JP3146272U - 大規模水槽を有する建築物 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物内の利用効率は低下させずに、建物内の全ての空間において高い付加価値を備えた建築物を提供する。
【解決手段】複数階の建物と当該建物に隣接した広場とを少なくとも有する建築物であって、前記建物の壁面には窓が設置され、前記広場には表面が透明な部材から構成された大規模水槽が配置されており、前記大規模水槽は、前記建物の壁面と前記大規模水槽の表面を構成する透明な部材とが一体となって形成されていることを特徴とする建築物。
【選択図】図2

Description

本考案は、宿泊施設、飲食施設等を有する建物に好適な大規模水槽を備えた建築物に関する。
宿泊施設や飲食施設などでは、顧客の満足を得るために高質のサービスを提供することはもとより、建築物自体に工夫を凝らして、宿泊施設、飲食施設としての付加価値を高める努力がなされている。
特許文献1には、高層ビルのエレベータに隣接した空間に水槽やミュージアムなどからなる展示空間を設けることで、エレベータ内のアメニテイの充実とビル全体の美観の向上を図ったエレベータ装置が開示されている。
しかし、このようなエレベータ装置を備えた建物は、建物内に展示空間を設けるため、建物空間の利用効率が低下してしまう。また、建物内に展示空間を設けることから、建物の柱や壁が障害となるため建物の外観を向上させる効果は限られたものとなる。
また、宿泊施設や飲食施設などを有する建物においては、眺望の良い高層階や海・川、景勝物などに面した空間は高い付加価値を有する反面、同じ建物内にあっても、低層階や海・川、景勝物などの反対方向に面した空間の付加価値は相対的に低くなるという課題があった。
特開平7−25564号公報
本考案は、前記課題を解決しようとなされたものであって、建物空間の利用効率は低下させずに、全ての空間において高い付加価値を備えた建築物を提供することを目的とする。
本考案は、前述したような従来技術における課題および目的を達成するために考案されたものであって、本考案の建築物は、
複数階の建物と当該建物に隣接した広場とを少なくとも有する建築物であって、
前記建物の壁面には窓が設置され、
前記広場には表面が透明な部材から構成された大規模水槽が配置されており、
前記大規模水槽は、前記建物の壁面と前記大規模水槽の表面を構成する透明な部材とが一体となって形成されていることを特徴とする。
本考案を上記のとおり構成することによって、建物空間の利用効率は低下させずに、大規模水槽に面する建物空間に高い付加価値を備えさせることができる。
また、上記考案において、前記建物が前記広場を取り囲む様に配置されていていることが望ましく、特に、前記建築物は、前記建物の上層部に前記広場を覆う様に設置されたドームを有することが望ましい。
本考案を上記のとおり構成することによって、大規模水槽に面する建物空間や広場空間に高い付加価値を備えさせることができる。また、ドームにより広場に照射する採光量を調整することによって、広場空間の演出性を高めることが可能となる。
さらに、上記考案において、前記窓が、建物の壁面から大規模水槽に向かって突出する出窓となっていることが望ましい。
本考案を上記のとおり構成することによって、建物内に居ながら、大規模水槽を内側から鑑賞することが可能となり、大規模水槽に面した建物空間の付加価値をさらに高めることができる。
また、上記考案において、前記大規模水槽の内部に移動設備が設置されていることが望ましく、特に、前記移動設備がエスカレータまたはエレベータのいずれかであることが望ましい。さらに、前記移動設備がエレベータである場合は、前記エレベータは、透明な円筒部材と、当該透明な円筒部材内に配置される観覧室とを有し、前記観覧室が回転しながら昇降するように構成されていることが望ましい。
本考案を上記のとおり構成することによって、移動設備で移動しながら、大規模水槽を内側から鑑賞することが可能となり、建築物全体の付加価値を高めることができる。
さらに、上記考案において、前記建物が少なくとも宿泊施設、飲食施設または販売施設のいずれかの施設を有することが望ましい。
本考案を上記のとおり構成することによって、建物空間の利用効率は低下させずに、全ての空間に高い付加価値を備えさせることができるとの本考案の効果が、より好適に発揮される。
本考案によれば、建物空間の利用効率は低下させずに、全ての空間において高い付加価値を備えた建築物とすることができる。
以下、図面を参照しながら本考案について説明するが、本考案はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
図1は本考案における建築物1の実施例を示す平面図である。図2は図1におけるA−A方向の断面図である。図3は図1におけるB−B方向の断面図である。
図1および図2に示すように、実施例の建築物1は、広場4を取り囲むように配置された建物2と、広場4に配置された大規模水槽6A、6Bと、広場4を覆う様に設置されたドーム8とからなる。建物2は、例えば地下1階、地上10階からなり、その屋上部分にドーム8が形成されている。ドーム8は、開閉可能な構造となっており、広場4へ照射する光量を調整できるようになっている。また、建物2には2箇所の出入口が形成されており、地下1階から2階までが水族館、3階から8階までが宿泊施設、9階と10階が飲食施設と販売施設となっている。
建物2の内部は、広場4に面した建物2の内周側空間2aと、建物2の外周側空間2bとに区分される。なお、建築物1の周囲には、四方に海、川、景勝物などがあり、眺望がよく、建物2の外周側空間2bは高い付加価値を有しているものとする。
大規模水槽6A、6Bは、平面略半円形の透明な部材6mの平面両端が建物2の内周壁面3に固設されることで、構築されている。すなわち、大規模水槽6A、6Bは、透明な部材6mと建物2の内周壁面3とが一体となって形成される。また、透明な部材6mは大規模水槽6A、6Bの表面を構成する。
このように、大規模水槽6A、6Bは建物内には配置されないため、建物2の空間の利
用効率は低下しない。また、内周側空間2aや広場4からは大規模水槽6A、6Bを鑑賞することができるため、内周側空間2aや広場4の付加価値を高めることができる。なお、透明な部材6mは、鑑賞性や耐久性の点からアクリルガラスであることが望ましい。
建物2の内周壁面3には、窓10が設置されている。ここで、図4に示すように、窓10を内周壁面3から大規模水槽6に向かって突出している出窓とすることで、建物内に居ながら、大規模水槽6を内側から鑑賞することができる。なお、窓10の材料は、鑑賞性や耐久性の点からアクリルガラスであることが望ましい。
図4は図1のA−A方向における大規模水槽6Aの部分拡大断面図である。大規模水槽6A内には、透明な部材16mに覆われたエスカレータ16が、内周壁3に固着されて設置されており、エスカレータ16に乗った人が、移動しながら大規模水槽6Aを内側から鑑賞することができるようになっている。なお、透明な部材16mは、鑑賞性や耐久性の点からアクリルガラスであることが望ましい。
図5は図1のA−A方向における大規模水槽6Bの部分拡大断面図である。大規模水槽6B内には、図5に示すように、透明な円筒部材17mと、透明な円筒部材17m内に配置される観覧室17rとからなるエレベータ17が設置されている。観覧室17rはシャフト17sと連結されて360度回転しながら昇降するように構成されているため、エレベータ17に乗った人が、大規模水槽6Bを内側から鑑賞することができるようになっている。なお、透明な円柱部材17mは、鑑賞性や耐久性の点からアクリルガラスであることが望ましい。
大規模水槽6A、6Bの下部には、建物2の出入口と連絡するトンネル水槽14が構築されている。トンネル水槽14は断面略馬蹄形状の透明な部材から構築され、人が通行できる程度の断面空間を有しており、トンネル水槽14内を通行する人が大規模水槽6A、6Bを真下から見上げるように鑑賞することができるようになっている。また、大規模水槽6A、6Bの上部には、大規模水槽6A、6Bの維持管理や大規模水槽6A、6B内で演出等を行うための空間として、バックヤード12が形成されており、図3に示すバックヤード入口12aから出入りができるようになっている。さらに、大規模水槽6A、6Bの天端空間では、9階の飲食施設の一部として空中レストラン18が設置されており、水上にいる様な雰囲気の中で、来客者が飲食をすることができるようになっている。なお、大規模水槽Bの下部および天端空間には、エレベータ乗り場20が配置されている。
大規模水槽6A、6Bの容量は、建物2の規模にもよるが少なくとも1000m3以上
であることが、建築物1全体の付加価値を高める点から望ましい。また、大規模水槽6A内にはピナクル6aが設置されており、大規模水槽6Aの鑑賞性を高めるとともに、大規模水槽6Aに必要な水量を減らしている。
大規模水槽6A、6Bには主として魚を展示する。この際、大規模水槽6A、6Bの内側および外側にコンピュータにより制御可能な照明設備を設置することで、光を利用した様々な演出を行うことが可能となる。
また、大規模水槽6A、6Bが設置されている広場4は、ドーム8に覆われており、天候に左右されないため、コンサートや結婚式等のイベント会場として利用することが可能である。この際、ドーム8によって広場4へ照射する光量を調整することや、大規模水槽6A、6Bに設置された照明設備を利用することで、イベントの演出性をさらに高めることが可能となる。
本実施例では、建築物1を上記のとおり構成することによって、大規模水槽6A、6B
に面した建物2の内周側空間2aや広場4に高い付加価値を備えさせることができ、外周側空間2bも含めた全ての空間において、高い付加価値を備えた建築物とすることができる。
なお、実施例の建築物1は、建物2が広場4を囲むように配置されているが、建物2の形状は平面略コの字状であっても、平面略長方形であってもよく、特に限定されない。
また、実施例の建物2は地上10階建ての中層建築であるが、建物2は10階建て以上の高層建築であってもよい。高層建築では高層階ほど景色の眺めがよく建物空間の付加価値は高いが、低・中層階の壁面と一体となった大規模水槽を配置することで低・中層階の建物内空間の付加価値を高めることができ、全ての空間において高い付加価値を備えた建築物とすることができる。
さらに、実施例の大規模水槽6A、6Bは、建物2の内周側だけに配置されているが、特に限定されない。建物の外側に海・川、景勝物などがなく、外周側空間2bに高い付加価値が期待できない場合は、建物の内周側だけでなく外周側にも大規模水槽が配置されていてもよい。
また、実施例の大規模水槽6A、6Bの平面形状は略半円形であるが、建物の構造や形状によっては矩形や三角形であってもよく、特に限定されない。
さらに、実施例のドーム8は、開閉可能な構造で採光量を調整できるものであるが、ドーム8を開閉可能な構造とするのに替えて、ドーム8を透光性部材から構成することで、採光量を調整できるようにしてもよい。
以上、本考案の好ましい実施例を説明したが、本考案はこれに限定されることなく、本考案の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図1は本考案における建築物1の実施例を示す平面図である。 図2は図1におけるA−A方向の断面図である。 図3は図1におけるB−B方向の断面図である。 図4は図1のA−A方向における大規模水槽6Aの部分拡大断面図である。 図5は図1のA−A方向における大規模水槽6Bの部分拡大断面図である。
符号の説明
1 建築物
2 建物
2a 建物2の内周側空間
2b 建物2の外周側空間
3 建物2の内周壁面
4 広場
6A、6B 大規模水槽
6a ピナクル
6m 透明な部材
8 ドーム
10 窓
12 バックヤード
12a バックヤード入口
14 トンネル水槽
16 エスカレータ
16m 透明な部材
17 エレベータ
17m 透明な円筒部材
17r 観覧室
17s シャフト
18 空中レストラン
20 エレベータ乗り場

