JP3146019B2 - アンテナ選択制御装置 - Google Patents
アンテナ選択制御装置Info
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Description
るダイバーシティ受信方式をとる車載用テレビ受信機等
に好適なアンテナ選択制御装置に関する。
ィ受信方式がとられているが、アンテナの切換えは各ア
ンテナの受信信号強度の大小を判定して行なうのが普通
である。
めの従来のアンテナ選択制御装置を示す。図3におい
て、1は4本の受信アンテナ、2はアンテナ切換回路、
3はチューナ、4はPIF増幅器、5は映像検波回路、
6は映像増幅回路、7は同期回路、8は制御信号発生
器、9は受信レベルサンプリングゲート、10は順次最
大レベルゲート、11はサンプリングリセット回路、1
2はレベルホールド回路、13は受信レベル比較回路、
14はレベルリセット回路、32はアンテナ選択制御回
路である。
してアンテナ選択制御回路32はアンテナ切換回路2を
動作させてアンテナ1を切換えると共に受信レベルサン
プリングゲート9を制御信号aのタイミングで開く。垂
直ブランキング期間である10H(または273H)に
は映像信号はないため、この部分の大きさはノイズと判
断できる。また、このレベルを大小反転すると、受信レ
ベルの大きさとなる。
ンプリングゲート9及び順次最大レベルゲート10に与
えられ、ゲート9でサンプリングされた受信レベルはサ
ンプリングリセット回路11を介して受信レベル比較回
路13に加えられ、またゲート10で得られたそれまで
に最も大きい受信レベルはレベルホールド回路12を介
して比較回路13に加えられる。受信レベル比較回路1
3は上記両レベルを比較し、その結果、最大レベルが更
新された場合、比較回路13の出力信号により、順次最
大レベルゲート10が開き、最大受信レベルが書き換え
られる。
らの制御信号bがサンプリングリセット回路11に与え
られることによって以前の受信レベルがリセットされ、
次の受信レベルに対して上述した比較を行なう。比較回
路13の出力信号はアンテナ選択制御回路32に送られ
る。
々に対して行ない、最終的に最大受信レベルのアンテナ
が判明すると、アンテナ選択制御回路32によりそのア
ンテナが選択され1フィールドの間固定されると共に制
御信号発生器8からの制御信号cがレベルリセット回路
14に与えられることにより比較回路13に与えられた
最大レベルはリセットされ、この動作はフィールド毎に
繰り返される。
方式は受信レベルの比較結果だけでアンテナの切換えを
行なっているため、マルチパスによるゴースト妨害の判
断はできず、ゴースト妨害が強いアンテナであっても受
信レベルが強ければこのアンテナを選択してしまう欠点
がある。特に車載用テレビ受信機においては、実際に走
行時のテレビ受信状態はマルチパスの影響によるゴース
トが目立ち低品質であるが、前記従来の方式では解決で
きない。
テレビ受信機等においてアンテナの切換えをマルチパス
量の判定結果に基づいて行なうことにより受信品質を向
上させることにある。
め、第1の発明のアンテナ選択制御装置は、複数の受信
アンテナからの出力信号のうちいずれかを選択して受信
信号を得るアンテナ選択手段と、前記出力信号の受信レ
ベルを検出するレベル検出手段と、前記出力信号に含ま
れるマルチパス成分レベルを検出するマルチパス検出手
段と、前記レベル検出手段により検出された受信レベル
の第1の基準レベルに対する大小を判定する第1の判定
手段と、前記マルチパス検出手段により検出されたマル
チパス成分レベルの第2の基準レベルに対する大小を判
定する第2の判定手段と、前記第1の判定手段及び第2
の判定手段における判定結果に基づき前記アンテナ選択
手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、
前記受信レベルが第1の基準レベル以上であり、且つ、
前記マルチパス成分レベルが第2の基準レベル以下であ
る出力信号のうち、受信レベルが最も大きい出力信号を
選択するように前記アンテナ選択手段を制御することを
要旨とする。
は、複数の受信アンテナからの出力信号のうちいずれか
を選択して受信信号を得るアンテナ選択手段と、前記出
力信号の受信レベルを検出するレベル検出手段と、前記
出力信号に含まれるマルチパス成分レベルを検出するマ
ルチパス検出手段と、前記レベル検出手段により検出さ
れた受信レベルの第1の基準レベルに対する大小を判定
する第1の判定手段と、前記マルチパス検出手段により
検出されたマルチパス成分レベルの第2の基準レベルに
対する大小を判定する第2の判定手段と、前記第1の判
定手段及び第2の判定手段における判定結果に基づき前
記アンテナ選択手段を制御する制御手段と、を備え、前
記制御手段は、前記受信アンテナからの全ての受信レベ
ルが第1の基準レベル以下である場合には、前記受信レ
ベルが最も大きい出力信号を選択するように前記アンテ
ナ選択手段を制御することを要旨とする。
波され、その検波信号に含まれる振幅変調成分が抽出し
て最大マルチパス成分の歪み量が検出されマルチパス量
が求められる。受信レベルが第1の基準値以上で、かつ
マルチパスレベルが第2の基準値以下であるアンテナが
複数検出された場合には、それらのアンテナの中で最も
受信レベルが高いアンテナを選択する。また、全てのア
ンテナにおける受信レベルが第1の基準値以下である場
合には、マルチパスレベルに関わらず、受信レベルが最
も高いアンテナを選択する。
図1は本発明による車載用テレビ受信機のアンテナ選択
制御装置の一実施例を示し、同図において図3と同一符
号は同一又は類似の回路をあらわし、更に、音声検波回
路15、SIF増幅器16、包絡線検波回路17、マル
チパスレベルサンプリングゲート18、マルチパスピー
ク間(Peak to Peak)ホールド回路19、マルチパスサ
ンプリングリセット回路20、順次最小マルチパスレベ
ルゲート21、マルチパスレベルホールド回路22、マ
ルチパス歪比較回路23、電界強度監視回路24、マル
チパス検出動作回路25、スイッチング回路26、マル
チパス歪監視回路27、受信レベル検出動作回路28、
スイッチング回路29、マルチパス計数回路30、優先
回路31を備えている。
(A)は制御信号発生回路8から各回路に出力される制
御信号(a)〜(f)を示し、同図(B)は最大歪ホー
ルドの際の各回路の出力波形を示す。
路32はアンテナ切換回路2を動作させ、4本のアンテ
ナ1を、垂直ブランキング期間のある1H間(例えば、
10H、偶数フィールドでは273H)に順次切換え
る。これにより各アンテナ1から出力される受信信号は
音声検波回路15で音声検波され、SIF増幅器16に
より増幅される。増幅器16のFM波出力にはマルチパ
ス等による振幅変調成分が含まれており、該出力を包絡
線検波回路17により包絡線検波して上記振幅変調成分
を抽出する。
成分)はマルチパスサンプリングゲート18に与えられ
るが、該ゲート18は制御信号dのタイミングで開かれ
る。従ってこのタイミング期間に入力した上記検波出力
信号の中で最も大きいマルチパス成分の歪み量(Peak t
o Peak)を夫々検出してマルチパス量をマルチパスピー
ク間ホールド回路19によってホールドする。これを受
信アンテナ1のマルチパス量とする。
回路26がオン時に、マルチパスサンプリングリセット
回路20、順次最小マルチパスレベルゲート21及びマ
ルチパス歪監視回路27に加えられる。
と、上記ゲート21を介してマルチパスレベルホールド
回路22にホールドされた、それまでに最も小さいマル
チパス歪量とが、比較回路23で比較される。比較回路
23の出力は優先回路31を介してアンテナ選択制御回
路32に加えられる。比較回路23における比較の結
果、最小マルチパス量のレベルが更新された場合は、比
較回路23の出力信号により順次最小マルチパスレベル
ゲート21が開き、比較回路23に与えられる最小マル
チパス量レベルが書き換えられる。比較が終了すると、
制御信号eがリセット回路20に与えられることによっ
て以前のマルチパス量がリセットされ、次のマルチパス
量に対して前述した比較動作が行なわれる。
なわれ、最終的にマルチパス量が最小のアンテナが選択
される。選択されたアンテナは1フィールド間固定され
ると共にレベルリセット回路14を介して比較回路23
に与えられる制御信号cによって最小マルチパス量はリ
セットされる。この動作はフィールド毎に繰り返され
る。
ない場合や、受信入力が低い場合も考慮し、上述した動
作と同時に下記の動作を行なわせると、更に好適であ
る。
るため、受信レベル及びマルチパス歪に対して各基準レ
ベルA,Bを設定し、夫々電界強度監視回路24、マル
チパス歪監視回路27に与えると共に受信レベルサンプ
リングゲート9からの受信レベルを電界強度監視回路2
4に加える。受信レベルが基準レベルAより高い場合
は、電界強度監視回路24の出力に基づいてマルチパス
検出動作回路25がスイッチング回路26をオンにする
ことによって、マルチパス量の検出を行なわせる。つま
り各アンテナの受信レベルが基準レベルAより低い弱電
界時の場合は受信レベルの高いアンテナを選択する。こ
れにより低S/N下でのマルチパス歪検出の誤動作によ
るアンテナ切換を防止できる。
て、マルチパス量による比較を行なう際、マルチパス歪
がほとんどない状態の入力が2つ以上の場合、これらの
比較は受信レベルの比較によって行なう。即ち、受信し
たマルチパス量が基準レベルBより低い場合、マルチパ
ス歪監視回路27の出力に応答して受信レベル検出動作
回路28がスイッチング回路29をオンにして受信レベ
ルの比較を行なわせる。マルチパス歪監視回路27の出
力数はマルチパス計数回路30でカウントされ、該出力
数が2つ以上の場合は、そのカウント出力で優先回路3
1が受信レベル比較回路13を選択することにより受信
レベルの高いアンテナ1を選択する。
イバーシティ受信方式の車載用テレビ受信機等におい
て、検出されたマルチパス量に基づいてアンテナの切換
えを行なうことによりゴーストの少ない画面が得られる
等受信品質が向上する。更には低S/N下でのマルチパ
ス歪の検出の誤動作の防止及びマルチパス歪がない時に
受信レベルの高いアンテナを選択することができる。
を示すブロック図である。
ミングチャート及び各出力波形図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の受信アンテナからの出力信号のう
ちいずれかを選択して受信信号を得るアンテナ選択手段
と、 前記出力信号の受信レベルを検出するレベル検出手段
と、 前記出力信号に含まれるマルチパス成分レベルを検出す
るマルチパス検出手段と、 前記レベル検出手段により検出された受信レベルの第1
の基準レベルに対する大小を判定する第1の判定手段
と、 前記マルチパス検出手段により検出されたマルチパス成
分レベルの第2の基準レベルに対する大小を判定する第
2の判定手段と、 前記第1の判定手段及び第2の判定手段における判定結
果に基づき前記アンテナ選択手段を制御する制御手段
と、を備え、 前記制御手段は、前記受信レベルが第1の基準レベル以
上であり、且つ、前記マルチパス成分レベルが第2の基
準レベル以下である出力信号のうち、受信レベルが最も
大きい出力信号を選択するように前記アンテナ選択手段
を制御すること を特徴とするアンテナ選択制御装置。 - 【請求項2】 複数の受信アンテナからの出力信号のう
ちいずれかを選択して受信信号を得るアンテナ選択手段
と、 前記出力信号の受信レベルを検出するレベル検出手段
と、 前記出力信号に含まれるマルチパス成分レベルを検出す
るマルチパス検出手段と、 前記レベル検出手段により検出された受信レベルの第1
の基準レベルに対する大小を判定する第1の判定手段
と、 前記マルチパス検出手段により検出されたマルチパス成
分レベルの第2の基準レベルに対する大小を判定する第
2の判定手段と、 前記第1の判定手段及び第2の判定手段における判定結
果に基づき前記アンテナ選択手段を制御する制御手段
と、を備え、 前記制御手段は、前記受信アンテナからの全ての受信レ
ベルが第1の基準レベル以下である場合には、前記受信
レベルが最も大きい出力信号を選択するように 前記アン
テナ選択手段を制御することを特徴とするアンテナ選択
制御装置 。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11918091A JP3146019B2 (ja) | 1991-04-23 | 1991-04-23 | アンテナ選択制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11918091A JP3146019B2 (ja) | 1991-04-23 | 1991-04-23 | アンテナ選択制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04323919A JPH04323919A (ja) | 1992-11-13 |
JP3146019B2 true JP3146019B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=14754891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11918091A Expired - Fee Related JP3146019B2 (ja) | 1991-04-23 | 1991-04-23 | アンテナ選択制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3146019B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2638474B2 (ja) * | 1994-04-12 | 1997-08-06 | 日本電気株式会社 | アンテナ自動切換装置 |
JP4693462B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2011-06-01 | 富士通テン株式会社 | ダイバシティ受信装置および方法 |
-
1991
- 1991-04-23 JP JP11918091A patent/JP3146019B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH04323919A (ja) | 1992-11-13 |
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