JP3142111B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
- Publication number
- JP3142111B2 JP3142111B2 JP07141678A JP14167895A JP3142111B2 JP 3142111 B2 JP3142111 B2 JP 3142111B2 JP 07141678 A JP07141678 A JP 07141678A JP 14167895 A JP14167895 A JP 14167895A JP 3142111 B2 JP3142111 B2 JP 3142111B2
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- JP
- Japan
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- synthetic resin
- base
- resin member
- magnetic recording
- magnetic tape
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置におけ
る、回動部材の回動軸方向の位置決め機構に関する。
る、回動部材の回動軸方向の位置決め機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、基盤上に設けられた軸部に回動可
能に軸支される回動部材の回動軸方向の位置決めを行な
う方法としては、実公昭６２−１３２２５号公報に見ら
れるように発条体等により回動部材を回動軸方向に付勢
し、ナット等の係止部材で係止する構成が多く見られ
る。
能に軸支される回動部材の回動軸方向の位置決めを行な
う方法としては、実公昭６２−１３２２５号公報に見ら
れるように発条体等により回動部材を回動軸方向に付勢
し、ナット等の係止部材で係止する構成が多く見られ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は構成部
材の数が多く、組み立てるのにも多くの時間を必要とし
ており、簡単に回動軸方向の位置決めをすることの出来
る機構が望まれていた。
材の数が多く、組み立てるのにも多くの時間を必要とし
ており、簡単に回動軸方向の位置決めをすることの出来
る機構が望まれていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は回動部材に隣接して配設されるカセットの
蓋の保持部材を備え、該保持部材は基盤上に回動自在に
成形された合成樹脂部材であって、該合成樹脂部材は組
立位置に回動されたときに、前記回動部材の頂部に係合
される構成として、基盤上から脱落せず、基盤上で回動
可能なように成形した合成樹脂部材を利用する構成とし
た。
に、本発明は回動部材に隣接して配設されるカセットの
蓋の保持部材を備え、該保持部材は基盤上に回動自在に
成形された合成樹脂部材であって、該合成樹脂部材は組
立位置に回動されたときに、前記回動部材の頂部に係合
される構成として、基盤上から脱落せず、基盤上で回動
可能なように成形した合成樹脂部材を利用する構成とし
た。
【０００５】
【作用】前記基盤上の合成樹脂部材は、基盤上に穿設し
た開口穴を通して表側の合成樹脂部材と一体にて裏側の
合成樹脂部材も成形してあり、この裏側の合成樹脂部材
にて基盤からの脱落を防止し、基盤上の開口穴を円形と
することにより、合成樹脂部材がこの開口穴を中心とし
て回動可能となり、これをカセット蓋の保持部材に利用
するもの。また、前記合成樹脂部材を弾性を有する形状
とすることにより、合成樹脂部材を撓ませることにより
付勢力を発生することが可能となり、これを回動部材の
回動軸方向の位置決めに利用するもの。
た開口穴を通して表側の合成樹脂部材と一体にて裏側の
合成樹脂部材も成形してあり、この裏側の合成樹脂部材
にて基盤からの脱落を防止し、基盤上の開口穴を円形と
することにより、合成樹脂部材がこの開口穴を中心とし
て回動可能となり、これをカセット蓋の保持部材に利用
するもの。また、前記合成樹脂部材を弾性を有する形状
とすることにより、合成樹脂部材を撓ませることにより
付勢力を発生することが可能となり、これを回動部材の
回動軸方向の位置決めに利用するもの。
【０００６】
【実施例】本発明の一実施例を以下説明する。図１は本
発明の回動部材位置決め機構の側面図、図２は本発明に
なる磁気記録再生装置の平面図、図３，図４は本発明の
回動部材位置決め機構の斜視図、図５は磁気テープ走行
状態図を示す。
発明の回動部材位置決め機構の側面図、図２は本発明に
なる磁気記録再生装置の平面図、図３，図４は本発明の
回動部材位置決め機構の斜視図、図５は磁気テープ走行
状態図を示す。
【０００７】磁気記録再生装置においては、基盤１００
にカセット１の蓋１ａを開いた状態に保持し（図１）、
カセット１内のリール３に巻かれた磁気テープ２を磁気
テープガイド４と磁気テープガイド５により引き出し
て、回転するシリンダ８に巻きつけて磁気記録再生を行
なっている。このとき磁気テープ２は、キャプスタン６
とピンチローラ７とにより挟持駆動されている。また、
キャプスタン６とカセット１の間にはガイドピン９が配
置されており、磁気テープ２をカセット１より引き出し
巻回している（図５）。
にカセット１の蓋１ａを開いた状態に保持し（図１）、
カセット１内のリール３に巻かれた磁気テープ２を磁気
テープガイド４と磁気テープガイド５により引き出し
て、回転するシリンダ８に巻きつけて磁気記録再生を行
なっている。このとき磁気テープ２は、キャプスタン６
とピンチローラ７とにより挟持駆動されている。また、
キャプスタン６とカセット１の間にはガイドピン９が配
置されており、磁気テープ２をカセット１より引き出し
巻回している（図５）。
【０００８】本発明になる磁気記録再生装置において
は、カセット１の蓋１ａは合成樹脂部材２０によって開
いた状態に係止される構成としている。また、ガイドピ
ン９をアーム状の回動部材１０に植立し、該回動部材１
０が基盤１００にカシメ加工により植立された軸部材１
１０に対して回動可能に軸支されて、ギヤ部材１１に設
けられたカム（図示せず）により回動されることによ
り、磁気テープ２をカセット１より引き出し、前記ガイ
ドピン９に巻回する構成としている。尚、前記ガイドピ
ン９は磁気テープ２の走行高さを規制する機能を有して
おり、基盤上の高さ方向（図１においてＺ方向）の位置
決めが正確になされている必要がある（図１，図２）。
は、カセット１の蓋１ａは合成樹脂部材２０によって開
いた状態に係止される構成としている。また、ガイドピ
ン９をアーム状の回動部材１０に植立し、該回動部材１
０が基盤１００にカシメ加工により植立された軸部材１
１０に対して回動可能に軸支されて、ギヤ部材１１に設
けられたカム（図示せず）により回動されることによ
り、磁気テープ２をカセット１より引き出し、前記ガイ
ドピン９に巻回する構成としている。尚、前記ガイドピ
ン９は磁気テープ２の走行高さを規制する機能を有して
おり、基盤上の高さ方向（図１においてＺ方向）の位置
決めが正確になされている必要がある（図１，図２）。
【０００９】本発明は、合成樹脂部材２０を利用して回
動部材１０の回動軸方向の位置決めを行なうものであ
り、以下に説明をすすめる。鋼板等で作られている基盤
１００には開口穴１０１が設けられている。基盤１００
の表側にはカセットの蓋を開いた状態に保持する保持部
材である合成樹脂部材２０が開口穴１０１を覆うように
射出成形法により設けられている。また開口穴１０１を
通して基盤１００の裏側の合成樹脂部材の係止部２５
が、合成樹脂部材２０と一体に成形されている。この係
止部２５の外形は開口穴１０１の内径よりも大としてい
るので、合成樹脂部材２０が基盤１００から脱落するこ
とは無い。合成樹脂部材２０は射出成形後冷却固化する
際僅かに収縮するので開口穴１０１部の合成樹脂部材２
０と開口穴１０１との間に僅かな隙間が出来、回動可能
となる（図１）。
動部材１０の回動軸方向の位置決めを行なうものであ
り、以下に説明をすすめる。鋼板等で作られている基盤
１００には開口穴１０１が設けられている。基盤１００
の表側にはカセットの蓋を開いた状態に保持する保持部
材である合成樹脂部材２０が開口穴１０１を覆うように
射出成形法により設けられている。また開口穴１０１を
通して基盤１００の裏側の合成樹脂部材の係止部２５
が、合成樹脂部材２０と一体に成形されている。この係
止部２５の外形は開口穴１０１の内径よりも大としてい
るので、合成樹脂部材２０が基盤１００から脱落するこ
とは無い。合成樹脂部材２０は射出成形後冷却固化する
際僅かに収縮するので開口穴１０１部の合成樹脂部材２
０と開口穴１０１との間に僅かな隙間が出来、回動可能
となる（図１）。
【００１０】合成樹脂部材２０は、成形時には図３に示
す位置に成形される。基盤１００上に合成樹脂部材２０
を射出成形するので、基盤１００に開口部１０２を設け
ておき、合成樹脂部材２０の成形金型をこの開口部を介
して操作する。
す位置に成形される。基盤１００上に合成樹脂部材２０
を射出成形するので、基盤１００に開口部１０２を設け
ておき、合成樹脂部材２０の成形金型をこの開口部を介
して操作する。
【００１１】次に、合成樹脂部材２０を開口穴１０１
（図１）を支点として矢印Ａ方向へ回動させることによ
り、図４に示す位置で合成樹脂部材２０に設けられた腕
部２０ｃが、基盤１００上に設けられた係止部３０の溝
に嵌合され、合成樹脂部材２０はこの位置に固定され、
カセット１の蓋１ａを開いた状態に係止する保持部材と
しての機能を有する。更に、この状態で合成樹脂部材２
０に設けられた球面状の凸部２０ｂと回動部材１０に設
けられた球面状凹部１０ｂが概略中心が一致するように
係合する。
（図１）を支点として矢印Ａ方向へ回動させることによ
り、図４に示す位置で合成樹脂部材２０に設けられた腕
部２０ｃが、基盤１００上に設けられた係止部３０の溝
に嵌合され、合成樹脂部材２０はこの位置に固定され、
カセット１の蓋１ａを開いた状態に係止する保持部材と
しての機能を有する。更に、この状態で合成樹脂部材２
０に設けられた球面状の凸部２０ｂと回動部材１０に設
けられた球面状凹部１０ｂが概略中心が一致するように
係合する。
【００１２】このとき、合成樹脂部材２０は矢印Ｂ方向
に撓み、弾性によって回動部材１０を矢印Ｄ方向へ押し
付ける付勢力を発生する構造となっている。ここで、回
動部材１０の軸穴部には球面状凸部１０ａが設けられて
おり、前述の付勢力により軸部材１１０の端部に係止さ
れている。以上の構成により、ガイドピン９を植立した
回動部材１０を回動自在に軸支し、かつ、確実にＺ方向
の位置決めを行なうことが可能となる（図１，図４）。
に撓み、弾性によって回動部材１０を矢印Ｄ方向へ押し
付ける付勢力を発生する構造となっている。ここで、回
動部材１０の軸穴部には球面状凸部１０ａが設けられて
おり、前述の付勢力により軸部材１１０の端部に係止さ
れている。以上の構成により、ガイドピン９を植立した
回動部材１０を回動自在に軸支し、かつ、確実にＺ方向
の位置決めを行なうことが可能となる（図１，図４）。
【００１３】
【発明の効果】基盤１００に成形した合成樹脂部材２０
を利用することで、構成が簡単な、回動部材１０の位置
決め機構を得ることが出来る。なお基盤１００に成形し
た合成樹脂部材２０は、周知のように基盤１００上に成
形される他の部分等と同時に成形されるので、極めて生
産性が良い。そして、この合成樹脂部材を回動部材を支
持する軸部材とは干渉しない位置に予め射出成形してお
き、組立時に軸部材上に回動して係合する構造とし、そ
のための金型の通過口を基盤に設けたので、成形も容易
となる。
を利用することで、構成が簡単な、回動部材１０の位置
決め機構を得ることが出来る。なお基盤１００に成形し
た合成樹脂部材２０は、周知のように基盤１００上に成
形される他の部分等と同時に成形されるので、極めて生
産性が良い。そして、この合成樹脂部材を回動部材を支
持する軸部材とは干渉しない位置に予め射出成形してお
き、組立時に軸部材上に回動して係合する構造とし、そ
のための金型の通過口を基盤に設けたので、成形も容易
となる。
【図１】本発明の回動部材位置決め機構の側面図。
【図２】本発明になる磁気記録再生装置の平面図。
【図３】本発明の回動部材位置決め機構の斜視図。
【図４】本発明の回動部材位置決め機構の斜視図。
【図５】磁気テープ走行状態図。
【符号の説明】 １ カセット ２ 磁気テープ ９ ガイドピン １０ 回動部材 ２０ 合成樹脂部材 ２５ 固定部 １００ 基盤 １０１ 開口穴 １１０ 軸部材
フロントページの続き (72)発明者 岩間 力 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式 会社日立製作所 パーソナルメディア機 器事業部内 (56)参考文献 特開 平３−283039（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−125367（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−35365（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−73338（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G11B 15/60 G11B 15/61 G11B 15/665 G11B 15/26
Claims (2)
- 【請求項１】 基盤上に回転自在に支持されてカセット
から引き出される磁気テープを所定角度巻き付けた状態
で磁気テープを移動して記録再生を行う磁気ヘッドを搭
載した回転シリンダと、基盤上に植設される軸部材と、
軸部材に支持されるアーム状の回動部材と、回動部材の
先端にとりつけられて磁気テープを案内するガイドピン
と、カセットの蓋を開いた状態に保持する保持部材を備
える磁気記録装置において、 該保持部材は基盤上に回動自在に成形された合成樹脂部
材であって、該合成樹脂部材は組立位置に回動されたと
きに、前記回動部材の頂部に係合されることを特徴とす
る磁気記録再生装置。 - 【請求項２】 合成樹脂部材は、基盤上に穿設した開口
穴を通して基盤の表側に形成される合成樹脂部材と基盤
の裏側に形成される合成樹脂部材が一体に成形されてお
り、該裏側の合成樹脂部材は、前記基盤上に穿設した開
口穴よりも径が大きい部分を有することを特徴とする請
求項１記載の磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07141678A JP3142111B2 (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07141678A JP3142111B2 (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 磁気記録再生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08335344A JPH08335344A (ja) | 1996-12-17 |
| JP3142111B2 true JP3142111B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=15297664
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07141678A Expired - Fee Related JP3142111B2 (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3142111B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100334661B1 (ko) * | 2000-03-20 | 2002-04-27 | 구자홍 | 광기록 매체 가이드레버의 핀구조 |
-
1995
- 1995-06-08 JP JP07141678A patent/JP3142111B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08335344A (ja) | 1996-12-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071222 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222 Year of fee payment: 8 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |