JP3147647B2 - ディジタル情報伝送方法 - Google Patents

ディジタル情報伝送方法

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JP3147647B2
JP3147647B2 JP05259294A JP5259294A JP3147647B2 JP 3147647 B2 JP3147647 B2 JP 3147647B2 JP 05259294 A JP05259294 A JP 05259294A JP 5259294 A JP5259294 A JP 5259294A JP 3147647 B2 JP3147647 B2 JP 3147647B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル情報伝送方法
に係り、送信側が入力情報語の可変長RLL(Run Lengt
h Limited)符号化とNRZI(Non Return to Zero Inve
rted)変調を行ってその変調ビット系列を伝送路へ出力
し、受信側が受信変調ビット系列をNRZI復調し、ス
ライド復号方式で前記の入力情報語を復号する場合の伝
送方法において、新規な(1,7)RLL符号を採用する
ことにより、DSV制御で変調信号の低域成分を抑制し
ながら正確な復号を行わせる伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディジタルVTR等においてデ
ィジタル信号を記録媒体へ記録する場合には、記録系の
特性に整合させるために、記録情報に係るビット系列を
所定の変調方式で変調することが行われている。そし
て、その代表的な変調方式としてのNRZI変調方式が
あり、入力される2値ビット系列に対してビット“1"の
場合には出力を反転させ、ビット“0"の場合にはそのま
まの出力状態を保ち、その信号の反転を磁気記録媒体上
では磁化反転として、光記録媒体上では物理的な形状変
化(ピット)として低周波成分を少なくしながら記録する
ことを可能にしている。
【0003】しかし、NRZI変調方式によると、記録
/再生系では信号の帯域が制限されているため、高密度
で記録を行った場合には、隣接した磁化反転やピットに
基づく再生信号が相互に干渉して正確な読取りが不可能
になる。この問題に対して、再生側で再生信号の干渉を
積極的に利用したパーシャルレスポンス方式によって再
生側の検出能力を向上させることも行われているが、記
録側において入力情報語をRLL符号化した後にNRZ
I変調を行う方法が知られている。
【0004】RLL符号では、ビット系列中のビット
“1"の間に存在するビット“0"の最小個数(最小ラン)が
dで、最大個数(最大ラン)がk(>d)となるようにビッ
ト“0"の連続個数が制限されており、特にmビットの入
力情報語をnビットの符号語へ変換する場合を最小単位
とし、(m*r)ビットの入力情報語を(n*r)ビットの
符号語へ変換する場合を最大単位として可変長変換する
場合の符号を(d,k;m,n;r)符号と称している(但
し、d,k,m,n,rは正の整数であり、d<k,m<n
である)。このRLL符号を用いると、直接にNRZI
変調を行う場合と比較して、記録信号の最小反転間隔T
minを拡大することができ、記録媒体上に対応させると
前記の磁化反転やピットの間隔を大きくとれることにな
り、再生信号の波形干渉を抑制して再生時の符号誤り率
を低下させながら記録密度を向上させることが可能にな
る。また、一般的に記録/再生系を含む伝送路では周波
数帯域が制限されているが、前記のように記録信号の最
小反転間隔Tminが拡大されることによって変調信号の
高い周波数のスペクトラムを減少させることができ、よ
り多くの情報を伝送することができる。
【0005】そして、そのような利点から、RLL符号
については各種の符号化則が提案されているが、磁気記
録や光記録の分野においては(1,7;2,3)符号[通称
(1,7)符号]によるRLL符号化が広く採用されてお
り、更に(1,7)符号に関しても、例えば特公平5-26271
号にみられるように、種々の符号化則が提案されてい
る。
【0006】ここでは、一例として、「IEEE Transactio
ns on Magnetics, Vol.MAG-12, No.6, Nov.1976. p.740
/T.Horiguchi,K.Morita “An Optimization of Modula
tionCodes in Digital Recording"」に開示されている
(1,7)符号について説明する。 この(1,7)符号によ
ると、入力情報語とRLL符号語は図8の表に示した変
換則で対応付けられている。
【0007】実際の符号化においては、入力情報語系列
を(2*i)ビット(i=1,2)の入力情報語に区切りな
がら、図8の符号化則に従って連続的に変換を実行し、
RLL符号語の境界においてXビットを直前のビットと
逆の値にすることにより、d=1,k=7のRLL符号
語系列を得ることができる。例えば、入力情報語系列が
図9の(A)であった場合には、同図の(B)に示されるR
LL符号語系列となる。 次に、そのRLL符号語系列
をNRZI変調すると、前記の事例[図9の(B)]であれ
ば、同図の(C)に示される変調ビット系列となり、入力
情報語系列[図9の(A)]を直接にNRZI変調した場合
の変調ビット系列[図9の(D)]と比較して、最小反転間
隔Tminは約1.3倍になっている。また、この(1,7)
符号では、最小反転間隔:M=(m/n)・(d+1)=2、
符号レート:R=(m/n)=0.66、信号のスペクトラ
ム集中度:P=(k+1)/(d+1)=2.67の各種パラ
メータを与え、他の(1,7)符号と比較しても良好な結
果を得ており、且つ復号時における1ビット誤りに対す
る誤り伝搬も最悪の場合で6情報ビットに抑制される。
【0008】一方、ディジタル信号の記録/再生系を含
む伝送路では記録信号と再生信号が交流結合素子を介し
て伝送されるため、記録信号に直流や低周波成分が多く
含まれていると伝送過程で信号波形に歪が発生し、再生
側でも直流や低周波成分の再生が困難になることから情
報の正確な伝送が妨げられる。また、記録/再生系にお
けるサーボ制御やフォーカス制御は再生信号の低周波成
分を利用して実行されるため、記録信号自体に低周波成
分が多く含まれているとそれらの制御が不正確になり、
結果的に再生特性に悪影響を及ぼす。従って、記録信号
はできるだけ直流及び低周波成分を含んでいないように
変調されることが望ましい。
【0009】そこで、変調信号の低周波成分ができるだ
け少なくなるように、信号の変調と並行してDSV(Dig
ital Sum Variation)を求め、その絶対値ができるだけ
「0」へ近づくように変調出力を適応的に決定する各種の
方式が提案されている(例えば、特公平1-27510号や特開
昭61-84124号)。ここに、DSVは変調信号の低域成分
を評価する目安として用いられ、変調信号の1タイムス
ロットがビット“1"の場合にv=+1、ビット“0"の場
合にv=−1として、信号の開始時からある時刻までの
vの総和を求めたものであり、DSVの絶対値が小さけ
れば直流又は低周波成分が少ないと評価される。
【0010】特に、前記の特開昭61-84124号では、Nビ
ットの情報語をMビットの符号語へ変換し(但し、M>
N≧2)、その符号語をNRZI変調する場合におい
て、特定の情報語に対しては符号語に含まれるビット
“1"の数が奇数のものと偶数のものを含む複数の符号語
を対応させ、DSVの絶対値が小さくなるように、その
DSVを得た時点に先行する特定の情報語に対応する符
号語を選択するディジタル変調器を提案している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にRLL符号化・NRZI変調された信号は送信側から
記録/再生系等を含む伝送路へ出力され、再生系で読取
られた信号は受信側でNRZI復調された後に復号器で
復号される。そして、前記事例に係る(1,7)符号の場
合、受信側ではスライド復号方式による復号を行ってゆ
く場合には、その時点で復号対象となっている3ビット
に前後の2ビットを加えた合計7チャネルビットを対象
として復号を行う。例えば、図10の(1,7)符号に基
づいた入力情報語系列とRLL符号語系列において、下
線を施したビットパターンの内の“000"を復号する
場合には、下線を施した7ビットのパターンを対象とし
て、図11に示す復号化則に基づいた復号を行うことに
なる。換言すれば、d=1,k=7に制限された7ビッ
トのビットパターンを2ビットの入力情報語に対応付け
て復号化することになり、そのビットパターンと入力情
報語は図11における7チャネルビット状態と2ビット
復号コードの対応関係となる。
【0012】ここで注目すべき点は、図11において★
の付されているチャネル状態はビットエラーが存在しな
い場合には存在しないことである。即ち、前記事例の
(1,7)符号は各種パラメータが示すように優れた符号
化則を与えるものであるが、不使用のチャネル状態が存
在することは、符号化に際して新たな変換則を追加して
より多くのチャネル状態を使用しながら正しく復号を行
える余地を残しており、またその変換則にDSV制御用
のビットを挿入して低域成分を抑制できることを意味し
ている。
【0013】そこで、本発明は、前記事例の(1,7)符
号に相当する符号化性能を有すると共に、全ての7ビッ
トチャネル状態を使用しながらDSV評価に基づく符号
語選択方式を併用することが可能な符号化・復号化則を
提案し、それによって伝送路上での低周波成分を抑制し
つつ正確な復号を実現させるディジタル情報伝送方法を
提供することを目的として創作された。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信側が、2
値信号である入力情報語をRLL符号語へ可変長変換
し、そのRLL符号語をNRZI変調して伝送路へ出力
し、受信側が、伝送路から受信した信号をNRZI復調
し、スライド復号方式で送信側の入力情報語を復号する
ディジタル情報伝送方法において、送信側が、入力情報
語からRLL符号語への符号化則として、 の変換則と、少なくとも次の変換則の内の1又は2以上
を有し、 [ 但し、入力情報語に対して語調の長い変換則から優先
的に適用され、Xビットは直前のチャネルビットが
“0"の場合に“1"、“1"の場合に“0"とし、また変
換則(h)においてXビットが“0"の場合にはYビット
を“1"とする。]Xビットが“1"で変換則(h)が適用
された場合又は変換則(i)〜(m)の何れかが適用された
場合には、Yビットを“0"及び“1"とした2種類のR
LL符号語をそれぞれNRZI変調し、その各変調ビッ
ト系列のDSVの絶対値を比較し、小さい|DSV|の変
調ビット系列に対応するRLL符号語を選択符号語とし
て決定すると共に大きい方の|DSV|を小さい方の|D
SV|に揃える書換えを行い、前記選択符号語のNRZ
I変調信号を伝送路へ出力し、一方、受信側では、受信
したNRZI変調信号をNRZI復調し、その復調ビッ
ト系列に対する復号化則として、 の変換則を用いて前記入力情報語を復号することを特徴
としたディジタル情報伝送方法に係る。
【0015】
【作用】送信側がRLL符号化則の内の変換則(a)〜
(g)のみを用いて入力情報語の符号化を行うと、前記事
例に係る(1,7)符号の場合と同様の特性が得られる。
しかし、変換則(a)〜(g)のみの場合、受信側で7ビッ
トチャネル状態のスライド復号方式で2ビットの入力情
報語へ復号すると、E=“0000000"とF=“1
000000"のビットパターンに対応するチャネル状
態は存在せず、前記事例に係る(1,7)符号の場合と同
様に、そのチャネル状態を利用した復号を行えない。本
発明のRLL符号化則における変換則(h)〜(m)は受信
側における復号の際に前記のチャネル状態E,Fを出現
させる。
【0016】また、変換則(h)〜(m)にはDSV制御用
のYビットが挿入されており、その変換則(h)〜(m)が
適用された場合にはNRZI変調後の|DSV|が小さく
なる方のYビットが選択され、伝送路に出力される信号
の低周波成分が適応的に抑制される。尚、選択符号語が
決定された際に大きい方の|DSV|を小さい方の|DS
V|に揃えるのは、次に変換則(h)〜(m)が適用される
場合に備えて、常に伝送路へ出力されるNRZI変調ビ
ット系列のDSVが積算されるようにするためである。
【0017】一方、復号側では受信したNRZI変調信
号をNRZI復調し、その復調ビット系列に対して7ビ
ットチャネル状態と2ビット復号コードに係る復号化則
を適用するが、送信側が変換則(h)〜(m)を設けている
ことに基づいて、E=“0000000"とF=“10
00000"のチャネル状態に対してそれぞれ“00"と
“10"の変換則を設けており、より多くのチャネル状
態を利用した正しい復号を可能にしている。
【0018】尚、送信側の符号化則として、変換則(a)
〜(g)については全て設けておく必要があるが、変換則
(h)〜(m)については受信側の復号段階でそれぞれ独立
にE又はFのチャネル状態を出現させるため、常にその
全てを設けておく必要はなく、一部の変換則を設けてお
くだけでも足りる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の「ディジタル情報伝送方法」の
実施例を図1から図7を用いて詳細に説明する。先ず、
図1はディジタルVTR等におけるデータ伝送系を示
し、この伝送系では、送信側1が入力情報語をRLL符
号語へ可変長変換した後にNRZI変調して伝送路2へ
出力し、受信側3が伝送路からの受信信号をNRZI復
調してスライド復号方式で入力情報語を復号する。
【0020】また、同図において、4は入力情報語とR
LL符号語を対応付けた符号化テーブルを、5は符号化
テーブル4を用いて入力情報語をRLL符号語へ変換す
ると共に符号化テーブルの変換則(h)〜(m)が適用され
る場合にYビットを“0"及び“1"とした2種類の符号
語系列を出力させる符号化手段を、6は符号化手段5が出
力させるY=“0"側の符号語系列をNRZI変調する
NRZI変調手段を、7は符号化手段5が出力させるY=
“1"側の符号語系列をNRZI変調するNRZI変調
手段を、8は各NRZI変調手段6,7が出力する各変調ビ
ット系列のDSVの絶対値を求めると共に変換則(h)〜
(m)が適用された場合に各|DSV|の大きさを比較する
DSV評価手段を、9はDSV評価手段8の比較結果に基
づいて符号化手段5における|DSV|が小さい方の符号
語を選択出力させる符号語選択手段を、10は符号語選択
手段9が出力する符号語系列をNRZI変調して伝送路2
側へ出力するNRZI変調手段を、11は伝送路2側から
受信されるNRZI変調信号を復調するNRZI復調手
段を、12は7ビットチャネル状態と2ビット復号コード
を対応付けた復号化テーブルを、13は復号化テーブル12
を用いて受信・NRZI復調ビット系列を復号する復号
化手段を示す。尚、DSV評価手段8は、変換則(h)〜
(m)が適用されて各|DSV|の大きさに係る比較結果を
出力した段階で、その大きい方の|DSV|を小さい方の
|DSV|に書換える機能を有している。
【0021】そして、本実施例の伝送系は、符号化テー
ブル4と復号化テーブル12の変換則の構成、及び送信側1
でDSV制御を伴ったRLL符号化を行う点に特徴があ
る。 先ず、送信側1で符号化テーブル4の変換則(a)〜
(g)のみを用いて符号化を行った場合、受信側3におい
て復号化手段13へ入力される復調ビット系列を7ビット
チャネル状態のスライド復号方式で検出してゆくと、伝
送路2等でビットエラーが発生していなければ、そのビ
ットパターンは復号化テーブル12におけるE=“000
0000"とF=“1000000"以外のパターンしか
出現しない。
【0022】本実施例では、前記の変換則(a)〜(g)に
対して変換則(h)〜(m)を追加した符号化テーブル4を
用いていることにより、受信側の復号化段階でビットパ
ターンEとFを出現させることができる。換言すれば、
受信側3でビットパターンEとFに対して適当な復号変
換則を対応付けておき、より多くのチャネル状態を用い
た正しい復号を実現することが可能になる。また、符号
化テーブル4の変換則(h)〜(m)にはYビットが挿入さ
れているが、送信側1でその変換則(h)〜(m)が適用さ
れた場合に、伝送路2へ出力させるNRZI変調ビット
系列に係るDSVの絶対値を小さくするようにYビット
を“0"又は“1"を決定することができ、伝送路2上で
の低周波成分を抑制させることができる。そして、符号
化テーブル4と復号化テーブル12の関係及び送信側1での
DSV制御は相互に関連しており、両者が相俟ってそれ
ぞれの効果を発生させる。
【0023】そこで、前記の相互の関連性、及び符号化
テーブル4における変換則(h)〜(m)と復号化テーブル1
2における7ビットチャネル状態E,Fから2ビット復号
コード“00"又は“10"への復号変換則(図1の※)の
関係について説明する。
【0024】先ず、前提として、本実施例の符号化テー
ブル4は(1,7)符号(但し、r=5)を構成するものであ
ることから8個以上の“0"が連続した状態は現われな
い。従って、符号語系列にビットパターンE,Fが現わ
れるとすれば、“01000000010"(E及びFに
対応)又は“0100000010"(Fに対応)の何れか
であり、より具体的には図2から図4に示す態様の内の
何れかに相当する。
【0025】図2の場合について;符号化手段5が符号
化テーブル4を用いて符号化を行った場合、直前のチャ
ネルビット(直前の符号語の最後尾のビット)が“0"で
あり、入力情報語“1100"が入力され、次に“01"
が入力された場合を仮定する。そして、送信側1の符号
化テーブル4が変換則(a)〜(g)のみの場合で、それに
対応して受信側3の復号化テーブル12に7ビットチャネ
ル状態Eの変換則が設けられていないとすると、送信側
1では点線で区分した変換によって変換則(b)→変換則
(d)→変換則(c)が適用され、Yビットが“1"となっ
た符号化がなされ、受信側3ではチャネル状態[n]にお
いて“0000010"から“00"への復号変換則で入
力情報語系列の5,6ビット目の“00"を復号化するこ
とになる。ここで、チャネル状態[n]のYビットを
“0"に変化させた場合を想定すると、そのチャネル状
態[n]はE=“0000000"となり、前記のように
7ビットチャネル状態Eの変換則が設けられていなけれ
ば、そのチャネルビット状態に係る復号ができない。
【0026】しかし、本実施例のように、復号化テーブ
ル12に“0000000"から“00"への変換則を設け
ておけば、Yビットが“0"又は“1"の何れの場合であ
ってもチャネル状態[n]を“00"に復号できる。即
ち、送信側1の符号化テーブル4に入力情報語“1100
01"をRLL符号語“X00000Y01"へ変換する
変換則(h)を付加することにより、常にチャネル状態
[n]を“00"に正しく復号でき、Yビットが挿入され
た符号語を用いることができるためにDSV制御による
低周波成分の抑制が実現できる。
【0027】但し、前記は直前のチャネルビットが
“0"であった場合を想定しているが、それが“1"であ
った場合にはXビットが“0"となり、Yビットを“0"
にすると最大ランが8になってしまうため、変換則(h)
の適用に際してはXビットが“0"の場合にはYビット
を“1"に固定する条件を付加する。尚、チャネル状態
[n+1]はYビットを“0"又は“1"とすると“000
010Z"又は“001010Z"(但し、Zは任意)とな
るが、何れも復号化テーブル12にはそれらのチャネル状
態に対応する変換則が設けられているため、Yビットの
変化によるチャネル状態[n+1]の変化は問題とならな
い。
【0028】図3の場合について;入力情報語“111
0"が入力され、次に“01"が入力された場合を仮定す
る。 そして、送信側1が対応変換則(a)〜(g)のみを
用意している場合で、それに対応して受信側3の復号化
テーブル12に7ビットチャネル状態Fの変換則が設けら
れていないとすると、送信側1では変換則(e)→変換則
(c)が適用されてYビットを“1"として符号化し、受
信側3ではチャネル状態[n]において“1000010"
から“00"への復号変換則で入力情報語系列の3,4ビ
ット目の“10"を復号化することになる。ここで、チ
ャネル状態[n]のYビットを“0"に変化させた場合を
想定すると、そのチャネル状態[n]はF=“10000
00"となり、前記のように7ビットチャネル状態Fの
変換則が設けられていなければ、そのチャネル状態に係
る復号ができない。
【0029】しかし、本実施例のように、復号化テーブ
ル12に“1000000"から“10"への変換則を設け
ておけば、Yビットが“0"又は“1"の何れの場合であ
ってもチャネル状態[n]を“10"に復号できる。即
ち、送信側1の符号化テーブル4に入力情報語“1110
01"をRLL符号語“010000Y01"へ変換する
変換則(i)を付加することにより、常にチャネル状態
[n]を“10"に正しく復号でき、Yビットが挿入され
た符号語を用いることができるためにDSV制御による
低周波成分の抑制が実現できる。
【0030】図4の場合について;入力情報語“111
0"が入力され、次に“00"が入力された場合を仮定す
る。そして、送信側1が対応変換則(a)〜(g)のみを用
意している場合で、それに対応して受信側3の復号化テ
ーブル12に7ビットチャネル状態Fの変換則が設けられ
ていないとすると、変換則(e)→変換則(a)が適用され
ることになり、図3の場合と比較すると、変換則(a)が
適用される点で相違するだけであり、他の問題点とそれ
に対する本実施例の符号化テーブル4と復号化テーブル1
2の構成に基づいた効果は図3の場合と同様のことがい
える。
【0031】ところで、前記の入力情報語系列を符号化
し、DSV制御の段階でYビットを“0"に決定する
と、最大ランが7(k=7)であることから図4に示すG
ビットが“1"でなければならない。そして、Gビット
が“1"となるような符号化は送信側1で変換則(a),
(c),(d),(f)の何れかが適用された場合であるため
[実際には変換則(h)も有り得るが、その発生頻度は少
ない]、符号化テーブル4に入力情報語“1110000
0"とRLL符号語“010000Y00100"の変換
則(j)と、入力情報語“11100001"とRLL符
号語“010000Y00101"の変換則(k)と、入
力情報語“1110001100"とRLL符号語“0
10000Y00100000"の変換則(l)と、入力
情報語“1110001101"とRLL符号語“01
0000Y00100001"の変換則(m)を付加して
おく。その結果、それらの語調の長い入力情報語をYビ
ットを含んだ語調の長いRLL符号語へ一括変換するこ
とができ、Yビットを含む符号語を生成させる機会を多
くする。即ち、図3の場合では、送信側1における符号
語系列が“100000010"となるときにのみ受信
側3で“10000000"から“10"への復号化変換
則が適用されることになるが、図4の場合には、符号語
系列が“1000000010"となる場合にもその復
号化変換則が適用されることになり、DSV制御が行わ
れる確率を大きくすることができる。
【0032】ここで、図1のデータ伝送系に戻って、以
上の符号化テーブル4と復号化テーブル12の構成に基づ
いた送信側1の符号化及びDSV制御に係る動作と受信
側3の復号化動作を説明する。先ず、図5に示すよう
に、入力情報語系列が“…0011000110…"と
して送信側1に入力された場合、符号化手段5は符号化テ
ーブル4を用いてその語調の長い変換則から優先的に適
用することによって実線で区分したビットパターン毎に
RLL符号語へ変換し、同図の符号語系列“000"→
“100000Y01"→“010"を発生させる。そし
て、この場合には入力情報語“110010"に対して
変換則(h)が適用されている。
【0033】ここで、符号化手段5は符号語“1000
00Y01"のYビットを“0"とした場合及び“1"と
した場合の各符号語を符号語選択手段9へ転送すると共
に、前者の符号語をNRZI変調手段6へ、後者の符号
語をNRZI変調手段7へ出力させる。尚、符号化手段5
は、変換した符号語がXビットを含むものであった場
合、即ち変換則(a),(c),(d),(f),(h)を適用した場
合には、Xビットを直前の符号語の最終ビットと反対の
ビットに設定し、且つ変換した符号語がYビットを含ま
ないものであった場合、即ち変換則(a)〜(g)を適用し
た場合には、その変換に係る単一の符号語を符号語選択
手段9と各NRZI変調手段6,7へ出力させる。
【0034】次に、各NRZI変調手段6,7は入力され
た符号語をNRZI変調するが、DSV評価手段8は常
に各NRZI変調手段6,7による各変調ビット系列のD
SVを積算しており、前記のように符号化手段5が変換
した符号語がYビットを含んでいることにより各変調ビ
ット系列のDSVが異なった場合には、その各符号語の
最終ビットまでの各変調ビット系列に係るDSVを求
め、更に各DSVの絶対値を比較する。
【0035】ところで、前記の入力情報語の場合、各N
RZI変調手段6,7による各変調ビット系列は図5に示
されるようになり、符号語系列のYビットが現われた位
置以降のビット系列が相違することになる。そして、例
えば、符号語“100000Y01"が変換される直前
までの変調ビット系列のDSVが+10であったとする
と、その符号語を変換した後におけるNRZI変調手段
6側の変調ビット系列に係るDSVは+3となり、NR
ZI変調手段7側の変調ビット系列に係るDSVは+5
となる。従って、Yビットを“0"とした場合の方がY
ビットを“1"とした場合より|DSV|が小さくなり、
DSV評価手段8はYビットが“0"に決定されるべきと
判断し、その判断に基づいた制御信号を符号語選択手段
9へ選択出力する。
【0036】ところで、符号語選択手段9は、符号化手
段5から受けた各符号語、即ち“Y"=0の場合の“10
0000001"とY"=1の場合の“10000010
1"を保留しており、DSV評価手段8から受けた制御信
号に基づいて、入力情報語“110010"に対して前
者の符号語“100000001"を出力させる。そし
て、その選択された符号語はNRZI変調手段11で変調
されて伝送路2へ出力される。従って、この事例の入力
情報語系列“00"→“110001"→“10"は、図
5に示すように“111"→“000000001"→
“100"のNRZI変調ビット系列として伝送路2へ出
力されることになるが、前記の手順で|DSV|が小さい
方の符号語が選択されているため、統計的にみれば伝送
路2上における信号の低周波成分が抑制されており、記
録再生系に悪影響を与えることを防止できる。
【0037】一方、伝送路2を介して前記のNRZI変
調ビット系列を受信した受信側3では、前記のNRZI
変調ビット系列をNRZI復調手段11で送信側1のRL
L符号語系列へ復調し、復号化手段13が復号化テーブル
12を用いて7ビットチャネル状態のスライド復号方式で
復号することになる。この場合、復調されたRLL符号
語系列は当然に“000"→“100000001"→
“010"となり、7ビットの0ラン部分に係るチャネ
ル状態には復号化テーブル12における“000000
0"から“00"への変換則が適用され、“00"が復号
される。尚、前記のYビットの決定手順で、入力情報語
“110001"の直前までに入力されている入力情報
語系列の内容によっては、逆にNRZI変調手段7が出
力する変調ビット系列のDSVの絶対値がNRZI変調
手段6側より小くなる場合があるが、その場合にはYビ
ットが“1"とされ、受信側3では“000"→“100
000101"→“010"を復号することになり、“1
00000101"における“0000010"は復号化
テーブル12の“0000010"から“00"への変換則
に該当するために、その場合も同様に“00"へ復号さ
れる。
【0038】次に、図6に示すように、入力情報語系列
が“…0011100110…"として送信側1に入力さ
れた場合を想定する。送信側1では、この場合も前記と
同様の手順でRLL符号語を選択しがならNRZI変調
ビット系列を伝送路2へ出力させるが、図6の実線で区
分した内の“111001"の入力情報語に対しては符
号化テーブル4における変換則(i)が適用され、RLL
符号語“010000Y01"へ変換され、前記の入力
情報語系列は符号語系列“000"→“010000Y
01"→“010"へ変換される。
【0039】そして、その符号語系列でYビットを
“0"及び“1"とした場合の各NRZI変調ビット系列
は図6に示されるようになり、例えば、符号語“010
000Y01"が変換される直前までの変調ビット系列
のDSVが+10であったとすると、その符号語を変換
した後におけるNRZI変調手段6側の変調ビット系列
に係るDSVは+5となり、NRZI変調手段7側の変
調ビット系列に係るDSVは+7となる。従って、この
場合もYビットを“0"とした符号語の方が小さい|DS
V|を与えることになり、符号語選択手段9では符号語
“010000001"を選択し、送信側1は“000"
→“010000001"→“010"の符号語系列をN
RZI変調した信号を伝送路2へ出力させる。
【0040】一方、受信側3における7ビットチャネル
状態のスライド復号方式によれば、RLL符号語“01
0000001"の2ビット目から8ビット目までの7
ビットチャネル状態“1000000"を復号する場合
に、復号化テーブル12における“1000000"から
“10"への変換則を適用して“10"を復号し、前記の
符号語系列全体を元の入力情報語へ復号する。尚、NR
ZI変調手段7が出力する変調ビット系列のDSVの絶
対値がNRZI変調手段6側より小さい場合にはYビッ
トが“1"とされ、受信側3では“000"→“0100
00101"→“010"を復号することになるが、“0
10000101"における“1000010"は復号化
テーブル12の“1000010"から“10"への変換則
に該当し、その場合も同様に“10"へ復号される。
【0041】次に、図7に示すように、入力情報語系列
が“…0011100001…"として送信側1に入力さ
れた場合を想定する。送信側1では、この場合も前記と
同様の手順でRLL符号語を選択しがならNRZI変調
ビット系列を伝送路2へ出力させるが、図7の実線で区
分した“11100001"の入力情報語には符号化テ
ーブル4における変換則(k)が適用されてRLL符号語
“010000Y00101"へ変換され、前記の入力
情報語系列は符号語系列“000"→“010000Y
00101"へ変換される。
【0042】そして、その符号語系列でYビットを
“0"及び“1"とした場合の各NRZI変調ビット系列
は図7に示されるようになり、例えば、符号語“010
000Y00101"が変換される直前までの変調ビッ
ト系列のDSVが+10であったとすると、その符号語
を変換した後におけるNRZI変調手段6側の変調ビッ
ト系列に係るDSVは+4となり、NRZI変調手段7
側の変調ビット系列に係るDSVは+8となる。従っ
て、この場合もYビットを“0"とした符号語の方が小
さい|DSV|を与えることになり、符号語選択手段9で
は符号語“010000000101"を選択し、送信
側1は“000"→“010000000101"の符号
語系列をNRZI変調した信号を伝送路2へ出力させ
る。
【0043】一方、受信側3では、7ビットチャネル状
態のスライド復号方式でRLL符号語“0100000
00101"の2ビット目から8ビット目までの7ビッ
トチャネル状態“1000000"を対象とした復号を
行うが、この場合も図6に示した場合と同様であり、復
号化テーブル12における“1000000"から“10"
への変換則を適用して“10"を復号し、前記の符号語
系列全体を元の入力情報語へ復号する。尚、NRZI変
調手段7が出力する変調ビット系列のDSVの絶対値が
NRZI変調手段6側より小さい場合にはYビットが
“1"とされ、受信側3では“000"→“010000
100101"を復号することになるが、そのビット系
列における“1000010"は復号化テーブル12の
“1000010"から“10"への変換則に該当し、そ
の場合も“10"へ復号される。
【0044】そして、図7では送信側1で符号化テーブ
ル4の変換則(k)が適用される場合について説明した
が、変換則(j),(l),(m)の適用される場合にも同様に
DSV制御を伴った変調ビット系列の伝送出力がなされ
る。ここで、符号化テーブル4における変換則(i)と変
換則(j)〜(m)のRLL符号語を比較すると、8ビット
目までのビットパターン“010000Y0"は同一で
あり、変換則(i)では次のビットが“1"になっている
のに対して、変換則(j)〜(m)では“010"で始まる
ビットパターンが連続している。
【0045】上記の図4で説明したように、Yビットが
“0"となる場合には最大ランが7(k=7)である制約
からビット“G"が“1"でなければならず、符号語“0
10000Y0"に連続するビットパターンは自ずから
限定される。変換則(j)〜(m)は、その限定に基づいて
より長い入力情報語とRLL符号語を対応させており、
長い入力情報語の一括変換を可能にすると共に、変換則
(a)〜(i)だけではYビットを含まない変換則(a),
(c),(d),(f)が適用されるビットパターンに対してY
ビットを含む変換が行われるようにする。即ち、それだ
けDSV制御が実行される確率を高め、伝送路2に出力
されるNRZI変調信号の低周波成分を抑制させること
を可能にしている。
【0046】そして、以上の説明から明らかなように、
符号化テーブル4の変換則(h)〜(m)はそれぞれ独立に
DSV制御に寄与し、また受信側3で復号化テーブル12
における※印の復号条件を成立させる。しかし、それら
の変換則(h)〜(m)がない場合にも、DSV制御はでき
ないが他の変換則(a)〜(g)で同一の2ビット復号コー
ドを生成させることができる。従って、変換則(h)〜
(m)についてはその内の1又は2以上の変換則が用意さ
れていれば足りる。
【0047】
【発明の効果】本発明の「ディジタル情報伝送方法」は、
以上の構成を有していることにより、次のような効果を
奏する。従来の(1,7)符号による符号化則[図8参照]
では7ビットチャネル状態のスライド復号方式で復号す
る場合に不使用のチャネル状態[図11参照]が存在して
いるが、本発明は、DSV制御用のYビットを含む変換
則を設けた符号化則とそれに対応した復号化則を用いる
ことにより、送信側から伝送路へ出力される変調ビット
系列の低周波成分を抑制しながら、受信側で全てのチャ
ネル状態を利用して正しい復号結果を得ることを可能に
する。また、本発明では従来の符号化則より長い語調の
変換則が付加されるが、復号に際しては従来と同様に7
ビットチャネル状態のスライド復号方式が採用でき、復
号時におけるエラー伝搬率を低下させない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の「ディジタル情報伝送方法」の実施例に
係るディジタルVTR等のデータ伝送系を示す機能ブロ
ック回路図である。
【図2】符号化テーブルの変換則(h)が適用される場合
の入力情報語系列と符号語系列の対応関係図である。
【図3】符号化テーブルの変換則(i)が適用される場合
の入力情報語系列と符号語系列の対応関係図である。
【図4】符号化テーブルの変換則(j)〜(m)が適用され
る場合を説明するための入力情報語系列と符号語系列の
対応関係図である。
【図5】実際の入力情報語系列に対して符号化テーブル
の変換則(h)が適用された場合の符号語系列とYビット
を“0"及び“1"にしたときのNRZI変調出力の対応
関係図である。
【図6】実際の入力情報語系列に対して符号化テーブル
の変換則(i)が適用された場合の符号語系列とYビット
を“0"及び“1"にしたときのNRZI変調ビット系列
の対応関係図である。
【図7】実際の入力情報語系列に対して符号化テーブル
の変換則(k)が適用された場合の符号語系列とYビット
を“0"及び“1"にしたときのNRZI変調ビット系列
の対応関係図である。
【図8】従来の(1,7)符号の符号化則を示す入力情報
語とRLL符号語の対応表である。
【図9】従来の(1,7)符号の符号化則に基づく入力情
報語系列とRLL符号語系列とそのRLL符号語系列の
NRZI変調ビット系列と入力情報語系列のNRZI変
調ビット系列の対応関係図である。
【図10】RLL符号語系列を7ビットチャネル状態の
スライド復号方式で復号する場合の復号態様を示す図で
ある。
【図11】従来の(1,7)符号の符号化則に対応した復
号化テーブルの構成を示す図である。
【符号の説明】
1…送信側、2…伝送路、3…受信側、4…符号化テーブ
ル、5…符号化手段、6,7,10…NRZI変調手段、8…D
SV評価手段、9…符号語選択手段、11…NRZI復調
手段、12…復号化テーブル、13…復号化手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−132461(JP,A) 特開 昭58−119273(JP,A) 特開 昭61−84124(JP,A) 特開 昭63−84209(JP,A) 特開 昭58−212248(JP,A) 特開 昭64−79976(JP,A) 特開 平2−37840(JP,A) 特開 平4−130826(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側が、2値信号である入力情報語を
    RLL(Run LengthLimited)符号語へ可変長変換し、そ
    のRLL符号語をNRZI(Non Return to Zero Invert
    ed)変調して伝送路へ出力し、受信側が、伝送路から受
    信した信号をNRZI復調し、スライド復号方式で送信
    側の入力情報語を復号するディジタル情報伝送方法にお
    いて、 送信側が、入力情報語からRLL符号語への符号化則と
    して、 の変換則と、少なくとも次の変換則の内の1又は2以上
    を有し、 [ 但し、入力情報語に対して語調の長い変換則から優先
    的に適用され、Xビットは直前のチャネルビットが
    “0"の場合に“1"、“1"の場合に“0"とし、また変
    換則(h)においてXビットが“0"の場合にはYビット
    を“1"とする。] Xビットが“1"で変換則(h)が適用された場合又は変
    換則(i)〜(m)の何れかが適用された場合には、Yビッ
    トを“0"及び“1"とした2種類のRLL符号語をそれ
    ぞれNRZI変調し、その各変調ビット系列のDSV(D
    igital Sum Variation)の絶対値を比較し、小さい|DS
    V|の変調ビット系列に対応するRLL符号語を選択符
    号語として決定すると共に大きい方の|DSV|を小さい
    方の|DSV|に揃える書換えを行い、前記選択符号語の
    NRZI変調信号を伝送路へ出力し、 一方、受信側では、受信したNRZI変調信号をNRZ
    I復調し、その復調ビット系列に対する復号化則とし
    て、 の変換則を用いて前記入力情報語を復号することを特徴
    としたディジタル情報伝送方法。
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