JP3144360B2 - 伝送速度切替tap装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は 簡易携帯電話網
(PHS:Parsonal Handy-Phone System)側の通信端末
とISDN網側の通信端末がPIAFS(PHS Internet
Forum Standard)プロトコル変換を利用して伝送速度3
2kbps又は64kbpsの伝送速度を識別してデー
タ伝送を行う伝送速度切替PHSデータ通信用ターミナ
ルアダプタ(以下、PHSデータ通信用ターミナルアダ
プタを適宜TAPと記載する)装置に関する。
(PHS:Parsonal Handy-Phone System)側の通信端末
とISDN網側の通信端末がPIAFS(PHS Internet
Forum Standard)プロトコル変換を利用して伝送速度3
2kbps又は64kbpsの伝送速度を識別してデー
タ伝送を行う伝送速度切替PHSデータ通信用ターミナ
ルアダプタ(以下、PHSデータ通信用ターミナルアダ
プタを適宜TAPと記載する)装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、簡易携帯電話(PHS)網では、
PHS携帯電話機に接続した通信端末(又は、PHS専
用通信端末)でデータ通信が行われている。このデータ
通信ではCCITT−I430規定に基づいて、主に伝
送速度32kbpsによるデータ伝送を行っている。ま
た、簡易携帯電話(PHS)網はISDN網や有線電話
回線網(PSTN)と回線接続されている。簡易携帯電
話(PHS)網側のPHS携帯電話機に接続した通信端
末(又は、PHS専用通信端末)とISDN網や有線電
話回線網(PSTN)側の通信端末との間でのデータ通
信も行われている。
PHS携帯電話機に接続した通信端末(又は、PHS専
用通信端末)でデータ通信が行われている。このデータ
通信ではCCITT−I430規定に基づいて、主に伝
送速度32kbpsによるデータ伝送を行っている。ま
た、簡易携帯電話(PHS)網はISDN網や有線電話
回線網(PSTN)と回線接続されている。簡易携帯電
話(PHS)網側のPHS携帯電話機に接続した通信端
末(又は、PHS専用通信端末)とISDN網や有線電
話回線網(PSTN)側の通信端末との間でのデータ通
信も行われている。
【0003】このような簡易携帯電話(PHS)網で
は、インターネットに対するアクセスやデータ通信を容
易にするためにデータ伝送プロトコル変換などの標準化
を図る提案が行われている。この提案として「PHSイ
ンターネット・アクセス・フォーラム技術部会によるP
IAFSの概要、平成8年6月13日発行」がある。こ
のPIAFS規格にあって、例えば、PIAFSデータ
伝送プロトコル変換での同期系の制御方式、全二重通
信、応答遅延時間の測定、フロー制御、データリンク確
立/開放、データ分割/組み立て機能及びデータ圧縮機
能の搭載等の標準化が提案されている。また、フレーム
種別としてのネゴシエーションフレーム、同期フレー
ム、制御フレーム及びデータフレームなどの標準化も提
案されている。
は、インターネットに対するアクセスやデータ通信を容
易にするためにデータ伝送プロトコル変換などの標準化
を図る提案が行われている。この提案として「PHSイ
ンターネット・アクセス・フォーラム技術部会によるP
IAFSの概要、平成8年6月13日発行」がある。こ
のPIAFS規格にあって、例えば、PIAFSデータ
伝送プロトコル変換での同期系の制御方式、全二重通
信、応答遅延時間の測定、フロー制御、データリンク確
立/開放、データ分割/組み立て機能及びデータ圧縮機
能の搭載等の標準化が提案されている。また、フレーム
種別としてのネゴシエーションフレーム、同期フレー
ム、制御フレーム及びデータフレームなどの標準化も提
案されている。
【0004】上記のようにISDN網を通じた簡易携帯
電話(PHS)網側とのデータ通信では、CCITT−
I430規定に基づいて、主に情報チャネル(2Bc
h)における伝送速度32kbpsによるデータ伝送を
行っており、この場合、Bチャネルの伝送データの前部
の4ビットを検出して、その伝送速度32kbpsによ
るデータ伝送を識別している。
電話(PHS)網側とのデータ通信では、CCITT−
I430規定に基づいて、主に情報チャネル(2Bc
h)における伝送速度32kbpsによるデータ伝送を
行っており、この場合、Bチャネルの伝送データの前部
の4ビットを検出して、その伝送速度32kbpsによ
るデータ伝送を識別している。
【0005】また、PIAFS規格を採用し、伝送速度
32kbps又は伝送速度64kbpsを切り替えてI
SDN網を通じたデータ伝送を行うPHSデータ通信用
ターミナルアダプタ(TAP)の動作は以下のようにな
る。
32kbps又は伝送速度64kbpsを切り替えてI
SDN網を通じたデータ伝送を行うPHSデータ通信用
ターミナルアダプタ(TAP)の動作は以下のようにな
る。
【0006】(1)起動時(ISDNレイヤ3呼設定
(SETUP)時)には、通信相手先のISDN通信端
末が伝送速度32kbps,64kbpsのいずれでデ
ータ伝送を行うかを通知が出来ないため、受信側のPH
Sデータ通信用ターミナルアダプタ(TAP)では、
(a)伝送速度64kbpsの伝送データの全ビットに
対して伝送速度64kbpsのPIAFSプロトコル変
換を行う。(b)伝送速度64kbpsのBチャネルの
伝送データの前部の4ビットに対して伝送速度32kb
psのPIAFSプロトコル変換を行う。この(a)
(b)のPIAFSプロトコル変換を同時、又は、順次
に行う必要がある。
(SETUP)時)には、通信相手先のISDN通信端
末が伝送速度32kbps,64kbpsのいずれでデ
ータ伝送を行うかを通知が出来ないため、受信側のPH
Sデータ通信用ターミナルアダプタ(TAP)では、
(a)伝送速度64kbpsの伝送データの全ビットに
対して伝送速度64kbpsのPIAFSプロトコル変
換を行う。(b)伝送速度64kbpsのBチャネルの
伝送データの前部の4ビットに対して伝送速度32kb
psのPIAFSプロトコル変換を行う。この(a)
(b)のPIAFSプロトコル変換を同時、又は、順次
に行う必要がある。
【0007】(2)データ通信時の伝送速度64kbp
