JP3147509U - 天井下地用クリップ金具の保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着作業が簡単に短時間で行え、装着状態をバランス良く確実に維持でき、天井下地の補強が手軽に行え、クリップ金具と野縁受け金具との連結状態をより強固にでき、取扱い易く、使い勝手に優れ、構成簡素で、耐久性に優れ、軽量で、量産に適し、コストの低減が図れ、経済的な天井下地用クリップ金具の保持具を提供する。
【解決手段】基片部1と、基片部1の上端縁に連設し、クリップ金具Aの上片11に接する上抱持片部2と、上抱持片部2の先端縁に連設し、クリップ金具Aの上片11及び野縁受け金具Bの上折曲板21の先端縁部分に係止可能な上係止爪部3と、基片部1の下端縁両端部分に夫々連設し、野縁受け金具Bの下折曲板22下面に接する下抱持片部4と、下抱持片部4の先端縁に連設し、野縁受け金具Bの下折曲板22先端縁部分に係止可能な下係止爪部5とを備え、クリップ金具Aを野縁受け金具Bと共に抱持できるよう構成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、主に、適宜建築物の天井を構築する際に、吊りボルト、ハンガー、野縁受け金具、野縁金具、クリップ金具等によって組立てられる天井下地に於いて、野縁受け金具と野縁金具とを連結するクリップ金具の背部に簡単に装着できて、クリップ金具を野縁受け金具により確実に保持させ、クリップ金具と野縁受け金具との連結状態をより強固にできるように工夫した天井下地用クリップ金具の保持具に関するものである。
従来、天井下地を構成する場合は、例えば、吊りボルト及びハンガーを介して複数の野縁受け金具を所定間隔に配し、この野縁受け金具夫々にクリップ金具を介して複数の野縁金具を所定間隔で直交するように連結して構成したものがある。しかも、クリップ金具は、下部左右の係止フックを野縁金具の開口部両脇のリップ部に夫々係止させ、上部の折曲片を野縁受け金具の上折曲板の先端縁に係止するように折り曲げることで、野縁受け金具を上から抱え込むような状態に装着させていた(図1のクリップ金具参照)。
しかしながら、地震等によって天井に過度の負荷が加えられた場合は、クリップ金具上部の折曲片部分に負荷が集中し、折り曲げ状態の折曲片がのびて、その係止状態が解除され、天井がクリップ金具と共に脱落する虞があった。特に、クリップ金具は、その基片が野縁受け金具の基板から離れるよう負荷が加えられたときに、折曲片がのび易くなる問題点があった。
そこで、この種の天井下地に於ける野縁受け金具と野縁金具とを連結するクリップ金具部分の補強手段として、例えば、特許文献1に示すような野縁受及び野縁の連結補強具が開示されるようになった。
これは、交差状態の野縁受と野縁とのクリップによる連結をさらに補強するための野縁受及び野縁の連結補強具であって、前記クリップは折り曲げられることにより前記野縁受に係止する係止部と前記野縁に係合する係合部とを備えており、前記野縁は前記係合部を係合させる係合リップを備えており、補強具本体及び係止片とこれらを締結する締結手段とを備え、補強具本体は前記野縁受の上端に係止し少なくともクリップの前記係止部を覆う覆い部と前記野縁の上辺に沿う張出部とこの張出部に形成され前記締結手段を貫通させる貫通孔とを備え、この貫通孔に挿通した前記締結手段により前記係合リップ内に挿入した前記係止片を前記張出部に近接させることで、前記補強具本体を野縁に近接固定すると共に覆い部でクリップの前記係止片の連結を補強するものである。
特開2007−23738
ところが、前述の如き連結補強具にあっては、確実な連結補強が十二分に期待できるようにはなったが、構成部品数が多くなる難点や、コスト高となる難点や、総重量が増す難点や、その装着作業にかなり時間がかかる等の難点が明らかとなっていた。
