JP3146303B2 - 自動工具交換装置 - Google Patents

自動工具交換装置

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JP3146303B2
JP3146303B2 JP32158996A JP32158996A JP3146303B2 JP 3146303 B2 JP3146303 B2 JP 3146303B2 JP 32158996 A JP32158996 A JP 32158996A JP 32158996 A JP32158996 A JP 32158996A JP 3146303 B2 JP3146303 B2 JP 3146303B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マニュプレータ
等の出力部に取り付けられる自動工具交換装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動工具交換装置としては、図3に示す
ようなものがあり、基本的には、ロボット側に取り付け
られる第1ユニット1と、ツールを取り付けるための第
2ユニット2と、前記第1ユニット1に対して第2ユニ
ット2の着脱を可能ならしめる機構とを具備するものと
してある。
【0003】前記機構は、図3に示すように、第1ユニ
ット1内の空室部99内に設けたピストン90の動きに
伴い伸長・縮短する出力軸91と、第1ユニット1にお
ける第2ユニット2との接合面側に設けられた環状の保
持部92と、前記保持部92に内外移動可能に保持され
た鋼球93と、第1・第2ユニット1,2相互の接合時
に前記保持部92が挿入される第2ユニット2側に設け
られた挿入孔20と、前記出力軸91の先端部に形成さ
れた傾斜面部91aと、前記挿入孔20に形成された傾
斜面部20aとから構成されている。そして、前記出力
軸91が伸長状態にあるときには図3に示すように、傾
斜面部91aにより鋼球93が外側に押しやられて前記
鋼球93を介して第1・第2ユニット1,2相互が接続
維持せしめられ、図4の二点鎖線の如く前記状態から出
力軸91が縮短状態になったときには第2ユニット2の
重量等の分力である傾斜面部20aからの押し力により
鋼球93が内側に押しやられて前記鋼球93を介した第
1・第2ユニット1,2相互の接続は解除されるように
なっている。
【0004】しかしながら、上記自動工具交換装置で
は、鋼球93へのゴミ付着、鋼球93と保持部92の鋼
球挿入孔構成壁間に充填されたグリスへのゴミの混入、
鋼球93と傾斜面部20aとの圧着が原因となり、第1
・第2ユニット1,2相互を所望に分離できない場合が
生じる。特に第2ユニット2側に取り付けられるツール
が軽量である場合はその傾向が著しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、第2ユニット側の重量の大小にかかわらず、第1ユ
ニットに対して第2ユニットを確実に分離させることが
できる自動工具交換装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1ユニッ
ト1に設けたピストン3の出力軸30の伸長により保持
部10に内外移動可能に保持させた磁性金属球体4を分
離時収納位置からロック位置まで押圧移動せしめて第1
・第2ユニット1,2相互を接続させる形式の自動工具
交換装置において、出力軸30内に電磁石5を内蔵させ
たものとすると共に、電磁石5を励磁状態にするタイミ
ングを出力軸30の縮短動作開始時に、電磁石5を非励
磁状態にするタイミングを出力軸30の縮短動終了時
に、それぞれ設定してあり、前記出力軸30に磁性金属
球体4を磁着させた状態での出力軸30の縮短により前
記磁性金属球体4をロック位置から分離時収納位置まで
移動せしめて第1・第2ユニット1,2相互を分離する
ようにしてある。
【0007】なお、磁石が電磁石5であり、前記電磁石
5を励磁することにより出力軸30に磁性金属球体4が
磁着せしめられるようにすることができる。この場合、
電磁石5を励磁状態にするタイミングを出力軸30の縮
短動作開始時に、非励磁石にするタイミングを出力軸3
0の縮短動作終了時に、それぞれ設定することが好まし
い。
【0008】また、磁石が永久磁石であり、前記永久磁
石により出力軸30に磁性金属球体4が磁着せしめられ
るようにしてもよい。
【0009】上記発明の作用・効果については以下の発
明の実施の形態の欄で明らかにする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に従って説明する。
【0011】この実施形態の自動工具交換装置は、図1
に示すように、ロボットR側に取り付けられる第1ユニ
ット1と、ツールTを取り付けるための第2ユニット2
とから構成されており、前記第1・第2ユニット1,2
にはこれら相互の着脱を可能ならしめる機構を具備させ
てある。
【0012】第1ユニット1は平面視円形状に形成され
た厚板で構成され、図1に示すように、その内部に円柱
形状の空室11を設けると共に前記空室11内に出力軸
30を具備したピストン3を内装させ、前記出力軸30
を空室11から外部に外周気密状態に貫通突出させてあ
る。またこの第1ユニット1における出力軸30が伸長
・縮短する位置には環状の保持部10を垂設してあり、
前記保持部10には鋼球40(課題を解決するための手
段の欄に記載した磁性金属球体4と対応)が内外に出没
する態様で保持させてある。そして、出力軸30の伸長
・縮短は、図1に示す第1ユニット1の周壁に形成した
空気ポート19a,19bに対する空気の供給・排出に
よりピストン3を移動させることにより成し得るように
してある。
【0013】出力軸30は、鋼材により構成してあり図
1に示すように、その先端部外周を傾斜面部30aとし
てあり、図2の実線の状態から図2の二点鎖線の状態ま
での出力軸30の伸長に伴い前記傾斜面部30aにより
鋼球40が外方に押圧移動せしめられるようにしてあ
る。なお、この実施形態の出力軸30には電磁石5を内
蔵してあり、前記電磁石5を励磁状態にするタイミング
を出力軸30の縮短動作開始時に、非励磁石にするタイ
ミングを出力軸30の縮短動作終了時に、それぞれ設定
してある。ここで、図1に示す符号6は電磁石5用のハ
ーネス、符号60は電磁石5用の電源である。
【0014】第2ユニット2は第1ユニット1と同外径
の平面視円形状に厚板で構成され、図1に示すように、
その中央部に第1・第2ユニット1,2の接続時に上記
保持部10が挿入される挿入孔20を設けてあると共
に、前記挿入孔20に、図1に示すようにその中程に傾
斜面部20aを形成してある。
【0015】したがって、出力軸30の縮短時には、図
2の実線に示すように、鋼球40は傾斜面部30aに磁
着した状態で保持具10内に没入する分離時収納位置ま
で引き込まれ、その結果、保持部10に保持された鋼球
40と傾斜面部20aとの係止は解除されて、第1・第
2ユニット1,2相互は分離可能な状態となる。逆に、
出力軸30の伸長時には、図1に示すように、鋼球40
と傾斜面部20aとが係止状態となって第1ユニット1
に対して第2ユニット2が分離不能状態となる。上述し
たように、この実施形態の装置では、従来の技術の欄に
記載したもののように第2ユニット2側の重量の分力を
利用して鋼球40を移動するものではなく、電磁石5の
磁着力により移動させるものであるから、第2ユニット
2側の重量の大小にかかわらず、第1ユニットに対して
第2ユニットを確実に分離させることが可能となる。な
お、鋼球40へのゴミ付着、鋼球40と保持部10の鋼
球挿入孔構成壁間に充填されたグリスへのゴミの混入、
鋼球40と傾斜面部20aとの圧着等の度合いに応じ
て、電磁石5の磁着力の大きさを決定すればよい。
【0016】また、上記実施形態の装置では、一定の短
い時間だけ電磁石5を励磁する形式としてあるから、回
りの鋼部材が磁化して鋼球の引き込み力を弱めるという
ような事態、信号系に磁力によるノイズがのるというよ
うな事態、磁力によりスパッタ(溶接時に飛び散る溶融
鉄粉)が付着するというような事態を抑制することがで
きる。
【0017】なお、上記実施形態では磁性金属球体4を
鋼球40としたが、これに限定することなく、硬質で且
つ磁石に吸着する材料であれば他の金属材料を採用する
こともできる。
【0018】また、上記実施形態では出力軸30に電磁
石5を内蔵させるようにしたが、出力軸30に鋼材等を
使用しなくともよいような小型の自動工具交換装置の場
合、出力軸30に永久磁石を内蔵させるようにしてもよ
い。
【0019】
【発明の効果】この発明は上記のような構成であるか
ら、次の効果を有する。
【0020】発明の実施の形態の欄から明らかなよう
に、第2ユニット側の重量の大小にかかわらず、第1ユ
ニットに対して第2ユニットを確実に分離させることが
できる自動工具交換装置を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の自動工具交換装置の断面
図であって、第1ユニットと第2ユニット相互が分離不
能な状態となっている様子を示す図。
【図2】前記自動工具交換装置の断面図であって、第1
ユニットと第2ユニット相互が分離可能な状態となって
いる様子を示す図。
【図3】先行技術の自動工具交換装置の断面図であっ
て、第1ユニットと第2ユニット相互が分離不能な状態
となっている様子を示す図。
【図4】先行技術の自動工具交換装置の断面図であっ
て、第1ユニットと第2ユニット相互が分離可能な状態
となっている様子を示す図。
【符号の説明】
1 第1ユニット 2 第2ユニット 3 ピストン 4 磁性金属球体 5 電磁石 10 保持部 30 出力軸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ユニット(1)に設けたピストン
    (3)の出力軸(30)の伸長により保持部(10)に
    内外移動可能に保持させた磁性金属球体(4)を分離時
    収納位置からロック位置まで押圧移動せしめて第1・第
    2ユニット(1)(2)相互を接続させる形式の自動工
    具交換装置において、出力軸(30)内に電磁石(5)
    を内蔵させたものとすると共に、電磁石(5)を励磁状
    態にするタイミングを出力軸(30)の縮短動作開始時
    に、電磁石(5)を非励磁状態にするタイミングを出力
    軸(30)の縮短動終了時に、それぞれ設定してあり、
    前記出力軸(30)に磁性金属球体(4)を磁着させた
    状態での出力軸(30)の縮短により前記磁性金属球体
    (4)をロック位置から分離時収納位置まで移動せしめ
    て第1・第2ユニット(1)(2)相互を分離するよう
    にしてあることを特徴とする自動工具交換装置。
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