーのイ
ンロー部にロール軸受箱が嵌合される構造において、軸
受箱ライナーとハウジングライナーの間にウェッジブロ
ックを嵌合するクランプブロックを設置し、かつ、ハウ
ジングライナー、ウェッジブロックおよびクランプブロ
ックには各々ウェッジ角を設けており、上下に設置され
ているクランプシリンダーでウェッジブロックの上下方
向への移動と共にウェッジブロックと嵌合したクランプ
ブロックの横移動をも自在な構造とし、更にウェッジブ
ロック上下方向の移動を滑らかにするためにハウジング
ライナーとクランプブロックにそれぞれ固定したガイド
プレートでウェッジブロックをガイドするように構成し
たことを特徴とする圧延機のロール軸受箱クランプ装置
である。
【０００５】すなわち、本発明は、圧延機に設置されて
いるハウジングライナーとロール軸受箱の間にクランプ
ブロックを設置し、ウェッジ角を保持したウェッジブロ
ックを上下方向にクランプシリンダーにて移動させると
共にウェッジブロックと嵌合したクランプブロックを横
方向に移動させることによってロールスラスト方向のガ
タがなくなり、前記問題点を有利に解決できる。
いるハウジングライナーとロール軸受箱の間にクランプ
ブロックを設置し、ウェッジ角を保持したウェッジブロ
ックを上下方向にクランプシリンダーにて移動させると
共にウェッジブロックと嵌合したクランプブロックを横
方向に移動させることによってロールスラスト方向のガ
タがなくなり、前記問題点を有利に解決できる。
【０００６】
【実施例】以下に図に示す実施例に基づいて本発明を説
明する。図１は本発明の実施例を示す軸受箱クランプ装
置の正面図で、図２はその要部Ａ−Ａ断面図である。図
１，図２に示すように、圧延機のハウジング１にボルト
で締結されたハウジングライナー３のインロー部にロー
ル軸受箱１０が装入される。軸受箱ライナー１１とハウ
ジングライナー３の間にはウェッジブロック４とクラン
プブロック５が設置され、ハウジングライナー３とウェ
ッジブロック４とクランプブロック５には各々ウェッジ
角がついており、ウェッジブロック４の上下に設置され
ている。クランプシリンダー６，７を油圧配管８を介し
て操作し、ウェッジブロック５を上下方向への移動を自
在にしている。又、クランプブロック５は上下をハウジ
ングライナー３で押さえられ、更にウェッジブロック４
の上下方向の移動を滑らかにするためにハウジングライ
ナー３とクランプブロック５の両方からガイドプレート
９でウェッジブロック５をガイドしている。図３は同様
に本発明の圧延機ハウジングの全体平面図であり、２は
ロール、１′はハウジングウィンド、２′はロール軸受
である。
明する。図１は本発明の実施例を示す軸受箱クランプ装
置の正面図で、図２はその要部Ａ−Ａ断面図である。図
１，図２に示すように、圧延機のハウジング１にボルト
で締結されたハウジングライナー３のインロー部にロー
ル軸受箱１０が装入される。軸受箱ライナー１１とハウ
ジングライナー３の間にはウェッジブロック４とクラン
プブロック５が設置され、ハウジングライナー３とウェ
ッジブロック４とクランプブロック５には各々ウェッジ
角がついており、ウェッジブロック４の上下に設置され
ている。クランプシリンダー６，７を油圧配管８を介し
て操作し、ウェッジブロック５を上下方向への移動を自
在にしている。又、クランプブロック５は上下をハウジ
ングライナー３で押さえられ、更にウェッジブロック４
の上下方向の移動を滑らかにするためにハウジングライ
ナー３とクランプブロック５の両方からガイドプレート
９でウェッジブロック５をガイドしている。図３は同様
に本発明の圧延機ハウジングの全体平面図であり、２は
ロール、１′はハウジングウィンド、２′はロール軸受
である。
【０００７】
【作用】以下、ロールスラスト方向のガタを零にするた
めの機構について図１，図２を用いて説明する。ウェッ
ジブロック４が上クランプシリンダー６によって下方向
に移動するのに伴い、上下をハウジングライナー３で押
さえられたクランプブロック５がウェッジ角が付いてい
るためにロールスラスト方向へ移動し、軸受箱ライナー
１１と密着したことによって、ロールスラスト方向のガ
タを零にする。
めの機構について図１，図２を用いて説明する。ウェッ
ジブロック４が上クランプシリンダー６によって下方向
に移動するのに伴い、上下をハウジングライナー３で押
さえられたクランプブロック５がウェッジ角が付いてい
るためにロールスラスト方向へ移動し、軸受箱ライナー
１１と密着したことによって、ロールスラスト方向のガ
タを零にする。
【０００８】又ロール取り外し時は、下クランプシリン
ダー７によってウェッジブロック４を上方向へ移動さ
せ、ロールスラスト方向に隙間を発生させる。ウェッジ
ブロック４が上方向に移動の際、クランプブロック５が
元に戻り易いようにガイドプレート９で補助する構造と
なっている。図中１２は止めピンである。
ダー７によってウェッジブロック４を上方向へ移動さ
せ、ロールスラスト方向に隙間を発生させる。ウェッジ
ブロック４が上方向に移動の際、クランプブロック５が
元に戻り易いようにガイドプレート９で補助する構造と
なっている。図中１２は止めピンである。
【０００９】
【発明の効果】本発明の採用によれば、ロールスラスト
方向のガタに起因した製品寸法精度が向上すると共にハ
ウジングライナー３、ロール軸受箱ライナー１１、止め
ピン１２の摩耗による取替頻度の減少や取替頻度の減少
によりスタンド整備待ち時間がなくなり、製品寸法精度
向上およびスタンド準備作業効率等の多大な効果が期待
できる。
方向のガタに起因した製品寸法精度が向上すると共にハ
ウジングライナー３、ロール軸受箱ライナー１１、止め
ピン１２の摩耗による取替頻度の減少や取替頻度の減少