そこで、本考案の天井下地用クリップ金具の保持具は、誰でも簡単に且つ短時間で装着することができ、クリップ金具を野縁受け金具に確実に保持させることができ、クリップ金具と野縁受け金具との連結状態を強固にでき、しかも、取扱い易く、使い勝手に優れ、構成が簡素で、耐久性に優れ、軽量で、量産に適し、コストの低減が図れ、経済的な保持具を提供できるようにすべく案出されたものである。
しかして、前述の如き課題等を達成すべく、本考案の請求項1記載の保持具Sにあっては、適宜吊りボルトE等によって支持される野縁受け金具Bと、この野縁受け金具Bにクリップ金具Aを介して装着されると共に、その下面に天井板が固定される野縁金具Cとを有する天井下地に於いて、クリップ金具Aの基片10背面に接すると共に、野縁受け金具Bの基板20とでクリップ金具Aの基片10を挟持可能となるよう形成される基片部1と、この基片部1の上端縁に連設されて、クリップ金具Aの上片11上面に接すると共に、野縁受け金具Bの上折曲板21とでクリップ金具Aの上片11を挟持可能となるよう形成される上抱持片部2と、この上抱持片部2の先端縁に連設されて、クリップ金具Aの上片11先端縁部分及び野縁受け金具Bの上折曲板21先端縁部分に係止可能となるよう形成される上係止爪部3と、野縁金具Cを跨ぐように基片部1の下端縁両端部分に夫々連設されて、野縁受け金具Bの下折曲板22下面に接するよう形成される下抱持片部4と、この下抱持片部4の先端縁に連設されて、野縁受け金具Bの下折曲板22先端縁部分に係止可能となるよう形成される下係止爪部5とを備え、クリップ金具Aを野縁受け金具Bと共に抱持できるよう構成する手段を採用した。
また、本考案の請求項2記載の保持具Sにあっては、適宜吊りボルトE等によって所定間隔に支持される断面コ字形状の野縁受け金具Bと、この野縁受け金具Bに交差するようにその下部に所定間隔に横架配設されるリップ溝形状の野縁金具Cと、野縁受け金具Bと野縁金具Cを連結するクリップ金具Aとを有し、クリップ金具Aは、その上部が野縁受け金具Bの基板20背面に接するよう形成されると共に、その下部が開口部31から野縁金具C内に位置するように形成される基片10と、この基片10の下部左右に配されると共に、野縁金具Cの開口部31両脇に設けたリップ部30に係止可能となるよう形成される係止フック13と、基片10の上端縁に連設されると共に、野縁受け金具Bの上折曲板21上面に接するよう配される上片11と、この上片11の先端縁に連設されると共に、野縁受け金具Bの上折曲板21の先端縁部分に係止可能となる適数の折曲片12とを備えてなる天井下地に於いて、基片部1と、この基片部1の上端縁に連設される上抱持片部2と、この上抱持片部2の先端縁に連設される上係止爪部3と、基片部1の下端縁に連設される下抱持片部4と、この下抱持片部4の先端縁に連設される下係止爪部5と、基片部1の下端縁中央部分に形成される切欠部6とを有する保持具Sを形成し、基片部1は、クリップ金具Aの基片10背面に接すると共に、野縁受け金具Bの基板20とでクリップ金具Aの基片10を挟持し、上抱持片部2は、クリップ金具Aの上片11上面がわに配され、上係止爪部3は、クリップ金具Aの上片11先端縁部分及び野縁受け金具Bの上折曲板21先端縁部分に係止し、下抱持片部4は、野縁金具Cを跨ぐように配されると共に、野縁受け金具Bの下折曲板22下面がわに配され、下係止爪部5は、野縁受け金具Bの下折曲板22先端縁部分に係止し、野縁受け金具Bへのクリップ金具Aの装着状態を保持具Sで保持できるように構成する手段を採用した。
更に、本考案の請求項3記載の保持具Sにあっては、基片部1と上抱持片部2と上係止爪部3と下抱持片部4と下係止爪部5とを一枚の適宜金属製薄板材から構成する手段を採用した。
そして、本考案の請求項4記載の保持具Sにあっては、基片部1と上抱持片部2と上係止爪部3と下抱持片部4と下係止爪部5とを適宜合成樹脂材によって一体的に構成する手段を採用した。
従って、請求項1の保持具Sによれば、野縁受け金具B及びクリップ金具Aへの保持具Sの装着作業が誰でも簡単に且つ短時間で行えるようになる。しかも、保持具Sの装着状態のバランスが良く、その装着状態を確実に維持できるようになる。加えて、既存の天井下地への装着も簡単に行えるようになり、天井下地の補強(例えば、耐震補強)が手軽に行えるようになる。
