JP3146783B2 - ロジック回路 - Google Patents

ロジック回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロジック回路に関し、
特に二種類の異なる装置の用途のために同一のロジック
をそれぞれ装着して使用するロジック回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、二種類の用途のためにロジック回
路を作成する場合、製造上の利点から、特に多品種少量
生産においては、ロジックを共通化し、ロジック回路一
製品あたりの生産数を多くして生産効率をあげる手法が
とられている。例えば、図2に示されるブロック図のロ
ジックは、例えば車両のAT(オートトランスミッショ
ン)車とMT(マニュアルトランスミッション)車に対
して使用する共通のロジックというような場合を模式的
に示したもので、a用途(図2(a))に使用する場合は、
入力B、Cのみで制御がなされるので、出力7がHiを指
示した場合にロジックが正しくHiを出力するよう、使用
しない入力A、D、Eのゲート出力を制御に無関係に常
時Hiの状態に設定されるようゲートが設定されなければ
ならない。またこのロジックをb用途(図2(b))に使用
する場合は、逆に入力B、Cが使用されないので、入力
B、Cのゲート出力を制御に無関係にHiに設定しておく
ようゲートを設定しておかなければならない。そのた
め、用途選択入力の用途指定の値によって、未使用とな
る入力のゲートは入力の状態にかかわらず、その出力が
Hiとなり、他の制御に関する入力の作動を妨げない。そ
のため未使用入力端子は、その各用途においては全く無
関係となるが、入力端子がオープンのままではノイズを
拾う恐れもあるので、通常は接続の容易さのためグラン
ド側に接続されるか、あるいは逆に電源ラインに接続さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この図
2のようにロジックを各用途に対して利用する場合、a
用途とb用途との区別がロジック自身ではできないの
で、a用途またはb用途の取りつけられた装置で、指定
入力につながるいずれかの配線もしくはスイッチが断線
やショートなどを起こした場合に、用途指示がa用途以
外の用途に切り替わる不具合が発生すると、a用途とし
ての出力が必要にも係わらず、a用途で使用していない
入力の状態によっては、出力7が常時Hiを出力してしま
うとか、もしくは一部の入力によってのみ制御されて他
の入力の制御が効かなくなって制御が正常に行われなく
なるという問題が発生する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明の構成は、複数の入力によって出力を決定し、
二種類の装置の用途に対して該入力を選択して使用する
ロジック回路において、目的の用途に使用する前記各入
力をHi及びLoの二種類の指示値により選択する第1の
ート回路からなる入力選択手段と、前記第1のゲート回
路の各出力を入力とすることにより、第2のゲート回路
で最終出力を得る制御ロジックと、前記二種類の指示
の指示状態に沿って、各用途に適合する入力状態に全
入力の状態を設定する入力設定手段とを有し、該入力設
定手段は、ある第一用途の選択時において、一方の指示
値の状態が誤動作により他方の指示値の状態に変化した
際に、該ロジック回路の最終出力が必ず非動作状態とな
るロジックに、前記第一用途で使用しない各入力の入力
ゲートの出力状態を固定する入力値とする誤動作防止手
段を含むことである。
【0005】
【作用】用途指示がある一つの用途以外の用途に指示が
切り替わる不具合が発生すると、未使用入力のゲート出
力が必ずLoになるため、出力は必ずLoとなり、制御不能
な動作状態となることはない。なお、ここで言う制御不
能な動作状態とは、入力の条件によって出力がHiとなり
うる状態を言う。
【0006】
【発明の効果】このロジックは、入力選択手段が不具合
等で誤動作を生じても、ロジック出力として制御不能な
動作状態となることがなくなり、重ねて不具合が発生し
ない限り、入力選択手段が異常となるだけでは出力が制
御不能とはならず、このロジックを用いるシステムの安
全性を充分高めることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は、本発明の実施例のロジック図で、2〜
6の各入力と、用途選択入力1があり、ここではa用途
