JP3142092U - 電流検出回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成でもって磁性コアが着磁するのを防止することができる電流検出回路を提供する。
【解決手段】電流センサ16と、電流センサ16に対して電気的に直列接続された抵抗素子18と、電流センサ16及び抵抗素子18に対して電気的に並列接続されたダイオード素子20と、を備える。電流路12を流れる被検出電流が所定値を超えたときには、被検出電流のうち所定値分の電流が電流センサ16及び抵抗素子18を通して流れるとともに、所定値を超えた分の電流がダイオード素子20を通して流れるように抵抗素子18の抵抗値が設定される。
【選択図】図1

Description

本考案は、電流路を流れる被検出電流の大きさを検出するための電流センサを用いた電流検出回路に関する。
従来より、電流路を流れる被検出電流の大きさを検出するための電流センサが用いられている(例えば、特許文献1参照)。図3は従来の磁気平衡式の電流センサ100の構成を示す概略図であり、図示の電流センサ100は、ギャップ102を有する環状の磁性コア104と、磁性コア104のギャップ102に配設されたホール素子106と、ホール素子106からのホール電圧を増幅するとともに電流に変換するための増幅器108と、磁性コア104に巻回された帰還コイル110と、を備えている。磁性コア104に囲まれた空間には電流路112が貫通して通っている。また、帰還コイル110の一端部は増幅器108の出力側に電気的に接続され、その他端部は検出用抵抗素子114を介して接地されている。
電流路112に被検出電流が流れると磁性コア104内に磁界H1が発生し、これによりホール素子106からホール電圧が出力される。このホール電圧は増幅器108により増幅されるとともに電流に変換され、増幅器108からの負帰還電流は帰還コイル110を流れる。このように負帰還電流が帰還コイル110を流れると磁性コア104内に磁界H2が発生し、電流路112を流れる被検出電流により発生する磁界H1と帰還コイル110を流れる負帰還電流により発生する磁界H2(所謂、キャンセル磁界)とが相殺される。また、帰還コイル110からの負帰還電流は検出用抵抗素子114を通して流れ、検出用抵抗素子114における降下電圧を所要の通りに処理することにより、電流路112を流れる被検出電流が検出される。
上述した電流センサ100においては、電流路112に過電流が流れると磁性コア104が着磁され、これによりホール素子106からのホール電圧のオフセット電圧が増大し、被検出電流の検出精度が低下してしまう。これを防止するために、上述した電流センサ100には、磁性コア104の消磁を行うための消磁回路116が更に設けられている。この消磁回路116は、電流路112に流れる過電流を検知するための過電流検知手段(図示せず)と、ホール素子106と増幅器108との間に設けられた切替スイッチ118と、過電流検知手段からの検知信号に基づいて切替スイッチ118を切替制御するための制御手段120と、を有している。
切替スイッチ118は、増幅器108の入力側がホール素子106に電気的に接続される第1切替状態と、増幅器108の入力側が交流信号源122に電気的に接続される第2切替状態とに保持される。電流路112に過電流が流れていないときには、切替スイッチ118を第1切替状態に保持し、電流路112に過電流が流れると、切替スイッチ118を第2切替状態に保持するように制御手段120が作動する。切替スイッチ118が第2切替状態に保持されると、交流信号源122からの交流減衰信号が増幅器108に送給され、これにより磁性コア104の消磁が行われる。
特開平7−110345号公報
しかしながら、上述した従来の電流センサ100を含む電流検出回路では、消磁回路116を設けることによってその構成が複雑になるとともに製造コストが上昇するという問題がある。
本考案の目的は、簡単な構成でもって磁性コアが着磁するのを防止することができる電流検出回路を提供することである。
本考案の請求項1に記載の電流検出回路では、電流路を流れる被検出電流の大きさを検出するための電流センサと、前記電流センサに対して電気的に直列接続された抵抗素子と、前記電流センサ及び前記抵抗素子に対して電気的に並列接続されたダイオード素子と、を備え、前記電流センサは、ギャップを有する環状の磁性コアと、前記磁性コアの前記ギャップに配設されたホール素子と、を有し、前記磁性コアに囲まれた空間には前記電流路が貫通して通っており、
前記電流路を流れる被検出電流が所定値を超えたときには、被検出電流のうち前記所定値分の電流が前記電流センサ及び前記抵抗素子を通して流れるとともに、前記所定値を超えた分の電流が前記ダイオード素子を通して流れるように前記抵抗素子の抵抗値を設定したことを特徴とする。
また、本考案の請求項2に記載の電流検出回路では、前記電流路を流れる被検出電流が前記所定値を超えたときには、前記抵抗素子における降下電圧が前記ダイオード素子の順方向降下電圧と略等しくなるように前記抵抗素子の抵抗値を設定したことを特徴とする。
本考案の電流検出回路によれば、電流センサに対して抵抗素子を電気的に直列接続するとともに、電流センサ及び抵抗素子に対してダイオード素子を電気的に並列接続する構成であり、被検出電流のうち所定値分の電流が電流センサ及び抵抗素子を通して流れるとともに、所定値を超えた分の電流がダイオード素子を通して流れるように抵抗素子の抵抗値を設定するので、電流センサに所定値を超える被検出電流が流れるのを防止することができ、簡単な構成でもって磁性コアが着磁されるのを防止することができる。従って、ホール素子からのホール電圧のオフセット電圧が増大するのを防止することができ、被検出電流の検出精度を高めることができる。
また、本考案の電流検出回路によれば、電流路を流れる被検出電流が所定値を超えたときには、抵抗素子における降下電圧がダイオード素子の順方向降下電圧と略等しくなるように抵抗素子の抵抗値を設定するので、電流センサに所定値を超える被検出電流が流れるのを防止することができる。
以下、添付図面を参照して、本考案に従う電流検出回路の一実施形態について説明する。図1は、本考案の一実施形態による電流検出回路を簡略的に示すブロック図であり、図2は、図1の電流センサの構成を示す概略図である。
図1を参照して、図示の電流検出回路2は、電源回路4から電力負荷6に流れる直流の被検出電流の大きさを検出するためのものである。電源回路4は、直流電源8と、直流電源8に対して電気的に並列接続されたコンデンサ10と、を有している。電源回路4と電力負荷6とは一対の電力ライン12,14を介して電気的に接続され、陽極側の電力ライン12(電流路を構成する)には電流検出回路2が設けられている。
電流検出回路2は、電力ライン12を流れる被検出電流の大きさを検出するための電流センサ16と、電流センサ16に対して電気的に直列接続された抵抗素子18と、電流センサ16及び抵抗素子18に対して電気的に並列接続されたダイオード素子20と、を備えている。ダイオード素子20のアノード側は電力ライン12の直流電源8側に電気的に接続され、またカソード側は電力ライン12の電力負荷6側に電気的に接続されている。本実施形態では、抵抗素子18の抵抗値は0.4Ω、ダイオード素子20の順方向降下電圧は0.6Vに設定されている。
図2をも参照して、電流センサ16は磁気平衡式のタイプのものであり、ギャップ22を有する環状の磁性コア24と、磁性コア24のギャップ22に配設されたホール素子26と、ホール素子26からのホール電圧を増幅するとともに電流に変換するための増幅器28と、磁性コア24に巻回された帰還コイル30と、を備えている。磁性コア24はケイ素鋼板やフェライトなどから構成され、その囲まれた空間には電流路となる電力ライン12が貫通して通っている。また、帰還コイル30の一端部は増幅器28の出力側に電気的に接続され、その他端部は検出用抵抗素子32を介して接地されている。本実施形態では、電流センサ16の定格電流は1.5Aに設定され、電力ライン12を流れる被検出電流が上記定格電流よりも大きい2.0Aを超える(即ち、電力ライン12に過電流が流れる)と、磁性コア24が着磁される。
電力ライン12に被検出電流が流れると磁性コア24内に磁界H1が発生し、これによりホール素子26からホール電圧が出力される。このホール電圧は増幅器28により増幅されるとともに電流に変換され、増幅器28からの負帰還電流が帰還コイル30を流れるようになる。負帰還電流が帰還コイル30を流れると磁性コア24内に磁界H2が発生し、電力ライン12を流れる被検出電流により発生する磁界H1と帰還コイル30を流れる負帰還電流により発生する磁界H2とが相殺される。また、帰還コイル30からの負帰還電流は検出用抵抗素子32を通して流れ、検出用抵抗素子32における降下電圧を所要の通りに処理することにより、電力ライン12を流れる被検出電流が検出される。
本実施形態の電流検出回路2では、所定値(本実施形態では、電流センサ16の定格電流である1.5A)を超える被検出電流が電流センサ16に流れるのが次のようにして防止される。電力ライン12を流れる被検出電流が上記所定値よりも低い例えば1.0Aであるときには、抵抗素子18における降下電圧は0.4Vとなる。このように抵抗素子18における降下電圧がダイオード素子20の順方向降下電圧よりも小さいときには、被検出電流はダイオード素子20には流れず、図1中の矢印Pで示すように電流センサ16及び抵抗素子18を通して流れるようになる。
