JP3148140B2 - 自動ドアの安全兼起動装置 - Google Patents
自動ドアの安全兼起動装置Info
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- JP3148140B2 JP3148140B2 JP00753997A JP753997A JP3148140B2 JP 3148140 B2 JP3148140 B2 JP 3148140B2 JP 00753997 A JP00753997 A JP 00753997A JP 753997 A JP753997 A JP 753997A JP 3148140 B2 JP3148140 B2 JP 3148140B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動ドアに人が
接近した場合、自動ドアを開閉制御したり、自動ドアの
扉が開かれてから人が入出口を通過するまでの間、人ま
たは障害物が扉に挟まれないよう安全を確保するための
自動ドアの安全兼起動装置の改良に関する。
接近した場合、自動ドアを開閉制御したり、自動ドアの
扉が開かれてから人が入出口を通過するまでの間、人ま
たは障害物が扉に挟まれないよう安全を確保するための
自動ドアの安全兼起動装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】自動ドアには、人が入出口に近付いたこ
とを感知してドアを開く近接スイッチ、ドアの一部に人
が接触することによってドアが開かれるタッチスイッチ
等の起動スイッチが用いられている。これらのスイッチ
は、ドアが開かれてから人が入出口を通過するまでの所
定の時間を設定し、この設定時間後にドアを自動的に閉
鎖するようにしている。この他、ドアの入出口で人が立
止まったりした場合にドアが閉まって人が挟まれること
がないように、従来は一般的に入出口の建物側に人の有
無を検知する安全光線スイッチが上記起動スイッチとは
別に設けられていた。この安全光線スイッチには、例え
ば図20(A)に示されるように入出口両側の柱10
1,102にそれぞれ発光素子103と受光素子104
とを対向させて設け、両者間の光の通路が遮断されるこ
とによって人105を検知する対向光線スイッチや、図
20(B)に示されるように一方の柱101に発光素子
106及び受光素子107を並設し、反射光を受光する
ことによって人105を検知する反射光線スイッチが用
いられている。これらの安全光線スイッチの中で、対向
光線スイッチは検知距離は比較的長く取れるが検知エリ
アが狭く(スポット的)、安全性から考えるとスイッチ
を2個以上複数個設ける必要性がある。一方、反射光線
スイッチは、検知エリアは比較的広く取れるが検知距離
が取れない欠点があった。また、上述の対向光線スイッ
チ及び反射光線スイッチを組合わせて自動ドアの建物側
に設けた安全装置も本出願人による特願平4−2399
76号で提案されている。
とを感知してドアを開く近接スイッチ、ドアの一部に人
が接触することによってドアが開かれるタッチスイッチ
等の起動スイッチが用いられている。これらのスイッチ
は、ドアが開かれてから人が入出口を通過するまでの所
定の時間を設定し、この設定時間後にドアを自動的に閉
鎖するようにしている。この他、ドアの入出口で人が立
止まったりした場合にドアが閉まって人が挟まれること
がないように、従来は一般的に入出口の建物側に人の有
無を検知する安全光線スイッチが上記起動スイッチとは
別に設けられていた。この安全光線スイッチには、例え
ば図20(A)に示されるように入出口両側の柱10
1,102にそれぞれ発光素子103と受光素子104
とを対向させて設け、両者間の光の通路が遮断されるこ
とによって人105を検知する対向光線スイッチや、図
20(B)に示されるように一方の柱101に発光素子
106及び受光素子107を並設し、反射光を受光する
ことによって人105を検知する反射光線スイッチが用
いられている。これらの安全光線スイッチの中で、対向
光線スイッチは検知距離は比較的長く取れるが検知エリ
アが狭く(スポット的)、安全性から考えるとスイッチ
を2個以上複数個設ける必要性がある。一方、反射光線
スイッチは、検知エリアは比較的広く取れるが検知距離
が取れない欠点があった。また、上述の対向光線スイッ
チ及び反射光線スイッチを組合わせて自動ドアの建物側
に設けた安全装置も本出願人による特願平4−2399
76号で提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上述の光線
式安全装置では、光の直進性のため感知対象空間がどう
しても限定されてしまい、死角空間が生ずるといった問
題点がある。更に、ドアの開閉制御のためには、起動ス
イッチと安全スイッチの2種類のスイッチを用意しなけ
ればならず、建物側に施工工事等が必要になるという問
題点もある。また、建物管理上、建物側の柱、床等の追
加工事は極力省略したいという施主側の意向があると共
に、検知エリアが広い安全/起動用衝突防止センサを用
いると、扉の動く位置によって相手側の扉や柱、建物の
壁等を感知してしまう場合があるので、これら扉周辺の
装置、構造物には感応せず、出入りする人のみに感応す
る安全/起動用広域検知センサが望ましい。更にまた、
扉は開閉動作により動くので、扉側に設ける装置は従来
できる限り低消費電力の装置が望まれ、扉に供給する電
力も非接触で建物側から供給できることが装置の信頼性
向上に重要であった。よって、この発明は上述のような
事情によりなされたものであり、この発明の目的は、光
学式近接スイッチ,超音波近接スイッチ,赤外線式近接
スイッチ,ミリ波レーダセンサ等の透過式及び/又は反
射式非接触近接スイッチを移動する扉に取付け、完全に
センサの死角空間をなくして自動ドアのどの場所に人が
近づいても確実に出入りをする人を安定的に検知すると
共に、扉周辺の装置・構造物には感応せず、更に扉側装
置の動作中は各近接スイッチや制御手段に安定した必要
十分な電力を供給し、また更に柱、床等の追加工事の一
切不要な自動ドアの安全兼起動装置を提供することにあ
る。
式安全装置では、光の直進性のため感知対象空間がどう
しても限定されてしまい、死角空間が生ずるといった問
題点がある。更に、ドアの開閉制御のためには、起動ス
イッチと安全スイッチの2種類のスイッチを用意しなけ
ればならず、建物側に施工工事等が必要になるという問
題点もある。また、建物管理上、建物側の柱、床等の追
加工事は極力省略したいという施主側の意向があると共
に、検知エリアが広い安全/起動用衝突防止センサを用
いると、扉の動く位置によって相手側の扉や柱、建物の
壁等を感知してしまう場合があるので、これら扉周辺の
装置、構造物には感応せず、出入りする人のみに感応す
る安全/起動用広域検知センサが望ましい。更にまた、
扉は開閉動作により動くので、扉側に設ける装置は従来
できる限り低消費電力の装置が望まれ、扉に供給する電
力も非接触で建物側から供給できることが装置の信頼性
向上に重要であった。よって、この発明は上述のような
事情によりなされたものであり、この発明の目的は、光
学式近接スイッチ,超音波近接スイッチ,赤外線式近接
スイッチ,ミリ波レーダセンサ等の透過式及び/又は反
射式非接触近接スイッチを移動する扉に取付け、完全に
センサの死角空間をなくして自動ドアのどの場所に人が
近づいても確実に出入りをする人を安定的に検知すると
共に、扉周辺の装置・構造物には感応せず、更に扉側装
置の動作中は各近接スイッチや制御手段に安定した必要
十分な電力を供給し、また更に柱、床等の追加工事の一
切不要な自動ドアの安全兼起動装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は自動ドアの安
全兼起動装置に関するもので、この発明の上記目的は、
自動ドアの可動する開閉扉の合わせ側に、人/障害物を
検知し前記扉の開閉制御/衝突防止をするための反射式
非接触近接スイッチを設け、この反射式非接触近接スイ
ッチは、信号発信部および信号受信部を具え、前記信号
発信部は、外部からその信号発信レベルを制御でき、前
記反射式非接触近接スイッチの検知範囲を、建物または
相手扉の手前までの距離となるように、前記信号発信部
の発信レベルを制御することによって達成される。ま
た、この発明の上記目的は、自動ドアの可動する開閉扉
の合わせ側に、人/障害物を検知し前記扉の開閉制御/
衝突防止をするための非接触近接スイッチを、前記扉の
合わせ側、及び/又は入口側、及び/又は出口側の所定
の同一空間方向にそれぞれ指向特性があるように区分し
て埋込み配設し、前記扉の合わせ側の全移動空間におい
て死角のない人/障害物の検知を行なうと共に、前記扉
が閉まった状態にあっても、前記扉の合わせ側に埋込ん
だ入口側及び出口側の同一空間方向にそれぞれ指向特性
がある前記非接触近接スイッチにより、人/障害物の検
知が実行可能であるようにすることによっても達成され
る。さらに、この発明の上記目的は、自動ドアの可動す
る開閉扉の合わせ側に、前記扉の合わせ側方向に指向特
性をもたせ、人/障害物を検知し前記扉の開閉制御/衝
突防止をするための非接触近接スイッチを、複数個、埋
込み配設し、さらに、前記可動する開閉扉と相手扉また
は建物側との距離情報を計測する扉間隙計測手段を設
け、この扉間隙計測手段から出力される距離情報に基づ
いて、前記非接触近接スイッチの受信レベルを補正し、
相手扉又は建物の影響を除去して当該扉の開閉制御/衝
突防止信号を生成することによっても達成される。
全兼起動装置に関するもので、この発明の上記目的は、
自動ドアの可動する開閉扉の合わせ側に、人/障害物を
検知し前記扉の開閉制御/衝突防止をするための反射式
非接触近接スイッチを設け、この反射式非接触近接スイ
ッチは、信号発信部および信号受信部を具え、前記信号
発信部は、外部からその信号発信レベルを制御でき、前
記反射式非接触近接スイッチの検知範囲を、建物または
相手扉の手前までの距離となるように、前記信号発信部
の発信レベルを制御することによって達成される。ま
た、この発明の上記目的は、自動ドアの可動する開閉扉
の合わせ側に、人/障害物を検知し前記扉の開閉制御/
衝突防止をするための非接触近接スイッチを、前記扉の
合わせ側、及び/又は入口側、及び/又は出口側の所定
の同一空間方向にそれぞれ指向特性があるように区分し
て埋込み配設し、前記扉の合わせ側の全移動空間におい
て死角のない人/障害物の検知を行なうと共に、前記扉
が閉まった状態にあっても、前記扉の合わせ側に埋込ん
だ入口側及び出口側の同一空間方向にそれぞれ指向特性
がある前記非接触近接スイッチにより、人/障害物の検
知が実行可能であるようにすることによっても達成され
る。さらに、この発明の上記目的は、自動ドアの可動す
る開閉扉の合わせ側に、前記扉の合わせ側方向に指向特
性をもたせ、人/障害物を検知し前記扉の開閉制御/衝
突防止をするための非接触近接スイッチを、複数個、埋
込み配設し、さらに、前記可動する開閉扉と相手扉また
は建物側との距離情報を計測する扉間隙計測手段を設
け、この扉間隙計測手段から出力される距離情報に基づ
いて、前記非接触近接スイッチの受信レベルを補正し、
相手扉又は建物の影響を除去して当該扉の開閉制御/衝
突防止信号を生成することによっても達成される。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明の一実施例を図面を参照
して説明すると、先ず、自動ドアの構造は、図1のよう
に構成され、建物側に固定した無目(チャンネル,ベー
ス)1にスライド用ローラ2,3を介してドア4,5を
それぞれ懸架し、更に無目1内の両端部にプーリー6,
7を軸架してベルト8を張設する。そして、ベルト8の
下側の一部を例えばドア4に、また、上側の一部をドア
5にそれぞれ係合させると共に、モータ及び減速機構か
ら成るモータユニット9によりプーリー6を回転駆動す
ることによってドア4,5を開閉するようになってお
り、その制御はドア4,5の扉の合わせ側に配設された
指向性を有する透過式非接触近接スイッチ(又はセン
サ)24a〜24nの個々の出力を制御手段20により
演算処理して、モータユニット9の回転を制御するよう
になっている。尚、上述の透過式非接触近接スイッチ2
4a〜24nとしては、発光/受光素子から成る光学式
光線スイッチや、超音波の送受信部から成る超音波近接
スイッチ、赤外線発光/受光素子から成る赤外線感知式
近接スイッチやミリ波レーダの送受信センサから成るミ
リ波レーダセンサ等が利用できる。また、可動する開閉
扉4、5に電源電力の供給及び信号の送受を行なうた
め、図2に示すように給電ケーブル12a、12bと、
この給電ケーブル12a、12bを可撓性のサポート部
材10によりガイド保持するケーブルガイド10を並設
し、上記サポート部材10は、幅方向に湾曲した孤状に
形成された帯状鋼材から成り、該サポート部材10の一
端部を上記可動する開閉扉4、5に固定すると共に、他
端部を建物側に固定して、上記可動する開閉扉4、5及
び建物側の固定部と平行な平行部と、前記幅方向の孤状
凸方向が外側となるほぼ一定の曲率から成る湾曲部とを
構成して成るケーブルガイド10を介して電力及び信号
の送受を行なうようになっている。
して説明すると、先ず、自動ドアの構造は、図1のよう
に構成され、建物側に固定した無目(チャンネル,ベー
ス)1にスライド用ローラ2,3を介してドア4,5を
それぞれ懸架し、更に無目1内の両端部にプーリー6,
7を軸架してベルト8を張設する。そして、ベルト8の
下側の一部を例えばドア4に、また、上側の一部をドア
5にそれぞれ係合させると共に、モータ及び減速機構か
ら成るモータユニット9によりプーリー6を回転駆動す
ることによってドア4,5を開閉するようになってお
り、その制御はドア4,5の扉の合わせ側に配設された
指向性を有する透過式非接触近接スイッチ(又はセン
サ)24a〜24nの個々の出力を制御手段20により
演算処理して、モータユニット9の回転を制御するよう
になっている。尚、上述の透過式非接触近接スイッチ2
4a〜24nとしては、発光/受光素子から成る光学式
光線スイッチや、超音波の送受信部から成る超音波近接
スイッチ、赤外線発光/受光素子から成る赤外線感知式
近接スイッチやミリ波レーダの送受信センサから成るミ
リ波レーダセンサ等が利用できる。また、可動する開閉
扉4、5に電源電力の供給及び信号の送受を行なうた
め、図2に示すように給電ケーブル12a、12bと、
この給電ケーブル12a、12bを可撓性のサポート部
材10によりガイド保持するケーブルガイド10を並設
し、上記サポート部材10は、幅方向に湾曲した孤状に
形成された帯状鋼材から成り、該サポート部材10の一
端部を上記可動する開閉扉4、5に固定すると共に、他
端部を建物側に固定して、上記可動する開閉扉4、5及
び建物側の固定部と平行な平行部と、前記幅方向の孤状
凸方向が外側となるほぼ一定の曲率から成る湾曲部とを
構成して成るケーブルガイド10を介して電力及び信号
の送受を行なうようになっている。
【0006】すなわち、この発明では、ベルト8に沿っ
てそれぞれ往復移動する可動電気部分(扉4、5)と、
この可動電気部分4、5に建物側固定給電部分16から
電源電力の供給及び信号の送受を行う給電ケーブル12
a、12bとを備え、上記給電ケーブル12a、12b
を可撓性のサポート部材10によりガイド保持する直線
移動機構用のケーブルガイド10を使用しており、前記
サポート部材10は、幅方向に湾曲した弧状に形成され
た帯状鋼材から成り、該サポート部材10の一端部を前
記可動電気部分4又は5に固定すると共に、他端部を固
定給電部分16に固定して、図4に示すような前記可動
電気部分4又は5の固定部17aと固定給電部分16の
固定部16aとに平行な平行部A、A´と、前記幅方向
の弧状凸方向が外側となるほぼ一定の曲率から成る湾曲
部Bとを構成して成ることを特徴とする。更に前記サポ
ート部材10の幅方向の弧状部の曲率半径R1を、サポ
ート部材10の前記湾曲部Bの曲率半径R2にほぼ等し
く設定したことを特徴とする。かかる構成において、こ
の発明に用いられる給電ケーブル12a、12bは、ベ
ルト8に沿って往復移動する扉4又は5にそれぞれ固定
給電部分16、16´から電源電力を供給したり、また
扉4、5と固定給電部分16、16´との相互間で信号
の送受を行うためのものであって、可撓性のサポート部
材10によりガイド保持されている。このサポート部材
10は帯状鋼材からなり、図3に示すように横断面が湾
曲した弧状に形成されていて、この弧状部(半径R1)
を有していることにより、サポート部材10はこれを長
手方向の途中で湾曲させたとき、その湾曲部の曲率半径
R2がほぼ一定となる性質を有している。このため、図
4に示すようにこのサポート部材10の一端部を前記扉
4又は5に固定し、かつ他端部を建物側固定給電部分1
6、16´に固定すれば、前記扉4、5と固定給電部分
16、16´のそれぞれの固定部17a、16aに対し
て平行な平行部A、A´と、これら平行部A、A´を接
続するように曲率半径がほぼ一定の湾曲部Bが形成され
る。しかも、このサポート部材10はその途中が自重に
より撓んだりすることがない。従って、このサポート部
材10により給電ケーブル12a、12bをガイドすれ
ば、給電ケーブル12a、12bもサポート部材10に
沿って左右に往復移動し、湾曲部Bにおいても一定の曲
率半径R2で折り曲げられるため、断線等の恐れがなく
なる。すなわち、サポート部材10は実施例では帯状の
薄板バネ鋼材から成り、その一端部は、前記扉4又は5
の固定台17にネジ等により締め付け固定され、また他
端部は建物側の基部16に固定されている。このサポー
ト部材10の横断面は、図3に示すように、幅方向に湾
曲した円弧状(半径R1)又は放物線状の弧状に形成さ
れている。そして、この幅方向の断面が弧状部を有して
いることにより、サポート部材10を長手方向の途中で
湾曲させたとき、その湾曲部の曲率半径がほぼ一定とな
る性質を有していて、しかも特願平6−312481号
公報に記載のように、この湾曲部の曲率半径と前記の弧
状部の曲率半径とは相関関係にあることが知られてい
る。
てそれぞれ往復移動する可動電気部分(扉4、5)と、
この可動電気部分4、5に建物側固定給電部分16から
電源電力の供給及び信号の送受を行う給電ケーブル12
a、12bとを備え、上記給電ケーブル12a、12b
を可撓性のサポート部材10によりガイド保持する直線
移動機構用のケーブルガイド10を使用しており、前記
サポート部材10は、幅方向に湾曲した弧状に形成され
た帯状鋼材から成り、該サポート部材10の一端部を前
記可動電気部分4又は5に固定すると共に、他端部を固
定給電部分16に固定して、図4に示すような前記可動
電気部分4又は5の固定部17aと固定給電部分16の
固定部16aとに平行な平行部A、A´と、前記幅方向
の弧状凸方向が外側となるほぼ一定の曲率から成る湾曲
部Bとを構成して成ることを特徴とする。更に前記サポ
ート部材10の幅方向の弧状部の曲率半径R1を、サポ
ート部材10の前記湾曲部Bの曲率半径R2にほぼ等し
く設定したことを特徴とする。かかる構成において、こ
の発明に用いられる給電ケーブル12a、12bは、ベ
ルト8に沿って往復移動する扉4又は5にそれぞれ固定
給電部分16、16´から電源電力を供給したり、また
扉4、5と固定給電部分16、16´との相互間で信号
の送受を行うためのものであって、可撓性のサポート部
材10によりガイド保持されている。このサポート部材
10は帯状鋼材からなり、図3に示すように横断面が湾
曲した弧状に形成されていて、この弧状部(半径R1)
を有していることにより、サポート部材10はこれを長
手方向の途中で湾曲させたとき、その湾曲部の曲率半径
R2がほぼ一定となる性質を有している。このため、図
4に示すようにこのサポート部材10の一端部を前記扉
4又は5に固定し、かつ他端部を建物側固定給電部分1
6、16´に固定すれば、前記扉4、5と固定給電部分
16、16´のそれぞれの固定部17a、16aに対し
て平行な平行部A、A´と、これら平行部A、A´を接
続するように曲率半径がほぼ一定の湾曲部Bが形成され
る。しかも、このサポート部材10はその途中が自重に
より撓んだりすることがない。従って、このサポート部
材10により給電ケーブル12a、12bをガイドすれ
ば、給電ケーブル12a、12bもサポート部材10に
沿って左右に往復移動し、湾曲部Bにおいても一定の曲
率半径R2で折り曲げられるため、断線等の恐れがなく
なる。すなわち、サポート部材10は実施例では帯状の
薄板バネ鋼材から成り、その一端部は、前記扉4又は5
の固定台17にネジ等により締め付け固定され、また他
端部は建物側の基部16に固定されている。このサポー
ト部材10の横断面は、図3に示すように、幅方向に湾
曲した円弧状(半径R1)又は放物線状の弧状に形成さ
れている。そして、この幅方向の断面が弧状部を有して
いることにより、サポート部材10を長手方向の途中で
湾曲させたとき、その湾曲部の曲率半径がほぼ一定とな
る性質を有していて、しかも特願平6−312481号
公報に記載のように、この湾曲部の曲率半径と前記の弧
状部の曲率半径とは相関関係にあることが知られてい
る。
【0007】図4に示すように、前記サポート部材10
は、その取り付け状態においては、扉4又は5の固定部
17a及び建物側の基部16の固定部16aに対しそれ
ぞれ平行な平行部A、A´と、これら平行部A、A´を
一側で接続するように半円状に湾曲されかつほぼ一定の
曲率半径R2から成る湾曲部Bとが形成されて成る。そ
して、この湾曲部Bは、横断面が円弧状(半径R1)を
成すその凸方向が外側となるように湾曲されて成る。な
お、このサポート部材10の剛性は、モータ9の駆動力
を減じない程度に高いものが好ましく、またその横幅も
給電ケーブル12a、12bを覆うことができる程度に
幅広であることが好ましい。これにより、駆動系には何
ら影響を与えることなく、給電ケーブル12a、12b
をガイド保持することが可能となる。しかも、サポート
部材10はその途中が自重によっても撓むことなく、高
速移動の場合においても効率的に給電ケーブル12a、
12bをガイド保持することが可能となる。また、前記
サポート部材10の幅方向の弧状部の曲率半径R1を、
サポート部材10の前記湾曲部Bの曲率半径R2にほぼ
等しく設定したことを特徴としている。すなわち、前述
したサポート部材10の幅方向の断面円弧部の半径R1
と、取り付け状態における湾曲部Bの曲率半径R2と
は、横幅寸法や板厚ならびに材料等の要因によっても多
少の影響を受けるものと考えられるが、概略的には両者
はほぼ比例関係にあるものと認識されている。次に図5
は、本実施例における、サポート部材10に給電ケーブ
