JP3145255U - 樹脂製シート状俎板 - Google Patents
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Abstract
【課題】薄いシート状俎板において、使用後の剥がし取りを容易にした樹脂製シート状俎板を提供する。
【解決手段】俎板本体部1が0.8〜5mm厚の適宜大きさであって、縁部の一部を上方に跳ね上げて摘み部2を設けることで、シート状俎板が載地面に密着していたとしても載置面から浮き上がっている摘み部2を指先で摘み上げることができる。
【選択図】図1
【解決手段】俎板本体部1が0.8〜5mm厚の適宜大きさであって、縁部の一部を上方に跳ね上げて摘み部2を設けることで、シート状俎板が載地面に密着していたとしても載置面から浮き上がっている摘み部2を指先で摘み上げることができる。
【選択図】図1
Description
本考案は、シートタイプの樹脂製俎板に関するものである。
樹脂製俎板は、種々の材質のもので形成されているが、適度の柔軟性を備えて刃物による摩耗が少なく、且つ食品の臭気の付着がないポリプロピレンと熱可塑性エラストマーを主材としたものが知られている(特許文献1:特開2002−369752号公報)。
また俎板の厚さとしては、前記特許文献1には、2〜50mm厚のものが好ましいと開示されており、また特許文献2(登録実用新案第3138144号公報)には、前記特許文献1と同様にポリプロピレンと熱可塑性エラストマーを主材とした俎板について、厚さを10〜20mm程度することが開示されている。
また使い捨て俎板として、厚さ1mm以下の樹脂シート製の俎板も知られている(特許文献3:特開2005−124897号公報)。
更に通常の俎板に重ねて使用する俎板として、特許文献4(登録実用新案第3051798号公報)に、厚さ3mm前後の物が開示されている。
食肉用、野菜用、鮮魚用のように使用対象食品ごとに使い分ける多数の俎板を、セットとすることが前記特許文献4に開示されている。このようなセットの俎板は、通常の厚さ(10〜30mm)を備えたものであれば、取り扱いに不便であることは言うまでもなく、前記の特許文献4に示されているとおり3mm以下の厚さのシート状の物が望ましい。
然し薄いシート状俎板を採用した場合には、通常の厚みの俎板に重ねて使用したり、キッチン台上に載置して使用することになる。特に俎板の安定を図るために平滑面上に載置することになる。そうした場合に、薄いシート状俎板は載置面上に密着してしまい、剥がし難く取り扱いが不便となる。
そこで本考案は、取り扱いが容易な構造の樹脂製シート状俎板を提案したものである。
本考案(請求項1)に係る樹脂製シート状俎板は、0.8〜5mm厚の適宜大きさであって、縁部の一部を上方に跳ね上げて摘み部を設けてなることを特徴とするものである。
従って平滑面上に載置して使用される樹脂製シート状俎板は、載置面に密着していたとしても、載置面から浮き上がっている摘み部を指先で摘み上げることで、シート状俎板を載置面から容易に剥ぎ取ることができる。
また本考案(請求項2)は、前記樹脂製シート状俎板において、特に全体を矩形状に形成し、角隅部分を折曲して三角形状の摘み部を設けてなるもので、もっとも一般的な形状の俎板であり、且つ摘み部も角隅にあるので使い易い。
本考案の構成は上記のとおりで、載置面上に密着させて使用する樹脂製薄いシート状俎板を簡単に載置面から引き離すことができ、使い易くなったものである。
次に本考案の実施の形態について説明する。実施形態に示した樹脂製シート俎板は、本体部1と、摘み部2を備えており、全体が矩形であり、角隅部分に摘み部2を設けたものである。
本体部1及び摘み部2は、ポリプロピレン樹脂(50〜80%)と熱可塑性エストラマー樹脂(50〜20%)を主材として型成形で一体に形成されるもので、その厚さは0.8〜5mm(好ましくは2〜3mm程度)としたものである。
特に本体部1の表面をシボ加工面に形成し、角隅部分の摘み部2は、一辺3.5cmの三角形状で、本体部1の面から約20度の傾斜で跳ね上げているものであり、更に三角形の底辺となる本体部1との境界部分には浅い凹条部3を設けて、摘み部2に上下方向への動きを許容するクッション性を有せしめたものである。
而して前記の樹脂製シート状俎板は、通常の厚さの俎板の上に重ねて敷いて使用する他、キッチン台上の平滑面に載置して使用するものであり、摘み部2が載置面よりも浮き上がっているので、摘み部2を指先で摘み上げると、シート状俎板は容易に載置面から分離させることができるものである。
尚本考案は前記の実施形態に限定されるものではなく、矩形以外の形状でも良く、その場合には、適宜側辺個所に摘み部を形成すれば良い。また摘み部も当該俎板本体を持ち上げるに十分な大きさであれば良い。
1 本体部
2 摘み部
3 凹条部
2 摘み部
3 凹条部
Claims (3)
- 0.8〜5mm厚の適宜大きさであって、縁部の一部を上方に跳ね上げて摘み部を設けてなることを特徴とする樹脂製シート状俎板。
- 全体を矩形状に形成し、角隅部分を折曲して三角形状の摘み部を設けてなる請求項1記載の樹脂製シート状俎板。
- ポリプロピレン樹脂と熱可塑性エストラマー樹脂を主材として形成すると共に、表面をシボ加工面に形成してなる請求項1又は2記載の樹脂製シート状俎板。
Priority Applications (1)
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JP2008005013U JP3145255U (ja) | 2008-07-22 | 2008-07-22 | 樹脂製シート状俎板 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008005013U JP3145255U (ja) | 2008-07-22 | 2008-07-22 | 樹脂製シート状俎板 |
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JP3145255U true JP3145255U (ja) | 2008-10-02 |
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JP2021115263A (ja) * | 2020-01-27 | 2021-08-10 | 株式会社三洋化成 | シート状まな板 |
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2008
- 2008-07-22 JP JP2008005013U patent/JP3145255U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2021115263A (ja) * | 2020-01-27 | 2021-08-10 | 株式会社三洋化成 | シート状まな板 |
JP7352052B2 (ja) | 2020-01-27 | 2023-09-28 | 株式会社三洋化成 | シート状まな板 |
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