更に、保持具Sによって、クリップ金具Aが野縁受け金具Bにより密接するように保持させることができ、クリップ金具Aと野縁受け金具Bとの連結状態をより強固にすることができるようになる。
しかも、保持具Sは、取扱い易く、使い勝手に優れ、構成が簡素で、耐久性に優れ、軽量で、量産に適し、コストの低減が図れ、経済的なものとなる。
また、請求項2の保持具Sによれば、野縁受け金具B及びクリップ金具Aへの保持具Sの装着作業が誰でも簡単に且つ短時間で行えるようになる。しかも、保持具Sの装着状態のバランスが良く、その装着状態を確実に維持できるようになる。加えて、既存の天井下地への装着も簡単に行えるようになり、天井下地の補強(例えば、耐震補強)が手軽に行えるようになる。
更に、保持具Sによって、クリップ金具Aを野縁受け金具Bにより確実に保持させることができ、クリップ金具Aと野縁受け金具Bとの連結状態をより強固にすることができるようになる。
しかも、保持具Sは、取扱い易く、使い勝手に優れ、構成が簡素で、耐久性に優れ、軽量で、量産に適し、コストの低減が図れ、経済的なものとなる。
更に、請求項3の保持具Sによれば、構成が簡素で、量産に適し、コストの低減が図れ、軽量で、経済的なものとなる。
しかも、一枚の適宜金属製薄板材から構成してあることで、適度な弾性を備え、野縁受け金具B及びクリップ金具Aへの装着作業がスムーズに行えるようになる。
そして、請求項4の保持具Sによれば、構成が簡素で、量産に適し、コストの低減が図れ、より軽量で、経済的なものとなる。
しかも、適宜合成樹脂材によって一体的に構成してあることで、適度な弾性を備え、野縁受け金具B及びクリップ金具Aへの装着作業がよりスムーズに行えるようになる。
以下、本考案を説明すると、次の通りである。
本考案の保持具Sは、適宜建築物の天井を設ける際に、吊りボルトE、ハンガーD、野縁金具C、野縁受け金具B、クリップ金具A等によって組立てられる天井下地に於いて、野縁受け金具Bと野縁金具Cとを連結するクリップ金具Aの背部に装着して、クリップ金具Aと野縁受け金具Bとの連結状態をより強固にできるように構成されたものである。
そして、具体的には、クリップ金具Aの基片10背面に接すると共に、野縁受け金具Bの基板20とでクリップ金具Aの基片10を挟持可能となるよう形成される基片部1と、この基片部1の上端縁に連設されて、クリップ金具Aの上片11上面に接すると共に、野縁受け金具Bの上折曲板21とでクリップ金具Aの上片11を挟持可能となるよう形成される上抱持片部2と、この上抱持片部2の先端縁に連設されて、クリップ金具Aの上片11先端縁部分及び野縁受け金具Bの上折曲板21先端縁部分に係止可能となるよう形成される上係止爪部3と、野縁金具Cを跨ぐように基片部1の下端縁両端部分に夫々連設されて、野縁受け金具Bの下折曲板22下面に接するよう形成される下抱持片部4と、この下抱持片部4の先端縁に連設されて、野縁受け金具Bの下折曲板22先端縁部分に係止可能となるよう形成される下係止爪部5とを備え、クリップ金具Aを野縁受け金具Bと共に抱持できるよう構成したものである。
本考案の保持具Sが装着される天井下地は、例えば、スラブ等から垂下される吊りボルトE及びこの吊りボルトEに装着されるハンガーDによって支持されると共に、所定間隔に配される断面コ字形状を呈する複数の野縁受け金具Bと、この複数の野縁受け金具Bに直角に交差するようにその下部に配されると共に、所定間隔に横架配設されるリップ溝形状を呈する複数の野縁金具Cと、野縁受け金具Bと野縁金具Cを連結する複数のクリップ金具Aとを有するものである。
