JP3142752U - ステープル及びステープラ - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱せずに確実に対象物を綴じることができる紙製のステープルと、該ステープルの利用に適したステープラを提供する。
【解決手段】ステープル100は、本体部106の両端において略直角に折り曲げられる対向する脚部108,110を備えており、その内側面に粘着剤層118を有している。ステープラ10は、前記ステープル100を受けるマガジン20を備えており、該マガジン20の側面20A,20Bには、底面20Dに向けて形成された斜面22,24が設けられている。該斜面22,24を設けることにより、前記ステープル100をマガジン20に沿ってスライドさせても、粘着剤層118が接触しないので、粘着剤の効果を損なうことがない。このため、常温で短時間、わずかな圧力を加えるだけで、対象物を容易かつ確実に綴じることが可能となる。
【選択図】図1

Description

本考案は、ステープル及びステープラに関し、更に具体的には、紙製のステープルとそれを使用するに適したステープラに関する。
従来、書類などを綴じるのに、金属製のステープルと、該ステープルを打つための専用のステープラが広く利用されている。金属製のステープルは、書類などを裁断処理する際には外さなければならず、手間がかかるとい不都合がある。また、安全性の面を考慮すると、食品類の包装を綴じるには適していない。このため、従来の金属製のステープルに代わり、柔らかい紙製のステープルと該ステープル用のステープラが提案されている。下記特許文献1には、脚部の内側面にホットメルトタイプの接着剤が塗布され、その塗布領域内で脚部の基材に複数の小孔を設けたステープルと、該ステープルの接着剤を溶融させる加熱手段を備えたステープラーが開示されている。
特開2002−168216号公報
前記特許文献1に記載の技術では、ホットメルトタイプの接着剤を用いることから、ステープラによる加熱が必要となるが、前記接着剤を溶融させるためには相当高温に加熱しなければならない。このため、ステープラの構造の複雑化や大型化を招いたり、接着剤の選択の幅が狭くなったりするという不都合がある。
本考案は、以上の点に着目したもので、その目的は、加熱することなく上下からの挟み込みによって確実に対象物を綴じることができる紙製のステープルと、該ステープルを打つのに適したステープラを提供することである。
前記目的を達成するため、本考案のステープルは、平面状の本体部と、該本体部の両端において略直角に折り曲げられる対向する脚部を有する紙製のステープルであって、前記対向する脚部は、前記本体部に対して略平行に折り曲げられたときに、互いに重ならない長さであって、その内側面に粘着剤層を有することを特徴とする。主要な形態の一つは、
前記粘着剤層上に、剥離可能な保護シールを設けたことを特徴とする。
本考案のステープラは、請求項1又は2記載のステープル用のステープラであって、前記ステープルの内面を受ける一対の側面を有しており、該一対の側面に、前記ステープルの粘着剤層と接触しない凹部が長手方向に形成されたマガジン,を備えたことを特徴とする。
他の考案のステープラは、請求項1又は2記載のステープル用のステープラであって、長手方向の前端側に前記ステープル1つが通過可能な開口を有する底面と、該底面の両縁部に沿って立設され前記ステープルを長手方向に案内する一対の側面と、前記底面の前端に立設された端面により構成されており、複数連続したステープルを格納可能な外枠,前記ステープルの内面を受ける一対の側面を有するとともに、一方の端部が前記外枠底面の開口に近接するように該外枠内に固定されており、前記一対の側面に、前記ステープルの粘着剤層と接触しない凹部が長手方向に形成されたマガジン,前記ステープルを、前記外枠の前端側へ向けて付勢する付勢手段,前記外枠の後端側に回動可能に取り付けられており、長手方向前端側に、前記外枠底面の開口上に位置するステープルを下方に押し込む押下げ部材を有するレバー,前記押下げ部材の両側面に固定されており、該押下げ部材の下端部を超えて下方に伸び、前記外枠底面の開口を通過するとともに、下端部に切刃を備えた一対のカッタ,前記外枠の下方に配置されており、シート状の対象物を受けるとともに、前記一対のカッタが通過可能な開口を有する受け板,該受け板の開口の下方に配置されており、該開口から押し出されるカッタを受けて互いに遠ざかる方向に案内する第1ガイド部と、該開口から押し出されるステープルの脚部を受けて本体部に対して略平行に折り曲がるように案内する第2ガイド部を有する案内台,該案内台の上面を貫通して昇降し、前記折り曲げられたステープルの脚部を、前記押下げ部材との間に挟み込み可能な押上げ部材,前記レバーの回動に応じて、前記押上げ部材を昇降させる押上げ機構,を備えたことを特徴とする。
主要な形態の一つは、前記凹部が、前記側面に形成されたスリットないし溝,あるいは、前記側面から底面に向けて形成された斜面ないし曲面であることを特徴とする。本考案の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本考案は、紙製のステープルの対向する脚部の内側面に、粘着剤が塗布された粘着剤層を設けることとしたので、前記脚部を折り曲げ、前記粘着剤層を対象物の裏面に接着することで、容易かつ確実に対象物を綴じることが可能になる。また、本考案のステープラでは、前記ステープルを受けるマガジンの側面に、前記粘着剤層と接触しない凹部を長手方向に設けることとしたので、前記粘着剤層による接着効果を損なうことなく、確実に対象物を綴じることができるという効果が得られる。
以下、本考案を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
最初に、図1〜図4を参照しながら本考案の実施例1と説明する。図1(A)は本実施例のステープラの全体構成を示す斜視図,図1(B)は主要部の分解斜視図である。図2(A)は、前記ステープラの案内台及び押上げ部材を示す斜視図,図2(B)及び(C)はマガジンの変形例を示す図である。図3は、本考案のステープルを示す図であり、(A)はセパレートシートの表側を示す平面図,(B)はセパレートシートの裏面側を示す平面図,(C)は折り曲げた状態を示す斜視図,(D)はロールシートを示す斜視図である。図4は、本実施例の作用を示す図である。本実施例のステープラ10は、紙製のステープル100を利用してシート状の対象物を綴じるためのもので、外枠12,マガジン20,付勢手段30,本体カバー40,下カバー部44の上面44Aに形成された開口44B,レバー50,押下げ部材60,カッタ64及び66,案内台80,押上げ部材88,押上げ機構90などにより構成されている。
最初に、前記ステープル100について説明する。ステープル100は、図1(B)に示すように、複数のステープル100が連続したセパレートシート102として形成されており、略平面状の本体部106と、該本体部106の両端において略直角に折り曲げられる対向する脚部108,110によって、全体が略コ状に形成されている。前記脚部108,110は、前記本体部106に対して略平行に折り曲げられたときに(例えば、図4(E))、互いに重ならない長さであって、その内側面には、粘着剤の塗布によって形成された粘着剤層116,118が設けられている。前記ステープル100は紙製であって、公知の各種の紙素材が利用可能である。また、前記粘着剤層116,118を形成する粘着剤も、公知の各種のものが利用可能である。
このようなステープル100は、図3(A)及び(B)に示すように、所定数のステープル100が連続したセパレートシート102を利用してもよいし、図3(D)に示すように、多数のステープル100が連続したロールシート103を利用してもよい。前記図3(A)及び(B)に示す例では、セパレートシート102には、前記脚部108,110を形成するための一対の折り目104が、所定の間隔で略平行に形成されるとともに、個々のステープル100に切り離すための切れ目112が適宜間隔で設けられている。また、表面100Aの略中央部にはロゴ114が設けられており、裏面100Bの両縁部近傍には、前記粘着剤層116,118が設けられている。前記セパレートシート102は、使用するまでは個々の平面状のシートとして保管されるため、前記粘着剤層116,118の乾燥を防止するために、剥離可能な保護シール120,122で被覆されている。これら保護シール120,122は、図3(C)又は図1(B)に示すように略コ状に折り曲げて使用するときに、剥がされる。
一方、図3(D)に示すロールシート103では、粘着剤層116,118は、ロールから引き出されるまでは、常に内側のシートの表面100Aに接触しているため、該表面100Aを、前記粘着剤層116,118が剥離可能な素材で形成するか、剥離可能な表面加工などを施しておくことにより、保護シールを設けることなく乾燥を防止することができる。このようなロールタイプは、食品パッケージ,小児用具パッケージ,ダンボール綴じのような業務用途に好適であり、図示しない小孔を歯車でコマ送り方式で送ることにより、前記ステープラ内で略コ字状に成型し、連続使用するようにしてもよい。なお、以下の説明では、前記セパレートシート102を利用する場合について説明するが、ロールシート103を用いた場合も、基本的な原理は同様である。
次に、前記ステープル10について説明する。まず、前記ステープル100(ないしセパレートシート102)を格納する外枠12は、図1(B)に示すように、長手方向の前端側(図の左側)に開口14を有する底面12Dと、該底面12Dの両縁部に沿って立設され前記ステープル100を長手方向に案内する一対の側面12A及び12Bと、前記底面12Dの前端側に立設された前面12Cにより構成されている。前記開口14は、後述する押下げ部材60のカッタ64,66に挟まれた1つのステープル100が通過可能な形状及び寸法に形成されている。前記外枠12内には、前記ステープル100の略コ字状の内面を受けるマガジン20が収納されている。該マガジン20は、図1(B)に示すように、上方が開口しており、一対の側面20A,20Bと上端20Cによって前記ステープル100の内面を受けるとともに、前端面20Eが、前記外枠底面12Dの開口14に近接するように該外枠12内に固定されている。また、前記側面20A,20Bには、底面20Dに向けて斜面22,24が形成されている。該斜面22,24は、前記ステープル100の内側面の粘着剤層116,118との接触を防止するためのものであるが、図1(B)に示す形状に限定されるものではなく、緩やかな曲面状としてもよい。
更に、前記外枠12には、前記ステープル100を、前記外枠12の前面12Cへ向けて付勢する付勢手段30が設けられている。該付勢手段30は、図1(A)に示すように、前記マガジン20に沿って摺動し前記ステープル100を前方に送るスライダ36を備えている。また、前記付勢手段30は、前記外枠12の後端側(図の右側)に設けられた支持板32と前記マガジン20の前端面20Eの内側との間に設けられたロッド34と、該ロッド34に巻回されたバネ38を備えている。該バネ38は、前記支持板32と前記スライダ36の後端の間に配置されている。このため、前記スライダ36は、前記バネ38によって、常に前方に付勢されている。以上のような外枠12は、本体カバー40の上カバー部42内に収納されている。
前記外枠12の上方には、レバー50が設けられている、該レバー50の後方の端部50B側は、前記外枠12の後端側に、ピン52によって回動可能に取り付けられている。また、前記レバー50の前方の端部50Aには、前記外枠底面12Dの開口14上に位置するステープル100を下方に押し込む押下げ部材60が設けられている。このようなレバー50は、図示しない押上げバネの作用によって、押下げる力を加えない状態では、前記外枠12と所定の間隔を保つように上方に付勢されている。前記押下げ部材60の本体62の両側面には、該本体62の下端部を超えて下方に伸び、前記外枠底面12Dの開口14を通過する一対のカッタ64,66固定されている。該カッタ64,66の下端部には、それぞれ切刃64A,66Aが設けられている。また、前記カッタ64,66の下端部近傍には、断面略3角形状の突起68,70が形成されている。該突起68,70の頂部間の間隔は、前記本体62の幅よりも狭くなっている。
次に、前記本体カバー40の下カバー部44内に設けられた案内台80,押上げ部材88,押上げ機構90について説明する。前記下カバー部44は、前記上カバー部42と所定の間隔をおいて配置されており、その間には支持部材46が設けられている。また、前記下カバー部44の上面44Aは、シート状の対象物を受けるための受け板であって、前記一対のカッタ64,66が通過可能な開口44Bを有している。前記案内台80は、前記上面44Aの開口44Bの下方に配置されており、その底面は下カバー部44Aの底面に固定されている。該案内台80は、前記開口44Bから押し出されるカッタ64,66と、ステープル100の脚部108,110を受け、それぞれを所望の方向に向けてガイドするものである。
図2(A)に示すように、前記案内台80は、一対の主面80A,80B,上面80C,一対の側面80D,80Eを有しており、前記上面80Cには、前記主面80A,80Bの間に収納された押上げ部材88が昇降可能に貫通するスリット82が形成されている。前記押上げ部材88は、ステープル100の脚部108,110が本体部106と略平行となるように折り曲げて押し上げるものである。前記上面80Cには、頂部84,86から中央部に向けて、前記ステープル100の脚部108,110を受けて、これらを本体106に対して略平行な方向に折り曲がるようにガイドする曲面84B,86Bが形成されている。また、前記頂部84,86から側面80E,80Dにかけては、前記カッタ64,66を互いに離れる方向にガイドするための斜面84A,86Aが形成されている。更に、前記主面80Bには、後述する押上げ機構90のアーム92Aが上下にスライドするためのガイド溝83が形成されている。前記アーム92Aは、前記押上げ部材88に連結されている。
前記押上げ機構90は、前記押上げ部材88を所定のタイミングで上方に押し上げて、該押上げ部材88と前記押下げ部材60の本体62との間に、対象物とステープル100を挟み込むためのものである。該押上げ機構90は、一対の支持部93に支持されたピン94を支点として回動するアーム92A,92Bを備えている。前記アーム92Aは、下カバー部44内に長手方向に沿って配置されており、その先端は前記押上げ部材88に連結されている。他方のアーム92Bは、前記上カバー部42へ向けて傾斜しており、その先端に略コ字状の伝達部材96が設けられている。該伝達部材96の一対のアーム96A,96Bは、前記上カバー部42の底面に設けられた開口48をスライド可能に貫通しており、その先端が、前記レバー50の下端面50Cによって押圧される構成となっている。すなわち、前記レバー50を一定の角度以上回動させると、その下端面50Cがアーム96A,96Bに当接して押下げ、それに応じて、前記ピン94を支点としてアーム92Aが上昇するように回動するという具合である。
次に、図4も参照しながら、本実施例の作用を説明する。まず、ステープラ10のレバー50を上方に開き、外枠12内のマガジン20に、略コ字状に折り曲げたセパレートシート102をセットする。このとき、前記マガジン20の後方からセパレートシート102をスライドさせてセットしてもよいし、前記マガジン20の側面20A,20Bに、ステープル100との摩擦や接触面積を低減するための表面処理や表面加工(例えば凹凸を形成する,テフロン(登録商標)加工を施すなど)を施し、マガジン20の上方からセットするようにしてもよい。この状態では、ステープル100の内側面に設けた粘着剤層116,118は、図4(A)に示すように、マガジン20の側面と接触することがない。セパレートシート102は、付勢手段30によって前方に付勢されており、先端の1つのステープル100が、前記外枠底面12Dの開口14上に位置している。前記ステープル100は、カッタ64,66の間に挟まれるとともに、押下げ部材60の本体62の下側に位置し、かつ、前記カッタ64,66の突起68,70の上方に位置している。なお、前記カッタ64,66の先端部分は、前記開口14を通過して下方に突き出ている。そして、前記下カバー部44の上面44Aの上に、綴じる対象物72,74を重ねてセットする。
そして、前記レバー50を押下げると、前記押下げ部材60とカッタ64,66は一体となって下方に移動し、前記上面44Aにセットされた対象物72,74に、カッタ64,66の切刃64A,66Aによって切り込み76が形成される。レバー50の押下げを続けると、前記カッタ64,66の突起68,70が通過することにより、前記切り込み76が押し広げられる。このため、前記粘着剤層116,118が、対象物72,74に接触することなく、前記ステープル100の脚部108,110が前記切り込み76を通過する(図4(B))。
更にレバー50を押下げると、カッタ64,66の突起68,70の下側斜面68A,70Aが、前記案内台80の斜面84A,86Aに接触し、前記カッタ64,66が互いに離れる方向にガイドされる。続いて、前記ステープル100の脚部108,110の先端が、前記案内台80の曲面84B,86Bに接触し、前記本体部106に対して略平行な方向に折り曲がるようにガイドされる。これと同時に、前記レバー50の下端面50Cが押上げ機構90の伝達部材96のアーム96A,96Bに接触し、ピン94を支点として前記伝達部材96に接続したアーム92Bとアーム92Aが回動するため、前記アーム92Aの先端が、前記案内台80のガイド溝83に沿って上昇し始める。すると、前記アーム92Aに接続された押上げ部材88の上面が、図4(C)に示すように、折り曲げられた脚部108,110を、対象物72,74に向けて押し上げる。
引き続きレバー50を押下げると、図4(D)に示すように、前記押上げ部材88と、前記押下げ部材60の本体62によって、前記対象物72,74及びステープル100が挟み込まれ、前記対象物74の裏面に対して、前記脚部108,110の粘着剤層116,118が密着する。粘着剤を使用しているため、常温で短時間、わずかな圧力を加えるだけで接着が可能となり、対象物72,74が、確実にステープル100によって綴じられる。接着が完了したら、前記レバー50を押下げる力を解除すると、該レバー50は、図示しない押上げバネの作用により、所定の高さまで復帰する(図4(E))。その後、綴じられた対象物72,74をステープラ10から外し、他の対象物を挟んで上記と同様の動作を行う。
このように、実施例1によれば、次のような効果がある。
(1)紙製のステープル100の対向する脚部108,110の内側面に、粘着剤が塗布された粘着剤層116,118を設けることとしたので、前記脚部108,110を折り曲げ、前記粘着剤層116,118を対象物の裏面に密着させることで、容易かつ確実に対象物を綴じることが可能となる。
(2)ステープラ10のマガジン20の側面20A,20Bに、底面20Dに向かう斜面22,24を設け、前記粘着剤層116,118と接触しないようにしたので、前記粘着剤層116,118による接着効果を損なわずに、確実に対象物を綴じることができる。
(3)複数のステープル100が連続したセパレートシート102の裏面に、前記粘着剤層116,118を被覆する剥離可能な保護シール120,122を設けることとしたので、粘着剤層116,118の乾燥を防止できる。
なお、本考案は、上述した実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例で示した形状,寸法は一例であり、必要に応じて適宜変更してよい。材料についても一例であり、必要に応じて適宜変更可能である。
(2)前記マガジン20に設けた斜面22,24も一例であり、同様の効果を奏するように適宜設計変更してよい。例えば、図2(B)に示すマガジン130のように、側面132,134に、前記粘着剤層116,118と接触しない曲面状の断面を有する凹部132A,132Bを設けるようにしてもよい。あるいは、図2(C)に示すマガジン140のように、その側面142,144に、前記粘着剤層116,118と接触しないスリット142A,144Aを形成するようにしてもよい。むろん、図示の例も一例であり、これらに限定されるものではない。
(3)前記実施例では、セパレートシート102を利用した例について説明したが、前記ロールシート103を利用して対象物を綴じるようにしてもよい。
(4)前記実施例で示した付勢手段30や押上げ機構90も一例であり、同様の効果を奏するように適宜設計変更してよい。
本考案によれば、ステープルの対向する脚部の内側面に粘着剤が塗布された粘着剤層を設け、前記脚部を折り曲げて、前記粘着剤層を対象物の裏面に接着して対象物を綴じることとしたので、紙製のステープルの用途に適用できる。また、本考案のステープラでは、ステープルを受けるマガジンの側面に、前記粘着剤層と接触しない凹部を長手方向に設けることとしたので、粘着剤層を備えた紙製ステープルを利用する場合のステープラの用途に適用できる。
本考案の実施例1を示す図であり、(A)は全体構成を示す斜視図,(B)は主要部の分解斜視図である。 (A)は前記実施例1の案内台及び押上げ部材を示す斜視図,(B)及び(C)はマガジンの変形例を示す図である。 本考案のステープルを示す図であり、(A)はセパレートシートの表側を示す平面図,(B)はセパレートシートの裏面側を示す平面図,(C)は折り曲げた状態を示す斜視図,(D)はロールシートを示す斜視図である。 前記実施例1の作用を示す図である。
符号の説明
10:ステープラ
12:外枠
12A,12B:側面
12C:前面
12D:底面
14:開口
20:マガジン
20A,20B:側面
20C:上端
20D:底面
20E:前端面
22,24:斜面
30:付勢手段
32:支持板
34:ロッド
36:スライダ
38:バネ
40:本体カバー
42:上カバー部
44:下カバー部
44A:上面
44B:開口
46:支持部材
48:開口
50:レバー
50A,50B:端部
50C:下端面
52:ピン
60:押下げ部材
62:本体
64,66:カッタ
64A,66A:切刃
68,70:突起
68A,68B,70A,70B:斜面
72,74:対象物
76:切り込み
80:案内台
80A,80B:主面
80C:上面
80D,80E:側面
82:スリット
83:ガイド溝
84,86:頂部
84A,86A:斜面
84B,86B:曲面
88:押上げ部材
90:押上げ機構
92A,92B:アーム
93:支持部
94:ピン
96:伝達部材
96A,96B:アーム
100:ステープル
100A:表面
100B:裏面
102:セパレートシート
103:ロールシート
104:折り目
106:本体部
108,110:脚部
112:切れ目
114:ロゴ
116,118:粘着剤層
120,122:保護シール
130,140:マガジン
132,134,142,144:側面
132A,134A:凹部
142A,144A:スリット

Claims (5)

  1. 平面状の本体部と、該本体部の両端において略直角に折り曲げられる対向する脚部を有する紙製のステープルであって、
    前記対向する脚部は、前記本体部に対して略平行に折り曲げられたときに、互いに重ならない長さであって、その内側面に粘着剤層を有することを特徴とするステープル。
  2. 前記粘着剤層上に、剥離可能な保護シールを設けたことを特徴とする請求項1記載のステープル。
  3. 請求項1又は2記載のステープル用のステープラであって、
    前記ステープルの内面を受ける一対の側面を有しており、該一対の側面に、前記ステープルの粘着剤層と接触しない凹部が長手方向に形成されたマガジン,
    を備えたことを特徴とするステープラ。
  4. 請求項1又は2記載のステープル用のステープラであって、
    長手方向の前端側に前記ステープル1つが通過可能な開口を有する底面と、該底面の両縁部に沿って立設され前記ステープルを長手方向に案内する一対の側面と、前記底面の前端に立設された端面により構成されており、複数連続したステープルを格納可能な外枠,
    前記ステープルの内面を受ける一対の側面を有するとともに、一方の端部が前記外枠底面の開口に近接するように該外枠内に固定されており、前記一対の側面に、前記ステープルの粘着剤層と接触しない凹部が長手方向に形成されたマガジン,
    前記ステープルを、前記外枠の前端側へ向けて付勢する付勢手段,
    前記外枠の後端側に回動可能に取り付けられており、長手方向前端側に、前記外枠底面の開口上に位置するステープルを下方に押し込む押下げ部材を有するレバー,
    前記押下げ部材の両側面に固定されており、該押下げ部材の下端部を超えて下方に伸び、前記外枠底面の開口を通過するとともに、下端部に切刃を備えた一対のカッタ,
    前記外枠の下方に配置されており、シート状の対象物を受けるとともに、前記一対のカッタが通過可能な開口を有する受け板,
    該受け板の開口の下方に配置されており、該開口から押し出されるカッタを受けて互いに遠ざかる方向に案内する第1ガイド部と、該開口から押し出されるステープルの脚部を受けて本体部に対して略平行に折り曲がるように案内する第2ガイド部を有する案内台,
    該案内台の上面を貫通して昇降し、前記折り曲げられたステープルの脚部を、前記押下げ部材との間に挟み込み可能な押上げ部材,
    前記レバーの回動に応じて、前記押上げ部材を昇降させる押上げ機構,
    を備えたことを特徴とするステープラ。
  5. 前記凹部が、前記側面に形成されたスリットないし溝,あるいは、前記側面から底面に向けて形成された斜面ないし曲面であることを特徴とする請求項3又は4記載のステープラ。
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