JP3145253U - 管用のコック付き継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】管同士の接続及び液体の流路の開閉の両方の機能を具備する管用のコック付き継手を提供する。
【解決手段】接続される一方の管2の開口端に略半球状の凸球面10を有する第1の継手部1を設けると共に他方の管4の開口端に凸球面に適合して嵌合される略半球状の凹球面30を有する第2の継手部3を設ける。第1の継手部に第1の流路60を設けると共に第2の継手部に第2の流路61を設け、両流路で一方の管の管内と他方の管の管内との間を連通・遮断する開閉流路6を構成する。凹球面を凸球面に嵌合した状態で、留め着手段5により両継手部を互に周方向へのみ回動自在に留め着して一方及び他方の管を接続する。第1又は第2の継手部を回動して第1の流路と第2の流路を連通させることにより、両管内間を連通する液体流路を形成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、管同士を接続するコック付き継手に関する。さらに詳しくは、管同士を接続し、かつ、接続される一方の管の管内と他方の管の管内との間を連通・遮断する開閉流路を備えた管用のコック付き継手に関する。
従来、管同士を接続する技術として、例えば球面継手(ボールジョイント)が一般に知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
また、液体の流路を連通・遮断する技術として、例えば、入口側の管と出口側の管とを備えたコック本体の栓室(コックハウジング)内に連通孔を有する栓体(コックプラグ)を回動自在に嵌合してなるコック(二方コック)が一般に知られている(例えば、特許文献3,4参照)。
しかし、上記した従来の球面継手は管同士の接続専用であり、また、従来の上記コックは、専ら液体の流路を連通・遮断する機能だけしか有していない。
そのため、従来、管同士の接続と液体の流路の開閉の両方の機能を具備する装置等を組立てる際には、管継手とコックの両方を使用する必要がある。
特開2001−263561号公報 特開2006−307747号公報 特開2002−054752号公報 特開平10−299911号公報
本考案は上記したような実情に鑑み、管同士の接続及び液体の流路の開閉の両方の機能を具備した管用のコック付き継手を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本考案は、管同士を接続すると共に前記接続される一方の管の管内と他方の管の管内との間を連通・遮断する開閉流路を備えた管用のコック付き継手であって、
略半球状の凸球面を有し、前記一方の管の開口端に設けた第1の継手部と、
前記凸球面に適合して嵌脱自在に嵌合される略半球状の凹球面を有し、前記他方の管の開口端に設けた第2の継手部と、
前記凹球面を前記凸球面に嵌合した状態で前記第1及び第2の継手部を互に周方向へ回動自在、かつ、前記方向以外の方向への動きを規制して留め着する留め着手段と、
一端を前記一方の管の管内に開口すると共に他端を前記凸球面の先端中心から離れた部位の外側へ開口して前記第1の継手部に設けた第1の流路と、
一端側を前記他方の管の管内に連通させると共に他端側を前記第1の流路の前記凸球面側の開口端と連通可能になるように形成して前記第2の継手部に設けた第2の流路とを備え、
前記開閉流路は前記第1及び第2の流路で構成され、
前記第1又は第2の継手部を相対的に回動して前記第1の流路と第2の流路を連通させることにより、前記第1の管内と前記第2の管内との間を連通させるように構成したことを特徴とする。
なお、本考案において、「周方向」の用語は、一方の管と他方の管を直線上に配置して凹球面を凸球面に嵌合した状態において、一方の管と他方の管の軸線を同一直線上に保持したままで、第1の継手部は他方の管の軸線に対し、また、第2の継手部は一方の管の軸線に対してそれぞれ直交して周回する方向を意味する用語として用いられている。
本考案において、前記第2の流路は、前記第2の継手部の所望の部位を貫通して設けた液体流通孔で構成することができる。
また、本考案において、前記第2の流路は、前記第2の継手部の前記凹球面の所望の部位に所望方向へ向けて設けた液体流通溝で構成することもできる
