JP3144623U - 物干し具 - Google Patents

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Abstract

【課題】物干し用の枠体に布団等を掛けた状態で風等の影響を受けても枠体の回動を阻止することができ、これにより物干し具の転倒を防止し、安定化を図った物干し具を提供する。
【解決手段】連結具2の支持部材10には可動連結軸部材11が回動可能に連結されるとともに、固定式の固定連結軸部材12が設けられている。可動連結軸部材11には物干し具の可動枠体が連結され、固定連結軸部材12には固定枠体が連結される。支持部材10には略傘歯車形状の係合凹部10cが形成されており、可動連結軸部材11の係合凹部10cに対応した位置に係合凸部が形成され、これら係合凹凸部が係合することにより、可動連結軸部材11の回動が規制される。
【選択図】図2

Description

本考案は、布団、洗濯物等の物干し具に関するものであり、特に風等が吹いても物干し用の枠体が回動しないようにしたものである。
複数の物干し用の枠体を連結具に開閉可能に扇状に連結した物干し具は、従来から多種のものが知られている。たとえば特許文献1には、上下連結具に複数の回動継手を設け、この回動継手にコ字状枠体の開放側端部を連結し、枠体の横桟と縦桟との取付部材を特殊な嵌合凹凸部で連結し、枠体が捩れないようにした物干し具が開示されている。
また特許文献2には、複数の干し枠を開いた状態で、各干し枠の軸受部材に設けられた舌片部をピン又は鉤状部材で係脱し、干し枠の回動を一旦係止するようにした布団干し具の倒れ防止装置が開示されている。さらに特許文献3には物干し器の支柱に複数の物掛け部材を、環状体部を外嵌して同軸に回転可能に装着するにあたり、環状体部の上面部に複数の凹部を形成するとともに、その上方に有する環状体部の下面部に凸部を形成し、これら凹凸部を嵌合させて物掛け部材の相互の開閉方向の間隔が変わるのを防ぐようにした物干し器の物掛け装置が開示されている。
特開2003−126598 特開平4−307093 特開平7−303792
しかしながら、特許文献1のような物干し具では、枠体の捩れ防止はできても、連結具に対して各枠体が回動可能となっているだけであるため、枠体に布団等を掛けた状態で強い風が布団に当たると枠体が回動し、物干し具全体のバランスが崩れて物干し具が転倒する等の問題があった。
また、特許文献2の布団干し具の倒れ防止装置では、干し枠の回動を係止することはできても、ピンや鉤状部材で係脱するため操作が面倒であり、しかも各干し枠を所定の回動角で係止できない等の問題がある。
また、特許文献3の物干し器の物掛け装置は、各物掛け部材を一定方向にしか回動できず、しかも複数の物掛け部材を同軸に装着しているため全体が連動して動いてしまうという問題がある。さらに、この物掛け部材は小物類を掛けるものであり、これを布団等の重量物の物干し具に適用した場合、上部の物掛け部材の重量が下部の物掛け部材の環状体部に伝わり、下部の物掛け部材の回動ができなくなる等の問題がある。
本考案は上述したような問題を解決するために提案されたものであり、物干し用の枠体に布団等を掛けた状態で風等の影響を受けても枠体の回動を阻止することができ、これにより物干し具の転倒を防止し、物干し具の安定化を図ることを目的とする。
また複数の枠体を別々の角度で開き、その回動を阻止することができるようにして物干し具の安定化を図ることを目的とし、さらに従来のようにピンや鉤状部材等の別個の部材を使用することなく簡単な構成で枠体の回動を阻止することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1の考案にあっては、
連結具に複数の物干し用の枠体を連結し、少なくとも1つの枠体は前記連結具と回動可能に連結された可動枠体である物干し具において、
前記連結具は、支持部材と、該支持部材に回動動可能に装着した連結軸部材を有しており、該連結軸部材に前記可動枠体を連結するとともに、
前記支持部材側と前記連結軸部材側に、互いに係合して前記連結軸部材の回動を規制する係合手段を設けたことを特徴とする。
ここでの物干し具の物干し用枠体の形態としては、1又は複数の固定枠体と1又は複数の可動枠体を組み合わせることができ、またすべての枠体を可動枠体とすることもできる。ここでの係合手段は、連結軸部材の回転を所定位置で係止できるものであれば任意である。連結具は、物干し具の枠体の上下端部に配置されるが、一方の連結具には係合手段を設けなくともよい。本考案の物干し具は、布団のほか洗濯物、衣類、食料加工品等を干す際に利用できる。
