JP3142586U - 杭破砕ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】撤去および回収に手間が掛からず、低コストで既設の杭を撤去できる杭破砕ヘッドを提供する。
【解決手段】杭破砕ヘッド6は、スクリューケーシングの円筒状ケーシング軸部の下端部に連結される円筒状のケーシング軸部6aと、ケーシング軸部6aの外周部に設けられ、地盤を掘削しかつケーシング軸部6aの正回転に伴ってケーシング軸部6aを地盤に進入させる螺旋状の羽根板部6c,6dと、ケーシング軸部6aの内周部に設けられケーシング軸部6aの内部に下方から進入した杭を破砕する破砕刃6gと、ケーシング軸部およびケーシング軸部6aの地盤への進入に伴って破砕刃6gにより破砕されケーシング軸部の内部に搬送された杭の破砕物Bをケーシング軸部の内部に係止する降下防止ストッパー6fとを有している。
【選択図】図4

Description

本考案は、建て替えなどに伴って建築物を撤去した後、残った基礎杭を撤去するための杭破砕ヘッドに関する。
従来から、地中に埋設された既設杭を撤去するための既設杭の撤去方法が知られている(特許文献1等参照)。
老朽化したビルなどを建て替える際に、上物を破壊して撤去し、後に残った基礎杭を引抜く必要が生じる。
このような既設杭の一般的な撤去方法としては、地中に埋設された杭の周囲に振動を加えながらパイプを挿入して、杭とパイプとの間に圧力水を注入する方法、あるいは、杭の周囲に圧力空気を送りながら杭を抜く方法などがある。
また、出願人自らの提案による特許文献1の方法では、引抜きの対象となる既設杭より大径の螺旋羽根付きのケーシングを用いて、このケーシングを回転させながら既設杭の周囲の地盤に進入させて穴を形成し、杭の底の深さまで掘削した後、螺旋羽根付きケーシングを逆回転させて既設杭を穴内に残して引き上げ、その後、杭を引き抜いて撤去する既設杭の撤去方法が記載されている。
特開2001−262569号公報
しかしながら、振動を加えながら埋設してある杭の周囲にパイプを挿入して圧力水を注入する方法では、注入される水量が膨大となるので、作業場が水浸しとなって泥状化して、作業用の重機の進入が困難になるという問題があった。
また、このような方法では、杭の周囲に泥が付着して、ケーシング自体の引き抜き摩擦が増大するので、引き抜き途中で杭が破断することがあり、杭を完全に撤去できないことがあった。
しかも、上述の水や空気を使用する工法では、水や空気を送り込むためのポンプ設備を必要とし、これらの設備のランニングコストが発生して、作業コストの上昇を招くという問題があった。
また、特許文献1の方法では、上述の方法に比べれば工程数は少ないものの、依然として、その工程数が多く、杭の撤去に手間が掛かるだけでなく、乾式の掘削法であるので、杭の下端部が地盤に食い込んで撤去しきれないことがあった。
さらに、上述のいずれの方法であっても、杭を回収して、その材料をリサイクルするためには、杭を撤去した後に、破砕する必要があり、鉄筋コンクリート製の杭では、この破砕処理に手間が掛かるという問題があった。
そこで本考案では、撤去および回収に手間が掛からず、低コストで既設の杭を撤去できる杭破砕ヘッドを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために請求項1に記載の考案は、羽根付きケーシングの円筒状軸部の下端部に連結される円筒状の本体部と、
前記本体部の外周部に設けられ前記本体部の正回転に伴って地盤を掘削しかつ該本体部を地盤に進入させる螺旋状の羽根板部と、
前記本体部の内周部に設けられ該本体部の内部に下方から進入した杭を破砕する破砕刃と、
前記軸部および前記本体部の地盤への進入に伴って前記破砕刃により破砕され前記軸部の内部に搬送された前記杭の破砕物を前記軸部の内部に係止する係止手段と、
を有している杭破砕ヘッドを特徴としている。
請求項1に記載のものでは、軸部および本体部の地盤への進入に伴って破砕刃により破砕され軸部の内部に搬送された杭の破砕物を軸部の内部に係止する係止手段を有しているので、杭の破砕完了後に羽根付きケーシングと本考案の杭破砕ヘッドとを地盤から引き上げるだけで、杭の破砕物が軸部の内部に係止・保持されたまま引き上げられ、破砕物を比較的簡単に撤去することができる。
そして、軸部と本体部との連結を解除するだけで、係止手段による破砕物の係止を解除できるので、軸部の内部に係止・保持された破砕物を比較的簡単に回収することができる。
また、杭の下端部まで破砕が完了した後に羽根付きケーシングと本考案の杭破砕ヘッドとを地盤から引き上げれば、杭を地盤に残すことなく完全に撤去することができる。
しかも、杭が破砕された状態で回収されるので、従来のように、撤去後に杭を破砕する手間が省け、容易に杭の撤去および回収が可能となるだけでなく、これらの破砕物をリサイクル資源として活用できる。
以下、本考案に係る実施の形態を実施例に基づいて説明する。
〈構成〉
図1において、符号1は地盤、符号2は地盤1に埋設された杭、符号3は杭2の撤去の際に使用されるケーシング掘削機である。
本実施例に係る杭2は、鉄筋コンクリート製であり、軸部が中空となっており、杭2の寸法は、外径300mm、内径180mm、長さ7500mmとなっている。
ケーシング掘削機3は、専用クレーン車3aと、クレーンアーム3bと、クレーンアーム3bの先端部3cから垂下される油圧式の回転駆動装置3dとによって構成されている。
回転駆動装置3dの下端部から延びる回転軸部3eにはジョイント4が連結されており、ジョイント4の下端部にはスクリューケーシング5が接合され、スクリューケーシング5の下端部には、本考案の杭破砕ヘッド6が接合されている。
作業者によるクレーンアーム3bの操作によって、クレーンアーム3bの先端部3cは上下動可能となっており、作業者による回転駆動装置3dの操作によって、回転軸部3eは正逆転自在となっている。
図2に示すように、ジョイント4は略ハット形状を呈しており、上端部に嵌合突起4aと、下端部にスクリューケーシング5接合用の穴が複数形成されたフランジ部4bとを有している。
スクリューケーシング5は、円筒状のケーシング軸部5aと、ケーシング軸部5aの上下端部にそれぞれ設けられた接合用のフランジ部5b,5bと、ケーシング軸部5aの外周に一対の螺旋状の羽根板部5c,5cとを有している。
スクリューケーシング5と、杭破砕ヘッド6とは、フランジ部5b,6bとをボルト接合することにより接合され、また、回転駆動装置3dの回転軸部3eと、スクリューケーシング5の上端部とは、フランジ部4b,5bとをボルト接合することによりジョイント4を介して接合されているので、これらはボルトの着脱により着脱自在となっている。
なお、スクリューケーシング5のケーシング軸部5aの内部と、杭破砕ヘッド6のケーシング軸部6aの内部とは、接続状態で連通している。
また、スクリューケーシング5は、撤去される杭2の長さに応じて使用される本数が決められる。
図2または図3に示すように、杭破砕ヘッド6は、円筒状のケーシング軸部6aと、ケーシング軸部6aの上端部に設けられた接合用のフランジ部6bと、ケーシング軸部6aの外周部に設けられた螺旋状の羽根板部6c,6dと、羽根板部6c,6dの下端部にそれぞれヘッド刃6e,6eとを有している。
本実施例に係るケーシング軸部6aの直径は約400mm、長さは直径の約3倍程度としており、羽根板部5c,5cの幅を150mmとしているので、杭破砕ヘッド6自体の外径は約700mm(羽根の幅150mm×2十400mm)となっている。また、羽根板部5c,5cの板厚は32mmとなっている。
このケーシング軸部6aは、スクリューケーシング5の円筒状ケーシング軸部5aの下端部に連結される。
羽根板部6cは、上から下に向けて数回巻きで設けられており、羽根板部6dは、上から下に向けて半回巻きで設けられている。
羽根板部6dが半回巻きで設けられているのは、回転の際に曲げモーメントに対する力のバランスをとるためである。
羽根板部6c,6dは、ケーシング軸部6aの正回転に伴って地盤1を掘削すると共に、ケーシング軸部6aを地盤1に進入させる。
図5(a)に示すように、ヘッド刃6eは、一対の金属製のチップ刃6eA,6eAと、チップ刃6eA,6eAの支持部を補強すると共に、これらを固定する補強体6eBとを有しており、これらが溶接接合されているものである。
ヘッド刃6eは、地盤1を掘削する際に食い込み易い構造となっており、チップ刃は地盤1の掘削に耐える強度の金属を用いている。
図4に示すように、杭破砕ヘッド6の円筒状のケーシング軸部6aの内周部には、杭2を破砕するための図5(b)に示す金属製の破砕刃6gが対向位置に交互に複数設けられており、さらに、杭2の破砕物をケーシング軸部5aの内部に係止する降下防止ストッパー6fを有している。
図5(b)に示すように、破砕刃6gは、本体部6gAと、補強板6gBと、取付け体6gCと、チップ刃6gDとによって構成されており、この補強板6gBは、破砕刃6gとケーシング軸部6aの内壁との間の隙間を無くすると共に、本体部6gAを支持し、補強するために設けられている。
また、取付け体6gCは、破砕刃6gをケーシング軸部6aの周壁内面に固定するためのものであり、本体部6gAは、破砕に耐える強度を有している。
チップ刃6gDは、本体部6gA、補強板6gB、取付け体6gCなどと異なり、強度のある鋼材に熱処理したものであり、これらは溶接により一体化されている。
また、図4(a)に示すように、各破砕刃6gの下側近傍には、破砕刃6gにより破砕された破砕物が破砕刃6gとケーシング軸部6aの周壁との間に挟まって引っ掛かってしまうのを防止する弧板状の破砕物侵入阻止板6hがそれぞれ傾斜状態で設けられている。
この破砕物侵入阻止板6hは、破砕刃6gによる杭2の破砕を妨げない程度に内周側に向かって延びている。
このように、本考案の杭破砕ヘッド6には、杭2の周囲の地盤1を掘削するためのヘッド刃6e,6eと、杭2自体を破砕するための複数の破砕刃6gとが設けられているので、杭2の周囲の地盤1を掘削すると同時にケーシング軸部6aの内部に下方から進入した杭2自体を破砕するようになっている。
ケーシング軸部6aの内側上部には、破砕刃6gにより破砕された破砕物の降下を阻止する一対の弧板状の降下防止ストッパー6f,6fが設けられており、段違いに略ハの字状に対向配置されている。
降下防止ストッパー6f,6fは段違いに設けられているので、ケーシング軸部6aの中央部を主流として破砕物が上昇し、しかも、一端上昇すると降下しにくい構成となっている。
また、本実施例では、降下防止ストッパー6f,6fの材料として、ある程度の弾性を有する板バネ材を用いている。
降下防止ストッパー6f,6fの材料を板バネ材とすることにより、破砕物の下方からの通過が容易になり、破砕物の上方からの落下は阻止できる構成となっている。
このように、降下防止ストッパー6fは、ケーシング軸部5a,6aの地盤1への進入に伴って破砕刃6gにより破砕されケーシング軸部5aの内部に搬送された杭2の破砕物をケーシング軸部5aの内部に係止するようになっている。
降下防止ストッパー6f,6fは、杭2を破砕した際の鉄筋等の落下を係止するだけでなく、スクリューケーシング5と杭破砕ヘッド6とを地盤1から引き上げる際に内部に取り込んだ破砕物を保持して上昇させる。
〈使用方法〉
本考案の目的は、不要となった杭2を撤去することにある。
まず、図6(a)に示すように、地表付近の地盤を予めパワーショベルなどの掘削機により掘削しておき、杭2の上端部を地上に露出させておく。
そして、ケーシング掘削機3の回転駆動装置3dにスクリューケーシング5の上端部をジョイント4を介して取り付け、さらに、このスクリューケーシング5の下端部に接合フランジ部5b,6bを介して本考案の杭破砕ヘッド6を取り付けておく。
次に、図6(b)に示すように、ケーシング掘削機3を操縦して、頭出しされた杭2の中心軸上に杭破砕ヘッド6の中心軸を合わせてから、回転駆動装置3dを正回転に駆動させて、杭破砕ヘッド6を地盤2に進入させる。
そして、クレーンアーム3bを操作して杭破砕ヘッド6を降下させつつ、杭破砕ヘッド6の羽根板部6c,6dの下端部に設けられたヘッド刃6e,6eにより、杭2の周囲の地盤1を掘削する。
図6(c)に示すように、杭2の周囲の地盤1がある程度掘削されると、杭2の上端部が杭破砕ヘッド6の内部に入り込み、杭破砕ヘッド6の内部に設けられた破砕刃6gと接触し、杭2の周壁が上端部から破砕される。
さらに、杭破砕ヘッド6を降下させると、図6(d)に示すように、杭2の破砕物Bが杭破砕ヘッド6およびスクリューケーシング5の内部に搬送される。
このとき、破砕された破砕物Bが、破砕刃6gとケーシング軸部6aの周壁との間に挟まって、破砕刃6gの破砕能力が低下することがないように、金属製の破砕物侵入阻止板6hが破砕刃の下方近傍に溶接により接合されている。
そして、図6(e)に示すように、杭2の埋設深さ程度まで掘削を行ったら、回転駆動装置3dを逆回転させて、杭破砕ヘッド6およびスクリューケーシング5を地盤1から引き抜く。
このとき、杭破砕ヘッド6の内部には、破砕物Bの落下を阻止する降下防止ストッパー6fが設けられているので、スクリューケーシング5と杭破砕ヘッド6とを地盤1から引き抜いても、破砕物Bは、概ね、この降下防止ストッパー6fによって係止されるので、破砕物Bはスクリューケーシング5と杭破砕ヘッド6との内部に保持されたまま、地上に運び出される。
そして、図6(f)に示すように、掘削により形成された穴を埋め戻しして、図6(g)に示すように、スクリューケーシング5から杭破砕ヘッド6を取り外すと、降下防止ストッパー6fによる係止が解除されて、杭破砕ヘッド6とオーガースクリューとの内部に保持されていた破砕物Bが降下するので、この破砕物Bを回収する。
このように、本実施例の既設杭の撤去方法では、杭破砕ヘッド6とスクリューケーシング5とを連結した後、杭破砕ヘッド6を装着したスクリューケーシング5を正回転させて地盤1に埋設された杭2の中心軸上から掘削し、スクリューケーシング5を逆回転させて引き上げ、ケーシング軸部5aとケーシング軸部6aとの連結を解除する。
なお、図面では、コンクリートの破砕物Bのみを図示したが、このような破砕物には、コンクリート粒状物の他に鉄筋などが含まれている。
〈作用効果〉
ケーシング軸部5aおよびケーシング軸部6aの地盤1への進入に伴って破砕刃6gにより破砕されケーシング軸部5aの内部に搬送された杭2の破砕物Bをケーシング軸部5aの内部に係止する降下防止ストッパー6fを有しているので、杭2の破砕完了後にスクリューケーシング5と本実施例の杭破砕ヘッド6とを地盤1から引き上げるだけで、杭2の破砕物Bがケーシング軸部5aの内部に係止・保持されたまま引き上げられ、破砕物Bを比較的簡単に撤去することができる。
そして、ケーシング軸部5aとケーシング軸部6aとの連結を解除するだけで、降下防止ストッパー6fによる破砕物Bの係止を解除できるので、ケーシング軸部5aの内部に係止・保持された破砕物Bを比較的簡単に回収することができる。
また、杭2の下端部まで破砕が完了した後にスクリューケーシング5と本実施例の杭破砕ヘッド6とを地盤1から引き上げれば、杭2を地盤1に残すことなく完全に撤去することができる。
しかも、杭2が破砕された状態で回収されるので、従来のように、撤去後に杭2を破砕する手間が省け、容易に杭2の撤去および回収が可能となるだけでなく、これらの破砕物をリサイクル資源として活用できる。
また、杭破砕ヘッド6を装着したスクリューケーシング5により地盤1に埋設された杭2の中心軸上から掘削を行ない、スクリューケーシング5と杭破砕ヘッド6とを地盤1から引き上げることによって杭2を撤去でき、ケーシング軸部5aとケーシング軸部5aとの連結を解除することによって撤去された杭2が破砕された状態で回収できるので、撤去・回収作業が簡単であり、作業効率がよい。
さらに、破砕刃6gの近傍に破砕物Bが停滞するのを防止する破砕物侵入阻止板6hが設けられているので、破砕物Bが破砕刃6gの近傍で停滞することにより杭2の破砕を妨げることがないので、杭2のスムーズな破砕が可能になる。
しかも、本考案の杭破砕ヘッド6は、既存のスクリューケーシング5に装着できるので、容易に導入でき、導入コストの上昇も抑制できる。
また、本考案の杭破砕ヘッド6を使用した既設杭の撤去方法は、杭2の周囲の地盤1を掘削するにあたり水を使用しない乾式工法なので、撤去作業中に泥などが発生せず、きれいな作業環境で作業を行なうことができ、水を送り込むためのポンプや泥水を排出するための空気ポンプなどの設備を必要としないので、これらの設備のランニングコストも発生せず、作業コストの上昇を抑制できる。
以上、図面を参照して、本考案の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず本考案の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は本考案に含まれる。
なお、本実施例では、杭2の全部を破砕せずに、途中で引き上げて破砕物を回収しても良い。
地盤に埋設された杭の撤去の際に使用されるケーシング掘削機と、ケーシング掘削機のクレーンアームの先端部から垂下される油圧式のオーガー(回転装置)と示す全体構成図である。 オーガー(回転装置)の回転軸部と、ジョイントとオーガースクリューと、杭破砕ヘッドとの接合状態の拡大図である。 本考案に係る杭破砕ヘッドの2面図であり、図(a)は上面図、図(b)は側面図である。 本考案に係る杭破砕ヘッドの2面図であり、図3(a)のA−A断面の断面図、図(b)は本図(a)のB−B断面の断面図である。 図(a)は本考案の杭破砕ヘッドに係る破砕刃の斜視図、図(b)は本考案の杭破砕ヘッド下部の破断斜視図である。 本考案の杭破砕ヘッドを使用した既設杭の撤去方法を示す模式図である。
符号の説明
1 地盤
2 杭
3 ケーシング掘削機(重機)
3d オーガー(回転装置)
5 オーガースクリュー(羽根付きケーシング)
6 杭破砕ヘッド
5a ケーシング軸(軸部)
6a ケーシング軸(本体部)
6c,6d 羽根板部
6e ヘッド刃(掘削刃部)
6f 降下防止ストッパー(係止手段)
6g 破砕刃
B 破砕物

Claims (1)

  1. 羽根付きケーシングの円筒状軸部の下端部に連結される円筒状の本体部と、
    前記本体部の外周部に設けられ前記本体部の正回転に伴って地盤を掘削しかつ該本体部を地盤に進入させる螺旋状の羽根板部と、
    前記本体部の内周部に設けられ該本体部の内部に下方から進入した杭を破砕する破砕刃と、
    前記軸部および前記本体部の地盤への進入に伴って前記破砕刃により破砕され前記軸部の内部に搬送された前記杭の破砕物を前記軸部の内部に係止する係止手段と、
    を有していることを特徴とする杭破砕ヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4851632B1 (ja) * 2011-04-12 2012-01-11 株式会社遠藤工業 既存杭の破砕除去装置および既存杭の破砕除去方法

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