JP3144653B2 - 電源瞬断対策回路 - Google Patents
電源瞬断対策回路Info
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- JP3144653B2 JP3144653B2 JP15957392A JP15957392A JP3144653B2 JP 3144653 B2 JP3144653 B2 JP 3144653B2 JP 15957392 A JP15957392 A JP 15957392A JP 15957392 A JP15957392 A JP 15957392A JP 3144653 B2 JP3144653 B2 JP 3144653B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源瞬断対策回路に関
し、局内装置から宅内装置への電源供給の瞬断対策を行
なう回路に関する。
し、局内装置から宅内装置への電源供給の瞬断対策を行
なう回路に関する。
【0002】
【従来の技術】2線式メタリック加入者線を介して局内
装置と宅内装置との間で通信を行なうシステムでは商用
電源断を想定して局内装置から宅内装置に電源を供給し
ている。具体的には局内装置から宅内装置に送る直流電
流にディジタル信号を重畳して給電と通信とを同時に行
なっている。
装置と宅内装置との間で通信を行なうシステムでは商用
電源断を想定して局内装置から宅内装置に電源を供給し
ている。具体的には局内装置から宅内装置に送る直流電
流にディジタル信号を重畳して給電と通信とを同時に行
なっている。
【0003】図4は従来システムの一例のブロック図を
示す。同図中、局内装置10と宅内装置20との間はメ
タリック加入者線11,12で接続されている。宅内装
置20内には加入者線11に接続されたコイルL1及び
コンデンサC1と加入者線12に接続されたコイルL2
とにより構成された直流交流分離回路21が設けられて
いる。ここで分離された直流成分はDC/DCコンバー
タ22に供給され宅内装置20で消費する電源に変換さ
れる。また分離された交流成分は信号処理回路23に供
給され、ここでディジタル信号の処理が行なわれる。
示す。同図中、局内装置10と宅内装置20との間はメ
タリック加入者線11,12で接続されている。宅内装
置20内には加入者線11に接続されたコイルL1及び
コンデンサC1と加入者線12に接続されたコイルL2
とにより構成された直流交流分離回路21が設けられて
いる。ここで分離された直流成分はDC/DCコンバー
タ22に供給され宅内装置20で消費する電源に変換さ
れる。また分離された交流成分は信号処理回路23に供
給され、ここでディジタル信号の処理が行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】メタリック加入者線1
1,12は列車や自動車の通過による振動等によって極
めて短時間の瞬断現象が発生することがある。
1,12は列車や自動車の通過による振動等によって極
めて短時間の瞬断現象が発生することがある。
【0005】瞬断現象には図5(A)に示す如く、加入
者線11又は12が瞬間的に開放となるオープンモード
と、図6(A)に示す如く加入者線12,13間が瞬間
的に短絡するショートモードとがある。
者線11又は12が瞬間的に開放となるオープンモード
と、図6(A)に示す如く加入者線12,13間が瞬間
的に短絡するショートモードとがある。
【0006】オープンモードでは図5(B)に示す如く
コンデンサC1の充電電荷はDC/DCコンバータ22
を通して放電し、加入者線11又は12の開放時間が長
いほどコンデンサC1の両端電圧の電圧降下が大きく、
開放状態が解除され正常な接続状態に戻ってもコンデン
サC1の充電が完了するまでは信号処理回路23でディ
ジタル信号を認識できない。
コンデンサC1の充電電荷はDC/DCコンバータ22
を通して放電し、加入者線11又は12の開放時間が長
いほどコンデンサC1の両端電圧の電圧降下が大きく、
開放状態が解除され正常な接続状態に戻ってもコンデン
サC1の充電が完了するまでは信号処理回路23でディ
ジタル信号を認識できない。
【0007】ショートモードでは図6(B)に示す如く
短絡時にコンデンサC1が瞬間的に放電し、短絡状態が
解除され正常な接続状態に戻ってもコンデンサC1の充
電が完了するまでは信号処理回路23でディジタル信号
を認識できない。更にショートモードでは瞬断時に大き
な放電電流が流れ、これがインパルス性雑音として隣接
する通信中の他回線に影響を与える。
短絡時にコンデンサC1が瞬間的に放電し、短絡状態が
解除され正常な接続状態に戻ってもコンデンサC1の充
電が完了するまでは信号処理回路23でディジタル信号
を認識できない。更にショートモードでは瞬断時に大き
な放電電流が流れ、これがインパルス性雑音として隣接
する通信中の他回線に影響を与える。
【0008】このように従来の直流交流分離回路では瞬
断解除後の通信を復旧するに要する時間が長いという問
題があった。
断解除後の通信を復旧するに要する時間が長いという問
題があった。
【0009】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
瞬断解除後の復帰時間を短縮し、かつインパルス性雑音
の発生を防止する電源瞬断対策回路を提供することを目
的とする。
瞬断解除後の復帰時間を短縮し、かつインパルス性雑音
の発生を防止する電源瞬断対策回路を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図を
示す。
示す。
【0011】同図中、宅内装置は、2線式のメタリック