また請求項2の考案にあっては、前記係合手段は、前記支持部材における前記連結軸部材近くの回動方向に複数の係合凹部を形成し、前記連結軸部材に、前記係合凹部と係合する係合凸部を形成したものであることを特徴とする。
このようにすれば、簡単な構成で連結軸部材の回動規制を実現することができる。ここでの係合凹部と係合凸部の構成は任意であり、たとえば鋸歯状、波形状、円錐状等の係合凹部とこれに対応した形状の係合凸部の組み合わせが考えられる。係合凹部は少なくとも2箇所の位置に形成し、1つの係合凸部を係合できるようにすることができ、また複数の係合凹部に対して複数の係合凸部と係合するようにしてもよい。
また請求項3の考案にあっては、前記係合手段は、前記支持部材の係合凹部が略傘歯車形状に形成されており、該傘歯車形状の一部の係合凹部に前記連結軸部材の係合凸部が係合するものであることを特徴とする。
このように係合凹部を略傘歯車形状とすることにより、連結軸部材の回動方向において係合凸部を適切な位置に確実に係合することができる。略傘歯車形状の歯形、歯数等は特に限定されるものではなく、必要に応じて任意に選択することができる。
また請求項4の考案にあっては、前記連結軸部材の係合凸部は、前記略傘歯車形状の谷部の形状に沿った形状の凸部であることを特徴とする。
このようにすれば、略傘歯車形状の係合凹部に係合凸部を確実に係合することができる。ここでの係合凸部の形状は特に限定されるものではなく、連結軸部材に強い回動力が加わったとき、略傘歯車形状の谷部から容易に離脱しないような凸部形状が選択される。
また請求項5の考案にあっては、前記連結軸部材の係合凸部は断面略三角形状であることを特徴とする。
このようにすれば、連結軸部材に荷重が加わったときに係合凸部が略傘歯車形状の係合凹部と強く係合し、連結軸部材に強い回動力が加わったときでも、略傘歯車形状の谷部から容易に離脱することはない。
また請求項6の考案にあっては、前記係合手段を、前記連結具の左右に設け、連結軸部材を左右対称に開閉可能としたことを特徴とする。
このようにすれば、連結軸部材に連結される物干し用の枠体を左右対称の角度で開くことができるため、物干し具の全体バランスが安定化する。また、物干し具の設置場所等に応じて左右の枠体の角度も調節することができる。
また請求項7の考案にあっては、前記連結具の連結軸部材は、軸受部と該軸受部の横方向に延設された枠端挿入部を有しており、前記係合凸部を前記係合凹部と対応した位置に設けたことを特徴とする。
このようにすれば、連結軸部材の構成が簡単であり、枠端挿入部に簡単に枠体の端部を挿入することができる。また円滑な連結軸部材の回動も可能となり、さらには係合凸部を連結軸部材と一体構成することにより係合凸部が強固となる。
また請求項8の考案にあっては、前記連結具の支持部材は、支持部材本体部に枢軸部が突設されており、前記本体部の上面部であって前記枢軸部の軸廻り方向に前記係合凹部が形成されており、前記枢軸部に前記連結軸部材の軸受部を遊挿したことを特徴とする。
このようにすれば、支持部材に枢軸部、係合凹部を簡単な構成で設けることができ、部品点数も減少する。また連結軸部材の軸受部を枢軸部に遊挿することにより、連結軸部材を枢軸部に沿って持ち上げ、係合凸部を係合凹部から離脱することができる。
また請求項9の考案にあっては、前記連結軸部材が荷重を受けたとき前記係合凸部が前記係合凹部と係合し、荷重が除かれたときに連結軸部材を付勢する弾性部材を設けたことを特徴とする。
このようにすれば、係合凹部から係合凸部を離脱する際に連結軸部材を上方に移動させる手間が省け、布団等を枠体から取り外すと同時に係合凸部が係合凹部から離脱又は係合凸部が係合凹部に対して軽く係合した状態となる。弾性部材はバネ、弾性ゴム等が利用できる。
また請求項10の考案にあっては、前記連結具は、前記回動可能な可動連結軸部材の他に固定連結軸部材を有していることを特徴とする。
このようにすると、物干し用の固定枠体を固定連結軸部材と連結し、可動枠体を可動連結軸部材と連結することにより、簡単に可動枠体と固定枠体の組み合わせを実現することができる。
また請求項11の考案にあっては、前記固定連結軸部材は前記連結具の支持部材の中央部に設けられており、該固定連結軸部材の軸受部に物干し具の支柱杆の端部を連結することを特徴とする。
