JP3142476B2 - 開閉器 - Google Patents

開閉器

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JP3142476B2
JP3142476B2 JP07348434A JP34843495A JP3142476B2 JP 3142476 B2 JP3142476 B2 JP 3142476B2 JP 07348434 A JP07348434 A JP 07348434A JP 34843495 A JP34843495 A JP 34843495A JP 3142476 B2 JP3142476 B2 JP 3142476B2
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contact drive
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芳之 道佛
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Toko Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドル操作によ
り接点駆動軸を回動して接点を切換える構造をしたガス
絶縁開閉器等の開閉器に関する。
【0002】
【従来の技術】地中配電線における区分や引き込みの部
分には、一般にガス絶縁開閉器等からなる接地用断路器
が設置されている。この接地用断路器は保守、点検、工
事等のために手動操作により「非接地」、「一相接
地」、「三相接地」の3段階に接点を切り換える構造で
あるとともに、主回路開閉器の接点が入りの状態であれ
ば、「非接地」から「一相接地」または「三相接地」へ
の切換操作ができないように機構的にインターロックが
設けられている。
【0003】図4は、従来の接地用断路器における操作
手順を示す説明図である。操作に際しては、先ず、図
(a)の「非接地」の状態から、接地位置にあるロック
ボルト1を外す。次に、図(b)の状態から中心の六角
形をした操作ハンドル取付部2に操作ハンドル(図示せ
ず)を取り付けて、時計方向に回動する。すると、図
(c)のように回動され、ロックボルト3がストッパー
となって、指針板4が「一相接地」の位置まで回動され
る。次に、ロックボルト3を外して図(d)の状態にし
てから、操作ハンドルをさらに時計方向に回動すると、
図(e)の接地位置となる。このように、切換操作する
場合は各操作段階でロックボルト1、ロックボルト3を
順に除去するという手順を経ることにより、誤操作によ
る短絡事故を防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、従来の接地用断路器では、切換操作に際して
ストッパーであるボルトを着脱するのが煩わしく、また
外したボルトも紛失しやすく、紛失のためにボルトを戻
さなかった場合は、次の操作の際にストッパーとして機
能しなくなるという使い勝手上の問題があり、操作が簡
単でしかも1段ごとの切換操作を確実に停止することが
できる開閉器の開発がのぞまれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで上記課題を解決す
るために、本発明は、本体から突出された接点駆動軸の
先端両側に、底部が互いに平行であってかつ軸方向と直
交する方向に形成された一対の係合溝と、この係合溝に
往復動自在に嵌合するU字状の先端部を有するとともに
先端部の中心部寄りの位置の開閉器本体側にピンを突設
をした操作ハンドルと、接点駆動軸の先端を軸支する本
体外面であって接点駆動軸のピンの移動範囲に設置され
たガイドベースと、ガイドベース上面であって接点駆動
軸に嵌合した状態の操作ハンドルのピンの移動軌跡にそ
って、接点駆動軸が停止したときのピン位置に形成した
半径方向直線状溝と接点間に形成した円弧状の溝とを組
み合わせて形成されたガイド溝とを備えたことを特徴と
する。
【0006】それにより、切換操作の際は、操作ハンド
ルの先端部を接点駆動軸の係合溝に嵌合させて前進させ
ながら、操作ハンドルのピンをガイドベースのガイド溝
に進入させる。ここで、操作ハンドルのピンがガイド溝
の円弧部に達した時点で、操作ハンドルを次の接点位置
へ回動させることが可能となる。次に、操作ハンドルを
回動させると、ピンがガイド溝にガイドされながら接点
駆動軸が回動される。接点駆動軸が次の接点位置に達す
ると、ピンをガイドしていた溝も円弧部が終了して半径
方向の直線部となり、ピンがその直線部に当接すること
によりそれ以上の操作ハンドルの回動が阻止される。
【0007】次に、操作ハンドルを前進または後退させ
ながら、ピンを次の接点位置までガイドする溝の円弧部
に位置合わせをすることにより、さらに次の接点位置ま
で操作ハンドルを回動させることが可能となる。このよ
うに、接点の位置ごとに、操作ハンドルの回動動作が停
止され、そのたびに操作ハンドルを前後に移動して位置
合わせをしてからでないと、次の接点位置への回動がで
きないため、3以上の接点位置を有する開閉器を操作す
る場合に、1回の操作で誤って2段階の接点位置の切換
えをすることが防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図1は本発明を接地用断路器として用い
られるガス絶縁開閉器に適用した実施形態における操作
ハンドルの外観を示す図である。図示されるように、操
作ハンドル6は、断面がクランク形状に折り曲げられた
板材の端部をスリット加工することによりU字状の先端
部8が形成される。このスリット7の幅は、後述する開
閉器の接点駆動軸11の先端に形成された係合溝12の
底面間の距離と同一か若干広めである。また、スリット
7の下方であって先端部8の突出面側にピン9が突設さ
れている。
【0009】図2は実施形態に係る開閉器本体の接点駆
動軸先端およびその周囲を示す図であり、図(a)は正
面図、図(b)は底面図である。図において、11は開
閉器本体13に軸支された接点駆動軸であり、先端の両
側から底面が互いに平行な係合溝12が形成されてい
る。また、接点駆動軸11の先端を軸支する開閉器本体
13の外表面であって、接点駆動軸11の下方周囲に扇
形のガイドベース14が設置されている。このガイドベ
ース14には、軸11を中心にして半径方向の2本の直
線の溝15,16と、これら溝15,16の内側端部の
間を接続する円弧状の溝17,18とからなるガイド溝
19が形成されている。なお、溝17,18は、軸11
を中心にした同心円の一部を形成している。また、溝1
7,18の接続部についても、短いが半径方向の直線の
溝により接続されている。これらの各溝15〜18の幅
は、操作ハンドル6のピン9の外径より若干大きく形成
されている。
【0010】図3は、上述した実施形態の具体的な操作
手順を示す説明図である。先ず、図(a)では、接点駆
動軸11の接点位置が指針21に示されるように「非接
地」に保持されており、この状態で操作ハンドル6のス
リット7を軸11の係合溝12に挿入すると同時にピン
9をガイドベース14右側の溝15に挿入させながら、
操作ハンドル6を前進させる。操作ハンドル6が充分に
前進すると、図(b)のようになり、軸11の係合溝1
2が完全に操作ハンドル6のスリット7に挟まれて、操
作ハンドル6による軸11の回動操作が可能になる。ま
た、ピン9が溝15の最も奥まで進入して端部に達する
と、操作ハンドル6の前進が阻止されるとともに、回転
方向の溝17の右端部にピン9が位置することにより、
操作ハンドル6の時計方向の回動操作が可能になる。
【0011】次に、操作ハンドル6を時計方向に回動操
作すると、ピン9が円弧状の溝17内を移動して、操作
ハンドル6の回動が軸11に伝達される。ピン9が溝1
7の左端に達すると、図(c)の状態となり、その角度
で操作ハンドル6の回動操作が阻止される。この位置で
軸11の接点が「一相接地」の状態に切り換えられる。
ここで、さらに次の接点位置に切り換えようとした場合
は、操作ハンドル6を後退させてピン9を半径方向外側
の溝18の位置まで移動させる。その状態が図(d)で
あり、操作ハンドル6の時計方向への次の回動操作が可
能となる。
【0012】次いで、操作ハンドル6を時計方向へ回動
操作すると、ピン9が溝18内を移動していき、その左
端に達すると、図(e)の状態となり、軸11の接点が
「三相接地」の状態に切り換えられる。この状態では、
操作ハンドル6のそれ以上の回動操作が阻止される。こ
こで操作を終了する場合は、操作ハンドル6を下方に引
き抜くことで、ピン9は溝16から抜け出るとともに、
スリット7も係合溝12から抜け出る。また、接点位置
を、「三相接地」の位置から元の「一相接地」または
「非接地」に戻す場合は、上述した操作を逆の順序で実
行することで接点の切換が行われる。
【0013】このように、本発明の実施形態では、接点
の切換位置が3箇所ある場合に、操作ハンドル6を取付
け接点駆動軸11に対して回動操作を加えると、接点の
位置が1段かわるたびに、操作ハンドル6の回動操作を
いったん中断して、操作ハンドル6を半径方向に移動す
る操作が必要となる。そのため、最初の「非接地」の状
態から中間の「一相接地」をとばして、最後の「三相接
地」へ誤って切り換えることが完全に防止することがで
きる。それにより、地中配電線の区分や引き込みの部分
の接地用断路器に用いられるガス絶縁開閉器等にこの発
明を適用した場合は、保守、点検、工事の際に接地用断
路器の短絡事故を防止するための操作および作業が簡略
化されて作業全体の能率や安全性を向上することができ
る。
【0014】なお、上述した実施形態において、操作ハ
ンドル6に、ピン9の代わりにローラを用いると、操作
ハンドル6の操作が滑らかになる。また、ガイドベース
14についても、溝15,16の部分を切除して、円弧
状の溝17,18のみによりガイド溝19を構成とする
ことも可能である。さらには、軸11と操作ハンドル6
との接続部についても、操作ハンドル6の先端を1本の
ロッド状にするとともに軸側にそれが挿入される孔また
はスリットを形成して、半径方向の摺動を可能に支持す
る構造とすることも可能である。また、本発明は上述し
た実施形態以外にも、4段以上の接点位置を有する手動
操作式の開閉器についても同様に適用可能である。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、操作
ハンドルに設けたピンを本体側のガイド溝によって案内
することにより、接点の切換ごとに操作ハンドルの回動
操作が停止されるため、1回の操作で誤って2段階の接
点位置の切換えをすることが防止される。その結果、本
発明を接地用断路器に適用した場合は、ボルトの着脱等
の余分な作業をすることなく、誤操作による短絡事故を
確実に防止することが可能になる。また、そのため、現
場での接地用断路器の使い勝手も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における操作ハンドルの外観
を示す図である。
【図2】本発明の実施形態における開閉器本体の接点駆
動軸先端部を示す図である。
【図3】実施形態の具体的な操作手順を示す説明図であ
る。
【図4】従来例における操作手順を示す説明図である。
【符号の説明】
6 操作ハンドル 7 スリット 8 先端部 9 ピン 11 接点駆動軸 12 係合溝 13 開閉器本体 14 ガイドベース 15〜18 溝 19 ガイド溝 21 指針
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 33/28 H02B 1/08 H02B 1/14 H01H 33/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体から突出された接点駆動軸の先端両
    側に底面が互いに平行であってかつ軸方向と直交する方
    向に形成された一対の係合溝と、 この係合溝に往復動自在に嵌合するU字状の先端部を有
    するとともに先端部の中心部寄りの位置の開閉器本体側
    にピンを突設をした操作ハンドルと、 接点駆動軸の先端を軸支する本体外面であって接点駆動
    軸のピンの移動範囲に設置されたガイドベースと、 ガイドベース上面であって接点駆動軸に嵌合した状態の
    操作ハンドルのピンの移動軌跡にそって、接点駆動軸が
    停止したときのピン位置に形成した半径方向直線状溝と
    接点間に形成した円弧状の溝とを組み合わせて形成され
    たガイド溝と、 を備えたことを特徴とする開閉器。
JP07348434A 1995-12-18 1995-12-18 開閉器 Expired - Fee Related JP3142476B2 (ja)

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JP6034093B2 (ja) * 2012-08-21 2016-11-30 三和テッキ株式会社 断路器用誤操作防止機構
CN105405704B (zh) * 2015-12-18 2017-06-20 江苏云峰科技股份有限公司 负荷开关用隔离刀、接地刀两级推进操作机构
CN112490060B (zh) * 2020-11-20 2023-01-10 北京清畅电力技术股份有限公司 用于母线侧三工位开关环网柜联络方案的五防联锁装置

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