sのPIAFSプロトコル変換から伝送速度32kbp
sのPIAFSプロトコル変換への変更を行う場合、す
なわち、データ通信中のチャネル切り替えによって、デ
ータ通信時の伝送速度を64kbpsから伝送速度32
kbpsへ切り替える場合、(a)Bチャネルの伝送デ
ータの前部4ビットに対して伝送速度32kbpsのP
IAFSプロトコル変換を行う。また、(b)Bチャネ
ルの伝送データの後部4ビットの伝送速度32kbps
のPIAFSプロトコル変換を行う。更に、(c)伝送
速度64kbpsの全ビットに対して伝送速度64kb
psのPIAFSプロトコル変換を行う。この(a)
(b)(c)のPIAFSプロトコル変換を同時、又
は、順次行う必要がある。
sのPIAFSプロトコル変換から伝送速度32kbp
sのPIAFSプロトコル変換への変更を行う場合、す
なわち、データ通信中のチャネル切り替えによって、デ
ータ通信時の伝送速度を64kbpsから伝送速度32
kbpsへ切り替える場合、(a)Bチャネルの伝送デ
ータの前部4ビットに対して伝送速度32kbpsのP
IAFSプロトコル変換を行う。また、(b)Bチャネ
ルの伝送データの後部4ビットの伝送速度32kbps
のPIAFSプロトコル変換を行う。更に、(c)伝送
速度64kbpsの全ビットに対して伝送速度64kb
psのPIAFSプロトコル変換を行う。この(a)
(b)(c)のPIAFSプロトコル変換を同時、又
は、順次行う必要がある。
【0008】(3)データ通信時に上記の(2)と反対
の伝送速度32kbpsのPIAFSプロトコル変換か
ら伝送速度64kbpsのPIAFSプロトコル変換へ
の変更を行う場合、すなわち、このデータ通信中のチャ
ネル切り替えによって、データ通信時の伝送速度を32
kbpsから64kbpsのPIAFSプロトコル変換
に切り替える場合も(2)と同様に(a)(b)(c)
のPIAFSプロトコル変換を同時、又は、順次に行う
必要がある。
の伝送速度32kbpsのPIAFSプロトコル変換か
ら伝送速度64kbpsのPIAFSプロトコル変換へ
の変更を行う場合、すなわち、このデータ通信中のチャ
ネル切り替えによって、データ通信時の伝送速度を32
kbpsから64kbpsのPIAFSプロトコル変換
に切り替える場合も(2)と同様に(a)(b)(c)
のPIAFSプロトコル変換を同時、又は、順次に行う
必要がある。
【0009】このPHSデータ通信用ターミナルアダプ
タ(TAP)では、伝送速度32kbps又は伝送速度
64kbpsによるデータ伝送を切り替える場合、IS
DNレイヤ3呼設定(SETUP)時又はデータ伝送中
に巡回冗長検査(CRC)エラーが多発することがあ
る。この場合、再度の同期確立を図るが、この際、上記
の(2)(3)における(a)(b)(c)のPIAF
Sプロトコル変換を同時、又は、順次に行う必要があ
る。このPIAFS規格を採用し、伝送速度32kbp
s又は伝送速度64kbpsを切り替えてISDN網を
通じたデータ伝送を行う場合に、同時にPIAFSプロ
トコル変換を行うための三つのPIAFSプロトコル変
換部を設けて、そのPIAFSプロトコル変換を行う。
タ(TAP)では、伝送速度32kbps又は伝送速度
64kbpsによるデータ伝送を切り替える場合、IS
DNレイヤ3呼設定(SETUP)時又はデータ伝送中
に巡回冗長検査(CRC)エラーが多発することがあ
る。この場合、再度の同期確立を図るが、この際、上記
の(2)(3)における(a)(b)(c)のPIAF
Sプロトコル変換を同時、又は、順次に行う必要があ
る。このPIAFS規格を採用し、伝送速度32kbp
s又は伝送速度64kbpsを切り替えてISDN網を
通じたデータ伝送を行う場合に、同時にPIAFSプロ
トコル変換を行うための三つのPIAFSプロトコル変
換部を設けて、そのPIAFSプロトコル変換を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来例
では、PIAFS規格を採用し、伝送速度32kbps
又は伝送速度64kbpsを切り替えてISDN網を通
じたデータ伝送を行う場合に、同時にPIAFSプロト
コル変換を行うための三つのPIAFSプロトコル変換
を行い、そのPIAFSプロトコル変換部を設ける必要
がある。更に、順次にPIAFSプロトコル変換を行う
場合、二つのプロトコル変換の再同期確立までの時間が
多大になる。換言すれば、従来例では信号処理規模及び
装置規模が増大化し、かつ、データ伝送効率が悪化する
欠点があった。
では、PIAFS規格を採用し、伝送速度32kbps
又は伝送速度64kbpsを切り替えてISDN網を通
じたデータ伝送を行う場合に、同時にPIAFSプロト
コル変換を行うための三つのPIAFSプロトコル変換
を行い、そのPIAFSプロトコル変換部を設ける必要
がある。更に、順次にPIAFSプロトコル変換を行う
場合、二つのプロトコル変換の再同期確立までの時間が
多大になる。換言すれば、従来例では信号処理規模及び
装置規模が増大化し、かつ、データ伝送効率が悪化する
欠点があった。
【0011】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、PIAFSプロトコル変換
部の設置数が低減し、かつ、ISDNレイヤ3呼設定
(SETUP)時、又は、データ伝送中に巡回冗長検査
(CRC)エラーが多発した際の再同期確立までの時間
を低減できるようになり、その信号処理規模及び装置規
模が縮小され、かつ、データ伝送効率が向上する伝送速
度切替TAP装置の提供を目的とする。
課題を解決するものであり、PIAFSプロトコル変換
部の設置数が低減し、かつ、ISDNレイヤ3呼設定
(SETUP)時、又は、データ伝送中に巡回冗長検査
(CRC)エラーが多発した際の再同期確立までの時間
を低減できるようになり、その信号処理規模及び装置規
模が縮小され、かつ、データ伝送効率が向上する伝送速
度切替TAP装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1記載の発明は、簡易携帯電話網と接続した
ISDN網に収容される宅内制御装置の出力側のS点に
接続されてプロトコル変換を行い、かつ、通信端末を収
容する伝送速度切替TAP装置において、前記ISDN
S点インタフェース処理によるISDNのBチャネルの
