JP2017185765A - 装飾用置物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 家庭で廃棄される卵の殻を用いて、誰でも制作の楽しみを満喫できて、しかも一定以上の強度を有し、卵の殻特有の脆弱性がなく、軽量で安定性の高い、装飾用置物とその製造方法を提供する。【解決手段】 卵の殻1の内部にシリコーン系やウレタン系の反応硬化型の高分子材料を注入して硬化させ、卵の殻1を補強する。表面には汎用の水彩絵の具などで、彩色模様5を施し、耐水性などの向上を目的に、彩色模様5の上にアクリル系の透明ラッカーなどを塗布することも可能である。卵の殻1の内部に充填する高分子材料には、2種類以上を用い、上半分を占める第一の高分子材料1aには、発泡ウレタンのような材料を用い、下半分を占める第二の高分子材料2aには、通常の注型用ウレタンなどを用いることにより、重心を下方向に偏らせ、安定を向上できる。【選択図】図1

Description

本発明は、卵の殻を用いた装飾用置物、特に、表面に絵や文字からなるデザインを彩色した装飾用置物と、その製造方法に関するものである。
卵、特に鶏卵は、比較的安価で、かつ価格が安定し、栄養も豊富であるため、単独で食用に供される他、様々な料理の素材として極めて有用であり、大量に消費されている。そして卵の殻は、例えばマヨネーズのような、卵を原材料として製造される食品のメーカーの一部で、カルシウム補給源のサプリメント用に加工されているが、一般家庭では、そのままゴミとして廃棄されたり、家庭菜園の肥料として用いられたりしている。
この他の卵の殻の利用方法として、特許文献1には、表面に彩色を施した卵を、熱収縮性フィルムで被覆し、イースターエッグとして使用可能なことが開示されている。また、手造りの一品物の装飾品が珍重されることから、特許文献2には、卵の殻の表面に彩色を施し、内部に照明の光源を配した装飾品と、その製造方法が開示されている。
前者は、消耗品に類するものなので、機械的な強度や耐久性を要求されることがないものであり、後者は、誰にでも制作の楽しみが体験できるものの、置物として飾るには、卵殻の脆弱性に起因する、機械的な強度の低さが問題となる可能性がある。
このような課題への対処方法として、本発明者は、特許文献3に、卵の殻の内部に熱硬化性高分子材を充填することで、ある程度の外力に耐える、卵の殻を用いた装飾用置物を開示している。しかし、ここに開示されている装飾用置物は、卵の殻に充填した熱硬化性高分子材料のための、重量が増加して、壁面に吊り下げて飾るような用途には適さない他、テーブルの上などに載置する際に、不安定で、十分な面積を備えた台座に、強固に固定しなければならないという点で、改善の余地があった。
特開平07−052600号公報 特開2010−214604号公報 特開2013−129182号公報
そこで、本発明の課題は、家庭で廃棄される卵の殻を用いて、誰でも制作の楽しみを満喫できて、しかも一定以上の強度を有し、卵の殻特有の脆弱性がなく、軽量で安定性の高い、装飾用置物とその製造方法を提供することにある。
本発明は、前記課題の解決のため、卵の殻の中に充填する材料を、鋭意検討した結果、なされたものである。
即ち、本発明は、内部に高分子材料を充填してなる卵の殻の表面に、塗料を用いてなされた彩色を有する、装飾用置物において、前記高分子材料は少なくとも2種類以上であり、前記卵の殻の内部の上の方に充填する前記高分子材料の密度が、前記卵の殻の内部の下の方に充填する前記高分子材料の密度よりも、低いことを特徴とする装飾用置物である。
また、本発明は、前記卵の殻の内部の上の方に充填する前記高分子材料が、発泡高分子材料であることを特徴とする、前記の装飾用置物である。
また、本発明は、前記卵の殻の内部の上の方に充填する前記高分子材料が、前記高分子材料よりも高密度の粉末を混合分散してなることを特徴とする、前記の装飾用置物である。
本発明の装飾用置物は、内容物を除去した卵の殻の内部に、高分子材料が充填されていて、外力が加わっても簡単に破壊されることがない。しかも、その上方の部分には、発泡高分子材料が用いられているので、軽量であり、発泡高分子材料を用いた部分以外の下方の部分には、通常の高分子材料または、比較的高密度の粉末を分散した高分子材料を用いているので、重心が下方に偏り、安定性が向上する。
発泡高分子材料は、例えば発泡ポリエチレンでは、成形工程で、成形装置の内部で溶融状態となっているポリエチレンに、種々の気体を成形機に圧入するなどの方法で得られる。また、熱硬化性の高分子材料では、硬化前の液状の材料に、予め発泡剤を混合したり、硬化反応の過程でガスを発生して微細な泡を形成したりするものなどがある。
そして、取り扱いの容易性などを考慮すると、この場合は、スプレー缶の形態で市販されている発泡ウレタンを用いることが望ましい。この製品は、ノズルから出した後、2倍程度に膨張するので、この点でも使い易い材料である。
また、同様の目的で、無機物の粉末や顆粒、具体的は砂や金属の顆粒を混合・分散した高分子材料を用いることも可能である。この場合は、硬化前の液状の高分子材料に、予め粉末や顆粒を混合する必要があり、液状の材料を充填したチューブなどから、直接、卵の殻に充填することができないので、特に安定性を要求される場合に限って、用いることが望ましい。
ここでは、充填材として、前記のウレタンのような、熱硬化性高分子材料を用いるのは、粘土のような安価な材料を充填するには、卵の殻に大きな注入孔を設ける必要があることと、一般に粘土は粘性係数が大きく流動し難いので、充填の際に大きな力を必要とし、卵の殻が耐えられないことがあるためである。
また、ここで用いる熱硬化性高分子材料は、反応硬化型であり、室温でも硬化する材料も含むものである。これらの材料は、硬化前の状態では大きな流動性を具備しているので、卵の殻を破壊することなく、内部に充填可能である。しかも完全に硬化する前であれば、木材や金属の棒を容易に刺し込むことができるので、台座に据える場合、台座に植設した支持棒を挿入して、当該台座と一体化することが可能である。
また、表面の彩色には種々の塗料を用いることが可能であり、汎用の水彩絵の具を用いても、彩色後に例えばアクリル系の透明ラッカーのような、無色透明の塗膜形成能を有する材料を塗布することで、耐水性を付与し、簡単に剥離しないようにすることが可能である。
本発明に係る装飾用置物の一例の断面図。 本発明に係る装飾用置物の一例の外観を示す斜視図。
図1は、本発明に係る装飾用置物の一例の断面図である。図1において、1は卵の殻、2aは第一の高分子材料、2bは第二の高分子材料、3は支持棒、4は台座である。卵の殻内部のほぼ上半分を占める第一の高分子材料としては、市販の発泡ウレタンを用いることが可能で、密度を、約0.6(g/cm)とすることができる。また、卵の殻の内部のほぼ下半分を占める第二の高分子材料としては、通常の注型用のウレタンやシリコーンゴムを用いることが可能で、密度を、約1.2(g/cm)とすることが可能である。
また、前記のように、第一の高分子材料1aとして、通常の注型用のウレタンを用い、第二の高分子材料2aとして、通常の注型用のウレタンに、砂などの無機物の粉末または顆粒を混合・分散した材料を用いることも可能であり、その場合は、全体の重量が増加する。
図2は、本発明に係る装飾用置物の一例の外観を示す斜視図である。図2において、4は台座、5は卵の殻の表面に施した彩色模様である。彩色模様5は、前記のように、材質が限定されるものではなく、汎用の水彩絵の具、アクリル絵の具などで描くことが可能であり、水彩絵の具を用いた場合で、彩色3に耐水性を付与するには、さらにアクリル系の透明ラッカーなどを塗布する。
卵の殻1が鶏卵程度の大きさであれば、支持棒3として爪楊枝などが使用可能であり、木材の台座4に、錐などを用いて穴をあけ、支持棒3を挿入すればよい。第一の高分子材料2aや第二高分子材料2bの充填作業には、プランジャのような器具を用いることができる他、市販のコーキング材を用いる場合は容器をそのまま注入用具として用いることができる。硬化前の充填材が十分に低粘度であれば、漏斗を用いて注入することもできる。
以上に説明したように、本発明によれば、廃棄物を利用して、従来にない装飾用置物を提供できる。なお、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、例えば鶏卵の代替としてウズラの卵を使用するような、本発明の分野における通常の知識を有する者であれば想到し得る、各種変形、修正などの、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても、本発明に含まれることは勿論である。
1 卵の殻
2a 第一の高分子材料
2b 第二の高分子材料
3 支持棒
4 台座
5 彩色模様

Claims (3)

  1. 内部に高分子材料を充填してなる卵の殻の表面に、塗料を用いてなされた彩色を有する、装飾用置物において、前記高分子材料は少なくとも2種類以上であり、前記卵の殻の内部の上の方に充填する前記高分子材料の密度が、前記卵の殻の内部の下の方に充填する前記高分子材料の密度よりも、低いことを特徴とする装飾用置物。
  2. 前記卵の殻の内部の上の方に充填する前記高分子材料は、発泡高分子材料であることを特徴とする、請求項1に記載の装飾用置物。
  3. 前記卵の殻の内部の上の方に充填する前記高分子材料は、前記高分子材料よりも高密度の粉末を混合分散してなることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の装飾用置物。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48104490U (ja) * 1972-03-10 1973-12-06
JP2013129182A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Katsuzo Kikuchi 装飾用置物及びその製造方法

Patent Citations (2)

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