JP2600850Y2 - ピン抜き工具 - Google Patents

ピン抜き工具

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JP2600850Y2
JP2600850Y2 JP1993048654U JP4865493U JP2600850Y2 JP 2600850 Y2 JP2600850 Y2 JP 2600850Y2 JP 1993048654 U JP1993048654 U JP 1993048654U JP 4865493 U JP4865493 U JP 4865493U JP 2600850 Y2 JP2600850 Y2 JP 2600850Y2
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pin
punching
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punch
tool
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栄 治 林
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Nisshin Seifun Group Inc
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  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ローラーチェーンのピ
ンを打ち抜くためのピン抜き工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】長期間にわたって使用されたローラーチ
ェーンは、ローラリンクプレートやピンリンクプレート
などのチェーンリンクプレート(以下、リンクプレート
という)が伸びたり、あるいはリンクプレートやローラ
などが傷ついたり、破損したりして、あるいはスプロケ
ットの歯が磨耗して、スプロケットとの噛み合わせが悪
くなり、使用できなくなる。このため、ローラーチェー
ンを交換したり、修理するためチェーンを取外す必要が
ある。これにはローラーチェーンからピンを抜いて取り
外す必要がある。従来、ローラーチェーンのピンを抜く
際には、万力を用いた工具が使用されている。例えば、
図3に示すような、ローラーチェーン10を挟む部分の
一方がピン11の周部のリンクプレート12を押さえる
ように形成されており、他方がピン11と略同径のポン
チPとなっているものである。このような工具は、一方
のリンクプレート12を押さえるとともに他方のリンク
プレート側のピン11端部にポンチPを押し込むことに
よって、ピン11を抜くことができるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような工具におい
ては、万力による押圧力がポンチの先端部に集中してし
まいポンチ先端部が変形することがあるという問題があ
る。又ピンが摩耗や変形している場合には単なる押圧力
のみでは外れ難い事が多い。
【0004】また、別の工具としては、打抜ポンチをハ
ンマーで叩き、その衝撃力でピンを抜く工具がある。こ
の工具は、図4に示すように、万力21が2個組み合わ
されているもので、これと別個の打抜ポンチ22とが備
えられたものである。この工具20は、2個の万力21
でローラーチェーン10を挟むものである。この時、抜
こうとするピン11が2つの万力21の中央に垂直方向
に位置するように固定する。そして、打抜ポンチ22を
ピン11上端部に当接させ、片手で打抜ポンチ22を支
え、他方の手で打抜ポンチ22上端部をハンマーで叩く
ことによって、ピン11を抜くことができるものであ
る。
【0005】このようなピン抜き工具20においては、
ハンマーで叩いた時に、打抜ポンチ22の先端がピン1
1からずれて、打抜ポンチ22がローラーチェーン10
から外れることがあり、安全面で問題がある。
【0006】本考案は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、その目的は、安全に確実に効率よくローラーチェ
ーンのピン抜きができるピン抜き工具を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案に係るピン抜き工具は、ローラーチェーンの
ピンを打ち抜くためのピン抜き工具であって、ローラー
チェーンを載置し、少なくともピンの外径および長さよ
り大きい間隙を有し、工具全体を安定させる平板部を設
けた架台と、該架台の上方に設けられたホルダ取付柱
と、該取付柱に係止され、前記架台上にローラーチェー
ンを押圧する筒状のホルダと、該ホルダの内部に挿入さ
れる打抜ピンと、該打抜ピンの一端に設けられた打抜ポ
ンチとを備えていることを特徴としている。ここで、前
記ホルダを前記取付柱に係止する手段が、前記ホルダの
外周に形成された雄ねじ部と、前記取付柱の内周に形成
され、前記雄ねじ部と螺合する雌ねじ部とであるのが好
ましい。
【0008】
【考案の作用】本考案のピン抜き工具によれば、ホルダ
がホルダ取付部に係止好ましくはねじ込まれることによ
り、ローラーチェーンのリンクプレート部を押さえると
ともに打抜ピンをガイドするので、打抜ピンの一端に取
り付けられた打抜ポンチをローラーチェーンのピンに当
てて、打抜ピンの頭部をハンマーで叩く際に、打抜ポン
チがピンから外れたり、打抜ポンチが曲がったりするこ
とがなく、しかもピンのセンターに当たるので、安全か
つ容易にピンを打ち抜くことができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案のピン抜き工具を、添付の図面
に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。図1およ
び図2は、本考案のピン抜き工具の一実施例の斜視図お
よび正面断面図であり、この図において符号1は、ピン
抜き工具である。このピン抜き工具1は、架台2と、こ
の架台2と一体に形成されたホルダ取付柱3と、筒状の
ホルダ4と、打抜ピン5と、この打抜ピン5の一端に取
り付けられた打抜ポンチ6とからなるものである。
【0010】架台2は、ローラーチェーン10を載せる
ためのもので、平板部2aと2個の垂直部2b,2bと
からなるものである。平板部2aは、工具全体を安定さ
せるためのもので、鉄などの金属等により形成されてお
り、その中央に垂直部2b,2bが溶接等により取り付
けられている。垂直部2b,2bは、厚板状のもので、
所定の間隙2cを開けて立設されている。この間隙2c
は、ローラーチェーン10のピン11の径よりも大き
く、高さはピン11よりも長く形成されている。
【0011】垂直部2b,2bの上には、ホルダ取付柱
3が取り付けられており、このホルダ取付柱3は、柱3
aと筒体3bとからなるものである。柱3aは、前記垂
直部2b,2bに溶接等により取り付けられたもので、
この柱3aの前面には筒体3bが取り付けられている。
取付柱3の筒体3bは、内部に円柱形の中空部を有する
ものであり、その中空部が前記間隙2cを臨む、好まし
くは互いの中心が一致するように取り付けられている。
この筒体3bは、中空部を形成している内壁にねじが形
成され雌ねじ部3cとなっているもので、この筒体3b
にはホルダ4の雄ねじ部4aが螺合している。
【0012】ホルダ4は、略筒状のもので、その外側は
ねじが形成され雄ねじ部4aとなっており、前記取付柱
3の筒体3bと螺合しているものである。ホルダ4の内
側中空部の面は、滑らかに形成されており、その内側の
中空部には打抜ピン5が摺動可能に挿入されている。
【0013】打抜ピン5は、棒体5aとその下端部に取
り付けられた打抜ポンチ6とからなるものである。棒体
5aは、ホルダ4の中空部の内径より小さい外径を持つ
円柱からなり、前記ホルダ4の内側をスライドするもの
で、その上端部は平坦に形成されている。
【0014】打抜ポンチ6は、ローラーチェーン10の
ピン11と同程度あるいは少し長い程度の長さの棒状体
であり、ピン11より細く形成されたものである。この
打抜ポンチ6は、硬く、剛性が強く、打抜ピン5の頭部
をハンマーで叩いてピン11を打ち抜く際にも曲がらな
いものである必要があり、焼き入れ鋼からなる棒状体で
あるのが好ましい。この打抜ポンチ6の断面形状は、特
に制限はないが、例えば円柱、正多面体(正六角形、正
八角形など)であるのが好ましい。
【0015】以下、上記ピン抜き工具1の使用について
説明する。まず、架台2にローラーチェーン10を載置
する。この際、ピン11が架台2の間隙2cの中心に位
置するようにチェーンリンクプレート12を架台2上面
に置く。次に、ホルダ4を取付柱3内にねじ入れ、ホル
ダ4の下端でチェーンリンクプレート12を押圧する。
これによりチェーンは固定されるとともにポンチの先端
