JP3144434U - 玩具オートバイ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡素な操舵機構を持つ玩具オートバイを提供する。
【解決手段】フォーク支持部材をギヤを介してアクチュエータに連係させ、該アクチュエータを作動させ、フォーク支持部材の作動軸をボディに対して回動させて前輪を旋回させる操舵機構を備えるとともに、アクチュエータの作動を解除させた際に、フォーク支持部材を元の位置に復帰させて前輪を中立位置に復帰させる前輪復帰手段を備えた玩具オートバイにおいて、前輪復帰手段を、フォーク支持部材の作動軸に、捩じりコイルスプリングを巻回させるとともに、該捩じりコイルスプリングの両端部で、ボディとギヤにそれぞれ突設させた突起を挟み込んで構成したことを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】フォーク支持部材をギヤを介してアクチュエータに連係させ、該アクチュエータを作動させ、フォーク支持部材の作動軸をボディに対して回動させて前輪を旋回させる操舵機構を備えるとともに、アクチュエータの作動を解除させた際に、フォーク支持部材を元の位置に復帰させて前輪を中立位置に復帰させる前輪復帰手段を備えた玩具オートバイにおいて、前輪復帰手段を、フォーク支持部材の作動軸に、捩じりコイルスプリングを巻回させるとともに、該捩じりコイルスプリングの両端部で、ボディとギヤにそれぞれ突設させた突起を挟み込んで構成したことを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本考案は、玩具オートバイに関するもので、さらに詳しくは、遠隔制御式の玩具オートバイに関するものである。
遠隔制御式の玩具オートバイとしては、例えば、特許文献1に示すものがある。この特許文献1に開示されている玩具オートバイでは、操舵機構として、ボディの前部に、車体の前後方向に延びる作動軸をその軸線を中心に回動自在に配設するとともに、作動軸の先端にフォーク支持部材を取り付け、作動軸をその軸線を中心に所定角度回動させることによって、フォーク支持部材を傾動させ、それによって前輪を左右方向に旋回させている。
特開2006−81814号公報(図3参照)
ところで、上記特許文献1の玩具オートバイでは、モータを燃料タンクに相当する部分に配設し、モータの駆動軸に固設した駆動ギヤ,該駆動ギヤに噛合させたセクタギヤを介して作動軸を回転させている。
この玩具オートバイにおいては、傾動されたフォーク支持部材は、旋回の完了に伴って、元の状態(中立位置)に復帰させる必要がある。そこで、上記特許文献1の玩具オートバイでは、作動軸を支持しているボディの一部を成す作動軸支持部材を作動軸に対してその軸線方向に摺動自在に配設し、コイルスプリングによって作動軸支持部材をフォーク支持部材に当接させるとともに、作動軸支持部材又はフォーク支持部材のうちの一方の当接面にV字溝を形成し、他方の当接面にV字状突部を形成し、それによって、フォーク支持部材を元の状態に復帰させるようにしている。
この玩具オートバイにおいては、傾動されたフォーク支持部材は、旋回の完了に伴って、元の状態(中立位置)に復帰させる必要がある。そこで、上記特許文献1の玩具オートバイでは、作動軸を支持しているボディの一部を成す作動軸支持部材を作動軸に対してその軸線方向に摺動自在に配設し、コイルスプリングによって作動軸支持部材をフォーク支持部材に当接させるとともに、作動軸支持部材又はフォーク支持部材のうちの一方の当接面にV字溝を形成し、他方の当接面にV字状突部を形成し、それによって、フォーク支持部材を元の状態に復帰させるようにしている。
したがって、上記玩具オートバイの操舵機構は、玩具オートバイの前後方向に相当の設置スペースが必要になり、設計自由度が低くなり、特に、スクータ型玩具オートバイ等の燃料タンクに相当するスペース部分が無い場合には、上記操舵機構を採用することは難しい。
本考案は、かかる問題点を解決するためになされたもので、簡素な操舵機構を持つ玩具オートバイを提供することを目的とする。
請求項1の考案は、
遠隔制御のための外部コントローラと、前記外部コントローラによって少なくとも操舵制御される玩具本体とを備え、走行用モータによる後輪の回転によって走行し、操舵用モータによる前輪の向きの変更によって操舵を行う玩具オートバイであって、
前記玩具本体は、
前輪が取り付けられた前輪フォークの上方に位置し該前輪フォークを車両の上下方向に延在する軸を介して該軸の軸心を中心に回動自在に支持するフォーク支持部材と、
前記フォーク支持部材に前端部が固定され、車両の前後方向に水平に延び、ボディによって自身の軸心を中心に回動自在に支持され、所定回動位置で前記フォーク支持部材及び前記前輪フォークを介して前記前輪を左右何れにも傾倒しない中立位置に保持し且つ前記所定回動位置からの回動によりその回動方向に応じて前記前輪を所定の方向に傾倒させる作動軸と、
前記作動軸に固定されたギヤ部材と、
前記操舵用モータの回動力による前記作動軸の前記所定回動位置からの回動を許容するとともに該操舵用モータの回動力が作用しないときに該作動軸を該所定回動位置に復帰させる捩じりコイルスプリングと、
を備え、
前記作動軸の高さよりも下方に、モータケースから軸が上方に向けて突出した状態の前記操舵用モータと、前記操舵用モータから前記ギヤ部材へ動力を伝達する他のギヤ部材とが設けられている、
ことを特徴とする玩具用オートバイである。
ここで、「前記外部コントローラによって少なくとも操舵制御される」とはコントローラによって操舵を制御される場合を含むことは勿論、その他の制御を行う場合も含む。
遠隔制御のための外部コントローラと、前記外部コントローラによって少なくとも操舵制御される玩具本体とを備え、走行用モータによる後輪の回転によって走行し、操舵用モータによる前輪の向きの変更によって操舵を行う玩具オートバイであって、
前記玩具本体は、
前輪が取り付けられた前輪フォークの上方に位置し該前輪フォークを車両の上下方向に延在する軸を介して該軸の軸心を中心に回動自在に支持するフォーク支持部材と、
前記フォーク支持部材に前端部が固定され、車両の前後方向に水平に延び、ボディによって自身の軸心を中心に回動自在に支持され、所定回動位置で前記フォーク支持部材及び前記前輪フォークを介して前記前輪を左右何れにも傾倒しない中立位置に保持し且つ前記所定回動位置からの回動によりその回動方向に応じて前記前輪を所定の方向に傾倒させる作動軸と、
前記作動軸に固定されたギヤ部材と、
前記操舵用モータの回動力による前記作動軸の前記所定回動位置からの回動を許容するとともに該操舵用モータの回動力が作用しないときに該作動軸を該所定回動位置に復帰させる捩じりコイルスプリングと、
を備え、
前記作動軸の高さよりも下方に、モータケースから軸が上方に向けて突出した状態の前記操舵用モータと、前記操舵用モータから前記ギヤ部材へ動力を伝達する他のギヤ部材とが設けられている、
ことを特徴とする玩具用オートバイである。
ここで、「前記外部コントローラによって少なくとも操舵制御される」とはコントローラによって操舵を制御される場合を含むことは勿論、その他の制御を行う場合も含む。
請求項2の考案は、請求項1に記載の玩具オートバイにおいて、前記玩具本体がスクータ型のものであって、前記フォーク支持部材、前記作動軸、該作動軸に固定された前記ギヤ部材、前記操舵用モータ、及び前記他のギヤ部材はフロントカウリングで覆われていることを特徴とする。
請求項3の考案は、請求項1又は2に記載の玩具オートバイであって、
前記捩じりコイルスプリングは、
巻回部が前記作動軸に嵌合され、該巻回部の両側のアーム部が該作動軸に固定された前記ギヤ部材と前記ボディ内の固定部とにそれぞれ突設された突起を前記作動軸が前記所定回動位置にある状態で挟み込み、該作動軸が該所定回動位置から回動する際に前記アーム部の一方のアーム部が前記固定部の突起に係止され他方のアーム部が該ギヤ部材の突起の動きに付勢力に抗して追動するように設けられていることを特徴とする。