本考案によれば、次のような作用効果を奏する。(1)管同士を簡単かつ良好に接続することができる。(2)凸球面に凹球面を嵌合して接続するものであるため、凸球面を凹球面に強く押し込んでも食い込むことはない。したがって、第1及び第2の継手部を互に周方向へ円滑、良好に回動することができる。(3)第1又は第2継手部を相対的に回動して第1の流路と第2の流路を連通させることにより、第1の管の管内と第2の管の管内との間に液体流路が形成されて連通し、また、前記連通状態を解除することにより、前記両管内間は遮断される。したがって、良好なコック(二方コック)機能を具備させることができる。(4)構成を簡素化すると共に装置をコンパクト化し、管同士の接続及び液体の流路の開閉の両方の機能を具備したコック付き継手を提供することができる。
以下、図面を参照して本考案の管用のコック付き継手の最良の実施形態の一例について説明する。
図1は本考案の一実施形態の管用のコック付き継手を示す図であって、同図(a)は留め着手段を装着する前の前記継手の構成を概略的に示す縦断面図、同図(b)は留め着手段を装着した状態の前記継手の構成を概略的に示す縦断面図、同図(c)は同図(a)の前記継手の構成において、開閉流路を遮断した状態の構成を概略的に示す説明図であり、図2は図1の前記継手の構成部材を示す図であって、同図(a)及び同図(b)は一方の管及び第1の継手部の構成を概略的に示す縦断面図(a)と平面図(b)、同図(c)及び同図(d)は他方の管及び第2の継手部の構成を概略的に示す縦断面図(c)と平面図(d)、図3は図1の前記継手に採用した留め着手段を示す図であって、同図(a)は第1のネジ部材の構成を概略的に示す平面図、同図(b)は同図(a)のA−A線断面図、同図(c)は第2のネジ部材の構成を概略的に示す平面図、同図(d)は同図(c)のB−B線断面図である。
上記図1〜図3において、この実施形態(実施形態1)の管用のコック付き継手は、接続される一方の管2に設けた第1の継手部1と、他方の管4に設けた第2の継手部3と、留め着手段5とを備える。
第1の継手部1は、第1の管2の外径より大径に形成した略半球状の凸球面10を有し、管2の一方の開口端に固定して設けてある。実施形態1の継手部1は管2と一体成形して設けてある。
第2の継手部3は、凸球面10に適合して嵌脱自在に嵌合される略半球状の凹球面30を有し、管4の一方の開口端に固定して設けてある。実施形態1の継手部3は管4と一体成形して設けてある。第2の継手部3は、外周に沿って突設した環状フランジ31を備える。フランジ31の両面(図1において上下面)は平滑ないし平坦面に形成されている。
実施形態1の第1の継手部1は、凸球面10の基端面11を凹球面の開口端面から若干突出させて凸球面10を凹球面30に嵌合するように構成してある。基端面11を開口端面から突出させる寸法は適当に決定し得るものであるが、例えば、約1mm〜約1.5mm程度を挙げることができる。但し、上記範囲内に限定するものではない。前記基端面は平滑ないし平坦面に形成されている。
第1の継手部1は、第1の流路60を備えている。前記流路60は、一端を一方の管2の管内20(管2の内部)へ開口すると共に他端を凸球面10の先端中心(図1において下端中心)から適当な距離だけ離れた部位に位置させて凸球面10の外側へ開口して継手部1に設けた適当な径の孔で構成されている。この実施形態1の前記流路60は、一方の管2の軸線に対して約45度の角度を付与して継手部1に設けた貫通孔で構成されている。
第2の継手部3は、一端側を他方の管4の管内40(管4の内部)に連通させると共に他端側を前記流路60の凸球面側の開口端と連通可能になるように形成して設けた第2の流路61を備えている。この実施形態1の前記流路61は、第2の継手部3の適当な部位を貫通して設けた液体流通孔で構成されている。
前記第1の流路60と第2の流路61とにより、一方の管2の管内20と他方の管4の管内40との間を連通・遮断する開閉流路6が構成されている。これにより、凹球面30を凸球面10に嵌合した状態で、第1又は第2の継手部1,3を相対的に周方向へ回動して第1の流路60と第2の流路61を連通させることにより、第1の管2の管内20と第2の管4の管内40との間に液体流路が形成されて連通する(図1(a),(b)参照)。
また、上記状態において、第1又は第2の継手部1,3を相対的に周方向へ回動して前記流路60と流路61の連通状態を解除することにより、図1(c)に示すように、両管内20,40間は遮断される。なお、第1及び第2の継手部1,3は凸球面と凹球面とを摺接した状態で回動する。
前記一方及び他方の管2,4、第1及び第2の継手部1,3の構成素材は特に限定するものではなく、利用分野や用途等に応じて任意の素材を選択できるものであるが、例えば、ガラス材,ステンレスやアルミ合金その他の金属材、或いはプラスチック材等を採用できる。