とピンのセンターの位置が合わせられる。そして、ホル
ダ4に打抜ピン5を挿入し、ポンチ6をピン11に当接
させる。そして、打抜ピン5を上からハンマー等により
打ちつける。すると、ピン11は、リンクプレート12
から抜け、架台2の間隙2cに落ちる。
【0016】繰り返しピン抜き作業を行う場合は、打抜
ピン5を上方に移動させるあるいはホルダから外すとと
もにホルダ4を少し上方に移動させ,別のピン11また
は別のローラーチェーン10のピン11を架台2の間隙
2c上部に配置し、ホルダ4を下げてチェーンリンクプ
レート12を押さえ、上記と同様にしてピン11を打ち
抜く。
【0017】このようなピン抜き工具1によれば、ロー
ラーチェーン10のセットが容易で、短時間に効率よく
ローラーチェーン10のピン11を抜くことができる。
また、ホルダ4が備えられているので、打ち損じがなく
安全に作業することができる。また、衝撃力によりピン
11を抜くので、万力等によりポンチ6を押す場合に比
較して、ピン11に働く力が大きく、強固に接続されて
いるピン11も抜くことができ、また、常にポンチ6と
ピン11の中心は、略一致しているので、ハンマーでポ
ンチ6に衝撃力を加えても、ポンチ6に曲がり等の破損
が生じない。
【0018】なお、本考案は、上記実施例に限定される
ものではなく、各部材の大きさや形状を便宜変更するこ
とができるのはもちろんである。また、異なる大きさの
ピンに対応するために、上記の打抜ポンチ6、打抜ピン
5およびホルダ4とは径の異なる打抜ポンチ、打抜ピン
およびホルダを別途に用意し、取り替えるようにしても
よい。このようにすると、ピン抜き工具の汎用性がさら
に向上する。また、架台2は、上記実施例では一定の形
に決まったものであるが、その垂直部が移動可能なもの
でもよい。例えば、垂直部を上下移動可能な構成とし、
外側のピンリンクプレートとその内側のローラリンクプ
レートとの段差に対応できるようにしてもよく、また垂
直部が平板上をスライドするように構成し、ピンの大き
さが変わった場合に垂直部の間の間隙の大きさを調整す
ることができるように構成してもよい。
【0019】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案に係
るピン抜き工具によれば、ホルダが備えられているの
で、打ち損じがなく安全に作業することができる。ま
た、短時間に効率よくローラーチェーンのピン抜きをす
ることができる。そのため、ローラーチェーンのメンテ
ナンスの省力化を図ることができる。また、衝撃力によ
りピンを抜くので、万力等によりポンチを押す場合に比
較して、ピンに働く力が大きく、又ホルダーによりピン
の中心にポンチが垂直に当たるから強固に接続されてい
るピンも抜くことができ、ポンチに曲がり等の破損が生
じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るピン抜き工具の一実施例を示す
斜視図である。
【図2】 本考案に係るピン抜き工具の一実施例を示す
正面図である。
【図3】 従来のピン抜き工具の一例を示す正面図であ
る。
【図4】 従来のピン抜き工具の他の例を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 ピン抜き工具 2 架台 3 ホルダ取付柱 4 ホルダ 5 打抜ピン 6 打抜ポンチ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローラーチェーンのピンを打ち抜くための
    ピン抜き工具であって、 ローラーチェーンを載置し、少なくともピンの外径より
    大きい間隙と、長さより大きな高さを有し、工具全体を
    安定させる平板部を設けた架台と、該架台の上方に設け
    られたホルダ取付部と、該取付部に係止され、前記架台
    上にローラーチェーンを上部より押圧する筒状のホルダ
    と、該ホルダの内部に挿入される打抜ピンと、該打抜ピ
    ンの一端に設けられた打抜ポンチとを備えていることを
    特徴とするピン抜き工具。
  2. 【請求項2】前記ホルダを前記取付部に係止する手段
    が、前記ホルダの外周に形成された雄ねじ部と、取付部
    に形成した雌ねじ部とを備えた請求項1に記載のピン抜
    き工具。
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