JP3143698B2 - 在来種、バ−レ−種葉たばこの湿度調整型褐変装置 - Google Patents

在来種、バ−レ−種葉たばこの湿度調整型褐変装置

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JP3143698B2
JP3143698B2 JP06332479A JP33247994A JP3143698B2 JP 3143698 B2 JP3143698 B2 JP 3143698B2 JP 06332479 A JP06332479 A JP 06332479A JP 33247994 A JP33247994 A JP 33247994A JP 3143698 B2 JP3143698 B2 JP 3143698B2
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誠一郎 稲葉
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関東農機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、在来種、バ−レ−種葉
たばこの湿度調整型褐変装置に関する。
【0002】
【従来の技術】いうまでもなく在来種、バ−レ−種の生
葉の乾燥は、まず黄変過程を経てから褐変過程に移らな
ければならない。本件出願人は、先に在来種、バ−レ−
種の乾燥工程中の黄変過程を、電熱によって効率的に行
い且つ高品質を得るため、黄変に好適な室内環境条件
(乾燥度合に応じた変温変湿の設定調整)を自動制御で
きる乾燥装置を開発し、目下特許出願中である(特願平
6−228618)。しかしその後の褐変工程において
は、自然の変温変湿条件に合致させた乾燥(吸放湿)が
外観品質(色沢)と香喫味を形成する上で重要であるこ
とから、出来るだけ自然条件に任せた乾燥施設(木造
型、パイプハウス、乾燥室など)が実施されており、そ
れら室内に簡易バ−ナ−、温風ヒ−タを補助的に備える
ものが存在する。
【0003】しかし自然条件を頼るものは、気象状況に
より仕上り時間もまちまちで計画生産がままならず、む
れ、かび、吊りぐされの発生を余儀なくされる。そして
発生したかび、吊りぐされをブラッシュで払き落とす作
業も大変な手間となる。さらに簡易バ−ナ−、温風ヒ−
タ等を施設内に備えることは、室内有効面積を減らすだ
けでなく、火災の危険を孕む。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のかか
る実情に鑑みてなされたもので、褐変期において、室内
の乾燥温度管理はできるだけ褐変に理想の条件を作り出
し、また高温や低湿条件の回避はル−フファンによる換
排気により、乾燥促進のための風の効果は吸引ファン
7、13の作動による内気循環によるものとし、乾燥中
の過湿状態はセンサ−感知してル−フファンによる除湿
を行い、室外に備えた循環ボイラ−を自動制御して、そ
のボイラ−熱と熱交換した熱風を室内配管した吹出し型
ダクトを介して強制循環させることにより、常に気象状
況に影響されない又葉の状態(厚葉、薄葉)に応じた適
性な湿度条件を維持させ、褐変中のむれ、かび、吊りぐ
されの発生を防止する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ル−フファン15を備え、また葉たばこ
吊り手16を設けた密閉室1の外部に循環ボイラ−2を
備える。そして、その循環ボイラ−2の循環パイプ3
を、前記密閉室1内中段に備えた熱交換チャンバ−4内
に巡回させる。そしてまた、その熱交換チャンバ−4を
介して、密閉室1の天井面附近に達し且つ天井面に沿っ
て水平方向に延設させた吸引パイプ5と床面附近に至る
送風パイプ6とを連通させる。そして、前記吸引パイプ
5の先端口5aには吸引ファン7を装着し、又前記送風
パイプ6の下端口6aには床面に沿って配設した吹出し
型ダクト8の基端を連結する。さらに密閉室1内には乾
球・湿球センサ−9を、密閉室1外には該乾球・湿球セ
ンサ−9と前記循環ボイラ−2と吸引ファン7とル−フ
ファン15とを電気的に接続した自動制御盤10を備え
て、在来種、バ−レ−種葉たばこの湿度調整型褐変装置
を構成する。
【0006】また、上記構成において、密閉室1の天井
面に沿って、前記吸引パイプ5の吸引ファン7と相当間
隔を置いて、吸引ファン13を先端口12aに装着し且
つ下端が気密室1の中段に至る補助吸引パイプ12を配
設し、その補助吸引パイプ12の下端に水平方向に支持
させた補助吹出し型ダクト14の基端を連結し、前記吸
引ファン13を自動制御盤10に電気的に接続して成
る、在来種、バ−レ−種葉たばこの湿度調整型褐変装置
である。
【0007】
【作用】本発明装置(実施例)を使用するには、図2に
示すように、生葉を逆さ吊りした連縄の両端を密閉室1
の両内側壁に設けた吊り手16、16に引掛けて吊り下
げ、密閉室1外に備えた自動制御盤10を、予め気象状
況、生葉の種類に応じた温湿度、風力に設定入力させた
上、運転開始するとともに吸引ファン7を始動させる
(吸引ファン13付補助吸引パイプ12と補助吹出し型
ダクト14の働きについては後述)。温湿度自動制御指
令は、褐色乾燥であることから、葉の等級低下につなが
る急乾現象を避け、湿球温度の調節を主体とした乾燥管
理設定に重点を置く。即ち、葉の状態(厚葉、薄葉)に
よる設定湿度の調整はもとより、乾燥中の過湿状態にお
ける適正な除湿が行われるように、例えば室内温度25
゜C、室内湿度70%に設定入力するものとする。
【0008】さて、吸引ファン7から吸われた上層内気
は、吸引パイプ5を経て熱交換チャンバ−4を通過する
過程でボイラ−熱と熱交換されて熱風となり、送風パイ
プ6によって下層へと送られ、その送風パイプ6に連結
した吹出し型ダクト8へ導かれ、そのダクト8を風圧膨
張させ、そのミクロ微細孔が空隙化することにより熱風
が全方位噴射をして、生葉の加温除湿を行う。以下その
熱風の強制循環作用により褐変が進捗するが、その過程
で室内温度が不必要に高温低湿状態となった時には、循
環ボイラ−2が停止するとともにル−フファン15が作
動して換気調整する。
【0009】そしてさらに、吸引ファン13付補助吸引
パイプ12と補助吹出し型ダクト14を設けてあるの
で、吸引ファン7と相当間隔を置いた上層部の余剰熱風
を、補助吸引パイプ12を経て密閉室1内中段に配設し
た補助吹出し型ダクト14へ導くことにより、熱風の均
一化による熱効率を図るとともに通風循環作用の促進を
もたらして風の効果をより増大させることができる(空
気が流動していると、葉表面と空気の水蒸気分圧差が保
たれて、葉たばこからの水分蒸発は継続する)。
【0010】
【実施例】図1、2において、1が天井面にル−フファ
ン15を備え、正面に扉17を設け、また葉たばこ吊り
手16を両内側壁に上下二段に設けた密閉室で、その密
閉室1の外部に燃料タンク19と直結した循環ボイラ−
2を備える。そして、その循環ボイラ−2の循環パイプ
3を、前記密閉室1内中段に備えた熱交換チャンバ−4
内に巡回させる。そしてまた、その熱交換チャンバ−4
を介して、密閉室1の天井面附近に達し且つ天井面に沿
って水平方向に延設させた吸引パイプ5と床面附近に至
る二股分岐の送風パイプ6,6とを連通させる。そし
て、前記吸引パイプ5の先端口5aには吸引ファン7を
装着し、又前記二股分岐の送風パイプ6,6の下端口6
aには床面に沿って配設した風圧膨張下でミクロ微細孔
が空隙化するプラスチックフィルム材質の吹出し型ダク
ト8の基端を連結する。
【0011】そしてさらに、密閉室1の天井面に沿っ
て、前記吸引パイプ5の吸引ファン7と相当間隔を置い
て、前記吸引ファン7より小さい容量の吸引ファン13
を装着し且つ下端が密閉室1の中段に至る補助吸引パイ
プ12を配設し、その補助吸引パイプ12の下端に支持
具18を介して水平方向に支持させた風圧膨張下でミク
ロ微細孔が空隙化するプラスチックフィルム材質の補助
吹出し型ダクト14の基端を連結してある。さらに密閉
室1内には乾球・湿球センサ−9を、気密室1外には該
乾球・湿球センサ−9と前記循環ボイラ−2と吸引ファ
ン7、13とル−フファン15とを電気的に接続した自
動制御盤10を備えて、本発明の在来種、バ−レ−種葉
たばこの湿度調整型褐変装置を構成する。
【0012】なお、風圧膨張下でミクロ微細孔が空隙化
するプラスチックフィルム材質としては、本発明者によ
り、市販品「タフベル」(鐘紡株式会社の登録商標で、
ポリビニ−ルアルコ−ルを原料とした空隙率が35%乃
至55%の範囲内不織布)が有効であることが確認され
ている。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上のようで、褐変期におい
て、室内の乾燥温度管理はできるだけ自然乾燥条件を作
り出しつつ、また高温や低湿条件の回避はル−フファン
による換排気により、乾燥中の過湿状態は直ちにセンサ
−感知してル−フファンによる除湿を行い、乾燥促進の
ための風の効果は吸引ファン7、13の作動による内気
循環によるものとし、室外に備えた循環ボイラ−を自動
制御して、そのボイラ−熱と熱交換した熱風を室内配管
した吹出し型ダクトを介して強制循環させることによ
り、気象状況に影響されない又葉の状態に応じた適性な
湿度条件を維持させ、褐変中のむれ、かび、吊りぐされ
の発生を防止するという、冒頭に掲げた所期の目的を達
成する効果がある。燃料タンク、循環ボイラ−を密閉室
外に備えるようにしたので、室内有効面積を喰われるこ
となく、また循環ボイラ−の循環パイプを巡回させた熱
交換チャンバ−による熱風作りであるので所謂クリ−ン
エネルギ−であり、葉たばこの香喫味、色沢を損う虞を
皆無とし、さらに火災の危険も解消した。
【図面の簡単な説明】
【図1】透視斜視図
【図2】使用状態を示す縦断側面図
【符号の説明】1 密閉室 2 循環ボイラー 3 循環パイプ 4 熱交換チャンバー 5 吸引パイプ 6 送風パイプ 7 吸引ファン 8 吹出し型ダクト 9 感知センサー 10 温湿度自動制御装置 12 補助吸引パイプ 13 吸引ファン 14 補助吹出し型ダクト 15 ルーフファン 16 葉たばこ吊り手

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフファン(15)を備え、また葉た
    ばこ吊り手(16)を設けた密閉室(1)の外部に循環
    ボイラー(2)を備え、該循環ボイラー(2)の循環パ
    イプ(3)を前記密閉室(1)内中段に備えた熱交換チ
    ャンバー(4)内に巡回させ、該熱交換チャンバー
    (4)を介して密閉室(1)の天井面附近に達し且つ天
    井面に沿って水平方向に延設させた吸引パイプ(5)と
    床面附近に至る送風パイプ(6)とを連通させ、前記吸
    引パイプ(5)の先端口(5a)に吸引ファン(7)を
    装着し、又前記送風パイプ(6)の下端口(6a)には
    床面に沿って配設した吹出し型ダクト(8)の基端を連
    するとともに天井面に沿って前記吸引ファン(7)と
    相当間隔を置いて、吸引ファン(13)を先端口(12
    a)に装着し且つ下端が密閉室(1)の中段に至る補助
    吸引パイプ(12)を配設し、該補助吸引パイプ(1
    2)の下端に水平方向に支持させた補助吹出し型ダクト
    (14)の基端を連結し、さらに密閉室(1)内には乾
    球・湿球センサー(9)を、密閉室(1)外には該乾球
    ・湿球センサー(9)と前記循環ボイラー(2)と吸引
    ファン(7)、(13)とルーフファン(15)とを電
    気的に接続した自動制御盤(10)を備えたことを特徴
    とする在来種、バーレー種葉たばこの湿度調整型褐変装
    置。
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