JP3147255B2 - データ記録方法、データ記録装置およびデータ記録媒体 - Google Patents

データ記録方法、データ記録装置およびデータ記録媒体

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JP3147255B2
JP3147255B2 JP30047092A JP30047092A JP3147255B2 JP 3147255 B2 JP3147255 B2 JP 3147255B2 JP 30047092 A JP30047092 A JP 30047092A JP 30047092 A JP30047092 A JP 30047092A JP 3147255 B2 JP3147255 B2 JP 3147255B2
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    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/2407Tracks or pits; Shape, structure or physical properties thereof
    • G11B7/24085Pits

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光ディスクにデ
ータを記録する場合に用いて好適なデータ記録方法、デ
ータ記録装置およびデータ記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、例えば特願平4−2070
74号、および対応するPCT出願Internati
onal application No.PCT/J
P92/01250として、ピットのエッジの位置を記
録データに対応してステップ状に変位させることを先に
提案した。即ち、図19に示すように、ピットのエッジ
n-1,an,bn,an+1の位置が記録データに対応し
て、位置0乃至7のいずれかに変化される。そして、
ピットからの反射光を検出する光ピックアップの再生信
号のレベルを、図19に示すように、クロックAまたは
クロックBの立上りエッジのタイミングでサンプルホー
ルドし、analog−digital conver
tすることにより、エッジの位置が0乃至7のいずれの
位置であるのかを判定することができる。
【0003】また、エッジa n からの再生信号をクロッ
クAによりサンプリングし、analog−digit
al convertして得られた値をVa(n)、
ッジb n からの再生信号をクロックBでサンプリング
し、analog−digital convertし
得られた値をVb(n)とするとき、Va(n)とV
b(n)とを、x軸とy軸として座標軸に表すと、図2
0に示すようになる。エッジanとbnの位置が0乃至7
の位置で変化すると、再生値Va(n)とVb(n)で
規定される点(情報点)は、理想的には、図20に点線
で示す格子の交差する点(格子点)に位置する。しかし
ながら、実際には、エッジa n からの再生信号に対して
エッジbnが干渉し、また、エッジb n からの再生信号に
対してエッジanが干渉する。その結果、実際の再生信
号のレベルにより規定される情報点(図20において、
黒丸印で示す点)の位置は、格子点からずれることにな
る。
【0004】そこで、先の出願においては、この情報点
の格子点からのずれを考慮して、座標軸上の情報点の位
置を(エッジの位置を)、座標平面上の位置として読み
取ることも提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、先の提
案においては、2つのエッジ間における符号間干渉I.
S.I(Inter Symbol Interfer
ence)のみを考慮するようにしたのであるが、実際
には2つのエッジに留まらず、3つ以上のエッジにおけ
る符号間干渉が発生する。その結果、図21に示すよう
に、各情報点の座標軸上における面積が広くなり、隣接
する情報点との境界が曖昧となって、結局、各情報点を
識別することが困難になる(即ち、記録密度を上げるこ
とが困難になる)課題があった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、I.S.I(Inter Symbol
Interference)の影響を抑え、記録密度を
向上させることができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のデータ
記録方法は、ピットのエッジの位置を、記録するデータ
に対応して第1の幅としてのマクロステップを単位とし
てステップ状に変位させるとともに、マクロステップで
規定されるエッジの位置を、他のエッジの位置に起因す
る干渉が最も少なくなる位置に、マクロステップより小
さい第2の幅としてのミクロステップでステップ状に
させることを特徴とする。
【0008】ミクロステップのエッジの位置の調整は、
隣接する少なくとも2つのエッジの位置、あるいは、連
続する少なくとも4つのエッジの位置を考慮して行うよ
うにすることができる。また、この調整には、ラインス
プレッド関数またはホップキンスの方法を用いることが
できる。
【0009】さらに、ミクロステップのエッジの位置の
調整は、隣接する2つのエッジの位置により規定される
情報点が、隣接する2つのエッジの位置により規定され
る座標軸上の格子点に位置するように行うことができ
る。また、エッジの位置の調整は、情報点の面積が座標
軸上において小さくなるように行うことができる。さら
に、この調整は、座標軸を規定する隣接する2つのエッ
ジの前後に位置する他のエッジの位置により規定される
第2の座標軸上において、情報点が中間の位置に集中す
るように行うことができる。
【0010】請求項9に記載のデータ記録媒体は、ピッ
トのエッジの位置を変位させることによりデータを記録
したデータ記録媒体において、ピットのエッジの位置
を、記録するデータに対応してマクロステップを単位と
してステップ状に変位させるとともに、マクロステップ
で規定されるエッジの位置を、他のエッジの位置に起因
する干渉が最も少なくなる位置に、マクロステップより
小さいミクロステップでステップ状に変位させたことを
特徴とする。
【0011】請求項10に記載のデータ記録装置は、
録媒体上のピットのエッジの位置をマクロステップでス
テップ状に変位させることにより記録媒体にデータを記
録するデータ記録装置において、記録するデータを、マ
クロステップで変位するステップの数に対応するデータ
に変換する変換手段としての変換回路3と、変換回路3
により変換されたデータに対応する、マクロステップで
変位するエッジの位置を演算するとともに、マクロステ
ップで規定されるエッジの位置を、マクロステップより
小さいミクロステップでステップ状に変位させ、他のエ
ッジの位置に起因する干渉が最も少なくなる位置を演算
する演算手段としての記録エッジ位置計算回路9と、記
録エッジ位置計算回路9の出力に対応してピットのエッ
ジの位置に対応するタイミングの信号を出力する信号発
生手段としてのエッジ変調回路10とを備えることを特
徴とする。
【0012】このエッジ変調回路10は、記録エッジ位
置計算回路9の出力をD/A変換するD/A変換手段と
してのD/Aコンバータ31と、鋸歯状波を発生する鋸
歯状波発生手段としての鋸歯状波発生回路33と、鋸歯
状波発生回路33が出力する鋸歯状波と、D/Aコンバ
ータ31の出力とを比較する比較手段としてのアナログ
コンパレータ32により構成することができる。
【0013】
【作用】請求項1に記載のデータ記録方法においては、
マクロステップで規定されるエッジの位置が、さらにミ
クロステップでステップ状に微細に変位される。従っ
て、符号間干渉を抑制した状態でデータを記録すること
ができる。
【0014】請求項9に記載のデータ記録媒体において
は、マクロステップで規定されるエッジの位置が、さら
にミクロステップでステップ状に微細に変位された状態
で記録される。従って、高密度の記録媒体を実現するこ
とが可能となる。
【0015】請求項10に記載のデータ記録装置におい
ては、記録エッジ位置計算回路9により、記録データに
対応するマクロステップで変位するエッジの位置が演算
されるとともに、この位置がさらにミクロステップで微
細に変位される。従って、記録媒体に高密度にデータを
記録することができる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明のデータ記録装置の一実施例
の構成を示すブロック図である。情報源1は、記録すべ
き信号として、例えばオーディオ信号をデジタル化して
出力する。ECC回路2は、情報源1より供給されたデ
ジタルオーディオデータに誤り検出訂正符号を付加し、
変換回路3に出力する。変換回路3は、入力されたデー
タを、3ビットを単位とするデータに変換する。即ち、
この実施例においては、エッジの位置が0乃至7の8つ
の位置のいずれかに設定される。このため、各エッジの
位置を特定するために、3ビットのデータが必要とな
る。変換回路3においては、この3ビットのデータが生
成される。
【0017】クロック情報発生回路5は、ディスクに記
録されているデータを読み取るために必要なクロックを
生成するのに必要なデータを発生する。バイアスゲイン
情報発生回路6は、バイアス点を示すデータ(基準点
(0,0)を示すデータ(即ち、エッジanとbnの位置
が、いずれも0であることを示すデータ))と、ゲイン
を設定するためのデータ(基準点(7,7)を示すデー
タ(即ち、エッジanとbnの位置が、いずれも7である
ことを示すデータ))を発生する。
【0018】PLL引込信号発生回路7は、PLLを引
き込ませるための信号を発生する。教育データ発生回路
8は、エッジ位置(an,bn)が、(0,0)乃至
(7,7)のエッジ位置に対応するデータを発生する。
これらのクロック情報発生回路5、バイアスゲイン情報
発生回路6、PLL引込信号発生回路7、および教育デ
ータ発生回路8が出力するデータは、いずれも加算器4
に供給され、変換回路3より供給されるデータと加算さ
れる(時分割多重される)。
【0019】加算器4の出力は、記録エッジ位置計算回
路9に供給され、この記録エッジ位置計算回路9の出力
がエッジ変調回路10に出力されている。そして、エッ
ジ変調回路10の出力がマスタリング装置11に供給さ
れ、カッティング、現像、メッキ処理、転写、アルミ蒸
着、保護膜塗布などのプロセスを経て、ディスク12が
形成されるようになされている。
【0020】次に、その動作について説明する。情報源
1が出力するオーディオデータは、ECC回路2に供給
され、誤り検出訂正符号が付加された後、変換回路3に
供給される。変換回路3は、入力されたデータを3ビッ
トを単位とするデータに変換する。この3ビットを単位
とするデータは、各ピットのエッジの位置を、0乃至7
の8種類の位置のいずれかに特定するものである。変換
回路3が出力する3ビットのデータは、加算器4を介し
て記録エッジ位置計算回路9に供給される。
【0021】記録エッジ位置計算回路9は、後述するよ
うにして、3ビットにより表される各エッジ位置に対応
するデータを、符号間干渉を補正する256種類の微細
な位置に補正する。即ち、記録エッジ位置計算回路9に
おいて、基本的に8種類のステップ(マクロステップ)
状に変位するエッジの位置が、256種類のエッジの位
置に、ステップ(ミクロステップ)状に補正される。即
ち、この記録エッジ位置計算回路9において、本来ある
べき位置から、符号間干渉ができるだけ小さくなる位置
に補正されるのである。
【0022】エッジ変調回路10は、記録エッジ位置計
算回路9より出力されたデータに対応するタイミングの
パルスを発生し、これをマスタリング装置11に出力す
る。マスタリング装置11は、エッジ変調回路10より
供給されたタイミング信号に同期して、原盤をカッティ
ングする。カッティングされた原盤は現像され、メッキ
が施されて、スタンパが生成される。そして、このスタ
ンパに形成されたピットをレプリカに転写し、このレプ
リカにアルミ蒸着を施し、さらに保護膜を塗布すること
により、多数のディスク12が量産される。
【0023】尚、加算器4には、クロック情報発生回路
5、バイアスゲイン情報発生回路6、PLL引込信号発
生回路7、および教育データ発生回路8が出力するデー
タも供給されるため、これらのデータに対応するピット
もディスク12上に形成されることになる。
【0024】図2は、記録エッジ位置計算回路9の構成
例を示している。この実施例においては、加算器4より
供給された3ビット単位のデータが4段のフリップフロ
ップ21乃至24に順次供給され、各フリップフロップ
21乃至24の出力がROM25に供給されるようにな
されている。そして、ROM25より2つのエッジの位
置に対応する8ビットのデータDa,Dbが出力される
ようになされている。
【0025】即ち、フリップフロップ21乃至24によ
り、3ビット単位の入力データが順次遅延されるため、
フリップフロップ23がn番目のピットの後方のエッジ
nのデータを出力し、フリップフロップ22がn+1
番目のピットの前方のエッジbnのデータを出力してい
るとき、フリップフロップ24はn番目のピットの前方
のエッジbn-1のデータを出力し、フリップフロップ2
1はn+1番目のピットの後方のエッジan+1のデータ
を出力する(図5)。このように、ROM25には、連
続する2つのピットの連続する4つのエッジに対応する
データが入力される。
【0026】ROM25は、4つのエッジのマクロステ
ップ状の位置に対応するデータの入力を受け、各エッジ
からの符号間干渉が最も抑制されるように、エッジan
に対応するデータとしてDaを、また、エッジbnに対
応するデータとしてDbを求め、出力する。このDa,
Dbは、それぞれ8ビットのデータとなっている。即
ち、ROM25は、マクロステップで表されるデータ
を、256種類のミクロステップで表される(微細に補
正された)データに変換して出力する。このROM25
の変換テーブルの内容については、後述する。
【0027】図3は、図1におけるエッジ変調回路10
の構成例を示している。この実施例においては、ROM
25が出力する8ビットのデータDaが、D/Aコンバ
ータ31、アナログコンパレータ32、および鋸歯状波
発生回路33により構成される遅延回路により遅延さ
れ、オアゲート37の一方の入力に供給されている。ま
た同様にして、ROM25が出力する8ビットのデータ
Dbは、D/Aコンバータ34、アナログコンパレータ
35、および鋸歯状波発生回路36により構成される遅
延回路により遅延された後、オアゲート37の他方の入
力に供給されている。オアゲート37の出力は、T型フ
リップフロップ38を介して、記録パルスとしてマスタ
リング装置11に供給されるようになされている。
【0028】次に、図3の実施例の動作について、図4
のタイミングチャートを参照して説明する。ROM25
より出力されたエッジanに対応する8ビットのデータ
Da(図4(a))は、D/Aコンバータ31に入力さ
れ、D/A変換される。D/Aコンバータ31の出力
は、アナログコンパレータ32の非反転入力端子に供給
される。アナログコンパレータ32の反転入力端子に
は、鋸歯状波発生回路33が周期的に出力する鋸歯状波
信号(図4(b))が供給されている。アナログコンパ
レータ32は、D/Aコンバータ31より入力される信
号のレベル(このレベルは、エッジanの位置に対応し
ている)と、鋸歯状波発生回路33が出力する鋸歯状波
信号のレベルとを比較し、前者が後者より大きいとき、
論理Hを出力し、小さいとき、論理Lを出力する。その
結果、アナログコンパレータ32の出力(図4(c))
は、その立上りエッジのタイミングがデータDaに対応
して変化する(即ち、256通りに変化する)ものとな
る。
【0029】一方、同様にして、D/Aコンバータ34
は、ROM25が出力するエッジbnに対応するデータ
Db(図4(d))をD/A変換し、アナログコンパレ
ータ35の非反転入力端子に供給する。アナログコンパ
レータ35の反転入力端子には、鋸歯状波発生回路36
が周期的に出力する鋸歯状波信号(図4(e))が供給
されている。アナログコンパレータ35は、両入力のレ
ベルを比較し、D/Aコンバータ34の出力が、鋸歯状
波発生回路36の出力する鋸歯状波信号より大きいと
き、論理Hを出力し、小さいとき、論理Lを出力する
(図4(f))。即ち、アナログコンパレータ35が出
力するパルスの立上りエッジが、データDbに対応し
て、256通りに変化する。
【0030】オアゲート37は、アナログコンパレータ
32と35が出力するパルスを、T型フリップフロップ
38のトリガ端子に供給する(図4(g))。T型フリ
ップフロップ38は、オアゲート37の出力(図4
(g))の立上りエッジでトリガされ、トリガされる毎
に出力パルスの論理を反転する(図4(h))。この結
果、T型フリップフロップ38の出力(図4(h))
は、その立上りエッジが、エッジanの位置に対応して
変化し、また、その立下りエッジが、エッジbnの位置
に対応して変化する。このエッジの位置は、256通り
のいずれか1つの位置となる。
【0031】このようにして、T型フリップフロップ3
8が出力する記録パルスをマスタリング装置11に供給
し、原盤をカッティングし、ディスク12を生成する
と、ディスク12には、図5に示すようなピットが形成
される。
【0032】次に、ROM25に記憶される変換テーブ
ルの例について説明する。いま、図5に示すように、デ
ィスク12に記録されるピットのエッジの基本的なステ
ップ(刻み)Δを0.04μmとする。即ち、各ピット
のエッジの位置が0乃至7となるにつれて、0.04μ
mずつエッジの位置が基本的に変化するものとする。即
ち、マクロステップが0.04μmであるとする。
【0033】また、D/Aコンバータ31,34の出力
が1ステップ変化する毎に、約1.67nmずつピット
のエッジの位置が変化するようにするものとすると(即
ち、1マイクロステップが1.67nmであるとする
と)、1マクロステップは24(=0.04μm/1.
6nm)マイクロステップに対応することになる。ディ
スク12の線速度を1.2m/sとし、ピットの最小の
長さ(前方および後方のエッジの位置が、いずれも0で
あるピットの長さ)を0.53μmとするとき、その記
録パルスの幅は440ns、1マクロステップの長さは
40nm(=0.04μm)、1マイクロステップの長
さは1.67nmとなる(図6)。
【0034】エッジbn-1とan+1による影響を考慮に入
れない場合においては、データDaとDbは、次式によ
り求めることができる。 Da=24×an+Ca・・・(1) Db=24×(−bn)+Cb・・・(2) 但し、Ca,Cbは定数である。
【0035】次に、エッジbn-1からエッジanの再生値
Va(n)への影響を相殺することを考える。いま、
生システムの光ピックアップの伝達特性が線形であると
仮定し、その再生システムの光学系の伝達関数(OT
F;Optical Transfer Functi
on)の絶対値であるMTF(ModulationT
ransfer Function)を逆フーリエ変換
して、ラインスプレッド関数h(x)を求める。図7
は、このラインスプレッド関数を表している。エッジb
n-1による再生値Va(n)への影 響は、この図7にお
けるラインスプレッド関数の裾野の部分の振幅に比例す
る。即ち、ROM25に記憶されるテーブルの補正値
は、エッジanに対応する部分 (図7のラインスプレッ
ド関数の中央部)の高さh1と、エッジbn-1に対応する
高さh2との比(h2/h1)から演算することができ
る。尚、Line spread functionに
関しては、文献(S.kubota“Aplanati
c condition required to r
eproduce jitter−free sign
als in an optical digital
disk system”APPLIED OPTI
CS/Vol.26,No.18/P.3961〜39
73/September 1987のFig.13
等)に開示されている。
【0036】ピット間の距離が1.67μm、レーザの
波長が780nm、対物レンズのNAが0.45である
とするとき、補正値S(bn-1)は、表1のようにして
求めることができる。
【0037】
【表1】
【0038】エッジan+1からデータDbへの影響も同
様であるとすると、この場合における補正値S
(an+1)は、表2に示すようになる。
【0039】
【表2】
【0040】以上のことから、ROM25に書き込むテ
ーブルのデータは、次式で示すようになる。 Da=24×an−S(bn-1)+Ca・・・(3) Db=24×(−bn)+S(an+1)+Cb・・・(4)
【0041】図8は、補正を行わなかった場合の情報点
の様子を表している。同図に示すように、情報点が拡散
し(面積が大きくなり)、隣接する情報点との境界が不
鮮明になっていることが判る。このことは、情報点の正
確な判定が困難になることを意味する。
【0042】これに対して、図9は、ROM25に補正
値を加味した変換テーブルを書き込んでおいた場合の情
報点の分布状態を示している。同図に示すように、図8
に示す場合に較べて情報点が分散しておらず、各情報点
を正確に分離し、判定することが可能となることが判
る。
【0043】以上の実施例においては、ラインスプレッ
ド関数を用いて符号間歪を補正するようにしたが、H.
H.Hopkins“Diffraction the
ory of laser read−out sys
tems for optical video di
scs,”Journal of the optic
al society of America/Vo
l.69,No.1/P.4〜24/January
1979の記載内容に基づくホップキンスの方法を用い
て符号間歪を補正することも可能である。この場合、デ
ータDa,Dbは、次式に従って演算される。 Da=24×an+Xmshift(an,bn) +Xisicomp(an,bn,bn-1,an+1)・・・(5) Db=24×bn+Ymshift(an,bn) +Yisicomp(an,bn,bn-1,an+1)・・・(6)
【0044】上記式の右辺のうち、第1項はマクロステ
ップをマイクロステップに換算するものであり、第2項
は情報点を格子点上に位置させるための補正量であり、
第3項は情報点の拡散を少なくし、その面積をできるだ
け小さくさせるための補正量である。
【0045】次に、上記式の第2項の演算方法について
説明する。この演算は、図10(a)に示すように、こ
の補正を行わない場合においては、情報点が格子点から
ずれるのに対して、この補正を行うことにより、図10
(b)に示すように、情報点を格子点上に位置させるよ
うにするものである。
【0046】この演算は、図11および図12に示すフ
ローチャートにより実行することができる。このような
演算を、例えばコンピュータにより実行し、得られた結
果をROM25に書き込むのである。
【0047】最初にステップS1において、グリッド
(格子)のダイナミックレンジを設定する。このダイナ
ミックレンジは、再生装置のハードウエアにより規定さ
れるものであり、このダイナミックレンジが8つの格子
に分割される。
【0048】次にステップS2において、エッジbn-1
とan+1の位置を、0乃至7の位置のうち、中間の位置
である4のエッジ位置に対応させる。
【0049】次にステップS3に進み、情報点I
(an,bn)の水平方向の位置Xap(an,bn)と、所
望の水平方向の格子点(グリッド)の位置Xdp(an
n)の大小関係を比較する。情報点の水平方向の位置
ap(an,bn)が、格子点の水平方向の位置Xdp(a
n,bn)より小さいとき(情報点が格子点の左側に位置
するとき)、ステップS4に進み、エッジanを1マイ
クロステップだけ長くする。そして、情報点の水平方向
の位置Xap(an,bn)を1マイクロステップだけ長く
したデータに更新する。そしてステップS5に進み、X
ap(an,bn)−Xdp(an,bn)が最小であるか否か
を判定する。即ち、水平方向の情報点の位置が、水平方
向の格子点の位置に最も近い位置にきたかどうかを判定
する。演算結果がまだ最小でない場合においては、ステ
ップS4に戻り、ステップS4の処理を繰り返す。この
ステップS4とS5の処理を繰り返すことにより、情報
点の水平方向の位置が格子点の位置に最も近い位置に配
置されることになる。
【0050】そして、ステップS5において、Xap(a
n,bn)−Xdp(an,bn)が最小になったと判定され
た場合においては、ステップS6に進み、Xmshift(a
n,bn)に、ステップS4とS5の繰返し回数(マイク
ロステップの補正回数)がセットされる。
【0051】一方、ステップS3において、X
ap(an,bn)がXdp(an,bn)と等しいか、それよ
り大きいと判定された場合においては、ステップS3か
らステップS8に進み、Xap(an,bn)がX
dp(an,bn)より大きいか否かが判定される。前者の
方が後者より大きいと判定された場合においては、情報
点が格子点より右側に位置することになる。従って、こ
の場合においては、ステップS9に進み、エッジ位置a
nが1マイクロステップだけ短くされる。そして、短く
されたマイクロステップの位置が、新たな水平方向の位
置Xap(an,bn)として更新される。その後、ステッ
プS10に進み、Xap(an,bn)−Xdp(an,bn
が最小であるか否かを判定し、最小でなければ、ステッ
プS9に戻り、その処理が繰返される。即ち、情報点の
水平方向の位置が、格子点の水平方向の位置に最も近い
位置にくるまで、エッジanの位置が1マイクロステッ
プずつ変更される。
【0052】そして、最も近い位置が決定されたとき、
ステップS11において、Xmshift(an,bn)に、そ
のマイクロステップ数がセットされる。
【0053】さらに、ステップS8において、Xap(a
n,bn)が、Xdp(an,bn)より大きくないと判定さ
れたとき、結局、Xap(an,bn)は、Xdp(an
n)と等しいということになるので、ステップS12
に進み、この場合においては、Xmshift(an,bn)に
0がセットされる。即ち、この場合においては、情報点
の水平方向の位置が、格子点の水平方向の位置と一致し
ているため、マイクロステップ単位の微細な補正は行わ
れない。
【0054】ステップS6,S10またはS12の処理
の次に、ステップS7に進み、すべての情報点に対して
水平方向の調整が行われたか否かが判定され、行われて
いない場合、ステップS3に戻り、それ以降の処理が繰
り返される。即ち、これにより、すべての情報点の水平
方向の位置が、格子点の水平方向の位置に最も近い位置
に調整されることになる。
【0055】ステップS7において、すべての情報点の
水平方向の位置が調整されたと判定された場合において
は、ステップS13に進み、すべての情報点が以上の演
算により求められた位置に更新される。
【0056】次に、ステップS14において、情報点の
垂直方向の位置Yap(an,bn)が、格子点の垂直方向
の位置Ydp(an,bn)より小さいか否かが判定され
る。前者が後者より小さいと判定された場合において
は、ステップS15に進み、エッジbnが1マイクロス
テップだけ長くされる。そして、その長くされた値がY
ap(an,bn)として更新される。
【0057】次にステップS16に進み、Yap(an
n)−Ydp(an,bn)が最小であるか否かが判定さ
れる。即ち、情報点の垂直方向の位置が、格子点の垂直
方向の位置に最も近い位置に配置されたか否かが判定さ
れ、最も近い位置に配置されていない場合、ステップS
15に戻り、その処理が繰り返される。ステップS16
において、情報点の垂直方向の位置が、格子点の垂直方
向の位置に最も近い位置に配置されたと判定された場合
においては、ステップS17に進み、ステップS15に
おいて移動されたマイクロステップの回数がY
mshift(an,bn)にセットされる。
【0058】ステップS14において、Yap(an
n)がYdp(an,bn)と等しいか、それより大きい
と判定された場合においては、ステップS19に進み、
前者が後者より大きいか否かが判定される。前者が後者
より大きい(図10において、Yap(an,bn)がYdp
(an,bn)の上に位置する)と判定された場合におい
ては、ステップS20に進み、エッジbnを1マイクロ
ステップだけ短くする。そして、Yap(an,bn)が、
その1マイクロステップだけ短くされたエッジ位置とし
て更新される。
【0059】次にステップS21に進み、Yap(an
n)−Ydp(an,bn)が最小であるか否か、即ち、
情報点の垂直方向の位置が、格子点の垂直方向の位置に
最も近い位置に配置されたか否かが判定され、配置され
ていなければ、ステップS20に戻り、その処理が繰り
返される。ステップS21において、情報点の垂直方向
の位置が、格子点の垂直方向の位置に最も近い位置に配
置されたと判定された場合においては、ステップS22
に進み、ステップS20において補正されたマイクロス
テップの数が、Ymshift(an,bn)にセットされる。
【0060】さらにステップS19において、Yap(a
n,bn)がYdp(an,bn)より大きくないと判定され
た場合、結局、前者は後者と等しい場合であるので、ス
テップS23に進み、Ymshift(an,bn)に0がセッ
トされる。
【0061】ステップS17,S22,またはS23の
処理の次に、ステップS18に進み、すべての情報点に
ついて垂直方向の位置が調整されたか否かが判定され、
すべての情報点の処理が終了されていない場合、ステッ
プS14に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ステ
ップS18において、すべての情報点の垂直方向の処理
が行われたと判定された場合においては、ステップS2
4に進み、すべての情報点の垂直方向の位置が更新され
る。
【0062】以上の処理により、図10(a)に示すよ
うに、格子点からずれた位置にある情報点を、図10
(b)に示すように、格子点の位置に最も近い位置に配
置させることができるデータ(上記(5),(6)式に
おける右辺の第2項のデータ)が求められたことにな
る。
【0063】次に、情報点をできるだけ所定の点に集中
させる(面積を小さくする)方法について説明する。図
13に示すように、情報点の1つを拡大して示すと、こ
の1つの情報点は、エッジanとbnの前後に位置する他
のエッジbn-1とan+1により規定される座標軸上におい
て示される、8×8個のより小さい情報点(これらも0
乃至7のエッジの位置に対応して生成される)の集合と
して構成されている。この情報点を1点に集束(集中)
させるには、図14および図15に示す処理を実行し
て、エッジの位置を補正すればよい。
【0064】最初にステップS31において、全情報点
を格子点上に移動させる。この処理は、上述した図11
および図12に示す処理を実行することにより行うこと
ができる。
【0065】次にステップS32に進み、各情報点の拡
散中心(集中すべき点)を、図13に拡大して示したb
n-1とan+1で示される座標軸上のbn-1=4と、an+1
4で規定される点(中間の点)に設定する。そして、こ
のときの情報点の水平方向の位置と垂直方向の位置を、
それぞれH(an,bn,4,4)と、V(an,bn
4,4)のように表すようにする。
【0066】次にステップS33に進み、情報点の水平
方向の位置H(an,bn,bn-1,an+1)が、ステップ
S32において規定した拡散中心の水平方向の位置H
(an,bn,4,4)より小さいか否かが判定される。
即ち、情報点の位置が中心より左側に位置するか否かが
判定される。情報点の水平方向の位置が、集中すべき点
の水平方向の位置より左側に位置すると判定された場合
においては、ステップS34に進み、エッジanが1マ
イクロステップだけ長くされる。そして、その位置に、
情報点の位置H(an,bn,bn-1,an+1)が更新され
る。
【0067】そしてステップS35に進み、H(an
n,bn-1,an+1)−H(an,bn,4,4)が最小
であるか否か、即ち、情報点の水平方向の位置が、集中
すべき点の水平方向の位置に最も近い位置に配置された
か否かが判定される。最も近い位置に配置されていない
と判定された場合においては、ステップS34に戻り、
その処理が繰り返される。
【0068】ステップS35において、情報点の水平方
向の位置が、集中すべき点の水平方向の位置に最も近い
位置に配置されたと判定された場合においては、ステッ
プS36に進み、Xisicomp(an,bn,bn-1
n+1)に、ステップS34において設定されたマイク
ロステップの回数がセットされる。
【0069】ステップS33において、H(an,bn
n-1,an+1)が、H(an,bn,4,4)と等しい
か、それより大きいと判定された場合においては、ステ
ップS38に進み、前者が後者より大きいか否かが判定
される。前者が後者より大きいと判定された場合(情報
点の水平方向の位置が、集中すべき点の水平方向の位置
より右側に位置するとき)、ステップS39に進み、エ
ッジanを1マイクロステップだけ短く設定する。そし
て、その短く設定した値が、情報点の水平方向の位置H
(an,bn,bn-1,an+1)として更新される。
【0070】次にステップS40に進み、水平方向の情
報点の位置が、集中すべき点の水平方向の位置に最も近
い位置に配置されたか否かが判定され、配置されていな
ければ、ステップS39に戻り、その処理が繰り返され
る。そして、水平方向の情報点の位置が、集中すべき点
の水平方向の位置に最も近い位置に配置されたと判定さ
れた場合においては、ステップS41に進み、ステップ
S39において設定したマイクロステップの回数が、X
isicomp(an,bn,bn-1,an+1)にセットされる。
【0071】ステップS38において、H(an,bn
n-1,an+1)が、H(an,bn,4,4)より大きく
ないと判定された場合においては、結局、前者は後者と
等しいので、ステップS42に進み、Xisicomp(an
n,bn-1,an+1)に0がセットされる。
【0072】ステップS36,S41またはS42の処
理の次に、ステップS37に進み、すべての情報点の水
平方向の位置が、集中すべき点の水平方向の位置に最も
近い位置に配置されたか否かが判定され、まだ処理が終
了していない情報点が存在する場合においては、ステッ
プS33に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0073】ステップS37において、すべての情報点
の水平方向の位置が、集中すべき点の水平方向の位置に
最も近い位置に集中されたと判定された場合において
は、ステップS43に進み、すべての情報点の水平方向
の位置が更新される。そして、ステップS44に進む。
ステップS44乃至S54の処理は、上述したステップ
S33乃至S42における処理と同様の処理であり、そ
の方向が水平方向から垂直方向に変更されただけであ
る。従って、このステップS44乃至S54の処理を実
行することにより、情報点の垂直方向の位置が、集中す
べき点の垂直方向の位置に最も近い位置に集中されるこ
とになる。
【0074】以上のようにして、上記(5)式と(6)
式の右辺の第3項のデータが求められたことになる。こ
のようにして求められたデータがまとめられ、変換テー
ブルとしてROM25に記憶される。
【0075】図16は、図11および図12に示した処
理を実行して得られる補正量を含むように、ROM25
の変換テーブルを生成した場合に再生信号から得られる
情報点を表している。情報点が格子点に一致している様
子が判る。
【0076】また、図17は、図11および図12だけ
でなく、図14および図15に示す処理により得られる
補正量を考慮して、ROM25に変換テーブルを書き込
んだ場合における情報点を表している。図18に示す補
正を施していない場合に較べ、情報点の面積が小さくな
り(所定の点に集中しており)、隣接する情報点との分
離が容易であることが判る。
【0077】図7に示したラインスプレッド関数を用い
た方法においては、エッジbn-1,an+1の座標軸(図1
3)で規定される平面内における位置(0,0)に情報
点を集中させるようにした。これに対して、図14およ
び図15に示す処理においては、図13に示すように、
位置(4,4)に情報点を集中させるようにした。後者
に集中させるようにした方が、微細な情報点を移動する
距離が少なくて済み、補正に必要なマイクロステップの
数も少なくて済む。即ち、それだけ符号間干渉が少なく
なる。また、それだけ演算回数が少なくて済むことにな
る。
【0078】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載のデータ記録
方法によれば、第1の幅で規定されるエッジの位置を、
他のエッジの位置に起因する干渉が最も少なくなる位置
に第2の幅でステップ状に変位させるようにしたので、
符号間干渉を少なくし、より高密度の記録が可能とな
る。
【0079】請求項9に記載のデータ記録媒体によれ
ば、ピットの第1の幅で規定されるエッジの位置を、他
のエッジの位置に起因する干渉が最も少なくなる位置に
第2の幅でステップ状に変位させるようにしたので、高
密度に記録したデータ記録媒体を提供することが可能に
なる。
【0080】請求項10に記載のデータ記録装置によれ
ば、第1の幅でステップ状に変位するエッジの位置を、
第2の幅でステップ状に変位させるようにしたので、記
録媒体に対して、より高密度にデータを記録することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ記録装置の一実施例の構成を示
すブロック図である。
【図2】図1の記録エッジ位置計算回路9の構成例を示
すブロック図である。
【図3】図1のエッジ変調回路10の構成例を示すブロ
ック図である。
【図4】図3の実施例の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【図5】図1のディスク12に記録されるピットを説明
する図である。
【図6】マクロステップとマイクロステップの関係を説
明する図である。
【図7】ラインスプレッド関数を用いてマクロステップ
で表されるエッジの位置をマイクロステップで表すエッ
ジの位置に調整する原理を説明する図である。
【図8】図7による補正を行わない場合の情報点の様子
を説明する図である。
【図9】図7による補正を行った場合の情報点の様子を
説明する図である。
【図10】情報点と格子点との関係を説明する図であ
る。
【図11】情報点を格子点に位置させるための補正エッ
ジ位置を求めるための処理を説明するフローチャートで
ある。
【図12】図11に続くフローチャートである。
【図13】情報点の分散の状態を説明する図である。
【図14】情報点を所定の点に集中させるためのエッジ
の位置を求めるための処理を説明するフローチャートで
ある。
【図15】図14に続くフローチャートである。
【図16】図11および図12に示す処理を実行した結
果得られる情報点の様子を説明する図である。
【図17】図14および図15に示す処理を実行した結
果得られる情報点の様子を説明する図である。
【図18】図16および図17と比較するための図1
1、図12、図14および図15に示す処理を実行しな
い場合の情報点の様子を説明する図である。
【図19】媒体上のピットのエッジをステップ状に変位
させて情報を記録する原理を説明する図である。
【図20】2つのエッジ位置を座標平面上における情報
点として読み取る原理を説明する図である。
【図21】情報点の拡散を説明する図である。
【符号の説明】
1 情報源 3 変換回路 9 記録エッジ位置計算回路 10 エッジ変調回路 11 マスタリング装置 12 ディスク 21乃至24 フリップフロップ 25 ROM 31 D/Aコンバータ 32 アナログコンパレータ 33 鋸歯状波発生回路 34 D/Aコンバータ 35 アナログコンパレータ 36 鋸歯状波発生回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−76303(JP,A) 特開 平5−135363(JP,A) 特開 平4−366426(JP,A) 特開 平3−12868(JP,A) 特開 平3−1368(JP,A) 実開 平2−65213(JP,U) 国際公開93/16467(WO,A1) 米国特許4873680(US,A) H.H.Hopkins,”Diff raction theory of laser read−out sys tems for optical v ideo discs”,Journa l of the Optical S ociety of America, Optical Society of America,January 1979,Vol.69,No.1,pp.4 −24 Shegeo Kubota,”Ap lanatic condition required to reprod uce jitter−free si gnals in an optica l digital disk sys tem”,Applied Optic s,September 1987,Vo l.26,No.18,pp.3961−3973 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/013

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピットのエッジの位置を、記録するデー
    タに対応して第1の幅を単位としてステップ状に変位
    せるとともに、 前記第1の幅で規定される前記エッジの位置を、他のエ
    ッジの位置に起因する干渉が最も少なくなる位置に、前
    記第1の幅より小さい第2の幅でステップ状に変位させ
    ることを特徴とするデータ記録方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の幅の前記エッジの位置の調整
    は、隣接する少なくとも2つの前記エッジの位置を考慮
    して行なわれることを特徴とする請求項1に記載のデー
    タ記録方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の幅の前記エッジの位置の調整
    は、連続する少なくとも4つの前記エッジの位置を考慮
    して行なわれることを特徴とする請求項1に記載のデー
    タ記録方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の幅の前記エッジの位置の調整
    は、ラインスプレッド関数を用いて行なわれることを特
    徴とする請求項1,2または3に記載のデータ記録方
    法。
  5. 【請求項5】 前記第2の幅の前記エッジの位置の調整
    は、ホップキンスの方法を用いて行なわれる ことを特徴
    とする請求項1,2または3に記載のデータ記録方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の幅の前記エッジの位置の調整
    は、隣接する2つの前記エッジの位置により規定される
    情報点が、隣接する2つの前記エッジの位置により規定
    される座標軸上の格子点に位置するように行なわれる
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のデー
    タ記録方法。
  7. 【請求項7】 前記第2の幅の前記エッジの位置の調整
    は、前記情報点の面積が前記座標軸上において小さくな
    るように行なわれる ことを特徴とする請求項6に記載の
    データ記録方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の幅の前記エッジの位置の調整
    は、前記座標軸を規 定する隣接する2つの前記エッジの
    前後に位置する他のエッジの位置により規定される第2
    の座標軸上において、前記情報点が中間の位置に集中す
    るように行なわれる ことを特徴とする請求項7に記載の
    データ記録方法。
  9. 【請求項9】 ピットのエッジの位置を変位させること
    によりデータを記録したデータ記録媒体において、 前記ピットのエッジの位置を、記録するデータに対応し
    て第1の幅を単位としてステップ状に変位させるととも
    に、 前記第1の幅で規定される前記エッジの位置を、他のエ
    ッジの位置に起因する干渉が最も少なくなる位置に、前
    記第1の幅より小さい第2の幅でステップ状に変位させ
    ことを特徴とするデータ記録媒体。
  10. 【請求項10】 記録媒体上のピットのエッジの位置を
    第1の幅でステップ状に変位させることにより前記記録
    媒体にデータを記録するデータ記録装置において、 記録するデータを、前記第1の幅で変位するステップの
    数に対応するデータに変換する変換手段と、 前記変換手段により変換されたデータに対応する、前記
    第1の幅で変位する前記エッジの位置を演算するととも
    に、前記第1の幅で規定される前記エッジの位置を、前
    記第1の幅より小さい第2の幅でステップ状に変位さ
    せ、他のエッジの位置に起因する干渉が最も少なくなる
    位置を演算する演算手段と、 前記演算手段の出力に対応して前記ピットのエッジの位
    置に対応するタイミングの信号を出力する信号発生手段
    を備えることを特徴とするデータ記録装置。
  11. 【請求項11】 前記信号発生手段は、 前記演算手段の出力をD/A変換するD/A変換手段
    と、 鋸歯状波を発生する鋸歯状波発生手段と、 前記鋸歯状波発生手段が出力する鋸歯状波と、前記D/
    A変換手段の出力とを比較する比較手段と を備えること
    を特徴とする請求項10に記載のデータ記録装置。
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