JP3146139B2 - 光拡散用プラスチック添加剤及び光拡散用プラスチック組成物 - Google Patents

光拡散用プラスチック添加剤及び光拡散用プラスチック組成物

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JP3146139B2 JP25473795A JP25473795A JP3146139B2 JP 3146139 B2 JP3146139 B2 JP 3146139B2 JP 25473795 A JP25473795 A JP 25473795A JP 25473795 A JP25473795 A JP 25473795A JP 3146139 B2 JP3146139 B2 JP 3146139B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光拡散用プラスチッ
ク添加剤及び該添加剤を含有してなる光拡散用プラスチ
ック組成物に関し、更に詳しくは、照明カバー、照明看
板、各種ディスプレイの光拡散を目的としたプラスチッ
ク中に添加される特殊な炭酸カルシウムからなる光拡散
用プラスチック添加剤、及びこれを均一に分散含有せし
めてなる、光拡散性に優れ且つ柔らかく且つ暖か味のあ
る黄みを帯びた色に発色するプラスチック板状体を提供
し得る光拡散用プラスチック組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】一般に、(メタ)アクリル樹脂、スチレン
樹脂、ポリカーボネート樹脂あるいはポリエステル樹脂
に代表される光拡散用透明プラスチックは照明器具用カ
バー、各種ディスプレイ用等に広く利用されている。中
でも照明カバーは、室内外を問わず照明効率の向上や防
眩効果のため乳色半透明板の使用が広く普及している。
また、95年7月から施行されたPL法に伴い、割れる
と危険なガラスから割れても安全なプラスチックに移行
するケースが増加し、さらに指向性の高い光拡散用プラ
スチックが必要とされている。そして光拡散用プラスチ
ックは用途上必要な方向に光を拡散させる効果を得るた
めに、必要に応じた形状をもつ不活性無機粒子を光拡散
材料として、上述した樹脂に配合させる方法が特公平3
−2188、特公平1−22861などによって提案さ
れ、一般的に用いられている。
【0003】光を拡散させる効果を得るために光拡散剤
を用いる上で必要な物性としては、樹脂に配合した際、
光源が透けて見えず且つ光の透過性と拡散性とを同時に
満たす必要がある。従って樹脂に配合する粒子は、小さ
過ぎると十分な光拡散性を施すための透過率が低下し、
一方、大きすぎると透過率は向上するものの光拡散性が
損なわれ、光源が透けて見やすくなる欠点が現れるだけ
でなく、含有する粗大粒子が成形の際、樹脂を傷つけた
り、斑点状を形成し光拡散性を低下させるため、μmオ
ーダーの粒子径で且つ分散性が良く、粒子径制御が可能
な粒子が要求されている。
【0004】ところで、通常光拡散用プラスチックは板
の色目(反射光)が白く、板の光線色(透過光)も白色
を呈す無機粒子が光拡散材料として使用されているが、
指向性の観点から樹脂に配合せしめた際、板の反射光つ
まり板自体の色目(反射光)が極力黄色みを帯びず高白
色で、板の光線色(透過光)が黄色みを帯びた柔らかい
発色、暖かみのある発色が光拡散材料に熱望されてい
る。
【0005】しかしながら、従来の方法では、板の光線
色を黄色に発色せしめるためには、板に黄色の着色染料
を添加するため、板自体の色目(反射光)も黄変してし
まい板が劣化した印象を与え、指向性の高い光拡散板を
得ることができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】光拡散用プラスチック