とb用途とに用いる場合で示している。このロジック内
で、用途選択入力の二種類の指示値Hi及びLoによって各
入力ゲートが選択される(入力選択手段)。その際入力
ゲートは各入力の性質により、ANDゲート回路, ORゲー
ト回路および NOT回路が組み合わされ構成されている。
そしてこれらの総合的な判定の最終ロジックとして、多
入力AND 回路(制御ロジック)を通じて出力7を出して
制御に用いている。
【0008】図1(a) のa用途においては、入力3(B)
、4(C) が制御に用いられる。入力2(A) 、5(D)は
御に使われないので、接続状態のまま図示するような
値、即ち入力2、5をLoに固定してある(入力設定手段
および誤動作防止手段)。
【0009】図1(b) のb用途では、入力2、5、6を
制御に使用するため、入力3は接続状態のまま図のよう
に、入力3はHiに固定しておく(入力設定手段および誤
動作防止手段)。
【0010】a用途の状態、即ち用途入力がLoの場合に
おいて、入力2はLoで固定してあるので、SEL 端子がLo
であってNOT で反転するのでORゲートの出力がHiであ
る。この状態で配線上の不具合や接続されるスイッチの
動作不具合等の発生により、用途選択入力1に、誤って
b用途の指示(Hi)が入力されてしまうとする。すると
図のように用途入力とつながるSEL 端子がHiとなり、 N
OT回路と OR ゲートで、入力2の出力はLoに切り替わ
り、最終の制御出力7もLoになる。同様に、入力5にお
いてもそのように作用する。従っていずれの未使用の入
力端子もa用途以外の指定状態では制御出力7をLoに固
定する。
【0011】またb用途選択時、即ち用途入力がHiの場
合、未使用の入力は、入力3、4である。これもa用途
の場合と同様、SEL 端子がHiの状態から何らかの理由で
Loになってしまうと、入力3はHiであるのでこの入力の
OR ゲート回路はHiからLoに変わり、制御出力7もLoに
なる。
【0012】したがって、未使用の入力を、正常時は出
力と無関係にHiを保ち、不具合が発生した場合の指示違
いの際に、制御不能にならないよう制御出力をLoに変化
するように、入力値を特定して固定する構成とすること
でシステムが制御不能になるのを防ぎ、安全性を高める
ことができる。また、このロジックの一部はソフト的に
構成することができ、その場合は、未使用入力の個々の
設定は不要となって内部データとして設定できるので製
造上の利点も出てくる。また、ソフトによる構成の場合
は、この制御ロジックを制御機器の入力部に組み込むこ
ともできる。
【0013】(第二実施例) 図3は、本発明を自動車のエンジンのエキゾーストリタ
ーダやアイドルアップの制御でMT車(a用途)とAT
車(b用途)との二用途において、このロジックを使い
分ける場合に応用したものである。この制御の目的はエ
ンジンの運転をより効率的なものにするための付加的な
作用を施すものであり、通常の運転時には作動しなくて
よいものである。なおエキゾーストリターダとは、エン
ジンの排気ガスの圧力を高める弁を作動させ、エンジン
ブレーキ等の効果を得る装置である。またアイドルアッ
プの作動時にエキゾーストリターダも連動させる使い方
をする。このロジックをMT車(a用途)に接続した場
合は入力31が用途選択指定でLoが入力され、AT車
(b用途)に接続された場合は入力31がHiとなる。こ
こで各入力32、33、34、35、36、37はそれ
ぞれ自動車のアクセルSW(スイッチ)、車速SW、ニ
ュートラルSW、クラッチSW、水温SW、アイドルア
ップ禁止SWである。
【0014】a用途のMT車の場合、アクセルSWがオ
ン(Hi)クラッチSWがオフ(Lo)となっている時、
エキゾーストリターダを作用させる出力XがHiとなる。
また、クラッチSWがオン、アイドルアップ禁止SWが
オフ、水温SWがオンの場合に、アイドルアップを作用
させる出力YがHiとなる。そして、これらの各スイッチ
がすべてそろった場合のみ出力が作用し、一つでも条件
が満たされない場合は作用しない。
【0015】b用途のAT車の場合には、アクセルSW
がオン、ニュートラルSWがオン、車速SWがオンの場
合に、エキゾーストリターダを作用させる出力XがHiと
なる。また、ニュートラルSWがオフ、水温SWがオン
の時にアイドルアップを動作させる出力YがHiとなる。
この場合もどれか一つの条件が満たされないと、出力は
作動しない。
【0016】このa、b各用途において、それぞれ取り
つける対象が別々であるので、入力部分もそれぞれの用
途において配線が接続され設定される。そこで未使用の
入力に対しては、動作上は機能しないものであるが、未
接続のままでは不安定と考えられ、従来は図4のよう
に、それぞれの用途において未使用の入力端子を全てグ
ランドに接続していた。このシステムで、従来の場合、
a用途指定時(Lo)に、何らかの不具合でa用途指定が
b用途指示(Hi)になってしまうと、入力34につなが
るNANDゲートの出力はそもそも常時Hiであったのであ
、また入力37につながるNANDゲート、入力35につ
ながるORゲートは常時Hiとなるので、出力Y(39)の
制御は入力36のみで実施され、入力35、37の制御
は無効になってしまう。つまり、本来制御されるべき条
件の一部が無制御となってしまう。そのためアイドルア
ップが不必要に長いためオーバーヒートしたり、エキゾ
ーストリターダを効かせたくない時効いたりして目的に
そぐわない運転を生じさせる恐れが考えられた。
【0017】それで、図3の本発明のように、各用途に
おける未使用の入力端子を特定の値に固定しておくと、
a用途指定時(Lo)に、何らかの不具合でa用途指定が
b用途指示(Hi)になってしまう場合には、用途選択入
力によって、入力33は0で固定されているので、その
ORゲートの出力がLoとなって出力X(38)をLoに落と
し、入力34は1で固定されていて、入力34につなが
るNANDゲートの出力もLoとなるので、出力Y(39)も
Loとなり、用途選択入力が異常モードになっても制御が
不能にならず、エンジンは通常通りの運転が継続され
る。
【0018】b用途でも、b用途指定時(Hi)に何らか
の不具合でb用途指定がa用途指示(Lo)になってしま
う場合には、入力35に接続されるNANDゲートの出力が
Loとなるので出力X(38)もLoとなり制御を停止す
る。また同時に入力37のNANDゲートの出力もLoとな
り、出力Y(39)もLoとなる。
【0019】以上のようにロジック回路に用途選択入力
を設け、各入力のゲート回路をロジックで用途選択によ
り選択することで、必要とする入力により制御が行わ
れ、もし万一用途選択の指示ミスが生じても、出力は制
御不能の動作状態にならなくて済む。なお、本実施例の
制御ロジックは簡単な多入力AND 回路のみで示してある
が、この例に限らず、実際のもっと複雑なロジックにお
いても同様な設定を施すことで本発明の効果が同様に得
られることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示すロジックのブロック
図。
【図2】従来のロジックのブロック図。
【図3】本発明の第二実施例を示すロジックのブロック
図。
【図4】他の従来のロジックのブロック図。
【符号の説明】
1 用途選択入力 2、3、4、5、6 入力 7 制御出力 8 制御ロジック(多入力AND 回路) 32 アクセルスイッチ 33 車速スイッチ 34 ニュートラルスイッチ 35 クラッチスイッチ 36 水温スイッチ 37 アイドルアップ禁止スイッチ 38 エキゾーストリターダソレノイド駆動部へつなが
る出力 39 アイドルアップソレノイド駆動部へつながる出力

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力によって出力を決定し、二種
    類の装置の用途に対して該入力を選択して使用するロジ
    ック回路において、 目的の用途に使用する前記各入力をHi及びLoの二種類の
    指示値により選択する第1のゲート回路からなる入力選
    択手段と、 前記第1のゲート回路の各出力を入力とすることによ
    り、第2のゲート回路群で最終出力を得る制御ロジック
    と、 前記二種類の指示値の指示状態に沿って、各用途に適合
    する入力状態に全入力の状態を設定する入力設定手段と
    を有し、 該入力設定手段は、ある第一用途の選択時において、
    方の指示値の状態が誤動作により他方の指示値の状態
    変化した際に、該ロジック回路の最終出力が必ず非動作
    状態となるロジックに、前記第一用途で使用しない各入
    力の入力ゲートの出力状態を固定する入力値とする誤動
    作防止手段を含むことを特徴とするロジック回路。
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