伝送データにおけるフレーム同期信号、伝送データ及び
クロック信号から伝送速度が速い遅いの二つの伝送速度
を判断して前記ISDNS点インタフェースと前記通信
端末間のプロトコル変換を制御する伝送速度識別切替制
御手段を備え、前記伝送速度識別切替制御手段が、IS
DNS点インタフェース処理を行うSインタフェース部
と、このSインタフェース部からのBチャネルの伝送デ
ータにおけるフレーム同期信号、伝送データ及びクロッ
ク信号から速い伝送速度の伝送データの前部4ビットを
分離する前部ビット分離部及び後部4ビットを分離する
前部/後部ビット分離部と、この前部/後部ビット分離
部で分離した前部/後部4ビットの連続した「1」をカ
ウントする前部/後部カウンタと、この前部/後部カウ
ンタでのカウント値から前記複数の速い遅いの伝送速度
を識別してプロトコル変換の切り替えを制御する制御部
とを備える構成としてある。
に、請求項1記載の発明は、簡易携帯電話網と接続した
ISDN網に収容される宅内制御装置の出力側のS点に
接続されてプロトコル変換を行い、かつ、通信端末を収
容する伝送速度切替TAP装置において、前記ISDN
S点インタフェース処理によるISDNのBチャネルの
伝送データにおけるフレーム同期信号、伝送データ及び
クロック信号から伝送速度が速い遅いの二つの伝送速度
を判断して前記ISDNS点インタフェースと前記通信
端末間のプロトコル変換を制御する伝送速度識別切替制
御手段を備え、前記伝送速度識別切替制御手段が、IS
DNS点インタフェース処理を行うSインタフェース部
と、このSインタフェース部からのBチャネルの伝送デ
ータにおけるフレーム同期信号、伝送データ及びクロッ
ク信号から速い伝送速度の伝送データの前部4ビットを
分離する前部ビット分離部及び後部4ビットを分離する
前部/後部ビット分離部と、この前部/後部ビット分離
部で分離した前部/後部4ビットの連続した「1」をカ
ウントする前部/後部カウンタと、この前部/後部カウ
ンタでのカウント値から前記複数の速い遅いの伝送速度
を識別してプロトコル変換の切り替えを制御する制御部
とを備える構成としてある。
【0013】
【0014】請求項2記載の伝送速度切替TAP装置
は、前記前部/後部ビット分離部として、Sインタフェ
ース部からの速い伝送速度の伝送データクロック信号で
カウントアップし、かつ、フレーム同期信号でリセット
されて前部4ビットに対応するハイレベル及び後部4ビ
ットに対応するローレベルのゲート信号を送出するカウ
ンタと、カウンタからのハイレベルのゲート信号でSイ
ンタフェース部からのBチャネルの伝送データの前部4
ビットデータを分離して前部カウンタに送出する第1の
ANDゲートと、カウンタからのローレベルのゲート信
号をインバータを通じて反転したハイレベルのゲート信
号でSインタフェース部からのBチャネルの伝送データ
の後部4ビットデータを分離して後部カウンタに送出す
る第2のANDゲートとを備える構成としてある。
は、前記前部/後部ビット分離部として、Sインタフェ
ース部からの速い伝送速度の伝送データクロック信号で
カウントアップし、かつ、フレーム同期信号でリセット
されて前部4ビットに対応するハイレベル及び後部4ビ
ットに対応するローレベルのゲート信号を送出するカウ
ンタと、カウンタからのハイレベルのゲート信号でSイ
ンタフェース部からのBチャネルの伝送データの前部4
ビットデータを分離して前部カウンタに送出する第1の
ANDゲートと、カウンタからのローレベルのゲート信
号をインバータを通じて反転したハイレベルのゲート信
号でSインタフェース部からのBチャネルの伝送データ
の後部4ビットデータを分離して後部カウンタに送出す
る第2のANDゲートとを備える構成としてある。
【0015】
【0016】
【0017】このような構成の伝送速度切替TAP装置
は、ISDNS点インタフェース処理によるISDNの
Bチャネルの伝送データにおけるフレーム同期信号、伝
送データ及びクロック信号から伝送速度が速い遅いの3
2kbps,64kbpsの二つの伝送速度を判断して
ISDNS点インタフェース(ISDN網)と通信端末
間のプロトコル変換を制御している。
は、ISDNS点インタフェース処理によるISDNの
Bチャネルの伝送データにおけるフレーム同期信号、伝
送データ及びクロック信号から伝送速度が速い遅いの3
2kbps,64kbpsの二つの伝送速度を判断して
ISDNS点インタフェース(ISDN網)と通信端末
間のプロトコル変換を制御している。
【0018】この結果、従来例の説明のように伝送速度
32kbps又は伝送速度64kbpsに切り替える際
のPIAFSプロトコル変換を行うための三つのPIA
FSプロトコル変換部を設ける必要がなくなる。また、
この三つのPIAFSプロトコル変換を順次行っていな
いため、ISDNレイヤ3呼設定(SETUP)時、又
は、データ伝送中に巡回冗長検査(CRC)エラーが多
発した際の再同期確立までの時間を低減できるようにな
る。
32kbps又は伝送速度64kbpsに切り替える際
のPIAFSプロトコル変換を行うための三つのPIA
FSプロトコル変換部を設ける必要がなくなる。また、
この三つのPIAFSプロトコル変換を順次行っていな
いため、ISDNレイヤ3呼設定(SETUP)時、又
は、データ伝送中に巡回冗長検査(CRC)エラーが多
発した際の再同期確立までの時間を低減できるようにな
る。
【0019】すなわち、PIAFS規格を採用し、伝送
速度32kbps又は伝送速度64kbpsを切り替え
てISDN網を通じたデータ伝送を行う場合に、従来例
で説明したようにデータ通信中のチャネル切り替えによ
って、データ通信時の伝送速度64kbpsのPIAF
Sプロトコル変換から伝送速度32kbpsのPIAF
Sプロトコル変換に切り替える場合、Bチャネルの伝送
データの前部4ビットに対して伝送速度32kbpsの
PIAFSプロトコル変換を行う。また、Bチャネルの
伝送データの後部4ビットの伝送速度32kbpsのP
IAFSプロトコル変換を行う。更に、伝送速度64k
bpsの全ビットに対して伝送速度64kbpsのPI
AFSプロトコル変換を行う。この三つのプロトコル変
換処理を同時、又は、順次行う必要がなくなる。
速度32kbps又は伝送速度64kbpsを切り替え
てISDN網を通じたデータ伝送を行う場合に、従来例
で説明したようにデータ通信中のチャネル切り替えによ
って、データ通信時の伝送速度64kbpsのPIAF
Sプロトコル変換から伝送速度32kbpsのPIAF
Sプロトコル変換に切り替える場合、Bチャネルの伝送
データの前部4ビットに対して伝送速度32kbpsの
PIAFSプロトコル変換を行う。また、Bチャネルの
伝送データの後部4ビットの伝送速度32kbpsのP
IAFSプロトコル変換を行う。更に、伝送速度64k
bpsの全ビットに対して伝送速度64kbpsのPI
AFSプロトコル変換を行う。この三つのプロトコル変
換処理を同時、又は、順次行う必要がなくなる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の伝送速度切替TA
P装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の伝送速度切替TAP装置が設けられる通
信ネットワークの構成を示すブロック図である。この通
信ネットワークは、ベーシックレート(ナローバンドI
SDN,2B+D:伝送速度64kbps×2,伝送速
度16kbps)のISDN網1と、伝送速度32kb
ps及び伝送速度64kbpsのデータ伝送や電話通信
を行う簡易携帯電話網(PHSネットワーク)2と、P
HSデータ通信用ターミナルアダプタ(TAP)4をI
SDN網1に接続するために使用する宅内制御装置(N
CU)3と、宅内制御装置3の出力側のS点に接続され
るPHSデータ通信用ターミナルアダプタ4とを有して
いる。
P装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の伝送速度切替TAP装置が設けられる通
信ネットワークの構成を示すブロック図である。この通
信ネットワークは、ベーシックレート(ナローバンドI
SDN,2B+D:伝送速度64kbps×2,伝送速
度16kbps)のISDN網1と、伝送速度32kb
ps及び伝送速度64kbpsのデータ伝送や電話通信
を行う簡易携帯電話網(PHSネットワーク)2と、P
HSデータ通信用ターミナルアダプタ(TAP)4をI
SDN網1に接続するために使用する宅内制御装置(N
CU)3と、宅内制御装置3の出力側のS点に接続され
るPHSデータ通信用ターミナルアダプタ4とを有して
いる。
【0021】また、この通信ネットワークは、PHSデ
ータ通信用ターミナルアダプタ4の出力側のR点に接続
されるパーソナルコンピュータ(PC)などを用いた通
信端末5と、簡易携帯電話網2に接続される屋外基地局
(セル基地局)6とを有し、更に、屋外基地局6と無線
回線で接続されるPHS携帯電話機7と、PHS携帯電
話機7を通じてデータ通信を行うISDN網1側の通信
端末5とデータ通信を行う通信端末8とを有している。
ータ通信用ターミナルアダプタ4の出力側のR点に接続
されるパーソナルコンピュータ(PC)などを用いた通
信端末5と、簡易携帯電話網2に接続される屋外基地局
(セル基地局)6とを有し、更に、屋外基地局6と無線
回線で接続されるPHS携帯電話機7と、PHS携帯電
話機7を通じてデータ通信を行うISDN網1側の通信
端末5とデータ通信を行う通信端末8とを有している。
【0022】図2はPHSデータ通信用ターミナルアダ
プタ4の構成を示すブロック図である。このPHSデー
タ通信用ターミナルアダプタ4は、この装置の各部を制
御し、特に、伝送速度32kbps及び伝送速度64k
bpsのデータ伝送の切り替え制御を行う制御部11
と、宅内制御装置3とPIAFSプロトコル変換部13
との間でデータ送受信を行うためのS点インタフェース
部(S・I/F部)12と、このS点インタフェース部
12からのPIAFSプロトコル変換データを分解して
データ端末インタフェース部(DTE・I/F部)14
に送出し、このデータ端末インタフェース部14からの
伝送データをPIAFSプロトコル変換してS点インタ
フェース部12へ送出するPIAFSプロトコル変換部
13とを有している。
プタ4の構成を示すブロック図である。このPHSデー
タ通信用ターミナルアダプタ4は、この装置の各部を制
御し、特に、伝送速度32kbps及び伝送速度64k
bpsのデータ伝送の切り替え制御を行う制御部11
と、宅内制御装置3とPIAFSプロトコル変換部13
との間でデータ送受信を行うためのS点インタフェース
部(S・I/F部)12と、このS点インタフェース部
12からのPIAFSプロトコル変換データを分解して
データ端末インタフェース部(DTE・I/F部)14
に送出し、このデータ端末インタフェース部14からの
伝送データをPIAFSプロトコル変換してS点インタ
フェース部12へ送出するPIAFSプロトコル変換部
13とを有している。
【0023】このPIAFSプロトコル変換部13は同
期フレーム、制御フレーム又はデータフレームなどのP
IAFSデータ伝送プロトコル変換における生成又は分
解を行うシフトレジスタ及びCPUなどを用いた論理回
路とで構成されるのが一般的である。
期フレーム、制御フレーム又はデータフレームなどのP
IAFSデータ伝送プロトコル変換における生成又は分
解を行うシフトレジスタ及びCPUなどを用いた論理回
路とで構成されるのが一般的である。
【0024】また、PHSデータ通信用ターミナルアダ
プタ4は、パーソナルコンピュータなどの通信端末5と
の間でRS−232Cなどのインタフェース(I/F)
処理によってデータ伝送を行うデータ端末インタフェー
ス(DTE・I/F)部14と、8ビットで構成される
Bチャネルの伝送データ中の前部の4ビットを分離する
前部ビット分離部15と、この前部ビット分離部15か
らのデータ中で連続する「1」のビット数をカウントす
る前部カウンタ16と、8ビットで構成されるBチャネ
ルの伝送データ中の後部の4ビットを分離する後部ビッ
ト分離部17と、前記後部ビット分離部17からのデー
タ中で連続する「1」のビット数をカウントする後部カ
ウンタ18とを有している。
プタ4は、パーソナルコンピュータなどの通信端末5と
の間でRS−232Cなどのインタフェース(I/F)
処理によってデータ伝送を行うデータ端末インタフェー
ス(DTE・I/F)部14と、8ビットで構成される
Bチャネルの伝送データ中の前部の4ビットを分離する
前部ビット分離部15と、この前部ビット分離部15か
らのデータ中で連続する「1」のビット数をカウントす
る前部カウンタ16と、8ビットで構成されるBチャネ
ルの伝送データ中の後部の4ビットを分離する後部ビッ
ト分離部17と、前記後部ビット分離部17からのデー
タ中で連続する「1」のビット数をカウントする後部カ
ウンタ18とを有している。
【0025】図3は前部ビット分離部15及び後部ビッ
ト分離部17の構成を示すブロック図である。この図3
に示す前部ビット分離部15及び後部ビット分離部17
は、S点インタフェース部12からのフレーム同期信号
でリセットして、64kbpsクロック信号でカウント
アップした前部4ビットに対応するハイレベル及び後部
4ビットに対応するローレベルのゲート信号を送出する
カウンタ20と、このカウンタ20からのハイレベルの
ゲート信号でS点インタフェース部12からのデータの
前部4ビットデータを分離して前部カウンタ16に送出
するANDゲート21と、カウンタ20からのローレベ
ルのゲート信号をインバータ22を通じて反転したハイ
レベルのゲート信号でS点インタフェース部12からの
データの後と4ビットデータを分離して前部カウンタ1
8に送出するANDゲート23とを有している。
ト分離部17の構成を示すブロック図である。この図3
に示す前部ビット分離部15及び後部ビット分離部17
は、S点インタフェース部12からのフレーム同期信号
でリセットして、64kbpsクロック信号でカウント
アップした前部4ビットに対応するハイレベル及び後部
4ビットに対応するローレベルのゲート信号を送出する
カウンタ20と、このカウンタ20からのハイレベルの
ゲート信号でS点インタフェース部12からのデータの
前部4ビットデータを分離して前部カウンタ16に送出
するANDゲート21と、カウンタ20からのローレベ
ルのゲート信号をインバータ22を通じて反転したハイ
レベルのゲート信号でS点インタフェース部12からの
データの後と4ビットデータを分離して前部カウンタ1
8に送出するANDゲート23とを有している。
【0026】次に、この実施形態の動作について説明す
る。図1において、通信端末5はISDN網1及び簡易
携帯電話網2を通じて通信端末8との通信を行う。IS
DN網1側の通信端末5は宅内制御装置3の出力側のS
点に接続されるPHSデータ通信用ターミナルアダプタ
4を通じたPIAFSプロトコル変換によって、伝送速
度32kbps又は伝送速度64kbpsのデータ伝送
や電話通信を行う。簡易携帯電話網2側の通信端末8
は、簡易携帯電話網2に接続される屋外基地局6と無線
回線で接続されるPHS携帯電話機7を通じて簡易携帯
電話網2と接続され、ISDN網1側の通信端末5との
間での伝送速度32kbps又は伝送速度64kbps
のデータ伝送や電話通信を行う。
る。図1において、通信端末5はISDN網1及び簡易
携帯電話網2を通じて通信端末8との通信を行う。IS
DN網1側の通信端末5は宅内制御装置3の出力側のS
点に接続されるPHSデータ通信用ターミナルアダプタ
4を通じたPIAFSプロトコル変換によって、伝送速
度32kbps又は伝送速度64kbpsのデータ伝送
や電話通信を行う。簡易携帯電話網2側の通信端末8
は、簡易携帯電話網2に接続される屋外基地局6と無線
回線で接続されるPHS携帯電話機7を通じて簡易携帯
電話網2と接続され、ISDN網1側の通信端末5との
間での伝送速度32kbps又は伝送速度64kbps
のデータ伝送や電話通信を行う。
【0027】次に、図1に示すPHSデータ通信用ター
ミナルアダプタ4の動作について説明する。図1及び図
2において、図2のPHSデータ通信用ターミナルアダ
プタ4におけるS点インタフェース部12からのBチャ
ネルの伝送データにおける連続するビット「1」を常
時、前部ビット分離部15、前部カウンタ16、後部ビ
ット分離部17及び後部カウンタ18を通じて監視す
る。すなわち、前部ビット分離部15でBチャネルの伝
送データの前部4ビットを分離して前部カウンタ16に
送出する。この前部カウンタ16で連続するビット
「1」をカウントする。また、後部ビット分離部17で
Bチャネルの伝送データの前部4ビットを分離して後部
カウンタ18で連続するビット「1」をカウントする。
この前部カウンタ16、後部カウンタ18での前部4ビ
ット及び後部4ビットにおけるビット「1」の連続のカ
ウント値を制御部11が判断する。
ミナルアダプタ4の動作について説明する。図1及び図
2において、図2のPHSデータ通信用ターミナルアダ
プタ4におけるS点インタフェース部12からのBチャ
ネルの伝送データにおける連続するビット「1」を常
時、前部ビット分離部15、前部カウンタ16、後部ビ
ット分離部17及び後部カウンタ18を通じて監視す
る。すなわち、前部ビット分離部15でBチャネルの伝
送データの前部4ビットを分離して前部カウンタ16に
送出する。この前部カウンタ16で連続するビット
「1」をカウントする。また、後部ビット分離部17で
Bチャネルの伝送データの前部4ビットを分離して後部
カウンタ18で連続するビット「1」をカウントする。
この前部カウンタ16、後部カウンタ18での前部4ビ
ット及び後部4ビットにおけるビット「1」の連続のカ
ウント値を制御部11が判断する。
【0028】図2に示すPIAFSプロトコル変換部1
3でのPIAFSプロトコル変換を通じてデータ伝送を
行う際に、その伝送速度32kbpsのPIAFSプロ
トコル変換又は伝送速度64kbpsのPIAFSプロ
トコル変換の切り替えでは、かならず同期フレームが送
出される。同期フレームが送出されるタイミングはIS
DNレイヤ3呼設定(SETUP)時、又は、伝送路で
の障害発生による巡回冗長検査(CRC)エラーの多発
である。このタイミングで送出される同期フレームにお
いては、同期フィールド(SYNCワード領域)が存在
する。
3でのPIAFSプロトコル変換を通じてデータ伝送を
行う際に、その伝送速度32kbpsのPIAFSプロ
トコル変換又は伝送速度64kbpsのPIAFSプロ
トコル変換の切り替えでは、かならず同期フレームが送
出される。同期フレームが送出されるタイミングはIS
DNレイヤ3呼設定(SETUP)時、又は、伝送路で
の障害発生による巡回冗長検査(CRC)エラーの多発
である。このタイミングで送出される同期フレームにお
いては、同期フィールド(SYNCワード領域)が存在
する。
【0029】この同期フィールド(SYNCワード領
域)では、1フレーム(4×160ビット)中で、ビッ
ト「0」が一つ以上存在するため、このビット「0」を
監視することによって、前部4ビット又は後部4ビット
の使用(伝送速度32kbps)、又は、前部4ビット
及び後部4ビットの両方の使用(伝送速度64kbp
s)が判別できる。すなわち、巡回冗長検査(CRC)
エラーの多発後に160オクテットの前部4ビット又は
後部4ビットにおけるビット「0」が一つでも存在した
場合、その前部4ビット又は後部4ビットの使用が判明
する。
域)では、1フレーム(4×160ビット)中で、ビッ
ト「0」が一つ以上存在するため、このビット「0」を
監視することによって、前部4ビット又は後部4ビット
の使用(伝送速度32kbps)、又は、前部4ビット
及び後部4ビットの両方の使用(伝送速度64kbp
s)が判別できる。すなわち、巡回冗長検査(CRC)
エラーの多発後に160オクテットの前部4ビット又は
後部4ビットにおけるビット「0」が一つでも存在した
場合、その前部4ビット又は後部4ビットの使用が判明
する。
【0030】図4は前部ビット分離部15及び後部ビッ
ト分離部17のビット分離処理を説明するためのタイミ
ング図である。この前部ビット分離部15/後部ビット
分離部17では、カウンタ20がS点インタフェース部
12からの図4(c)に示す64kbpsクロック信号
でカウントアップし、かつ、図4(a)に示すフレーム
同期信号でリセットされて前部4ビットに対応するハイ
レベル及び後部4ビットに対応するローレベルのゲート
信号を送出する。
ト分離部17のビット分離処理を説明するためのタイミ
ング図である。この前部ビット分離部15/後部ビット
分離部17では、カウンタ20がS点インタフェース部
12からの図4(c)に示す64kbpsクロック信号
でカウントアップし、かつ、図4(a)に示すフレーム
同期信号でリセットされて前部4ビットに対応するハイ
レベル及び後部4ビットに対応するローレベルのゲート
信号を送出する。
【0031】このカウンタ20からのハイレベルのゲー
ト信号及びS点インタフェース部12からのBチャネル
の伝送データがANDゲート21に入力される。AND
ゲート21はAND処理によってS点インタフェース部
12からのBチャネルの伝送データの前部4ビットデー
タを分離して前部カウンタ16に送出する。また、カウ
ンタ20からのローレベルのゲート信号をインバータ2
2を通じて反転したハイレベルのゲート信号及びS点イ
ンタフェース部12からのBチャネルの伝送データがA
NDゲート23に入力される。ANDゲート23がAN
D処理によってS点インタフェース部12からのBチャ
ネルの伝送データの後部4ビットデータを分離して後部
カウンタ18に送出する。
ト信号及びS点インタフェース部12からのBチャネル
の伝送データがANDゲート21に入力される。AND
ゲート21はAND処理によってS点インタフェース部
12からのBチャネルの伝送データの前部4ビットデー
タを分離して前部カウンタ16に送出する。また、カウ
ンタ20からのローレベルのゲート信号をインバータ2
2を通じて反転したハイレベルのゲート信号及びS点イ
ンタフェース部12からのBチャネルの伝送データがA
NDゲート23に入力される。ANDゲート23がAN
D処理によってS点インタフェース部12からのBチャ
ネルの伝送データの後部4ビットデータを分離して後部
カウンタ18に送出する。
【0032】前部カウンタ16、後部カウンタ18は、
それぞれANDゲート21(前部ビット分離部15)、
ANDゲート23(後部ビット分離部18)からの前部
4ビット、後部4ビットにおけるそれぞれのビット
「1」をカウントして、制御部11に送出する。この前
部4ビット及び後部4ビットにおけるビット「1」の連
続を制御部11が判断する。
それぞれANDゲート21(前部ビット分離部15)、
ANDゲート23(後部ビット分離部18)からの前部
4ビット、後部4ビットにおけるそれぞれのビット
「1」をカウントして、制御部11に送出する。この前
部4ビット及び後部4ビットにおけるビット「1」の連
続を制御部11が判断する。
【0033】この判断によって、特に、ISDNレイヤ
3呼設定(SETUP)時、又、伝送路での障害発生に
よる巡回冗長検査(CRC)エラーの発生時に通信相手
先のISDN通信端末からのデータ伝送が伝送速度32
kbps又は伝送速度64kbpsであるかを判断でき
るようになる。これによって図2に示す制御部11がP
IAFSプロトコル変換部13を制御してデータ伝送が
伝送速度32kbps又は伝送速度64kbpsに対応
するPIAFSプロトコル変換を行うように指示する。
3呼設定(SETUP)時、又、伝送路での障害発生に
よる巡回冗長検査(CRC)エラーの発生時に通信相手
先のISDN通信端末からのデータ伝送が伝送速度32
kbps又は伝送速度64kbpsであるかを判断でき
るようになる。これによって図2に示す制御部11がP
IAFSプロトコル変換部13を制御してデータ伝送が
伝送速度32kbps又は伝送速度64kbpsに対応
するPIAFSプロトコル変換を行うように指示する。
【0034】この結果、PIAFS規格を採用し、伝送
速度32kbps又は伝送速度64kbpsを切り替え
てISDN網を通じたデータ伝送を行う場合に、従来例
で説明したようにデータ通信中のチャネル切り替えによ
って、データ通信時の伝送速度64kbpsのPIAF
Sプロトコル変換から伝送速度32kbpsのPIAF
Sプロトコル変換に切り替える場合、Bチャネルの伝送
データの前部4ビットに対して伝送速度32kbpsの
PIAFSプロトコル変換を行う。
速度32kbps又は伝送速度64kbpsを切り替え
てISDN網を通じたデータ伝送を行う場合に、従来例
で説明したようにデータ通信中のチャネル切り替えによ
って、データ通信時の伝送速度64kbpsのPIAF
Sプロトコル変換から伝送速度32kbpsのPIAF
Sプロトコル変換に切り替える場合、Bチャネルの伝送
データの前部4ビットに対して伝送速度32kbpsの
PIAFSプロトコル変換を行う。
【0035】また、Bチャネルの伝送データの後部4ビ
ットの伝送速度32kbpsのPIAFSプロトコル変
換を行う。更に、伝送速度64kbpsの全ビットに対
して伝送速度64kbpsのPIAFSプロトコル変換
を行う。この三つのプロトコル変換処理を同時、又は、
順次行う必要がなくなる。
ットの伝送速度32kbpsのPIAFSプロトコル変
換を行う。更に、伝送速度64kbpsの全ビットに対
して伝送速度64kbpsのPIAFSプロトコル変換
を行う。この三つのプロトコル変換処理を同時、又は、
順次行う必要がなくなる。
【0036】したがって、同時にPIAFSプロトコル
変換を行うための三つのPIAFSプロトコル変換部を
設ける必要がなくなる。また、この三つのPIAFSプ
ロトコル変換を順次行っていないため、データ伝送中に
巡回冗長検査(CRC)エラーが多発した際の再同期確
立までの時間を低減できるようになる。
変換を行うための三つのPIAFSプロトコル変換部を
設ける必要がなくなる。また、この三つのPIAFSプ
ロトコル変換を順次行っていないため、データ伝送中に
巡回冗長検査(CRC)エラーが多発した際の再同期確
立までの時間を低減できるようになる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の伝送速度切替TAP装置によれば、ISDNS点イン
タフェース処理によるISDNのBチャネルの伝送デー
タにおけるフレーム同期信号、伝送データ及びクロック
信号から伝送速度が速い遅いの32kbps,64kb
psの二つの伝送速度を判断してISDNS点インタフ
ェースと通信端末間のプロトコル変換を制御している。
の伝送速度切替TAP装置によれば、ISDNS点イン
タフェース処理によるISDNのBチャネルの伝送デー
タにおけるフレーム同期信号、伝送データ及びクロック
信号から伝送速度が速い遅いの32kbps,64kb
psの二つの伝送速度を判断してISDNS点インタフ
ェースと通信端末間のプロトコル変換を制御している。
【0038】この結果、伝送速度32kbps又は伝送
速度64kbpsに切り替える際のPIAFSプロトコ
ル変換を行うための三つのPIAFSプロトコル変換部
を設ける必要がなくなる。また、この三つのPIAFS
プロトコル変換を順次行っていないため、ISDNレイ
ヤ3呼設定(SETUP)時、又は、データ伝送中に巡
回冗長検査(CRC)エラーが多発した際の再同期確立
までの時間を低減できるようになる。したがって、信号
処理規模及び装置規模が縮小され、かつ、データ伝送効
率が向上する。
速度64kbpsに切り替える際のPIAFSプロトコ
ル変換を行うための三つのPIAFSプロトコル変換部
を設ける必要がなくなる。また、この三つのPIAFS
プロトコル変換を順次行っていないため、ISDNレイ
ヤ3呼設定(SETUP)時、又は、データ伝送中に巡
回冗長検査(CRC)エラーが多発した際の再同期確立
までの時間を低減できるようになる。したがって、信号
処理規模及び装置規模が縮小され、かつ、データ伝送効
率が向上する。
【図1】本発明の伝送速度切替TAP装置が設けられる
通信ネットワークの構成を示すブロック図である。
通信ネットワークの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すTAPの構成を示すブロックであ
る。
る。
【図3】実施形態にあってビット分離及びビットカウン
タの構成を示すブロック図である。
タの構成を示すブロック図である。
【図4】実施形態にあってビット分離及びビットカウン
ト状態を説明するためのタイミング図である。
ト状態を説明するためのタイミング図である。
1 ISDN網 2 簡易携帯電話網(PHSネットワーク) 3 宅内制御装置(NCU) 4 PHSデータ通信用ターミナルアダプタ(TAP) 5,8 通信端末 7 PHS携帯電話機 11 制御部 13 PIAFSプロトコル変換部 12 S点インタフェース部(S・I/F部) 14 データ端末インタフェース部(DTE・I/F
部) 15 前部ビット分離部 16 前部カウンタ 17 後部ビット分離部 18 後部カウンタ 20 カウンタ 21,23 ANDゲート 22 インバータ
部) 15 前部ビット分離部 16 前部カウンタ 17 後部ビット分離部 18 後部カウンタ 20 カウンタ 21,23 ANDゲート 22 インバータ
Claims (2)
- 【請求項1】 簡易携帯電話網と接続したISDN網に
収容される宅内制御装置の出力側のS点に接続されてプ
ロトコル変換を行い、かつ、通信端末を収容する伝送速
度切替TAP装置において、 前記ISDNS点インタフェース処理によるISDNの
Bチャネルの伝送データにおけるフレーム同期信号、伝
送データ及びクロック信号から伝送速度が速い遅いの二
つの伝送速度を判断して前記ISDNS点インタフェー
スと前記通信端末間のプロトコル変換を制御する伝送速
度識別切替制御手段を備え、 前記伝送速度識別切替制御手段が、 ISDNS点インタフェース処理を行うSインタフェー
ス部と、 このSインタフェース部からのBチャネルの伝送データ
におけるフレーム同期信号、伝送データ及びクロック信
号から速い伝送速度の伝送データの前部4ビットを分離
する前部ビット分離部及び後部4ビットを分離する前部
/後部ビット分離部と、 この前部/後部ビット分離部で分離した前部/後部4ビ
ットの連続した「1」をカウントする前部/後部カウン
タと、 この前部/後部カウンタでのカウント値から前記複数の
速い遅いの伝送速度を識別してプロトコル変換の切り替
えを制御する制御部と、 を備えることを特徴とする伝送速度切替TAP装置。 - 【請求項2】 前記前部/後部ビット分離部として、 Sインタフェース部からの速い伝送速度の伝送データク
ロック信号でカウントアップし、かつ、フレーム同期信
号でリセットされて前部4ビットに対応するハイレベル
及び後部4ビットに対応するローレベルのゲート信号を
送出するカウンタと、 前記カウンタからのハイレベルのゲート信号でSインタ
フェース部からのBチャネルの伝送データの前部4ビッ
トデータを分離して前部カウンタに送出する第1のAN
Dゲートと、 前記カウンタからのローレベルのゲート信号をインバー
タを通じて反転したハイレベルのゲート信号でSインタ
フェース部からのBチャネルの伝送データの後部4ビッ
トデータを分離して後部カウンタに送出する第2のAN
Dゲートと、 を備えることを特徴とする請求項1記載の伝送速度切替
TAP装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28890897A JP3144360B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 伝送速度切替tap装置 |
US09/175,294 US6463077B1 (en) | 1997-10-21 | 1998-10-20 | PHS data communication terminal adapter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28890897A JP3144360B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 伝送速度切替tap装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11127146A JPH11127146A (ja) | 1999-05-11 |
JP3144360B2 true JP3144360B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=17736354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28890897A Expired - Fee Related JP3144360B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 伝送速度切替tap装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6463077B1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CA2544024C (en) * | 2003-11-02 | 2013-04-02 | Yossy Sela | Mobile telephone gateway apparatus, communication system, and gateway operating system |
US7724658B1 (en) * | 2005-08-31 | 2010-05-25 | Chelsio Communications, Inc. | Protocol offload transmit traffic management |
US7660306B1 (en) | 2006-01-12 | 2010-02-09 | Chelsio Communications, Inc. | Virtualizing the operation of intelligent network interface circuitry |
US8935406B1 (en) | 2007-04-16 | 2015-01-13 | Chelsio Communications, Inc. | Network adaptor configured for connection establishment offload |
US8060644B1 (en) | 2007-05-11 | 2011-11-15 | Chelsio Communications, Inc. | Intelligent network adaptor with end-to-end flow control |
US8589587B1 (en) | 2007-05-11 | 2013-11-19 | Chelsio Communications, Inc. | Protocol offload in intelligent network adaptor, including application level signalling |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02253739A (ja) | 1989-03-27 | 1990-10-12 | Fujitsu Ltd | ターミナルアダプタ |
JPH07131521A (ja) * | 1993-11-04 | 1995-05-19 | Nec Corp | ディジタル通信方式 |
JP3268947B2 (ja) | 1994-06-22 | 2002-03-25 | 三洋電機株式会社 | 転送速度整合装置及び方法 |
JPH0964812A (ja) | 1995-08-29 | 1997-03-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フレーム構造データ通信方法及び装置 |
JPH09130843A (ja) * | 1995-10-27 | 1997-05-16 | Fujitsu Ltd | 無線通信システム用基地局装置及び移動無線端末並びに無線通信システム並びに無線通信システムにおける通信方法 |
JP3197215B2 (ja) | 1996-06-12 | 2001-08-13 | 沖電気工業株式会社 | 多重化データ処理装置 |
JPH1127323A (ja) | 1997-06-30 | 1999-01-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | データ通信端末アダプタ装置 |
JPH1198265A (ja) | 1997-09-22 | 1999-04-09 | Canon Inc | 通信装置およびその制御方法 |
-
1997
- 1997-10-21 JP JP28890897A patent/JP3144360B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-10-20 US US09/175,294 patent/US6463077B1/en not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
「日経コミュニケーション」第244号,P.209(1997.4.21) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11127146A (ja) | 1999-05-11 |
US6463077B1 (en) | 2002-10-08 |
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