に現在使用されている、炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、タルク等の無機粒子を配合する方法では、分散性、
粒子の均一性が不十分であることに起因して、光線透過
率と光拡散性とのバランスの点で必ずしも満足すべきも
のが得られないばかりか、指向性の高い光線色を醸しだ
すことが出来なかった。そこで本発明は、極めて優れた
高光線透過率、高光拡散性を有し且つ従来技術では不可
能であった板自体の色目(反射光)を高白色に維持した
まま、板の光線色(透過光)を黄色に発色した柔らか色
あるいは暖かみのある色を醸しだす光拡散用プラスチッ
ク添加剤及びこれを含有してなる光拡散用プラスチック
組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成せんとして鋭意検討の結果、500℃における減
量率が特定の範囲にあり、且つ平均粒子径が特定の範囲
にある合成炭酸カルシウムを用いることにより、極めて
優れた高光線透過率、高光拡散性を有し且つ板自体の色
目(反射光)を高白色に維持したまま、板の光線色(透
過光)を黄色に発色した柔らか色あるいは暖かみのある
色を醸しだす光拡散用プラスチックが提供されることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明の第1は、500℃にお
ける減量率が0.3〜10重量%であり且つ平均粒子径
が0.5〜20μmである合成炭酸カルシウムからなる
光拡散用プラスチック添加剤を、
【0009】本発明の第2は、500℃における減量率
が0.3〜10重量%であり且つ平均粒子径が0.5〜
20μmである合成炭酸カルシウムからなる光拡散用プ
ラスチック添加剤を透明プラスチックに配合してなる光
拡散用プラスチック組成物をそれぞれ内容とするもので
ある。
【0010】以下、本発明をさらに詳細に説明する。本
発明の光拡散用透明プラスチックとしては特に制限され
ず、公知の透明プラスチックが使用されるが、(メタ)
アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹
脂、及びポリエステル樹脂からなる群から選ばれる1種
又は2種以上からなるものが好適である。
【0011】本発明において、上述の透明プラスチック
に分散含有せしめる合成炭酸カルシウムは、500℃に
おける減量率が0.3〜10重量%、好ましくは1〜5
重量%、特に好ましくは1.5〜3重量%であり、且つ
平均粒子径が0.5〜20μm、好ましくは0.7〜1
5μm、特に好ましくは1〜8μmである。これにより
本発明の目的は十分に達成されるが、より一層の効果を
発現せしめるためには、150℃における減量率が0.
05〜2重量%、好ましくは0.1〜1重量%、特に好
ましくは0.2〜0.7重量%である。従来から光拡散
用プラスチックに添加されていた炭酸カルシウムは、試
薬等の用途に用いられる高純度炭酸カルシウムあるいは
天然品を粉砕せしめた重質炭酸カルシウム等であり、こ
れらの500℃、150℃における減量率はそれぞれ
0.3重量%、0.05重量%に満たないものであっ
た。かくして、本発明で用いる合成炭酸カルシウムは、
従来から用いられているものとは区別される。本発明に
使用する合成炭酸カルシウムの結晶形に関しては特別の
限定はなく、六方晶形のカルサイト型結晶、斜方晶形の
アラゴナイト結晶、及び擬六方晶形のバテライト型結晶
の1種以上を用いることができるが、粒子の形状の均一
性、粒子の分散性及び安定性等の観点から立方体状、球
状のカルサイト型もしくはバテライト型炭酸カルシウム
が好適であり、粒子の経時安定性を考慮した場合、立方
形状及び球状のカルサイト型炭酸カルシウムが最も好適
である。
【0012】合成炭酸カルシウムの500℃における減
量率が0.3重量%未満であると、添加せしめた透明プ
ラスチック板の色目(反射光)及び光線色(透過光)は
どちらも白色を示し、本発明の目的を達成することがで
きない。一方、10重量%を超えると合成炭酸カルシウ
ムの形状が不安定で、凝集、分散不良を引き起こし、樹
脂との成形の際に、樹脂を傷つけたり、斑点状を形成し
光が斑点部に集中し満足な光拡散性及び透過性を付与で
きない。従って、これまで透過光が白色であれば反射光
も白色であり、透過光が黄色であれば反射光も黄色であ
った従来品と異なり、反射光を高白色に維持したまま透
過光を黄色に発色せしめるためには、上述した500℃
における減量率が特定の範囲にある合成炭酸カルシウム
を使用することが必須である。すなわち、上記特定の範
囲に制御された減量率を有する合成炭酸カルシウムが柔
らかく、暖かみのある黄色の発色をするのである。
【0013】さらには、合成炭酸カルシウムの平均粒子
径においても、0.5μm未満であると、十分な光拡散
性を施すための光透過性が低下し、逆に20μmを超え
ると透過率は向上するものの光拡散性が損なわれ、光源
が透けて見えやすくなる欠点が現れたり、含有する粗大
粒子が成形の際、樹脂を傷つけたり、樹脂表面の平滑性
を損ねたり、斑点状を形成し光拡散性を低下させてしま
うため好ましくない。
【0014】本発明における合成炭酸カルシウムの製造
方法には特別の制限はないが、水酸化カルシウムの水懸
濁液(以下、石灰乳という)に炭酸ガスを導通して得ら
れるいわゆる炭酸ガス化合法によるもの、あるいは石灰
乳、塩化カルシウム等のカルシウム塩と炭酸ナトリウ
ム、炭酸アンモニウム等の炭酸塩との反応により得られ
る溶液化合法によるもの等が挙げられ、これらの何れの
方法によるものでもよいが、その反応条件は、得られる
炭酸カルシウムの500℃における減量率が0.3〜1
0重量%であり且つ平均粒子径が0.5〜20μmとな
るように選択される。
【0015】例えば、特開平2−184518の如く、
塩基性板状炭酸カルシウムを出発点とする粒径均一な立
方体炭酸カルシウム、特開平5−201724の如く、
エチレングリコールを80%以上含有する媒体系内で炭
酸化反応させて得られる結晶質炭酸カルシウム等で炭酸
化率を制御する方法、あるいは、反応緩衝剤(例えば水
酸化ナトリウム)を溶存する炭酸イオン溶液(例えば炭
酸ナトリウム)とカルシウム溶液(例えば塩化カルシウ
ム)とを特定の濃度、特定の温度で撹拌混合することに
より任意の粒子径で、形状が整い、優れた分散性を有
し、減量率が特定の範囲にあるカルサイト型立方体状合
成炭酸カルシウムを調製する方法等が挙げられる。
【0016】本発明に使用する合成炭酸カルシウムは、
粒子形状を安定させるため、ヘキサメタリン酸ソーダ、
トリポリ燐酸ソーダ等の無機リン酸塩、リン酸エステル
等のリン酸化合物、カルボキシル基を有するポリマー及
びコポリマーのアルカリ金属塩、アンモニウム塩及びそ
れらの部分中和塩、スルホン基を含有するポリマー及び
コポリマーのアルカリ金属塩、アンモニウム塩及びそれ
らの部分中和塩等の1種又は2種以上を用い、炭酸カル
シウムに対して0.01〜10重量%の割合で、常法に
従って表面処理された後使用されるのが好ましい。
【0017】また、本発明に使用する合成炭酸カルシウ
ムは、分散性をさらに高めるために、繊維素化合物等、
脂肪酸、樹脂酸、アクリル酸、シュウ酸、クエン酸等の
有機酸、酒石酸、燐酸、縮合燐酸、フッ酸等の無機酸、
それらのポリマー、それらの塩、又はそれらのエステル
類等の表面処理剤、界面活性剤等の分散剤、チタネート
カップリング剤、シランカップリング剤等のカップリン
グ剤等の1種又は2種以上を用い、常法に従い表面処理
された後使用されるのが好ましい。これらの分散性を高
める処理剤のなかで、ステアリン酸で代表される脂肪酸
及びヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースで代表される繊維素化合物がより好ましい。
【0018】本発明における光拡散用プラスチック添加
剤の減量率とは、光拡散用プラスチック添加剤を構成す
る炭酸カルシウム単独の減量率をいうものであり、上述
した炭酸カルシウムからなる光拡散用プラスチック添加
剤の場合、表面処理されている処理剤各々単独の減量率
を測定し、表面処理された炭酸カルシウムの減量率から
表面処理剤起因の減量率を差し引いた減量率が本発明に
いう減量率となる。例えば、単独で測定した減量率が1
00重量%の処理剤1を1重量%及び同様の減量率が5
0重量%の処理剤2を0.4重量%処理した表面処理炭
酸カルシウムにおいて、該表面処理炭酸カルシウムの減
量率が3.5重量%の場合、この光拡散用プラスチック
添加物の本発明における減量率は、以下の計算式から
2.3重量%と算出される。 3.5−(100×0.01+50×0.004)=
3.5−1.2=2.3(重量%)
【0019】光拡散用プラスチックに対する合成炭酸カ
ルシウムの添加量は、光拡散用プラスチック100重量
部に対し0.5〜10重量部、好ましくは1〜5重量
部、さらに好ましくは1.5〜3.5重量部である。合
成炭酸カルシウムの添加量が極端に少なくなると得られ
る光拡散効果が不足気味となったり、また極端に多くな
ると隠ぺい性が増し光線透過率が低下する等の傾向が見
られる。
【0020】本発明の効果をさらに高めることを目的と
するならば、合成炭酸カルシウムの粒子径について以下
の式(a)〜(c)の特徴を兼備することが好ましい。 (a)1.0≦DP2/DP4≦2.0 (b)1.0≦DP1/DP5≦2.5 (c)(DP2−DP4)/DP3≦0.5 DP1:レーザー式粒度分布測定機(日機装製マイクロ
トラックFRA)をもちいて測定した粒度分布における
大きな粒子側から起算した重量累計10%の粒子径(μ
m) DP2:レーザー式粒度分布測定機(日機装製マイクロ
トラックFRA)をもちいて測定した粒度分布における
大きな粒子側から起算した重量重量累計25%の粒子径
(μm) DP3:レーザー式粒度分布測定機(日機装製マイクロ
トラックFRA)をもちいて測定した粒度分布における
大きな粒子側から起算した重量累計50%の粒子径(μ
m) DP4:レーザー式粒度分布測定機(日機装製マイクロ
トラックFRA)をもちいて測定した粒度分布における
大きな粒子側から起算した重量累計75%の粒子径(μ
m) DP5:レーザー式粒度分布測定機(日機装製マイクロ
トラックFRA)をもちいて測定した粒度分布における
大きな粒子側から起算した重量累計90%の粒子径(μ
m)
【0021】本発明の光拡散用プラスチック添加剤は、
光拡散用プラスチックに使用される他の添加剤、例えば
顔料、染料(例えば蛍光増白剤、ブルーイング剤)、各
種安定剤、酸化防止剤、加工助剤、帯電防止剤等各種添
加剤と併用できることはもちろん、必要に応じて他の光
拡散剤を一部本発明の光拡散用プラスチック添加剤に併
用しても差し支えない。
【0022】本発明の光拡散用プラスチック組成物は、
上述の合成炭酸カルシウムを分散含有せしめたプラスチ
ック、例えばメタクリル酸メチル樹脂組成物を調製する
場合、所定量の合成炭酸カルシウムを含有せしめたメタ
クリル酸メチル樹脂をヘンシェルミキサーで60〜10
0秒間混合撹拌させ、押出し機により溶融混練し、樹脂
温230〜260℃にて板状に押出してロール等で成形
加工する方法、又は押出機でペレットを作成し、それを
射出成形機により230〜260℃で成形加工する方法
等によって本発明の光拡散用プラスチック組成物の板を
得ることができる。
【0023】本発明によれば、光拡散用プラスチック添
加剤がプラスチック成形時の段階で凝集することがな
く、実質的に粗大、凝集粒子を含有することがないた
め、良好な表面平滑性を有する光拡散用プラスチック組
成物を得ることができ、さらにまた、極めて優れた高光
線透過率、高光拡散性を有し且つ従来技術では不可能で
あった板自体の色目(反射光)を高白色に維持したま
ま、板の光線色(透過光)が黄色に発色した柔らかい色
あるいは暖かみのある色を醸しだす光拡散用プラスチッ
クを提供することが可能になる。
【0024】
【実施例】以下、実施例をあげてさらに具体的に説明す
る。なお実施例での各特性値の測定は下記方法に従っ
た。
【0025】1.500℃及び150℃における減量率 試料を110℃で3時間乾燥後、熱天秤装置(理学製:
TG 8110)を用いて10℃/分で昇温して150
℃あるいは500℃に到達したときの重量減量率を測定
した。
【0026】2.平均粒子径 炭酸カルシウム水懸濁液を超音波分散機(日本精機製作
所製:US−300T)を用いて60秒間分散せしめ、
水分散液を調製する。該水分散液をレーザー式粒度分布
測定機(日機装製:マイクロトラックFRA)を用い
て、測定した粒度分布における大きな粒子側から起算し
た重量累計50%の粒子径(μm)を平均粒径とした。
【0027】3.全光線透過率はASTMD−1003
−61Tに準じて、積分球式HTRメーターで測定し
た。
【0028】4.光拡散率は、ゴニオホトメーター(株
式会社村上色彩技術研究所製HR−100型)で測定し
た角度 20°および70°で透過した光強度の平均
を、角度5°で透過した光強度で除した値を百分率とし
て求めた。
【0029】5.平滑性(表面の凹凸性)は、光拡散用
プラスチックを目視で観察し、5点満点評価を行った。
平滑性の採点基準は下記の通りである。 5点:表面の凹凸が全くみえず平滑である。 4点:表面の一部に微小な凹凸がほとんどみえない。 3点:表明全面に微小な凹凸がみうけられるが、実用上
問題ない。 2点:表面全体面微小な凹凸がみうけられ、且つ粗大凹
凸が一部存在し実用上問題がある。 1点:表面全面に粗大凹凸がある。
【0030】6.黄色度(Yellow Index) スガ試験機株式会社製SM−2を使用し、反射光と透過
光の黄色度を求めた。数値が高い程黄色であることを示
す。
【0031】実施例1〜4 xモル/リッターの濃度の炭酸ナトリウム溶液(炭酸イ
オン溶液)、yモル/リッターの濃度の塩化カルシウム
溶液(カルシウムイオン溶液)、及びzモル/リッター
の水酸化ナトリウム溶液(反応緩衝剤)を各々100リ
ッター調製した。
【0032】該水酸化ナトリウム溶液と炭酸ナトリウム
溶液を混合し混合液を調製し、該混合液と塩化カルシウ
ム溶液の液温を共にT℃に調整した。次に塩化カルシウ
ム水溶液100リッターを水酸化ナトリウム溶液と炭酸
ナトリウム溶液の混合液200リッターに滴下し、撹拌
条件下炭酸化反応を行い、添加開始θ1秒後に滴下供給
を終了した。滴下時間θ2秒後、反応系内に存在する炭
酸カルシウム理論生成量のM重量%相当量のヘキサメタ
燐酸ナトリウムを添加し、さらに5分間撹拌した。
【0033】以上のようにして調製された炭酸カルシウ
ムの水懸濁液を遠心脱水機を用いて濃縮し、濃縮液に水
を加え希釈し撹拌後、再度希釈液を遠心脱水機を用いて
濃縮後、110℃で乾燥し、本発明の光拡散用プラスチ
ック添加剤を得た。得られた光拡散用プラスチック添加
剤の平均粒径はAμm、150℃の減量率はB重量%、
500℃の減量率はC重量%であった。さらに、得られ
た光拡散用プラスチック添加剤に対してN重量%のステ
アリン酸処理を施した。また、SEM写真及びX線回折
により観察した結果、得られた光拡散用プラスチック添
加剤は、ほぼ立方形状のカルサイト型炭酸カルシウムで
あることが確認された。本実施例の得られた光拡散用プ
ラスチック添加剤の平均粒子径及び減量率の特数値を表
1に記載する。また、光拡散用プラスチック添加剤の製
造条件及び特徴を表2及び表3に示す。
【0034】実施例5 実施例1でステアリン酸処理をヒドロキシエチルセルロ