このようにすると、物干し具の支柱杆の端部を固定連結軸部材の軸受部に挿入するだけで連結具との連結が可能となり、支持杆端部の挿入部を新たに設ける必要がないため連結具の構成が簡単となる。
また請求項12の考案にあっては、前記連結具の支持部材に、物干し具の支柱杆の端部を連結する支持杆挿入部を設けたことを特徴とする。
このような連結具は、連結軸部材をすべて可動式とした場合や、支持杆を複数本設け、複数の位置で支持杆端部と連結する必要がある場合に利用できる。
また請求項13の考案にあっては、前記物干し用の枠体はコ字形状であり、前記連結具を前記枠体の上下両端部に配置し、連結軸部材の枠端挿入部に前記枠体の開放側端部を連結したことを特徴とする。
このような物干し具は、連結具と枠体、支持杆の組立分解を簡単に行うことができ、全体の構成も簡単で安価に製造することができる。
上述した本考案によれば、物干し用の枠体に布団等を掛けた状態で風等の影響を受けても枠体の回動を阻止することができるため物干し具の転倒を防止することができ、物干し具が安定化を図ることができる。
また本考案によれば、複数の枠体を別々の角度で開き、その回動を阻止することにより物干し具の安定化を図ることができる。さらに従来のようにピンや鉤状部材等の別個の部材を使用することなく簡単な構成で枠体の回動を阻止することができる。その他、上記各請求項に記載した効果を得ることができる。
以下本考案の実施形態を添付図面に従って説明する。図1は本考案に係る物干し具1の第一の実施形態を示す全体斜視図であり、この物干し具1は、上下に配置される連結具2,2と、この連結具2,2に連結される支持杆5と、中央の固定枠体4と左右の可動枠体3,3とから構成されている。なお、以下に示す実施形態では上下に同じ連結具2,2を配設しているが、下部の連結具2には、後述する係合凹部10c、係合凸部10cを設けなくともよい。
可動枠体3,3は全体がコ字状の枠体であり、上下枠3a,3aと外枠3bがL字形継手部材3cとT字形継手部材3dにより連結され、上下枠3a,3aの開放側枠端は、後述のように内方(固定枠体4側)と外側方向に開閉可能となるように連結具2,2と連結されている。
固定枠体4は、可動枠体3,3と同じように全体がコ字状の枠体であり、上下枠4a,4aと外枠4bがL字形継手部材4cとT字形継手部材4dにより連結されている。また上下枠4a,4aの開放側枠端は、後述のように連結具2,2に非可動となるように連結されている。さらに、直管形の支持杆5は、その上下両端部が後述のように連結具2,2と連結されている。
図2は前記連結具2,2の全体斜視図、図3はそのA−A断面図、図4はB−B断面図、図5はC−C断面図を示している。なお、上下の連結具2,2は同一であるから、ここでは一方の連結具2を例にとって説明する。
この連結具2は、支持部材10と左右の可動連結軸部材11,11と中央の固定連結軸部材12から構成されている。そして、可動連結軸部材11,11は支持部材10に回動可能に装着され、固定連結軸部材12は固定式となっている。
支持部材10は、略楕円体形の本体部10aの左右上面部に、図3及び図4に示すように筒形の枢軸部10b,10bが突設されている。また、本体部10aの上面部であって枢軸部10b,10bの軸廻りには略傘歯車形状の係合凹部10c,10cが形成されている。
可動連結軸部材11,11は、図3及び図4に示すように中央部に内筒軸11e,11eが形成された有頭筒状の軸受部11a,11aと、この軸受部11a,11aの横方向に延設された筒状の枠端挿入部11b,11bからなっており、図6に示すように枠端挿入部11b,11bの下部であって前記係合凹部10c,10cと対応した位置には断面略三角形状の係合凸部11c,11cが突設されている。なお、11d,11dは枠止めリベットの挿入孔である。
可動連結軸部材11,11は、軸受部11a,11aが支持部材10の枢軸部10b,10bに上下方向に摺動可能となるように、また左右方向に回動可能となるように遊挿され、係合凸部11c,11cが支持部材10の係合凹部10c,10cの一個の谷部と係合するようになっている。
固定連結軸部材12は、図4及び図5に示すように支持部材本体部10aと一体構成されており、有頭筒状の軸受部12aと、この軸受部12aの横方向に延設された筒状の枠端挿入部12bからなっている。軸受部12aは図5に示すように下端部が支持部材本体部10aの内部まで延出した延出部12fが形成されている。12d,12gはリベット挿入孔である。なお、支持部材本体部10aには、図2に示すように固定連結軸部材12の保持部12eが形成されている。
上述の物干し具1を組み立てるに際しては、上下の連結具2,2の固定連結軸部材12の軸受部12aに,図1に示す支持杆5の上下枠端をそれぞれ挿入し、リベット挿入孔12gにおいてリベット締めする。また可動連結軸部材11,11の枠体挿入部11b,11bに可動枠体3,3の開放側枠端(上下枠3a,3aの外端部)をそれぞれ挿入しリベット挿入孔11d,11dにおいてリベット締めする。さらに固定連結軸部材12の枠端挿入部12bに固定枠体4の開放側枠端を挿入し、リベット挿入孔12dにおいてリベット締めする。なお、下側の連結部2は図2に示した状態の上下逆向き状態で支持杆5及び各枠体3,4と連結されることは言うまでもない。
このような物干し具1は、可動連結軸部材11,11に連結された可動枠体3,3が支持部材10の枢軸部10b,10bを支軸として内方(固定枠体4側)と外側方向に開閉可能となっており、固定連結軸部材12に連結された固定枠体4は、連結具2,2の中央部の位置に固定(非可動)となっている。即ち、可動枠体3,3は、固定枠体4を中心にして左右方向に開閉可能となっている。
可動枠体3,3を連結する可動連結軸部材11,11の係合凸部11c、11cは、支持部材10に形成された略傘歯車形状の係合凹部10c,10cの一個の谷部と係合しており、これにより可動枠体3,3の回動が所定の位置で規制され、可動枠体3,3を所定の開閉角度に保持することができる。即ち、物干し具1の可動枠体3,3に布団等が掛けられると、その重量により可動連結軸部材11,11の係合凸部11c、11cが支持部材10に形成された係合凹部10c,10cの谷部に食い込むように係合されることになる。
このため布団等が風を受けても係合凸部11c,11cが現在係合している係合凹部10c,10cから簡単に外れることはなく、したがって物干し具1のバランスは安定し、風等による物干し具1の転倒を防止することができる。なお、可動枠体3,3を回動するときは(係合凸部11c,11cの係合凹部10c,10cとの係合位置を変更するときは)、可動枠体3,3から布団等を取り外して可動連結軸部材11,11への負荷を取り除いた後、可動連結軸部材11,11を枢軸部10b,10bと摺動させて上方に持ち上げる。この状態で可動連結軸部材11,11を所望方向に回動した後、可動連結軸部材11,11を下ろして係合凸部11c,11cを所望の位置の係合凹部10c,10cと係合させるものである。
また支持部材10には歯車形状の係合凹部10c,10cを左右対称に形成しているため、係合凸部11c,11cの係合凹部10c,10cとの係合位置を一致させることにより、左右可動連結軸部材3,3の開閉角度を左右対称とすることができる。これにより物干し具1のバランスをさらに安定させることができる。
図7及び図8は、本考案の第二の実施態様を示したものである。この物干し具20は、図7に示すように、前記可動枠体3,3と同じ構成の4本の可動枠体3,3,3,3(以下1個の可動枠体3について説明する)が上下の連結具21,21に回動可能に装着されている。またこの実施形態では補強のために複数本の支持杆5,5が連結具21,21に連結されている。各可動枠体3の構成は、上述の第一の実施形態と同じであるから、ここでは説明を省略する。
連結具21,21は、図8に示すように支持部材30に可動連結軸部材11,11,11,11(以下1個の可動連結軸部材11について説明する)が回動可能にされており、各可動連結軸部材11の枠端挿入部11bに可動枠体3の開放側端部(上下枠3a,3aの外端部)が装着されている。可動連結軸部材11の構成及び支持部材30に対する可動連結軸部材11の取付構造は前記第一実施形態と同じであるからここでは説明を省略する。
また、支持部材30の上面部の各可動連結軸部材11の枢軸部10cの軸廻りに略傘歯車形状の係合凹部10cが形成されており、可動連結軸部材11の前記係合凹部と対応した位置に係合凸部11cが突設されていることも前記第一実施形態と同じである。
支持部材本体部30aの内部には、図8に示すように複数の支持杆挿入部30b,30bが下方に延設されており、この支持杆挿入部30b,30bに前記支持杆5,5の端部が挿入されることになる。なお、ここでは支持杆挿入部30b,30bは各可動連結軸部材11とは別個の位置に設けられている。
第二の実施形態の物干し具20は、第一実施形態の固定枠体4が設けられておらず、4個すべてが可動枠体3となっている。このため各可動枠体3は別々に回動可能であり、任意の開閉角度となるように可動連結軸部材11の係合凸部11cと支持部材30の係合凹部10cを係合することができる。このような物干し具20は、たとえば隣り合う2本の可動枠体3に両可動枠体3の開閉角度を調節しながら布団等を広げるように掛け渡すことができるなど、様々な使用形態が可能となる。
図9及び図10は、本考案の第三の実施態様を示したものである。この物干し具40は、図9に示すように上下の連結具41,41の中央に固定枠体4が装着されるとともに、この固定枠体4の左右に2個ずつの可動枠体3,3及び3,3(以下1個の可動枠体3について説明する)が装着されている。また、連結具41,41には2本の支持杆5,5が連結されている。固定枠体4と可動枠体3と支持杆5の構成は前記第一実施態様と同じである。
連結具41,41は、図10に示すように支持部材50の中央部に固定連結軸部材12が一体構成されており、その左右両側に可動連結軸部材11,11及び11,11(以下1個の可動連結軸部材11について説明する)が回動可能に装着されている。そして固定連結軸部材12の枠端挿入部12bに固定枠体4の上下枠4の開放側端部が装着され、各可動連結軸部材11の枠端挿入部11bに可動枠体3の上下枠3a,3aの開放側端部が装着されている。固定連結軸部材12、可動連結軸部材11の構成及び支持部材30に対する可動連結軸部材11の取付構造は前記第一実施形態と同じであるからここでは説明を省略する。
また、支持部材50の上面部に、各可動連結軸部材11に対応して略傘歯車形状の係合凹部10cが形成されており、可動連結軸部材11の傘歯車形状の係合凹部10cが前記係合凹部と対応した位置に係合凸部11cが突設されていることも前記第一実施形態と同じであるからここでは説明を省略する。
支持部材本体部30aの内部には、図10に示すように支持杆挿入部30b,30bが下方に延設されており、この支持杆挿入部30b,30bに前記支持杆5,5の端部が挿入されることは前記第二実施形態と同じである。
上述した第三実施形態の物干し具40によれば、第二実施形態の物干し具40の中央部に固定枠体4が設けられるため、固定枠体4にも布団等を掛けられることはもちろんのこと、固定枠体4を中心に左右の複数の可動枠体3の開閉角度を調整してバランスをとることができるため、物干し具40全体のバランスが安定することになる。
図11は,可動連結軸部材11の軸受部11aと支持部材10の枢軸部10bとの装着部の変形例を示したものである。即ち、可動連結部材11の内筒軸11eの外側であってフランジ部10dの間にはバネ13が挿入されており、内筒軸11eの下端部にはワッシャ14を介してネジ15が螺入されている。これにより、可動連結軸部材11への荷重が除かれたとき(布団等を可動枠体3から取り外したとき)、可動連結軸部材11はバネ13の弾性力により上方に移動し、ワッシャ14がフランジ部10dに干渉する。この状態で可動連結軸部材11の係合凸部11cが支持部材10の係合凹部10cから自動的に離脱することになる。
上述した実施形態は本考案の一例を示したものであり、本考案の要旨にしたがって変更をすることができる。たとえば可動連結軸部材11(可動枠体3)や固定連結軸部材12(固定枠体4)を図示した個数から増設してもよい。また逆に、単に1組の可動連結軸部材11(可動枠体3)と固定連結軸部材12(固定枠体4)で構成することもできる。その他、連結具2,30,50、支持部材10、可動連結軸部材11、固定連結軸部材12、可動枠体3、固定枠体4等の構成は図示したものに限定されるものではなく、必要に応じて変更することができる。
本考案の第一の実施形態を示す物干し具の全体斜視図である。 図1の物干し具の連結具の斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図1のC−C断面図である。 係合凸部と係合凹部を説明するための斜視図である。 本考案の第二の実施形態を示す物干し具の全体斜視図である。 図7の物干し具の連結具の斜視図である。 本考案の第三の実施形態を示す物干し具の全体斜視図である。 図9の物干し具の連結具の斜視図である。 可動連結軸部材軸受部と支持部材枢軸部の装着部の変形例を示した断面図である。
符号の説明
1,20,40は物干し具
2,21,41は連結具
3は可動枠体
4は固定枠体
5は支持杆
10は支持部材
10aは本体部
10bは枢軸部
10cは係合凹部
11は可動連結軸部材
11aは軸受部
11bは枠端挿入部
11cは係合凸部
12は固定連結軸部材
12aは軸受部
12bは枠端挿入部

Claims (13)

  1. 連結具に複数の物干し用の枠体を連結し、少なくとも1つの枠体は前記連結具と回動可能に連結された可動枠体である物干し具において、
    前記連結具は、支持部材と、該支持部材に回動動可能に装着した連結軸部材を有しており、該連結軸部材に前記可動枠体を連結するとともに、
    前記支持部材側と前記連結軸部材側に、互いに係合して前記連結軸部材の回動を規制する係合手段を設けたことを特徴とする物干し具。
  2. 前記係合手段は、前記支持部材における前記連結軸部材近くの回動方向に複数の係合凹部を形成し、前記連結軸部材に、前記係合凹部と係合する係合凸部を形成したものであることを特徴とする請求項1に記載の物干し具。
  3. 前記係合手段は、前記支持部材の係合凹部が略傘歯車形状に形成されており、該傘歯車形状の一部の係合凹部に前記連結軸部材の係合凸部が係合するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の物干し具。
  4. 前記連結軸部材の係合凸部は、前記略傘歯車形状の谷部の形状に沿った形状の凸部であることを特徴とする請求項3に記載の物干し具。
  5. 前記連結部材の係合凸部は断面略三角形状であることを特徴とする請求項4に記載の物干し具。
  6. 前記係合手段を、前記連結具の左右に設け、連結軸部材を左右対称に開閉可能としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の物干し具。
  7. 前記連結具の連結軸部材は、軸受部と該軸受部の横方向に延設された枠端挿入部を有しており、前記係合凸部を前記係合凹部と対応した位置に設けたことを特徴とする前記請求項2〜6のいずれかに記載の物干し具。
  8. 前記連結具の支持部材は、支持部材本体部に枢軸部が突設されており、前記本体部の上面部であって前記枢軸部の軸廻り方向に前記係合凹部が形成されており、前記枢軸部に前記連結軸部材の軸受部を遊挿したことを特徴とする請求項7に記載の物干し具。
  9. 前記連結軸部材が荷重を受けたとき前記係合凸部が前記係合凹部と係合し、荷重が除かれたときに連結軸部材に付勢する弾性部材を設けたことを特徴とする請求項2〜8のいずれかに記載の物干し具。
  10. 前記連結具は、前記回動可能な可動連結軸部材の他に固定連結軸部材を有していることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の物干し具。
  11. 前記固定連結軸部材は前記連結具の支持部材の中央部に設けられており、該固定連結軸部材の軸受部に物干し具の支柱杆の端部を連結することを特徴とする請求項10に記載の物干し具。
  12. 前記連結具の支持部材に、物干し具の支柱杆の端部を連結する支持杆挿入部を設けたことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の物干し具。
  13. 前記物干し用の枠体はコ字形状であり、前記連結具の連結軸部材の枠端挿入部に前記枠体の開放側端部を連結したことを特徴とする請求項8〜12のいずれかに記載の物干し具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102877276A (zh) * 2012-09-27 2013-01-16 于豪 一种被子晾晒支架
JP2014136108A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Mory Industries Inc 連結装置及びそれを使用した物干し器
JP2015036113A (ja) * 2013-08-16 2015-02-23 ピーエヌジー コーポレーション ヘアーバンド兼用紫外線防止日除け及びその製造方法
CN108411579A (zh) * 2018-03-08 2018-08-17 天津工业大学 一种晾晒架及使用方法

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