ル12a、12bを沿わせたときの横断面を示す。この
実施例では給電ケーブル12として多芯のフラットケー
ブルを用い、電源用ケーブル12a及び信号送受用ケー
ブル12bに分けて使用し、かつこのフラットケーブル
12a、12bを挟むようにその表裏面に保護シート1
1を配置し、この状態でサポート部材10と積層してい
る。更に、これらサポート部材10の長手方向は、所定
間隔ごとにフラットケーブル12a、12bとサポート
部材10を包み込むように帯封14によってスライド可
能に束ねている。これはフラットケーブル12a、12
bがサポート部材10から離れる事なく、サポート部材
10に沿ってスムーズに往復移動できるようにするため
である。なお、この実施例ではフラットケーブル12
a、12bを例として説明したが、丸いケーブルの場合
でも同様である。このようにしてサポート部材10は浮
き上がったり巻き込まれたりすることがなく、従って機
能的にはケーブルの傷みが少なくなって断線や接触不良
等の事故が激減すると共に、コンパクトで簡潔な構造で
あるため開閉動作が激しく耐久性、信頼性の要求される
自動ドアに最適のケーブルガイドということができる。
なお、このサポート部材10としては、例えば市販の鋼
製巻き尺等に用いられている帯状バネ鋼材をそのまま転
用することも可能なので、全体として大幅なコスト低減
を図ることも可能となる。
は、その取り付け状態においては、扉4又は5の固定部
17a及び建物側の基部16の固定部16aに対しそれ
ぞれ平行な平行部A、A´と、これら平行部A、A´を
一側で接続するように半円状に湾曲されかつほぼ一定の
曲率半径R2から成る湾曲部Bとが形成されて成る。そ
して、この湾曲部Bは、横断面が円弧状(半径R1)を
成すその凸方向が外側となるように湾曲されて成る。な
お、このサポート部材10の剛性は、モータ9の駆動力
を減じない程度に高いものが好ましく、またその横幅も
給電ケーブル12a、12bを覆うことができる程度に
幅広であることが好ましい。これにより、駆動系には何
ら影響を与えることなく、給電ケーブル12a、12b
をガイド保持することが可能となる。しかも、サポート
部材10はその途中が自重によっても撓むことなく、高
速移動の場合においても効率的に給電ケーブル12a、
12bをガイド保持することが可能となる。また、前記
サポート部材10の幅方向の弧状部の曲率半径R1を、
サポート部材10の前記湾曲部Bの曲率半径R2にほぼ
等しく設定したことを特徴としている。すなわち、前述
したサポート部材10の幅方向の断面円弧部の半径R1
と、取り付け状態における湾曲部Bの曲率半径R2と
は、横幅寸法や板厚ならびに材料等の要因によっても多
少の影響を受けるものと考えられるが、概略的には両者
はほぼ比例関係にあるものと認識されている。次に図5
は、本実施例における、サポート部材10に給電ケーブ
ル12a、12bを沿わせたときの横断面を示す。この
実施例では給電ケーブル12として多芯のフラットケー
ブルを用い、電源用ケーブル12a及び信号送受用ケー
ブル12bに分けて使用し、かつこのフラットケーブル
12a、12bを挟むようにその表裏面に保護シート1
1を配置し、この状態でサポート部材10と積層してい
る。更に、これらサポート部材10の長手方向は、所定
間隔ごとにフラットケーブル12a、12bとサポート
部材10を包み込むように帯封14によってスライド可
能に束ねている。これはフラットケーブル12a、12
bがサポート部材10から離れる事なく、サポート部材
10に沿ってスムーズに往復移動できるようにするため
である。なお、この実施例ではフラットケーブル12
a、12bを例として説明したが、丸いケーブルの場合
でも同様である。このようにしてサポート部材10は浮
き上がったり巻き込まれたりすることがなく、従って機
能的にはケーブルの傷みが少なくなって断線や接触不良
等の事故が激減すると共に、コンパクトで簡潔な構造で
あるため開閉動作が激しく耐久性、信頼性の要求される
自動ドアに最適のケーブルガイドということができる。
なお、このサポート部材10としては、例えば市販の鋼
製巻き尺等に用いられている帯状バネ鋼材をそのまま転
用することも可能なので、全体として大幅なコスト低減
を図ることも可能となる。
【0008】かかる構成において、その動作を図6を参
照して説明すると、透過式非接触近接スイッチ24の信
号発信側24a〜24nを一方の開閉扉又は建物側に配
設し、信号受信側24a´〜24n´を他方の開閉扉又
は片開きでの移動扉に配設し、各透過式非接触近接スイ
ッチの受信出力を常時制御手段20により監視すれば開
閉扉4又は5の移動空間内に幼児やペット等が侵入して
立止まっても絶対に通過中の人/障害物を挟むことのな
い安全確実な自動ドアの安全兼起動スイッチを提供する
ことができる。尚、ケーブルガイド10により開閉扉4
又は5には必要十分な電力エネルギーを伝送できるの
で、各非接触近接スイッチは常時作動させておくことが
可能であるが、省エネルギーのため分配器22と制御手
段20とを完全に同期させて順次近接スイッチの発信/
発光部24a〜24nと受信/受光部24a´〜24n
´とを同期させながら時分割でON−OFF動作させる
ことが望ましい。更に具体的には、先ず、制御手段20
により図6(A)の最下段に設けられた発信部24n−
受信部24n´の透過式近接スイッチを動作させ、扉4
−5間に人/障害物が有るか否かチェックし、次に、発
信部24(n−1)´−受信部24(n−1)の近接ス
イッチを動作させ、以後同様にして24(n−2)、
…、24c、24b、24aの各センサを動作させ、途
中の空間に人/障害物が有るか否か制御手段20により
各受信部24n´〜24a´の出力をチェックすると良
い。尚、図6(A)の実施例では各センサの切換制御信
号だけを制御手段20から分配器22に伝送すれば残り
の信号処理は全て扉5側で処理でき、扉4−5間を往復
する信号線は省略することが可能である。
照して説明すると、透過式非接触近接スイッチ24の信
号発信側24a〜24nを一方の開閉扉又は建物側に配
設し、信号受信側24a´〜24n´を他方の開閉扉又
は片開きでの移動扉に配設し、各透過式非接触近接スイ
ッチの受信出力を常時制御手段20により監視すれば開
閉扉4又は5の移動空間内に幼児やペット等が侵入して
立止まっても絶対に通過中の人/障害物を挟むことのな
い安全確実な自動ドアの安全兼起動スイッチを提供する
ことができる。尚、ケーブルガイド10により開閉扉4
又は5には必要十分な電力エネルギーを伝送できるの
で、各非接触近接スイッチは常時作動させておくことが
可能であるが、省エネルギーのため分配器22と制御手
段20とを完全に同期させて順次近接スイッチの発信/
発光部24a〜24nと受信/受光部24a´〜24n
´とを同期させながら時分割でON−OFF動作させる
ことが望ましい。更に具体的には、先ず、制御手段20
により図6(A)の最下段に設けられた発信部24n−
受信部24n´の透過式近接スイッチを動作させ、扉4
−5間に人/障害物が有るか否かチェックし、次に、発
信部24(n−1)´−受信部24(n−1)の近接ス
イッチを動作させ、以後同様にして24(n−2)、
…、24c、24b、24aの各センサを動作させ、途
中の空間に人/障害物が有るか否か制御手段20により
各受信部24n´〜24a´の出力をチェックすると良
い。尚、図6(A)の実施例では各センサの切換制御信
号だけを制御手段20から分配器22に伝送すれば残り
の信号処理は全て扉5側で処理でき、扉4−5間を往復
する信号線は省略することが可能である。
【0009】図1に対応させて示す図7はこの発明の他
の一実施例を示すものであり、それぞれ同一の番号を付
した装置はそれぞれ同一の機能を果たすと共に、透過式
光近接スイッチにおいて、受信/受光部を光ファイバー
26を直線の帯状に配設して扉の合わせ側に埋込み、光
ファイバー26の他端を受光手段28に入力して受信側
のセンサの数を低減させると共に、ドア外観の美観を向
上させたものである。かかる構成の自動ドアの安全兼起
動装置においても、開閉扉4又は5が開いた後は、発信
/発光部24n、24(n−1)、…、24b、24a
を順次発信させ、各発信部が発光する毎に同期して受信
/受光手段28の出力を制御手段20によりチェックす
ることにより、扉4、5の移動空間内に老人や幼児が侵
入して立止まっても、絶対に通過中の人/障害物を挟む
ことのない安全確実な自動ドアの安全兼起動スイッチを
提供することができる。
の一実施例を示すものであり、それぞれ同一の番号を付
した装置はそれぞれ同一の機能を果たすと共に、透過式
光近接スイッチにおいて、受信/受光部を光ファイバー
26を直線の帯状に配設して扉の合わせ側に埋込み、光
ファイバー26の他端を受光手段28に入力して受信側
のセンサの数を低減させると共に、ドア外観の美観を向
上させたものである。かかる構成の自動ドアの安全兼起
動装置においても、開閉扉4又は5が開いた後は、発信
/発光部24n、24(n−1)、…、24b、24a
を順次発信させ、各発信部が発光する毎に同期して受信
/受光手段28の出力を制御手段20によりチェックす
ることにより、扉4、5の移動空間内に老人や幼児が侵
入して立止まっても、絶対に通過中の人/障害物を挟む
ことのない安全確実な自動ドアの安全兼起動スイッチを
提供することができる。
【0010】また、図1及び図7に対応させて示す図8
はこの発明のまた別の一実施例を示すものであり、それ
ぞれ同一の番号を付した装置はそれぞれ同一の機能を果
たすと共に、透過式光近接スイッチにおいて、受光部に
光ファイバー26を採用し、更に、発信/発光部にレー
ザ光の光走査手段30a〜30cを設けて発光部の部品
点数を低減させたものである。かかる構成の自動ドアの
安全兼起動装置においても、開閉扉4又は5が開いた後
は、光走査手段30c〜30aを順次作動させ、その受
光状態を受信手段28の出力によりチェックして遮光す
る物があるか否か判定することにより扉4、5の移動空
間内に老人や幼児が侵入して立止まっても、絶対に通過
中の人/障害物を挟むことのない安全確実な自動ドアの
安全兼起動スイッチを提供することができる。尚、上述
の透過式非接触近接スイッチの中で光学式近接スイッチ
や赤外線式近接スイッチは装置自体が小型化でき、扉の
厚さが10mm前後の非常に薄い自動ドアにも実装でき
ると共に、扉間隙が2〜3mm以内に近づいても作動可
能である利点がある。また、透過式非接触近接スイッチ
は扉が完全に閉まる迄一般に検知動作をさせることが可
能である。
はこの発明のまた別の一実施例を示すものであり、それ
ぞれ同一の番号を付した装置はそれぞれ同一の機能を果
たすと共に、透過式光近接スイッチにおいて、受光部に
光ファイバー26を採用し、更に、発信/発光部にレー
ザ光の光走査手段30a〜30cを設けて発光部の部品
点数を低減させたものである。かかる構成の自動ドアの
安全兼起動装置においても、開閉扉4又は5が開いた後
は、光走査手段30c〜30aを順次作動させ、その受
光状態を受信手段28の出力によりチェックして遮光す
る物があるか否か判定することにより扉4、5の移動空
間内に老人や幼児が侵入して立止まっても、絶対に通過
中の人/障害物を挟むことのない安全確実な自動ドアの
安全兼起動スイッチを提供することができる。尚、上述
の透過式非接触近接スイッチの中で光学式近接スイッチ
や赤外線式近接スイッチは装置自体が小型化でき、扉の
厚さが10mm前後の非常に薄い自動ドアにも実装でき
ると共に、扉間隙が2〜3mm以内に近づいても作動可
能である利点がある。また、透過式非接触近接スイッチ
は扉が完全に閉まる迄一般に検知動作をさせることが可
能である。
【0011】次に、LED、レーザ発光素子等を用いた
光学式又は赤外線式近接スイッチや超音波近接スイッ
チ、ミリ波レーダセンサ等を信号発信部42及びその反
射信号受信部44として組合わせ反射式非接触近接スイ
ッチ(又はセンサ)を構成して移動扉に実装し、作動さ
せようとすると、図9に示すように次のような問題点が
従来生じていた。即ち、図9(A)に示すように反射式
近接スイッチは発信信号の反射して戻って来る受信波を
信号処理するようになっているので受信波の信号レベル
が透過式近接スイッチの1/4〜1/10なってしま
う。そこで、人/障害物を安定して検知するためには信
号発信部42からより強力な信号を発信させたいのであ
るが、発信信号を強くすると図9(B)に示すように相
手扉や建物側からの反射波を受信してしまい、従来は比
較的高速に移動する自動ドア(1〜2m/秒)に反射式
非接触近接スイッチを取付け、扉の移動中にセンサを作
動させ人/障害物を検知している例はなかった。そこ
で、本願発明者は移動扉の合わせ側に反射式非接触近接
スイッチを取付け、扉の間隙が狭い図9(C)のような
場合には信号発信部42の発信レベルを低下させ、その
検知範囲を相手扉の手前迄の距離範囲とし、扉間隙の広
い図9(D)のような場合には、信号発信部42の発信
レベルを相手扉を検知しない範囲で高めてやれば高速に
移動する自動ドアにおいても反射式非接触近接スイッチ
を利用できることを思い立ったので次にこれを詳しく説
明する。
光学式又は赤外線式近接スイッチや超音波近接スイッ
チ、ミリ波レーダセンサ等を信号発信部42及びその反
射信号受信部44として組合わせ反射式非接触近接スイ
ッチ(又はセンサ)を構成して移動扉に実装し、作動さ
せようとすると、図9に示すように次のような問題点が
従来生じていた。即ち、図9(A)に示すように反射式
近接スイッチは発信信号の反射して戻って来る受信波を
信号処理するようになっているので受信波の信号レベル
が透過式近接スイッチの1/4〜1/10なってしま
う。そこで、人/障害物を安定して検知するためには信
号発信部42からより強力な信号を発信させたいのであ
るが、発信信号を強くすると図9(B)に示すように相
手扉や建物側からの反射波を受信してしまい、従来は比
較的高速に移動する自動ドア(1〜2m/秒)に反射式
非接触近接スイッチを取付け、扉の移動中にセンサを作
動させ人/障害物を検知している例はなかった。そこ
で、本願発明者は移動扉の合わせ側に反射式非接触近接
スイッチを取付け、扉の間隙が狭い図9(C)のような
場合には信号発信部42の発信レベルを低下させ、その
検知範囲を相手扉の手前迄の距離範囲とし、扉間隙の広
い図9(D)のような場合には、信号発信部42の発信
レベルを相手扉を検知しない範囲で高めてやれば高速に
移動する自動ドアにおいても反射式非接触近接スイッチ
を利用できることを思い立ったので次にこれを詳しく説
明する。
【0012】図1に対応させて示す図10はこの発明の
別の一実施例を示すものであり、それぞれ同一の番号を
付した装置はそれぞれ同一の機能を果たすと共に、移動
扉4、5の扉の合わせ側に、それぞれ反射式非接触近接
スイッチ42a−44a、42b−44b、……42n
−44nと42a´−44a´、42b´−44b´、
……42n´−44n´とを配設し、全ての非接触近接
スイッチを制御手段20により動作制御すると共に、ベ
ルト駆動装置(モータユニット)9に結合した位置計測
手段36及びケーブル12cにより位置信号を制御手段
20に伝送し扉間隙の距離情報を計測するようにしたも
のである。尚、上述の非接触近接スイッチの信号発信部
42a〜42n及び42a´〜42n´は外部からその
信号発信レベルを制御できるものが好ましい。また、位
置計測手段としては予め透過式非接触近接スイッチの発
信部の出力レべルを一定にして各距離毎に受信レベルを
計測し記憶しておき、その後透過式非接触近接スイッチ
の受信レベルから間接的に距離情報を演算するようにし
た光学式、超音波式、赤外線式、ミリ波式等の非接触近
接スイッチの受信レベルによる扉間隙計測手段や、ロー
タリエンコーダ/リニアエンコーダ等を利用した扉の移
動距離により扉の間隙距離を演算する制御手段20のソ
フトウェア処理等に基づいた扉間隙計測手段がある。更
に、図10のような反射式非接触近接スイッチを複数個
扉の合わせ側に配設する構成の自動ドアで、個々に近接
スイッチを単独動作させたのではセンサスイッチの利用
効率/稼働効率が悪いので、本願発明では図12に示す
ように、左扉5の非接触近接スイッチの発信部42nの
投射信号は右側に設けられた受信部44n´に直接透過
信号として入力し、発信部42n−受信部44n´で透
過式非接触近接スイッチを構成すると共に、発信部42
n−受信部44nで反射式非接触近接スイッチを構成す
るように配置されている。尚、具体的な回路構成として
は、受信部において受光素子や超音波受信センサ、レー
ダ受信部等の受信素子出力をそれぞれ倍率の異なった増
幅器などに入力して、増幅処理し、人/障害物の検知レ
ベルを透過モードと反射モードとでそれぞれ独立に予め
設定調整しておくと、全体の回路を簡略化することが可
能である。
別の一実施例を示すものであり、それぞれ同一の番号を
付した装置はそれぞれ同一の機能を果たすと共に、移動
扉4、5の扉の合わせ側に、それぞれ反射式非接触近接
スイッチ42a−44a、42b−44b、……42n
−44nと42a´−44a´、42b´−44b´、
……42n´−44n´とを配設し、全ての非接触近接
スイッチを制御手段20により動作制御すると共に、ベ
ルト駆動装置(モータユニット)9に結合した位置計測
手段36及びケーブル12cにより位置信号を制御手段
20に伝送し扉間隙の距離情報を計測するようにしたも
のである。尚、上述の非接触近接スイッチの信号発信部
42a〜42n及び42a´〜42n´は外部からその
信号発信レベルを制御できるものが好ましい。また、位
置計測手段としては予め透過式非接触近接スイッチの発
信部の出力レべルを一定にして各距離毎に受信レベルを
計測し記憶しておき、その後透過式非接触近接スイッチ
の受信レベルから間接的に距離情報を演算するようにし
た光学式、超音波式、赤外線式、ミリ波式等の非接触近
接スイッチの受信レベルによる扉間隙計測手段や、ロー
タリエンコーダ/リニアエンコーダ等を利用した扉の移
動距離により扉の間隙距離を演算する制御手段20のソ
フトウェア処理等に基づいた扉間隙計測手段がある。更
に、図10のような反射式非接触近接スイッチを複数個
扉の合わせ側に配設する構成の自動ドアで、個々に近接
スイッチを単独動作させたのではセンサスイッチの利用
効率/稼働効率が悪いので、本願発明では図12に示す
ように、左扉5の非接触近接スイッチの発信部42nの
投射信号は右側に設けられた受信部44n´に直接透過
信号として入力し、発信部42n−受信部44n´で透
過式非接触近接スイッチを構成すると共に、発信部42
n−受信部44nで反射式非接触近接スイッチを構成す
るように配置されている。尚、具体的な回路構成として
は、受信部において受光素子や超音波受信センサ、レー
ダ受信部等の受信素子出力をそれぞれ倍率の異なった増
幅器などに入力して、増幅処理し、人/障害物の検知レ
ベルを透過モードと反射モードとでそれぞれ独立に予め
設定調整しておくと、全体の回路を簡略化することが可
能である。
【0013】かかる構成においてその動作を図11乃至
図13を参照して説明する。先ず、各近接センサの発信
タイミングの順番を予め決定して、所定の記憶部に登録
する(ステップS2)。すなわち、図10の例では図1
1(B)に示すように、先ず、1番目に最下段の扉5の
発信部42nから可視光、赤外線、超音波、ミリ波等の
センシング用信号を右側扉4の受信部44n´に向けて
投射する。従って、扉5の受信部44nはその受信セン
サの増幅器が反射モードの増幅率(通常透過モードに比
べて3〜数10倍して設定)で作動するように設定され
て待機状態となり、扉4の受信部44n´は、その受信
センサの増幅率が透過モードとなるように設定されて待
機状態となる。次に、図11(B)の例では、2番目に
扉4の中段の発信部42c´からセンシング用信号を左
扉5の受信部44cに向けて投射する。従って、扉4の
受信部44c´は受信センサの増幅率が反射モード用増
幅率に設定され、扉5の受信部44cは受信センサの増
幅率が透過モード用増幅率に設定され、それぞれ待機状
態となる。次に、3番目は例えば、扉5の発信部42
(n−1)を発信させ、次に4番目は扉4の発信部42
a´を発信させというように、以後、扉5、4を順次、
交替に切換えて発信させると、扉4−5間の空間を偏り
なくランダムかつ均一にチェックできる。尚、自動ドア
では通常、ドア上部よりもドア下段部の方が人/障害物
と衝突する可能性が高いので、ドア下段の移動空間を均
一かつ重点的に走査する方が、ドア上部からセンサを順
次走査する方法よりは安全上好ましい。続いて、制御手
段20によりテスト運転を実行し、例えば、扉4−5間
を10cm間隔で開閉動作させ、各間隙位置において、
例えば、発信部42iを一定の出力レベルで発信動作さ
せ、その透過信号レベルを対向する受信センサ44c´
の受信出力信号を受信して記憶し、扉間隙−受信レベル
の対応情報を収集する(図11のステップS2)。かか
る距離−センサ受信レベル情報の収集動作はテスト運転
時に所定の回数実行しても良いし、予め代表的距離に対
して別途実験によりデータ収集を済ませて整理してお
き、かかる距離−受信レベル情報をコピーして記憶して
も良い。かくして、近接センサの実行の順番が決定し、
距離−受信レベル情報の収集が終了すると自動ドアの運
転モードに入る。この自動ドアの運転モードでは、先
ず、位置計測手段36により扉間隙距離情報を演算入力
する(ステップS4)。次に、扉間隙情報より信号発信
部の出力レベルを決定する(ステップS6)。このレベ
ルは相手扉又は建物からの反射波を受信して反射モード
の受信部が作動しない範囲で上述の距離−受信レベル情
報を参照して、間隙が広ければ発信レベルを上げ、間隙
が狭ければ発信レベルを下げると良い。続いて、登録テ
ーブルの1番目に登録されている発信部42nの対向す
る位置に配設されている受信部44n´を透過モードに
設定し、同一扉側にある受信部44nを反射モードに設
定した後、発信部42nをON動作させる(ステップS
8及び図13(A)の時点t1)。そして、透過モード
受信部44n´又は反射モード受信部44nの受信出力
レベルから障害物が検知されたら(ステップS10)、
扉開き制御信号をON出力し(ステップS12)ステッ
プS4へ戻る。また、受信部44n´又は44nの受信
出力レベルから障害物が検知されない場合には登録テー
ブルの2番目の発信部/受信部に対して図13のタイミ
ングt2の時点で上述と同様の処理(ステップS4〜S
12)を繰り返す。尚、発信部は扉5、4の下段側から
ランダムに発信させることが好ましい。また、図11
(B)に示すような登録テーブルの走査が全て終了した
ら、テーブルの1番目に戻り扉が全閉になるか、障害物
が検知される迄上述の処理を繰り返す。更に、図11
(B)に示すように、登録テーブルには同一発信部−受
信部の組合わせを複数個登録しても良い。かかる同一発
信−受信部登録により、自動ドアの上部空間よりも下部
空間を重視した障害物検知が可能となり子供や老人の検
出に有効となる。
図13を参照して説明する。先ず、各近接センサの発信
タイミングの順番を予め決定して、所定の記憶部に登録
する(ステップS2)。すなわち、図10の例では図1
1(B)に示すように、先ず、1番目に最下段の扉5の
発信部42nから可視光、赤外線、超音波、ミリ波等の
センシング用信号を右側扉4の受信部44n´に向けて
投射する。従って、扉5の受信部44nはその受信セン
サの増幅器が反射モードの増幅率(通常透過モードに比
べて3〜数10倍して設定)で作動するように設定され
て待機状態となり、扉4の受信部44n´は、その受信
センサの増幅率が透過モードとなるように設定されて待
機状態となる。次に、図11(B)の例では、2番目に
扉4の中段の発信部42c´からセンシング用信号を左
扉5の受信部44cに向けて投射する。従って、扉4の
受信部44c´は受信センサの増幅率が反射モード用増
幅率に設定され、扉5の受信部44cは受信センサの増
幅率が透過モード用増幅率に設定され、それぞれ待機状
態となる。次に、3番目は例えば、扉5の発信部42
(n−1)を発信させ、次に4番目は扉4の発信部42
a´を発信させというように、以後、扉5、4を順次、
交替に切換えて発信させると、扉4−5間の空間を偏り
なくランダムかつ均一にチェックできる。尚、自動ドア
では通常、ドア上部よりもドア下段部の方が人/障害物
と衝突する可能性が高いので、ドア下段の移動空間を均
一かつ重点的に走査する方が、ドア上部からセンサを順
次走査する方法よりは安全上好ましい。続いて、制御手
段20によりテスト運転を実行し、例えば、扉4−5間
を10cm間隔で開閉動作させ、各間隙位置において、
例えば、発信部42iを一定の出力レベルで発信動作さ
せ、その透過信号レベルを対向する受信センサ44c´
の受信出力信号を受信して記憶し、扉間隙−受信レベル
の対応情報を収集する(図11のステップS2)。かか
る距離−センサ受信レベル情報の収集動作はテスト運転
時に所定の回数実行しても良いし、予め代表的距離に対
して別途実験によりデータ収集を済ませて整理してお
き、かかる距離−受信レベル情報をコピーして記憶して
も良い。かくして、近接センサの実行の順番が決定し、
距離−受信レベル情報の収集が終了すると自動ドアの運
転モードに入る。この自動ドアの運転モードでは、先
ず、位置計測手段36により扉間隙距離情報を演算入力
する(ステップS4)。次に、扉間隙情報より信号発信
部の出力レベルを決定する(ステップS6)。このレベ
ルは相手扉又は建物からの反射波を受信して反射モード
の受信部が作動しない範囲で上述の距離−受信レベル情
報を参照して、間隙が広ければ発信レベルを上げ、間隙
が狭ければ発信レベルを下げると良い。続いて、登録テ
ーブルの1番目に登録されている発信部42nの対向す
る位置に配設されている受信部44n´を透過モードに
設定し、同一扉側にある受信部44nを反射モードに設
定した後、発信部42nをON動作させる(ステップS
8及び図13(A)の時点t1)。そして、透過モード
受信部44n´又は反射モード受信部44nの受信出力
レベルから障害物が検知されたら(ステップS10)、
扉開き制御信号をON出力し(ステップS12)ステッ
プS4へ戻る。また、受信部44n´又は44nの受信
出力レベルから障害物が検知されない場合には登録テー
ブルの2番目の発信部/受信部に対して図13のタイミ
ングt2の時点で上述と同様の処理(ステップS4〜S
12)を繰り返す。尚、発信部は扉5、4の下段側から
ランダムに発信させることが好ましい。また、図11
(B)に示すような登録テーブルの走査が全て終了した
ら、テーブルの1番目に戻り扉が全閉になるか、障害物
が検知される迄上述の処理を繰り返す。更に、図11
(B)に示すように、登録テーブルには同一発信部−受
信部の組合わせを複数個登録しても良い。かかる同一発
信−受信部登録により、自動ドアの上部空間よりも下部
空間を重視した障害物検知が可能となり子供や老人の検
出に有効となる。
【0014】次に、エンコーダ/リニアスケール等の位
置計測手段36と動作原理の異なる位置計測手段を使用
した人/障害物の検知方法/装置に関して説明する。か
かる位置計測原理にはエンコーダ等と同様に扉間隙の絶
対的距離を求めてセンサの発信/受信レベルを補正する
場合と、扉間隙の相対的距離に基づいてセンサの発信/
受信レベルを補正する場合がある。先ず、扉間隙の絶対
的距離情報を演算する一例としては、透過モードの近接
センサ受信部の受信波出力レベルにより扉間隙距離情報
を演算するもので、予め代表的扉間隙距離に対して、別
途実験により、例えば、10cm間隔で受信データを収
集し、扉間距離−受信レベル対応表を作成する。すなわ
ち、図14に示すように発信レベル1で10cm〜60
cmの扉間距離に対する透過受信レベルを記憶し、より
強力な発信レベル2で70cm〜140cmの扉間距離
に対する透過受信レベルデータを記憶し、最強の発信レ
ベル3で150cm〜300cmの扉間距離に対する透
過受信レベルデータを作成し、記憶しておく。続いて、
自動ドアの人/障害物検知モードでは、予め扉の全開し
た場合の扉間隙距離は測定可能であるので、この全開距
離情報を入力すると共に、人/障害物の安全検知は通常
扉閉まり動作中のみ実行し、扉開き動作中は実行しない
ようになっている。そこで、扉開き制御信号がONとな
り、扉が全開となった時点以後、扉が閉まる途中での人
/障害物の検知動作を図15のフローチャートを参照し
て説明すると、先ず、図11(B)の操作順序登録テー
ブルの1番目の受信部44n,44n´をそれぞれ指定
された動作モードに設定後、扉全開距離に対応した発信
レベルを図14の距離−受信レベル表から選択し、発信
部42nを所定の発信レベルでON動作させる(図15
のステップS30)。次に、透過モード受信部44n´
の受信レベルを制御手段20によりチェックし、所定の
閾値以下であったら、人/障害物により透過波が遮断さ
れたと判定し(ステップS32)、扉開き制御信号をO
Nする(ステップS34)。また、透過受信レベルが所
定の閾値以上であったら、次に、反射モード受信部44
nの受信レベルを制御手段20によりチェックし、反射
モードでは別途定めた閾値以上の受信レベルが検出され
たら、人/障害物から反射波が返って来たと判定し(ス
テップS36)、扉開き制御信号をONする(ステップ
S34)。次に、上述の透過及び反射のどちらの受信レ
ベルからも人/障害物が検知されない場合には、透過モ
ード受信部の受信レベルより図14の距離−受信レベル
表から扉間隙距離を演算する(ステップS38)と共
に、扉間隙距離情報より図11(B)の登録テーブルの
次の発信部(j)の発信出力レベルを決定する(ステッ
プS40)。通常、扉は閉まり動作中なので、具体的に
は制御手段20では発信レベルを下げるか否か判定する
ことになる。かくしてj番目の発信出力レベルが決定さ
れると、登録テーブルのj番目の受信部をそれぞれ指定
された透過モード及び反射モードに設定し、発信部をj
番目の発信出力レベルで距離補正してON動作させる
(ステップS42)。続いて、透過モード受信部44j
の受信レベルを制御手段20によりチェックし、所定の
閾値以下であったら人により透過波が遮断されたと判定
し(ステップS44)、扉開き制御信号をONする。
又、反射モード受信部44j´の受信レベルも制御手段
20によりチェックし、受信レベルが所定の閾値以上で
あったら人から反射波が返って来たと判定し(ステップ
S48)、扉開き制御信号をONする。しかして、透過
及び反射のどちらの受信レベルからも人/障害物が検知
されない場合には、透過モード受信部の受信レベルから
扉間隙距離を演算し、次の登録テーブルの発信/受信部
チェックを行うためj=j+1として上述のステップS
38〜S48の処理を繰り返す。かくして図10のよう
な発信部/受信部のセンサ配置構成において、エンコー
ダ/リニアスケール等の位置計測手段を使用することな
く、透過モード受信センサの出力レベルから絶対的な扉
間隙情報を演算し、発信部の発信レベルを距離補正して
相手扉の影響を受けることなく人/障害物の検知を行う
ことが可能となる。
置計測手段36と動作原理の異なる位置計測手段を使用
した人/障害物の検知方法/装置に関して説明する。か
かる位置計測原理にはエンコーダ等と同様に扉間隙の絶
対的距離を求めてセンサの発信/受信レベルを補正する
場合と、扉間隙の相対的距離に基づいてセンサの発信/
受信レベルを補正する場合がある。先ず、扉間隙の絶対
的距離情報を演算する一例としては、透過モードの近接
センサ受信部の受信波出力レベルにより扉間隙距離情報
を演算するもので、予め代表的扉間隙距離に対して、別
途実験により、例えば、10cm間隔で受信データを収
集し、扉間距離−受信レベル対応表を作成する。すなわ
ち、図14に示すように発信レベル1で10cm〜60
cmの扉間距離に対する透過受信レベルを記憶し、より
強力な発信レベル2で70cm〜140cmの扉間距離
に対する透過受信レベルデータを記憶し、最強の発信レ
ベル3で150cm〜300cmの扉間距離に対する透
過受信レベルデータを作成し、記憶しておく。続いて、
自動ドアの人/障害物検知モードでは、予め扉の全開し
た場合の扉間隙距離は測定可能であるので、この全開距
離情報を入力すると共に、人/障害物の安全検知は通常
扉閉まり動作中のみ実行し、扉開き動作中は実行しない
ようになっている。そこで、扉開き制御信号がONとな
り、扉が全開となった時点以後、扉が閉まる途中での人
/障害物の検知動作を図15のフローチャートを参照し
て説明すると、先ず、図11(B)の操作順序登録テー
ブルの1番目の受信部44n,44n´をそれぞれ指定
された動作モードに設定後、扉全開距離に対応した発信
レベルを図14の距離−受信レベル表から選択し、発信
部42nを所定の発信レベルでON動作させる(図15
のステップS30)。次に、透過モード受信部44n´
の受信レベルを制御手段20によりチェックし、所定の
閾値以下であったら、人/障害物により透過波が遮断さ
れたと判定し(ステップS32)、扉開き制御信号をO
Nする(ステップS34)。また、透過受信レベルが所
定の閾値以上であったら、次に、反射モード受信部44
nの受信レベルを制御手段20によりチェックし、反射
モードでは別途定めた閾値以上の受信レベルが検出され
たら、人/障害物から反射波が返って来たと判定し(ス
テップS36)、扉開き制御信号をONする(ステップ
S34)。次に、上述の透過及び反射のどちらの受信レ
ベルからも人/障害物が検知されない場合には、透過モ
ード受信部の受信レベルより図14の距離−受信レベル
表から扉間隙距離を演算する(ステップS38)と共
に、扉間隙距離情報より図11(B)の登録テーブルの
次の発信部(j)の発信出力レベルを決定する(ステッ
プS40)。通常、扉は閉まり動作中なので、具体的に
は制御手段20では発信レベルを下げるか否か判定する
ことになる。かくしてj番目の発信出力レベルが決定さ
れると、登録テーブルのj番目の受信部をそれぞれ指定
された透過モード及び反射モードに設定し、発信部をj
番目の発信出力レベルで距離補正してON動作させる
(ステップS42)。続いて、透過モード受信部44j
の受信レベルを制御手段20によりチェックし、所定の
閾値以下であったら人により透過波が遮断されたと判定
し(ステップS44)、扉開き制御信号をONする。
又、反射モード受信部44j´の受信レベルも制御手段
20によりチェックし、受信レベルが所定の閾値以上で
あったら人から反射波が返って来たと判定し(ステップ
S48)、扉開き制御信号をONする。しかして、透過
及び反射のどちらの受信レベルからも人/障害物が検知
されない場合には、透過モード受信部の受信レベルから
扉間隙距離を演算し、次の登録テーブルの発信/受信部
チェックを行うためj=j+1として上述のステップS
38〜S48の処理を繰り返す。かくして図10のよう
な発信部/受信部のセンサ配置構成において、エンコー
ダ/リニアスケール等の位置計測手段を使用することな
く、透過モード受信センサの出力レベルから絶対的な扉
間隙情報を演算し、発信部の発信レベルを距離補正して
相手扉の影響を受けることなく人/障害物の検知を行う
ことが可能となる。
【0015】図9、10に対応させて示す図16〜18
はこの発明のまた別の動作原理を示すものであり、図1
〜図10の構成では主として自動ドアの安全装置に重点
を置いた装置構成を示したが、図16〜18では扉が全
開状態でも近づいて来る人を検知可能な自動ドアの安全
兼起動装置の構成例を示している。すなわち、図16〜
18では、扉の合わせ側には図10と同様に通過中の人
を挟んだり、立止まったままの人を挟んだりするのを防
止するための透過式及び反射式非接触近接センサを配設
すると共に、扉の出口方向、入口方向にもそれぞれ指向
特性を有する反射式非接触近接センサ46を配設し、自
動ドアを取付けるだけで柱工事や床工事、天井工事等の
一切不要な自動ドアの安全兼起動装置を示している。扉
の出口方向、入口方向にそれぞれ指向特性を有する反射
式非接触近接センサ46としては光反射式近接センサ、
赤外線反射式近接センサ、超音波反射式近接センサ、ミ
リ波レーダセンサ等があるが、1〜3m接近したら人/
障害物を検知するものであれば何でも良い。また、図1
7の反射式非接触近接センサ46a〜46d及び46b
〜46c等は扉4、5の各出口、入口方向にそれぞれ一
つづつ配設しても良く、また各出口、入口方向に複数個
配設しても良い。更に、反射式近接センサ46a〜46
hの出力は制御手段20で所定の時間間隔でチェックし
ても良いし、制御手段20とは別に制御手段21を設
け、起動装置専用として近接センサ46a〜46hの出
力をチェックさせても良い。更にまた、扉の合わせ側に
は赤外線式近接センサを配設し、扉の出口方向/入口方
向には超音波反射式近接センサを配設するというよう
に、波長又は原理の異なる近接センサを合わせ側と出入
口方向でそれぞれ変えて配設すると、扉の合わせ側方向
と出入口方向との間で同一波長帯のセンサを使用した場
合に生ずる波長間の混入、干渉を未然に防止することが
できる。
はこの発明のまた別の動作原理を示すものであり、図1
〜図10の構成では主として自動ドアの安全装置に重点
を置いた装置構成を示したが、図16〜18では扉が全
開状態でも近づいて来る人を検知可能な自動ドアの安全
兼起動装置の構成例を示している。すなわち、図16〜
18では、扉の合わせ側には図10と同様に通過中の人
を挟んだり、立止まったままの人を挟んだりするのを防
止するための透過式及び反射式非接触近接センサを配設
すると共に、扉の出口方向、入口方向にもそれぞれ指向
特性を有する反射式非接触近接センサ46を配設し、自
動ドアを取付けるだけで柱工事や床工事、天井工事等の
一切不要な自動ドアの安全兼起動装置を示している。扉
の出口方向、入口方向にそれぞれ指向特性を有する反射
式非接触近接センサ46としては光反射式近接センサ、
赤外線反射式近接センサ、超音波反射式近接センサ、ミ
リ波レーダセンサ等があるが、1〜3m接近したら人/
障害物を検知するものであれば何でも良い。また、図1
7の反射式非接触近接センサ46a〜46d及び46b
〜46c等は扉4、5の各出口、入口方向にそれぞれ一
つづつ配設しても良く、また各出口、入口方向に複数個
配設しても良い。更に、反射式近接センサ46a〜46
hの出力は制御手段20で所定の時間間隔でチェックし
ても良いし、制御手段20とは別に制御手段21を設
け、起動装置専用として近接センサ46a〜46hの出
力をチェックさせても良い。更にまた、扉の合わせ側に
は赤外線式近接センサを配設し、扉の出口方向/入口方
向には超音波反射式近接センサを配設するというよう
に、波長又は原理の異なる近接センサを合わせ側と出入
口方向でそれぞれ変えて配設すると、扉の合わせ側方向
と出入口方向との間で同一波長帯のセンサを使用した場
合に生ずる波長間の混入、干渉を未然に防止することが
できる。
【0016】かかる動作原理に基づく自動ドアの安全兼
軌道装置の一例を図18及び図19を参照して更に詳し
く説明する。図10に対応させて示す図18は、この発
明のまた別の一実施例を示すものであり、それぞれ同一
の番号を付した装置はそれぞれ同一の機能を果たすと共
に、扉の合わせ側に配設した透過式非接触近接センサの
受信レベルが一定となるように発信側を相対的距離補正
し、図10の構成で必要であったエンコーダ/リニアス
ケール等の位置計測手段を不要とし、更に、扉5、4の
出入口側にそれぞれ反射式非接触近接センサ46a〜4
6hを配設し、非接触近接センサ46a〜46hの出力
は制御手段21によりチェックするようになっている。
尚、図18の構成では扉の合わせ側の透過式/反射式非
接触近接センサ42a〜44a,42n´〜44n´と
して赤外線式近接センサを使用し、扉の出口方向/入口
方向の反射式非接触近接センサ46a〜46hとしては
超音波式近接センサを使用する例を示している。また、
図18に対応させて示す図19は電気的信号結線図及び
ブロック図を示し、それぞれ同一の番号を付した装置は
同一の機能を果たすと共に、定電流源A1の出力をドラ
イバーDRV1で駆動し、その出力は制御手段20から
出力される選択信号GSW1によりスイッチSW1を介
して選択された発信/発光部42iの発信素子を駆動す
るようになっている。しかして、その透過波は対応する
受信部44i´により受信され、その出力Vrci´は
スイッチSW2及びバッファbuf1を介して透過用ア
ンプA2に入力され、その出力Vo2は制御手段20の
A/D変換入力へ接続されると共に、高ゲインアンプA
MP1に入力され、基準電圧Vrefと比較され、その
出力はスイッチSW4を介して定電流源A1にフィード
バックされるようになっている。又、反射波の受信出力
VrciはスイッチSW3及びバッファbuf2を介し
て反射用アンプA3に入力され、その出力Vo3は制御
手段20のAD変換入力へ接続されるようになってい
る。更に、扉4側の発信部42a´〜42n´とスイッ
チSW1とはケーブルガイド10内のケーブル12bに
より接続され、扉4側の受信部44a´〜44n´とス
イッチSW2、SW3とはケーブル12aにより接続さ
れるようになっている。更にまた、超音波反射式近接セ
ンサ46a〜46hは扉4側に設けられた制御手段21
によりその受信レベルがチェックされ、その出力はケー
ブル12cを介して制御手段20に伝達されるようにな
っている。かかる構成において、その動作を次に説明す
る。図18及び図19の実施例では起動用の超音波反射
式非接触近接センサ46a〜46hは常時アクティブ状
態であり、制御手段21により扉4又は5に人/障害物
が近づいた場合には瞬時にこれが感知され、感知信号が
制御手段21から制御手段20に伝送されドア開き信号
がオンとなる。他方、扉の合わせ側に配設された安全用
近接センサ42a−44a〜42n´−44n´は起動
用の反射式非接触近接センサ46a〜46hとは全く独
立に動作し、図11(B)に示す走査順序登録テーブル
に登録された順番に発信部/受信部がそれぞれアクティ
ブとなり、扉間の起動用近接センサの死角空間に人/障
害物が停った場合これを検知し、人/障害物の回避動作
を行なう。従って、起動用近接センサによりドア開き制
御信号がオンとなり、扉が全開した状態から扉が閉まり
始め、扉が全閉状態となる迄の期間、安全用近接センサ
は順次アクティブ状態となる。
軌道装置の一例を図18及び図19を参照して更に詳し
く説明する。図10に対応させて示す図18は、この発
明のまた別の一実施例を示すものであり、それぞれ同一
の番号を付した装置はそれぞれ同一の機能を果たすと共
に、扉の合わせ側に配設した透過式非接触近接センサの
受信レベルが一定となるように発信側を相対的距離補正
し、図10の構成で必要であったエンコーダ/リニアス
ケール等の位置計測手段を不要とし、更に、扉5、4の
出入口側にそれぞれ反射式非接触近接センサ46a〜4
6hを配設し、非接触近接センサ46a〜46hの出力
は制御手段21によりチェックするようになっている。
尚、図18の構成では扉の合わせ側の透過式/反射式非
接触近接センサ42a〜44a,42n´〜44n´と
して赤外線式近接センサを使用し、扉の出口方向/入口
方向の反射式非接触近接センサ46a〜46hとしては
超音波式近接センサを使用する例を示している。また、
図18に対応させて示す図19は電気的信号結線図及び
ブロック図を示し、それぞれ同一の番号を付した装置は
同一の機能を果たすと共に、定電流源A1の出力をドラ
イバーDRV1で駆動し、その出力は制御手段20から
出力される選択信号GSW1によりスイッチSW1を介
して選択された発信/発光部42iの発信素子を駆動す
るようになっている。しかして、その透過波は対応する
受信部44i´により受信され、その出力Vrci´は
スイッチSW2及びバッファbuf1を介して透過用ア
ンプA2に入力され、その出力Vo2は制御手段20の
A/D変換入力へ接続されると共に、高ゲインアンプA
MP1に入力され、基準電圧Vrefと比較され、その
出力はスイッチSW4を介して定電流源A1にフィード
バックされるようになっている。又、反射波の受信出力
VrciはスイッチSW3及びバッファbuf2を介し
て反射用アンプA3に入力され、その出力Vo3は制御
手段20のAD変換入力へ接続されるようになってい
る。更に、扉4側の発信部42a´〜42n´とスイッ
チSW1とはケーブルガイド10内のケーブル12bに
より接続され、扉4側の受信部44a´〜44n´とス
イッチSW2、SW3とはケーブル12aにより接続さ
れるようになっている。更にまた、超音波反射式近接セ
ンサ46a〜46hは扉4側に設けられた制御手段21
によりその受信レベルがチェックされ、その出力はケー
ブル12cを介して制御手段20に伝達されるようにな
っている。かかる構成において、その動作を次に説明す
る。図18及び図19の実施例では起動用の超音波反射
式非接触近接センサ46a〜46hは常時アクティブ状
態であり、制御手段21により扉4又は5に人/障害物
が近づいた場合には瞬時にこれが感知され、感知信号が
制御手段21から制御手段20に伝送されドア開き信号
がオンとなる。他方、扉の合わせ側に配設された安全用
近接センサ42a−44a〜42n´−44n´は起動
用の反射式非接触近接センサ46a〜46hとは全く独
立に動作し、図11(B)に示す走査順序登録テーブル
に登録された順番に発信部/受信部がそれぞれアクティ
ブとなり、扉間の起動用近接センサの死角空間に人/障
害物が停った場合これを検知し、人/障害物の回避動作
を行なう。従って、起動用近接センサによりドア開き制
御信号がオンとなり、扉が全開した状態から扉が閉まり
始め、扉が全閉状態となる迄の期間、安全用近接センサ
は順次アクティブ状態となる。
【0017】図11(B)の登録テーブルの順番に基づ
いて図18、19の安全用近接センサの動作を説明する
と、先ず扉が閉まり始めると、制御手段20により登録
テーブルから1番目の発信部及び受信部が読出され、選
択信号GSW1によりスイッチSW1を介して発信部4
2nの発信/発光素子が選択される。次に、選択信号G
SW2により受信部44n´の出力をスイッチSW2を
介して透過用アンプA2に接続し、選択信号GSW3に
より受信部44nの出力を反射用アンプA3に接続す
る。続いて、信号GSW4、GSW5によりスイッチS
W4をONにし、SW5をOFFにする。かくして透過
式近接センサ42n−44n´のフィードバックループ
が完成するが、アンプA2の基準電圧Vtr1よりアン
プAMP1の基準入力Vrefを予め高く設定しておく
と、アンプAMP1の出力は大出力となり、定電流源A
1を介して発信部42nが大出力で発信(発光)する。
すると、受信部44n´の受信素子は大出力Vrcn´
を透過用アンプA2に出力し、その出力Vo2は基準入
力Vrefより高くなり、アンプAMP1の出力は小出
力となる。アンプAMP1の出力が小さくなると発信部
42nは小出力となり、受信部44n´の受信出力Vr
cn´は低下する。次に、受信出力Vrcn´が低下す
ると透過用アンプA2の出力Vo2も低下し、アンプA
MP1の基準入力Vrefよりも下がる。出力Vo2が
基準入力Vrefよりも下がるとアンプAMP1の出力
は大出力となり再び発信素子42nは大発信レベルとな
る。かかるフィードバック処理を系の時定数で定まる期
間繰り返すと、通常は透過用アンプA2の出力Vo2が
基準入力Vrefに等しくなった状態でアンプA2の出
力は安定する。そこで、所定の期間後アンプA2及びA
3の出力をAD変換手段を介して制御手段20に入力
し、透過用アンプA2の出力Vo2が所定の閾値Vth
2より大きければ透過波は遮断されず、人/障害物は無
いと判定する。また、出力Vo2が閾値Vth2よりも
小さければ人/障害物を検知したと判定し、ドア開き制
御信号をONする。また、反射用アンプA3の出力Vo
3が所定の閾値Vth3より大きければ人/障害物から
多量の反射波を検知したと判定し、ドア開き制御信号を
ONする。他方、出力Vo3が閾値Vth3よりも小さ
ければ人/障害物は無いと判定する。かくして1番目の
発信部/受信部による人/障害物の検知処理が終了する
と、信号GSW4、GSW5を介してスイッチSW4を
OFFし、スイッチSW5をONとし、発信部42nの
動作を停止させる。かかる構成の発信/受信部では扉間
の距離に関係なく、アンプAMP1の基準入力Vref
に、透過用アンプA2の出力Vo2が等しくなるように
通常100μsec以内で発信出力レベルが調整される
ので、高速に移動する自動ドアが移動中にも短時間で扉
間距離を相対的に補正した発信/受信状態を安定的に実
現できる。次に、登録テーブルの2番目の発信部及び受
信部が読出され、図11(B)の例では扉4側の発信部
42c´が登録されているので、選択信号GSW1によ
りスイッチSW1を介して扉4側の発信部42c´の発
信/発光素子が選択される。次に、選択信号GSW2に
より扉5側の受信部44cの出力VrccをスイッチS
W2を介して透過用アンプA2に接続し、選択信号GS
W3により扉4側の受信部44c´の出力Vrcc´を
反射用アンプA3に接続する。続いて信号GSW4、G
SW5によりスイッチSW4をONにし、SW5をOF
Fにすると、透過式近接センサ42c´−44cのフィ
ードバックループが完成し、上述と同様にして所定の期
間後(通常100μsec前後)、アンプA2及びA3
の出力Vo2、Vo3を制御手段20に入力し、所定の
R>閾値Vth2、Vth3とそれぞれ比較して人/障害
物の有無をチェックし、人/障害物が検知された場合に
はドア開き制御信号をONする。かかる登録テーブルの
読出し、スイッチの切換、アンプA2、A3出力のチェ
ック処理を自動ドアが全閉状態となる迄、登録テーブル
の走査の順番に順次繰り返す。
いて図18、19の安全用近接センサの動作を説明する
と、先ず扉が閉まり始めると、制御手段20により登録
テーブルから1番目の発信部及び受信部が読出され、選
択信号GSW1によりスイッチSW1を介して発信部4
2nの発信/発光素子が選択される。次に、選択信号G
SW2により受信部44n´の出力をスイッチSW2を
介して透過用アンプA2に接続し、選択信号GSW3に
より受信部44nの出力を反射用アンプA3に接続す
る。続いて、信号GSW4、GSW5によりスイッチS
W4をONにし、SW5をOFFにする。かくして透過
式近接センサ42n−44n´のフィードバックループ
が完成するが、アンプA2の基準電圧Vtr1よりアン
プAMP1の基準入力Vrefを予め高く設定しておく
と、アンプAMP1の出力は大出力となり、定電流源A
1を介して発信部42nが大出力で発信(発光)する。
すると、受信部44n´の受信素子は大出力Vrcn´
を透過用アンプA2に出力し、その出力Vo2は基準入
力Vrefより高くなり、アンプAMP1の出力は小出
力となる。アンプAMP1の出力が小さくなると発信部
42nは小出力となり、受信部44n´の受信出力Vr
cn´は低下する。次に、受信出力Vrcn´が低下す
ると透過用アンプA2の出力Vo2も低下し、アンプA
MP1の基準入力Vrefよりも下がる。出力Vo2が
基準入力Vrefよりも下がるとアンプAMP1の出力
は大出力となり再び発信素子42nは大発信レベルとな
る。かかるフィードバック処理を系の時定数で定まる期
間繰り返すと、通常は透過用アンプA2の出力Vo2が
基準入力Vrefに等しくなった状態でアンプA2の出
力は安定する。そこで、所定の期間後アンプA2及びA
3の出力をAD変換手段を介して制御手段20に入力
し、透過用アンプA2の出力Vo2が所定の閾値Vth
2より大きければ透過波は遮断されず、人/障害物は無
いと判定する。また、出力Vo2が閾値Vth2よりも
小さければ人/障害物を検知したと判定し、ドア開き制
御信号をONする。また、反射用アンプA3の出力Vo
3が所定の閾値Vth3より大きければ人/障害物から
多量の反射波を検知したと判定し、ドア開き制御信号を
ONする。他方、出力Vo3が閾値Vth3よりも小さ
ければ人/障害物は無いと判定する。かくして1番目の
発信部/受信部による人/障害物の検知処理が終了する
と、信号GSW4、GSW5を介してスイッチSW4を
OFFし、スイッチSW5をONとし、発信部42nの
動作を停止させる。かかる構成の発信/受信部では扉間
の距離に関係なく、アンプAMP1の基準入力Vref
に、透過用アンプA2の出力Vo2が等しくなるように
通常100μsec以内で発信出力レベルが調整される
ので、高速に移動する自動ドアが移動中にも短時間で扉
間距離を相対的に補正した発信/受信状態を安定的に実
現できる。次に、登録テーブルの2番目の発信部及び受
信部が読出され、図11(B)の例では扉4側の発信部
42c´が登録されているので、選択信号GSW1によ
りスイッチSW1を介して扉4側の発信部42c´の発
信/発光素子が選択される。次に、選択信号GSW2に
より扉5側の受信部44cの出力VrccをスイッチS
W2を介して透過用アンプA2に接続し、選択信号GS
W3により扉4側の受信部44c´の出力Vrcc´を
反射用アンプA3に接続する。続いて信号GSW4、G
SW5によりスイッチSW4をONにし、SW5をOF
Fにすると、透過式近接センサ42c´−44cのフィ
ードバックループが完成し、上述と同様にして所定の期
間後(通常100μsec前後)、アンプA2及びA3
の出力Vo2、Vo3を制御手段20に入力し、所定の
R>閾値Vth2、Vth3とそれぞれ比較して人/障害
物の有無をチェックし、人/障害物が検知された場合に
はドア開き制御信号をONする。かかる登録テーブルの
読出し、スイッチの切換、アンプA2、A3出力のチェ
ック処理を自動ドアが全閉状態となる迄、登録テーブル
の走査の順番に順次繰り返す。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の自動ド
アの安全兼起動装置によれば、移動扉に人/障害物を検
知する透過式非接触近接スイッチ/センサを配設し、扉
の全移動空間において相手扉や建物壁の影響を全く受け
ずに人/障害物が検知できるので、死角空間のない絶対
に人を挟むことのない安全な自動ドアを提供することが
できる。また、反射式非接触近接スイッチ/センサを移
動扉に配設し、高速に扉を移動させても相手扉の影響を
高速に補正することができる。更に、扉の出/入口方向
に指向性のある非接触近接スイッチ/センサを扉に設け
ると、扉が全閉の状態にあっても近づいて来る人を感知
でき、床工事、天井工事、柱工事等の不要な施工作業の
簡単な自動ドアを提供することができる。しかして、直
線状の往復移動する扉には耐久性に優れたケーブルガイ
ドを介して電力及びセンシング信号等を十分供給/伝送
することができるので、複数の非接触近接スイッチ/セ
ンサの切替えや計測処理を短時間で実行でき、高速移動
中の扉間や扉−建物間でも安定した人/障害物の検知処
理を実現することができる。
アの安全兼起動装置によれば、移動扉に人/障害物を検
知する透過式非接触近接スイッチ/センサを配設し、扉
の全移動空間において相手扉や建物壁の影響を全く受け
ずに人/障害物が検知できるので、死角空間のない絶対
に人を挟むことのない安全な自動ドアを提供することが
できる。また、反射式非接触近接スイッチ/センサを移
動扉に配設し、高速に扉を移動させても相手扉の影響を
高速に補正することができる。更に、扉の出/入口方向
に指向性のある非接触近接スイッチ/センサを扉に設け
ると、扉が全閉の状態にあっても近づいて来る人を感知
でき、床工事、天井工事、柱工事等の不要な施工作業の
簡単な自動ドアを提供することができる。しかして、直
線状の往復移動する扉には耐久性に優れたケーブルガイ
ドを介して電力及びセンシング信号等を十分供給/伝送
することができるので、複数の非接触近接スイッチ/セ
ンサの切替えや計測処理を短時間で実行でき、高速移動
中の扉間や扉−建物間でも安定した人/障害物の検知処
理を実現することができる。
【図1】透過式近接スイッチを利用したこの発明の一構
成例を示す図である。
成例を示す図である。
【図2】この発明のケーブルガイドを装着した自動ドア
の一構成例を示す斜視図である。
の一構成例を示す斜視図である。
【図3】サポート部材の横断面を示す図である。
【図4】サポート部材を自動ドアに装着した場合の実装
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図5】図2のケーブルガイドの断面を示す図である。
【図6】図1の自動ドアの電気的ブロック図である。
【図7】透過式近接スイッチを利用したこの発明の別の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図8】また別の透過式近接スイッチを利用したこの発
明の一構成例を示す図である。
明の一構成例を示す図である。
【図9】扉の移動中に反射式近接スイッチを使用した場
合の問題点を説明する図である。
合の問題点を説明する図である。
【図10】透過式及び反射式近接センサを利用したこの
発明の一例を示す図である。
発明の一例を示す図である。
【図11】その動作を説明するフローチャートの一例で
ある。
ある。
【図12】扉間の信号発信部及び受信部の動作を説明す
る概念図である。
る概念図である。
【図13】そのタイムチャートの一例である。
【図14】扉間距離と受信レベルの関係を示す図であ
る。
る。
【図15】図10の装置の動作を説明するフローチャー
トの一例である。
トの一例である。
【図16】自動ドアの安全/起動用サーチ空間の一例を
示す図である。
示す図である。
【図17】安全/起動用サーチ空間に対応した近接スイ
ッチ/センサの取付方向を示す図である。
ッチ/センサの取付方向を示す図である。
【図18】扉全閉状態でも作動可能な安全兼起動装置の
一構成例を示す図である。
一構成例を示す図である。
【図19】その動作を説明するための信号処理ブロック
図である。
図である。
【図20】従来の安全装置の一例を示す図である。
4、5 移動扉 10、10´ ケーブルガイド(サポート部材) 12a,12b,12c ケーブル 20、21 制御手段 22 分配器 24a−24a´,…24n−24n´ 透過式近接
スイッチ(センサ) 26 光ファイバー 28 受光手段 30a〜30c 光走査手段 42a〜42n´ 発信部 44a〜44n´ 受信部 46a〜46h 反射式近接センサ(スイッチ)
スイッチ(センサ) 26 光ファイバー 28 受光手段 30a〜30c 光走査手段 42a〜42n´ 発信部 44a〜44n´ 受信部 46a〜46h 反射式近接センサ(スイッチ)
Claims (18)
- 【請求項1】 自動ドアの可動する開閉扉の合わせ側
に、人/障害物を検知し前記扉の開閉制御/衝突防止を
するための、信号発信部および信号受信部を具えた反射
式非接触近接スイッチを設け、この反射式非接触近接ス
イッチは、信号発信部および信号受信部を具え、前記信
号発信部は、外部からその信号発信レベルを制御でき、
前記反射式非接触近接スイッチの検知範囲を、建物また
は相手扉の手前までの距離となるように、前記信号発信
部の発信レベルを制御するようにしたことを特徴とする
自動ドアの安全兼起動装置。 - 【請求項2】 前記反射式非接触近接スイッチの信号発
信部の発信レベルを、前記扉の位置計測手段により制御
するようにした請求項1に記載の自動ドアの安全兼起動
装置。 - 【請求項3】 自動ドアの可動する開閉扉の合わせ側
に、人/障害物を検知し前記扉の開閉制御/衝突防止を
するための透過式及び反射式非接触近接スイッチを設
け、この反射式非接触近接スイッチは、信号発信部およ
び信号受信部を具え、前記信号発信部は、外部からその
信号発信レベルを制御でき、前記反射式非接触近接スイ
ッチの検知範囲を、建物または相手扉の手前までの距離
となるように、前記信号発信部の発信レベルを制御する
ようにしたことを特徴とする自動ドアの安全兼起動装
置。 - 【請求項4】 前記反射式非接触近接スイッチの信号発
信部の発信レベルを、前記扉の位置計測手段により制御
するようにした請求項3に記載の自動ドアの安全兼起動
装置。 - 【請求項5】 前記反射式非接触近接スイッチの信号発
信部の発信レベルを、前記透過式非接触近接スイッチの
出力により制御するようにした請求項3に記載の自動ド
アの安全兼起動装置。 - 【請求項6】 前記可動する開閉扉と相手扉又は建物側
との距離情報を計測する扉間隙計測手段と、この扉間隙
計測手段から出力される距離情報に基づいて、前記反射
式非接触近接スイッチの受信レベルを補正し、相手扉又
は建物の影響を除去して当該扉の開閉制御/衝突防止信
号を生成するようにした請求項1乃至5のいずれか1項
に記載の自動ドアの安全兼起動装置。 - 【請求項7】 自動ドアの可動する開閉扉の合わせ側
に、人/障害物を検知し前記扉の開閉制御/衝突防止を
するための非接触近接スイッチを、前記扉の合わせ側、
及び/又は入口側、及び/又は出口側の所定の同一空間
方向にそれぞれ指向特性があるように区分して埋込み配
設し、 前記扉の合わせ側方向に指向特性のある非接触近接スイ
ッチには、反射式非接触近接スイッチであって、信号発
信部および信号受信部を具え、前記信号発信部は、外部
からその信号発信レベルを制御でき、前記反射式非接触
近接スイッチの検知範囲を、建物または相手扉の手前ま
での距離となるように、前記信号発信部の発信レベルを
制御できるものを配設し、前記扉の合わせ側の全移動空
間において死角のない人/障害物の検知を行なうように
し、 また、前記扉が閉まった状態にあっても、前記扉の合わ
せ側に埋込んだ入口側及び出口側の同一空間方向にそれ
ぞれ指向特性がある前記非接触近接スイッチにより、人
/障害物の検知が実行可能であるようにしたことを特徴
とする自動ドアの安全兼起動装置。 - 【請求項8】 自動ドアの可動する開閉扉の合わせ側
に、人/障害物を検知し前記扉の開閉制御/衝突防止を
するための非接触近接スイッチを、前記扉の合わせ側、
及び/又は入口側、及び/又は出口側の所定の同一空間
方向にそれぞれ指向特性があるように区分して埋込み配
設し、 前記扉の合わせ側方向に指向特性のある非接触近接スイ
ッチには、透過式及び反射式非接触近接スイッチを設
け、この反射式非接触近接スイッチには、信号発信部お
よび信号受信部を具え、この信号発信部は、外部からそ
の信号発信レベルを制御でき、前記反射式非接触近接ス
イッチの検知範囲を、建物または相手扉の手前までの距
離となるように、前記信号発信部の発信レベルを制御で
きるものを配設し、前記扉の合わせ側の全移動空間にお
いて死角のない人/障害物の検知を行なうようにし、 また、前記扉が閉まった状態にあっても、前記扉の合わ
せ側に埋込んだ入口側及び出口側の同一空間方向にそれ
ぞれ指向特性がある前記非接触近接スイッチにより、人
/障害物の検知が実行可能であるようにしたことを特徴
とする自動ドアの安全兼起動装置。 - 【請求項9】 前記反射式非接触近接スイッチの信号発
信部の発信レベルを、前記扉の位置計測手段により制御
するようにした請求項7または8に記載の自動ドアの安
全兼起動装置。 - 【請求項10】 前記反射式非接触近接スイッチの信号
発信部の発信レベルを、前記透過式非接触近接スイッチ
の出力により制御するようにした請求項8に記載の自動
ドアの安全兼起動装置。 - 【請求項11】 前記可動する開閉扉と相手扉又は建物
側との距離情報を計測する扉間隙計測手段と、この扉間
隙計測手段から出力される距離情報に基づいて、前記反
射式非接触近接スイッチの受信レベルを補正し、相手扉
又は建物の影響を除去して当該扉の開閉制御/衝突防止
信号を生成するようにした請求項7乃至10のいずれか
1項に記載の自動ドアの安全兼起動装置。 - 【請求項12】 前記反射式非接触近接スイッチが、光
学式近接スイッチ及び/又は赤外線近接スイッチである
請求項1乃至11のいずれか1項に記載の自動ドアの安
全兼起動装置。 - 【請求項13】 前記反射式非接触近接スイッチが、超
音波近接スイッチ及び/又はミリ波レーダセンサである
請求項1乃至11のいずれか1項に記載の自動ドアの安
全兼起動装置。 - 【請求項14】 自動ドアの可動する開閉扉の合わせ側
に、前記扉の合わせ側方向に指向特性をもたせ、人/障
害物を検知し前記扉の開閉制御/衝突防止をするための
非接触近接スイッチを、複数個、埋込み配設し、さら
に、前記可動する開閉扉と相手扉または建物側との距離
情報を計測する扉間隙計測手段を設け、この扉間隙計測
手段から出力される距離情報に基づいて、前記非接触近
接スイッチの受信レベルを補正し、相手扉又は建物の影
響を除去して当該扉の開閉制御/衝突防止信号を生成す
るようにしたことを特徴とする自動ドアの安全兼起動装
置。 - 【請求項15】 前記非接触近接スイッチが、透過式近
接スイッチまたは反射式近接スイッチである請求項14
に記載の自動ドアの安全兼起動装置。 - 【請求項16】 前記非接触近接スイッチが、光学式近
接スイッチ及び/又は超音波近接スイッチ及び/又は赤
外線近接スイッチ及び/又はミリ波レーダセンサである
請求項14または15に記載の自動ドアの安全兼起動装
置。 - 【請求項17】 前記扉の位置計測手段または前記扉間
隙計測手段が、光学式近接スイッチ及び/又は超音波近
接スイッチ及び/又は赤外線近接スイッチ及び/又はミ
リ波レーダセンサ及び/又はロータリエンコーダ及び/
又はリニアエンコーダである請求項2、4、6、9、1
1又は14のいずれか1項に記載の自動ドアの安全兼起
動装置。 - 【請求項18】 前記可動する開閉扉の合わせ側に配設
した、複数個の非接触近接スイッチを、制御手段により
所定の位相差を設けてそれぞれ相互に干渉しないように
駆動するようにした請求項1乃至17のいずれか1項に
記載の自動ドアの安全兼起動装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00753997A JP3148140B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 自動ドアの安全兼起動装置 |
US09/127,732 US6304178B1 (en) | 1997-01-20 | 1998-08-03 | Door safety system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00753997A JP3148140B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 自動ドアの安全兼起動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10205215A JPH10205215A (ja) | 1998-08-04 |
JP3148140B2 true JP3148140B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=11668605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00753997A Expired - Fee Related JP3148140B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 自動ドアの安全兼起動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3148140B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023190157A1 (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-05 | 太陽誘電株式会社 | 高周波システム |
-
1997
- 1997-01-20 JP JP00753997A patent/JP3148140B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10205215A (ja) | 1998-08-04 |
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