−ス(HEC)処理に変更する他は同様にして光拡散用
プラスチック添加剤を調製した。また、SEM写真及び
X線回折により観察した結果、得られた光拡散用プラス
チック添加剤は、ほぼ立方形状のカルサイト型炭酸カル
シウムであることが確認された。本実施例の得られた光
拡散用プラスチック添加剤の平均粒子径及び減量率の特
数値を表1に記載する。また、光拡散用プラスチック添
加剤の製造条件及び特徴を表2及び表3に示す。
【0035】実施例6 エチレングリコール2kgを入れた容量3リッタ−のフラ
スコに撹拌しながら工業用消石灰を100g投入し、原
料スラリ−を調製した。このときスラリ−の温度は30
℃であった。この原料スラリーを撹拌しながら純度10
0%の炭酸ガスを1リッタ−/分の速度で導入した。6
7分後pHは7.4となり、スラリ−はゲル化した。そ
のときの温度は40℃であった。このゲルを110℃に
維持した乾燥機中で加温したところ1時間でゲルは崩壊
し、スラリ−化した。このスラリ−を濾過してメタノ−
ルで洗浄しさらに110℃で乾燥した。得られた光拡散
用プラスチック添加剤の平均粒径はAμm、150℃の
減量率はB重量%、500℃の減量率はC重量%であっ
た。さらに、得られた光拡散用プラスチック添加剤に対
して1.0重量%のステアリン酸処理を施した。
【0036】また、SEM写真及びX線回折により観察
した結果、得られた光拡散用プラスチック添加剤の結晶
型は、ほぼ球状のカルサイト型炭酸カルシウムであるこ
とが確認された。本実施例の得られた光拡散用プラスチ
ック添加剤の平均粒子径及び減量率の特数値を表1に記
載する。また、光拡散用プラスチック添加剤の製造条件
及び特徴を表2及び表3に示す。
【0037】
【表1】 A:平均粒子径 (μm) B:150℃の減量率 (重量%) C:500℃の減量率 (重量%)
【0038】
【表2】 x:炭酸イオン溶液濃度 (モル/リッター) y:カルシウムイオン溶液濃度 (モル/リッター) z:反応緩衝剤溶液濃度 (モル/リッター) θ1 :滴下供給を終了するまでの時間 (秒) θ2 :滴下供給を終了からヘキサメタ燐酸ナトリウムを 添加開始するまでの時間 (秒) M:ヘキサメタ燐酸ナトリウムの添加量 (重量%) T:反応開始温度 (℃) N:表面処理量 (重量%)
【0039】
【表3】
【0040】実施例7〜12 実施例1〜6で得られた光拡散用プラスチック添加剤を
用いて、下記の方法でプラスチック組成物を調製し、板
状加工し、そのプラスチック組成物の光学特性に関わる
特数値及び総合評価を表4に示した。
【0041】プラスチック組成物の製造方法:メチルメ
タクリレートの部分共重合体(重合率18%)100重
量部に、上記実施例1〜6で得られた光拡散用プラスチ
ック添加剤を1.5重量部、2重量部及び2.5重量部
の割合で配合し、ヘンシェルミキサーで、高速60秒混
合撹拌し十分に分散せしめた。次いで65mmφベント付
き押出機及びダイス幅が600mmのコートハンガーダイ
スにより樹脂温度250℃にてシート状に押出し、ポリ
ッシング三本ロールより厚さ2mmに板状加工した。
【0042】実施例13 ポリスチレン樹脂(大日本インキ化学工業(株)製:C
R3500)100重量部に、実施例1で得られた光拡
散用プラスチック添加剤を1.5重量部、2重量部及び
2.5重量部の割合で配合し、タンブラーで均一に分散
せしめた。これを実施例7と同様の方法に従い押出機に
かけ、板厚2mmの板を得た。そのプラスチック組成物の
光学特性に関わる特数値及び総合評価を表4に示した。
【0043】実施例14 ポリカーボネート樹脂(三菱化学(株)製:ノバレック
ス7030)100重量部に、実施例1で得られた光拡
散用プラスチック添加剤を1.5重量部、2重量部及び
2.5重量部の割合で配合し、タンブラーで均一に分散
せしめた。これを樹脂温度290℃以外は実施例7と同
様の方法に従い押出機にかけ、板厚2mmの板を得た。そ
のプラスチック組成物の光学特性に関わる特数値及び総
合評価を表4に示した。
【0044】
【表4】
【0045】比較例1 xモル/1リッターの濃度の炭酸ナトリウム溶液(炭酸
イオン溶液)、yモル/1リッターの濃度の塩化カルシ
ウム溶液(カルシウムイオン溶液)、及びzモル/リッ
ターの水酸化ナトリウム溶液(反応緩衝剤)を各々10
0リッター調製した。該水酸化ナトリウム溶液と炭酸ナ
トリウム溶液を混合し混合液を調製し、該混合液と塩化
カルシウム溶液の液温を共にT℃に調製した。
【0046】次に塩化カルシウム水溶液100リッター
を水酸化ナトリウム溶液と炭酸ナトリウム溶液の混合液
200リッターに滴下し、撹拌条件下炭酸化反応を行
い、添加開始θ1秒後に滴下供給を終了した。滴下時間
θ2秒後、反応系内に存在する炭酸カルシウム理論生成
量のM重量%相当量のヘキサメタ燐酸ナトリウムを添加
し、さらに5分間撹拌した。
【0047】以上のようにして調製された炭酸カルシウ
ムの水懸濁液を遠心脱水機を用いて濃縮し、濃縮液に水
を加え希釈し撹拌後、再度希釈液を遠心脱水機を用いて
濃縮後、110℃で乾燥した。得られた炭酸カルシウム
の平均粒径はAμm、150℃の減量率はB重量%、5
00℃の減量率はC重量%であった。さらに、得られた
炭酸カルシウムに対してD重量%のステアリン酸処理を
施した。また、X線回折により観察した結果、得られた
炭酸カルシウムの結晶型は、ほぼカルサイトであること
が確認された。本比較例の炭酸カルシウムの平均粒子径
及び減量率の特数値を表5に記載する。また、炭酸カル
シウムの製造条件を表6に、炭酸カルシウムの粒子径の
特徴を表7に示す。
【0048】比較例2 比較例1で炭酸ナトリウム溶液(炭酸イオン溶液)を炭
酸アンモニウムに変更する他は同様にして光拡散用プラ
スチック添加剤を調製した。また、SEM写真及びX線
回折により観察した結果、得られた光拡散用プラスチッ
ク添加剤は、ほぼ菱面体状のカルサイト型炭酸カルシウ
ムであることが確認された。本比較例の光拡散用プラス
チック添加剤の平均粒子径及び減量率の特数値を表5に
記載する。また、光拡散用プラスチック添加剤の製造条
件及び特徴を表6及び表7に示す。
【0049】比較例3 特級試薬炭酸カルシウム(和光純薬工業株式会社製)を
用いた。本比較例の炭酸カルシウムに対してN重量%の
ステアリン酸処理を施した。また、SEM写真及びX線
回折により観察した結果、得られた光拡散用プラスチッ
ク添加剤は、ほぼ菱面体状のカルサイト型炭酸カルシウ
ムであることが確認された。本比較例の光拡散用プラス
チック添加剤の平均粒子径及び減量率の特数値を表5に
記載する。また、光拡散用プラスチック添加剤の製造条
件及び特徴を表6及び表7に示す。
【0050】比較例4 重質炭酸カルシウム(R重炭:丸尾カルシウム株式会社
製)を用いた。本比較例の炭酸カルシウムに対してN重
量%のステアリン酸処理を施した。また、SEM写真及
びX線回折により観察した結果、得られた光拡散用プラ
スチック添加剤は、不定形状のカルサイト型炭酸カルシ
ウムであることが確認された。本比較例の光拡散用プラ
スチック添加剤の平均粒子径及び減量率の特数値を表5
に記載する。また、光拡散用プラスチック添加剤の製造
条件及び特徴を表6及び表7に示す。
【0051】比較例5 液温30℃、比重1.1の石灰乳20リッタ−にCO2
濃度25%のガスを1000リッタ−/hrの流速で理
論炭酸化率の85%を導通し炭酸化を行い、本比較例5
の炭酸カルシウムを得た。さらに、得られた炭酸カルシ
ウムに対してN重量%のステアリン酸処理を施した。ま
た、SEM写真及びX線回折により観察した結果、得ら
れた光拡散用プラスチック添加剤は、10%程度消石灰