そして、前記クリップ金具Aは、その上部が野縁受け金具Bの基板20背面に接するよう形成されると共に、その下部が開口部31から野縁金具C内に位置するように形成される基片10と、この基片10の下部左右に配されると共に、野縁金具Cの開口部31両脇に設けたリップ部30に係止可能となるよう形成される係止フック13と、基片10の上端縁に連設されると共に、野縁受け金具Bの上折曲板21上面に接するよう配される上片11と、この上片11の先端縁に連設されると共に、野縁受け金具Bの上折曲板21の先端縁部分に係止できるように折曲げ可能となる適数(例えば、2〜3個)の折曲片12とを備えてなるものである。
そして、本考案の保持具Sは、基片部1と、この基片部1の上端縁に連設される上抱持片部2と、この上抱持片部2の先端縁に連設される上係止爪部3と、基片部1の下端縁に連設される下抱持片部4と、この下抱持片部4の先端縁に連設される下係止爪部5と、基片部1の下端縁中央部分に形成される切欠部6とを有し、基片部1は、クリップ金具Aの基片10背面に接すると共に、野縁受け金具Bの基板20とでクリップ金具Aの基片10を挟持し、上抱持片部2は、クリップ金具Aの上片11上面に接すると共に、野縁受け金具Bの上折曲板21とでクリップ金具Aの上片11を挟持し(尚、上抱持片部2は、上片11上面に接しなくても良いし、上折曲板21とで上片11を挟持しなくても良い)、上係止爪部3は、クリップ金具Aの上片11先端縁部分及び野縁受け金具Bの上折曲板21先端縁部分に係止し(尚、クリップ金具Aの上片11先端縁部分にあっては、この上片11先端縁部分と折曲片12基端縁部分を介して野縁受け金具Bの上折曲板21先端縁部分に上係止爪部3が係止された状態となる。)、下抱持片部4は、野縁金具Cを跨ぐように配されると共に、野縁受け金具Bの下折曲板22下面に接し(尚、下抱持片部4は、下折曲板22下面に接しなくても良い)、下係止爪部5は、野縁受け金具Bの下折曲板22先端縁部分に係止し、野縁受け金具Bへのクリップ金具Aの装着状態を保持具Sで保持できるように構成したものである。
また、保持具Sは、基片部1と上抱持片部2と上係止爪部3と下抱持片部4と下係止爪部5とを一枚の適宜金属製薄板材から構成したり、或いは、基片部1と上抱持片部2と上係止爪部3と下抱持片部4と下係止爪部5とを適宜合成樹脂材によって一体的に構成したりすることができる。
前記基片部1は、例えば、略矩形薄板状に形成され、その幅は野縁受け金具Bの基板20の幅より僅かに大きく形成され、その長さは野縁金具Cの幅よりかなり大きく設定されている。すなわち、野縁受け金具Bの基板20を所定長さ分だけ覆えるように形成されている。
しかも、基片部1の下端縁中央部分には野縁金具Cの幅より長い切欠部6が形成されており、保持具Sを装着したときに、基片部1が野縁金具Cに干渉しないように形成してある。
前記上抱持片部2は、例えば、略細長矩形薄板状に形成され、基片部1の上端縁に略直角に連設され、その幅は野縁受け金具Bの上折曲板21の幅より僅かに大きく形成され、その長さは基片部1の長さと同じになるように設定されている。すなわち、野縁受け金具Bの上折曲板21を所定長さ分だけ覆えるように形成されている。
前記上係止爪部3は、例えば、略細長矩形薄板状に形成され、上抱持片部2の先端縁に連設され、その長さは上抱持片部2の長さと同じになるように設定されている。しかも、その内側面が上抱持片部2に対して鋭角状となるように配されている。すなわち、上抱持片部2と上係止爪部3とによって構成されるV字溝で、クリップ金具Aの上片11先端縁部分や折曲片12や野縁受け金具Bの上折曲板21先端縁部分を抱持して、上係止爪部3によるクリップ金具Aの上片11先端縁部分や折曲片12や野縁受け金具Bの上折曲板21先端縁部分への係止状態を維持できるように形成されている。尚、上係止爪部3は、クリップ金具Aの上片11先端縁部分に接触していない部分にあっては、野縁受け金具Bの上折曲板21先端縁部分に接触した係止状態であっても良いし、或いは、僅かに離れた位置に配置された状態としておき、不意の外力等が生じたときに係止状態となるよう構成してあっても良い。
尚、上係止爪部3は、保持具Sを合成樹脂材で形成したときには、例えば、先端縁がわに行くに従ってその厚みが漸次薄くなるような断面略三角形状に形成して、その強度を増すように構成しても良い。
