JP3145258U - 傘 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化、紫外線遮蔽および熱遮蔽効率を高める傘を提供する。
【解決手段】傘1は、傘布2として白色のナイロン高密度繊維を採用する。高密度繊維は傘布となる素剤繊維を繰り返し加圧して高密度にし、素剤そのものの軽量化を図る。この高密度繊維よりなる傘布の表面に紫外線遮蔽および熱遮蔽の機能をもつコーティング剤3を含漬手段あるいは塗布手段によりコーティングする。コーティング剤としては紫外線遮蔽および熱遮蔽の機能をもつ、例えば、酸化チタン、特殊鉱物を主成分としたUV・熱遮蔽コーティング剤を使用する。傘布が高密度繊維よりなるからコーティング剤も密にコーティングできるため紫外線や熱のカット率を高めることができる。また、白色のナイロン高密度繊維を採用し、傘布の裏面に施された柄の視認性をアップさせて、意匠性を高める。
【選択図】図1

Description

本考案は、紫外線遮蔽および熱遮蔽機能を備えた傘に係り、特に日傘あるいは晴雨兼用傘として好適な傘に関するものである。
従前から日傘というと図4に示すような黒色の日傘が定番であったが、ファッション性に乏しい上に、白色に比べ紫外線遮断率が若干よいという程度のものであった。
また、最近では、紫外線遮蔽および熱遮蔽機能を備えた日傘あるいは晴雨兼用傘はあったが、図5〜図7に示すように、傘布へのコーティングが分厚いため、裏面に柄を施した通常の傘布(布地は防水加工した布、ナイロン地が多い)に適用しても、透過性がない上に、コーティング剤の暗い色がそのまま表面色とせざるを得ず、紫外線遮蔽および熱遮蔽機能という優れた機能が備わっていてもファッション性という面で不満があったものである。
特開2007−301235号公報
本案は、高密度繊維によりなるナイロン白色傘生地の表面を紫外線遮蔽および熱遮蔽の機能をもつコーティング剤でコーティングし、よって、軽量化、紫外線遮蔽および熱遮蔽効率を高める傘を提供することにある。
また本案は、高密度繊維によりなるナイロン白色傘生地の表面を紫外線遮蔽および熱遮蔽の機能をもつコーティング剤でコーティングするとともに、裏面には柄を施し、よって、軽量化、紫外線遮蔽および熱遮蔽効率、裏面の柄への視認性を高める傘を提供することにある。
本案に係る傘は、高密度繊維によりなるナイロン白色傘生地の表面を紫外線遮蔽および熱遮蔽の機能をもつコーティング剤でコーティングし、よって、軽量化、紫外線遮蔽および熱遮蔽効率を高めてなるものである。
また、本案に係る傘は、高密度繊維によりなるナイロン白色傘生地の表面を紫外線遮蔽および熱遮蔽の機能をもつコーティング剤でコーティングするとともに、裏面には柄を施し、よって、軽量化、紫外線遮蔽および熱遮蔽効率、裏面の柄への視認性を高めてなるものである。
本に係る傘は公知の技術と比べ以下の効果が得られ、日傘あるいは晴雨兼用傘として最適である。
(一)
この考案は傘布に白色のナイロン高密度繊維を用いるとともに、表面は紫外線遮蔽機能をもつコーティング剤でコーティングすることにより、白い日傘を実現するとともに、白色でも紫外線をカットでき、しかも傘としての軽量化を図ることができる。
(二)
またこの考案は傘布に白色のナイロン高密度繊維を用いるとともに、表面は熱遮蔽機能をもつコーティング剤でコーティングすることにより、断熱効果を高め、発汗を抑え涼しさを持続させ、肌への負担を軽減させることができる。
(三)
さらにこの考案は、白色のナイロン高密度繊維を用いるとともに、表面は熱遮蔽機能をもつコーティング剤でコーティングし、裏面には柄を施すことにより、裏側の柄の視認性が著しくアップして意匠性を高めることができる。
本案に係る傘は、白色のナイロン高密度繊維によりなる傘布の表面に紫外線遮蔽および熱遮蔽の機能をもつコーティング剤でコーティングするとともに、裏面には柄を施している。
したがって、傘の軽量化が実現できるとともに、紫外線および熱カット率を高めている。また白色のナイロン高密度繊維を使用して白い日傘を実現している。さらに、白色の傘布だから裏面に柄を施しても視認性をアップして意匠性が高めることができる。
図1は本案傘の概念図、図2は本案の傘の実施の一例を示す写真、図3は本案の傘の別の実施の一例を示す写真である。
図1において、本案に係る傘1は、傘布2として白色のナイロン高密度繊維を採用している。高密度繊維は傘布となる素剤繊維を繰り返し加圧して高密度にしたものである。繊維間が密になることで素剤そのものの軽量化が実現できる。この高密度繊維よりなる傘布の表面に紫外線遮蔽および熱遮蔽の機能をもつコーティング剤3を含漬手段あるいは塗布手段によりコーティングする。コーティング剤としては紫外線遮蔽および熱遮蔽の機能をもつものであればどのようなものを利用してもよく、例えば、酸化錫、チタン、セリウム、亜鉛などから選択されるが、この実施例では酸化チタン、特殊鉱物を主成分としたUV・熱遮蔽コーティング剤を使用している。傘布が高密度繊維よりなるからコーティング剤も密にコーティングできるため紫外線や熱のカット率を高めることができる。また、白色のナイロン高密度繊維を採用しているから、傘布の裏面に施された柄の視認性をアップさせて、意匠性を高めるものとなっている。
本案に係る傘は、考案は傘布に白色のナイロン高密度繊維を用いることにより、傘としての軽量化を図ることができるとともに、紫外線および熱カット率をより高めることができ、また、傘布に白色の高密度繊維を用いるから、裏側の柄の視認性がアップして意匠性を高めることができ、日傘あるいは晴雨兼用傘として最適である。
本案傘の概念図である。 本案の傘の実施の一例を示す晴雨兼用長傘の写真である。 本案の傘の別の実施の一例を示す晴雨兼用長傘の写真である。 従前の黒色日傘の例を示す写真である。 従前の傘布素材にコーティング剤を施した日傘の例を示す写真である。 従前の傘布素材にコーティング剤を施した日傘の例を示す写真である。 従前の傘布素材にコーティング剤を施した日傘の例を示す写真である。
符号の説明
1 傘
2 傘布
3 コーティング剤








Claims (2)

  1. 高密度繊維によりなるナイロン白色傘生地の表面を紫外線遮蔽および熱遮蔽の機能をもつコーティング剤でコーティングし、よって、軽量化、紫外線遮蔽および熱遮蔽効率を高めてなる傘。
  2. 高密度繊維によりなるナイロン白色傘生地の表面を紫外線遮蔽および熱遮蔽の機能をもつコーティング剤でコーティングするとともに、裏面には柄を施し、よって、軽量化、紫外線遮蔽および熱遮蔽効率、裏面の柄への視認性を高めてなる傘。
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