前記留め着手段5は、凹球面30を凸球面10に嵌合した状態で、第1及び第2の継手部1,3を互に周方向へ回動自在、かつ、周方向以外の方向への動きを規制して両継手部1,3を留め着するものである。実施形態1の留め着手段5は、第1のネジ部材50と第2のネジ部材51とで構成されている。第1及び第2のネジ部材50,51の構成素材は特に限定するものではないが、例えば、アルミ合金その他の金属、或いはプラスチック材等を採用できる。
前記、第1のネジ部材50は、適当な大きさの円板状に形成した天板52と、外周面に雄ネジ溝53aを刻設し、天板52の一方の面に天板52と一体成形して突設した適当な径及び長さの雄ネジ筒53とを備えている。ネジ筒53の先端(図3(c)において下端)は開口されている。ネジ筒53は、第2の継手部3の環状フランジ31に嵌合し得る内径を有している。また、ネジ筒53の長さは前記フランジ31の肉厚の寸法等に対応して設定される。実施形態1のネジ筒53はフランジ31の肉厚より幾分短めの長さに設定して形成されている。
前記天板52は、天板52の略中心部から周縁部にかけて設けた係合用の切欠き溝54を備える。前記溝54の溝巾は第1の管2を係入し得るサイズに形成されている。また、前記溝54の基端側(天板52の中央部側)は第1の管2の外径と対応する半円形状に形成されている。前記ネジ筒53には、前記溝54と対応する部位に位置させて、前記溝54と同巾の切欠き部55がネジ筒53の基端(天板52側端)から先端にかけて設けてある。これにより、第1のネジ部材50は、前記溝54及び切欠き部55を通じて第1の管2を係入し、ネジ筒53をフランジ31に嵌合し得るように構成してある。
前記第2のネジ部材51は、前記ネジ筒53の外径と対応する内径を有し、内周面に雄ネジ溝53aに螺合する雌ネジ溝56を刻設した一端開口の有底の雌ネジ筒57を備える。ネジ筒57の底板58の中央部には適当な大きさの円孔59が形成されている。円孔59の大きさは適当に設定し得るものであるが、フランジ31の径より小径に形成される。第2のネジ部材51は円孔59を通して他方の管4を貫挿し、その状態で雌ネジ筒57を雄ネジ筒53に螺合される。
実施形態1の留め手段5は上記のように構成され、図1(b)に示すように、第1の継手部1の凸球面10に第2の継手部3の凹球面30を嵌合し、その状態で雌ネジ筒57を雄ネジ筒53に螺合して適当な強さで締め付けて天板52の内側面(図1(b)において下面)を凸球面10の基端面11に当接すると共に底板58の内側面(図1(b)において上面)をフランジ31の後面(図1(b)において下面)に当接する。これにより第1及び第2の継手部1及び3は、互に周方向へ回動自在、かつ、周方向以外の方向への動きを規制して留め着され、一方の管2と他方の管4を接続する。なお、雌ネジ筒57の上記締め付けは、第1及び第2の継手部1,3の前記回動を障害しない程度の強さで行なう。
上記のように、第1及び第2の継手部1,3を留め着して両管2,4を接続した状態において、第1又は第2の継手部1,3を相対的に回動して第1の流路60と第2の流路61を連通させることにより、第1の管2の管内20と第2の管4の管内40との間に液体流路が形成されて連通する(図1(a),(b)参照)。
また、上記状態において、第1又は第2の継手部を相対的に周方向へ回動して前記流路60と流路61との連通状態を解除することにより、図1(c)に示すように、両管内20,40間は遮断される。したがって、管内20と管内40との間を連通・遮断する開閉コック(二方コック)が構成される。
本考案のコック付き継手は、第1の継手部1に設けた第1の流路60の位置及び第2の流路61の位置をそれぞれ示す指標7,8(めじるし)を備える。前記指標7,8は所望の部位に任意の手段で構成できる。実施形態1の第1の流路60の位置を示す指標7は、一方の管2の外周面の第1の流路60を形成した位置と一致させた部位に位置させて設けた凸部で構成されている。また、第2の流路61の位置を示す指標8は、他方の管4の外周面の第2の流路61を形成した位置と一致させた部位に位置させて設けた凸部で構成されている。上記のように、指標7,8を設けることにより、第1及び第2の流路の位置を外部から容易かつ正確に確認することができる。前記第1又は第2の継手部を相対的に回動して前記両指標を一致させることにより、前記第1及び第2の流路60,61は連通する。
実施形態1は上記のように構成され、上述したように管同士の接続及び液体の流路の開閉の両方の機能を具備する。この実施形態1は、それ自体でそのまま各種分野のコック付き継手として、或いは各種分野の装置等の構成部材として使用される。以下、その使用例ないし適用例の一例について説明する。
図4は、実施形態1の前記継手を適用して構成した管用のコック付き継手の使用例(使用例1)の一例を示す説明図である。
使用例1は、一方の管2で入口側(又は出口側)の口管を形成すると共に他方の管4で出口側(又は入口側)の口管を形成して管用のコック付き継手を構成したものである。この継手は各種分野において、管用のコック付き継手として使用し得るものである。なお、図4には、留め着手段5は開示していないが、前記と同様に留め着手段5を用いて第1及び第2の継手部1,3を留め着するものである。
図5は、実施形態1の前記継手を理化学装置に適用した使用例(使用例2)の一例を示す説明図である。
使用例2は、第1の継手部1の一方の管2をフラスコ100の底部に溶接等で固着して、前記管2でドレイン付きフラスコのドレイン口管2bを形成すると共に他方の管4で排出管4bを形成してドレイン付きフラスコ装置を構成したものである。この使用例2においては、指標7はフラスコ100の外周面に設けてある。また、排出管4bを第2の流路61を形成した位置と一致する方向へ向けて湾曲させ、この排出管4bの湾曲方向の向きによって指標8を構成してある。
図5には、留め着手段5は図示していないが、使用例2においても前記と同様に留め着手段5を用いて第1及び第2の継手部1,3を留め着するものである。
なお、上記した実施形態1の管用のコック付き継手の適用ないし使用例は一例として開示したもので、上記に限定するものではなく、上記以外の各種分野に広く適用して使用できること勿論である。この点については後述する各実施形態の管用のコック付き継手においても同様である。
図6は、本考案の他の実施形態(実施形態2)管用のコック付き継手の示す図であって、同図(a)は留め着手段を装着する前の前記継手の構成を概略的に示す縦断面図、同図(b)は留め着手段を装着した状態の前記継手の構成を概略的に示す説明図である。
この実施形態2の管用のコック付き継手において、実施形態1で既に説明した構成と共通する構成部等には同一符号を付して説明を省略する。この点については後述する各実施形態の管用のコック付き継手においても同様である。
実施の形態2の前記継手は、第1の継手部1の構成に特徴がある。即ち、実施形態2の継手部1は、凹球面30の基端に前記環状フランジ31と同径の環状フランジ12を有している。また、この実施の形態2の第2の継手部3の前記環状フランジ31Aは、実施形態1の第2の継手部3の環状フランジ31に比べて肉薄(約半分の肉厚)に形成してある。
実施形態2は、留め着手段5の第1のネジ部材50の天板52の内側面(図6(b)において下面)を前記フランジ12の基端面(図6(b)において上面)に当接して雌ネジ筒57を雄ネジ筒53に螺合する。そして、実施形態1と同様に、第1及び第2の継手部1及び3を互に周方向へ回動自在になるよう適当な強さで締め付けて両継手部1,3を留め着し、一方の管2と他方の管4を接続するものである。この実施形態2においては、前記フランジ12は両継手部1,3の周方向以外の動きを規制する役目をなしている。他の構成は実施形態1と同様である。
実施の形態2の管用のコック付き継手は上記したように構成され、実施形態1と同様に使用される。これにより、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
図7は、本考案のさらに他の実施形態(実施形態3)の管用のコック付き継手の構成を概略的に示す縦断面図である。なお、図7には留め着手段5は開示してないが、前記と同様に留め着手段5を用いて第1及び第2の継手部1及び3を留め着するものである。
実施形態3は、実施の形態2の第1の継手部1の前記フランジ12に代え、前記フランジ31と同径の円板13aの中央部に、一方の管2の外径と対応する大きさの丸孔を形成した円形リング状の座板13を有している。前記座板13は一方の管2に嵌合してある。そして、実施形態3は、第1のネジ部材50の天板52の下面を座板13の上面に当接して雌ネジ筒57を雄ネジ筒53に螺合し、前記と同様に締め付けて両継手部1,3を留め着し、一方の管2と他方の管4を接続するものである。この実施形態3においては、前記座板13は前記フランジ12と同様の役目、即ち、両継手部1,3の周方向以外の動きを規制する役目をなしている。他の構成は実施形態1と同様である。
実施形態3の管用のコック付き継手は上記のように構成され、実施形態1と同様に使用される。これにより、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
図8は本考案のさらに他の実施形態(実施形態4)の管用のコック付き継手を示す図であって、同図(a)は留め着手段を装着する前の前記継手の構成を概略的に示す縦断面図、同図(b)は留め着手段を装着した状態の前記継手の構成を概略的に示す説明図、図9は図8(a)のC−C線断面図、図10は図8に示す一方の管及び第1の継手部の構成を概略的に示す平面図(a)と、他方の管及び第2の継手部の構成を概略的に示す平面図、図11は図8の前記継手に採用した留め着手段の構成を概略的に示す平面図(a)と側面図(b)である。
