JP3145957U - 擬毛付き帽子 - Google Patents

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Abstract

【課題】脱毛者が自然な態様で好適に着用することができると共に、頭部に確実に保持することができる経済的で使い易い帽子を提供する。
【解決手段】帽子1は、帽子本体2とその縁部に結合される擬毛体8を備えている。上記帽子本体2は、綿糸で透視されない程度に密に編成されており、この帽子本体2の縁部6に、紐体に支持された擬毛8を有する上記擬毛体8を弾性糸11で縫着している。
【選択図】図2

Description

本考案は、帽子本体の縁部に擬毛体を設けた帽子に関し、特に癌患者が好適に使用することができる擬毛付き帽子に関する。
近年、癌患者に対する治療方法として抗癌剤を投与する方法が用いられている。しかし、この方法を用いた場合には、抗癌剤の投与によって多くの患者の頭髪の全部あるいはその大部分が抜け落ちてしまうということが起きている。そのために、特に女性にとっては精神面でのショックが大きく、しかも患者が病院内等で歩行する場合や見舞客と面会する場合等において他人の目線が大変気になり、これらの行動をすることが躊躇され、どうしても消極的、悲観的にならざるを得なかった。そこで、一般には、患者は、脱毛状態を隠すために、かつらを着用したり、帽子を着用したり、あるいはバンダナ等で頭部を覆ったりしている。
しかしながら、かつらの場合は、大変高価であるのでこれを購入するには経済的な負担が大きく、また、帽子の場合には、帽子の縁部分より頭髪の一部が自然な状態ではみ出ていないので、看者に不自然な感じを与え頭髪がないことが容易に知見されてしまい、しかも、頭髪がないので帽子が滑りやすく、そのために帽子に少々触れただけで簡単に帽子が頭部から滑り落ちてしまうことがあった。更に、バンダナを用いる場合は、頭髪部分の脹らみが見られないので看者に異様な感じを与えてしまい、頭髪がないことが直ぐに察知されてしまう虞があった。
本考案は、このような従来の問題点を解消しようとするものであって、脱毛者が自然な態様で好適に着用することができると共に、頭部に確実に保持することができる経済的で使い易い帽子を提供しようとするものである。
本考案は、透視されない程度に帽子本体の編目を密に編成し、その帽子本体の縁部に擬毛体を弾性糸を用いて結合するようにしたものである。
また、本考案は、上記帽子本体を両面編みで編成するようにしたものである。
更に、本考案は、透視され得る程度に帽子本体の編目を粗に編成し、この帽子本体の内面に木綿のガーゼ等の布地を装着して透視されないようにし、その帽子本体の縁部に擬毛体を弾性糸を用いて結合するようにしたものである。
本考案は、上記のように構成されているので、頭髪が存在しているかのような自然な態様で着用することができ、脱毛者の心理的な負担を軽減することができる。また帽子を頭部に確実に保持することができ帽子の脱落を防止することができる。更に、通気性がよい上に見栄えもよく、しかも経済的であって使い易い。
帽子本体は、綿糸、毛糸、レース糸等の編み糸を用いて棒針編みや鈎針編み、アフガン編み(両面アフガンを含む)等による輪編みなどの手法をもって編成される。また、編成の際に、編み糸でメリヤス編みやガーター編み、両面編み等によって頭部が透視されない程度に編目を密に編成したり、編み糸でざっくりと、あるいは七宝編み、長編み、方眼編み、ネット編み、シェル編み、交差編み等による透かし編みによって編目間に間隙が形成するように粗に編成したりする。なお、頭部が透視され得る程度に編目を粗に編成した場合には、その頭部が透視されないように帽子本体の内面に布地を設け、この布地を編地に縫着したり接着したりして装着する。この布地としては、綿や合成繊維、麻、絹その他の種類の布を用いることができるが、綿のガーゼ等の通気性や汗取り性のよいものを用いると蒸れることがなく、特に夏場等に好適である。
帽子本体の縁部には、紐体に天然毛(人毛や獣毛等)や人工毛(ナイロン、ビニロン、レーヨン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド等の繊維)等の擬毛が結束あるいは縫着、接着、溶着された擬毛体が結合される。この結合方法としては、ゴムカタン等の被覆ゴム糸や糸ゴム等の弾性糸を用いて帽子本体の縁部に擬毛体を縫着したり、絡めたり、編み込み等の方法が用いられる。この弾性糸は、その弾性強さに応じ頭部をあまり締めつけず、かつ頭部から抜けない程度の適度の強さを有するように1本や2本、3本等の複数本にして用いることができる。なお、この弾性糸に適宜の着色を施して帽子本体の編み糸の色に合わせたりすると、弾性糸が目立たないようになる。
上記擬毛体は、患者の頭髪の形状に合わせ巻き毛状や直毛状、縮れ毛状、編み揚げ状等に形成したものを用いることができると共に、帽子本体の縁部の全周あるいはその一部に設けることができる。
図1(表面を示す)及び図2(裏面を示す)に示す帽子1は、その帽子本体2の鉢部3が白色の綿糸4とピンク色の綿糸5を用いて両面編み(リバーシブルアフガン)による輪編みによって編成されており、この鉢部3に連続して帽子本体2の縁部6が上記ピンク色の綿糸5を用いてメリヤスアフガン編みによる輪編みによって編成されている(この縁部6は、図面上平面的に記載されているが、着用の際には外側に湾曲した状態になっている。)。なお、この実施例では、上記縁部6に接続している鉢部3の端部を編み始めとし、これよりその頂部7に向かって編成し、次いで帽子本体2の縁部6を編成するようにしているが、上記編み始めを上記縁部6の端部としたり、上記鉢部3の頂部7としたりする場合がある。
上記帽子本体2の縁部6には、図3に示すような擬毛体8が結合される。この擬毛体8は、この実施例では、細幅の紐体9に合成繊維で形成した擬毛10を結束して形成されている。なお、この場合、擬毛10はカール状に加工されている。
帽子本体2の縁部6と、擬毛体8の結合は、ゴムカタン(木綿で被覆された糸ゴム)等の弾性糸11を用いて擬毛体8を帽子本体2の縁部6に縫着することによって行っている。
図4(表面を示す)及び図5(裏面を示す)に示す帽子1は、他の例を示すもので、帽子本体2の表面の鉢部3を七宝編みしてその編目間に間隙12が形成されており、この間隙12を覆うように帽子本体2の内面にガーゼ等の布地13が逢着14されている(図5参照)。この帽子本体2の縁部6は、こま編みされその端部にピコットが設けられている。なお、この帽子本体2の縁部5の裏面にも上記図3に示すような擬毛体6が弾性糸11を介して結合されている。
上記弾性糸11として市販のゴムカタンを3本にして用いたところ、着帽中に帽子1が抜け落ちてしまうことがなく、安心して使用することができ、また、頭部を締めつける強さが丁度よいので長時間着用していても頭が痛くなることがなかった。
本考案の実施例を示す帽子の正面図である。 図1に示す帽子の裏面を表わす正面図である。 擬毛体の一部拡大正面図である。 他の例を示す帽子の正面図である。 図4に示す帽子の裏面を編目を省略して表わす正面図である。
符号の説明
2 帽子本体 6 縁部 8 擬毛体 9 紐体 10 擬毛 11 弾性糸 13 布地

Claims (5)

  1. 透視されない程度に編目を密に編成した帽子本体を有し、この帽子本体の縁部に、紐体に支持された擬毛体を弾性糸を用いて結合したことを特徴とする擬毛付き帽子。
  2. 弾性糸が被覆ゴム糸である請求項1に記載の擬毛付き帽子。
  3. 帽子本体を両面編みで編成した請求項1または2に記載の擬毛付き帽子。
  4. 透視され得る程度に編目を粗に編成した帽子本体を有し、この帽子本体の内面に布地を設け、その帽子本体の縁部に、紐体に支持された擬毛体を弾性糸を用いて結合したことを特徴とする擬毛付き帽子。
  5. 布地が木綿のガーゼである請求項4に記載の擬毛付き帽子。
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