JP3143171B2 - 断熱部材 - Google Patents

断熱部材

Info

Publication number
JP3143171B2
JP3143171B2 JP03283128A JP28312891A JP3143171B2 JP 3143171 B2 JP3143171 B2 JP 3143171B2 JP 03283128 A JP03283128 A JP 03283128A JP 28312891 A JP28312891 A JP 28312891A JP 3143171 B2 JP3143171 B2 JP 3143171B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
foamed
insulating material
heat exchanger
mat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03283128A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05116240A (ja
Inventor
利光 津久井
仁 塚原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP03283128A priority Critical patent/JP3143171B2/ja
Publication of JPH05116240A publication Critical patent/JPH05116240A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3143171B2 publication Critical patent/JP3143171B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器等のまわりに
設けられる断熱部材に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機等に収納される熱交換器の一
つとして、二重管式熱交換器と呼ばれるものがある。そ
して実公昭62−1581号公報では、このような二重
管式熱交換器の外周を発泡樹脂成形品で囲むようにし
て、この二重管式熱交換器の形状保持や取付作業の向上
を図ることが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、発泡樹脂は、
比較的熱に対して弱いため、この発泡樹脂(断熱部材)
に対して、発熱部品(ファンモータ等)をできるだけ遠
ざけたり、発泡樹脂に対して発熱部品を近づけなければ
ならない場合は、発泡樹脂の表面に耐熱性の塗料を塗っ
て、この発泡樹脂の表面を不燃処理することがあった。
【0004】前者の場合は、発泡樹脂と発熱部品とをで
きるだけ遠ざけなければならないため、これら部品が配
置された本体の小型化が図れないおそれがあった。
【0005】後者の場合は、この発泡樹脂の成形時に使
用した離型剤をこの発泡樹脂から除去しなければ上述し
た耐熱性の塗料が発泡樹脂に塗れないおそれがある。従
って、耐熱性の塗料を塗るために離型剤をこの発泡樹脂
から除去するという製造工程が必要となって、製造工程
が多くなってコストアップは否めなかった。
【0006】本発明は、発泡断熱材に不燃処理を安価で
確実に行なわせることを目的としたものである。
【0007】このような問題点に対して本発明は、外周
を発泡断熱材でおおった熱交換器と発熱部品とを本体内
に近接して配置した空気調和機に用いる発泡断熱材の発
熱部品に面する側の一部の表面に難燃性のアクリル系炭
素繊維を配置するようにしたものである。
【0008】
【作用】この発泡断熱材の表面に配置した難燃性の繊維
によってこの発泡断熱材が熱に対して保護される。
【0009】
【実施例】図2,図3において、1は天井裏に収納され
る一体型空気調和機で、2は圧縮機、3は熱源側熱交換
器(「二重管式熱交換器」という。)、4は利用側熱交
換器(プレートフィン型熱交換器)、5は四方弁で、こ
れら機器は冷媒管でつながれて冷凍サイクルが形成され
ている。6はドレンパンで、利用側熱交換器4と四方弁
5との下方に配置されている。7はドレンホースで本体
8の外部へ延びている。
【0010】9は利用側送風機で、二重管式熱交換器の
上方に配置され、且つこの送風機9の下部がこの二重管
式熱交換器3の内部空間10に位置するようになってい
る。11はこの送風機9の駆動用モータで、二重管式熱
交換器3のコーナ部12に近接している。
【0011】この二重管式熱交換器3はループ状に巻か
れており、水入口管13が上部に、水出口管14が下部
に夫々配置されている。15は冷媒入口管で、水出口管
14につながれており、16は冷媒出口管で水入口管1
3につながれている(図1参照)。この二重管式熱交換
器3は図4で示すように自己消火タイプの発泡断熱材
(発泡スチロール)17でおおわれている。18は耐炎
性を有する繊維で織られニードルパンチ処理が施こされ
た厚さ数ミリ(2ミリ以上)のマットで、片面には粘着
剤(図示せず)が施こされている。このマット18の粘
着剤が施こされた面を、発泡断熱材17の上面の一部と
内面の一部すなわち図1の斜線で示す部分に貼付する。
このようにマット18が貼付された断熱部材19の断面
図は図4に示すようになり、この断熱部材19の中空に
前述の駆動用モータ11が収納されている。
【0012】ここで難燃(耐炎)性を有する繊維として
は、旭化成工業株式会社製の耐炎化繊維「ラスタン」が
ある。このものは、特殊アクリル繊維を空気中で200
℃〜300℃で焼化炭化したものであり、アクリル系炭
素繊維のひとつであり炭素繊維や黒鉛繊維との関係を示
せば図5のとおりである。
【0013】そして、この「ラスタン」は図6で示すよ
うに高度の耐炎性(アスベスト4Aとほぼ近似)を有
し、且つ炭素繊維に比べてソフトでしなやかな性能とを
持ち合せており、アスベストのような有害な粉塵が発生
しにくいという性質を有している。更にこの繊維の径は
5ミクロン〜20ミクロンであり主な径は10ミクロン
〜12ミクロンである。
【0014】このような繊維で構成されたマット18を
発泡断熱材17の図1の斜線で示すように貼付したの
で、駆動用モータ11が異常に発熱しその輻射熱をこの
マット18が受けたとしても、このマット18が燃える
おそれはなく、発泡断熱材17を保護することができ
る。又、このマット18は一般のガラス繊維と比較して
有害な粉塵の発生や硬度もないため、作業者が、このマ
ット18を発泡断熱材17に貼付する際に安全である。
すなわち、一般のガラス繊維を用いたのでは、作業時に
ガラス繊維の一部が飛散して作業者のノドに入ってノド
が「イガイガ」したり、繊維が手にささって炎症を起こ
すことがあったが、このマットではそのようなおそれを
なくすことができた。
【0015】上記実施例ではマット18の片面に粘着剤
を施こしておき、この片面を発泡断熱材17の表面に貼
付するようにしたが、他の実施例としては発泡断熱材1
7を発泡させる金型の内壁にこのマット18を配置し、
このような金型に発泡ビーズを充填させて発泡させるよ
うにしても良い。このようにすることによって上述の実
施例と比較して、離型剤を不使用とすることができ
る、マットに粘着剤を貼付しておく必要がなくなる、
等の長所があるものの、マットの繊維の密度にバラツキ
があると、仕上り面が不均一となるおそれが考えられ
る。
【0016】以上述べたように、本発明は外周を発泡断
熱材でおおった熱交換器と発熱部品とを本体内に近接し
て配置した空気調和機に用いる発泡断熱材の発熱部品に
面する側の一部の表面に難燃性のアクリル系炭素繊維を
配置するようにしたので、発泡断熱材と発泡部品とを近
接して配置する際の不燃処理を容易に行うことができる
と共に、作業時の人体への影響も抑制できるものであ
る。また、発泡断熱材の製造時に用いてこの発泡断熱材
の表面に付着した離型剤の除去が不要となり、発泡断熱
材の製造工程の簡略化を図ることができる。さらに、ア
クリル系炭素繊維を発泡断熱材の発泡成型時の離型剤代
わりに使用して、発泡断熱材の製造工程の簡略化を図る
ことができる。これらのことから、発泡断熱材の不燃処
理を安価に確実に行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断熱部材でおおわれた二重管式熱交換
器の斜視図である。
【図2】図1で示した二重管式熱交換器が組み込まれた
一体型空気調和機の横断面図である。
【図3】図2で示した一体型空気調和機の縦断面図であ
る。
【図4】図1で示した二重管式熱交換器の断面図であ
る。
【図5】図4で示したマットを構成する難燃性の繊維
(ラスタン)と、炭素繊維等との関係を示す説明図であ
る。
【図6】図5で示したラスタンとアスベスト4Aとの耐
炎性の比較を示す説明図である。
【符号の説明】
17 発泡断熱材 18 マット(難燃性を有する繊維) 19 断熱部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 F24F 1/00 - 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周を発泡断熱材でおおった熱交換器と
    発熱部品とを本体内に近接して配置した空気調和機に用
    いる前記発泡断熱材の前記発熱部品に面する側の一部の
    表面に難燃性のアクリル系炭素繊維を配置したことを特
    徴とする断熱部材。
JP03283128A 1991-10-29 1991-10-29 断熱部材 Expired - Fee Related JP3143171B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03283128A JP3143171B2 (ja) 1991-10-29 1991-10-29 断熱部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03283128A JP3143171B2 (ja) 1991-10-29 1991-10-29 断熱部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05116240A JPH05116240A (ja) 1993-05-14
JP3143171B2 true JP3143171B2 (ja) 2001-03-07

Family

ID=17661592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03283128A Expired - Fee Related JP3143171B2 (ja) 1991-10-29 1991-10-29 断熱部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3143171B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05116240A (ja) 1993-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101936192B1 (ko) 공기조화기의 실외기
JP4879248B2 (ja) 消音構造体、電気掃除機、及び、空気調和装置
JP3143171B2 (ja) 断熱部材
CN101086382A (zh) 空气调节系统的风道
JP2001355877A (ja) 空気調和機室外機の騒音低減構造並びに騒音低減方法
US20040072538A1 (en) Ventilation apparatus with integral intumescent fire and smoke stop and method of manufacturing thereof
CN204329266U (zh) 空调器室内机、室外机及其空调器降噪装置
JP4153593B2 (ja) フレキシブルダクト
JP2609964B2 (ja) 断熱部材
CN212006076U (zh) 一种中央空调主机隔热降噪结构
JPS61192898A (ja) 遠心式送風機
CN217464858U (zh) 一种降低压缩机噪音的结构
CN217503961U (zh) 一种降低风机噪音的结构
JP2590245B2 (ja) 建物の空調システム
CN215372686U (zh) 空调室内机以及空调器
JP3201506U (ja) 偏芯ダクト
KR200178066Y1 (ko) 모세관용 방음구조
JPH1194341A (ja) 防音断熱ホース及びその製造方法
JPH08219335A (ja) ダクトホース
CN220852516U (zh) 一种新风保温结构
JP2609965B2 (ja) 送風装置
JP3705532B2 (ja) ダクトホース
CN110073147A (zh) 空调装置
JPH10196980A (ja) ダクト式空調システムにおける送気及び還気装置
JP2760548B2 (ja) 天井埋込型空気調和ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees