JP3141934B2 - 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置の製造方法

Info

Publication number
JP3141934B2
JP3141934B2 JP09319208A JP31920897A JP3141934B2 JP 3141934 B2 JP3141934 B2 JP 3141934B2 JP 09319208 A JP09319208 A JP 09319208A JP 31920897 A JP31920897 A JP 31920897A JP 3141934 B2 JP3141934 B2 JP 3141934B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
type
film
insulating film
gate
nonvolatile semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09319208A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11154740A (ja
Inventor
優 築地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP09319208A priority Critical patent/JP3141934B2/ja
Publication of JPH11154740A publication Critical patent/JPH11154740A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3141934B2 publication Critical patent/JP3141934B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不揮発性半導体記憶
装置製造方法に関し、浮遊ゲート型不揮発性メモリ装
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から種々の書込み・消去が可能な不
揮発性記憶素子が知られているが、その1つにEPRO
M(erasable and programmable read only memory)や
フラッシュメモリがある。EPROMやフラッシュメモ
リは、電界効果トランジスタの一種であって、半導体基
板表面のソース領域とドレイン領域との間に形成された
チャネル領域上に、ゲート絶縁膜を設け、さらにその上
にゲード間絶縁膜を介して浮遊ゲートと容量接合する制
御ゲートを形成した構造を有する。この電界効果トラン
ジスタは浮遊ゲートを備えているので、浮遊ゲート型電
界効果トランジスタと呼ばれる。この記憶素子(メモリ
セル)では、浮遊ゲートの電荷蓄積状態の相違による閾
値電圧の相違をデータの論理“0”レベル、論理“1”
レベルとして記憶する。
【0003】従来の浮遊ゲート型電界効果トランジスタ
の一例は、例えば、Satyen Mukherjee et al. により"A
SINGLE TRANSISTOR EEPROM CELL AND ITS IMPLEMENTAT
IONIN A 512K CMOS EEPROM"という題名で、Technical d
igest of IDEM 1985 p.616-619 (以下、先行技術1と
呼ぶ)に報告されている。図13にこの一例を示す。
【0004】図13に示されるように、浮遊ゲート型電
界効果トランジスタは主表面11aを持つP型半導体基
板11を備える。このP型半導体基板11の主表面11
a側にはN型のソース領域12とN型のドレイン領域1
3とが形成されている。ソース領域12とドレイン領域
13との間にはチャネル領域が形成される。このチャネ
ル領域上には、順次、第1の絶縁膜(ゲート絶縁膜)1
4、浮遊ゲート15、第2の絶縁膜(ゲート間絶縁膜)
16、制御ゲート16が形成されている。このような構
造を有する浮遊ゲート型電界効果トランジスタのメモリ
素子(メモリセル)は、フィールド酸化膜19によって
隣接するメモリ素子と電気的に絶縁されている。尚、浮
遊ゲート15としては、通常、N型不純物としてリンを
導入(ドープ)した多結晶シリコンが使用される。
【0005】この様な構造を有する浮遊ゲート型不揮発
性メモリの集積密度の向上を図るために、浮遊ゲート1
5のゲート長およびメモリセルの間隔の縮小が図られて
いる。そして、この目的を達成するために、縮小投影露
光装置による露光技術を採用することによって、浮遊ゲ
ート15を形成することが行われている。
【0006】図14に上記浮遊ゲート型電界効果トラン
ジスタをメモリセルとして使用した浮遊ゲート型不揮発
性メモリの平面図を示し、図15に図14を図中の一点
鎖線で示す位置で切断したときの断面図を示す。尚、図
13は図14を図中の二点鎖線で示す位置で切断した縦
断面図である。
【0007】第1の絶縁膜(ゲート絶縁膜)14、浮遊
ゲート15、第2の絶縁膜(ゲート間絶縁膜)16、お
よび制御ゲート17から成るゲート構造間は絶縁物(図
示せず)で埋め込まれる。したがって、隣接するゲート
構造間の間隔は、せいぜい最小設計寸法である。なお、
ゲート構造間の基板表面には、ゲート構造間リーク防止
用の高濃度不純物層が形成される。
【0008】しかしながら、縮小投影露光装置による露
光技術を採用したとしても、浮遊ゲート15のゲート長
およびメモリセルの間隔の縮小には、縮小投影露光装置
の解像度による限界がある。従って、浮遊ゲート型不揮
発性メモリの集積度の向上にも限界がある。
【0009】このような問題点を解決する方策が、特開
平5−90603号公報(以下、先行技術2と呼ぶ)に
開示されている。図16にこの先行技術2に開示され不
揮発性半導体メモリの製造方法を示す。
【0010】図16(A)に示すように、シリコン基板
11の主表面11a上にゲート絶縁膜(第1の絶縁膜)
41、第1の多結晶シリコン膜42、層間絶縁膜(第2
の絶縁膜)43、および第2の多結晶シリコン膜44を
形成する。その後、第2の多結晶シリコン膜44上の複
数の浮遊ゲート形成領域に、一つおきに浮遊ゲートの形
状を有するエッチングマスク45を形成する。
【0011】次に、図16(B)に示すように、エッチ
ングマスク45の側壁にサイドウォーススペーサ46を
形成する。
【0012】その後、図16(C)に示すように、露出
した部分の第2の多結晶シリコン膜44上にシリコン膜
47を選択成長させる。
【0013】次に、図16(D)に示すように、サイド
ウォーススペーサ46を除去した後、エッチングマスク
45のシリコン膜47との間の部分の第2の多結晶シリ
コン膜44、層間絶縁膜43、および第1の多結晶シリ
コン膜42を反応性イオンエッチグ法によってサイドウ
ォールスペーサ46の幅に等しい間隔で浮遊ゲートを形
成する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、浮遊ゲートの間隔は、サイドウォールスペー
サ46の幅によってではなく、エッチング法に除去可能
な、エッチングマスク45とシリコン膜47との間の部
分の第2の多結晶シリコン膜44、層間絶縁膜43、お
よび第1の多結晶シリコン膜42の幅により、或いは酸
化膜或いは窒化膜等の埋め込み可能な第2の多結晶シリ
コン膜44、層間絶縁膜43、および第1の多結晶シリ
コン膜42の幅によって制限される。
【0015】なぜならば、現行の技術により幅が数十ナ
ノメートルのサイドウォールスペーサを形成することは
容易に行えるが、従来のエッチング技術により、第2の
多結晶シリコン膜44、層間絶縁膜43、および第1の
多結晶シリコン膜42からなる積層膜に、幅が数十ナノ
メートルの間隙を形成することは困難であるからであ
る。
【0016】また、浮遊ゲート及び制御ゲートの形成
後、標準的な浮遊ゲート型不揮発性半導体メモリの製造
工程に従えば、隣接するメモリセルの間隔をシリコン酸
化膜、或いはシリコン窒化膜等の絶縁物で埋め込み、隣
接するゲート電極を電気的に分離する必要がある。しか
しながら、幅が数十ナノメートルの間隙を現行の絶縁
膜、例えば、シリコン酸化膜或いはシリコン窒化膜で埋
め込むことは困難である。
【0017】そこで、本発明の目的は、浮遊ゲート間隔
をエッチング技術、或いはゲート間絶縁分離膜形成技術
で決まる最小寸法以下に縮小することにより、集積密度
の大幅な向上を図ることができる、不揮発性半導体記憶
装置製造方法を提供することにある。
【0018】
【0019】
【課題を解決するための手段】 本発明 によれば、縮小投
影露光の解像度の限界による最小寸法の間隔で、各々が
第1のゲート絶縁膜、第1の浮遊ゲート、第1のゲート
間絶縁膜、および第1の制御ゲートから成る第1種のゲ
ート構造を持つ第1種のメモリセルを、複数個形成する
工程と、前記複数個の第1種のメモリセルの各メモリ表
面上に分離用絶縁膜を形成する工程と、前記複数個の第
1種のメモリセル間に、順次、第2のゲート絶縁膜、第
2の浮遊ゲート、第2のゲート間絶縁膜、および第2の
制御ゲートを形成して、第2種のゲート構造を構成した
第2種のメモリセルを、複数個形成する工程とを有する
不揮発性半導体記憶装置の製造方法が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0021】[第1の実施の形態]図1乃至図3に本発
明の第1の実施の形態による不揮発性半導体記憶装置を
示す。図1は縦断面図、図2は図1のA−Bで切断した
切断面を示す縦断面図、図3は平面図である。図1は図
3を図中の二点鎖線で示す位置で切断して見たものであ
り、図2は図3を図中の一点鎖線で示す位置で切断して
見たものである。
【0022】後で明確になるように、不揮発性半導体記
憶装置は複数の第1種の不揮発性メモリセルと複数の第
2種の不揮発性メモリセルとから構成され、図1は1つ
の第1種の不揮発性メモリセルを図示している。第1種
の不揮発性メモリセルそれ自体は、後述するシリコン酸
化膜を有する点を除いて、実質的に前述した従来の不揮
発性メモリセル(図13)と同様の構造を有する。
【0023】図示の不揮発性半導体記憶装置(第1種の
不揮発性メモリセル)は、主表面11aを持つP型半導
体基板11を有する。このP型半導体基板11の主表面
11aには、互いに離間してN+ 層のソース領域12と
ドレイン領域13が形成されている。ソース領域12と
ドレイン領域13との間にはチャネル領域が形成されて
いる。このチャネル領域の上には、順次、第1の絶縁膜
(ゲート絶縁膜)14、浮遊ゲート15、第2の絶縁膜
(ゲート間絶縁膜)16、および制御ゲート17が形成
されている。ソース領域12及びドレイン領域13の表
面にはシリコン酸化膜18が形成され、これによって、
ソース領域12及びドレイン領域13は、それぞれ浮遊
ゲート15及び制御ゲート17と電気的に分離されてい
る。
【0024】本実施の形態では、ソース領域12および
ドレイン領域13が、図1の紙面に対して垂直方向(図
3で左右方向)に延在しており、この紙面と垂直な(直
交する)方向に並んだメモリセルがソース領域12及び
ドレイン領域13をビット線として共有している。さら
に、本実施の形態では、図1の紙面に対して平行な方向
(図3の上下方向)に並ぶメモリセルが制御ゲート17
を、ワード線として共有している。
【0025】図2に示すように、第1種の不揮発性メモ
リセル甲と隣接する第2種の不揮発性メモリセル乙は、
分離用絶縁膜20により電気的に分離されている。尚、
第2種の不揮発性メモリセル乙は、第1の絶縁膜14上
に、順次、浮遊ゲート31、第2の絶縁膜32、および
制御ゲート33が形成されたゲート構造を有する。
【0026】ここでは、第1種の不揮発性メモリセル甲
を構成する、制御ゲート17、第2の絶縁膜16、浮遊
ゲート15、および第1の絶縁膜14から成るゲート構
造を第1種のゲート構造と呼び、第2種の不揮発性メモ
リセル乙を構成する、制御ゲート33、第2の絶縁膜3
2、浮遊ゲート31、および第1の絶縁膜14から成る
ゲート構造を第2種のゲート構造と呼ぶことにする。ま
た、各ゲート構造を構成する要素を区別するために、各
構成要素を以下のように呼ぶことにする。すなわち、第
1種のゲート構造を構成する制御ゲート17、第2の絶
縁膜16、浮遊ゲート15、および第1の絶縁膜14
は、それぞれ、第1の制御ゲート、第1のゲート間絶縁
膜、第1の浮遊ゲート、および第1のゲート(トンネ
ル)絶縁膜と呼ばれる。同様に、第2種のゲート構造を
構成する制御ゲート33、第2の絶縁膜32、浮遊ゲー
ト31、および第1の絶縁膜14は、それぞれ、第2の
制御ゲート、第2のゲート間絶縁膜、第2の浮遊ゲー
ト、および第2のゲート(トンネル)絶縁膜と呼ばれ
る。
【0027】次に、図4乃至図図11を参照して、図1
乃至図3に示した不揮発性半導体記憶装置の製造方法に
ついて説明する。
【0028】先ず、図4に示すように、公知の技術を用
いて、P型半導体基板11の主表面11aにフィールド
酸化膜19を形成する。続いて、素子領域表面にシリコ
ン酸化膜31を例えば熱酸化法により形成する。続い
て、化学気相成長法を用いて素子全面にシリコン窒化膜
を形成した後、既知の技術を用いてチャネルを形成する
領域の表面にシリコン窒化膜22を残す。その後、N型
の不純物、例えば砒素をP型半導体基板11に注入し、
ソース領域12及びドレイン領域13を形成する。
【0029】その後、図5に示すように、熱酸化法によ
りソース領域12及びドレイン領域13の表面を酸化し
て、シリコン酸化膜18を形成する。熱したリン酸等に
よりシリコン窒化膜22(図3)を、更に弗酸によりシ
リコン酸化膜21(図3)を除去した後、チャネル領域
のP型半導体基板11の主表面11aに、第1の絶縁膜
14として例えばシリコン酸化膜を熱酸化法により例え
ば8nmの厚さ形成する。その後、素子全面に化学気相
