JP3142530B2 - 印刷紙面等の内容読取センサ及び印刷紙面検査装置 - Google Patents

印刷紙面等の内容読取センサ及び印刷紙面検査装置

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JP3142530B2
JP3142530B2 JP11105830A JP10583099A JP3142530B2 JP 3142530 B2 JP3142530 B2 JP 3142530B2 JP 11105830 A JP11105830 A JP 11105830A JP 10583099 A JP10583099 A JP 10583099A JP 3142530 B2 JP3142530 B2 JP 3142530B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基板に固定した
ベースに光源体カセット及び受光体カセットを交換可能
に組込み、刷版や印刷紙等の検査面の内容を読み取るセ
ンサ及び印刷紙面検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷紙面検査は印刷紙の走行方向
に対して直交する方向にライン状にCCDやフォトセン
サ等の受光素子を配置し、印刷紙面をライン状に順次走
査して紙面状態を監視するものである。その検査方法と
しては印刷紙面を光源からの光により照明して、先ず、
欠点の無い標準紙面のデータを基準値メモリに格納し、
次に、実際の印刷紙面の画像のデータを現在値メモリに
格納するとともに、エンコーダからの信号に同期して両
メモリの対応するアドレスの内容を比較し、印刷ムラ、
インキ濃度の過不足、色ずれ、紙面の一部の汚れ、印刷
の一部欠落等の各種欠点の検知が行われていた。
【0003】従来の印刷紙面検査に使用されるセンサ
は、光源体、受光体を回路基板に取り付け、角度の調整
が行われていた。光源体の光源や受光体の受光素子を交
換する際、特に、受光素子は検査面に対する向きによっ
て入光する光量が変化するので、規定の角度にセットし
なければらない。特に、センサを一列に複数配置して構
成されるラインセンサの場合、それぞれのセンサの取付
け角度が一定しないと、各センサの受光光量にバラツキ
が生じて読み取った内容判別の精度に影響する。その
為、各センサを規定の角度にセットし、受光光量のバラ
ツキを少なくすることなどの厳しい条件がある。このよ
うな制約により現場でセンサ角度を正確に調整すること
が非常に困難であった為、現場での修理、素子交換はで
きず、センサユニット全体を交換することで対応してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、光源
体及び受光体をカセット化し、このカセットをベースに
組込むことによりそれぞれのカセットが規定の取付け角
度に位置決めされる構造のセンサを提供することであ
る。また他の目的は、製造の簡素化及び現場修理・交換
の簡素化を図ったセンサを提供することにある。また他
の目的は、上記のセンサを用いた印刷紙面検査装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、刷版又は印刷紙から内容を読み
取るセンサであって、位置決め部が内側面に設けられ、
接続端子の貫通孔が底に形成された箱形のベースと、直
線状に配置された複数のLEDと前記ベースの貫通孔か
ら突出され、外部回路に接続する為の光源体接続端子が
収容された光源体ケースを有する光源体カセットと、前
記光源体カセットの両側に配置されて前記ベースに組み
込まれると共に、光を電気信号に変換する受光素子と前
記ベースの貫通孔から突出され、外部回路に接続する為
の受光体接続端子が収容された受光体ケースを有する受
光体カセットとを備え、前記ベースには光源体カセット
と受光体カセットが前記位置決め部により位置決めして
配置されることを特徴とする。また、請求項2の発明
は、刷版又は印刷紙から内容を読み取るセンサであっ
て、位置決め部が内側面に設けられ、接続端子の貫通孔
が底に形成された箱形のベースと、電気部品素子として
直線状に配置された複数のLED、抵抗器、及び前記ベ
ースの貫通孔から突出され、外部回路に接続する為の光
源体接続端子が収容された光源体ケースを有する光源体
カセットと、前記光源体カセットの両側に配置されて前
記ベースに組み込まれると共に、電気部品素子として光
を電気信号に変換する受光素子と抵抗器、及び前記ベー
スの貫通孔から突出され、外部回路に接続する為の受光
体接続端子が収容された受光体ケースを有する受光体カ
セットとを備え、前記ベースには光源体カセットと受光
体カセットが前記位置決め部により位置決めして配置さ
れることを特徴とする。
【0006】また請求項1又は2の発明に関連した他の
発明は次の構成に特徴を有する。 (1)LEDは白色LEDである。 (2)受光素子はフォトトランジスタである。 (3)光源体カセット及び受光体カセットはそれぞれの
二つ割りのケース部材と、光源体カセット及び受光体カ
セットを構成する接続端子、電気部品素子とから成り、
該接続端子と電気部品素子をケース部材に収容し、二つ
のケース部材を合わせ、超音波によりケース部材の接合
部を融着して一体化すると同時に、接続端子、電気部品
素子間の配線接続箇所を融着させ電気的に導通させて成
る構成にある。 (4)抵抗器の配置場所のケース部材の側面に放熱孔が
設けた構成にある。 (5)ベースは光源体カセット及び受光体カセットのそ
れぞれの収容部を形成する仕切壁が設けた構成にある。 (6)ベースの内面と該内面に対向する受光体カセット
の側面、光源体カセットと受光体カセットが互いに対向
する側面の間に空隙を形成した構成にある。 (7)ベースに光源体カセット及び受光体カセットのそ
れぞれの収容部を形成する仕切壁を設け、該収納部の内
面と光源体カセット及び受光体カセットの側面との間に
空隙を形成した構成にある。 (8)前述の空隙は光源体カセット及び受光体カセット
をベースに位置決めすることによって形成された構成に
ある。 (9)前述の空隙はベース内面、仕切壁の側面、光源体
カセットの側面、受光体カセットの側面が対向する、少
なくとも一方の面に設けられた空隙形成部によって形成
された構成にある。 (10)空隙形成部は光源体カセット及び受光体カセッ
トをベースに挿入する方向に伸びた凸条にした構成にあ
る。 (11)ベースは基板上に取り付けるときの位置決めピ
ンを備えた構成にある。 (12)ベースはLEDの光を検査面に向けて反射させ
る面を備えた構成にある。
【0007】請求項15の発明に係る内容読取判別装置
は、請求項1から14のいずれかに記載されたセンサ
を、印刷紙面等の内容読取判別回路基板に取付けるとき
前記センサのベースを該基板に固定し、光源体カセット
及び受光体カセットを交換可能に組込むことを特徴とす
る。請求項16の発明は、請求項15の発明において、
複数のセンサのベースが基板上に並列配置され、該各ベ
ースに光源体カセットと受光体カセットを交換可能に組
込んでリニアセンサを構成していることを特徴とする。
また、請求項17の発明に係る内容読取判別装置は、刷
版又は印刷紙から内容を読み取って判別する装置であっ
て、直線状に配置された複数のLEDと外部回路に接続
する為の光源体接続端子が収容された光源体ケースを有
する光源体カセットと、前記光源体カセットの両側に配
置されると共に、光を電気信号に変換する受光素子と外
部回路に接続する為の受光体接続端子が収容された受光
体ケースを有する受光体カセットと、基板上に取り付け
るときの位置決めピンが底外面に、前記光源体カセット
及び受光体カセットを位置決めするための位置決め部が
内側面にそれぞれ設けられ、前記光源体カセット接続端
子及び受光体接続端子の貫通孔が底に形成された箱形の
ベースとを備えたセンサが用いられ、前記センサのベー
スが基板上に複数並列配置され、該各ベースには光源体
カセットと受光体カセットを前記位置決め部により位置
決めしかつ交換可能に組込みリニアセンサが構成されて
いることを特徴とする。更に、請求項18の発明に係る
内容読取判別装置は、刷版又は印刷紙から内容を読み取
って判別する装置であって、電気部品素子として直線状
に配置された複数のLED、抵抗器、及び前記ベースの
貫通孔から突出され、外部回路に接続する為の光源体接
続端子が収容された光源体ケースを有する光源体カセッ
トと、前記光源体カセットの両側に配置されると共に、
電気部品素子として光を電気信号に変換する受光素子、
抵抗器、及び前記ベースの貫通孔から突出され、外部回
路に接続する為の受光体接続端子が収容された受光体ケ
ースを有する受光体カセットと、基板上に取り付けると
きの位置決めピンが底外面に、前記光源体カセット及び
受光体カセットを位置決めするための位置決め部が内側
面にそれぞれ設けられ、前記光源体カセット接続端子及
び受光体カセット接続端子の貫通孔が底に形成された箱
形のベースとを備えたセンサが用いられ、前記センサの
ベースが基板上に複数並列配置され、該各ベースには光
源体カセットと受光体カセットを前記位置決め部により
位置決めしかつ交換可能に組込みリニアセンサが構成さ
れていることを特徴とする。
【0008】
【発明の作用・効果】請求項1及び2の発明のセンサに
よれば、ベースの内部に光源体カセット及び受光体カセ
ットの位置決め部を設けることによりカセットを検査面
に向ける取付けが簡単かつ確実にでき、取付け後無調整
で測定を開始することができる。また1つの光源体カセ
ットと2つの受光体カセットにより構成することによ
り、小型かつ簡素な構造になると共に、回路構成を簡単
化でき、装置のメンテナンスもし易くなり、結果的に高
い精度でかつ高速の測定が可能となる。特に請求項2の
発明によれば、抵抗器を内蔵させることにより基板の回
路が簡略化され、装置全体がコンパクトになる。また抵
抗器を含む回路構成なので、カセット内のLEDとして
白色LEDを用いた場合でも静電気による影響を受けに
くくなる。請求項3及び4の発明によれば、電気部品素
子としてLED、フォトトランジスタを用いることで、
装置がコンパクトになる。請求項5の発明によれば、配
線の接続点を直接融着させるので、半田のように接続不
良事故の発生が少ない。請求項6の発明によれば、抵抗
器の配置場所のケース部材の側面に放熱孔を設けること
により抵抗器からの熱を積極的に放出しフォトトランジ
スタ等の半導体に熱的影響を与えないようにする。請求
項7〜12の発明によれば、ベースに対して光源体カセ
ットと受光体カセットを位置決めして空隙を形成するこ
とにより、熱放出を促進して信頼性を向上させる。請求
項13の発明によれば、基板に対してベースを位置決め
することによりセンサの取付け精度を高めることがで
き、光源体カセットのLEDや受光体カセットの受光素
子を検査面に向ける為の調整が容易になる。請求項14
の発明によれば、ベースに反射面を設けることによりL
EDの光を検査面に向かわせることができので、光の有
効利用が図れる。また請求項15から18の印刷紙面検
査装置によれば、光源体カセットを挟んで受光体カセッ
トを配置した、複数個のセンサをライン状に配列して用
いるとき装置をよりコンパクトに構成できる。また、幅
広の印刷紙面で高速かつ大量に印刷する場合でも簡素な
装置構成により印刷状態の悪化及び汚れの発生を高速か
つ高精度で安定的に測定できる。更に受光素子を受光体
カセット、LEDを光源体カセットとして構成すること
により、工程数を少なくできる為、製造が簡素化されか
つベースからカセットを簡単に取外し可能である為、特
に、ラインセンサを構成した場合に交換・修理がし易く
有利となる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面を
参照しながら説明する。図1は本発明に係るセンサと印
刷紙面検査装置の関係を示す図である。本実施形態では
検査面として印刷紙の紙面を例に説明する。版胴2、ブ
ランケット胴3等からなる印刷ユニット1で印刷された
印刷紙4はガイドローラ5を介して走行する。このガイ
ドローラ5に沿ってセンサ6が配置される。センサ6の
配置は印刷紙面が検査できる場所としてガイドローラ5
に限らず、適宜設置場所が選定できる。
【0010】印刷紙面検査装置7はセンサ6により読み
取った印刷紙面の画像データから各種の印刷検査を行う
機能を有する。印刷紙面の特定位置の画像データを読取
る為、シリンダの回転に応じたパルスを発生するエンコ
ーダ8により取り出し、このパルス信号に基づいて印刷
紙面検査装置7の制御が行われる。ここで、シリンダに
は図示の版胴2の他に、ブランケット胴3、ガイドロー
ラ5等がある。
【0011】センサ6は、図2に示すように矩形のベー
ス10、光源体カセット30、2つの受光体カセット4
0から成っており、光源体カセット30の両側に受光体
カセット40が配置される。図3において、受光体カセ
ット40の受光素子41は光源体カセット30のLED
31が照明し、図上の右又は左方向から走行する紙面等
の検査面で反射した光を入光可能な向きに予めセットさ
れる。このセンサ6は検査面に対するLED31の照明
範囲内で、走行方向の前後に位置する受光体カセット4
0が同じ検査面で反射した光の情報を取込むことができ
る。印刷紙面の幅、少なくとも印刷紙面の検査対象範囲
に対応した幅だけセンサ6をライン状に配列してライン
センサを構成する。
【0012】LED31は波長450nm付近に鋭い発
光強度を持っている白色LEDを使用し、一列に複数個
配置され、必要な光量を持たせている。光源体カセット
30及び受光体カセット40の接続端子としてのターミ
ナルピン32,42はベース10の底を貫通し基板50
上の端子受け部51にて回路へ接続される。端子受け部
51の具体例としては、基板50上にソケットを配置
し、このソケットにターミナルピン32,42を差し込
んで接続したり、或いは基板50に差込み穴を設け、こ
の差込み穴にターミナルピン32,42を差し込んで半
田付け等により接続される。
【0013】図4はベースの斜視図、図5は側面図、図
6は背面図である。ベース10は仕切壁11によって細
長い3つの収納部12が形成されており、それぞれの壁
面には底に向かって伸びた複数本の凸条13が設けられ
ている。中央の収納部12を除く各収納部12の長手方
向の壁面には底に向かって伸びた溝14が設けられてい
る。仕切壁11に対向するベース10側壁は仕切壁11
の上端面より上方に突出した外壁10Aが設けられてお
り、その外壁10Aの内側は図3に示すように外向きに
傾斜した反射面16を形成している。外壁10Aの内部
はベース10背面に開口17する空洞18(図3,図6
参照)になっている。
【0014】センサを装置に装着するとき、印刷紙から
飛散するインキ、紙粉等によりセンサの光源体カセット
及び受光体カセットが汚れ、紙面検査に支障を来す。セ
ンサの汚れを未然に防ぐ為、センサと検査面の間、つま
りセンサユニットを構成するカバーに透明ガラスが配置
されている。一方、反射面16を効率的に利用する為の
構成として、透明ガラスとベースの外壁の頂部を接触配
置しているのでベース内に熱がこもり易くなる。この対
策として、本実施例ではベースの外壁によってガラスと
光源体、受光体との間に空間を形成し、この空間はベー
スの外壁に直交する側が開放されている。光源体や受光
体からでる熱は空間を通して放熱が行われることにより
ベース内に熱がこもるのを防止する。
【0015】ベース10の底には光源体カセット30及
び受光体カセット40のターミナルピン32,42を貫
通させる穴19があけられ、ベース10背面の四隅には
位置決めピン20と固定用ネジ穴21がそれぞれ対角配
置されている。位置決めピン20は背面から若干突出し
たピン座22に設けられており、このピン座22によっ
てベース10背面と基板との間に空隙を形成し、通気に
よって熱がこもるのを防止する。
【0016】図7は光源体カセットの斜視図、図8は側
面図、図9は上面図である。光源体カセット30は二つ
割りのケース部材30A,30Bに電子部品素子として
複数のLED31と抵抗器34、及びターミナルピン3
2を組込み、ケース部材30A,30Bを合わせて一体
化される。ケース部材30A,30Bには抵抗器34か
ら発生する熱を逃がすための放熱孔35が設けられてい
る。電子部品素子、ターミナルピン間は超音波融着によ
り配線接続点を結び、電気的に接続される。本例の光源
体カセットにはほぼ中央にベースから外すときの引き抜
き用取っ手36が設けられている。光源体カセット30
を収納部12に組込む際に、仕切壁11に形成された凸
条13によって位置決めされる。
【0017】図10は受光体カセットの斜視図、図11
は側面図、図12は上面図である。受光体カセット40
は電子部品素子として受光素子を使用することを除いて
前述の光源体カセット30の構造と基本的に同じであ
る。受光素子41はフォトトランジスタが使用されてい
る。ここでは、光源体カセット30とは異なる構造部分
について説明する。なお、符号44は抵抗器、45は放
熱孔である。
【0018】受光体カセット40の端面には突起43が
設けられており、この突起43を収納部12の溝14に
挿入し、受光体カセット40を位置決めすることにより
受光体カセット40のターミナルピン42をベース10
の底の貫通孔から突出させる。受光体カセット40を収
納部12に組込む際に、受光体カセット40の側面と収
納部12の内面に形成された凸条13との間でも位置決
めが行われる。
【0019】電気部品素子及びターミナルピンのケース
部材への組付け配線について説明する。光源体カセッ
ト、受光体カセットのケース部材への組付け配線は基本
的に同じなので、ここでは光源体カセットの組付け配線
で説明する。図13は電気部品素子、ターミナルピンを
ケース部材にセットした状態を示す。
【0020】ケース部材30A,30Bには電気部品素
子、ターミナルピンの組付け位置を定める場所が形成さ
れており、図示の如くLED31、抵抗器34、ターミ
ナルピン32を配置し、その間の配線を施し、ケース部
材30A,30Bを合わせてそれらの部材間を超音波融
着して一体化すると同時に、配線の接続点も融着して電
気的に接続することにより光源体カセット30を作製す
る。
【0021】上記配線の接続点に導電性接着剤を付与し
てから超音波溶着することにより、確実な電気的接続が
なされる。導電性接着剤としては、銀粉入り、室温硬化
型エポキシ系(硬化:25゜Cで16時間)のものを使
用することで、確実な電気的接続が確認された。
【0022】次にベースに光源体カセット、受光体カセ
ットの組込みについて説明する。図14において、ベー
ス10は予め基板上に固定されているものとする。先
ず、ベース10の両側に設けられた2つの収納部12に
受光体カセット40の突起43を溝14に合わせて挿入
する。この状態において、受光体カセット40は挿入方
向において位置決めされ、同時に仕切壁11の凸条13
が受光体カセット40の両側面の横方向の動きを規制す
る為、ターミナルピン42はベース底の貫通孔から突出
し基板上に電気的に接続される。
【0023】その後、図15に示すように光源体カセッ
ト30を中央の収納部12に挿入する。このとき仕切壁
11の凸条13が光源体カセット30の両側面の横方向
の動きを規制し位置決めする為、光源体カセット30の
ターミナルピン32はベース底の貫通孔から突出し基板
上に電気的に接続される。光源体カセット30や受光体
カセット40を交換する際にはベース10から該当する
カセットを抜き取り、新たなカセットを上記の方法でセ
ットする。
【0024】センサの使用中、抵抗器から発生する熱が
ベース10内にこもって受光素子などに熱的影響を与え
るのを防止する構造について説明する。ベース10の収
納部12内面と光源体カセット30及び受光体カセット
40の側面との間に空隙を設け、この空隙によって放熱
する。空隙は、上記実施例で説明した凸条13、即ち、
仕切壁11及びベース10側壁の内面に凸条13を設け
るか、又はカセットの側面に凸条13を設けるかにより
形成する。また凸条13に替えて所定の長さの突起であ
っても良い。
【0025】他の変形例しては受光体カセット40を収
納部12に対して位置決めする為の構成でもベース10
側壁の内面と仕切壁11の内面との間に空隙を形成する
こともできる。この場合、光源体カセット30にも受光
体カセット40と同様の位置決め手段を設けることによ
り、光源体カセット30と仕切壁11の内面との間に空
隙を形成することができる。
【0026】上記の放熱構造は仕切壁11を有するベー
ス10によって説明したが、仕切壁11の無い構造でも
光源体カセット30と受光体カセット40の間、受光体
カセット40とベース10側壁の内面との間に放熱に必
要な空隙を形成することができる。その具体例はベース
側壁の内面にカセットの挿入方向に凹部又は凸部を設
け、一方のカセット側にはベース側の凹部に対して凸
部、或いは凸部に対して凹部を設ける。
【0027】これらの部材の凸部と凹部の係合によりベ
ースに対してカセットの位置決めを行って、光源体カセ
ットと受光体カセット間、受光体カセットとベース側壁
の内面の間に所定間隔を形成する。他の構造としてはカ
セットの側面に突起等による空隙形成部を設け、この突
起を対向するカセットの側面及びベース側壁の内面に当
てて両部材間に空隙を形成する。なお、上記実施例で説
明した構成を組み合わせることによりベースに対する光
源体カセットと受光体カセットの位置決め、及びカセッ
トの放熱効果を高めることができる。
【0028】上記実施例では仕切壁に凸条を設けたもの
で説明したが、位置決めによって各部材間に空隙を形成
させる機能を位置決め手段に持たせることによりベース
内面、仕切壁の側面に凸条の無い構造を採用することが
できる。更に抵抗器をカセットに内蔵しない場合は、カ
セット内部で熱が発生しない為、放熱孔は無くても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセンサと印刷紙面検査装置の関係
を示す図である。
【図2】センサの組立図である。
【図3】センサと基板の関係を示す説明図である。
【図4】ベースの斜視図である。
【図5】ベースの側面図である。
【図6】ベースの背面図である。
【図7】光源体カセットの斜視図である。
【図8】光源体カセットの側面図である。
【図9】光源体カセットの上面図である。
【図10】受光体カセットの斜視図である。
【図11】受光体カセットの側面図である。
【図12】受光体カセットの上面図である。
【図13】組付け配線の説明図である。
【図14】ベースへの受光体カセットの組込みを示す説
明図である。
【図15】ベースへの光源体カセットの組込みを示す説
明図である。
【符号の説明】
1 印刷ユニット 2 版胴 3 ブランケット胴 4 印刷紙 5 ガイドローラ 10 ベース 30 光源体カセット 31 LED 40 受光体カセット 41 受光素子 50 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 33/14 G01N 21/89 H04N 1/04

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刷版又は印刷紙から内容を読み取るセン
    サであって、位置決め部が内側面に設けられ、 接続端子の貫通孔が底
    に形成された箱形のベースと、直線状に配置された複数のLEDと前記ベースの貫通孔
    から突出され、外部回路に接続する為の光源体接続端子
    が収容された光源体ケース を有する光源体カセットと、前記光源体カセットの両側に配置されて前記ベースに組
    み込まれると共に、光を電気信号に変換する受光素子と
    前記ベースの貫通孔から突出され、外部回路に接続する
    為の受光体接続端子が収容された受光体ケース を有する
    受光体カセットとを備え、 前記ベースには光源体カセットと受光体カセットが前記
    位置決め部により位置決めして配置されることを特徴と
    するセンサ。
  2. 【請求項2】 刷版又は印刷紙から内容を読み取るセン
    サであって、位置決め部が内側面に設けられ、 接続端子の貫通孔が底
    に形成された箱形のベースと、 電気部品素子として直線状に配置された複数のLED、
    抵抗器、及び前記ベースの貫通孔から突出され、外部回
    路に接続する為の光源体接続端子が収容された光源体ケ
    ースを有する光源体カセットと、前記光源体カセットの両側に配置されて前記ベースに組
    み込まれると共に、 電気部品素子として光を電気信号に
    変換する受光素子と抵抗器、及び前記ベースの貫通孔か
    ら突出され、外部回路に接続する為の受光体接続端子が
    収容された受光体ケースを有する受光体カセットとを備
    え、 前記ベースには光源体カセットと受光体カセットが前記
    位置決め部により位置決めして配置されることを特徴と
    するセンサ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のセンサにおいて、 LEDが白色LEDであることを特徴とするセンサ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2のセンサにおいて、 受光素子がフォトトランジスタであることを特徴とする
    センサ。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2のセンサにおいて、 光源体カセット及び受光体カセットはそれぞれの二つ割
    りのケース部材と、光源体カセット及び受光体カセット
    を構成する接続端子、電気部品素子とから成り、該接続
    端子と電気部品素子をケース部材に収容し、二つのケー
    ス部材を合わせ、超音波によりケース部材の接合部を融
    着して一体化すると同時に、接続端子、電気部品素子間
    の配線接続箇所を融着させ電気的に導通させて成ること
    を特徴とするセンサ。
  6. 【請求項6】 請求項2のセンサにおいて、 抵抗器の配置場所のケース部材の側面に放熱孔が設けら
    れていることを特徴とするセンサ。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2のセンサにおいて、 ベースは光源体カセット及び受光体カセットのそれぞれ
    の収容部を形成する仕切壁が設けられていることを特徴
    とするセンサ。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2のセンサにおいて、 ベースの内面と該内面に対向する受光体カセットの側
    面、光源体カセットと受光体カセットが互いに対向する
    側面の間に空隙が形成されていることを特徴とするセン
    サ。
  9. 【請求項9】 請求項1又は2のセンサにおいて、 ベースに光源体カセット及び受光体カセットのそれぞれ
    の収容部を形成する仕切壁を設け、該収納部の内面と光
    源体カセット及び受光体カセットの側面との間に空隙が
    形成されていることを特徴とするセンサ。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9のセンサにおいて、 空隙は光源体カセット及び受光体カセットをベースに位
    置決めすることによって形成されていることを特徴とす
    るセンサ。
  11. 【請求項11】 請求項8又は9のセンサにおいて、 空隙はベース内面、仕切壁の側面、光源体カセットの側
    面、受光体カセットの側面が対向する、少なくとも一方
    の面に設けられた空隙形成部によって形成されているこ
    とを特徴とするセンサ。
  12. 【請求項12】 請求項11のセンサにおいて、 空隙形成部は光源体カセット及び受光体カセットをベー
    スに挿入する方向に伸びた凸条によって構成されている
    ことを特徴とするセンサ。
  13. 【請求項13】 請求項1又は2のセンサにおいて、 ベースは基板上に取り付けるときの位置決めピンを備え
    ていることを特徴とするセンサ。
  14. 【請求項14】 請求項1又は2のセンサにおいて、 ベースはLEDの光を検査面に向けて反射させる面を有
    することを特徴とするセンサ。
  15. 【請求項15】 請求項1から14のいずれかに記載さ
    れたセンサを、印刷紙面等の内容読取判別回路基板に取
    付けるとき前記センサのベースを該基板に固定し、光源
    体カセット及び受光体カセットを交換可能に組込むこと
    を特徴とする内容読取判別装置。
  16. 【請求項16】 請求項15の内容読取判別装置におい
    て、 複数のセンサのベースが基板上に並列配置され、該各ベ
    ースに光源体カセットと受光体カセットを交換可能に組
    込んでリニアセンサを構成していることを特徴とする内
    容読取判別装置。
  17. 【請求項17】 刷版又は印刷紙から内容を読み取って
    判別する装置であって、 直線状に配置された複数のLEDと外部回路に接続する
    為の光源体接続端子が収容された光源体ケースを有する
    光源体カセットと、前記光源体カセットの両側に配置さ
    れると共に、光を電気信号に変換する受光素子と外部回
    路に接続する為の受光体接続端子が収容された受光体ケ
    ースを有する受光体カセットと、基板上に取り付けると
    きの位置決めピンが底外面に、前記光源体カセット及び
    受光体カセットを位置決めするための位置決め部が内側
    面にそれぞれ設けられ、前記光源体カセット接続端子及
    び受光体接続端子の貫通孔が底に形成された箱形のベー
    スとを備えたセンサが用いられ、 前記センサのベースが基板上に複数並列配置され、該各
    ベースに は光源体カセットと受光体カセットを前記位置
    決め部により位置決めしかつ交換可能に組込みリニアセ
    ンサが構成されていることを特徴とする内容読取判別装
    置。
  18. 【請求項18】 刷版又は印刷紙から内容を読み取って
    判別する装置であって、 電気部品素子として直線状に配置された複数のLED、
    抵抗器、及び前記ベースの貫通孔から突出され、外部回
    路に接続する為の光源体接続端子が収容された光源体ケ
    ースを有する光源体カセットと、前記光源体カセットの
    両側に配置されると共に、電気部品素子として光を電気
    信号に変換する受光素子、抵抗器、及び前記ベースの貫
    通孔から突出され、外部回路に接続する為の受光体接続
    端子が収容された受光体ケースを有する受光体カセット
    と、基板上に取り付けるときの位置決めピンが底外面
    に、前記光源体カセット及び受光体カセットを位置決め
    するための位置決め部が内側面にそれぞれ設けられ、前
    記光源体カセット接続端子及び受光体カセット接続端子
    の貫通孔が底に形成された箱形のベースとを備えたセン
    サが用いられ、 前記センサのベースが基板上に複数並列配置され、該各
    ベースには光源体カセットと受光体カセットを前記位置
    決め部により位置決めしかつ交換可能に組込みリニアセ
    ンサが構成されていることを特徴とする内容読取判別装
    置。
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