JP3144455B2 - 非接触型icカード - Google Patents

非接触型icカード

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JP3144455B2 JP32507294A JP32507294A JP3144455B2 JP 3144455 B2 JP3144455 B2 JP 3144455B2 JP 32507294 A JP32507294 A JP 32507294A JP 32507294 A JP32507294 A JP 32507294A JP 3144455 B2 JP3144455 B2 JP 3144455B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非接触型ICカードに関
し、詳しくは非接触型ICカードの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スキー場のリフトの回数券用カー
ド、電車やバス等の回数券用及び定期券用カード、ある
いは在庫管理用タグ等として、カードを随時取り出して
改札口等の読み取り装置に通さないでもデータの確認及
び更新ができる、非接触型ICカードが使われるように
なっている。
【0003】この種の非接触型ICカード(以下ICカ
ードと略す)の基本構成は、図3に断面図を示すような
構造をしている。即ち、図3(a)に示すように、トレ
イ状をした樹脂性のケース3cの中に電子部品を搭載し
た基板1及びアンテナコイル2を配置して、樹脂性の蓋
体3d等で上部を覆うように形成されるか、図3(b)
に示すように、樹脂性の薄板3cの上にカードの大きさ
に合わせて形成された樹脂性のスペーサ3eを配置し
て、その中に電子部品を搭載した基板1及びアンテナコ
イル2を挿入した後、更に樹脂性の蓋体3dで上部を覆
うように形成されている。
【0004】このように形成されたICカードには、一
般的に電源となる電池は内蔵されいない。カード10が
必要とする電力は、スキー場などの改札口に設置された
改札装置の近傍を通過する時に、改札装置の送信手段か
ら送られてくる電波をアンテナコイル2で受信し、基板
1上の電子部品で検波してコンデンサに充電することに
より必要な電力を得るようになっている。この電力を使
用して、電子部品として内蔵されたマイコン等の半導体
装置を駆動して料金等のデータを書き換え、この結果を
改札装置に送信することにより、改札装置でICカード
の使用状況を確認し、利用可能な人や物のみを通過させ
たり、所定の方向へ導くことができるようになってい
る。
【0005】このように、電波を使用した相互通信によ
り非接触でデータ確認できるので、改札口等を通る度に
カード10を取り出して改札装置に常に通す必要がな
く、改札時間が短縮され、渋滞が緩和される。このよう
な利便性から、今後高速道路の料金確認等への応用を始
めとして、広く使われようとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、今後更な
る普及の見込まれるICカードは使用後に捨てられる場
合も多く、安く大量に供給される必要があるが、図3に
示すような製造方法では量産性や価格及び性能的な問題
があった。即ち、図3の従来の製造方法では、ケースや
スペーサと蓋体3dとの位置合わせが難しく生産性が悪
いと共に、蓋体3dを剥して改造することが比較的簡単
に行えるという問題がある。更には、使用者がズボンの
ポケット等にカード10を入れている時、カード10に
かかる応力で蓋体等が湾曲することにより内部の電子部
品や接続箇所が破損したり、振動でアンテナコイル2が
動くことにより配線が切断したりして故障し易いという
問題がある。
【0007】そこで本発明はこれらの問題を解決し、信
頼性の高いICカードを容易且つ安く大量に製造するた
めのICカードの構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るために、請求項1の記載に係わる非接触型ICカード
は、カードの内部に電子部品及びアンテナコイルが内蔵
されてなる非接触型ICカードの構造において、電子部
品及びアンテナコイルの一部が絶縁性を有する固定樹脂
に埋め込まれていると共に、少なくとも固定樹脂の電子
部品及びアンテナコイルが埋め込まれる面側に樹脂性の
フィルムが圧接され、電子部品または前記アンテナコイ
ルの埋め込まれていない部分の少なくとも一部と樹脂性
のフィルムとが接触した状態で固定樹脂が硬化され、固
定樹脂及びフィルムの一部を一体的に打ち抜いて形成さ
れていることを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の構造によれば、基板及びアンテナコ
イルを所定の位置に簡単かつ確実に固定できるようにな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例である非接触型ICカ
ード(以下ICカードと略す)の構造及び製造方法を図
1及び図2を参照しながら詳細に説明する。尚、本明細
書では、全図面を通して、同一または同様の部位には同
一の符号を付して説明することにより説明を簡略化して
いる。図1は本発明におけるICカードの構造を示す説
明図であり、図1(a)はその上面図を示し、図1
(b)は図1(a)のICカードをZ1−Z2に沿って
切断したときの断面形状を示している。
【0011】図1(a)の上面図及び図1(b)の側面
断面図において、スペーサ5は厚さが0.5mm乃至
2.0mm程度の鉄や銅等の金属からなり、ICカード
の外形面積よりも広く電子部品の高さよりも厚い樹脂孔
5bを有すると共に、両側の帯状面には位置決め及びス
ペーサ5を次工程へ送るための送り孔5aが形成されて
いる。また、上側及び下側のフィルム3a及び3bは厚
さが0.1mm程度のポリエチレンテレフタレート(P
ET)等で形成されていると共に、スペーサ5の送り孔
5aに対応した送り孔が設けられている。基板1には受
信した電波を検波して電力とデータを得ると共に、デー
タを送信するためのマイコンやコンデンサ等の電子部品
が搭載され、銅線等がコイル状に巻かれて電波を受信及
び送信するためのアンテナコイル2が接続されている。
【0012】所定の表示が施されたフィルム3aと樹脂
孔5bとにより形成された凹部内には、プラスチック樹
脂等の半固形上の固定樹脂4が充填され、その中に基板
1とアンテナコイル2とが埋め込まれ、この状態のスペ
ーサ5の上部をフィルム3bで覆うと共に、加熱して樹
脂4を硬化させる。その後、点線で示された切断部分1
0aを後述する打ち抜き装置により打ち抜いてICカー
ドが形成されている。
【0013】尚、図1では、基板1はアンテナコイル2
の内側に位置しているが、アンテナコイル2の外側に位
置していても良く、基板の位置や大きさには依存しな
い。また、スペーサ5は上述の鉄や銅等の金属以外にス
テンレス鋼等の合金でも良く、後述する再利用を考えな
い場合には樹脂性で有っても良い。固定樹脂4は上述の
プラスチック樹脂以外にポリブチレンテレフタレート
(PBT)等のような熱可塑性ポリエステル樹脂や、エ
ポキシ樹脂やフェノール樹脂等の熱硬化型樹脂など、絶
縁性を有する樹脂であれば良い。また、フィルムは上述
のPETの他、150℃程度の温度に耐え、表面に表示
可能な樹脂であれば良く、上側または下側のフィルムの
少なくとも一方に所定の表示が施されている。
【0014】図2は本発明におけるICカードの製造方
法例を示す説明図である。図2に基づいて製造方法を示
す。ロール状に捲き取られたスペーサ5と下側のフィル
ム3aとを、スペーサ5及び下側フィルム3aに設けら
れた送り孔5aに嵌合する凸状の突起を有する送りロー
ラ6を用いて引き出すことによりスペーサ5及び下側フ
ィルム3aが自動的に位置合わせされると共に、圧接に
より固定樹脂4を溜めるための凹部が自動的に形成され
る。形成された凹部内に流動性の低い半固形状の固定樹
脂4を充填し、支持台7上で基板1及びアンテナコイル
2を所定の位置に配置した後、ロール状に捲き取られた
上側のフィルム3bで覆いながら圧接ローラ6aで圧接
して、基板1及びアンテナコイル2を固定樹脂4内に少
なくとも一部が固定樹脂4に覆われない状態で埋め込ま
れていく。このようにして連続的に形成されたICカー
ドを、加熱器8a及び8bにより100℃乃至150℃
程度に加熱して、固定樹脂4を硬化させると共に、フィ
ルム3a及び3bと一体的に接着する。最後に、連続的
に形成されたICカードの上下を挟持装置9aで挟み込
んで、打ち抜き装置9bで打ち抜くことにより個別のI
Cカード10を得ることができる。
【0015】尚、本実施例では、下側及び上側のフィル
ム3a及び3bを使用する場合を示したが、基板1及び
アンテナコイル2を細い棒等で確実に押し込むことによ
り、上側のフィルム3bを使用しないで固定樹脂4を硬
化させるようにしても良い。この時、固定樹脂4として
ウレタンアクリレート等の光硬化性樹脂を使用すること
も可能で、加熱装置8a、8bの換わりに紫外線ランプ
等を配置して固定樹脂4を硬化するようする。この場合
のフィルムには温度よりも紫外線等に対して耐性のある
樹脂を使用するようにし、固定樹脂4を硬化させた後で
上側のフィルム3bを接着し、一体的に打ち抜くように
すれば良い。
【0016】このようにして形成すれば、電子部品1及
びアンテナコイル2は固定樹脂4により確実に固定され
るようになるので、応力に対して強くなると共に振動等
によって断線することがなくなるので、信頼性が向上す
る。また、ICカードとフィルムとの位置合わせを簡単
かつ確実に行うことができるようになり、その製造が容
易になる。更に、ICカードとフィルムとを切断部分1
0aで一体的に切断するので、ICカードの端部でIC
カードとフィルムとの間に固定樹脂や接着剤が漏れてく
ることを気にしなくて済むようになる。また、ICカー
ドを打ち抜かれた後のスペーサ5は、不要な樹脂4を剥
しながら捲き取れば再利用も可能になり、更にコストダ
ウンや資源リサイクル等の効果が期待できる。
【0017】
【発明の効果】以上に詳細を説明したように本発明の請
求項1の構造によれば、基板及びアンテナコイルを所定
の位置に簡単かつ確実に固定できるようになるので、I
Cカードの信頼性が向上するという効果があると共に、
ICカードの製造工程が簡略化されて製造時間が短縮さ
れて生産効率が向上し、より安価なICカードを提供で
きるようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による非接触型ICカードの構造を示
す説明図である。 (a)非接触型ICカードの上面図例である。 (b)非接触型ICカードの側面断面図例である。
【図2】 本発明による非接触型ICカードの製造方法
を示す説明図である。
【図3】 従来の非接触型ICカードの構造を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 :基板(電子部品) 2 :アンテナコイル 3a:下側フィルム 3b:上側フィルム 4 :固定樹脂 5 :スペーサ 5a:送り孔 5b:樹脂孔 10a:ICカード切断部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードの内部に電子部品及びアンテナコ
    イルが内蔵されてなる非接触型ICカードの構造におい
    て、前記電子部品及び前記アンテナコイルの一部が絶縁
    性を有する固定樹脂に埋め込まれていると共に、少なく
    とも前記固定樹脂の前記電子部品及び前記アンテナコイ
    ルが埋め込まれる面側に樹脂性のフィルムが圧接され、
    前記電子部品または前記アンテナコイルの埋め込まれて
    いない部分の少なくとも一部と前記樹脂性のフィルムと
    が接触した状態で前記固定樹脂が硬化され、前記固定樹
    脂及び前記フィルムの一部を一体的に打ち抜いて形成さ
    れていることを特徴とする非接触型ICカード。
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