(Ca(OH)2) を含有した紡錘状のカルサイト型炭酸
カルシウムであることが確認された。本比較例の光拡散
用プラスチック添加剤の平均粒子径及び減量率の特数値
を表5に記載する。また、光拡散用プラスチック添加剤
の製造条件及び特徴を表6及び表7に示す。
【0052】
【表5】
【0053】
【表6】 x、y、z、θ1 、θ2 、M、T、Nはそれぞれ表2と
同じ。
【0054】
【表7】
【0055】比較例6〜10 比較例1〜5の光拡散用プラスチック添加剤を用いるこ
とを除き、他は実施例7〜12と同様の方法で光拡散用
プラスチック組成物を調製し、板状加工し、その光拡散
用プラスチック組成物の光学特性に関わる特数値及び評
価を表8に示した。
【0056】比較例11 比較例3の炭酸カルシウム中に黄色の着色染料(ダイヤ
レンジイエロ−HL:三菱化学株式会社製)0.05部
混合せしめる他は比較例8と同様にして光拡散用プラス
チック組成物を調製し、板状加工し、その光拡散用プラ
スチック組成物の光学特性に関わる特数値及び総合評価
を表8に示した。本比較例で得られた光拡散用プラスチ
ック組成物の光学特性は、反射光及び透過光も黄色であ
り、実施例7〜14で得られた反射光が高白色で、透過
光が黄色に発色した例とは異なるものであった。
【0057】
【表8】
【0058】
【発明の効果】叙上のとおり、本発明の光拡散用プラス
チック添加剤はプラスチック成形時の段階で凝集するこ
とがなく、実質的に粗大、凝集粒子を含有することがな
いため、良好な表面平滑性を有する光拡散用プラスチッ
ク組成物を得ることができ、さらにまた、極めて優れた
高光線透過率、高光拡散性を有し且つ従来技術では不可
能であった板自体の色目(反射光)を高白色に維持した
まま、板の光線色(透過光)が黄色に発色した柔らかい
色あるいは暖かみのある色を醸しだす光拡散用プラスチ
ックを提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−31288(JP,A) 特開 平8−59933(JP,A) 特開 平8−59934(JP,A) 特開 平5−295215(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08K 3/00 - 13/08 C08L 1/00 - 101/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 500℃における減量率が0.3〜10
    重量%であり且つ平均粒子径が0.5〜20μmである
    合成炭酸カルシウムからなる光拡散用プラスチック添加
    剤。
  2. 【請求項2】 150℃における減量率が0.05〜
    2.0重量%である請求項1記載の光拡散用プラスチッ
    ク添加剤。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の合成炭酸カルシウ
    ムからなる光拡散用プラスチック添加剤を透明プラスチ
    ックに添加してなる光拡散用プラスチック組成物。
  4. 【請求項4】 光拡散用プラスチック添加剤の添加量
    が、透明プラスチック100重量部に対し0.5〜10
    重量部である請求項3記載の光拡散用プラスチック組成
    物。
  5. 【請求項5】 光拡散用プラスチックが、(メタ)アク
    リル樹脂、スチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂及びポ
    リエステル樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種
    である請求項3又は4記載の光拡散用プラスチック組成
    物。
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