JP3147562B2 - 音声速度変換方法 - Google Patents

音声速度変換方法

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JP3147562B2
JP3147562B2 JP00973793A JP973793A JP3147562B2 JP 3147562 B2 JP3147562 B2 JP 3147562B2 JP 00973793 A JP00973793 A JP 00973793A JP 973793 A JP973793 A JP 973793A JP 3147562 B2 JP3147562 B2 JP 3147562B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声の基本周波数を変
えずに継続時間長のみを変える音声速度変換方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テープレコーダ等に記録されてい
る音声信号の早聞きや遅聞きを行うために音声速度変換
装置が利用されている。
【0003】以下、図面を参照しながら、上述したよう
な従来の音声速度変換装置について説明を行う。
【0004】図8は従来の音声速度変換装置の構成を示
すものである。図8において、81はA/D変換器、8
2はバッファ、83は速度制御回路、84はデータ読出
し回路、85はミューティング回路、86はD/A変換
器である。
【0005】以上のように構成された音声速度変換装置
について、以下その動作を説明する。
【0006】まず、アナログ入力信号はA/D変換器8
1でディジタル信号に変換され、バッファ82へ書込ま
れる。次に、速度制御回路83は時間軸変換比に応じて
データ読出し回路84を制御し、バッファ82からデー
タを読出す。このような読出し方法によって、再生速度
を様々に変化させることができる。再生時間を短くする
場合には、ブロック単位で読出すデータを間引く。再生
時間を長くする場合には、ブロック単位で読出すデータ
を繰返す。そして各ブロック間の不連続部分はミューテ
ィング回路85でミューティングをかけ、D/A変換器
86でアナログ信号に変換して出力する。
【0007】図9は原音とこれを時間軸変換した音との
信号の時系列関係を示した図であり、(a)は原音、
(b)は時間軸変換比α=0.5で変換された信号、
(c)は時間軸変換比α=2.0で変換された信号、を模
式的に示したものである。ここで時間軸変換比αは次式
で定義されるものとする。
【0008】
【数1】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、時間軸を圧縮して速度を早める場合に
は、データを間引くために子音などが欠落して明瞭度が
低下し、さらにブロックの接続点は不連続であり、それ
を減らすために接続点をミューティングしているもの
の、振幅や位相が不連続で自然性に乏しい音声しか得ら
れないという課題を有していた。
【0010】また、他の従来の音声速度変換装置では、
TDHS(Time Domein Harmonic Scaling)のように入
力信号のピッチ周期を用いる方法もあるが、入力信号に
音楽や雑音が重畳している場合にはピッチの抽出が難し
いので適用できず、適当なものではなかった。
【0011】本発明は上記課題に鑑み、波形の不連続性
が少なく、データの欠落をあまり生じない自然性に富ん
だ音声を出力することのできる音声速度変換方法を提供
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の音声速度変換方法は、有限時間長Tの第1の
信号と該第1の信号に続く有限時間長Tの第2の信号と
の相関関数を計算して該相関関数の値が最大となる時間
遅れTcを求め、前記第1の信号と前記第2の信号に前
記相関関数の値が最大となる時間遅れTcに基づいて決
定した時間的に振幅が相補的に変化する窓関数をそれぞ
れ乗じ、前記窓関数を乗じた第1の信号と前記窓関数を
乗じた第2の信号とを前記相関関数の値が最大となる時
間遅れTcの位置で加算し、前記加算した信号に第3の
信号を連続して出力し、前記加算した信号と前記第3の
信号とを時間軸変換比α(=出力時間/入力時間)と相
関関数の値が最大となる時間遅れTcと有限時間長Tに
基づいて決定した時間長だけ出力し、次回の処理におけ
る第1の信号と第2の信号の開始点を時間軸変換比αと
相関関数の値が最大となる時間遅れTcと有限時間長T
に基づいて決定し、上述した全ての処理を繰り返すこと
により音声の再生時間を原音の長さに対して変化させる
ことを特徴とする音声速度変換方法である。
【0013】
【作用】このような方法によって、第1の信号と第2の
信号に窓関数を乗じてから加算することにより、加算し
た信号の欠落および振幅の不連続が少なくなり、また窓
関数を乗じた第1の信号と窓関数を乗じた第2の信号と
を相関関数の値が最大となる時間遅れTcの位置で加算
することにより、位相の不連続が少なくなる。
【0014】さらに、窓関数を乗じた第1の信号と窓関
数を乗じた第2の信号とを加算した信号と、この加算し
た信号に続く第3の信号とを時間軸変換比αと相関関数
の値が最大となる時間遅れTcと有限時間長Tに基づい
て決定した時間長だけ出力することにより、信号の欠落
が少なく、かつ任意の速度に変換が行えることとなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0016】本発明は、信号の振幅及び位相の不連続が
少なく、データの欠落を生じない自然性に富んだ音声
を、時間軸変換比αがα≧1.0の範囲で出力すること
ができる音声速度変換方法を提供するものである。
【0017】ここで時間軸変換比αは次式で定義される
ものとする。
【0018】
【数2】
【0019】図1は本発明の第一の実施例における音声
速度変換方法のフローチャートを示すものである。以
下、その動作について説明する。
【0020】まずステップ11において、入力ポインタ
をリセットする。次にステップ12において、入力ポイ
ンタからT区間の第1の信号(XA)を入力する。そし
てステップ13で、入力ポインタにTを加える。次にス
テップ14で、入力ポインタからT区間の第2の信号
(XB)を入力する。
【0021】ステップ15で、第1の信号XAと第2の
信号XBの相関関数を計算し、この相関関数の値が最大
となる時間遅れTcを探索する。次にステップ16で、
先ほど求めた相関関数が最大となる時間遅れTcに基づ
いて、第1の信号XAに振幅が漸増する窓関数を乗じ
る。そしてステップ17で、先ほど求めた相関関数が最
大となる時間遅れTcに基づいて、第2の信号XBに振
幅が漸減する窓関数を乗じる。次にステップ18で、窓
関数を乗じた第1の信号と窓関数を乗じた第2の信号と
を相関関数が最大となる時間遅れTcの位置にずらした
後に加算する。そしてステップ19において、ステップ
18で加算した信号と、第1の信号XAに続く信号、つ
まり現在の入力ポインタを開始点とする第3の信号(X
C)を、α(T−Tc)/(α−1)区間だけ出力す
る。次にステップ20で、入力ポインタに(2T−αT
−Tc)/(α−1)を加える。この後、ステップ12
に戻る。
【0022】図2は、図1に示したステップ15におけ
る、第1の信号XAと第2の信号XBの相関関数を計算
し、相関関数の値が最大となる時間遅れTcを探索する
処理のフローチャートを示すものである。以下、その動
作について説明する。
【0023】まず、ステップ201,202および20
3で、時間遅れτ,相関関数の値が最大となる時間遅れ
Tcおよび相関関数の最大値Rmaxを0に初期化する。
次に、ステップ204で、(数3)に示すように時間遅
れτが負でない場合の、第1の信号XAと第2の信号XB
の相関関数R(τ)を計算する。
【0024】
【数3】
【0025】そしてステップ205において、ステップ
204で求めた相関関数R(τ)が、それ以前に求めら
れた相関関数の最大値Rmaxよりも大きくない場合には
ステップ208に分岐し、そうでない場合には、ステッ
プ206で相関関数の最大値RmaxをR(τ)に更新
し、ステップ207で相関関数の値が最大となる時間遅
れTcをτに更新する。次にステップ208で時間遅れ
τを1点だけ増加する。そしてステップ209で、時間
遅れτがτmax+を越えていないならばステップ204に
戻り、ステップ204から208までの処理を時間遅れ
τがτmax+を越えるまで繰り返す。そして上記条件を満
たしたら、ステップ210で、時間遅れτを−1に初期
化する。次にステップ211で、(数4)に示すように
時間遅れτが負の場合の、第1の信号XAと第2の信号
Bの相関関数R(τ)を計算する。
【0026】
【数4】
【0027】そしてステップ212で、ステップ211
で求めた相関関数R(τ)が、それ以前に求められた相
関関数の最大値Rmaxよりも大きくない場合にはステッ
