JP3142382U - 転倒防止用器材および転倒防止された構築物 - Google Patents
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Abstract
【課題】重量のある構築物の転倒防止がより簡便、容易に施工できる弾性体シートと球状体とを組み合わせた器材および転倒防止された構築物を提供する。
【解決手段】弾性材料からなる弾性体シート2と、該弾性材料と比較して変形しがたいが、重量のある構築物又は重量物による荷重により変形する材料からなる球状体3との組み合わせからなり、弾性体シート2の上面もしくは下面に球状体が配置してあることを特徴とする転倒防止用器材1。および、この転倒防止用器材1を、構築物を構成するために積み重ねられた石材5、6の間に挿入してなる転倒防止された構築物。
【選択図】図1
【解決手段】弾性材料からなる弾性体シート2と、該弾性材料と比較して変形しがたいが、重量のある構築物又は重量物による荷重により変形する材料からなる球状体3との組み合わせからなり、弾性体シート2の上面もしくは下面に球状体が配置してあることを特徴とする転倒防止用器材1。および、この転倒防止用器材1を、構築物を構成するために積み重ねられた石材5、6の間に挿入してなる転倒防止された構築物。
【選択図】図1
Description
本考案は、転倒防止用器材に関し、さらに詳しくは、石材による構築物、例えば墓石、石碑、石塔、石柱、石灯篭、石像などの重量のある構築物の転倒防止用器材および転倒防止された構築物に関する。
地震などにより、石材による構築物、例えば墓石などが転倒倒壊することは広く経験されるところである。このような石材による構築物の倒壊防止のため種々の方法が提案されている。本考案者も、石材による構築物である墓石などについて、さお石と土台との間に、弾性材料と金属球などの球状体を配した転倒防止シートを利用する方法を提案している(特許文献1)。この方法では、弾性材料からなる弾性体シートと金属、プラスチックなどからなる球状体とを組み合わせて転倒防止シートとして用いる。この方法では、球状体を弾性体シートの内部に配置したり、弾性体シートと球状体とを別個に配置したりして転倒防止を行っている。
PCT/JP2005/018859号
本考案では、上記の弾性体シートと球状体とを組み合わせた転倒防止方法に用いる転倒防止用器材の改良であって、重量のある構築物の転倒防止がより簡便、容易に施工できる弾性体シートと球状体とを組み合わせた器材および転倒防止された構築物を提供する。
本考案者は上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、次のような組み合わせからなる器材を考案し解決を図った。
すなわち、弾性材料からなる弾性体シートと、該弾性材料と比較して変形しがたいが、重量のある構築物又は重量物による荷重により変形する材料からなる球状体との組み合わせからなり、弾性体シートの上面もしくは下面に球状体が配置してあることを特徴とする転倒防止用器材である。
さらに、弾性材料からなる弾性体シートと、該弾性材料と比較して変形しがたいが、重量のある構築物又は重量物による荷重により変形する材料からなる球状体と、高さが球状体の外径より小さい球状体の移動を防止する筒状体との組み合わせからなり、弾性体シートの上面もしくは下面に球状体と筒状体とが配置してあることを特徴とする転倒防止用器材である。
また、上記転倒防止用器材において、球状体の移動を防止する筒状体が球状体と比較して変形しがたい材料からなることを特徴とする転倒防止器材である。さらに、この筒状体が鉄、ステンレス、セラミックスから選ばれた材料からなることも特徴とする。
また、前記転倒防止用器材において、弾性材料がジエン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、多硫化ゴムから選ばれた合成ゴム、または天然ゴムであることを特徴とするものである。
また、重量のある構築物又は重量物による荷重により変形する材料はスズ、アルミニウム、鉛、銅、亜鉛、マグネシウム、銀およびこれらの合金から選ばれた金属、またはプラスチックである。プラスチックとしては熱可塑性プラスチックや熱硬化性プラスチックを用いることができる。
さらに、以上の転倒防止用器材を、構築物を構成するために積み重ねられた石材の間に挿入してなる転倒防止された構築物である。
また、以上の転倒防止用器材を、さお石と中間台の間または中間台と土台の間、あるいはさお石と中間台の間および中間台と土台の間に挿入してなる転倒防止された墓石である。
本考案の転倒防止用器材では、弾性体シートと球状体をそれぞれ別個に作成したものを組み合わせて、石材による構築物の転倒防止に供することができる。そのため、構築物の転倒防止施工が簡便、容易にできると共に、構築物の大きさや種類により、最適な弾性体シートと球状体を選択して組み合わせることができる。また、弾性体シートの作成も層内に球状体を含有させたり、球状体を配置するための孔や溝などを設けたりする必要もなく、弾性材料のみをシートに成型するのみでよい。また、球状体も別個に形状や材料の異なるものを揃え、選択して弾性体シートと組み合わせることができる。このように、石材による構築物、特に地震で転倒しやすいといわれる墓石などについて大きさや種類によらず、免震、耐震対策が簡便、容易に行うことができる。
以下、本考案の実施の最良の形態について説明するが本考案は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて適宜変更、改良等が加えられたものも、本考案の範囲に入るものである。
本考案の転倒防止用器材は、弾性材料からなる弾性体シートと、該弾性材料と比較して変形しがたいが、重量のある構築物又は重量物による荷重により変形する材料からなる球状体との組み合わせからなっており、弾性体シートの上面もしくは下面に球状体が配置してある。図1および図2は、この転倒防止用器材を石材からなる構築物に用いる場合の模式的な説明図である。これらの図に示すように、本考案の転倒防止用器材1は、弾性体シート2の上面または下面に球状体3が配置された組み合わせからなり、構築物を構成する下部石材5と上部石材6の間に挿入され、石材からなる構築物の転倒防止に供される。図1の矢印の上方に示すように、下部石材5の上に弾性体シート2を配置し、その上に球状体3を配置する。次に、矢印の方向の下方に示すように、上部石材6をその上に積み重ねて、転倒防止用器材1を石材間に挿入設置する。上部石材6を積み重ねることで荷重がかかり、弾性体シート2と球状体3は圧縮され共に変形すると共に、より変形しがたい球状体3は弾性体シート2の中に押し込まれる。この時、球状体3はある程度の変形でとどまり上部石材6の重量を支えるため、弾性体シート2は球状体3が押し込まれた部分は完全に圧縮され、押しつぶされるが、その他の部分は変形した球状体3が支えるため、シート全体としては完全に押しつぶされることなく、積み重ねられた上部石材6と下部石材5の間に挿入設置される。
図2は、弾性体シート2の下面に球状体3を配置した例を示したものである。図2の矢印の上方に示すように、下部石材5の上に球状体3を配置し、その上に弾性体シート2を配置する。ついで矢印の方向の下方に示すように、上部石材6をその上に積み重ねて、転倒防止用器材1を石材間に挿入設置する。この場合も図1に示した場合と同様に、上部石材6を積み重ねることで荷重がかかり、弾性体シート2の球状体3が押し込まれた部分は完全に圧縮され、押しつぶされるが、その他の部分は変形した球状体3が支えるため、シート全体としては完全に押しつぶされることなく、積み重ねられた上部石材6と下部石材5の間に挿入設置される。
以上のように本考案の転倒防止用器材は弾性体シートの上に球状体を置いたり、球状体を弾性体シート覆ったりした組み合わせとなっているため、構築物を構成する石材間に挿入設置することが容易にできる。また、構成する材料や厚さ、大きさ、形状などの異なる弾性体シートと球状体を準備しておくことで、転倒防止処置を施す対象の構築物として種々のものを対象とすることができる。
本考案に用いられる弾性材料からなる弾性体シートは、合成ゴムや天然ゴムなどの弾性材料をシート状にしたものである。シート形状は特に限定されず、矩形や円形などのほか多角形や楕円などのほか不定形な形状のものであってもよい。大きさは、転倒防止を施す構築物により適宜選択されるが通常一辺の大きさもしくは直径が20mm〜200mm、好ましくは20mm〜100mm、厚さは1mm〜50mm、好ましくは2mm〜20mmのシートが用いられる。
弾性体シートに用いる弾性材料としては各種の合成ゴム、例えばジエン系ゴム(ブタジエンゴム、スチレンーブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリルーブタジエンゴム)、オレフィン系ゴム(ブチルゴム、エチレンープロピレンゴム、エチレンー錯ビゴム、アクリルゴム)、ポリウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、多硫化ゴムなどや、天然ゴムを使用することができる。これらの弾性材料は加硫成型してシート状にされ、本考案の転倒防止用器材に供される。これらの弾性材料のうち、とくにポリウレタンゴム、シリコーンゴムが好ましく用いられる。さらに、これらの材料には必要により、一般のゴム材料に用いられる充填剤、可塑剤、軟化剤、劣化防止剤などが加えられる。また、弾性体シートの表面に粘着性を付与させて、施工に際して石材と粘着することも有用であり、粘着付与剤、例えばロジン、ロジン誘導体、ポリテルペン樹脂、石油樹脂、ポリアクリル酸エステル類などが加えられる。
本考案に用いられる球状体とは、スズ、アルミニウム、鉛、銅、亜鉛、マグネシウム、銀およびこれらの合金から選ばれた金属、またはプラスチック材料を塊状としたものであり、形状は球体、楕円体、多面体、円柱、円錐などや、それらを変形したり、組み合わせたりしたものなど特に限定はなく、さらに表面が不規則な凹凸面となっているものでもよい。これらの内、球体、楕円体、正多面体、切頂多面体などに近い形状となっているものが好ましいものであり、このような形状のものは、外径がどの方向を取っても同じか、または大きく異なることが少ないので使用しやすいためである。用いられる球状体の外径は0.5mmから40mm、より好ましくは2mmから20mmである。
球状体に用いられる材料はスズ、アルミニウム、鉛、銅、亜鉛、マグネシウム、銀およびこれらの合金であるハンダ、真ちゅう、ジュラルミンなどから選ばれた金属、またはプラスチックである。金属として特に好ましいものは、スズ、ハンダ、鉛、アルミニウム、真ちゅうなどである。球状体に用いるプラスチックとしては熱可塑性プラスチック、熱硬化性プラスチックのいずれでも用いることができる。熱可塑性プラスチックとしてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリアミド(ナイロン)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、酢酸セルロースなどを、熱硬化性プラスチックとしてはフェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂、硬質ポリウレタン樹脂などのほか、弾性材料としてのゴムと比較して、加硫度を高くして硬化させ、他のプラスチックと同程度の硬度の高い硬質ゴムを用いることができる。これらの材料は、弾性体シートに用いられる弾性材料と比較して変形しがたいが、重量のある構築物又は重量物による荷重により変形するものである。従って、これらの材料の中から、弾性材料よりは剛性があり、変形しがたいが、重量のある構築物や重量物によって変形するする材料を選択し、前記したような塊状に成型して球状体とし、弾性体シートと組み合わせて転倒防止用器材とする。
図3および図4は、本考案の別の態様の転倒防止用器材を石材からなる構築物に用いる場合の模式的な説明図である。これらの図に示すように、本態様の転倒防止用器材1´は、弾性体シート2の上面または下面に球状体3と、高さが球状体の外径より小さい球状体の移動を防止する筒状体4とが配置された組み合わせからなり、構築物を構成する下部石材5と上部石材6の間に挿入され、石材からなる構築物の転倒防止に供される。図3の矢印の上方に示すように、下部石材5の上に弾性体シート2を配置し、その上に球状体3および筒状体4を配置する。ここで、筒状体4は球状体1があちこちに移動したり、場合によっては弾性体シート2の外に外れたりすることを防ぎ、球状体1を弾性体シート上の決められた場所に配置する役割を果たす。次に、図3の矢印の方向の下方に示すように、上部石材6をその上に積み重ねて、転倒防止用器材1´を石材間に挿入設置する。上部石材6を積み重ねることで荷重がかかり、弾性体シート2と球状体3は圧縮され共に変形すると共に、より変形しがたい球状体3は弾性体シート2の中に押し込まれる。この時、球状体3はある程度の変形でとどまり上部石材6の重量を支えるため、弾性体シート2は球状体3および筒状体4が押し込まれた部分は完全に圧縮され、押しつぶされるが、その他の部分は変形した球状体3が支えるため、シート全体としては完全に押しつぶされることなく、積み重ねられた上部石材6と下部石材5の間に挿入設置される。筒状体4の高さは球状体3の外径より小さく設定されるが、さらに荷重により変形した球状体3の高さより小さいことが好ましい。
図4は、弾性体シート2の下面に球状体3および筒状体4を配置した例を示したものである。図4の矢印の上方に示すように、下部石材5の上に球状体3および筒状体4を配置し、その上に弾性体シート2を配置する。ついで矢印の方向の下方に示すように、上部石材6をその上に積み重ねて、転倒防止用器材1´を石材間に挿入設置する。この場合も図3に示した場合と同様に、上部石材6を積み重ねることで荷重がかかり、弾性体シート2の球状体3および筒状体4が押し込まれた部分は完全に圧縮され、押しつぶされるが、その他の部分は変形した球状体3が支えるため、シート全体としては完全に押しつぶされることなく、積み重ねられた上部石材6と下部石材5の間に挿入設置される。
ここで用いられる筒状体4は球状体3の移動を防止するためのものであり、その断面形状は円形、矩形、多角形など特に限定はされない。筒状体4の内径は球状体3の外径より大きくし、図3や図4に示したようにその筒状体内部に球状体を配置できるようにする。筒状体の高さは球状体の外径より小さくし、球状体が荷重により変形することを妨げないようにする必要がある。筒状体の壁の厚さは1mmから20mmとすればよい。筒状体に用いられる材料は、球状体に用いられるものと同じものであってもよいし、より剛性の高い材料であっても用いることができる。例えば、鉄、ステンレス、セラミックスなどを用いて製作することができる。
図1〜4に示すように、下部石材5と上部石材6の間に挿入設置され、上部石材6の荷重が加えられた本考案の転倒防止用器材1または1´は、以上説明したように弾性体シート2と球状体3は荷重を受け共に変形するが、より剛性の高い球状体3が荷重により変形しながら上部石材6の荷重を支え、弾性体シート2全体が完全に押しつぶされてしまうことを防いだ状態で設置されている。このような状態で転倒防止用器材が挿入設置された石材による構築物に、外部から地震など異常な外力や振動が加わった場合、弾性体シート2による外力の吸収や振動減衰効果を十分に発揮することができるし、それに加えて、球状体3の変形による外部エネルギーの吸収も加わり、この構築物の転倒破壊を防ぐことができる。図1〜4では、弾性体シートに対して1個の球状体の例を示したが、1枚の弾性体シートに対して複数個の球状体を配してもよく、作用効果も同様に得られる。
図5および6には墓石に本考案の転倒防止用器材1を適用した場合の模式説明図である。図5は、転倒防止用器材1をさお石7と中間台8の間と中間台8と土台9の間に挿入設置した、側面から見た説明図であり、図6は上面から見た説明図で、さお石7と中間台8の間に4個の転倒防止用器材1が挿入設置してある。このように転倒防止用器材を石材間に設置した墓石は、地震による振動などを受けても、前述の説明のとおり、外部から加わるエネルギーを吸収して、転倒倒壊するがことがない。
この墓石では、石材間に4個の転倒防止用器材を挿入設置する例で説明したが、積み重ねる石材とほぼ同じ大きさの弾性体シートに複数の球状体を配置して、1個の転倒防止用器材で転倒防止処置を行ってもよい。また、配置する数も特に制限されることはなく、自由に配置することができるし、さお石の形状によっては、荷重のより多くかかる部分に、より多くの転倒防止用器材を配置し、より免震性を高めることもできる。
本考案の転倒防止用器材は、既に石材を積み重ねて構築されている構築物でも、弾性体シートと球状体を組み合わせて積み重ねた石材間に挿入することも容易にできる。例えば、墓石などの場合、さお石を少し傾け、中間台との間に空間を設け、その空間に弾性体シートの上に球状体を乗せるか、または球状体を上を弾性体シートで覆った本考案の器材を差し込み、次いで、さお石を元に戻すだけで既築の墓石に、転倒防止処置を施すことができる。
また、本考案の転倒防止用器材を構築物に挿入設置する場合に、弾性体シートに粘着剤や接着剤を適用し、構築物に粘着または接着してもよい。用いることのできる粘着剤または接着剤としては、膠、でんぷん、アラビアゴム、鹸化ポリビニルアルコールなどの水溶液接着剤、酢酸ビニル樹脂系、エポキシ樹脂系、ウレタン樹脂系、アクリル樹脂系、シリコーンゴム系、天然もしくは合成ゴム系の粘着剤または接着剤が使用できる。
以上、転倒防止用器材を墓石に適用する例について説明してきたが、本考案の転倒防止用器材は、その他の石材による構築物、例えば石碑、石塔、石柱、石灯篭、石像などの重量のある構築物にも好ましく用いられる。その他石材に限らず、コンクリートや金属のブロックや成型物などの重量物を積み重ねて構築される建造物にも用いることができる。その他、重量のある家具や電気製品などの転倒防止にも応用できる。
本考案は、石材による構築物やその他の重量物を積み重ねて構築される建造物などの他、家具や電気製品などの地震対策用器材として大いに有用なものである。
1、1´:本考案の転倒防止用器材
2:弾性体シート
3:球状体
4:筒状体
5:下部石材
6:上部石材
7:さお石
8:中間台
9:土台
2:弾性体シート
3:球状体
4:筒状体
5:下部石材
6:上部石材
7:さお石
8:中間台
9:土台
Claims (8)
- 弾性材料からなる弾性体シートと、該弾性材料と比較して変形しがたいが、重量のある構築物又は重量物による荷重により塑性変形する材料からなる球状体との組み合わせからなり、弾性体シートの上面もしくは下面に球状体が配置してあることを特徴とする転倒防止用器材。
- 弾性材料からなる弾性体シートと、該弾性材料と比較して変形しがたいが、重量のある構築物又は重量物による荷重により変形する材料からなる球状体と、高さが球状体の外径より小さい球状体の移動を防止する筒状体との組み合わせからなり、弾性体シートの上面もしくは下面に球状体と筒状体とが配置してあることを特徴とする転倒防止用器材。
- 球状体の移動を防止する筒状体が球状体と比較して変形しがたい材料からなることを特徴とする請求項2に記載の転倒防止用器材。
- 球状体の移動を防止する筒状体が鉄、ステンレス、セラミックスから選ばれた材料からなることを特徴とする請求項3に記載の転倒防止用器材。
- 弾性材料がジエン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、多硫化ゴムから選ばれた合成ゴム、または天然ゴムであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の転倒防止用器材。
- 重量のある構築物又は重量物による荷重により変形する材料がスズ、アルミニウム、鉛、銅、亜鉛、マグネシウム、銀およびこれらの合金から選ばれた金属、またはプラスチックであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の転倒防止用器材。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の転倒防止用器材を、構築物を構成するために積み重ねられた石材の間に挿入してなる転倒防止された石材構築物。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の転倒防止用器材を、さお石と中間台の間または中間台と土台の間、あるいはさお石と中間台の間および中間台と土台の間に挿入してなる転倒防止された墓石。
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JP2008001922U JP3142382U (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 転倒防止用器材および転倒防止された構築物 |
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JP2015072062A (ja) * | 2013-09-03 | 2015-04-16 | 規久男 杉田 | 制振パッド及び免震施工方法 |
CN113323444A (zh) * | 2021-06-09 | 2021-08-31 | 平煤神马建工集团有限公司 | 一种建筑物的自动整体平移系统及其施工方法 |
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2008
- 2008-03-31 JP JP2008001922U patent/JP3142382U/ja not_active Expired - Fee Related
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