実施形態4は第1の継手部1の第1の流路、第2の継手部3の第2の流路及び留め着手段の構成に特徴がある。実施形態4の第1の流路62は、一端を一方の管2の管内20へ開口して管2と同軸上に設けた直線流路62aと、この流路62aと連通して設けた傾斜流路62bとで形成してある。傾斜流路62bの先端は凸球面10の外側へ開口してある。
実施形態4の第2の流路63は、第2の継手部3の凹球面30の壁面に設けた液体流通溝で構成されている。前記第2の流路63は、一端側を他方の管4の管内40に連通させると共に他端側を第1の流路62の傾斜流路62bの開口端と連通可能になるように設定して凹球面30に設けてある。この実施形態4の前記開閉通路6は、前記流路62a,62bで形成した第1の流路62と前記液体流通溝で形成した第2の流路63とで構成されている。
実施形態4の留め着手段5Aは、図11に詳細に示すように、一対の挟持板70,71を備える。両挟持板70,71は、操作用の基板部70a,71aと、この基板部70a,71aから延設され、先端を開放して概略U字状に形成した挟持用の押え板部70b,71bとを有している。
前記両挟持板70,71は、基板部70a,71aの先端側(押え板部70b,71b側)の両端に相対向して設けた取付片72,72、73,73を備える。両挟持板70,71は取付片72,72、73,73を介して軸74により、図11の仮想線で示すように、互に軸74を支点として揺動自在に枢着されている。
留め着手段5Aは、両挟持板70,71の押え板部70b,71bが軸74を支点として閉じる方向へ揺動するように付勢したバネ75を備える。図8(b)及び図11(b)において、76は一方の挟持板(図示では70)の基板部70aの内側面に回動自在に設けたネジ管、77は他方の挟持板(図示では71)の基板部71aの内側面に、ネジ管76と螺合すると共に基板部71aに固着して設けたネジ棒を示す。前記ネジ管76を正逆回動することにより、両押え板部70b,71bを開閉方向に揺動するように構成してある。
実施形態4の留め着手段5Aは上記構成を具備し、凹球面30を凸球面10に嵌合した状態で、両押え板部70b,71bで第1の継手部1の環状フランジ12と第2の継手部3の環状フランジ31を挟持させる。そして、ネジ管76を回動して適当な強さで前記両フランジ12,31を押え付けて第1及び第2の継手部を互に周方向へ回動自在に留め着し、一方の管2と他方の管4を接続するものである。この実施形態4においては、実施形態2と同様に、前記フランジ12は両継手部1,3の周方向以外の動きを規制する役目をなしている。他の構成は実施形態1(但し、環状フランジ12については実施形態2)と同様である。
実施形態4の管用のコック付き継手は上記のように構成され、実施形態1と同様に使用される。これにより、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
図12は、本考案のさらに他の実施形態(実施形態5)の管用のコック付き継手の構成を概略的に示す縦断面図である。なお、図12には留め着手段5Aは開示していないが、実施形態4と同様に留め着手段5Aを用いて第1及び第2の継手部1及び3を留め着するものである。
実施形態5は、実施形態3の前記座板13と同一構成の座板13を備える。また、第1の流路60は実施形態1の第1の流路60と同一に構成されている。さらにまた、第2の流路63は実施形態4の第2の流路63同様に液体流通溝で構成されている。
実施形態5は、実施形態4と同様に留め着手段5Aの両押え板部70b,71bで座板13と第2の継手部3の環状フランジ31を挟持させる。そして、前記と同様にネジ管76を回動して第1及び第2の継手部を互に周方向へ回動自在に留め着し、一方の管2と他方の管4を接続するものである。前記座板13は実施形態3の前記座板13と同様の役目をなす。他の構成は実施形態1と同様である。
実施形態5の管用のコック付き継手は上記のように構成され、実施形態1と同様に使用される。これにより、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
なお、上述した実施形態では、留め着手段として、二種類の構成の留め着手段5と5Aを開示したが、この留め着手段は一例として開示したもので、図示の構成以外の他の任意の構成に任意に変更可能なこと勿論である。要は第1及び第2の継手部1及び3を周方向へ回動自在に留め着し得るように構成すればよいものである。
また、上記した各実施形態の管用のコック付き継手は一例として開示したもので、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載の技術思想を越脱しない範囲において任意に変更可能なものである。
本考案の一実施形態の管用のコック付き継手を示す図であって、同図(a)は留め着手段を装着する前の前記継手の構成を概略的に示す縦断面図、同図(b)は留め着手段を装着した状態の前記継手の構成を概略的に示す縦断面図、同図(c)は同図(a)の前記継手の構成において、開閉流路を遮断した状態の構成を概略的に示す説明図である。 図1の前記継手の構成部材を示す図であって、同図(a)は一方の管及び第1の継手部の構成を概略的に示す縦断面図、同図(b)は同じく平面図、同図(c)は他方の管及び第2の継手部の構成を概略的に示す縦断面図、同図(d)は同じく平面図である。 図1の前記継手に採用した留め着手段を示す図であって、同図(a)は第1のネジ部材の構成を概略的に示す平面図、同図(b)は同図(a)のA−A線断面図、同図(c)は第2のネジ部材の構成を概略的に示す平面図、同図(d)は同図(c)のB−B線断面図である。 図1の前記継手を適用して構成される管用のコック付き継手の使用例の一例を示す説明図である。 図1の前記継手を適用した理化学装置の構成の一例を概略的に示す説明図である。 本考案の他の実施形態の管用のコック付き継手を示す図であって、同図(a)は留め着手段を装着する前の前記継手の構成を概略的に示す縦断面図、同図(b)は留め着手段を装着した状態の前記継手の構成を概略的に示す説明図である。 本考案のさらに他の実施形態の管用のコック付き継手の構成を概略的に示す縦断面図である。 本考案のさらに他の実施形態の管用のコック付き継手を示す図であって、同図(a)は留め着手段を装着する前の前記継手の構成を概略的に示す縦断面図、同図(b)は留め着手段を装着した状態の前記継手の構成を概略的に示す側面図である。 図8(a)のC−C線で切断し、その構成を概略的に示す説明図である。 図8(a)に示す前記継手を示す図であって、同図(a)は一方の管の構成を概略的に示す平面図、同図(b)は同じく他方の管の構成を概略的に示す平面図である。 図8の前記継手に採用した留め着手段を示す図であって、同図(a)は前記留め着手段の構成を概略的に示す平面図、同図(b)は同じく側面図である。 本考案のさらに他の実施形態の管用のコック付き継手の構成を概略的に示す縦断面図である。
符号の説明
1 第1の継手部
2 一方の管
3 第2の継手部
4 他方の管
5 留め着手段
6 開閉流路
10 凸球面
30 凹球面
60 第1の流路
61 第2の流路

Claims (3)

  1. 管同士を接続すると共に前記接続される一方の管の管内と他方の管の管内との間を連通・遮断する開閉流路を備えた管用のコック付き継手であって、
    略半球状の凸球面を有し、前記一方の管の開口端に設けた第1の継手部と、
    前記凸球面に適合して嵌脱自在に嵌合される略半球状の凹球面を有し、前記他方の管の開口端に設けた第2の継手部と、
    前記凹球面を前記凸球面に嵌合した状態で前記第1及び第2の継手部を互に周方向へ回動自在、かつ、前記方向以外の方向への動きを規制して留め着する留め着手段と、
    一端を前記一方の管の管内に開口すると共に他端を前記凸球面の先端中心から離れた部位の外側へ開口して前記第1の継手部に設けた第1の流路と、
    一端側を前記他方の管の管内に連通させると共に他端側を前記第1の流路の前記凸球面側の開口端と連通可能になるように形成して前記第2の継手部に設けた第2の流路とを備え、
    前記開閉流路は前記第1及び第2の流路で構成され、
    前記第1又は第2の継手部を相対的に回動して前記第1の流路と第2の流路を連通させることにより、前記第1の管内と前記第2の管内との間を連通させるように構成した、
    ことを特徴とする、管用のコック付き継手。
  2. 前記第2の流路は、前記第2の継手部の所望の部位を貫通して設けた液体流通孔で構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の管用のコック付き継手。
  3. 前記第2の流路は、前記第2の継手部の前記凹球面の所望の部位に所望の方向に向けて設けた液体流通溝で構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の管用のコック付き継手。
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