JP3147722U - 植物育成カプセル - Google Patents

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建次 眞▲崎▼
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株式会社マサキ・エンヴェック
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Abstract

【課題】カプセル内の育成土壌の水分量を一瞥して判断することができ、育成土壌への水分補給を適時に行うことができるばかりでなくオブジェとしての外観意匠に優れた植物育成カプセルを提供する。
【解決手段】植物育成カプセル1のカプセル本体2を、透光性を有するプラスチック製の略半球形状のエアカプセル2aと、同形状のウォーターカプセル2bと、ウォーターカプセル2bに収容可能な椀状のソイルカプセル2cを嵌合連結し、全体的に地球儀様の外観意匠を呈すように球体状に構成する。ソイルカプセル2cに育成する植物Pの発芽や成長に必要な水分や栄養分をあらかじめ含ませた育成土壌3を封入し、ユーラシア大陸、アメリカ大陸、アフリカ大陸のような大陸形状に形成した水量チェックシート4をソイルカプセル2cの内面側の任意箇所に配置貼着し、育成土壌3と接触させる。
【選択図】 図2

Description

本考案は、観賞用の植物や食用野菜の栽培を手軽に楽しむことができると共に、オブジェとしても好適な植物育成カプセルに関し、とくに球体状の植物育成カプセルに関するものである。
従来、植物育成用のカプセル状のものとしては、例えば、複数の空気孔と大きめな空気取り入れ孔を設けた植物を栽培するプランターに被せる透明なカプセル(特許文献1参照)。植木鉢を水栽培部・陸栽培部・防風保温部で構成し、この3つの部分を植物の性質や外的条件に応じて組み合わせて使用できるカプセル・植木鉢が提案されている(特許文献2参照。)。
特開平9−313320号公報 実開平3−95748号公報
しかしながら、上記従来の製品は、単に風防としての効果を図ったものやカプセル内に植物の生育に必要な水分と栄養素を封入しただけの構成にすぎない、したがって、カプセル内の水分量の変化を正確に観察することが困難で、適時に水を与えることが判断し難いという問題があった。本考案は、上記のような従来技術の課題に鑑み、カプセル内の育成土壌の水分量を一瞥して判断することができ、育成土壌への水分補給を適時に行うことができるばかりでなくオブジェとしての外観意匠に優れた植物育成カプセルを提供することを目的とするものである。
そこで、本考案の植物育成カプセルは、透光性を有する略球形の中空カプセル内に植物の種子又は植物及びその生育に必要な水分と栄養素を有する育成土壌を封入し、該中空カプセルが底部貯留水の増減に応じて倒立及び傾倒自在に構成されたことを第1の特徴とし、中空カプセル内に水量指標部材を同封し、該水量指標部材が水発色性の印刷が施された吸水性紙であることを第2の特徴とし、また、水量指標部材を地球儀の大陸や海洋等の地形に見立てて中空カプセル内に配置すること第3の特徴とし、さらに、底面潅水の腐敗を防止する銀添コーラルサンドを収納したことを第4の特徴とする。
本考案によれば、以下の優れた効果がある。
(1)屋内でも日常的に、植物の成長過程を観察するという楽しみを得られる。
(2)中空カプセル内に水量指標材を設置したことにより、育成土壌の水分量を一瞥して判断することができ、潅水を適時に行うことができる。
(3)地球環境保全を訴えるメッセンジャー機能に富んだ製品である。
(4)オブジェとしての外観意匠に優れている。
本考案に係る実施形態を図面に示す実施例に従って詳述する。図1は本考案に係る植物育成カプセルの斜視図、図2は本考案に係る植物育成カプセルの正面断面図、図3は本考案の使用状態を示す斜視図である。
図1乃至図2に示すように、本考案に係る植物育成カプセル1は、カプセル本体2を、透光性を有するプラスチック製の略半球形状のエアカプセル2aと、同形状のウォーターカプセル2bと、椀状で、ウォーターカプセル2bに内装可能な大きさにされたソイルカプセル2cを介して嵌合連結し、全体的に球体状の地球儀様の外観意匠を呈すように構成されている。また、カプセル本体2内には、後述する水量指標材としての水量チェックシート4が収納されている。水量指標材としては、水発色インキを用いて印刷された印刷面を有する吸水紙(ウォーターチェック:商品名:朋友印刷株式会社製)を用いるのが好ましい。
すなわち、ソイルカプセル2cに、育成する植物Pの発芽や成長に必要な水分や栄養分をあらかじめ含ませた育成土壌3を封入し、その中に育成する植物Pの種子Sを播種する。加えて、例えば、ユーラシア大陸、アメリカ大陸、アフリカ大陸のような大陸形状に形成した水量チェックシート4をソイルカプセル2bの内面側の任意箇所に配置貼着し、育成土壌3と接触させる。尚、本実施例では水量チェックシート4を大陸の地形状に形成しているが、太平洋や大西洋の海洋の地形状に形成してもよい。カプセル本体2は、赤道ラインで北半球と南半球に分割できるイメージで、エアカプセル2a(北半球)は、さらに、キリマンジャロ(赤道直下)で左右に分割されるイメージで作製すると霜取りや清掃作業が簡便になり尚よい。
ここで使用する水量チェックシート4は、水に濡れると色が変わる特殊な吸水紙で、例えば、育成土壌3の水分の有無により、例えば、薄い緑色から濃い薄緑色に変化する性質を有する。この水量チェックシート4を任意形状に裁断して、本考案の水量指標材として使用するものである。カプセル本体2内にこの水量チェックシート4を同封することにより、カプセル本体2内の正確な水分量を一瞥して判断することができ、育成土壌3への給水を適時に行うことができる。
エアカプセル2aの頂部には地球のオゾンホールに見たてた植物が外部に露出するための開口2dを設ける。また、ソイルカプセル2cの底部には複数の潅水孔2eが穿設され、ウォーターカプセル2bに貯留した水Wにより底面潅水するようにされている。そして、適度な自然光が植生した植物Pに注がれ、光合成は十分に行われることになる。また、ウォーターカプセル2bの貯留水Wの増減に応じて植生した植物の重心との釣り合いの変化によりカプセル本体2が倒立及び傾倒自在に構成されることとなる。すなわち、貯留水Wが減少することで、カプセル本体2が傾倒し、これも給水の合図となる。また、カプセル本体2が、起き上がり小法師のように自由に揺動することで、植栽された植物Pには水平を保持しようとする力が働き育成状態が良好になる。
尚、育成土壌3としては、例えば、軽い多孔質資材の腐植客土(泥炭を主成分とする客土)を使用するのが好ましい。腐植客土は、特殊な化学処理と微生物処理を施したものを用い、化学処理では泥炭中の有害物質を除去し、微生物処理では微生物溶剤を混合する。腐植客土は、高い吸水率とイオン交換率を示し保水性と保肥力に優れ、酸塩基に対し緩衝作用を有している。また、腐植客土は長期間土壌の性質が変性し難く、栽培床が硬く締まることもない。そのため、植物の根張りが良好になり、栽培に適した保水力、透水性、保肥性、通気性を良好に確保できる。尚、本実施例では、ルーフソイル(商品名:株式会社マサキ・エンヴェック製)を使用した。さらに、貯留水が腐敗しないように、砂状のサンゴに銀をコーティングした浄水剤である銀添コーラルサンド5(レインシーコーラル:商品名:マリーンバイオ株式会社製)をウォーターカプセル2bの底面に収容した。
本考案では、二種類のスタイルで栽培が可能である。植物をカプセル本体2内で育成するスタイルと、植物の枝葉をエアカプセル2aの開口2dから露出させて育成するスタイルである。例えば、開口2cから露出する長尺な幹のある樹木の場合は、添え木となる支持柱6をウォーターカプセル2bに立設させるとよい。植物育成カプセル2内に入れる植物の種類としては、カプセル本体2内で生育することができ、観賞性にも優れたものを選択するのが望ましいが、必ずしも種子状態から生育させるものでなく、適当に成長した状態のものを封入して製品としてもよい。例えば、サボテンなどの多肉植物等を封入するものでも良い。また、苗1本から、植物の種類によっては4〜5本が植栽可能で、種からの栽培もできる。植栽に適するものとしては、盆栽、螺旋フラワー、螺旋状のアジサイ、枝豆、トマト、ナス、ピーマン、キュウリ、バジル、パセリ、ホスギトマトなどが挙げられる。
尚、ピーマンやトマト等の野菜類を種子から育苗し、ある程度成長したらカプセル本体2から取り出して、別途、植生ポット等に植え替えし、そのまま野菜や果実等が収穫できるまで生育を続けるようにしても良い。
本考案に係る植物育成カプセルの斜視図である。 本考案に係る植物育成カプセルの正面断面図である。 本考案の使用状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 植物育成カプセル
2 カプセル本体
2a エアカプセル
2b ウォーターカプセル
2c ソイルカプセル
2d 開口
2e 潅水孔
3 育成土壌
4 水量チェックシート(水量指標材)
5 銀添コーラルサンド(浄水剤)
6 支持柱(添え木)
P 植物

Claims (4)

  1. 透光性を有する略球形の中空カプセル内に植物の種子又は植物及びその生育に必要な水分と栄養素を有する育成土壌を封入し、該中空カプセルが底部貯留水の増減に応じて倒立及び傾倒自在に構成されたことを特徴とする植物育成カプセル。
  2. 中空カプセル内に水量指標部材を同封し、該水量指標部材が水発色性の印刷が施された吸水性紙であることを特徴とする請求項1記載の植物育成カプセル。
  3. 水量指標部材を地球儀の大陸や海洋等の地形に見立てて中空カプセル内に配置することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の植物育成カプセル。
  4. 底面潅水の腐敗を防止する銀添コーラルサンドを収納したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の植物育成カプセル。
JP2008007592U 2008-10-29 植物育成カプセル Expired - Lifetime JP3147722U (ja)

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