成長法により多結晶シリコン膜23を例えば200nm
の厚さに堆積する。続いて、例えば公知のイオン注入法
を用いて多結晶シリコン膜23にリン等のN型不純物を
導入(ドープ)する。
【0030】続いて、図6に示すように、既知の技術を
用いて多結晶シリコン膜23を所望の形状に加工した
後、素子全面に絶縁膜24を形成する。この絶縁膜24
としては、例えばシリコン酸化膜/リシコン窒化膜/シ
リコン酸化膜の複合膜を用いる。続いて、多結晶シリコ
ン膜25を堆積し、さらに例えばイオン注入により多結
晶シリコン膜25に例えばリン等のN型不純物を導入
(ドープ)する。続いて、マスク26を形成する。この
ときの図6のC−D断面図を図7に示す。
【0031】引き続いて、本発明の第1の実施の形態に
係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法について、C−
D断面図を用いて説明する。
【0032】図8に示すように、既知のエッチング技術
を用いて、多結晶シリコン膜25、絶縁膜24、および
多結晶シリコン膜23(図6)をエッチングして、第1
の制御ゲート17、第1のゲート間絶縁膜16、第1の
浮遊ゲート15、および第1のゲート(トンネル)絶縁
膜14から成る第1種のゲート構造を持つ第1種の不揮
発性メモリセル甲を作成する。
【0033】続いて、図9に示すように、互いに所定間
隔だけ離間した第1種の不揮発性メモリセル甲と第1種
の不揮発性メモリセル甲の間の、P型半導体基板11の
主表面11aの第1の絶縁膜(第1のゲート絶縁膜)1
4を弗酸等により除去した後に改めて、第1種の不揮発
性メモリセル甲と第1種の不揮発性メモリセル甲の間
の、P型半導体基板11の主表面11aに、第1の絶縁
膜(第2のゲート絶縁膜)として例えばシリコン酸化膜
を熱酸化法により例えば8nmの厚さ形成する。
【0034】本実施の形態において、この工程は、図2
中の第1種の不揮発性メモリセル甲と第2種の不揮発性
メモリセル乙とを分離する分離用絶縁膜20を形成する
工程を兼ねている。すなわち、第1種の不揮発性メモリ
セル甲の第1の浮遊ゲート15の側面及び第1の制御ゲ
ート17の側面は酸化される。リン等の不純物が導入さ
れた多結晶シリコンは、シリコン結晶よりも酸化速度が
速いため、第1種の不揮発性メモリセル甲の側面には通
常20nm以上の厚さのシリコン酸化膜が形成され、第
1種の不揮発性メモリセル甲と第2種の不揮発性メモリ
セル乙とを電気的に十分に分離することができる。続い
て、素子全面に化学気相成長法を用いて多結晶シリコン
膜27を堆積し、さらにイオン注入法等を用いて、多結
晶シリコン膜27にリン等のN型不純物を導入(ドー
プ)する。
【0035】その後、図10に示すように、等方性エッ
チングにより多結晶シリコン膜27をエッチバックし
て、第2種の不揮発性メモリセル乙の第2の浮遊ゲート
31を形成する。
【0036】続いて、図11に示すように、素子全面に
第2種の不揮発性メモリセル乙の第2のゲート間絶縁膜
32として、例えばシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の
複合膜を形成する。さらに、化学気相成長法を用いて素
子全面に多結晶シリコン膜36を形成し、イオン注入法
等により多結晶シリコン膜36にリン等のN型不純物を
導入(ドープ)する。その後、既知の技術を用いてマス
ク37を形成し、既知のエッチング技術を用いて不要な
多結晶シリコン膜36を除去し、第2種の不揮発性メモ
リセル乙の第2の制御ゲート33(図2)を形成する。
【0037】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態による不揮発性半導体記憶装置は、図1に図示し
た第1の実施の形態に係る縦断面図と同じ構造の第1種
の不揮発性メモリセルを有する。しかしながら、第2の
実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、図12に
示すように、図1中のA−Bで切断した切断面を示す構
造の第2種の不揮発性メモリセルを有する。
【0038】図12から明らかなように、第2の実施の
形態では、第1種の不揮発性メモリセル甲と第2種の不
揮発性メモリセル乙の高さがほぼ等しく形成されてい
る。第2の実施の形態では、上述した第1の実施の形態
に比べて、メモリセル部の最大高さの差が小さくなるた
め、メモリセル領域と周辺回路領域との高低差が減少す
る。このため、この後の配線構造を形成する際の、縮小
投影露光のフォーカスマージンが大きくなり、本不揮発
性半導体記憶装置の製造が容易になる。さらに、装置表
面段差に起因する、配線の段切れ発生確率が減少し、本
不揮発性半導体記憶装置の信頼性が増加するという利点
を有する。
【0039】この様な構造を有する第2の実施の形態に
係る不揮発性半導体記憶装置は、例えば次のようにして
製造できる。図4から図10までは、上述した第1の実
施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置と同じである。
相違点は、図11において、マスク37を用いずに、第
1種の不揮発性メモリセル甲の表面の第2の絶縁膜(第
2のゲート間絶縁膜)32をエッチングのストッパとし
て多結晶シリコン膜36をエッチバックすることであ
る。この場合、マスク形成工程を省略できるので、製造
工程を短縮できるという利点を有する。
【0040】本発明は上述した実施の形態に限定せず、
発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であ
る。例えば、上記実施の形態では、半導体基板としてP
型のものを使用し、ソース領域およびドレイン領域とし
てN型のものを使用しているが、逆に、N型半導体基板
とP型のソース領域およびドレイン領域とを使用しても
良いのは勿論である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、浮遊
ゲート間隔をエッチング技術、或いは絶縁膜の埋込技術
により決まる最小寸法以下にすることにより、集積密度
の大幅な向上を図ることができる。その理由は、本発明
の互いに隣接するメモリセル間が従来の成膜法により十
分に薄くすることが可能な絶縁膜(分離用絶縁膜)によ
って分離されているためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1および第2の実施の形態による不
揮発性半導体記憶装置を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による不揮発性半導
体記憶装置を、図1のA−Bで切断した切断面を示す縦
断面図である。
【図3】本発明の第1および第2の実施の形態による不
揮発性半導体記憶装置を示す平面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態による不揮発性半導
体記憶装置の製造方法の第1の工程を示す縦断面図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施の形態による不揮発性半導
体記憶装置の製造方法の第2の工程を示す縦断面図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施の形態による不揮発性半導
体記憶装置の製造方法の第3の工程を示す縦断面図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施の形態による不揮発性半導
体記憶装置の製造方法の第4の工程を示す縦断面図であ
る。
【図8】本発明の第1の実施の形態による不揮発性半導
体記憶装置の製造方法の第5の工程を示す縦断面図であ
る。
【図9】本発明の第1の実施の形態による不揮発性半導
体記憶装置の製造方法の第6の工程を示す縦断面図であ
る。
【図10】本発明の第1の実施の形態による不揮発性半
導体記憶装置の製造方法の第7の工程を示す縦断面図で
ある。
【図11】本発明の第1の実施の形態による不揮発性半
導体記憶装置の製造方法の第8の工程を示す縦断面図で
ある。
【図12】本発明の第2の実施の形態による不揮発性半
導体記憶装置を、図1のA−Bで切断した切断面を示す
縦断面図である。
【図13】従来の不揮発性半導体記憶装置を示す縦断面
図である。
【図14】従来の不揮発性半導体記憶装置を示す平面図
である。
【図15】図14を一点鎖線の位置で切断して見た断面
図である。
【図16】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を
示す工程縦断面図である。
【符号の説明】
11 P型半導体基板 12 ソース領域 13 ドレイン領域 14 第1の絶縁膜(第1および第2のゲート絶縁
膜) 15 浮遊ゲート(第1の浮遊ゲート) 16 第2の絶縁膜(第1のゲート間絶縁膜) 17 制御ゲート(第1の制御ゲート) 18 シリコン酸化膜 19 フィールド酸化膜 20 分離用絶縁膜 21 シリコン酸化膜 22 シリコン窒化膜 23 多結晶シリコン膜 24 絶縁膜 25 多結晶シリコン膜 26 マスク 27 多結晶シリコン膜 31 浮遊ゲート(第2の浮遊ゲート) 32 第2の絶縁膜(第2のゲート間絶縁膜) 33 制御ゲート(第2の制御ゲート) 36 多結晶シリコン膜 37 マスク

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縮小投影露光の解像度の限界による最小
    寸法の間隔で、各々が第1のゲート絶縁膜、第1の浮遊
    ゲート、第1のゲート間絶縁膜、および第1の制御ゲー
    トから成る第1種のゲート構造を持つ第1種のメモリセ
    ルを、複数個形成する工程と、 前記複数個の第1種のメモリセルの各メモリ表面上に分
    離用絶縁膜を形成する工程と、 前記複数個の第1種のメモリセル間に、順次、第2のゲ
    ート絶縁膜、第2の浮遊ゲート、第2のゲート間絶縁
    膜、および第2の制御ゲートを形成して、第2種のゲー
    ト構造を構成した第2種のメモリセルを、複数個形成
    る工程とを有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1種および前記第2種のメモリセ
    ルの各々はそれを構成する半導体としてシリコンを使用
    しており、前記分離用絶縁膜が熱酸化法により形成され
    たシリコン酸化膜である、請求項に記載の不揮発性半
    導体記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1種および前記第2種のメモリセ
    ルの各々は、P型シリコン基板上に形成されており、該
    P型シリコン基板にN型不純物がドープされたN型ドレ
    イン領域およびN型ソース領域を有する、請求項に記
    載の不揮発性半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のゲート絶縁膜は、前記第1種
    のメモリセルを構成する前記N型ドレイン領域およびN
    型ソース領域間に形成されたチャネル領域上に形成され
    ており、前記第2のゲート絶縁膜は、前記第2種のメモ
    リセルを構成する前記N型ドレイン領域およびN型ソー
    ス領域間に形成されたチャネル領域上に形成されてい
    る、請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2のゲート絶縁膜の各
    々は、熱酸化法により形成されたシリコン酸化膜であ
    る、請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2のゲート絶縁膜の厚
    さが約8nmである、請求項に記載の不揮発性半導体
    記憶装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2の浮遊ゲートの各々
    はN型不純物が導入された多結晶シリコン膜から成る、
    請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1のゲート間絶縁膜はシリコン酸
    化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜の複合膜から成
    り、前記第2のゲート間絶縁膜はシリコン酸化膜とシリ
    コン窒化膜の複合膜から成る、請求項に記載の不揮発
    性半導体記憶装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1および第2の制御ゲートの各々
    はN型不純物が導入された多結晶シリコン膜から成る、
    請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
JP09319208A 1997-11-20 1997-11-20 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3141934B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09319208A JP3141934B2 (ja) 1997-11-20 1997-11-20 不揮発性半導体記憶装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09319208A JP3141934B2 (ja) 1997-11-20 1997-11-20 不揮発性半導体記憶装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11154740A JPH11154740A (ja) 1999-06-08
JP3141934B2 true JP3141934B2 (ja) 2001-03-07

Family

ID=18107623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09319208A Expired - Fee Related JP3141934B2 (ja) 1997-11-20 1997-11-20 不揮発性半導体記憶装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3141934B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11154740A (ja) 1999-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100417451B1 (ko) 판독전용메모리셀구조를제조하기위한방법
KR100921287B1 (ko) 불휘발성 반도체 메모리 및 그 제조 방법
JP2921653B2 (ja) トレンチ・メモリ構造及びこれの製造方法
JP4904631B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
US9691866B2 (en) Memory cell having a vertical selection gate formed in an FDSOI substrate
JP4225728B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JPH10116926A (ja) 凹状のフローティングゲートを具備した不揮発性メモリ素子及びその製造方法
JPH04215481A (ja) 三次元無接点不揮発性メモリセル及びその製造方法
KR20080039786A (ko) 소스 측이 소거된 부동 게이트 메모리 셀의 반도체 메모리배열을 형성하는 자기 정렬 방법 및 그에 의해 제작된메모리 배열
JPH09275196A (ja) 半導体装置及びその製造方法
TW201611247A (zh) 使用增強橫向控制閘至浮閘耦合之改良尺度之分離閘快閃記憶體單元
KR0155859B1 (ko) 플래쉬 메모리장치 및 그 제조방법
US5414286A (en) Nonvolatile memory, method of fabricating the same, and method of reading information from the same
KR20050007373A (ko) Eeprom 구조체 제조 방법 및 동형의 대칭형eeprom 구조체 제조 방법
JP3447179B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ装置とその製造方法
US20070215931A1 (en) Non-volatile memory cell in a trench having a first portion deeper than a second portion, an array of such memory cells, and method of manufacturing
US7084453B2 (en) Method of forming different oxide thickness for high voltage transistor and memory cell tunnel dielectric
JP3141934B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
KR20230031334A (ko) 워드 라인 게이트 위에 배치된 소거 게이트를 갖는 스플릿 게이트, 2-비트 비휘발성 메모리 셀, 및 그 제조 방법
JPH11307744A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2010016165A (ja) Nand型フラッシュメモリ
JP2727136B2 (ja) 自己整合トンネル誘電体領域を有する電気的に消去可能かつ電気的にプログラム可能のメモリーデバイス及びその製法
KR100485486B1 (ko) 플래시 메모리 셀의 구조 및 그 제조 방법
JPH11163305A (ja) 不揮発性半導体メモリデバイス
JP2004319805A (ja) 半導体記憶装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20001122

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees