JP3143300U - プリザーブドフラワーの封止成形物 - Google Patents
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Abstract
【課題】プリザーブドフラワーを擬似水としての合成樹脂材によって封止することによって生花の鮮やかさ、あるいはみずみずしさを演出することができるプリザーブドフラワーの封止成形物を提供する。
【解決手段】少なくとも1面が透明状とされた封止用容器2と、この封止用容器2内に収納されたプリザーブドフラワー3と、プリザーブドフラワー3が封止される透明の封止樹脂材4とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】少なくとも1面が透明状とされた封止用容器2と、この封止用容器2内に収納されたプリザーブドフラワー3と、プリザーブドフラワー3が封止される透明の封止樹脂材4とを備える。
【選択図】図1
Description
本考案は、プリザーブドフラワーの封止成形物に関する。詳しくはプリザーブドフラワーを透明の合成樹脂によって封止したプリザーブドフラワーの封止成形物に係るものである。
従来、透明の樹脂成形物中に造花、貴金属などの装飾品を封止した置物やアクセサリーが提案されており例えば特許文献1に記載されている。具体的には図5に示すように、造花101の茎部102を透明の合成樹脂からなる擬似水103に封止し、これをガラス瓶104の中に配置した花瓶付き造花が知られている。この場合、擬似水としては、透明の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を添加し、硬化反応時の発熱温度を50℃以下に制御して装飾品が封止されている。
しかしながら、花瓶付き造花の場合では茎の部分のみが擬似水によって封止された状態であるために、花の部分は外気に晒されることにより変色したり、ホコリが被ったりする恐れがある。
また、造花では生花本来のみずみずしさを演出することは困難であり、活用する範囲が家具装飾用の置物として限られる。更に、造花全体を透明の合成樹脂からなる擬似水によって封止する場合でも造花であるために水中花としての花の新鮮さを演出することができない。
本考案は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、プリザーブドフラワーを擬似水としての合成樹脂材によって封止することによって生花の鮮やかさ、あるいはみずみずしさを演出することができるプリザーブドフラワーの封止成形物を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本考案に係るプリザーブドフラワーの封止成形物は、少なくとも1面が透明状とされた封止用容器と、前記封止用容器内に収納されたプリザーブドフラワーと、前記プリザーブドフラワーが封止される透明の封止樹脂材とを備える。
ここで、生花を特殊加工したプリザーブドフラワーを透明の封止樹脂材によって封止することによりみずみずしい生花のイメージを保持することが可能となる。
また、封止樹脂材が、液状の合成樹脂液に硬化剤を添加混合させて硬化させる化学反応型樹脂であることにより、封止用容器内にプリザーブドフラワーをセットし、液状の合成樹脂液に硬化剤を添加混合させた封止樹脂材を流し込むことにより容易にプリザーブドフラワーの封止が可能となる。
また、プリザーブドフラワーが封止される透明の封止樹脂材が封止用容器内に密閉状に収納されることにより、水に触れることによる溶出を防止することで観賞魚への影響を排除すことで水槽内の装飾用としてバックパネル等に活用することが可能となる。
本考案のプリザーブドフラワーの封止成形物によれば、生花を特殊加工したプリザーブドフラワーを透明状の封止用容器内にて透明性、かつ硬化性を有する合成樹脂液によって封止することによりみずみずしい生花による水中花のイメージを創出することが可能となる。
また、プリザーブドフラワー全体を合成樹脂材によって封止することにより花が外気に晒されることがなく生花としての状態で長期間保存することが可能となる。
以下、本考案の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本考案の理解に供する。
図1は、本考案を適用したプリザーブドフラワーの封止成形物の一例を示す斜視図、図2は、本考案を適用したプリザーブドフラワーの封止成形物の一例を示す断面図である。
図1は、本考案を適用したプリザーブドフラワーの封止成形物の一例を示す斜視図、図2は、本考案を適用したプリザーブドフラワーの封止成形物の一例を示す断面図である。
ここで示すプリザーブドフラワーを封止した合成樹脂成形物1は、透明の封止用容器2と、この封止用容器2内に希望の長さに切られてセットされたプリザーブドフラワー3と、このプリザーブドフラワー3を封止用容器2内に封止する封止樹脂材4とから構成されている。更に、封止用容器2の上端にはリボン10が巻かれると共に、その上端面には造花11によって装飾されている。
また、封止樹脂材4は、透明性、かつ硬化性を有する合成樹脂液を用い、これを硬化させることで封止用容器2内にセットされたプリザーブドフラワー3が封止されている。
具体的には、透明のシリコーン樹脂液である(株)スリーボンド社製:商品名「マジカルウォータ」の2液性の封止樹脂材を、別途用意した攪拌用容器(図示せず。)内で1:1(重量比)の割合で均一に混合してプリザーブドフラワー3がセットされた封止用容器2内に流し込み、2液が化学反応を起こすことにより硬化させるものである。
ここで、封止用容器2の開口端には、封止用容器樹脂より形成される蓋部5によって密閉状に閉塞される。これにより封止樹脂材4は、封止用容器2内に密閉収納される。
なお、プリザーブドフラワーを樹脂液に封止する際に茎や花弁より気泡が発生することがあり、気泡を封止樹脂材4に残さないようにするには硬化する前に気泡を充分に樹脂液より開放させた後に蓋部5によって密閉状に閉塞すれば良く、また気泡を封止樹脂材4に残す場合には、硬化する前に蓋部5によって密閉状に閉塞すれば良い。
なお、プリザーブドフラワーを樹脂液に封止する際に茎や花弁より気泡が発生することがあり、気泡を封止樹脂材4に残さないようにするには硬化する前に気泡を充分に樹脂液より開放させた後に蓋部5によって密閉状に閉塞すれば良く、また気泡を封止樹脂材4に残す場合には、硬化する前に蓋部5によって密閉状に閉塞すれば良い。
また、プリザーブドフラワーとは、生花の水分を保存料と交換させて見た目が生花と変わらないように加工されたものであり、水遣りも不要となり、しかも保存状態がよければ半永久的に長い期間を保つことができる。このプリザーブドフラワーは、バラ、蘭、カーネション、ラベンダー、あるいは果物などを加工することができる。
また、封止樹脂材は、硬化物が透明のものであればいずれのものでよく、前記詳述した(株)スリーボンド社製:商品名「マジカルウォータ」の2液性のものの他に、不飽和ポリエステル樹脂として、大日本インキ化学工業社製:商品名「ポリライト TC−241」、「ポリライト TC−160」等の1液性のものや(株)エポック社製:商品名「クリアポリエステル」等の2液性や3液性のものなど市販品を好適に用いることが望ましい。
次に図3は、本考案を適用した水槽内の装飾用としてのプリザーブドフラワーの封止成形物の例を示す説明図である。
ここで、熱帯魚などの観賞用水槽内に装飾用として入れられるプリザーブドフラワーを封止した合成樹脂成形物1は、水槽(図示せず。)内のバックプレートとしての大きさを有する薄型の封止用容器2と、この封止用容器2内にセットされるブリザーブドフラワー3と、このブリザーブドフラワー3を封止用容器2内に封止するための透明性、かつ硬化性を有する合成樹脂液より形成される封止樹脂材4と、封止用容器2の開口端に密閉状に閉塞される合成樹脂より形成される蓋部5によって構成されている。
ここで、熱帯魚などの観賞用水槽内に装飾用として入れられるプリザーブドフラワーを封止した合成樹脂成形物1は、水槽(図示せず。)内のバックプレートとしての大きさを有する薄型の封止用容器2と、この封止用容器2内にセットされるブリザーブドフラワー3と、このブリザーブドフラワー3を封止用容器2内に封止するための透明性、かつ硬化性を有する合成樹脂液より形成される封止樹脂材4と、封止用容器2の開口端に密閉状に閉塞される合成樹脂より形成される蓋部5によって構成されている。
また、封止用容器2および蓋部5は水槽内の水に長期間晒されても有害物質が溶出しないプラスチックなどの合成樹脂材により形成されている。更に、封止用容器2は水槽内にバックプレートとして設置される場合には一面のみが透明であればよく、必ずしも全ての面が透明である必要性はない。
また、図4は本考案を適用したキーホルダーとしてのプリザーブドフラワーの封止成形物の例を示す説明図である。
ここで、約1cm四方の透明状の封止用容器2内に収納できる大きさのブリザーブドフラワー3がセットされ、この封止用容器2内に透明性、かつ硬化性を有する合成樹脂液より形成される封止樹脂材4を充填し、その開口端を蓋部5によって密閉状に閉塞することによりブリザーブドフラワー3が封止され、更に蓋部5にキーホルダー用としての鎖6およびフック7を取り付けられた構成とされている。
なお、ストラップとしてのプリザーブドフラワーの封止成形物(図示せず。)では、蓋部にストラップ用としての紐が取り付けられた構成とされている。
ここで、約1cm四方の透明状の封止用容器2内に収納できる大きさのブリザーブドフラワー3がセットされ、この封止用容器2内に透明性、かつ硬化性を有する合成樹脂液より形成される封止樹脂材4を充填し、その開口端を蓋部5によって密閉状に閉塞することによりブリザーブドフラワー3が封止され、更に蓋部5にキーホルダー用としての鎖6およびフック7を取り付けられた構成とされている。
なお、ストラップとしてのプリザーブドフラワーの封止成形物(図示せず。)では、蓋部にストラップ用としての紐が取り付けられた構成とされている。
また、前記図1から図4で詳述したプリザーブドフラワーの封止成形物の他に、室内の装飾用壁として、あるいはホテル等のロビーにおける間仕切りとして活用することができる。
なお、本実施例では方形状の封止用容器による封止成形物を詳述するものであるが、必ずしも方形状とする必要性はなく、例えば円柱形、球体形状、円錐形状など使用目的に応じたいかなる形状であっても構わない。
また、封止用容器は全面が透明状とする必要性なく、プリザーブドフラワーを見せる面のみ、例えば方形状であれば一面、球面形状であれば一部のみを透明状とした構成であっても構わない。
また、封止用容器は全面が透明状とする必要性なく、プリザーブドフラワーを見せる面のみ、例えば方形状であれば一面、球面形状であれば一部のみを透明状とした構成であっても構わない。
以上の構成よりなる本考案のプリザーブドフラワーの封止成形物では、プリザーブドフラワーを封止用容器内に透明で硬化する封止樹脂材によって封止することにより、水中花のイメージを創出することが可能となる。
また、生花を特殊加工したプリザーブドフラワーを透明状のシリコーンなどの合成樹脂材によって封止することにより、保存状態がよければ変色する、あるいは枯れることなく半永久的に長い期間を保つことが可能となる。
また、プリザーブドフラワーを透明状のシリコーンなどの封止樹脂材によって封止し、更に封止用容器内にて密閉状とされることにより、封止樹脂材が水に直接に触れることがなく水による溶出を防ぐことができるために、水槽内の装飾用として活用することが可能となる。
1 合成樹脂成形物
2 封止用容器
3 プリザーブドフラワー
4 封止樹脂材
5 蓋部
6 鎖
7 フック
10 リボン
11 造花
2 封止用容器
3 プリザーブドフラワー
4 封止樹脂材
5 蓋部
6 鎖
7 フック
10 リボン
11 造花
Claims (3)
- 少なくとも1部が透明状とされた封止用容器と、
前記封止用容器内に収納されたプリザーブドフラワーと、
前記プリザーブドフラワーが封止される透明の封止樹脂材とを備える
プリザーブドフラワーの封止成形物。 - 前記封止樹脂材が、液状の合成樹脂液に硬化剤を添加混合させて硬化させる化学反応型樹脂とされた
請求項1記載のプリザーブドフラワーの封止成形物。 - 前記プリザーブドフラワーが封止される透明の封止樹脂材が前記封止用容器内に密閉状に収納された
請求項1または2記載のプリザーブドフラワーの封止成形物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008002869U JP3143300U (ja) | 2008-05-02 | 2008-05-02 | プリザーブドフラワーの封止成形物 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011143587A (ja) * | 2010-01-13 | 2011-07-28 | Tenmac Inc | 観賞用透明ブロック |
JP2012240390A (ja) * | 2011-05-24 | 2012-12-10 | Tenmac Inc | 観賞用透明ブロック |
JP2013256458A (ja) * | 2012-06-12 | 2013-12-26 | Mutsumi Nagai | プリザーブドフラワーの保存加工液 |
-
2008
- 2008-05-02 JP JP2008002869U patent/JP3143300U/ja not_active Expired - Fee Related
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