JP3147575U - ノックピン抜き治具 - Google Patents

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直也 別府
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別府金型有限会社
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【課題】ノックピンの引き抜きが簡便・安価に行うことができるノックピンを引き抜く治具を提供する。
【解決手段】外周部に左オネジが設けられ、内周部の一部に貫通穴を設けかつその一端を六角形状とした左オネジ部材1と、前記左オネジ部材をノックピンに取り付けるボルト2と、前記左オネジ部材の一部と、前記ボルトの間に挟持するスラストベアリング3と、前記左オネジ部材の外周部に装着される、内周部に左メネジが設けられ、外周部は円形状ないしは異形状とし、前記左オネジ部材と前記ノックピンより長くした左メネジホルダー4と、前記左オネジ部材の一端にある六角形状部に係合する六角回転棒5と、六角回転棒に係合するラチェットレンチ6から成るノックピン抜き治具である。
【選択図】図1

Description

本考案は、工作物の外表面に嵌合保持され、その工作物を他の工作物と位置決めする際に使用するノックピンに関し、そのノックピンの引き抜き治具に関するものである。
2つの工作物例えば上型と下型からなるプレス金型では、これを合致させて上型と下型の相互間で位置決めを行うとき、普通その合わせ面にノックピンを設けている。
このノックピンは、工作物の補修時などに抜き取ることがある。しかし、このノックピンは工作物に堅固に保持されるので、引き抜きには専用の引き抜き治具を使用することが多い。
例えばノックピンを引き抜く治具として、従来は、ノックピンの装着部に立置きされる円筒状の脚部材と、外周面にネジ部を有する中空円筒状で前記脚部材の内周面と螺合するジャッキ部材と、前記ジャッキ部材の中空部に挿入した、下端に前記ノックピンの端面に設けたネジ穴に螺合するネジ部及び上端に該ジャッキ部材の上端面と係合する係合部とを備えた抜取りロッドから成る、ノックピンを引き抜く構造のものが知られている(例えば、実用新案文献1参照)。
実開平5-44472
本考案の課題は、ノックピンの引き抜きが簡便・安価に行うことができるノックピンを引き抜く治具にある。現在の治具では、ノックピンを引き抜く作業の作業効率低下及びノックピン抜き治具製作が高コストになる。
本考案は、左オネジ部材の外周部に左オネジが設けられ、内周部の一部に貫通穴を設けかつその一端を六角形状とした左オネジ部材と、前記左オネジ部材をノックピンに取り付けるボルトと、前記左オネジ部材の一部と、前記ボルトの間に挟持するスラストベアリングと、前記左オネジ部材の外周部に装着される、内周部に左メネジが設けられ、外周部は円形状ないしは異形状とし、前記左オネジ部材と前記ノックピンより長くした左メネジホルダーと、前記左オネジ部材の一端にある六角形状部に係合する六角回転棒と、六角回転棒に係合するラチェットレンチから成るノックピン抜き治具である。
前記ボルトと、前記スラストベアリングの間に挟持する特殊ワッシャーを設けた請求項1に記載のノックピン抜き治具である。
本考案の効果は、ノックピンを引き抜く作業を市販品であるラチェットレンチで行うことによる、作業者のノックピン引き抜き作業の作業効率向上にある。即ち本治具は、プレスなどに取り付けられた金型からノックピンを抜き取るとき、その作業スペース特に、プレスに装着されているホルダーとか金型による上下方向への制約があり、エアーインパクトレンチなどが使用できないときも用いることができ、作業が容易である。且つラチェットレンチは、操作中に上下動が無く一定位置で使用でき安定した作業が可能である。更に、別の効果として本治具の製作では、市販品を多用し簡便に製作することができ、且つノックピンのサイズにも共用可能及び治具を小形化したノックピンの抜き治具にすることができ、大幅なコストダウンが可能である。
以下、図面を参照して本考案を具体的に説明する。
図1は本考案のノックピンを引き抜く治具の一実施例を示す断面図、図2はノックピン引き抜き操作開始時の一実施例を示す断面図、図3はノックピン引き抜き操作途中の一実施例を示す断面図、図4は図3から操作が進行した一実施例を示す断面図、図5は特殊ワッシャーを用いた一実施例を示す断面図である。
図1における左オネジ部材1は、外周部に左オネジを設けた左オネジ部1aを有する。なお、左オネジ部材1は、左オネジ部1aの一部を削除しかつ、左オネジ部より外形を小さくした円筒形状部1bを設けても良い。左オネジ部材1は、その内周部の一部に貫通穴1cを設けボルト2が取付け可能な形状とし、かつその他端は六角形状1d(図2)とする。なお、この六角形状1dは、ノックピンNのサイズによって四〜十二角形状としてもよい。また、この六角形状1dを、左オネジ部材1の内周部に設けることで、左オネジ部材の外径を小形にできる。前記ボルト2は、市販の六角穴付ボルトなどを使用する。ボルト2は、左オネジ部材1を介してノックピンNに装着可能とする。スラストベアリング3は、ボルト2と左オネジ部材1で挟持する。スラストベアリング3は、スラストボールベアリング・オイルレスベアリング・市販のワッシャーなどを用いる。状況によっては、スラストベアリング3を用いないで省略することもできる。
図1に於ける左メネジホルダー4は、内周部の全域又は一部に左メネジ部4aを有し、外周部4cは形状を円形状ないし六角形状等の異形状とする。内周部の一部にメネジを有しないときは、この部分を左メネジ部4aより内径を大きくした円筒形状部4bとする。この円筒形状部4bは、後で述べるラチェットレンチ6と嵌合できる寸法とする。前記左オネジ部1a及び左メネジ部4aのネジ仕様は、本ノックピン抜き治具の目的を達成させる最適なものとする。外周部4cの形状は、本ノックピン抜き治具の取扱いの便宜を提供する。左メネジホルダー4は、左オネジ部材1及びノックピンNの長手方向の長さより長くする。この左メネジホルダー4の図1での上下方向長さは、ノックピンNの長さが例えば80mm程度なら100mm程度とするのが適切である。左メネジ部4aは、左オネジ部1aとネジ結合可能とする。これにて両者の関係位置は一定に保つことができる。なお、この左メネジホルダー4の外径は、前記左オネジ部材1の外径の小形化で、この外径も小形にできる。一般に金型のノックピン近辺には、位置決めピン・ガイドピンなどが有り、作業性からこの左メネジホルダー4の外径は、より小さいのが望ましい。
左オネジ部材1と左メネジホルダー4は、必要なら材料として特殊鋼等を使用し熱処理にて硬度を高め剛性の強い部材を用いる。
図1に於ける六角回転棒5は、六角形状した棒部材の鋼材で、市販品などを必要により加工して用いる。六角回転棒5は、前記左オネジ部材1の六角形状1dに係合する。こため六角回転棒5の形状は、前記左オネジ部材1の六角形状1dに合致させる。
ラチェットレンチ6は、前記左メネジホルダー4の円筒形状部4bを介して六角回転棒5に係合させる。ラチェットレンチ6は市販品を用いる。
本ノックピン抜き治具は、ネジ穴を有するノックピンNに結合されたボルト2に、引張力を与えノックピンの引き抜を容易に行うようにした考案である。
操作はまず、図2に示すように左オネジ部材1とノックピンNを、スラストベアリング3を通したボルト2で締付けをする。次に左メネジホルダー4の左メネジ部4aは、左オネジ部材1の円筒形状部1b及び左メネジホルダー4の内周の一部である円筒形状部4bをガイドとして、左オネジ部1aにネジ結合可能な状態とする。
操作は、引き続き左メネジホルダー4を手で回転させ、左メネジホルダー4の端面を金型面に当接し図3の状態とする。
この状態で、図1に示す六角回転棒5を、左オネジ部材1の六角形状1dに装着する。次にラチェットレンチの部材装着部を、前記左メネジホルダー4の内周の一部である円筒形状部4bを介して六角回転棒5に取り付ける。
ノックピンNの引き抜き作業は、ラチェットレンチを操作して左オネジ部材1を左回転する。なお、左メネジホルダー4の回転を防止するためその外周部4cを手で保持する。ラチェットレンチの操作を続けると、左オネジ部1aと左メネジ部4aは左ネジでのネジ結合により、図4に示すように左オネジ部材1が上方に移動する。この動作でノックピンNは、左オネジ部材1及びボルト2と一体となって移動し、ノックピンNの金型からの引き抜が可能となる。
以上の説明では、ラチェットレンチを用いるとしたがこれに変えて、市販のエアーインパクトレンチ、六角スパナなどの工具を使用することもできる。
左オネジ部1aと左メネジ部4a及びスラストベアリング3部分は、潤滑剤などを用い軽く摺動させるのが望ましい。また、左オネジ部1a及び左メネジ部4aのネジの長さは、両者の取付け並びにノックピンの抜き操作に最適なものとする。
ノックピンNのサイズが異なるときは、左オネジ部材1を取り替えノックピンNのサイズに合致したものを使用する。
なお、ノックピンNのサイズ差が僅かなときは、図5に示すようにボルト2とスラストベアリング3の間に挟持する特殊ワッシャー7を設ける。特殊ワッシャー7は、スラストベアリング3の内径部にも位置する段付のある円形状のワッシャーとする。状況によってはこのワッシャーは単なる円形状のものでもよい。特殊ワッシャー7は、ボルト2及びノックピンNのネジサイズに合致した大きさとする。
なお、本抜き治具は、ノックピン、ダウエルピン、平行ピン等各種機器に使用される全てのピンに適用できる。
は一実施例を示す断面図である は操作開始時の一実施例を示す断面図である は操作途中の一実施例を示す断面図である は図3から操作が進行した一実施例を示す断面図である は特殊ワッシャーを用いた一実施例を示す断面図である
符号の説明
1左オネジ部材
2ボルト
3スラストベアリング
4左メネジホルダー
5六角回転棒
6ラチェットレンチ
7特殊ワッシャー
Nノックピン

Claims (2)

  1. 左オネジ部材の外周部に左オネジが設けられ、内周部の一部に貫通穴を設けかつその一端を六角形状とした左オネジ部材と、前記左オネジ部材をノックピンに取り付けるボルトと、前記左オネジ部材の一部と、前記ボルトの間に挟持するスラストベアリングと、前記左オネジ部材の外周部に装着される、内周部に左メネジが設けられ、外周部は円形状ないしは異形状とし、前記左オネジ部材と前記ノックピンより長くした左メネジホルダーと、前記左オネジ部材の一端にある六角形状部に係合する六角回転棒と、六角回転棒に係合するラチェットレンチから成るノックピン抜き治具。
  2. 前記ボルトと、前記スラストベアリングの間に挟持する特殊ワッシャーを設けた請求項1に記載のノックピン抜き治具。
JP2008007445U 2008-10-23 ノックピン抜き治具 Expired - Lifetime JP3147575U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN106239422A (zh) * 2016-08-09 2016-12-21 哈尔滨汽轮机厂有限责任公司 一种汽轮机静子部套返修时的销钉拆装法
CN106625400A (zh) * 2017-02-14 2017-05-10 江西昌河航空工业有限公司 一种直升机桨毂水平销装配工具及其方法

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