JPWO2018164215A1 - 綿棒取り出し具 - Google Patents

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Abstract

綿棒を蓋のついた筒状の容器から衛生的に取り出すことができ、綿棒を入れる容器内に格納、あるいは、蓋に取り付ける、あるいは、蓋の上に載置することができる綿棒取り出し具を提供する。綿棒取り出し具(1)は、綿棒(8)を持ち上げることのできる持上部(12)と、綿棒収納容器(9)の蓋(91)に取り付けることのできる取付部(13)、又は蓋(91)に載置できる支持部(22)とを有し、使用時、蓋(91)を容器本体(92)から取り外した状態で操作することにより、綿棒(8)をつかみ、持ち上げる。

Description

本発明は、綿棒取り出し具、並びにそれを備えた綿棒収納容器用の蓋、及び綿棒収納容器に関する。
綿棒は、医療機関だけでなく日常生活において頻繁に用いられる衛生機材である。その綿棒は、耳、瞼、眉、傷口などを、清掃したり、吸水、保水、薬物や化粧品の塗布にも用いられる。
指で綿棒の綿球部分を微生物汚染すると、接触感染が問題となる。その微生物としては、外耳道では外耳道炎を起こす黄色ブドウ球菌、真菌、緑膿菌などが、目では、ものもらい(麦粒腫)、結膜炎を起こすウイルスなどが、病院などでは傷口から入る薬剤耐性菌などが危険性である。これらの感染を防ぐためには、綿棒の綿球部分に指が触れないことが重要である。
そのため、綿棒の個別包装などの工夫がなされているが、個別包装のものは、費用もかかり、使ったのちに袋が廃棄物として残る欠点がある。
容器に複数詰められた綿棒を一本だけ、綿球部分に指をつけずに取り出すことは、ピンセットなどを用いれば可能である。ピンセットは清潔に取り出す道具として利用できるが、清潔な状態でピンセットの置き場所を設けることは別な装置を必要とする。
特別な容器形状として、蓋に短い円柱パイプ状の空洞があり、蓋を閉める際に、そこに綿棒が突き刺さるように蓋を閉め、次に蓋を開けたときに綿棒が一本だけ持ち上がることで、手を触れずに綿棒を取り出すものが公知である(特許文献1)。しかし、この容器では、綿棒がしっかりと立った状態でないと上から押してもキャッチできず、その問題を解決するために綿棒収納容器内に仕切り板を設置する方法がとられている。しかし、仕切り板があっても、綿棒の残量が少なくなると、円柱パイプ状の取り出し具では取り出すことが困難となる。
特開2012−144295号公報
本発明の課題は、綿棒を蓋のついた筒状の容器から衛生的に取り出すことのできる取り出し具で、綿棒を入れる容器内に格納、あるいは、蓋に取り付ける、あるいは、蓋の上に載置することができるものを提供することにある。
前記課題は、本発明による、
[1]綿棒を持ち上げることのできる持上部と、綿棒収納容器の蓋に取り付けることのできる取付部、又は蓋に載置できる支持部とを有し、使用時、容器本体から取り外した状態で操作することにより、綿棒をつかみ、持ち上げることのできる、綿棒取り出し具、
[2]前記取付部が、綿棒収納容器の蓋の外側に取り付けることのできる取付部である、[1]の綿棒取り出し具、
[3]軸部の一方の端部に、前記持上部を有し、前記軸部のもう一方の端部に、前記取付部を有し、綿棒収納容器の蓋の内側に取り付け可能な、[1]の綿棒取り出し具、
[4]前記取付部が、綿棒収納容器の蓋を貫通するように取り付けることのできる取付部である、[1]の綿棒取り出し具、
[5][1]〜[4]のいずれかの綿棒取り出し具を取り付けた、蓋、
[6][5]の蓋と、綿棒収納容器本体とからなる、綿棒収納容器、
[7]前記支持部が、綿棒収納容器の蓋に設ける開口部を覆うことのできる平板からなる支持部である、[1]の綿棒取り出し具、
[8][7]の綿棒取り出し具と、開口部を有する蓋との組合せからなる、綿棒収納容器用上蓋セット、
[9][8]の綿棒収納容器用上蓋セットと、綿棒収納容器本体とからなる、綿棒収納容器
により解決することができる。