前記下抱持片部4は、例えば、略矩形薄板状に形成され、基片部1の下端縁両端部分に略直角に夫々連設され、その幅は野縁受け金具Bの下折曲板22の幅より僅かに大きく形成され、その長さは基片部1の下端縁の左右端部から切欠部6の左右端部までの長さに設定されている。
前記下係止爪部5は、例えば、略細長矩形薄板状に形成され、下抱持片部4の先端縁に連設され、しかも、その内側面が下抱持片部4に対して鋭角状となるように配されている。すなわち、下抱持片部4と下係止爪部5とによって構成されるV字溝で、野縁受け金具Bの下折曲板22先端縁部分に抱持状に係止できるように構成されている。
尚、下係止爪部5は、保持具Sを合成樹脂材で形成したときには、例えば、先端縁がわに行くに従ってその厚みが漸次薄くなるような断面略三角形状に形成して、その強度を増すように構成しても良い。
図中7は、例えば、保持具Sの基片部1と上抱持片部2と上係止爪部3に跨るように(或いは、基片部1と上抱持片部2に跨るように)形成される補強膨出部で、この補強膨出部7は、保持具S自体の強度を高められるように形成されたものである(図6参照)。
本考案の保持具Sは、前述の如く構成されており、次に、その使用例について説明すると、先ず、保持具Sの上抱持片部2と上係止爪部3とによって構成されるV字溝内に、クリップ金具Aの上片11先端縁部分及び野縁受け金具Bの上折曲板21先端縁部分が位置するように保持具Sを配し、その後、上抱持片部2と上係止爪部3のV字溝部分が支点となって、保持具Sの基片部1が野縁受け金具Bの基板20(及びクリップ金具Aの基片10)に接近するように揺動させ、更に、下抱持片部4と下係止爪部5のV字溝部分を、野縁受け金具Bの下折曲板22先端縁部分に係止させることで、保持具Sが装着される。
そして、この保持具Sの装着状態にあっては、基片部1はクリップ金具Aの基片10背面に密接して、野縁受け金具Bの基板20と基片部1とでクリップ金具Aの基片10を挟持するようになる。
このとき、上抱持片部2がクリップ金具Aの上片11上面に密接して、野縁受け金具Bの上折曲板21と上抱持片部2とでクリップ金具Aの上片11を挟持するように形成しても良いし、また、下抱持片部4が野縁受け金具Bの下折曲板22下面に密接しても良い。
更に、上係止爪部3は、クリップ金具Aの上片11先端縁部分及び折曲片12の基端縁部分及び野縁受け金具Bの上折曲板21先端縁部分に係止され、下係止爪部5は、野縁受け金具Bの下折曲板22先端縁部分に係止されて、クリップ金具Aを野縁受け金具Bと共に保持具Sで安定的に抱持するようになる(図2、図4参照)。
加えて、上係止爪部3は、クリップ金具Aの折曲片12を抱持するようになり、クリップ金具Aに過度の外力が加えられたときでも、折曲片12がのび難いものとなっている。
尚、保持具Sの装着は、保持具S自身の弾性変形を利用して行われる。
ところで、保持具Sの具体的構成、形状、寸法、材質、基片部1の具体的構成、形状、寸法、材質、上抱持片部2の具体的構成、形状、寸法、材質、上係止爪部3の具体的構成、形状、寸法、材質、下抱持片部4の具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、下係止爪部5の具体的構成、形状、寸法、材質、切欠部6の具体的構成、形状、寸法、配設位置、数、補強膨出部7の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置等は、図示例のもの等に限定されることなく適宜自由に設定、変更できるものである。
本考案の保持具の使用状態を例示する分解斜視図である。 本考案の保持具の使用状態を例示する斜視図である。 本考案の保持具の使用状態を例示する正面図である。 本考案の保持具の使用状態を例示する側面図である。 本考案の保持具の使用状態を例示する平面図である。 本考案の他の保持具を例示する斜視図である。
符号の説明
S 保持具
1 基片部
2 上抱持片部
3 上係止爪部
4 下抱持片部
5 下係止爪部
6 切欠部
7 補強膨出部
A クリップ金具
10 基片
11 上片
12 折曲片
13 係止フック
B 野縁受け金具
20 基板
21 上折曲板
22 下折曲板
C 野縁金具
30 リップ部
31 開口部
D ハンガー
E 吊りボルト

Claims (4)

  1. 適宜吊りボルト等によって支持される野縁受け金具と、この野縁受け金具にクリップ金具を介して装着されると共に、その下面に天井板が固定される野縁金具とを有する天井下地に於いて、クリップ金具の基片背面に接すると共に、野縁受け金具の基板とでクリップ金具の基片を挟持可能となるよう形成される基片部と、この基片部の上端縁に連設されて、クリップ金具の上片上面に接すると共に、野縁受け金具の上折曲板とでクリップ金具の上片を挟持可能となるよう形成される上抱持片部と、この上抱持片部の先端縁に連設されて、クリップ金具の上片先端縁部分及び野縁受け金具の上折曲板先端縁部分に係止可能となるよう形成される上係止爪部と、野縁金具を跨ぐように基片部の下端縁両端部分に夫々連設されて、野縁受け金具の下折曲板下面に接するよう形成される下抱持片部と、この下抱持片部の先端縁に連設されて、野縁受け金具の下折曲板先端縁部分に係止可能となるよう形成される下係止爪部とを備え、クリップ金具を野縁受け金具と共に抱持できるよう構成したことを特徴とする天井下地用クリップ金具の保持具。
  2. 適宜吊りボルト等によって所定間隔に支持される断面コ字形状の野縁受け金具と、この野縁受け金具に交差するようにその下部に所定間隔に横架配設されるリップ溝形状の野縁金具と、野縁受け金具と野縁金具を連結するクリップ金具とを有し、クリップ金具は、その上部が野縁受け金具の基板背面に接するよう形成されると共に、その下部が開口部から野縁金具内に位置するように形成される基片と、この基片の下部左右に配されると共に、野縁金具の開口部両脇に設けたリップ部に係止可能となるよう形成される係止フックと、基片の上端縁に連設されると共に、野縁受け金具の上折曲板上面に接するよう配される上片と、この上片の先端縁に連設されると共に、野縁受け金具の上折曲板の先端縁部分に係止可能となる適数の折曲片とを備えてなる天井下地に於いて、基片部と、この基片部の上端縁に連設される上抱持片部と、この上抱持片部の先端縁に連設される上係止爪部と、基片部の下端縁に連設される下抱持片部と、この下抱持片部の先端縁に連設される下係止爪部と、基片部の下端縁中央部分に形成される切欠部とを有する保持具を形成し、基片部は、クリップ金具の基片背面に接すると共に、野縁受け金具の基板とでクリップ金具の基片を挟持し、上抱持片部は、クリップ金具の上片上面がわに配され、上係止爪部は、クリップ金具の上片先端縁部分及び野縁受け金具の上折曲板先端縁部分に係止し、下抱持片部は、野縁金具を跨ぐように配されると共に、野縁受け金具の下折曲板下面がわに配され、下係止爪部は、野縁受け金具の下折曲板先端縁部分に係止し、野縁受け金具へのクリップ金具の装着状態を保持具で保持できるように構成したことを特徴とする天井下地用クリップ金具の保持具。
  3. 基片部と上抱持片部と上係止爪部と下抱持片部と下係止爪部とを一枚の適宜金属製薄板材から構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の天井下地用クリップ金具の保持具。
  4. 基片部と上抱持片部と上係止爪部と下抱持片部と下係止爪部とを適宜合成樹脂材によって一体的に構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の天井下地用クリップ金具の保持具。
JP2008007339U 2008-10-20 天井下地用クリップ金具の保持具 Expired - Lifetime JP3147509U (ja)

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