によりスタンド整備待ち時間がなくなり、製品寸法精度
向上およびスタンド準備作業効率等の多大な効果が期待
できる。
【図１】本発明の実施例の軸受箱クランプ装置の正面図
である。
である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】本発明の圧延機ハウジングの全体平面図であ
る。
る。
１ ハウジング １′ ハウジングウィンド ２ ロール ２′ ロール軸 ３ ハウジングライナー ４ ウェッジブロック ５ クランプブロック ６ 上クランプシリンダー ７ 下クランプシリンダー ８ 油圧配管 ９ ガイドプレート １０ ロール軸受箱 １０′ ロール軸受 １１ ロール軸受箱ライナー １２ 止めピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−127510（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−129208（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−22205（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−6001（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭50−8135（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭49−98426（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭63−38242（ＪＰ，Ｂ２) 特公 昭52−2709（ＪＰ，Ｂ２) 実公 昭51−44762（ＪＰ，Ｙ２) 実公 平１−33211（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭52−1880（ＪＰ，Ｙ２) 特表 平３−502427（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B21B 31/02
Claims (1)
- 【請求項１】 圧延機のハウジングにボルトで締結され
たハウジングライナーのインロー部にロール軸受箱が嵌
合される構造において、軸受箱ライナーとハウジングラ
イナーの間にウェッジブロックを嵌合するクランプブロ
ックを設置し、かつ、ハウジングライナー、ウェッジブ
ロックおよびクランプブロックには各々ウェッジ角を設
けており、上下に設置されているクランプシリンダーで
ウェッジブロックの上下方向への移動と共にウェッジブ
ロックと嵌合したクランプブロックの横移動をも自在な
構造とし、更にウェッジブロック上下方向の移動を滑ら
かにするためにハウジングライナーとクランプブロック
にそれぞれ固定したガイドプレートでウェッジブロック
をガイドするように構成したことを特徴とする圧延機の
ロール軸受箱クランプ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33841693A JP3148487B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 圧延機のロール軸受箱クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33841693A JP3148487B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 圧延機のロール軸受箱クランプ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07185615A JPH07185615A (ja) | 1995-07-25 |
| JP3148487B2 true JP3148487B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=18317956
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33841693A Expired - Fee Related JP3148487B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 圧延機のロール軸受箱クランプ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3148487B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103736737B (zh) * | 2013-12-30 | 2015-09-30 | 太原重工股份有限公司 | 一种具有自动拆装及锁紧装置的卧式穿孔机机架 |
| CN104056860B (zh) * | 2014-06-10 | 2016-01-20 | 中国重型机械研究院股份公司 | 轧辊箱液压快速锁紧方法 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33841693A patent/JP3148487B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07185615A (ja) | 1995-07-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001212 |
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