本発明によれば、容器内に複数入っている綿棒から使用する綿棒だけを衛生的に取り出すことができる。特に、すべての綿棒の綿の部分に指を触れずに、容易に綿棒を取り出すことができる。また、綿棒収納容器に、仕切り板など、特別な構造を設ける必要がなく、更には、非使用時には、綿棒収納容器内に格納できるか、あるいは、蓋と一体化しているか、あるいは、蓋の上に載置できるため、置き場所を別に設ける必要がない。
本発明の綿棒取り出し具の一態様を、綿棒収納容器の上蓋の内側に設けた筒状突出部(軸受部)に取り付けた状態で示す斜視図である。 図1に示す、綿棒収納容器の上蓋の内側に取り付けた状態の本発明の綿棒取り出し具を用いて、綿棒収納容器に収納されている綿棒を持ち上げた状態を示す、模式的斜視図である。 本発明の綿棒取り出し具の別の一態様を、綿棒収納容器の上蓋の内側に設けた筒状突出部(軸受部)に取り付けた状態で示す正面図である。 本発明の綿棒取り出し具の更に別の一態様を、綿棒収納容器の上蓋の内側に設けた筒状突出部(軸受部)に取り付けた状態で示す正面図である。 本発明の綿棒取り出し具の更に別の一態様を、綿棒収納容器の上蓋の内側に設けた筒状突出部(軸受部)に取り付けた状態で示す正面図である。 本発明の綿棒取り出し具の更に別の一態様を、綿棒収納容器の上蓋の内側に設けた筒状突出部(軸受部)に取り付けた状態で示す正面図である。 持上部と軸部との取付角度を示す模式的説明図(側面図)である。 本発明の綿棒取り出し具の更に別の一態様を、綿棒収納容器の上蓋の外側周縁部に取り付けた状態で示す側面図である。 図8に示す綿棒取り出し具の持ち上げ部の内部構造を示す拡大断面図である。 本発明の綿棒取り出し具の更に別の一態様を、綿棒収納容器の上蓋に取り付けた状態(非使用時)で示す正面図である。 本発明の綿棒収納容器における容器本体の一態様を示す斜視図である。 本発明の綿棒収納容器における容器本体の別の一態様を示す斜視図である。 本発明の綿棒取り出し具の更に別の一態様を、綿棒収納容器と共に示す斜視図である。 図13に示す綿棒取り出し具を斜め下方からみた斜視図である。
本発明の綿棒取り出し具には、綿棒収納容器の蓋に取り付け可能な綿棒取り出し具(以下、第一の態様と称することがある)と、綿棒収納容器の蓋の上に載置可能な綿棒取り出し具(以下、第二の態様と称することがある)とが含まれる。
以下、第一の態様、第二の態様の順に、図面に基づいて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施態様に限定されるものではない。
本発明の第一態様としての綿棒取り出し具は、綿棒を持ち上げることのできる持上部と、綿棒収納容器の蓋に取り付けることのできる取付部とを有する。例えば、図1に示す本発明の綿棒取り出し具1は、軸部11の一方の端部11aに、綿棒を持ち上げることのできる持上部12を有し、前記軸部11のもう一方の端部11bに、綿棒収納容器の上蓋91の内側に取り付けることのできる取付部13を有する。なお、図1では、取付部13として機能する挿入軸は、軸受部91aに挿入されているため、図面には表れない。
持上部の形状・構造は、図2に示すように、綿棒収納容器9の容器本体92に収納された綿棒8を持ち上げることができるものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、図1及び図2に示すような、綿棒の綿球部分81に引っ掛けてすくい上げることのできるU字形状、図3に示すような、綿棒の保持能を高めるために、前記U字形状に内向きの突起(返し)12aを設けた構造、図4、図5に示すような、綿棒の軸部82に押し当てると先が広がって軸部を挟みこみ、持上げることのできる板バネ構造、図6に示すような釣り針型、図8、図9に示すような筒状構造、図11、図12に示すような毛抜き、あるいはピンセットなどを挙げることができる。なお、釣り針型の態様では、綿棒が容器に多数詰め込まれた状態では、蓋を持ち上げただけで、一本の綿棒を持ち上げることができる。
図9に示す筒状構造の持上部12は、円錐台の底面にあたる部分が開口する概略円錐台形状の筒壁17と、その内部に収納されるコイルばね18とからなる。本発明における筒状構造の持上部においては、コイルばねは必ずしも必須の構成ではないが、コイルばねの内部に綿棒の綿球部分が浸入すると、コイルばねが広がることにより復元力が発生するため、コイルばね内部に保持された状態で、安定に綿棒を持ち上げることができる。また、この持上部は、概略円錐台形状の筒壁17が下に開口しているため、図8に示すように、綿棒収納容器の蓋の外側に取り付けても、ほこり等で汚染されることがない。なお、図8に示す持上部12は、概略垂直に取り付けられているが、それに限定されることなく、斜め下方向、例えば、外向き斜め下方向に向けて取り付けることもできる。外向き斜め下方向の場合、垂直方向に比べて、綿棒を持ち上げやすくなる。
前記持上部の材料は、その形状・構造、必要とされる強度などに応じて適宜選択することができ、例えば、プラスチック、金属、紙、木、ゴムなどを挙げることができる。
本発明における持上部においては、図8に示す態様のように、軸部は必ずしも必須の構成ではないが、軸部を有する場合、その形状は、特に限定されるものではなく、例えば、断面形状が円形、多角形等の棒状、板状などを挙げることができる。また、図1に示すような、直線状に限定されるものではなく、軸部の途中で一箇所または複数箇所で角度を設けることもできる。
軸部の長さは、綿棒収納容器の形状、特に綿棒収納容器の深さに応じて適宜決定することができ、下限としては、例えば、1cm以上である。上限は、容器内に格納した際に蓋を閉めることができれば、特に限定されるものではないので、通常、容器の深さであるが、後述するとおり、取付部のところで折り畳むことにより蓋の内側に密着させることができる場合には、蓋の内径に応じて決定することができる。
持上部と軸部との取付角度(図7に示す角度θ。なお、図3〜図6が正面図である場合に、図7は側面図である)は、持上部の形状・構造により適宜決定することができるが、例えば、U字形状、または返しを設けた構造では、例えば、0〜120度とすることができ、板バネ構造では、例えば、0〜90度とすることができ、釣り針型では、例えば、90〜180度未満とすることができる。
軸部の材料は、その形状・構造、必要とされる強度などに応じて適宜選択することができ、例えば、プラスチック、金属、紙、木、ゴムなどを挙げることができる。
取付部は、持上部を、軸部を介して、あるいは、直接、綿棒収納容器の上蓋に取り付けることができるものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、蓋の内側に(例えば、図1〜図6)、蓋の外側に(例えば、図8)、あるいは、蓋を貫通するように(例えば、図10)取り付けられるものを挙げることができる。
例えば、軸部を容器の蓋の内側に着脱自在に取り付ける構造としては、例えば、蓋の内側に設けた筒状突出部(軸受部)91aと、それに挿入可能な挿入軸との組合せ(図1、図3〜図6)、蓋に吸い付く吸盤状構造、蓋の内側又は外側に設ける磁石(例えば、板状磁石)と、軸部の端部に設ける磁石(例えば、板状磁石又はボタン型磁石)との組合せなどを挙げることができる。なお、図1、図3〜図6では、取付部13として機能する挿入軸は、軸受部に挿入されているため、図面には表れない。
前記の軸受部と挿入軸との組合せでは、軸部の端部に独立した挿入軸を設けることもできるし、あるいは、軸部の端部をそのまま挿入軸として機能させることもできる。軸受部と挿入軸との組合せでは、挿入軸の表面に凸部又は凹部を設け、それに対応する軸受部の内側表面に凹部又は凸部を設けることにより、取り付けた状態で外れにくくすることができる。あるいは、ネジ止めとすることにより、より確実に取り付けることができる。
また、軸部を容器の蓋の内側に非可逆的に固定する場合には、例えば、接着、融着、一体成型などを挙げることができる。
取付部は、綿棒取り出し具を容器の蓋の内側に取り付けた状態で、例えば、蓋の内側に対して、軸部が垂直方向に、あるいは、斜め方向になるように、固定・維持できる構造とすることもできるし、あるいは、取付部のところで折り畳むことにより、軸部および持上部を蓋の内側に密着または接近させることができる構造とすることもできる。
前者の構造において、斜め方向に固定する場合には、その角度は特に限定されるものではないが、例えば、垂直方向に対して、0度を超え、60度以内の範囲で設定できる。
後者の構造では、折り畳む角度は特に限定されるものではなく、例えば、0を超え、最大で90度の範囲で設定することができる。
取付部の材料は、その形状・構造、必要とされる強度などに応じて適宜選択することができ、例えば、プラスチック、金属、紙、木、ゴムなどを挙げることができる。
蓋の外側に取り付ける態様では、軸部の存在が非使用時などに邪魔になる場合があるため、例えば、図8に示すような、持上部を直接、蓋の外側に取り付けることのできる取付部が好ましいが、軸部を介して取り付ける態様を排除するものではない。取り付ける位置としては、例えば、図8に示すように、周縁部が好ましいが、上部を含め、任意の位置に取り付けることができる。例えば、図8に示す持上部を、図8の蓋の上部に取り付ける場合、開口部が上方になるように取り付けることができる。
本発明における、蓋の外側に取り付ける態様は、綿棒収納容器の元々の大きさとほぼ変わらないため、非使用時の保管の際に余分なスペースを必要としない点で優位である。
蓋を貫通するように取り付ける態様としては、例えば、図10(非使用時の状態を示す)に示すような、軸部11と、その一方の端部(蓋の内側に位置する端部)に設けた持上部12と、前記軸部11のもう一方の端部(蓋の外側に位置する端部)に設けた押下部14と、前記軸部11の回りを囲むように配置するコイルばね15と、前記軸部11が中央を貫通し、且つ、前記持上部12と上蓋91との間に配置されるストッパー16とからなる態様を挙げることができる。上蓋91の中央には貫通孔が設けられ、前記軸部11が貫通する。なお、軸部11、押下部14、コイルばね15、ストッパー16がばね構造の取付部として機能する。また、図10に示す態様では、図9に示す筒状構造の持上部を採用しているが、任意の形状の持上部、例えば、図1〜図6に示す持上部を採用することができる。
図10に示す態様では、非使用時には、コイルばね15の作用により、また、ストッパー16の存在により、綿棒取り出し具全体が上方に引き上げられた状態で静止する。使用時には、蓋を開けることなく、あるいは、蓋を容器本体から取り外して、押下部14を押し下げると、持上部12が下降し、綿棒収納容器の本体内に収納された綿棒の綿球部分が持上部12の内部に取り込まれ、持上部12内のコイルばね18に保持される。ここで押下部14への押し下げをやめるか、あるいは、徐々に力を緩めると、持上部12が上昇し、前記綿棒を持ち上げることができる。
本発明における、蓋を貫通するように取り付ける態様、あるいは、先述の蓋の外側に取り付ける態様は、製品出荷時または使用開始直後のように、綿棒収納容器の本体内に綿棒が隙間なく収納されている場合であっても、綿棒取り出し具と綿棒との接触を避けることができ、衛生面で優位である。
一方、本発明における、綿棒取り出し具を蓋の内側に取り付ける態様では、綿棒取り出し具の取付部および持上部を容器内にスムーズに格納するために、容器側に綿棒が入らない区分の筒状構造を設けることができる。例えば、図11に示すように、上方開口で、内部が中空の断面円形の筒状構造93を容器本体92の中央に、あるいは、図12に示すように、同構造93を容器本体92の壁面の近傍に設けることができる。前記筒状構造の断面形状は、綿棒の収納や取出しを妨げず、また、綿棒取り出し具をスムーズに格納することができれば、特に限定されるものではなく、例えば、円形、楕円形、多角形などを挙げることができる。
また、容器側の別の工夫として、綿棒取り出し具を蓋の外側に取り付ける態様では、下に開口するように取り付けることで、ほこり等の落下・付着を避けることができるが、更に、容器本体の辺縁部に、持上部をカバーする構造を付け加えることで、ほこり等の汚れを高度に減少させることができる。
本発明の綿棒取り出し具は、綿棒収納容器の蓋に取り付け可能であるので、綿棒収納容器の蓋に取り付けた状態で使用することもできるし、あるいは、保管時には綿棒収納容器の蓋に取り付けた状態で保管し、綿棒を取り出す際に蓋から取り外して綿棒を持ち上げることもできる。
本発明の綿棒取り出し具は、それ単独で流通させ、筒状容器に収納された綿棒を別途購入し、その筒状容器の蓋の内側または外側に取り付けて使用することもできるし、あるいは、綿棒収納容器の蓋の内側又は外側に、あるいは貫通するように、予め取り付けた状態で、筒状容器に収納された綿棒と共に販売することもできる。
前者のように、綿棒取り出し具と、筒状容器に収納された綿棒とを別々に購入する場合には、綿棒取り出し具を取り付け可能な筒状容器(例えば、蓋の内側に筒状突出部を設けた容器)に収納された綿棒を購入することが好ましいが、綿棒取り出し具の取付部に磁石を設け、当該綿棒取り出し具と更に別の磁石との組合せとして流通させることにより、任意の筒状容器に収納された綿棒を購入・使用することができる。なお、筒状容器を20gから200g程度に重くすることにより、蓋を取る時、下の容器が動かず安定するため、片手で本綿棒取り出し具を設けた蓋を片手で衛生的に持ち上げられ、一本の綿棒を衛生的に持ち上げられる。その際、蓋の大きさが、筒状容器の幅より若干大きいと楽に蓋を明けられる。
以上、本発明の綿棒取り出し具の第一の態様について説明したが、続いて、第二の態様について説明する。
本発明の第二態様としての綿棒取り出し具は、綿棒を通過させることのできる開口部を有する蓋と組み合わせて使用する、蓋の上に載置可能なものであり、(1)綿棒を持ち上げることのできる持上部と、(2)蓋に設ける前記開口部を覆うことのできる平板からなる支持部と、(3)前記持上げ部と前記支持部とをつなぐ連結部とを有する。例えば、図13、図14に示す本発明の綿棒取り出し具2は、持上部21として毛抜きを有し、支持部22として、綿棒収納容器9の上蓋91に設けた開口部94と同じ形状かつ同じまたは若干小さい大きさの第1平板22aと、前記第一平板22aよりも面積の大きい第二平板22bとを重ね合わせたものを有し、更に、前記持上部21と前記支持部22の第二平板22bとをつなぐ連結部23を有する。
持上部の形状・構造は、綿棒収納容器9の容器本体92に収納された綿棒を持ち上げることができるものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、図13、図14に示すような毛抜き以外にも、第一態様で先に列挙した各種形状・構造を採用することができる。図13、図14に示す毛抜きでは、一方の先端21aは通常の毛抜きと同等の角度で内側に向いているのに対して、もう一方の先端21bは通常の毛抜きよりも内側に向かう角度を小さくしてある(すなわち、より直線的な角度)。両先端とも通常の毛抜きと同様に同じ角度にすることもできるが、図13、図14に示すように、一方の先端を直線に近い角度にすることにより、使用開始直後のように、綿棒収納容器の本体内に綿棒が隙間なく収納されている場合であっても、綿棒を取り出しやすい。
支持部は、開口部を覆うことができる限り、特に限定されるものではなく、例えば、一枚の平板からなる支持部、二枚(またはそれ以上)の平板の組合せからなる支持部を挙げることができる。図13、図14に示す支持部22では、上蓋91の開口部94の形状が、円の一部を切り欠いた切欠き円であるため、支持部22を構成する第一平板22aの形状も切欠き円であり、その面積も開口部94と概ね同一または若干小さい大きさである。また、第二平板22bの形状も切欠き円であるが、その面積は、開口部94を覆うことができるように、開口部94よりも大きくしてある。従って、綿棒取り出し具2を上蓋91の上に、第一平板22aが開口部94にはまり込むように配置すると、安定した状態で綿棒取り出し具を載置することができる。
第一平板の形状は蓋の開口部の形状に従って決まるが、第二平板の形状は、安定した状態で綿棒取り出し具を載置可能であれば、特に限定されるものではなく、第一形状の類似形であっても、或いは、異なる形状であってもよい。
また、第一平板および第二平板の形状は、図13、図14では、毛抜き先端21a,21b方向の円の一部を切り欠いた切欠き円であるため、開口部94から綿棒を持ち上げる際に、支持部22が上蓋91と接触することを避けることができる。このような構造としては、前記切欠き円以外にも、例えば、長軸方向が持上部の長さ方向と直交する楕円形などを挙げることができる。
本態様においても、第一態様と同様に、図13に示すように、容器本体の辺縁部に、持上部をカバーする構造95を付け加えることで、持上部先端21a,21bに近い部分へのほこり等の汚れを高度に減少させることができる。
また、容器本体を複数の仕切り板により複数の部屋に区分けし、蓋が容器本体に対して容易に回転できると、各部屋に異なる種類の綿棒(例えば、色、サイズ等)を収納した場合に、蓋を回転させて開口部を目的の綿棒が収納された部屋の上に簡単に移動できるため、好ましい。
本発明の第二態様としての綿棒取り出し具は、綿棒を通過させることのできる開口部を有する蓋と組み合わせて使用するものであるため、綿棒取り出し具を、筒状容器に収納された綿棒と共に販売することが一般的であるが、綿棒取り出し具と開口部を有する蓋との組合せで流通させ、筒状容器に収納された綿棒を別途購入し、蓋を取り換えることにより、使用することもできる。
本発明の第二態様としての綿棒取り出し具は、綿棒収納容器の蓋を取り外す必要がないため、綿棒収納容器を置いたまま、片手だけで綿棒を取り出すことができる。また、前記カバー95を付け加えることにより、微生物汚染を減少させることができるだけでなく、綿棒の数が少なくなり、開口部から綿棒をつかむことが難しくなるまでは蓋を取り外す必要がないため、更に汚染を減少させることができる。
本発明によれば、綿棒を蓋のついた筒状の容器から衛生的に取り出すことができる。
以上、本発明を特定の態様に沿って説明したが、当業者に自明の変法や改良は本発明の範囲に含まれる。
1,2・・・綿棒取り出し具;8・・・綿棒;9・・・綿棒収納容器;
11・・・軸部;11a,11b・・・端部;
12・・・持上部;12a・・・返し;13・・・取付部;
14・・・押下部;15・・・コイルばね;16・・・ストッパー;
17・・・筒壁;18・・・コイルばね;
21・・・持上部;21a,21b・・・持上部先端;
22・・・支持部;22a・・・第一平板;22b・・・第二平板;
23・・・連結部;
81・・・綿球部分;82・・・軸部;
91・・・上蓋;91a・・・筒状突出部(軸受部);
92・・・容器本体;
93・・・筒状構造;94・・・開口部;95・・・カバー。

Claims (9)

  1. 綿棒を持ち上げることのできる持上部と、綿棒収納容器の蓋に取り付けることのできる取付部、又は蓋に載置できる支持部とを有し、使用時、容器本体から取り外した状態で操作することにより、綿棒をつかみ、持ち上げることのできる、綿棒取り出し具。
  2. 前記支持部が、綿棒収納容器の蓋に設ける開口部を覆うことのできる平板からなる支持部である、請求項1記載の綿棒取り出し具。
  3. 請求項2に記載の綿棒取り出し具と、開口部を有する蓋との組合せからなる、綿棒収納容器用上蓋セット。
  4. 請求項3に記載の綿棒収納容器用上蓋セットと、綿棒収納容器本体とからなる、綿棒収納容器。
  5. 前記取付部が、綿棒収納容器の蓋の外側に取り付けることのできる取付部である、請求項1に記載の綿棒取り出し具。
  6. 軸部の一方の端部に、前記持上部を有し、前記軸部のもう一方の端部に、前記取付部を有し、綿棒収納容器の蓋の内側に取り付け可能な、請求項1に記載の綿棒取り出し具。
  7. 前記取付部が、綿棒収納容器の蓋を貫通するように取り付けることのできる取付部である、請求項1に記載の綿棒取り出し具。
  8. 請求項5〜7のいずれか一項に記載の綿棒取り出し具を取り付けた、蓋。
  9. 請求項8に記載の蓋と、綿棒収納容器本体とからなる、綿棒収納容器。
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