JP3144860U - 収納容器。 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁力を利用してキャップの開閉操作のいらない収納容器を提供する。
【解決手段】基台2に設けられた第1磁石6と、収納容器保持具4に設けられた第2磁石9との吸引力によって、基台2に収納容器保持具4が吸着し、保持可能であるように構成してある。収納容器保持具4が、基台2に吸着して収納状態にあるときは、基台2が収納容器保持具4のキャップの役目をはたし、使用時には外す方向に加力すれば、簡単に外すことが出来る。又、直ぐに底面を持てるため、持ち替えなしで素早く使え、使い易くキャップの開閉操作のいらない収納容器を提供するものである。
【選択図】図6

Description

本考案は、磁力を利用してキャップの開閉操作のいらない収納容器に関する。
近年磁力や、磁石を利用した種々の商品が開発されている。磁力は、例えばモーター、電磁弁、健康器具等に用いられる他、医療分野、教育分野、交通手段にも利用されており、更に今後もその利用拡大が見込まれている。
収納容器等の分野に於いても、様々なタイプの磁力を利用した容器が作られている。収納容器は物を出し入れする都合上、蓋が必要な場合も多いが、その蓋を閉じる方法として、磁力を用いる方法は一般的である。
例えば、調味料容器などを使う場合、厨房周辺に於いては、忙しくて片手や両手が塞がり、キャップを開ける作業が煩わしかったりする。
また、火を使っている場合などでは、キャップを開ける時間さえ惜しかったりする。
上記の課題を解決すべく、本考案は以下の構成を提供する。
請求項1に係る考案は、基台と、該基台がキャップの役目を果たし、内容物を収納可能な収納容器保持具と、前記基台に配設され中央部に貫通孔のある第1磁石と、前記収納容器保持具に配設され前記第1磁石と対向する位置に設けられた第2磁石と、を有し、前記第1磁石と第2磁石との吸引力によって前記基台に前記収納容器保持具が吸着して磁力保持可能に構成されていることを特徴とする収納容器を提供するものである。
本考案の請求項1の考案によれば、基台がキャップの役目を果し、又、磁力を利用して収納容器保持具を中空に浮かした状態で保管できるため、衛生的でキャップの開閉操作のいらない収納容器を提供することができる。
実施例を示した図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を説明する。尚、説明の都合上、後に説明する実施例に於いて、先に説明した実施例と同一構成部分については同一符号を付してその説明を省略する。
図1は、第1磁石6と第2磁石9の相関関係を示した図である。第2磁石9の直径は第1磁石6の内径より小さくしてある。磁極の向きは、SS(NN)を向かい合わせにして接近させると、第1磁石6のリング内に第2磁石9が略平行に吸い込まれ、側面に一部が接触して吸着する。14は空洞である。
第2磁石9もリング磁石を使用するが、詳しくは後の図5〜6、の説明時に述べる。又、貫通孔のない磁石を使用しても磁力作用は変わらない。
例えば、第1磁石6と第2磁石9の大きさを同じにした場合、反発力(SS、NN)しか作用しない。
しかし、第2磁石9の外形を小さくして行き、第1磁石6の内径に近づくにつれ、吸引力の作用が段々強くなり、第1磁石6の貫通孔14内に第2磁石9が吸着するようになる。
尚、図1で示した第1磁石6と第2磁石9の一対を「一組の磁石」という。
本実施例に於いては、三対「三組の磁石」を使用し、3つの収納容器保持具4を装着する形態で説明するが、磁石の組数は必要に応じて変更できる事はいうまでもない。
さて、図2は本考案による第1実施例の収納容器1の全体斜視図であるが、キャップ体13は支柱5を介して、支持台3に繋がり卓上などに設置して使用する。収納容器保持具4はキャップ体13に吸着固定されている。
図3は、第1実施例の収納容器保持具4を外し、磁石の位置を示した形態での基台2(以後、収納容器保持具4を外した形態をいう)の正面図である。8は収納容器保持具4を吸着させ固定させる接触面であり、第1磁石6の内側は収納容器保持具4の一部を蓋うための挿入孔7であり内部は空洞か凹面である。
図4は、第1実施例の磁石の位置を示した基台2の上面図である。
