JP2016199336A - 乗客コンベアの移動手摺 - Google Patents
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Abstract
【課題】、手摺に積極的に利用客の手を添えさせ、また把持を促す効果を発揮することを可能とする乗客コンベアの移動手摺の提供。
【解決手段】本発明は、枠内を循環移動する複数のステップと連動して動く2本の手摺の表面に著名人、偉人、有名人等の実物大の手摺を把持している人の手形を配置し、また手形周辺に名前を記載する構成とすることによって、利用客に手形に積極的に手を添えさせ、手摺を把持させるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、枠内を循環移動する複数のステップと連動して動く2本の手摺の表面に著名人、偉人、有名人等の実物大の手摺を把持している人の手形を配置し、また手形周辺に名前を記載する構成とすることによって、利用客に手形に積極的に手を添えさせ、手摺を把持させるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、ステップの進行方向と連動して動くエスカレーターや動く歩道などの乗客コンベアの移動手摺に関する。
乗客コンベアの一種であるエスカレーター1は、図3に示すように建築構造物の上階床と下階床との間に跨って設置された図示しない枠体と、この枠体内を循環移動する複数のステップ15と2本の無端状の手摺10とを備える。手摺10は、図示しない手摺駆動装置によって手摺10とステップ15とは同一方向かつ同一速度で連続的に循環移動する。ここで、エスカレーター1の運転中は、安全装置または非常停止ボタンの使用等によりエスカレーターが停止すると利用客が転倒する可能性がある。その際に、利用客が手摺を把持しておれば、転倒の可能性は低くなる。しかしながら、この手摺は、使用状況によっては汚れなどによる不潔感が生じる場合があり、特に長年使用している手摺に至っては好んで把持するには至らない状況も発生する。
そこで、手摺の不潔感を無くし、手摺を把持させる為に特許文献1、特許文献2のような技術が考案されている。これらの技術は酸化チタン等の光触媒活性作用を持つ物質を手摺に配合させ、表面を強力な酸化力により抗菌する技術である。しかしこれらの技術は手摺表面は抗菌されるが、利用客が見た目上で判断するのは難しく、手摺を積極的に把持させるには至らないという課題があった。
この様なことを踏まえ、特許文献3が考案されている。これは、手摺表面に所定図柄を複数所定の位置に配置する技術である。
特許文献3に記載された技術は、キャラクターや果物、ロゴマーク等を手摺表面に複数所定の位置に配置させるだけのものであり、目には留まるもののエスカレーター手摺を積極的に把持させるには至らないという課題があった。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、手摺に積極的に利用客の手を添えさせ、また把持を促す効果を発揮することを可能とする乗客コンベアの移動手摺を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る乗客コンベアの移動手摺は、ステップと連動して動く無端ベルト状の乗客コンベアの移動手摺であって、前記手摺の表面に、人の手形が複数個所に設置されていることを特徴としている。
本発明に係る乗客コンベアの移動手摺は、利用客が手を重ねたくなるような手形を手摺上に配置することで、利用客に積極的に手摺に手を添えさせ、また把持させることができるので、利用客を安全に目的地まで輸送することが可能になる。
本発明は、乗客コンベア、例えばエスカレーター1に用いられている手摺10の表面に、等間隔またはステップ15と連動する位置に実物大の名前25付き手形20が配置されていることを特徴とする。以下にエスカレーターに用いられる手摺における本発明の実施例1を図1〜3を用いて説明する。
図3は、本発明が搭載されたエスカレーターの全体構成を示す図である。乗客コンベアの一種であるエスカレーター1は、図3に示すように、建築構造物の上階床と下階床との間に跨って設置された図示しない枠体と、この枠体内を循環移動する複数のステップ15と2本の無端状の手摺10とを備える。手摺10は、図示しない手摺駆動装置によって手摺10とステップ15とが同一方向かつ同一速度で連続的に循環移動する。
次に、手摺10に設ける手形25について詳細に説明する。手形20は、手摺10の上面に設けられており、この手形20は、著名人、偉人、有名人等の人の手形20とする。またその手形20の大きさは、基になった人の実寸大とする。さらにその手形20に対して、手形20周辺に基になった人の名前25を配置する。また、名前25は、ステップ15の進行方向に対して手形20の指部を配置させ、その先に名前25を配置する。また、手形20の配置間隔は、全ての利用客が手形20に手を添えることができるようにするため、ステップ15の枚数に対して、ステップ15と手形20が、1対1になる様に配置させることが好ましい。しかし、手形20の配置間隔は、特に限定するものではなく、ステップ15と手形20が1対1でなくてもよい。例えばステップ15の枚数に対して、ステップ15と手形20を2対1でもよい。
次に、手形20を手摺10に設ける方法を説明する。本実施例では、手摺10の製造現場において、手形20を長尺フィルムに転写し、その長尺フィルムで手摺10全体を覆うことにより手形20を設置させることができる。この手形20の設置方法は、手摺10を製造する段階で行う方法の他に、手形20を設置する段階で行うことで、エスカレーター1の施工現場では、従来の施工方法での作業が可能である。また、すでに設置された手摺10に対して設けてもよい。
このように手摺10の上に手形20を設けたことにより、エスカレーター1の利用客に手摺10上の手形20の人の名前25を認識させることにより、利用客に手摺10を積極的に把持させることができるため、エスカレーター1の利用客を目的地まで安全に移送可能となる。
実施例1では、手形20の設置方法として、長尺フィルムを用いて手摺10を覆うことによって手形20を設置したが、実施例2ではフィルムの裏面に手形20に成形されているシール材を塗布し、フィルムを手摺10に圧着し、手形20を貼り付ける機構とした点が実施例1と比較した場合の変更点である。
このように手摺10の上に手形20を設けたため、実施例1と同様にエスカレーター1の利用客に手摺10を積極的に把持させることができるため、エスカレーター1の利用客を目的地まで安全に移送可能だけでなく、現地で臨時的かつ容易に手摺10に手形20を設置することも可能であり、また、手形20を貼り付けるだけでなく、手形20をはがすことによって容易に取り外すことも可能である。
実施例1及び2では、手形20の設置方法として、フィルムやシール材を貼り付けることで手形20を設置しているが、実施例3では手摺10の表面に立体的に成形させる機構とした点が実施例1及び2と比較した場合の変更点である。手摺10は、その製造段階において、ゴムやウレタンなどの合成樹脂材料により成形されている。その手摺10を成形する際に、手形20の型を圧接することで手形20は手摺10上に立体的に成形される。
このように手摺10の上に手形20を設けたため、エスカレーター1の利用客に手摺10を積極的に把持させることができるため、エスカレーター1の利用客を目的地まで安全に移送可能だけでなく、連続的にエスカレーター1が利用されても、手摺10に成形された手形20は磨耗すること無く、また湿度等により剥がれることがないため、耐候性が優れている。
1 エスカレーター(乗客コンベア)
10 手摺
15 ステップ
20 手形
25 名前
30 利用者の左腕
10 手摺
15 ステップ
20 手形
25 名前
30 利用者の左腕
Claims (7)
- ステップと連動して動く無端ベルト状の乗客コンベアの移動手摺であって、前記手摺の表面に、人の手形が複数個所に設置されていることを特徴とする乗客コンベアの移動手摺。
- 前記人の手形は、有名人、偉人、著名人の実寸大の大きさの手形であることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの移動手摺。
- 前記人の手形の基となった人物の名前が設置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗客コンベアの移動手摺。
- 前記人の手形はステップの進行方向に対して、前記手形の指部を配置させ、前記手形の指部の先に前記名前があり、ステップの枚数に対して1対1となるように設置されていることを特徴とする請求項3に記載の乗客コンベアの移動手摺。
- 前記人の手形は裏面に粘着層を有する長尺フィルム材により構成されており、前記手摺は前記長尺フィルム材によって表面を覆われていることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの移動手摺。
- 前記人の手形は、裏面に粘着層を有するシール材と、フィルム材により構成されており、前記シール材と、前記フィルムにより構成された前記人の手形を前記手摺に圧接することで前記シール材のみが前記人の手形として貼り付けられることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの移動手摺。
- 前記人の手形は、前記手摺の製造時に前記手形の型を圧することで成形されており、前記手形が立体的に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの移動手摺。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015078615A JP2016199336A (ja) | 2015-04-07 | 2015-04-07 | 乗客コンベアの移動手摺 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015078615A JP2016199336A (ja) | 2015-04-07 | 2015-04-07 | 乗客コンベアの移動手摺 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016199336A true JP2016199336A (ja) | 2016-12-01 |
Family
ID=57422283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015078615A Pending JP2016199336A (ja) | 2015-04-07 | 2015-04-07 | 乗客コンベアの移動手摺 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016199336A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20190110285A1 (en) * | 2016-06-07 | 2019-04-11 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Resource allocation notification method, and apparatus |
JP2022034872A (ja) * | 2020-08-19 | 2022-03-04 | フジテック株式会社 | マンコンベヤ及びマンコンベヤの欄干装置 |
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2015
- 2015-04-07 JP JP2015078615A patent/JP2016199336A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20190110285A1 (en) * | 2016-06-07 | 2019-04-11 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Resource allocation notification method, and apparatus |
JP2022034872A (ja) * | 2020-08-19 | 2022-03-04 | フジテック株式会社 | マンコンベヤ及びマンコンベヤの欄干装置 |
JP7052841B2 (ja) | 2020-08-19 | 2022-04-12 | フジテック株式会社 | マンコンベヤ及びマンコンベヤの欄干装置 |
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