前記捩じりコイルスプリングは、
巻回部が前記作動軸に嵌合され、該巻回部の両側のアーム部が該作動軸に固定された前記ギヤ部材と前記ボディ内の固定部とにそれぞれ突設された突起を前記作動軸が前記所定回動位置にある状態で挟み込み、該作動軸が該所定回動位置から回動する際に前記アーム部の一方のアーム部が前記固定部の突起に係止され他方のアーム部が該ギヤ部材の突起の動きに付勢力に抗して追動するように設けられていることを特徴とする。
請求項4の考案は、請求項1から請求項3いずれか一項に記載の玩具オートバイであって、前記作動軸に固定された前記ギヤ部材にはギヤが端面に形成されていることを特徴とする。
請求項5の考案は、請求項1から請求項4いずれか一項に記載の玩具オートバイであって、前記作動軸に固定された前記ギヤ部材は端面にギヤを形成したセクタギヤであり、前記セクタギヤのギヤには前記操舵用モータの軸に固定されたピニオンが噛合していることを特徴とする。
請求項1から4の考案によれば、作動軸の高さよりも下方に、モータケースから軸が上方に向けて突出した状態の前記操舵用モータと、操舵用モータから前記ギヤ部材へ動力を伝達する他のギヤ部材とが設けられているので、車両の前後方向に大きな範囲で操舵機構が拡がることが防止される。一方で、操舵用モータはエンジン等のオートバイの構造部品に見立てることがてきるため、外観を損なうことも少ない。また、作動軸を捩じりコイルスプリングによって所定回動位置に復帰させるように構成しているため、構造が単純であり、かつ、作動軸方向の長さも短くて済み、したがって、設計自由度が高くなる。
請求項2の考案によれば、フロントカウリング内に操舵用モータを含む操舵機構が収容されているので、実物のスクータの外観を真似たスクータ型玩具オートバイの実現が図れる。また、請求項5の考案によれば、セクタギヤを用いているため、ギヤ部材を小さく構成できる。
以下に、本考案に係る玩具オートバイを、図面を参照しながら説明する。
図1は、本考案に係る玩具本体を示した側面図、図2は、本考案に係る玩具本体の内部を概念的に示した側面図、図3は、操舵機構を示した斜視図、図4(A)〜(C)は、操舵機構の復帰動作を説明するための動作図、図5は、走行機構を示した概念的な断面図、図6はコントローラを示した斜視図である。
図1は、本考案に係る玩具本体を示した側面図、図2は、本考案に係る玩具本体の内部を概念的に示した側面図、図3は、操舵機構を示した斜視図、図4(A)〜(C)は、操舵機構の復帰動作を説明するための動作図、図5は、走行機構を示した概念的な断面図、図6はコントローラを示した斜視図である。
玩具オートバイは、玩具本体1とコントローラ2(図6)とによって構成されている。そして、玩具本体1のボディ10には、操舵機構20(図3)及び走行機構30(図5)が搭載されている。
ボディ10は、スクータを模擬的に形作るもので、透光性ウインドシールド11及びハンドル12等が取り付けられている前部10aと、乗員人形の脚部を受け入れるクレードル13が形成されている中間部10bと、シート14が形成されている後部10cとから構成されている。このボディ10は、左右に2分割され、内部に、操舵機構20(図3参照)及び走行機構30(図5参照)が収容される。
操舵機構20は、図3に示すように、(1)後面に作動軸21aが取り付けられたフォーク支持部材21と、(2)ボディ10に一体的に係止され、作動軸21aが挿通される孔22aを有し、後面下部に突起22bが形成された作動軸支持部材22と、(3)作動軸21aに巻回される捩じりコイルスプリング23と、(4)作動軸21aの後端部がきつく嵌合される孔24aが一端に形成され、後面周縁にギヤ24bが形成され、前面に突起24cが形成されたセクタギヤ24と、(5)操舵用モータ25と、モータ軸に固設され、セレクタギヤ24のギヤ24bに噛合するピニオン26と、によって構成されている。これに操舵機構20はクレードル13の前方のフロントカウリング100に収納されている。
フォーク支持部材21には、図2及び図3に示すように、車体の前後方向に傾斜する軸線Aを持つ孔21bが形成され、該孔21bにフォーク21cのフォーク軸21dが軸線Aを中心に回動自在に支持されている。このフォーク21cの下端部には、前輪27が回転自在に支持されている。
作動軸21aは、図2及び図3に示すように、車体の前後方向に水平に延びる軸線Bを持つように設置されている。この作動軸21aは、作動軸支持部材22の孔22aに挿通され、作動軸支持部材22の後面から突出している。この作動軸21aの突出部分には、ねじりコイルスプリング23の巻回部が嵌合され、作動軸21aの後端部はセクタギヤ24の孔24aにきつく嵌合されている。
操舵用モータ25は、正逆回転可能な直流モータである。この操舵用モータ25は、モータ軸が鉛直軸方向に延在するようにボディ10の中間部10bの下部に設置されている。
このように構成された操舵機構20においては、操舵用モータ25の非作動時には、図4(A)に示すように、作動軸支持部材22の突起22bとセクタギヤ24の突起24cとが捩じりコイルスプリング23のアーム部23a,23bで挟持された状態にあり、セクタギア24は中立位置に保持される。この位置が請求項1に言う作動軸21aの「所定回動位置」である。
この状態から、操舵用モータ25によってピニオン26が回転(回動)されると、図4(B)又は図4(C)に示すように、ピニオン26の回転(回動)方向に応じてセクタギヤ24が時計方向又は反時計方向に回動される。そして、このセクタギア24に追従して作動軸21aが回動され、その回動方向に応じてフォーク支持部材21が作動軸21aの軸線Bを中心に回動される。その結果、フォーク21cひいては前輪27が傾動し、その傾動方向に応じて前輪27が車体の左方向又は右方向に操舵される。
なお、操舵用モータ25の回転駆動され、セクタギヤ24が中立位置から偏倚すると、図4(B)又は図4(C)に示すように、突起22bによってコイルスプリング23のアーム部23a,23bの一方が係止された状態で、突起24cによってアーム部23a,23bの他方が捩じりコイルスプリング23の付勢力に抗して拡げられる。一方、操舵用モータ25の回転駆動が解除されると、捩じりコイルスプリング23の付勢力によって、セクタギヤ24は、元の状態(中立位置)に復帰され、それに伴って、前輪27も中立位置(真直ぐな状態)に戻される。
走行機構30は、後輪31を駆動するためのものである。後輪31は、図2に示すように、ボディ10の後部10cの下部に回転可能に支持される。この後輪31は、図5に示すように、内部を中空にしたプラスチック製のホイール31aと、このホイール31aの外周に装着したタイヤ31bと、ホイール31aの回転中心部の左右外方へ突出して設けられた一対の中空のボス31c,31cとを有している。また、ホイール31aの内部には、フライホイール32が収容され、その回転中心には、軸32aが設けられている。そして、この軸32aの端部は、ボス31c,31cを貫通し、さらに、ボディ10の両サイドメンバ10d,10eに回転自在に挿嵌されている。
ここで、フライホイール32は、ジャイロ的作用により玩具オートバイ自体の走行姿勢を安定化させるものであり、後輪31の内部に収納し得る径と厚さを有する金属材から構成されている。
ここで、フライホイール32は、ジャイロ的作用により玩具オートバイ自体の走行姿勢を安定化させるものであり、後輪31の内部に収納し得る径と厚さを有する金属材から構成されている。
この走行機構30は、ホイール31aを駆動させる機構と、フライホイール32を駆動させる機構とを含んで構成されている。そして、この走行機構30は、後輪31を走行に適した速度で回転駆動するとともにフライホイール32を後輪31の回転速度より十分に速い速度で回転駆動してジャイロ的効果を生じさせる。
まず、フライホイール31aを駆動させる機構を説明すれば、この機構は、ボディ10の中間部10bに装着された走行用モータ33のモータ軸に固着されたピニオン34と、ボディ10のサイドメンバ10eに設けられた軸35に回転自在に支持されたアイドルギヤ36aである大径ギヤ36aと、アイドルギヤ36であり大径ギヤ36aと一体的に回転する小径ギヤ36bと、摩擦クラッチ板37を介してホイール31aに回転自在に添設された従動ギヤ38とから構成されている。
次に、フライホイール32を駆動させる機構を説明すれば、この機構は、ピニオン34と、大径ギヤ36aと、小径ギヤ36aと、従動32bとから構成されている。
これにより、走行用モータ33から後輪31への動力伝達は、ピニオン34、大径ギヤ36a、小径ギヤ36b、従動ギヤ38及び摩擦クラッチ板37を介して行われ、走行モータ33からフライホイール32への動力伝達は、ピニオン34、大径ギヤ36a、小径ギヤ36a及び従動ギヤ32bを介して行われる。
これにより、走行用モータ33から後輪31への動力伝達は、ピニオン34、大径ギヤ36a、小径ギヤ36b、従動ギヤ38及び摩擦クラッチ板37を介して行われ、走行モータ33からフライホイール32への動力伝達は、ピニオン34、大径ギヤ36a、小径ギヤ36a及び従動ギヤ32bを介して行われる。
この玩具オートバイでは、図示しない電源スイッチが、玩具本体1に配設されており、電源スイッチが操作されると、走行用モータ33が駆動される。走行用モータ33が駆動されると、ピニオン34,アイドルギヤ36が回転される。そして、アイドルギヤ36が回転されると、大径ギヤ36a,従動ギヤ32bを介して軸32aが回転され、それによってフライホイール32が回転され、また、小径ギヤ36b,従動ギヤ38,クラッチ板37を介して後輪31が回転される。
コントローラ2は、図6に示すように、操舵用モータ25の制御用ボタン2a、赤外線LED2b、電源ボタン2cを備えている。このコントローラ2には、制御用IC200,入力部201,赤外線リモコン送信用IC202,増幅器203及び送信部204(赤外線LED2b)を備えている(図7参照)。なお、図示していないが、コントローラ2には、電源である電池が組み込まれている。
ここで、入力部201は、操舵用モータ25の制御ボタン2aによって構成されている。この制御ボタン2aは、矢印で示す周方向の一端部を押し込むことによって、操舵用モータ25を一方に回転させ、他端部を押し込むことによって、操舵用モータ25を他方に回転させる。
制御用IC200は、入力部201から入力された操作情報に基づいて制御データを生成する。赤外線リモコン送信用IC202は、制御用IC200で生成された制御データを一定の規則に従って符号化するとともに変調する。そして、増幅器203は赤外線リモコン送信用IC202で変調された制御データを増幅し、送信部204は増幅器で増幅された制御データを玩具本体1に向けて送信する。
制御用IC200は、入力部201から入力された操作情報に基づいて制御データを生成する。赤外線リモコン送信用IC202は、制御用IC200で生成された制御データを一定の規則に従って符号化するとともに変調する。そして、増幅器203は赤外線リモコン送信用IC202で変調された制御データを増幅し、送信部204は増幅器で増幅された制御データを玩具本体1に向けて送信する。
一方、玩具本体1には、赤外線センサモジュール300a,赤外線リモコン受信用IC300b,制御用IC301,モータ駆動部302を備えている(図8参照)。
赤外線センサモジュール300aは、赤外線制御データを受信するフォトダイオード又はフォトトランジスタ等の赤外線受信部1aと、受信部で受信した赤外線制御データを増幅する増幅部と、増幅部で増幅された赤外線制御データを検波する検波部とを備える。赤外線センサモジュール300aは一つのチップで構成されていても良い。
この赤外線センサモジュール300aの赤外線受信部1aは、ウインドシールド11の内部においてハンドル12の付け根部分とほぼ同じ高さ位置に設けられている。この構造は、ウインドシールド11を左右又は前後で分割した二つのパーツで構成し、この二つのパーツを結合してできる中空部に赤外線センサモジュール300aを設置したり、ウインドシールド11に凹部を形成しておき、この凹部に赤外線センサモジュール300aを設置した後、その凹部開口を赤外線が透過可能な部材で閉塞することなどによって実現される。
なお、ウインドシールド11によって前方及び上方を被覆された計器パネル相当部分が存在する場合には、赤外線センサモジュール300aの赤外線受信部1aをその計器パネル相当部分に設けることもできる。
赤外線リモコン受信用IC300bは、検波部で検波された赤外線制御データを一時的に格納するレジスタと、制御クロックを発生するクロック発生部と、一定の方式に従って符号化されたデータ(エンコードされたデータ)を復元する復調するデコーダとを備えている。
制御用IC301は、玩具本体1の中間部下部に設置された基板1cに搭載され、図示しないCPU,ROM及びRAMを含んで構成されている。そして、制御用IC301は、コントローラ2の送信部204から受信した制御データをRAMに格納し、ROMのプログラムに応じて玩具本体1の操舵用モータ25を制御する。モータ駆動部302は制御用IC301の指令に従って操舵用モータ25の正逆転駆動を行う。なお、基板1cの下方には、蓄電池等の電源1dが設置されている。
赤外線センサモジュール300aは、赤外線制御データを受信するフォトダイオード又はフォトトランジスタ等の赤外線受信部1aと、受信部で受信した赤外線制御データを増幅する増幅部と、増幅部で増幅された赤外線制御データを検波する検波部とを備える。赤外線センサモジュール300aは一つのチップで構成されていても良い。
この赤外線センサモジュール300aの赤外線受信部1aは、ウインドシールド11の内部においてハンドル12の付け根部分とほぼ同じ高さ位置に設けられている。この構造は、ウインドシールド11を左右又は前後で分割した二つのパーツで構成し、この二つのパーツを結合してできる中空部に赤外線センサモジュール300aを設置したり、ウインドシールド11に凹部を形成しておき、この凹部に赤外線センサモジュール300aを設置した後、その凹部開口を赤外線が透過可能な部材で閉塞することなどによって実現される。
なお、ウインドシールド11によって前方及び上方を被覆された計器パネル相当部分が存在する場合には、赤外線センサモジュール300aの赤外線受信部1aをその計器パネル相当部分に設けることもできる。
赤外線リモコン受信用IC300bは、検波部で検波された赤外線制御データを一時的に格納するレジスタと、制御クロックを発生するクロック発生部と、一定の方式に従って符号化されたデータ(エンコードされたデータ)を復元する復調するデコーダとを備えている。
制御用IC301は、玩具本体1の中間部下部に設置された基板1cに搭載され、図示しないCPU,ROM及びRAMを含んで構成されている。そして、制御用IC301は、コントローラ2の送信部204から受信した制御データをRAMに格納し、ROMのプログラムに応じて玩具本体1の操舵用モータ25を制御する。モータ駆動部302は制御用IC301の指令に従って操舵用モータ25の正逆転駆動を行う。なお、基板1cの下方には、蓄電池等の電源1dが設置されている。
このように構成された玩具オートバイでは、玩具本体1の図示しない電源を入れると、走行用モータ33が作動され、後輪31及びフライホイール32が回転される。
そこで、玩具本体1を床等に置くと、該玩具本体1は直進する。
ここで、コントローラ2の制御ボタン2aを操作すると、玩具本体1の操舵用モータ25が駆動され、それによって、前輪27が左又は右に旋回される。そして、制御ボタン2aの操作を止めると、操舵用モータ25は停止し、それに伴って、捩じりコイルスプリング23の付勢力によって、前輪27が中立位置に復帰される。
そこで、玩具本体1を床等に置くと、該玩具本体1は直進する。
ここで、コントローラ2の制御ボタン2aを操作すると、玩具本体1の操舵用モータ25が駆動され、それによって、前輪27が左又は右に旋回される。そして、制御ボタン2aの操作を止めると、操舵用モータ25は停止し、それに伴って、捩じりコイルスプリング23の付勢力によって、前輪27が中立位置に復帰される。
1 オートバイ本体
2 コントローラ
10 ボディ
21 フォーク支持部
21a 作動軸
21c 前輪フォーク
23 捩じりコイルスプリング
23a,23b アーム部
24 セクタギヤ
24b ギヤ
24c 突起
25 操舵用モータ
26 ピニオン
27 前輪
2 コントローラ
10 ボディ
21 フォーク支持部
21a 作動軸
21c 前輪フォーク
23 捩じりコイルスプリング
23a,23b アーム部
24 セクタギヤ
24b ギヤ
24c 突起
25 操舵用モータ
26 ピニオン
27 前輪
Claims (5)
- 遠隔制御のための外部コントローラと、前記外部コントローラによって少なくとも操舵制御される玩具本体とを備え、走行用モータによる後輪の回転によって走行し、操舵用モータによる前輪の向きの変更によって操舵を行う玩具オートバイであって、
前記玩具本体は、
前輪が取り付けられた前輪フォークの上方に位置し該前輪フォークを車両の上下方向に延在する軸を介して該軸の軸心を中心に回動自在に支持するフォーク支持部材と、
前記フォーク支持部材に前端部が固定され、車両の前後方向に水平に延び、ボディによって自身の軸心を中心に回動自在に支持され、所定回動位置で前記フォーク支持部材及び前記前輪フォークを介して前記前輪を左右何れにも傾倒しない中立位置に保持し且つ前記所定回動位置からの回動によりその回動方向に応じて前記前輪を所定の方向に傾倒させる作動軸と、
前記作動軸に固定されたギヤ部材と、
前記操舵用モータの回動力による前記作動軸の前記所定回動位置からの回動を許容するとともに該操舵用モータの回動力が作用しないときに該作動軸を該所定回動位置に復帰させる捩じりコイルスプリングと、
を備え、
前記作動軸の高さよりも下方に、モータケースから軸が上方に向けて突出した状態の前記操舵用モータと、前記操舵用モータから前記ギヤ部材へ動力を伝達する他のギヤ部材とが設けられている、
ことを特徴とする玩具オートバイ。 - 前記玩具本体はスクータ型のものであって、
前記フォーク支持部材、前記作動軸、該作動軸に固定された前記ギヤ部材、前記操舵用モータ、及び前記他のギヤ部材はフロントカウリングで覆われていることを特徴とする請求項1に記載の玩具オートバイ。 - 前記捩じりコイルスプリングは、
巻回部が前記作動軸に嵌合され、該巻回部の両側のアーム部が該作動軸に固定された前記ギヤ部材と前記ボディ内の固定部とにそれぞれ突設された突起を前記作動軸が前記所定回動位置にある状態で挟み込み、該作動軸が該所定回動位置から回動する際に前記アーム部の一方のアーム部が前記固定部の突起に係止され他方のアーム部が該ギヤ部材の突起の動きに付勢力に抗して追動するように設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の玩具オートバイ。 - 前記作動軸に固定された前記ギヤ部材にはギヤが端面に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3いずれか一項に記載の玩具オートバイ。
- 前記作動軸に固定された前記ギヤ部材は端面にギヤを形成したセクタギヤであり、前記セクタギヤのギヤには前記操舵用モータの軸に固定されたピニオンが噛合していることを特徴とする請求項1から請求項4いずれか一項に記載の玩具オートバイ。
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