図5は、第1実施例の第2磁石9の位置を示した収納容器保持具4の斜視図であるが、射出口補助部11を介して、射出口10より内容物を外部へ降りかける。12は内容物を入れるための収納蓋である。
第2磁石9にリング状磁石を使用するのは、リング内を内容物が通るようにすると、出し入れに都合が良いためである。
また、磁石は種類によって腐食し易く、内容物が液体だったり、水分に触れる可能性がある場合は、表面を防水コーティングする必要があるかもしれない。
さて、使用方法であるが、図2に於いて収納容器保持具4を基台2に収納する場合、単にキャップ体13の挿入口7付近へ、収納容器保持具4を近付けると、吸い込まれるように吸着し、キャップ体13の接触面8と収納容器保持具4の接触面8とが接触して射出口10を蓋い、密閉した状態で固定することができる。
収納容器保持具4を使う場合は、下に引くか外す方向に力を加えれば、外すことができる。
尚、第1磁石6、第2磁石9とも、磁石の固定位置は、各部材の外側でも内部でも、磁力は働くので、都合の良い位置に固定して使用する。
図6は、第1磁石6と第2磁石9の吸引力によって、基台2に収納容器保持具4が保持された形態での部分断面図である。第2磁石9が第1磁石6に、完全に吸引される直前に、基台2の接触面8と収納容器保持具4の接触面8が、接触するように構成することで、密閉された状態で保持することが出来る。
図7は、第2磁石9に円柱磁石を使用する形態での収納容器保持具4と、基台2の部分断面図である。第2磁石9は収納容器保持具4の中心部、底面から支柱5を介して上方、先端部に固着されている。収納容器保持具4を外した場合、上方の全面が開口部15である。
図8は、挿入孔の側面に吸着保持させて、使用する形態での部分断面図である。収納容器保持具4は外形の一部が基台2に接触して保持されている。第2磁石9はリング磁石である。
図9は、第1磁石6と第2磁石9の磁極を逆(SN)にして、使用する方法での部分断面図である。尚、第1磁石6と第2磁石9の大きさは、略同じであり直接、磁極同士(SN)を吸着させ使用する。第2磁石9はリング磁石である。
図10は、第2実施例の全体斜視図である。基台2と収納容器保持具4で構成する。収納容器保持具4は、第1実施例の図5と同様である。
基台2は、側面または上面等を壁などにネジ、釘、接着剤など、何らかの接続材で固定して使用する。
尚、基台2は前記第1実施例と同様に、支柱、支持台、を取り付け卓上などで使用する事もできる。図11は、第2実施例の、磁石の位置を示した基台2の正面図である。
本実施例で示した収納容器保持具の内容物は、食用に限らず収納容器として機能する内容物であれば、使用できる事はいうまでもない。
本考案による磁石の相関関係を表した図である。 本考案による第1実施例の、収納容器の全体斜視図である。 本考案による第1実施例の、基台の正面図である。 本考案による第1実施例の、磁石の位置を示した基台の上面図である。 本考案による第1実施例の、磁石の位置を示した基台の斜視図である。 本考案による磁石の使用例を示した、収納容器保持具と基台の部分断面図である。 本考案による円柱磁石を使用した形態での、収納容器保持具と基台の部分断面図である。 本考案による磁石を側面吸着させる形態での、収納容器保持具と基台の部分断面図である。 本考案による第1磁石と第2磁石の、磁極の向きを逆方向にした形態での収納容器保持具と基台の部分断面図である。 本考案による第2実施例の収納容器の全体斜視図である。 本考案による第2実施例の磁石の位置を示した基台の正面図である。
符号の説明
1.収納容器
2 基台
3.支持台
4.収納容器保持具
5.支柱
6.第1磁石
7.挿入孔
8.接触面
9.第2磁石
10.射出口
11.射出口補助部
12.収納蓋
13.キャップ体

Claims (1)

  1. 基台と、該基台がキャップの役目を果たし、内容物を収納可能な収納容器保持具と、
    前記基台に配設され中央部に貫通孔のある第1磁石と、前記収納容器保持具に配設され前記第1磁石と対向する位置に設けられた第2磁石と、を有し、
    前記第1磁石と第2磁石との吸引力によって前記基台に前記収納容器保持具が吸着して磁力保持可能に構成されていることを特徴とする収納容器。
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