加入者線11,12を通して局内装置から電源としての
直流に交流の信号を重畳されて供給されている。
加入者線11,12を通して局内装置から電源としての
直流に交流の信号を重畳されて供給されている。
【0012】スイッチ部32は、上記2線式メタリック
加入者線11,12のいずれか一方と、直流交流分離回
路21内の交流信号分離用のコンデンサC1との間を導
通又は遮断する。
加入者線11,12のいずれか一方と、直流交流分離回
路21内の交流信号分離用のコンデンサC1との間を導
通又は遮断する。
【0013】電圧監視部31は、上記2線式メタリック
加入者線11,12間の電圧がしきい値以上で上記スイ
ッチ部32を導通させ、しきい値未満で上記スイッチ部
32を遮断させる。
加入者線11,12間の電圧がしきい値以上で上記スイ
ッチ部32を導通させ、しきい値未満で上記スイッチ部
32を遮断させる。
【0014】
【作用】本発明においては、電圧監視部31でメタリッ
ク加入者線11,12間の電圧を監視し、瞬断により上
記電圧が所定値未満に低下したときスイッチ部32を遮
断させてコンデンサC1をメタリック加入者線から切離
し、コンデンサC1の放電を停止させる。このため瞬断
解消後スイッチ部32の導通によりコンデンサC1の充
電に要する時間が短縮化され復帰時間が短縮化される。
ク加入者線11,12間の電圧を監視し、瞬断により上
記電圧が所定値未満に低下したときスイッチ部32を遮
断させてコンデンサC1をメタリック加入者線から切離
し、コンデンサC1の放電を停止させる。このため瞬断
解消後スイッチ部32の導通によりコンデンサC1の充
電に要する時間が短縮化され復帰時間が短縮化される。
【0015】
【実施例】図2は本発明回路を適用した宅内装置の一実
施例の回路構成図を示す。同図中、図4と同一部分には
同一符号を付し、その説明を省略する。
施例の回路構成図を示す。同図中、図4と同一部分には
同一符号を付し、その説明を省略する。
【0016】図2において、瞬断対策回路30は電圧監
視部31とスイッチ部32とより構成されている。電圧
監視部31は加入者線12にアノードが接続されたツェ
ナーダイオードDZ と、ツェナーダイオードDZ のカソ
ードに一端を接続され他端がホトモスリレーの1次側の
発光ダイオードD1を通して加入者線11に接続される
電流制限用の抵抗R1とより構成されている。
視部31とスイッチ部32とより構成されている。電圧
監視部31は加入者線12にアノードが接続されたツェ
ナーダイオードDZ と、ツェナーダイオードDZ のカソ
ードに一端を接続され他端がホトモスリレーの1次側の
発光ダイオードD1を通して加入者線11に接続される
電流制限用の抵抗R1とより構成されている。
【0017】スイッチ部32はホトモスリレー33で構
成され、ホトモスリレー33の1次側の発光ダイオード
D1は前記の如くアノードを抵抗R1に接続されカソー
ドを加入者線11に接続されている。ホトモスリレー3
3の2次側のホトモスM1は一端を加入者線11に接続
され、他端を直流交流分離回路21のコンデンサC1の
一端に接続されている。上記コンデンサC1の他端はト
ランスT1の1次側巻線を通して加入者線12に接続さ
れ、トランスT1の2次側巻線は信号処理回路23に接
続されている。
成され、ホトモスリレー33の1次側の発光ダイオード
D1は前記の如くアノードを抵抗R1に接続されカソー
ドを加入者線11に接続されている。ホトモスリレー3
3の2次側のホトモスM1は一端を加入者線11に接続
され、他端を直流交流分離回路21のコンデンサC1の
一端に接続されている。上記コンデンサC1の他端はト
ランスT1の1次側巻線を通して加入者線12に接続さ
れ、トランスT1の2次側巻線は信号処理回路23に接
続されている。
【0018】ここで、加入者線11,12から電源を供
給されている通常時にはホトモスリレー33の発光ダイ
オードD1に電流が流れ発光するためにホトモスM1が
導通しコンデンサC1の一端は加入者線11に接続され
た状態である。
給されている通常時にはホトモスリレー33の発光ダイ
オードD1に電流が流れ発光するためにホトモスM1が
導通しコンデンサC1の一端は加入者線11に接続され
た状態である。
【0019】次に、加入者線11又は12が瞬断により
開放(オープン)となると加入者線11,12間電圧が
電圧監視回路しきい値まで低下して発光ダイオードD1
の発光が停止しホトモスM1が遮断する。このため、コ
ンデンサC1は加入者線11から切離され、通信は停止
されるがコンデンサC1の放電が停止して両端電圧は図
3(A)に示す如くほとんど低下しない。この後、瞬断
が解消すると発光ダイオードD1が発光してホトモスM
1が導通し、コンデンサC1は加入者線11に接続され
てコンデンサC1が充電され通信が再開される。
開放(オープン)となると加入者線11,12間電圧が
電圧監視回路しきい値まで低下して発光ダイオードD1
の発光が停止しホトモスM1が遮断する。このため、コ
ンデンサC1は加入者線11から切離され、通信は停止
されるがコンデンサC1の放電が停止して両端電圧は図
3(A)に示す如くほとんど低下しない。この後、瞬断
が解消すると発光ダイオードD1が発光してホトモスM
1が導通し、コンデンサC1は加入者線11に接続され
てコンデンサC1が充電され通信が再開される。
【0020】この場合瞬断による開放時間が長くともコ
ンデンサC1の両端電圧の低下が小さくて済み瞬断解消
後の復帰時間が従来に比して短縮される。
ンデンサC1の両端電圧の低下が小さくて済み瞬断解消
後の復帰時間が従来に比して短縮される。
【0021】次に加入者線11,12間が瞬断により短
絡(ショート)となると、加入者線11,12間電圧が
電圧監視回路しきい値まで低下して発光ダイオードD1
の発光が停止し、ホトモスM1が遮断する。このため、
コンデンサC1は加入者線11から切離され通信は停止
されるがコンデンサC1の放電が停止して両端電圧は図
3(B)に示す如くほとんど低下しない。この後、瞬断
が解消すると発光ダイオードD1が発光してホトモスM
1が導通し、コンデンサC1は加入者線11に接続され
てコンデンサC1が充電され通信が再開される。
絡(ショート)となると、加入者線11,12間電圧が
電圧監視回路しきい値まで低下して発光ダイオードD1
の発光が停止し、ホトモスM1が遮断する。このため、
コンデンサC1は加入者線11から切離され通信は停止
されるがコンデンサC1の放電が停止して両端電圧は図
3(B)に示す如くほとんど低下しない。この後、瞬断
が解消すると発光ダイオードD1が発光してホトモスM
1が導通し、コンデンサC1は加入者線11に接続され
てコンデンサC1が充電され通信が再開される。
【0022】この場合、瞬断による短絡でコンデンサC
1が全て放電されないため瞬断解消後の復帰時間が従来
に比して大幅に短縮され、またコンデンサC1の放電電
流が小さいためにインパルス性雑音の発生が防止され他
回路に影響を与えることがない。
1が全て放電されないため瞬断解消後の復帰時間が従来
に比して大幅に短縮され、またコンデンサC1の放電電
流が小さいためにインパルス性雑音の発生が防止され他
回路に影響を与えることがない。
【0023】
【発明の効果】上述の如く、本発明の電源瞬断対策回路
によれば、瞬断解除後の復帰時間を短縮し、かつインパ
ルス性雑音の発生を防止することができ、実用上きわめ
て有用である。
によれば、瞬断解除後の復帰時間を短縮し、かつインパ
ルス性雑音の発生を防止することができ、実用上きわめ
て有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明回路を適用した宅内装置の回路構成図で
ある。
ある。
【図3】図2の回路動作を説明するための図である。
【図4】従来の宅内装置のブロック図である。
【図5】オープンモードを説明するための図である。
【図6】ショートモードを説明するための図である。
11,12 メタリック加入者線 21 直流交流分離回路 22 DC/DCコンバータ 23 信号処理回路 30 電源瞬断対策回路 31 電圧監視部 32 スイッチ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早坂 徹 神奈川県川崎市高津区坂戸1丁目17番3 号 富士通電装株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 19/00 - 19/08 H04M 11/00 - 11/10 H04M 1/00 H04Q 3/42 H03K 17/24 H02J 9/06
Claims (1)
- 【請求項1】 2線式のメタリック加入者線(11,1
2)を通して局内装置(10)から電源としての直流に
交流の信号を重畳されて供給されている宅内装置の電源
瞬断対策回路であって、 上記2線式メタリック加入者線(11,12)のいずれ
か一方と、交流信号分離用のコンデンサ(C1)との間
を導通又は遮断するスイッチ部(32)と、 上記2線式メタリック加入者線(11,12)間の電圧
が所定値以上で上記スイッチ部(32)を導通させ、所
定値未満で上記スイッチ部(32)を遮断させる電圧監
視部(31)とを有することを特徴とする電源瞬断対策
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15957392A JP3144653B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 電源瞬断対策回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15957392A JP3144653B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 電源瞬断対策回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066491A JPH066491A (ja) | 1994-01-14 |
JP3144653B2 true JP3144653B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=15696669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15957392A Expired - Fee Related JP3144653B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 電源瞬断対策回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3144653B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP15957392A patent/JP3144653B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH066491A (ja) | 1994-01-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001212 |
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