JP3144527U - 乗客コンベアの移動手すり装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高齢者や子供など非力な利用者でも、移動手すりベルとをしっかりと安全に掴むことができ、安全に利用することができるエスカレータや動く歩道などの乗客コンベアを提供する。
【解決手段】乗客コンベアの移動手すりベルト5の上面に、手すりベルト5の移動方向の全周に亘って握りやすい掴み部6を凸設する。さらに、掴み部6に凹凸を付してより強固に掴め、滑らない工夫をした。
【選択図】図2

Description

この発明は、互いに隣接して並ぶ複数のステップを無限循環移動させて乗客を一方向に搬送するエスカレータや動く歩道などの乗客コンベアに関する。
乗客コンベアとしての例えばエスカレータは、乗客が乗る複数のステップをチェーンを介して無端状に連結してなるステップ列と、このステップ列の両側に配置された欄干パネルと、これら欄干パネルの縁に移動可能に装着された無端状の移動手すりベルトと、前記ステップ列と移動手すりベルトとを同期して同じ方向に同じ速度で無限循環移動させる駆動装置とで構成されている。そしてこのエスカレータを利用する乗客は、ステップ列の上に乗り、手を移動手すりベルトに掛けて体を支え、この状態で乗客が無限循環移動するステップ列により例えば建屋の下階から上階に向かって搬送される。
ところで、このエスカレータを利用する場合にはバランスを保つために移動手すりベルトに手を掛けて身体を支えているが、老人や子供が利用する場合には手すりベルトの幅が広いために掴みにく上に、咄嗟の場合には掴みきれずバランスを崩して転倒し大事故につながる恐れがある。
そこで、特開2008−87919公報では、移動手すりベルトの長手方向に沿って窪みを設け、手すりベルトを掴んだときに手が窪みに食い込んでしっかりと握るようにしたエスカレータが提案されている。
特開2008−87919公報
一方、エスカレータの移動手すりベルトは、利用者がステップ列に乗ったときに自身の体を支えて、転倒などを防ぐために掴むものであり、このためその素材としてゴムなどの滑りにくい材料で形成されている。
しかしながら、従来の移動手すりベルトの表面は滑から面となっており、このため非力な高齢者や虚弱な人などでは移動手すりベルトをしっかり握ることができず、手が滑って不安を招いたり、よろけてしまうようなことが生じ易く、より高い安全性が求められている。
このような不具合点は、エスカレータに限らず、平面の床面状に設置される動く歩道などのマンコンベアにおいても同様である。
この考案はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、高齢者や子供など非力な利用者でも、移動手すりベルとをしっかりと安全に掴むことができ、安全に利用することができるエスカレータや動く歩道などの乗客コンベアを提供することにある。
請求項1の考案は、乗客を移送する移送台板と、それに追随して移動する移動手すりベルトを設けてなる乗客コンベアにおいて、前記移動手すりベルトの上面に、同手すりベルトの移動方向の全周に亘って掴み部を凸設したことを特徴とする乗客コンベアの移動手すり装置にある。
請求項2の考案は、前記掴み部は移動手すりベルトの上面に固定した支持片で保持されており、その移動方向と直交する方向の断面が円形または楕円形であることを特徴としている。
請求項3の考案は、前記移動手すりベルトの上面に固定された掴み部の外表面上の長手方向に、単条または複数条の凹凸を形成したことを特徴としている。
この考案の乗客コンベアによれば、非力な高齢者や子供であっても移動手すりベルトの掴み部が、握りやすい大きさであるのでしっかりと掴むことができ、万一バランスを崩しても立ち直ることが容易である。しかもベルト移動方向の断面が同一であるので放すタイミングが多少遅れても巻き込まれる心配がなく安全に利用することができる。
以下、この考案の実施形態について図面を参照して説明する。
図1には、乗客コンベアの一例であるエスカレータの側面の一部を示している。各移送台板の側面部には、欄干パネル2が垂直に起立するように取り付けられている。これら欄干パネル2は例えばアクリル製の透明板からなり、移送台板に沿って延び、互いに対向するように配置されている。各欄干パネル2の縁部には手すりベルトレール3が取り付けられ、さらにこの手すりベルトレール3に図2に示すようにガイドレール4が取り付けられている。
図2は図1のA−A線断面拡大図である。ガイドレール4は断面ほぼT字状をなし、このガイドレール4の外周に断面ほぼC字状をなす移動手すりベルト5が装着されている。移動手すりベルト5は例えばゴムなどの適度な柔軟性をもつ材料により無端状に形成され、移送台板が無限循環移動する際にこの移送台板と同じ速度で同じ方向に前記ガイドレール4に沿って無限循環移動するようになっている。
移動手すりベルト5の上面部には、その長手方向に沿って全周にわたって掴み部6が凸設されている。また、図2に示すように掴み部6は、支持片7を介して移動手すりベルト5に設けられている。そして掴み部6は、断面が円形または点線で示すような楕円形であり、その大きさは高齢者やこどもたちでも握れる適度な径にしてある。
また、図3には、掴み部6の他の実施例を示しており、掴み部6の表面に、数条の凹凸8が移動方向に沿って形成されたものである。この凹凸8は滑らかな曲線を描くように形成するのが好ましい。更に凹凸8は1つであっても複数であってもよい。
このように構成された乗客コンベアの移動手すり装置によれば、移動手すりベルト5上に支持片7を介して掴み部6が形成されているので、非力なお年寄りや子供でもしっかりと掴む事ができバランスを崩した際にも、転倒する危険が少ない。
また、この掴み部6は移動方向に直交する方向の断面が同一であり、放すタイミングが多少遅れても巻き込まれたりする心配が無い。さらに、掴み部6の表面上の凹凸8は、掴み部6で滑るのを防止し、しっかり掴むのに役立つ。
なお、掴み部6は、一例として円形や楕円形のものについて述べたが、その他四角形や台形などその形状は自由に変更できるのもである。
近年省エネ対策として、人が近づいたことを検知して動き出すエレベータが出現しているが、このような装置は、特に動き始める時に特にバランスを崩しやすい。しかし、本考案のような移動手すり装置によれば、より安定して移動手すりベルト5の掴み部6を掴むことができ、高齢者や虚弱な人であっても安定して体を支えることができるものである。
なお、この考案は、主としてエスカレータについて説明したが、建屋の床部分に水平に据え付けて乗客を搬送する動く歩道などのマンコンベアにおいても同様に適用することができる。
この考案の実施形態に係るエスカレータの一部を示す側面図。 第1図のA−A線矢視断面図。 第2図とは別の実施例を示す断面図。
符号の説明
1…エスカレータ
2…欄干パネル
3…手すりベルトレール
4…ガイドレール
5…移動手すりベルト
6…掴み部
7…支持片
8…凹凸

Claims (3)

  1. 乗客を移送する移送台板と、それに追随して移動する移動手すりベルトを設けてなる乗客コンベアにおいて、前記移動手すりベルトの上面に、同手すりベルトの移動方向の全周に亘って掴み部を凸設したことを特徴とする乗客コンベアの移動手すり装置
  2. 前記掴み部は移動手すりベルトの上面に固定した支持片で保持されており、その移動方向と直交する方向の断面が円形または楕円形であることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの移動手すり装置
  3. 前記移動手すりベルトの上面に固定された掴み部の外表面上の長手方向に、単条または複数条の凹凸を形成したことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの移動手すり装置
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