Claims (8)

  1. 複数階の建物と当該建物に隣接した広場とを少なくとも有する建築物であって、
    前記建物の壁面には窓が設置され、
    前記広場には表面が透明な部材から構成された大規模水槽が配置されており、
    前記大規模水槽は、前記建物の壁面と前記大規模水槽の表面を構成する透明な部材とが一体となって形成されていることを特徴とする建築物。
  2. 前記建物が前記広場を取り囲む様に配置されていていることを特徴とする請求項1に記載の建築物。
  3. 前記建物の上層部に前記広場を覆う様に設置されたドームを有することを特徴とする請求項2に記載の建築物。
  4. 前記窓が、建物の壁面から大規模水槽に向かって突出する出窓となっていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の建築物。
  5. 前記大規模水槽の内部に移動設備が設置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の建築物。
  6. 前記移動設備がエスカレータまたはエレベータのいずれかであることを特徴とする請求項5に記載の建築物。
  7. 前記エレベータが、透明な円筒部材と、当該透明な円筒部材内に配置される観覧室とを有し、
    前記観覧室が回転しながら昇降するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の建築物。
  8. 前記建物が少なくとも宿泊施設、飲食施設または販売施設のいずれかの施設を有することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の建築物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015023805A (ja) * 2013-07-24 2015-02-05 鹿島建設株式会社 水生生物観賞施設

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