プ215に分岐し、そうでない場合には、ステップ21
3で相関関数の最大値RmaxをR(τ)に更新し、ステ
ップ214で相関関数の値が最大となる時間遅れTcを
τに更新する。次にステップ215で時間遅れτを1点
だけ減少させる。そしてステップ216で、時間遅れτ
がτmax-より小さくないならばステップ211に戻り、
ステップ211から215までの処理を時間遅れτがτ
max-より小さくなるまで繰り返す。最後にステップ21
7で、相関関数の値が最大となる時間遅れTcを出力す
る。
【0028】図3は、図1に示したステップ16,17
および18における処理の模式図を示すものである。
【0029】図3(a)は相関関数の値が最大となる時
間遅れTc=0の場合、(b)は相関関数の値が最大と
なる時間遅れTc>0の場合、そして(c)は相関関数
の値が最大となる時間遅れTc<0の場合である。それ
ぞれの場合とも、第1の信号には振幅が時間的に漸増す
る窓関数を乗じ、第2の信号には振幅が時間的に漸減す
る窓関数を乗じ、それらを相関関数が最大となる時間遅
れTcだけずらしてから加算する。ここで、窓関数の形
状は相関関数が最大となる時間遅れTcに基づいて変化
させる。加算した結果の時間長は(T−Tc)となる。
【0030】図4は本発明の上述した音声速度変換方法
の処理例を模式的に示したものである。
【0031】図4(a)は入力信号、(b)は時間軸変
換比α=3/2の場合の出力信号である。XA1とXB1
相関関数が最大となる時間遅れTc1=0、XA2とXB2
相関関数が最大となる時間遅れTc2>0、そしてXA3
B3の相関関数が最大となる時間遅れTc3<0となって
いる。第1の信号XAnと第2の信号XBnとを加算した信
号と、第1の信号XAnに続く第3の信号XCnの時間長の
和は、α(T−Tcn)/(α−1)となり、時間軸変換
比αと相関関数の値が最大となる時間遅れTcnと有限時
間長Tに基づいて決定されている。入力信号(XC1+X
C2+XC3)の時間長に対する出力信号の時間長の比は、
設定した時間軸変換比α(=3/2)と等しくなる。X
Cnはそのまま出力され、かつ入力信号の全ての区間を用
いるので、出力信号における情報欠落は全くない。
【0032】以上のように本実施例によれば、第1の信
号XAに漸増する窓関数を乗じ、第2の信号XBに漸減す
る窓関数を乗じてから加算することにより、加算した信
号の振幅の不連続が少なくなる。そして、窓関数を乗じ
た第1の信号と窓関数を乗じた第2の信号とを相関関数
の値が最大となる時間遅れTcの位置で加算することに
より、位相の不連続が少なくなる。さらに、窓関数を乗
じた第1の信号と窓関数を乗じた第2の信号とを加算し
た信号と、第1の信号XAに続く第3の信号XCを時間軸
変換比αと相関関数の値が最大となる時間遅れTcと有
限時間長Tに基づいて決定した時間長だけ出力すること
により、信号の欠落がなく容易に、入力信号を時間軸変
換比αをα≧1.0の範囲に伸長して出力することがで
きる。
【0033】以下、本発明の第二の実施例について、図
面を参照しながら説明する。本発明は、信号の振幅及び
位相の不連続が少なく、データの欠落をあまり生じない
自然性に富んだ音声を時間軸変換比αがα≦1.0の範
囲で出力することができる音声速度変換方法を提供する
ものである。
【0034】図5は本発明の第二の実施例における音声
速度変換方法のフローチャートを示すものである。以
下、その動作について説明する。
【0035】まず、ステップ51において、入力ポイン
タをリセットする。次に、ステップ52において、入力
ポインタからT区間の第1の信号XAを入力する。そし
てステップ53において、入力ポインタにTを加える。
次にステップ54において、入力ポインタからT区間の
第2の信号XBを入力する。そしてステップ55で、第
1の信号XAと第2の信号XBの相関関数を計算し、この
相関関数の値が最大となる時間遅れTcを探索する。
【0036】次にステップ56で、先ほど求めた相関関
数が最大となる時間遅れTcに基づいて、第1の信号X
Aに漸減する窓関数を乗じる。そしてステップ57で、
先ほど求めた相関関数が最大となる時間遅れTcに基づ
いて、第2の信号XBに漸増する窓関数を乗じる。次に
ステップ58で、窓関数を乗じた第1の信号と窓関数を
乗じた第2の信号とを相関関数が最大となる時間遅れT
cの位置にずらした後に加算する。そしてステップ59
で、入力ポインタにTを加える。次にステップ60にお
いて、ステップ58で加算した信号と、第2の信号XB
に続く信号、つまり現在の入力ポインタを開始点とする
第3の信号XCを、α(T−Tc)/(1−α)区間だ
け出力する。そしてステップ61で、入力ポインタに
(2αT−T−Tc)/(1−α)を加える。この後、
ステップ52に戻る。
【0037】図5のステップ55における、第1の信号
Aと第2の信号XBの相関関数を計算し、相関関数の値
が最大となる時間遅れTcを探索する処理は、図2に示
した本発明の第一の実施例におけるものと同じである。
【0038】図6は、図5のステップ56,57および
58における処理の模式図を示すものである。
【0039】図6(a)は相関関数の値が最大となる時
間遅れTc=0の場合、(b)は相関関数の値が最大と
なる時間遅れTc>0の場合、そして(c)は相関関数
の値が最大となる時間遅れTc<0の場合である。それ
ぞれの場合とも、第1の信号には振幅が時間的に漸減す
る窓関数を乗じ、第2の信号には振幅が時間的に漸増す
る窓関数を乗じ、それらを相関関数が最大となる時間遅
れTcだけずらしてから加算する。ここで窓関数の形状
は相関関数が最大となる時間遅れTcに基づいて変化さ
せる。加算した結果の時間長は(T+Tc)となる。
【0040】図7は上述した音声速度変換方法の処理例
を模式的に示したものである。図7(a)は入力信号、
(b)は時間軸変換比α=2/3の場合の出力信号であ
る。XA1とXB1の相関関数が最大となる時間遅れTc1
0、XA2とXB2の相関関数が最大となる時間遅れTc2
0、そしてXA3とXB3の相関関数が最大となる時間遅れ
c3<0となっている。第1の信号XAnと第2の信号X
Bnとを加算した信号と、第2の信号XBnに続く第3の信
号XCnの時間長の和は、α(T−Tcn)/(1−α)と
なり、時間軸変換比αと相関関数の値が最大となる時間
遅れTcnと有限時間長Tに基づいて決定されている。入
力信号の時間長に対する出力信号の時間長の比は、設定
した時間軸変換比α(=2/3)と等しくなる。入力信
号は第1の信号XAn,第2の信号XBn,および第3の信
号XCnで全て用いられるので、出力信号における情報欠
落は少ない。
【0041】以上のように本実施例によれば、第1の信
号XAに漸減する窓関数を乗じ、第2の信号XBに漸増す
る窓関数を乗じてから加算することにより、加算した信
号の振幅の不連続が少なくなる。そして、窓関数を乗じ
た第1の信号と窓関数を乗じた第2の信号とを相関関数
の値が最大となる時間遅れTcの位置で加算することに
より、位相の不連続が少なくなる。さらに窓関数を乗じ
た第1の信号と窓関数を乗じた第2の信号とを加算した
信号と、第2の信号XBに続く第3の信号XCを時間軸変
換比αと相関関数の値が最大となる時間遅れTcと有限
時間長Tに基づいて決定した時間長だけ出力することに
より、信号の欠落が少なく容易に、入力信号を時間軸変
換比αをα≦1.0の範囲に圧縮して出力することがで
きる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、第1の信号と第2の信号に時間的に振幅が相補的に
変化する窓関数を乗じてから加算することにより、加算
した信号の振幅の不連続が少なくなり、また窓関数を乗
じた第1の信号と窓関数を乗じた第2の信号とを相関関
数の値が最大となる時間遅れの位置で加算することによ
り、位相の不連続が少なくなる。
【0043】さらに、窓関数を乗じた第1の信号と窓関
数を乗じた第2の信号とを加算した信号と、この加算し
た信号に続く第3の信号を時間軸変換比αと相関関数の
値が最大となる時間遅れTcと有限時間長Tに基づいて
決定した時間長だけ出力することにより、信号の欠落が
少なく、かつ任意の速度に変換を行うことができるとい
う優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における音声速度変換方
法のフローチャート
【図2】本発明の第一の実施例における音声速度変換方
法の相関関数演算のフローチャート
【図3】本発明の第一の実施例における音声速度変換方
法の窓関数による重み付けと相関関数の値が最大となる
時間遅れの位置での加算の模式図
【図4】本発明の第一の実施例における音声速度変換方
法の入力信号と出力信号の模式図
【図5】本発明の第二の実施例における音声速度変換方
法のフローチャート
【図6】本発明の第二の実施例における音声速度変換方
法の窓関数による重み付けと相関関数の値が最大となる
時間遅れの位置での加算の模式図
【図7】本発明の第二の実施例における音声速度変換方
法の入力信号と出力信号の模式図
【図8】従来の音声速度変換装置の構成図
【図9】従来の音声速度変換装置の入力信号と出力信号
の模式図
【符号の説明】
81 A/D変換器 82 バッファ 83 速度制御回路 84 データ読出し回路 85 ミューティング回路 86 D/A変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 11/00 - 11/06 G10L 21/00 - 21/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有限時間長Tの第1の信号と該第1の信号
    に続く有限時間長Tの第2の信号との相関関数を計算し
    て該相関関数の値が最大となる時間遅れTcを求め、前
    記第1の信号と前記第2の信号に前記相関関数の値が最
    大となる時間遅れTcに基づいて決定した時間的に振幅
    が相補的に変化する窓関数をそれぞれ乗じ、前記窓関数
    を乗じた第1の信号と前記窓関数を乗じた第2の信号と
    を前記相関関数の値が最大となる時間遅れTcの位置で
    加算し、前記加算した信号に第3の信号を連続して出力
    し、前記加算した信号と前記第3の信号とを時間軸変換
    比α(=出力時間/入力時間)と相関関数の値が最大と
    なる時間遅れTcと有限時間長Tに基づいて決定した時
    間長だけ出力し、次回の処理における第1の信号と第2
    の信号の開始点を時間軸変換比αと相関関数の値が最大
    となる時間遅れTcと有限時間長Tに基づいて決定し、
    上述した全ての処理を繰り返すことにより音声の再生時
    間を原音の長さに対して変化させることを特徴とする音
    声速度変換方法。
  2. 【請求項2】有限時間長Tの第1の信号と該第1の信号
    に続く有限時間長Tの第2の信号との相関関数を計算し
    て相関関数の値が最大となる時間遅れTcを求め、前記
    第1の信号には前記相関関数の値が最大となる時間遅れ
    Tcに基づいて決定した振幅が時間的に漸増する窓関数
    を乗じ、前記第2の信号には前記相関関数の値が最大と
    なる時間遅れTcに基づいて決定した振幅が時間的に漸
    減する窓関数を乗じ、前記窓関数を乗じた第1の信号と
    前記窓関数を乗じた第2の信号とを前記相関関数の値が
    最大となる時間遅れTcの位置で加算し、前記加算した
    信号に第3の信号を連続して出力し、前記加算した信号
    と前記第3の信号を時間長{α(T−Tc)/(α−
    1)}だけ出力し(ただし、αは時間軸変換比であり、
    出力時間/入力時間 で与えられる)、次回の処理にお
    ける第1の信号の開始点は前記第1の信号の開始点を
    {(T−Tc)/(α−1)}だけ遅延させた点とし、
    上述した全ての処理を繰り返すことにより音声の再生時
    間を原音の長さの1.0倍以上に変化させることを特徴
    とする音声速度変換方法。
  3. 【請求項3】有限時間長Tの第1の信号と該第1の信号
    に続く有限時間長Tの第2の信号との相関関数を計算し
    て相関関数の値が最大となる時間遅れTcを求め、前記
    第1の信号には前記相関関数の値が最大となる時間遅れ
    Tcに基づいて決定した振幅が時間的に漸減する窓関数
    を乗じ、前記第2の信号には前記相関関数の値が最大と
    なる時間遅れTcに基づいて決定した振幅が時間的に漸
    増する窓関数を乗じ、前記窓関数を乗じた第1の信号と
    前記窓関数を乗じた第2の信号とを前記相関関数の値が
    最大となる時間遅れTcの位置で加算し、前記加算した
    信号に第3の信号を連続して出力し、前記加算した信号
    と前記第3の信号を時間長{α(T−Tc)/(1−
    α)}だけ出力し(ただし、αは時間軸変換比であり、
    出力時間/入力時間 で与えられる)、次回の処理にお
    ける第1の信号の開始点は前記第1の信号の開始点を
    {(T−Tc)/(1−α)}だけ遅延させた点とし、
    上述した全ての処理を繰り返すことにより音声の再生時
    間を原音の長さの1.0倍以下に変化させることを特徴
    とする音声速度変換方法。
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