JP3143918U - コンクリートブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】付着強度や耐久性に優れた打ち込み目地を持つ建築用コンクリートブロックを提供する。
【解決手段】フェイスシェルの縁部内側に打込み目地を設けたコンクリートブロックにおいて、打込み目地の表面に、凹溝及び凸条の少なくとも一方を設けることから、この凹溝や凸条によって、充填材との接触(付着)面積を増加させるとともに、凹凸の物理的なかみ合わせにより、せん断方向の応力に対するずれを防止し、コンクリートブロック同士の連結性を高めることができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、建築用コンクリートブロックに関し、特に、付着強度や耐久性に優れた打込み目地を持つコンクリートブロックに関するものである。
建築用コンクリートブロックは、空洞コンクリートブロック、化粧コンクリートブロック、型枠状コンクリートブロックなど様々なものが知られている。
これらの建築用コンクリートブロックを使用して壁面を構成する場合には、目地モルタルを用い、上下左右のコンクリートブロックと連結をはかっている。
しかし、最近の化粧コンクリートブロック(主として外構用)では、縦目地部分は「突合わせ目地」などと称し、目地材を何も施さない目地がある。
この突合わせ目地は、建築基準法施行令62条の6に定められた「目地塗り面の全部にモルタルが行きわたるようにし」という部分に抵触する危惧もあるが、施工性や化粧性が優れていることもあり、ほとんどがこのタイプとなっている。
縦目地を突合わせ目地とした場合、横方向の連結性が失われ、壁面全体での強度が低下することだけでなく、この突合わせ目地部分から雨水が浸透したり、空気が流通し充填材の中性化が進行することなどで、壁面補強鉄筋が発錆し易くなり耐久性も低下する。
また、型枠コンクリートブロックやRM造用ブロックにおいては、図3に示すように、フェイスシェル1の縁部内側に打込み目地2a、2bを設けたブロックもある。
この場合、打込み目地は、応力伝達なども考慮して寸法形状がJIS規格などに定められており、適合する製品が製造されているが、図3(b)及び図3(d)に示すように、打込み目地2a、2bの表面は平滑である。
ところで、化粧コンクリートブロックでは、空洞部へのコンクリートやモルタルの充填は、組積一段ごとに充填する逐次充填となる。
逐次充填をした場合には、打込み目地の内部までかかる圧力が小さいことが懸念され、ブロックと充填材の付着性能が低くなり、界面が剥離するなど、所要の性能が発揮できないおそれがある。
一方、型枠コンクリートブロックやRM造用ブロックに採用されている打込み目地形状は、軸方向の応力伝達には有効である。
また、型枠コンクリートブロック造やRM造では階高充填されるために、コンクリートの圧力によって打込み目地内部まで圧力がかかり、十分に付着すると考えられる。
しかし、打込み面に直角方向(せん断方向)の応力に対しては「ずれ」が生じる懸念がある。
本考案は、上記従来のコンクリートブロックが有する問題点に鑑み、付着強度や耐久性に優れた打込み目地を持つ建築用コンクリートブロックを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案のコンクリートブロックは、フェイスシェルの縁部内側に打込み目地を設けたコンクリートブロックにおいて、打込み目地の表面に、凹溝及び凸条の少なくとも一方を設けたことを特徴とする。
この場合において、凹溝又は凸条の幅を1〜8mm、好ましくは2〜6mmに形成することができる。
また、凹溝の深さ又は凸条の高さを1〜5mm、好ましくは2〜3mmに形成することができる。
また、縦目地及び横目地の一方又は両方を前記打込み目地で構成することができる。
本考案のコンクリートブロックによれば、フェイスシェルの縁部内側に打込み目地を設けたコンクリートブロックにおいて、打込み目地の表面に、凹溝及び凸条の少なくとも一方を設けることから、この凹溝や凸条によって、充填材との接触(付着)面積を増加させるとともに、凹凸の物理的なかみ合わせにより、せん断方向の応力に対するずれを防止し、コンクリートブロック同士の連結性を高めることができる。
また、凹溝又は凸条の幅を1〜8mm、好ましくは2〜6mmに形成することにより、凹溝や凸条の欠けや破損を防止しながら、コンクリートブロック同士の連結性を高めることができる。
また、凹溝の深さ又は凸条の高さを1〜5mm、好ましくは2〜3mmに形成することにより、凹溝や凸条の欠けや破損を防止しながら、コンクリートブロック同士の連結性を高めることができる。
以下、本考案のコンクリートブロックの実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図3に、本考案のコンクリートブロックの一実施例を示す。
このコンクリートブロックは、図3に示すように、フェイスシェル1の縁部内側に打込み目地2a、2bを設けている。
そして、図1〜図2に示すように、このコンクリートブロックは、打込み目地2a、2bの表面に、凹溝3や凸条4を設けている。
この場合、凹溝3や凸条4は、図1〜図2に示すように、いずれか一方を設けるようにしてもよいし、両方を設けるようにしてもよい。
凹溝3や凸条4は、図1〜図2に示すように、1本から複数本設けることができ、その断面形状は、図1(k)や図2(i)に示すように、矩形、半円形、三角形、波形等を適宜に選択することができ、さらに、非対称に形成することもできる。
また、凹溝3や凸条4は、縦目地2aや横目地2bの長手方向に設けることが好ましいが、この長手方向と直交する方向に設けたり、両者を組み合わせて設けることもできる。
より具体的には、特にこれらに限定されるものではないが、縦目地2aの場合は、図1(a)に示すように、断面形状が矩形の凹溝3を打込み目地2aの中間面の長手方向に1本設けるようにしたり、図1(b)に示すように、断面形状が矩形の凹溝3を打込み目地2aの中間面及び内側面の長手方向に1本ずつ設けるようにしたり、図1(c)に示すように、断面形状が矩形の凹溝3を打込み目地2aの中間面及び内側面の長手方向に2本ずつ設けるようにしたり、図1(d)に示すように、断面形状が矩形の凹溝3を打込み目地2aの内側面の長手方向に1本設けるようにしたり、図1(e)に示すように、断面形状が矩形の凹溝3を打込み目地2aの中間面及び内側面の長手方向に3本ずつ設けるようにしたり、図1(f)に示すように、断面形状が半円形の凹溝3を打込み目地2aの中間面の長手方向に1本設けるようにしたり、図1(g)に示すように、断面形状が半円形の凹溝3を打込み目地2aの中間面及び内側面の長手方向に1本ずつ設けるようにしたり、図1(h)に示すように、断面形状が半円形の凹溝3を打込み目地2aの中間面及び内側面の長手方向に2本ずつ設けるようにしたり、図1(i)に示すように、断面形状が半円形の凹溝3を打込み目地2aの内側面の長手方向に1本設けるようにしたり、図1(j)に示すように、断面形状が半円形の凹溝3を打込み目地2aの中間面及び内側面の長手方向に3本ずつ設けるように構成することができる。
一方、横目地2bの場合は、図2(a)及び図2(c)に示すように、断面形状が半円形の凹溝3を打込み目地2bの内側面の長手方向に1本設けるようにしたり、図2(b)及び図2(d)に示すように、断面形状が半円形の凹溝3を打込み目地2bの内側面の長手方向に2本設けるようにしたり、図1(e)に示すように、断面形状が矩形の凸条4を打込み目地2bの中間面の長手方向と直交する方向に1本又は複数本設けるようにしたり、図1(f)に示すように、断面形状が矩形の凸条4を打込み目地2bの中間面及び内側面の長手方向と直交する方向に1本又は複数本設けるようにしたり、図1(g)に示すように、断面形状が矩形の凹溝3を打込み目地2bの中間面の長手方向と直交する方向に1本又は複数本設けるようにしたり、図1(h)に示すように、断面形状が矩形の凹溝3を打込み目地2bの中間面及び内側面の長手方向と直交する方向に1本又は複数本設けるように構成することができる。
なお、横目地2bに、凹溝3や凸条4を長手方向に設ける場合は、図2(a)〜(d)に示すように、打込み目地2bの天面に設けることが、せん断方向の応力に対するずれを防止する上で好適である。
また、コンクリートブロックには、図1に示す縦目地2a及び図2に示す横目地2bのいずれか一方又は両方を採用することができるが、1つのコンクリートブロックに両方を採用することが望ましい。
また、これら凹溝3や凸条4の幅は、1〜8mm、より好ましくは2〜6mmに形成することが好適であり、本実施例では、3〜5mmに形成している。
そして、凹溝3の深さや凸条4の高さは、それぞれ1〜5mm、より好ましくは2〜3mmに形成することが好適であり、本実施例では、2mmに形成している。
かくして、本実施例のコンクリートブロックによれば、フェイスシェル1の縁部内側に打込み目地2a、2bを設けたコンクリートブロックにおいて、打込み目地2a、2bの表面に、凹溝3及び凸条4の少なくとも一方を設けることから、この凹溝3や凸条4によって、充填材との接触(付着)面積を増加させるとともに、凹凸の物理的なかみ合わせにより、せん断方向の応力に対するずれを防止し、コンクリートブロック同士の連結性を高めることができる。
また、凹溝3又は凸条4の幅を1〜8mm、好ましくは2〜6mmに形成することにより、凹溝3や凸条4の欠けや破損を防止しながら、コンクリートブロック同士の連結性を高めることができる。
さらに、凹溝3の深さ又は凸条4の高さを1〜5mm、好ましくは2〜3mmに形成することにより、凹溝3や凸条4の欠けや破損を防止しながら、コンクリートブロック同士の連結性を高めることができる。
以上、本考案のコンクリートブロックについて、その実施例に基づいて説明したが、本考案は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができる。
本考案のコンクリートブロックは、打込み目地の充填材との接触面積を増加させるとともに、凹凸の物理的なかみ合わせにより、せん断方向の応力に対するずれを防止し、コンクリートブロック同士の連結性を高めるという特性を有していることから、汎用のコンクリートブロックの用途に広く好適に用いることができる。
本考案のコンクリートブロックを示し、(a)〜(j)は縦目地の打込み目地の実施例を示す横断面図、(k)は凹溝や凸条の断面形状の例を示す説明図である。 同コンクリートブロックを示し、(a)〜(b)は横目地の打込み目地の実施例を示す縦断面図、(c)〜(h)は同下から見た斜視図、(i)は凹溝や凸条の断面形状の例を示す説明図である。 コンクリートブロックを示し、(a)は横に連結したコンクリートブロックの横断面図、(b)はA部の拡大図、(c)は縦に連結したコンクリートブロックの縦断面図、(d)はB部の拡大図である。
符号の説明
1 フェイスシェル
2a 打込み目地(縦目地)
2b 打込み目地(横目地)
3 凹溝
4 凸条

Claims (4)

  1. フェイスシェルの縁部内側に打込み目地を設けたコンクリートブロックにおいて、打込み目地の表面に、凹溝及び凸条の少なくとも一方を設けたことを特徴とするコンクリートブロック。
  2. 凹溝又は凸条の幅を1〜8mmに形成したことを特徴とする請求項1記載のコンクリートブロック。
  3. 凹溝の深さ又は凸条の高さを1〜5mmに形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のコンクリートブロック。
  4. 縦目地及び/又は横目地を前記打込み目地で構成したことを特徴とする請求項1、2又は3記載のコンクリートブロック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5944446A (ja) * 1982-09-08 1984-03-12 ロツコ・パラマ−ラ 壁ブロツク構造

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JPS5944446A (ja) * 1982-09-08 1984-03-12 ロツコ・パラマ−ラ 壁ブロツク構造

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