JP3142660U - ラップ療法用ドレッシングフイルム - Google Patents

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Abstract

【課題】創傷に密接させ易く、取り扱い易く、衛生的で、創傷に合わせた形状寸法に切断して良好に使用可能にするラップ療法用ドレッシングフイルムを提供する。
【解決手段】多数の排液孔を貫通したフイルムを創傷のある患部に重ねて創傷に密接させ、排液孔付きフイルムに吸収体を重ね、創傷の浸出液をフイルムの排液孔を経て吸収体に吸収させ、浸出液を排出しつつ創傷を湿潤環境に保つラップ療法用ドレッシングフイルムにおいて、排液孔5付きフイルム1は、エラストマーのフイルムにし、片面の全面に粘着層2を形成し、両面に搬送兼防護シート3、4を積層し、搬送兼防護シート、排液孔付きフイルム、粘着層と搬送兼防護シートの積層体1〜4を切断可能にし、使用時に、積層体を創傷に合わせた形状や大きさに切断し、両面の搬送兼防護シートを剥ぎ取る構成にした。
【選択図】図1

Description

本考案は、創傷のラップ療法に用いるドレッシングフイルムに関する。
外傷や褥瘡のような創傷のラップ療法は、創傷を被覆する合成樹脂フイルム、ドレッシングフイルムを用いる。このフイルムは、創傷のある患部に重ね、創傷に密接させる。合成樹脂フイルムは、創傷に癒着し難い。創傷は、フイルムで覆われ、湿潤環境に保たれる。フイルムには、吸収体を重ねる。フイルムは、ポリエチレンフイルムであり、多数の排液孔を貫通している。吸収体は、おむつ、ガーゼや脱脂綿である。創傷から染み出る浸出液は、フイルムの排液孔や周縁を通過して吸収体に吸収される。創傷は、排液孔付きポリエチレンフイルムで被覆され、浸出液が排出されつつ、湿潤環境に保たれる。
特許文献1に開示された褥瘡用シートは、液不透過性のシート材に複数の通液孔を貫通して通液性シート材を形成し、通液性シート材の片面の外周部分に粘着層を設けている。褥瘡の手当て時には、褥瘡用シートをその外周部分の粘着層で褥瘡のある患部に貼り付け、褥瘡用シートの粘着層側の内面を褥瘡に密接させる。褥瘡用シートの外面には、シート状の吸収体を重ねる。
特開2007−97911号公報
[背景技術の課題]
創傷のラップ療法に用いる上記のドレッシングフイルムは、ポリエチレンフイルムであり、腰があって、細かく曲がり難い。また、伸縮し難い。このようなフイルムは、創傷のある患部の凹凸に沿わせ難く、創傷に密接させるのが容易ではない。そこで、ポリエチレンフイルムに替えて、細かく曲がり易く伸縮し易い合成ゴムや弾性合成樹脂のようなエラストマーのフイルムを用いることが考えられる。ところが、エラストマーのフイルムは、腰がなく、保管、搬送、持運びや貼付けなどの取り扱いが容易ではない。
特許文献1の褥瘡用シートは、長方形状であり、片面の外周部分に粘着層を設けている。粘着層は、その片面の外周部分以外の中央部分にはない。一方、患者の外傷や褥瘡のような創傷は、形状や大きさが区々である。従って、褥瘡用シートは、これで被覆しようとする創傷に対して形状や大きさが適合しないことがある。
この褥瘡用シートは、被覆しようとする創傷に対して大き過ぎるときには、創傷の形状や大きさに合わせて切断することになる。例えば、二分割したり、四分割したりする。すると、その切断片ないし分割片は、粘着層が外周部分の一部分にしか存在しないことになる。褥瘡用シートの切断片ないし分割片は、粘着層が外周部分の全周にないので、創傷のある患部に貼り付け難い。創傷に密接させ難い。創傷に合わせて切断すると、良好に使用できない。
また、褥瘡用シートは、両面が露出している。保管、搬送や持運び中に、ばい菌や汚れが付き易い。衛生的ではない。更に、片面の外周部分の粘着層は、ゴミが付いて粘着力が低下したり、他のものに不意に粘着したりする。取り扱い難い。
[課題を解決するための着想]
ラップ療法用ドレッシングフイルムは、柔軟性に富むエラストマーのフイルムにし、片面の全面に粘着層を形成することにした。そして、エラストマーのドレッシングフイルムは、両面に、それぞれ、腰のあるフイルムや紙などのシートを積層することにした。このシートは、搬送や持運びを容易にする搬送シートであり、かつ、保管、搬送や持運び中に、ばい菌や汚れ、ゴミの付着を防ぐ防護シートである。搬送兼防護シートである。また、搬送兼防護シート、ドレッシングフイルム、粘着層と搬送兼防護シートの積層体は、はさみや手で切断可能にすることにした。使用時には、積層体は、創傷の形状や大きさに合わせて切断し、両面の搬送兼防護シートを剥ぎ取る。
更に、この積層体は、長い帯状ないしテープ状にし、巻き芯に巻き付けることにした。そして、巻物状の積層体は、使用時に、端をほどいて繰り出し、端の部分を創傷の形状や大きさに合わせて切り取ることにした。
1)多数の排液孔を貫通したフイルムを創傷のある患部に重ねて創傷に密接させ、排液孔付きフイルムに吸収体を重ね、創傷の浸出液をフイルムの排液孔を経て吸収体に吸収させ、浸出液を排出しつつ創傷を湿潤環境に保つラップ療法用のドレッシングフイルムにおいて、
排液孔付きフイルムは、エラストマーのフイルムにし、片面の全面に粘着層を形成し、両面に搬送兼防護シートを積層し、搬送兼防護シート、排液孔付きフイルム、粘着層と搬送兼防護シートの積層体を切断可能にし、使用時に、積層体を創傷に合わせた形状や大きさに切断し、両面の搬送兼防護シートを剥ぎ取る構成にしたことを特徴とする。
2)上記のラップ療法用ドレッシングフイルムにおいて、
搬送兼防護シート、排液孔付きフイルム、粘着層と搬送兼防護シートの積層体は、テープ状にして巻き芯に巻き付け、使用時に、端をほどいて繰り出し、端の部分を切り取る構成にしたことを特徴とする。
3)上記のラップ療法用ドレッシングフイルムにおいて、
排液孔付きフイルムは、ポリウレタンのフイルムにしたことを特徴とする。
ドレッシングフイルムは、エラストマーのフイルムであって創傷に密接させ易く、搬送兼防護シートで保管、搬送、持運びや貼付けなどの取り扱いが容易であり、衛生的である。また、創傷に合わせた形状や大きさに切断して良好に使用することができる。
実施形態のラップ療法用ドレッシングフイルム1は、柔軟性に富むエラストマーのフイルムにしている。実施例では、ポリウレタンのフイルムにしている。ポリウレタンのフイルムは、特に、創傷に癒着し難い。このフイルム1は、図1と図2に示すように、片面の全面に粘着層2を形成している。粘着層2は、医療用のアクリル系粘着剤を用いている。
腰のないドレッシングフイルム1は、両面の全面に、それぞれ、腰のある搬送兼防護シート3、4を積層している。粘着層2と反対側の搬送兼防護シート3は、腰のある合成樹脂フイルムにしている。実施例では、ポリエチレンやポリプロピレンのフイルムにしている。粘着層2側の搬送兼防護シート4は、片面にシリコーンをコーティングした紙にしている。この紙4は、シリコーン被覆面を粘着層2に密着している。シリコーン被覆紙4は、腰がある。
搬送兼防護シート3、ドレッシングフイルム1、粘着層2と搬送兼防護シート4の積層体は、多数の円孔5を一定間隔に貫通している。ドレッシングフイルム1と粘着層2に貫通した円孔5は、排液孔にしている。搬送兼防護シート3、排液孔5付きのドレッシングフイルム1と粘着層2及び搬送兼防護シート4の積層体は、はさみで切断可能にしている。この積層体1〜4は、厚さを0.1〜0.4mm位にしている。
積層体1〜4は、図3に示すように、長いテープ状にし、円筒形状の巻き芯11に巻き付けている。巻物状で保管や搬送、持運びを行う。テープ状の積層体1〜4は、幅を50〜150mm位にしている。
排液孔5付きドレッシングフイルム1を使用するときには、巻物状の積層体1〜4は、図3に示すように、端をほどいて繰り出す。その繰り出し端の部分は、ドレッシングフイルム1で被覆しようとする創傷の形状や大きさに合わせて切断する。創傷に適合した形状寸法の切断片が得られる。
そして、積層体1〜4の切断片は、搬送兼防護シート4を剥ぎ取って粘着層2を露出する。この切断片は、露出した粘着層2で、図示しないおむつ、ガーゼや脱脂綿などの吸収体に接着する。ドレッシングフイルム1は、搬送兼防護シート3で被覆された状態で吸収体に貼り付く。その後、搬送兼防護シート3は剥ぎ取って、ドレッシングフイルム1を露出する。次に、吸収体に露出状態で貼り付いている排液孔5付きドレッシングフイルム1は、創傷のある患部に重ねて創傷に密接させる。続いて、ドレッシングフイルム1付き吸収体は、ドレッシングフイルム1を創傷に被せた状態で、患部に対して固定する。
又は、積層体1〜4の切断片は、搬送兼防護シート4を剥ぎ取って粘着層2を露出する。この切断片は、露出した粘着層2の端部を、創傷のある患部に接着し、患部に仮止めする。次に、搬送兼防護シート3は、患部に端部を接着したドレッシングフイルム1から剥ぎ取る。続いて、ドレッシングフイルム1の未接着部分は、創傷のある患部に接着し、創傷に重ねて密接させる。その後、排液孔5付きドレッシングフイルム1には、図示しないおむつ、ガーゼや脱脂綿などの吸収体を重ねる。吸収体は、排液孔5付きドレッシングフイルム1に重ねた状態で、患部に対して固定する。
[変形例]
1)上記の実施形態において、搬送兼防護シート3、排液孔5付きのドレッシングフイルム1と粘着層2及び搬送兼防護シート4の積層体は、テープ状にして巻き芯11に巻き付けているが、長方形状にする。長方形状の積層体は、複数枚を積み重ねた状態で保管や搬送、持運びを行う。
2)上記の実施形態において、積層体1〜4の両側の搬送兼防護シート3、4は、円孔5を貫通しているが、孔を貫通しない。
本考案の実施形態におけるラップ療法用ドレッシングフイルムの一部破断部分平面図。 図1のA−A線断面の中間省略拡大図。 同ドレッシングフイルムの巻物状態の斜視図。
符号の説明
1〜4 積層体
1 ドレッシングフイルム、エラストマーのフイルム、ポリウレタンのフイルム
2 粘着層
3 粘着層と反対側の搬送兼防護シート、腰のある合成樹脂フイルム、ポリエチレンやポリプロピレンのフイルム
4 搬送兼防護シート、シリコーン被覆紙
5 円孔、排液孔
11 巻き芯

Claims (3)

  1. 多数の排液孔を貫通したフイルムを創傷のある患部に重ねて創傷に密接させ、排液孔付きフイルムに吸収体を重ね、創傷の浸出液をフイルムの排液孔を経て吸収体に吸収させ、浸出液を排出しつつ創傷を湿潤環境に保つラップ療法用のドレッシングフイルムにおいて、
    排液孔付きフイルムは、エラストマーのフイルムにし、片面の全面に粘着層を形成し、両面に搬送兼防護シートを積層し、搬送兼防護シート、排液孔付きフイルム、粘着層と搬送兼防護シートの積層体を切断可能にし、使用時に、積層体を創傷に合わせた形状や大きさに切断し、両面の搬送兼防護シートを剥ぎ取る構成にしたことを特徴とするラップ療法用ドレッシングフイルム。
  2. 搬送兼防護シート、排液孔付きフイルム、粘着層と搬送兼防護シートの積層体は、テープ状にして巻き芯に巻き付け、使用時に、端をほどいて繰り出し、端の部分を切り取る構成にしたことを特徴とする請求項1に記載のラップ療法用ドレッシングフイルム。
  3. 排液孔付きフイルムは、ポリウレタンのフイルムにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のラップ療法用ドレッシングフイルム。
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