JP3144770U - 脱気筒 - Google Patents

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文人 小林
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文人 小林
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Abstract

【課題】台座部と内筒との接合部における溶接部分を表面から見えなくし、美しい外観を容易に実現できる脱気筒を提供する。
【解決手段】台座部2は、外周縁には傾斜を有して下向きに屈曲加工された外縁傾斜部を有し、中心には開口9が形成されている。内筒3は開口9に取付けられて台座部2に立設されている。開口9は内縁が鉛直下向きに屈曲された屈曲保持部10を有しており、該屈曲保持部10の下端は台座部2の外縁傾斜部の外縁端よりも上方に位置するように設定されている。内筒3は該屈曲保持部10の内側と接するように挿通され、かつ内筒3の下端と屈曲保持部10の下端が同一平面上に位置するように設置される。台座部2と内筒3の接合は、屈曲保持部10の下端と内筒3の下端との境界部分を溶接により接合する。
【選択図】図2

Description

本考案は、建物の屋上等の防水施工に際して設けられ、防水層の裏面と屋上面との間や古い防水層と新しい防水層との間に溜まる水蒸気やガスを排気するための脱気筒であって、簡易な溶接によっても美的外観に優れた脱気筒を提供することに関する。
建物の屋上に設置する脱気筒は主に外筒、内筒および台座部で構成される。ここで内筒は台座部の中心に形成された開口部と溶接により接合され、内筒が傾倒しないように固定される。従来台座部は扁平な円盤状であり、内筒と接合される開口部においては内縁部が鉛直上向きに屈曲されている。内筒は台座部上方から開口部へ挿通され、前記屈曲保持部の開口側側面と当接しながら台座部底面と内筒下端部が同一平面上に位置するように設置された後、前記屈曲保持部上部と隣接した内筒側面部を台座部上方から溶接により接合する。該溶接は内筒周側面に沿って、連続的に行われる。前記溶接後、脱気筒外観を整えるため、前記溶接部を研磨加工により研磨する。
従来技術では、台座部が扁平であるために、台座部の開口部に設けた屈曲保持部は鉛直下方向に向けて形成することができなかった。そのため、上述のように内筒と鉛直上向きに屈曲されている台座部の屈曲保持部を台座部上方から溶接する必要があった。しかし溶接直後の接合部は商品としての見た目が悪く、商品としての外観を整えるため接合部に研磨加工を施さざるを得なかった。さらに、接合部への研磨加工は内筒周側面に沿って円形状に実施する必要があり、熟練を要し、製造コストも高くなるという問題があった。
本願に係る考案は、中心に開口が形成された台座部と、上端及び下端が開放された内筒と、前記内筒の上端面の直径よりも細い幅であり、前記内筒の上端上に架け渡して設けられた嵩上部と、上端は閉塞され下端は開放された外筒とからなり、前記内筒は、前記開口に取付けられて前記台座部に立設され、前記外筒は前記嵩上部に取り付けられることにより、前記外筒の上端壁と前記内筒の上端が離隔するように配置され、前記外筒が前記内筒の周側面から外側へ所定の間隔を空けると共に、前記内筒の上端面を覆うように設置され、前記台座部の外周縁には、下向きの傾斜を有して下方へ屈曲された外縁傾斜部が形成され、前記台座部の中心に設けられた前記開口の内縁が、鉛直下向きに屈曲されて屈曲保持部が形成され、前記屈曲保持部の下端が前記台座部の下方へ屈曲された前記外縁傾斜部の外縁端よりも上方に位置するように形成され、前記内筒が前記台座部の前記開口に、上方から前記屈曲保持部に内接するように挿通され、前記屈曲保持部の下端と、前記内筒の下端とが同一面内に位置するように設置され、前記屈曲保持部の下端と前記内筒の下端とが接合されていることを特徴とする脱気筒である。
台座部は、中心部分に開口が形成され、該開口に内筒が取付けられて台座部に立設されている。台座部は上面から見た形状が多角形もしくは略円形であることが好ましく、より好ましくは円形であることが良い。台座部には脱気筒を設置面に固定するビス等の固定具を挿通させるための孔が設けられていることが好ましく、より好ましくは前記孔が周方向に4つ等間隔で設けられていることが良い。
台座部外周縁には傾斜を有して下方へ屈曲加工された外縁傾斜部が形成される。該外縁傾斜部が形成されることで台座部の中心部分と脱気筒の設置面との間に空間を設けることができる。外縁傾斜部が下方へ屈曲加工される際の傾斜角度は10度〜90度が好ましいが、より好ましくは20度〜60度に加工されていることがよい。屈曲された外縁傾斜部よりも内径方向の台座部分は略平面に形成されることが好ましい。
脱気筒の設置面は建物の屋上表面、または該屋上表面上に防水施工されて設けられた防水層表面であることが好ましい。
台座部は中心に形成された開口の内縁は鉛直下向きに屈曲されて屈曲保持部が形成されている。台座部の開口の下部には上述したように脱気筒の設置面との間に空間が設けられている。開口の屈曲保持部は、脱気筒を設置した時に設置面に屈曲保持部の下端が接触することにより脱気筒の設置状態が不安定になること防ぐため、屈曲保持部の下端が台座部の外縁傾斜部の外縁端よりも上方に位置するように形成されている。
内筒は上端と下端が開放された開管状に形成されている。内筒は台座部の開口に上方から屈曲保持部に内接するように挿通され、開口の屈曲保持部の下端と内筒の下端が同一面内に位置するように設置され、屈曲保持部の下端と内筒の下端の接触する境界部分が接合されている。該接合されている部分は溶接によってなされていることが好ましい。さらに好ましくは、前記溶接が内筒の周方向に複数箇所間隔をあけて実施されることがよい。
内筒の上端には、該上端上を架け渡して嵩上部が設置されている。嵩上部は内筒の上端の断面を形成する上端面の直径よりも細い幅を有し、内筒の内径に対して15%〜30%の高さを有していることが好ましい。嵩上部をこのような構成にすることによって、下記に説明する外筒を嵩上部に上方から取り付けたときに、外筒の上端壁を内筒の上端と離隔させることができる。これにより、内筒の下端から移動してきた気体を円滑に内筒外部へ排出させることができる。また、嵩上部は嵩上部本体の両側を上方に屈曲して上方にコの字形を呈する断面形状を有していることが好ましい。このような形状を有することで嵩上部の原料削減を図ることができ、製造コストの削減をすることができる。
外筒は、上端が閉塞され、下端が開放されて形成されている。外筒には、閉塞された上端壁の内面から下方に向けてボルトが突設され、嵩上部上面の中心にボルトを挿通することができる孔を設け、該孔にボルトを挿通することにより固定されることが好ましい。外筒の上端壁は内筒の上端との間に嵩上部を介在させるため、外筒の上端壁が内筒の上端と離隔して配置される。
また、外筒の内径は内筒の外径よりも大きくなるように形成されている。外筒が設置されると、内筒の周側面から外側へ、外筒と所定の間隔が空けられると共に、内筒の上端面が覆われる。内筒の周側面から外筒との間に間隔が空けられることにより、内筒の下端から上端まで移動してきた気体が内筒と外筒との間を通って排出される通路を確保することができる。
本発明に係る脱気筒は金属または樹脂より作製されることが好ましく、より好ましくはステンレスより作製されるのがよい。
本考案により、台座部と内筒の接合部分が台座部の表面側には現れないため脱気筒の外観を損なうことがない。
台座部と内筒の接合を台座部の裏面側で実施できるため、脱気筒の表面側からは台座部と内頭の接合部を視認されることがない。そのため、従来の表面側を接合する場合と比較して外観改善のために接合部を内筒の周方向に連続的に実施する必要がなく、接合強度確保に必要な箇所にのみ間隔をあけて接合を実施することができる。
台座部と内筒の接合を台座部の裏面側で実施できるため、台座部と内筒の接合部における外観改善のための研磨工程を省略することができ、熟練を要する者でなくても本願に係る脱気筒の製作をすることが可能となり、安価に提供することを可能とする。
以下、本考案の脱気筒について、実施例に基づきさらに詳細に説明する。
図1において、脱気筒1は台座部2と、内筒3と、嵩上部4および外筒5より構成されている。
嵩上部4は内筒3の上端に架け渡されて設置され、嵩上部4の底面と内筒3の上端が接している部分が溶接により接合されている。嵩上げ部4は、本体部4aと本体部4aの両側に上向きに設けられた側壁4bで構成され、断面形状がコの字形を呈するように形成されている。
また、嵩上部4の本体部4aの中心にはボルト孔6が設けられており、外筒5の上端壁の内面から下向きにボルト7が突設されている。外筒5は内筒3の上方から内筒3の上端面を覆うように被せられ、前記ボルト7をボルト孔6に挿通させることにより固定される。
台座部2は、外周縁には傾斜を有して下向きに屈曲加工された外縁傾斜部8を有し、中心には開口9が形成されている。内筒3は開口9に挿通されて台座部2の裏面側から溶接により接合されている。また、台座部2には設置面と固定するためのビス等を挿通するため、孔a1、a2、a3、a4を設けた。
図2に示すように、開口9は内縁が鉛直下向きに屈曲された屈曲保持部10を有しており、該屈曲保持部10の下端は台座部2の外縁傾斜部8外縁端よりも上方に位置するように設定されている。内筒3は該屈曲保持部10の内側と内接するように挿通され、かつ内筒3の下端と屈曲保持部10の下端が同一平面上に位置するように設置される。
台座部2と内筒3の接合は、屈曲保持部10の下端と内筒3の下端の境界部分を溶接により形成した溶接部Aにより接合する。
図3に示すように、溶接部Aは内筒3の周方向に等間隔に6箇所設けた。
脱気筒1は、例えば図4に示すように旧防水層12上に設置され、台座部2に設けられた孔a1、a2、a3、a4にビスを挿通することにより屋上面11及び旧防水層12と固定される。その後新防水層13が内筒3及び外筒5が突出するように敷設される。新防水層13の内筒3突出する部分には新防水層13と内筒3の外周面との間を封止材Bで封止し、外部からの水などの浸入を防止する。このように設置されることで旧防水層12と新防水層13との間に発生する気体の排出を行うことができる。
脱気筒1の全体図である。 脱気筒1の断面図である。 脱気筒1の底面図である。 脱気筒1の使用例を示す図である。
符号の説明
1 脱気筒
2 台座部
3 内筒
4 嵩上部
5 外筒
8 外縁傾斜部
9 開口
10 屈曲保持部
A 溶接部

Claims (1)

  1. 中心に開口が形成された台座部と、
    上端及び下端が開放された内筒と、
    前記内筒の上端面の直径よりも細い幅であり、前記内筒の上端上に架け渡して設けられた嵩上部と、
    上端は閉塞され下端は開放された外筒とからなり、
    前記内筒は、前記開口に取付けられて前記台座部に立設され、
    前記外筒は前記嵩上部に取り付けられることにより、前記外筒の上端壁と前記内筒の上端が離隔するように配置され、
    前記外筒が前記内筒の周側面から外側へ所定の間隔を空けると共に、前記内筒の上端面を覆うように設置され、
    前記台座部の外周縁には、下向きの傾斜を有して下方へ屈曲された外縁傾斜部が形成され、
    前記台座部の中心に設けられた前記開口の内縁が、鉛直下向きに屈曲されて屈曲保持部が形成され、
    前記屈曲保持部の下端が前記台座部の下方へ屈曲された前記外縁傾斜部の外縁端よりも上方に位置するように形成され、
    前記内筒が前記台座部の前記開口に、上方から前記屈曲保持部に内接するように挿通され、前記屈曲保持部の下端と、前記内筒の下端とが同一面内に位置するように設置され、
    前記屈曲保持部の下端と前記内筒の下端とが接合されていること
    を特徴とする脱気筒。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101455961B1 (ko) * 2014-04-09 2014-10-31 (주)청우산업개발 탈기관을 구비한 지붕방수구조 및 그를 이용한 지붕방수 시공방법

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