JP3144711U - 電子レンジ用食品容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器内に保存した食品の加温時に生ずる蒸気を安全に容器外に排出で
きる電子レンジ用食品容器を提供する。
【解決手段】軟質のシリコンゴム又はエラストマー又は軟質合成樹脂により成る容器本体1と該容器本体を被蓋する上蓋2とを有する食品容器であって、前記容器本体1の上方周縁3には、扁平面4を有する鍔部5を設け、該鍔部上縁には前記上蓋被蓋用の嵌込み溝6を設けると共に、前記扁平面4には該扁平面より薄肉の薄膜部を形成し、該薄膜部には鍔部5の裏面に貫通するスリットによって上下方向に屈曲自在な舌片を形成した。これにより、加熱によって生じた蒸気がスムースに排出される。
【選択図】図1

Description

本考案は、電子レンジ用食品容器に関し特に容器内に保存した食品を加熱・調理する際に生ずる水蒸気を容器内から安全に外部に排出できるようにした食品容器に関する。
現在、電子レンジの普及に伴い各種食品の調理や食品保存或いは冷凍食品の加温や調理用として電子レンジを利用することが一般に行われている。ところが、これらの食品の殆どが加熱すると食品中の水分が蒸発し、その蒸気が前記容器内で充満して加圧状態となるためその内圧によって蓋が飛んだり、また容器本体を電子レンジの調理室から取り出す際に内部の蒸気が一挙に噴出してやけどを被うなどの危険性を内在している。
このような危険性を回避するため、容器内の蒸気を排出する手段を設けたものとして以下の特許文献に示す食品容器が提案されている。
特開平11−314683号公報(図1) 実開平5−89277号公報(図1) 実開平2−87786号公報(図1)
上述した各食品容器は、何れも容器内の食品の加熱によって生ずる蒸気を容器外に排出可能な構造となっているが、加熱前に内部の蒸気が排出し易いように具備した排出用部材を人為的に操作したうえで加熱しなければならないという煩わしさがあるうえ、上記操作を忘れたまま加熱した場合には上述した如く容器内に充満した蒸気圧によって蓋が飛んだり、取り出し時にやけどを被ったりする危険性は解消されていない。
この対策として、前記蒸気排出口の方向を変更するか、蒸気排出口に所定内圧に達したときに該内圧を外部に放出する自動開閉弁機構を具備するなどの方法も考えられるが、そのための構造が複雑となり部品点数も増え全体的に高価となるなど実用的でない。
そこで、本考案は上記問題点を解消するため、加熱前に蒸気排出口の部材を人為的に操作することを不要とし、しかも簡単な構造で容器本体に上蓋を装着したままでも自動的に蒸気を外部に排出する蒸気逃がし弁構造を設けた耐熱性を有する加熱・調理用食品容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本考案は、軟質のシリコンゴム又はエラストマー又は軟質合成樹脂により成る容器本体1と該容器本体を被蓋する上蓋2とを有する食品容器であって、前記容器本体1の上方周縁3には、扁平面4を有する鍔部5を設け、該鍔部上縁には前記上蓋被蓋用の嵌込み溝6を設けると共に、前記扁平面4には該扁平面より薄肉の薄膜部7を形成し、該薄膜部には鍔部5の裏面に貫通するスリット9によって上下方向に屈曲自在な舌片10を形成したことを特徴とする(請求項1)。
さらに、前記薄膜部7に形成したスリット9は、該薄膜部の略中央からその周縁近傍に向かって略放射状に複数形成することもできる(請求項2)。また、前記容器本体1は、軟質のシリコンゴム又はエラストマー又は軟質合成樹脂により成り、該容器本体上方周縁の扁平面4に設けた薄膜部7の壁厚は、概ね0.5ミリメートル若しくはそれよりも薄く形成するとよい(請求項3)。
本考案によれば、食品の加熱・調理によって生じた水蒸気は所定の微小内圧に達すると鍔部5の扁平面4に設けたスリット9によって形成される舌片10の先端部が容器本体1の外方向である大気側に屈曲して容器内外との連通路を形成する。これにより、容器本体内1内の水蒸気を自動的に外部に排出するので、例えば上蓋2を装着したまま電子レンジで食品を加熱・調理したとしても該容器内に蒸気圧が残留する虞がなく安全である。
また、容器本体1には加熱前に操作を必要とする弁部材は一切具備していないから、従来のように加熱前に蒸気排出用部材を人為的に操作する煩わしさもなくかつ該部材の操作忘れの虞もない。
軟質のシリコンゴム又はエラストマー又は軟質合成樹脂により成る容器本体1と該容器本体を被蓋する上蓋2とを有する食品容器であって、前記容器本体1の上方周縁3には、扁平面4を有する鍔部5を設け、該鍔部上縁には前記上蓋被蓋用の嵌込み溝6を設けると共に、前記扁平面4には該扁平面より薄肉の薄膜部7を形成し、該薄膜部には鍔部5の裏面に貫通するスリット9によって上下方向に屈曲自在な舌片10を形成する。これにより、加熱によって生じた蒸気がスムースに外部に排出される。
以下、本考案の実施例を図1ないし図6により説明する。図1は本考案電子レンジ用食品容器の全体断面図で、柔軟性に富みしかも耐熱性に優れた軟質シリコンゴム又はエラストマー又はこれらに匹敵する特性を有する軟質合成樹脂により成る容器本体1と、該容器本体を被蓋するポリプロピレン樹脂などの合成樹脂製の上蓋2とにより構成されると共に、前記容器本体の上方周縁3には、扁平面4を有する鍔部5が設けられその全周にわたって上蓋2被蓋用の嵌込み溝6が設けられている。
また、前記鍔部に形成した扁平面4上には隣接する小容器1a、1b間の適宜位置に該扁平面よりやや窪ませて形成した薄肉でかつ平面視において略円形の薄膜部7(図2、図5)が設けられると共に、上蓋2を被蓋した状態では前記小容器相互間の連通空間に面するようになっている。そして、この薄膜部7の壁厚T(図5)は後述する舌片10が容器本体1内の水蒸気圧力の上昇に対応して屈曲し、再び原位置に復元可能な厚さ、即ち概ね0.5ミリメートル若しくはそれよりも薄く形成しておくのが好ましい。なお、この薄膜部7は本実施例の図2では前記扁平面4上に2箇所設けてあるが、この設置数は容器の用途や大きさに応じて増減すればよく、また前記小容器2a、2bの数も同様であることは言うまでもない。
また、薄膜部7にはその略中央8近傍から該薄膜部の周縁7a近傍に向かってその表裏を貫通し略放射状に切り込まれたスリット9(図4、図5)が複数形成されており(本実施例においては略十字状)、これにより前記薄膜部の周縁7aとその中央8間は該周縁7aを基部としてその中央部である先端部が図中上下方向に屈曲自在な舌片10を形成している。
また、スリット9によって形成される舌片10の側面10a(薄膜部7の平面に直角な端面)は、通常(容器内が大気圧のとき)は隣接し対向する舌片のスリット側面と面接触状態にあって容器本体の内側11と外側12間を遮蔽しているが、容器本体1内が加熱により生ずる水蒸気によってその内圧が上昇すると、舌片10の先端部10bが図中下側に撓み容器本体1の内外を連通し(図6)、中の水蒸気は外部に流出し内圧が低下するとその復元力により再び原位置に復帰し容器内外を遮蔽するようになっている。なお、20は容器把持用の取っ手、21は前記小容器間に跨ぐ補強用リブである。
次いで、本考案の作用について説明する。まず、保存食品を入れた容器本体1に上蓋2を被せた状態で電子レンジ(図示せず)にて加熱すると、前記保存食品から生じた水蒸気が該容器内に充満する。これに伴い、容器本体1の内圧も次第に前記蒸気によって昇圧するが、所定の微小蒸気圧に達すると薄膜部7の舌片10の内側面にも内圧が加わりその内圧によって舌片10の先端部10bは図中下方(外側12)方向に撓み容器内11との間を連通状態とし、よって内部の蒸気が自動的に外部に排出される。
これにより、容器本体1の内圧も低下し舌片10の内側に加わる内圧も除去されるから撓んだ前記舌片の先端部も自身の復元力により原位置に復帰する。よってスリット9によって形成される舌片の側面10aとこれに対向する舌片の側面とは面接触状態に戻り再び容器本体の内外を遮蔽する。このように、容器本体1内に内圧がない状態では舌片10の端面同士は面接触状態となって容器本体の内外を遮蔽し、以降内圧の有無に応じてこの状態を繰り返す。
また、前記舌片10は柔軟性に富みしかも耐熱性に優れた軟質のシリコンゴム又はエラストマー又は軟質合成樹脂により成る容器本体と一体的に成形されているため、弁機能としての柔軟性は長期にわたって保持されると共に内部の蒸気の排出もその下方である載置面に向かって排出する構造であるから安全である。また、容器本体の移動時に万一該容器を傾けたとしても舌片10がその内外を遮蔽しているので内部の食品汁が漏れ出ることがない。
さらに、容器本体の材料も上述した材料による成形品であるので、一般の合成樹脂製容器に比べて自身の温度上昇も極めて少ないから加熱した容器本体をそのまま素手で把持できる。また、容器本体1には余分な突起や部材の装着もないから洗浄も容易である。
以上、本考案の実施例について説明したが、本考案食品容器の形状ならびに小容器の配設数、薄膜部の舌片の形状、大きさ、配置数は使用目的に応じて適宜設定すればよく、本考案の要旨の範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
食品容器の全体断面図である。 容器本体の平面図である。 上蓋の平面図である。 薄膜部のスリットの形状を示す説明図である。 薄膜部の断面図である。 舌片の作用状態を示す説明図である。
符号の説明
1 容器本体
2 上蓋
4 扁平面
5 鍔部
7 薄膜部
9 スリット
10 舌片

Claims (3)

  1. 軟質のシリコンゴム又はエラストマー又は軟質合成樹脂により成る容器本体と該容器本体を被蓋する上蓋とを有する食品容器であって、前記容器本体の上方周縁には、扁平面を有する鍔部を設け、該鍔部上縁には前記上蓋被蓋用の嵌込み溝を設けると共に、前記扁平面には該扁平面より薄肉の薄膜部を形成し、該薄膜部には鍔部の裏面に貫通するスリットによって上下方向に屈曲自在な舌片を形成したことを特徴とする電子レンジ用食品容器。
  2. 前記薄膜部に形成したスリットは、該薄膜部の略中央からその周縁近傍に向かって略放射状に複数形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ用食品容器。
  3. 前記容器本体は、軟質のシリコンゴム又はエラストマー又は軟質合成樹脂により成り、該容器本体上方周縁の扁平面に設けた薄膜部の壁厚は、概ね0.5ミリメートル若しくはそれよりも薄く形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ用食品容器。







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