電力ライン12を流れる被検出電流が上記所定値であるときには、抵抗素子18における降下電圧は0.6Vとなり、抵抗素子18における降下電圧はダイオード素子20の順方向降下電圧と等しくなる。かかる場合においても、上述したのと同様に、被検出電流はダイオード素子20には流れず、電流センサ16及び抵抗素子18を通して流れるようになる。
また一方、電力負荷6が短絡した場合等の故障時、コンデンサ10からの過電流が電力ライン12,14を通して電力負荷6に流れると、電力ライン12を流れる被検出電流が上記所定値を超えるようになる。このように被検出電流が上記所定値よりも大きい例えば4.0Aであるときには、抵抗素子18における降下電圧はダイオード素子20の順方向降下電圧と略等しい0.6Vのままとなる。従って、図1中の矢印Pで示すように、上記所定値の1.5Aの被検出電流が電流センサ16及び抵抗素子18を通して流れるとともに、図1中の矢印Qで示すように、上記所定値を超えた分の2.5Aの被検出電流がダイオード素子20に流れるようになる。
本実施形態の電流検出回路2では、上述したように、電流センサ16に対して抵抗素子18を電気的に直列接続するとともに、電流センサ16及び抵抗素子18に対してダイオード素子20を電気的に並列接続する構成であり、而も、被検出電流が所定値を超えたときには、被検出電流のうち所定値分の電流が電流センサ16及び抵抗素子18を通して流れるとともに、所定値を超えた分の電流がダイオード素子20を通して流れるように(即ち、抵抗素子18における降下電圧がダイオード素子20の順方向降下電圧と略等しくなるように)抵抗素子18の抵抗値を設定したので、電流センサ16に上記所定値を超える被検出電流が流れるのを防止することができ、簡単な構成でもって磁性コア24が着磁されるのを防止することができる。従って、ホール素子26からのホール電圧のオフセット電圧が増大するのを防止することができ、被検出電流の検出精度を高めることができる。
なお、ダイオード素子20及び抵抗素子18については、電力ライン12を流れる被検出電流が所定値であるときにおいて、ダイオード素子20の順方向降下電圧と抵抗素子18の抵抗値とが等しくなるようなものを適宜選択すればよい。
以上、本考案に従う電流検出回路の一実施形態について説明したが、本考案はかかる実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
上記実施形態では、電流センサ16を磁気平衡式のタイプのものから構成したが、磁気比例式のタイプのものから構成することもできる。
また、上記実施形態では、電流検出回路2を陽極側の電力ライン12に設けたが、陰極側の電力ライン14に設けるようにしてもよく、かかる場合には、ダイオード素子20のアノード側は電力ライン14の電力負荷6側に電気的に接続され、またカソード側は電力ライン14の電源回路4側に電気的に接続される。
本考案の一実施形態による電流検出回路を簡略的に示すブロック図である。 図1の電流センサの構成を示す概略図である。 従来の電流センサの構成を示す概略図である。
符号の説明
2 電流検出回路
12 電力ライン(電流路)
16,100 電流センサ
18 抵抗素子
20 ダイオード素子
22,102 ギャップ
24,104 磁性コア
26,106 ホール素子
112 電流路

Claims (2)

  1. 電流路を流れる被検出電流の大きさを検出するための電流センサと、前記電流センサに対して電気的に直列接続された抵抗素子と、前記電流センサ及び前記抵抗素子に対して電気的に並列接続されたダイオード素子と、を備え、前記電流センサは、ギャップを有する環状の磁性コアと、前記磁性コアの前記ギャップに配設されたホール素子と、を有し、前記磁性コアに囲まれた空間には前記電流路が貫通して通っており、
    前記電流路を流れる被検出電流が所定値を超えたときには、被検出電流のうち前記所定値分の電流が前記電流センサ及び前記抵抗素子を通して流れるとともに、前記所定値を超えた分の電流が前記ダイオード素子を通して流れるように前記抵抗素子の抵抗値を設定したことを特徴とする電流検出回路。
  2. 前記電流路を流れる被検出電流が前記所定値を超えたときには、前記抵抗素子における降下電圧が前記ダイオード素子の順方向降下電圧と略等しくなるように前記抵抗素子の抵抗値を設定したことを特徴とする請求項1に記載の電流検出回路。
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