JP3141863B2 - 自動利得制御回路およびその制御方法 - Google Patents

自動利得制御回路およびその制御方法

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JP3141863B2 JP10354170A JP35417098A JP3141863B2 JP 3141863 B2 JP3141863 B2 JP 3141863B2 JP 10354170 A JP10354170 A JP 10354170A JP 35417098 A JP35417098 A JP 35417098A JP 3141863 B2 JP3141863 B2 JP 3141863B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は受信レベルを制御す
る自動利得制御(Automatic Gain Control:以下、AG
Cと略す。)回路およびAGC回路制御方法に係わり、
詳細にはバースト信号の受信レベルを安定させるために
利得制御を行うAGC回路およびその制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】次世代通信網であるファイバ・ツー・ザ
・ホーム(Fiber-To-The-Home:FTTH)システムを
構成する光ファイバによる加入者系光伝送ネットワーク
の1つとして、たとえば受動型光ネットワーク(Passiv
e Optical Network:以下、PONと略す。)システム
がある。このPONシステムでは、光カプラを用いて親
局と子局とが受動型光デバイスによって1:nに接続さ
れる。そして、このように構成されたスター型ネットワ
ーク上の遠距離および近距離さまざまに位置する子局か
らバースト信号を受信することになる。
【0003】このようなPONシステムでは、システム
を起動する際に、まず最初に親局側の光加入者装置(Op
tical Subscriber Unit:以下、OSUと略す。)から
子局側の光網終端装置(Optical Network Unit:以下、
ONUと略す。)へ同期を確立するための通信が行われ
る。たとえば光ファイバのような伝送路1本で信号の伝
送方向である上りおよび下り方向を一定間隔で切り替え
るTCM(Time Compression Multiplexing)方式で
は、システム起動時において子局側のONUは親局側の
OSUからの未知の入力レベルの光バースト信号を受信
することになる。
【0004】そこでONUでは、一般にその受信回路内
にAGC回路を備え、受信信号を増幅する内部の増幅回
路の利得を可変させ、後段の回路の飽和を防ぐことによ
って受信レベルのダイナミックレンジを広くすることが
行われている。
【0005】図9はこのような従来提案されているAG
C回路の構成の概要を表わしたものである。このAGC
回路は、周期性をもつフレーム内で間欠的に受信される
バースト受信信号に対して利得制御を行う。このバース
ト受信信号は、1フレームF内にバースト受信信号10
1、102、103、・・・を有しているものとする。入
力端子11から入力されたこのようなバースト受信信号
は、まず可変利得器12に入力される。可変利得器12
は、AGC制御信号13に基づいて利得を可変にするこ
とができるようになっている。このような可変の利得で
増幅された可変利得器12の出力信号14は、出力端子
15から出力される。この出力信号14は、包絡線検波
を行う受信レベル検出器16に入力される。受信レベル
検出器16で包絡線検波された検出信号17は、フィル
タ18に入力される。フィルタ18は、搬送波成分を除
去し、その出力信号はアナログ−ディジタル(Analog-D
igital:以下、A/Dと略す。)変換器19に入力され
る。A/D変換器19は、タイミング生成回路20によ
って生成されたA/D変換タイミング信号21に対応し
て、受信レベル検出器16によって検出された受信レベ
ルをディジタル信号化したディジタル受信レベル信号2
3データ処理装置22に供給する。このときタイミング
生成回路20は、バースト番号24をデータ処理装置2
2に通知する。
【0006】このようなディジタル受信レベル信号23
とこれに対応するバースト番号24が供給されるデータ
処理装置22は、バースト番号24に対応した書込アド
レス25と、ディジタル受信レベル信号23に対応する
AGC制御電圧値信号26と、書込指示信号27とを、
メモリ28に出力する。これにより、メモリ28には、
バースト信号24に対応した書込アドレスにディジタル
受信レベル信号23に対応したAGC制御電圧値信号を
保持する。さらにメモリ28には、タイミング生成回路
20からはメモリ28に対する読み出しを行うタイミン
グに合わせて、読出アドレス29と読出指示信号30と
が供給され、読出アドレスに記憶されているAGC制御
電圧値信号を読み出すことができるようになっている。
このようなタイミングを生成するタイミング生成回路2
0は、外部からクロック31と、フレームパルス32と
が入力されており、現時点におけるフレーム内の位置を
特定することができ、この特定した時間位置に対応した
各種タイミング信号を生成することができる。メモリ2
8から読み出されたAGC制御電圧値信号は、ディジタ
ル−アナログ(Digital-Analog:以下、D/Aと略
す。)変換器33によってアナログ信号に変換され、レ
ベル変換器34を経て所望のAGC制御電圧値としてA
GC制御信号13として可変利得変換器12に供給され
る。
【0007】そしてバースト信号が受信されると、以前
のフレームのバースト受信信号10 1、102、103
・・・に基づいてメモリ28に保持したAGC制御電圧
信号を用いて、受信したバースト信号ごとに迅速にレベ
ルの均一化を図ることができる。
【0008】このようなフレーム内のバースト受信信号
を、当該時点よりも以前に受信されたフレーム内の同じ
時間位置のバースト信号に基づいて決定されてメモリに
保持されているAGC制御電圧により利得制御を行うA
GC回路に関する技術は、たとえば特開平59−123
303号公報「バースト受信波受信装置におけるAGC
制御方式」に開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のA
GC回路では、システム起動時に初期状態として利得を
大きくした場合、受信レベルの大きな信号が入力されて
しまうと、増幅回路に対する利得制御が行われる前に後
段の回路やAGC回路の一部が飽和してしまう。これに
対処するためにバースト信号に対応することができる広
ダイナミックレンジのAGC回路では、この飽和状態を
解除するためのリセット信号を必要としていた。すなわ
ち、このようなリセット信号を扱うリセット回路を必要
とするとともに、リセット回路が主にアナログ回路が使
用されるために回路規模が増大するという問題点があ
る。これに対してシステム起動時に初期状態として利得
を小さくした場合、受信レベルの小さい信号が入力され
たとき増幅回路で十分に増幅されないため、その間は検
出した信号の振幅に応じた利得制御を行うことができな
くなるという問題がある。
【0010】このように入力される信号の受信レベルが
未知である場合、AGC回路は効率的に信号を受信する
ことが難しく、また効率的に信号を受信しようとしても
回路規模が大きくなるという問題があった。
【0011】そこで本発明の目的は、未知の受信レベル
の信号を効率的に受信するとともに、回路規模の小型化
を可能とするAGC回路およびその制御方法を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)予め決められたデータパターンがフレームご
とに挿入されたバースト信号を増幅する増幅手段と、
(ロ)この増幅手段によって増幅された増幅信号からデ
ータパターンをフレームごとに検出するデータパターン
検出手段と、(ハ)このデータパターン検出手段によっ
て所定のフレーム数連続してデータパターンを検出した
か否かを判別する連続検出判別手段と、(ニ)この連続
検出判別手段によってデータパターンを所定のフレーム
数連続して検出したと判別されるまで順次増幅手段の利
得を順次増大させる利得変更手段とを自動利得制御回路
に具備させる。
【0013】すなわち請求項1記載の発明では、バース
ト信号に予め決められたデータパターンをフレームごと
に挿入し、これを増幅手段で増幅するようにしている。
そして、この増幅手段によって増幅された増幅信号から
データパターン検出手段で前記データパターンをフレー
ムごとに検出し、連続検出判別手段でこの検出が所定の
フレーム数連続して行われたか否かを判別するようにし
ている。そして、この連続検出判別手段によって所定の
フレーム数連続してデータパターンが検出したと判別さ
れるまで、増幅手段の利得を順次増大させるようにして
いる。
【0014】請求項2記載の発明では、(イ)予め決め
られたデータパターンがフレームごとに挿入されたバー
スト信号を増幅する増幅手段と、(ロ)この増幅手段に
よって増幅された増幅信号からデータパターンをフレー
ムごとに検出するデータパターン検出手段と、(ハ)こ
のデータパターン検出手段によってデータパターンが検
出されるたびに所定のカウントアップ値になるまでカウ
ントアップする計数手段と、(ニ)データパターン検出
手段によってデータパターンが検出されるたびに予め設
定されたフレーム周期の計時を開始する計時手段と、
(ホ)この計時手段によってフレーム周期の計時を終了
したとき計数手段による計数結果をリセットする計数結
果リセット手段と、(ヘ)計数手段の計数結果がカウン
トアップ値を越えるまで増幅手段の利得を順次増大させ
る利得変更手段とを自動利得制御回路に具備させる。
【0015】すなわち請求項2記載の発明では、バース
ト信号に予め決められたデータパターンをフレームごと
に挿入し、これを増幅手段で増幅するようにしている。
そして、この増幅手段によって増幅された増幅信号から
データパターン検出手段で前記データパターンをフレー
ムごとに検出されるたびに計数手段で所定のカウントア
ップ値になるまでカウントアップするようにしている。
また、計時手段にはタイムアウト値として予めフレーム
周期を設定し、データパターン検出手段で増幅信号から
データパターンが検出されるたびにリトリガして、再計
時させるようにしている。この計時手段がタイムアウト
になると、計数結果リセット手段で計数手段の計数結果
をリセットさせることによって、計時手段に設定されて
いるカウントアップ値のフレーム数連続してデータパタ
ーンが検出されたか否かを判別するようにしている。そ
して、この連続検出判別手段によって所定のフレーム数
連続してデータパターンが検出したと判別されるまで、
増幅手段の利得を順次増大させるようにしている。
【0016】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の自動利得制御回路で、利得変更手段は所
定の周期ごとにカウントアップすることによって増幅手
段の利得を順次増大させることを特徴としている。
【0017】すなわち請求項3記載の発明では、利得変
更手段に所定の周期ごとにカウントアップすることによ
って増幅手段の利得を順次増大させるようにしたので、
ディジタル回路からなる簡易な回路構成で実現でき、回
路規模の小型化に貢献することができるようになる。
【0018】請求項4記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の自動利得制御回路で、利得変更手段は所
定の時定数の積分回路によって増幅手段の利得を順次増
大させることを特徴としている。
【0019】すなわち請求項4記載の発明では、利得変
更手段は所定の時定数の積分回路によって増幅手段の利
得を順次増大させるようにしたので、オペアンプなどの
低コストの部品で構成することができるようになる。
【0020】請求項5記載の発明では、請求項1〜請求
項4記載の自動利得制御回路で、増幅手段は初期状態の
利得が最小であることを特徴としている。
【0021】すなわち請求項5記載の発明では、増幅手
段の初期状態は利得が最小になるようにしたので、入力
される信号が未知のレベルであることから、利得が大き
すぎて後段の回路が飽和したり、利得が小さすぎて受信
できなかったりといった弊害を回避でき、確実かつ効率
的に信号の受信を行うことができるようになる。
【0022】請求項6記載の発明では、(イ)予め決め
られたデータパターンがフレームごとに挿入されたバー
スト信号を増幅する増幅手段の利得を最小に設定する利
得設定ステップと、(ロ)この利得設定ステップで利得
が最小に設定された増幅手段の利得を順次増大させる利
得変更ステップと、(ハ)この利得変更ステップで利得
が順次増大させられた増幅手段によって増幅された増幅
信号からデータパターンをフレームごとに検出するデー
タパターン検出ステップと、(ニ)このデータパターン
検出ステップで所定のフレーム数連続してデータパター
ンを検出したか否かを判別する連続検出判別ステップ
と、(ホ)この連続検出判別ステップでデータパターン
を所定のフレーム数連続して検出したと判別されたとき
に利得の増大を停止させる利得変更停止ステップとを自
動利得制御回路の制御方法に具備させる。
【0023】すなわち請求項6記載の発明では、まず利
得設定ステップで、予め決められたデータパターンがフ
レームごとに挿入されたバースト信号を増幅する増幅手
段の利得を最小に設定するようにしている。そして、次
の利得変更ステップで、この利得設定ステップで利得が
最小に設定された増幅手段の利得を順次増大させるよう
にしている。さらに次のデータパターン検出ステップ
で、この利得変更ステップで利得が順次増大させられた
増幅手段によって増幅された増幅信号からデータパター
ンをフレームごとに検出するようにしている。そして、
連続検出判別ステップで、このデータパターン検出ステ
ップで所定のフレーム数連続してデータパターンを検出
したか否かを判別し、続く利得変更停止ステップで、こ
の連続検出判別ステップでデータパターンを所定のフレ
ーム数連続して検出したと判別されたときに利得の増大
を停止させるようにしている。
【0024】
【発明の実施の形態】
【0025】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0026】第1の実施例
【0027】図1は本発明の第1の実施例におけるAG
C回路の構成の概要を表わしたものである。このAGC
回路は、入力端子41から入力された入力信号42を、
所定の利得で増幅する前置増幅回路43を備えている。
この入力信号42は、フレーム化されたデータ伝送単位
に複数のバースト信号から構成されている。そして、1
フレームごとにフレームを識別するために予め決められ
た複数ビットのデータパターンが含まれている。前置増
幅回路43で適当な振幅まで増幅された前置増幅信号4
4は、可変利得増幅回路45に入力される。可変利得増
幅回路45は、可変利得制御信号46によって利得が可
変になるようになっている。可変利得増幅回路45で可
変の利得で増幅された可変増幅信号47は、識別回路4
8に入力される。識別回路48は、所定の基準電圧と比
較されてディジタル信号に変換される。識別回路48で
ディジタル化されたディジタル入力信号49は、リタイ
ミング回路50に入力される。リタイミング回路50
は、入力されたディジタル入力信号49から、クロック
信号51とこれに同期したデータ信号52とを生成する
ことができるようになっている。クロック信号51は、
クロック出力端子53を介して外部に出力される。デー
タ信号52は、データ出力端子54を介して外部に出力
される。
【0028】これらクロック信号51およびデータ信号
52はパターン検出回路55に入力されている。パター
ン検出回路55は、クロック信号51に同期して、上述
した予め決められたデータパターンをデータ信号52か
ら検出することができるようになっている。このパター
ン検出回路55は、その検出結果をパターン検出信号5
6としてAGC制御回路57に送出する。AGC制御回
路57はこのパターン検出信号56を参照して、可変利
得増幅回路45の利得を変更するための可変利得制御信
号46を生成する。このようなAGC制御回路57は、
システム起動時に初期状態として可変利得増幅回路45
の利得が最小になるようにし、その後可変利得制御信号
46によって可変利得増幅回路45の利得を徐々に上げ
るようにする。そして、パターン検出回路55でデータ
信号52が既知のデータパターンと一致することで出力
されるパターン検出信号56に基づき、データパターン
を誤りなく検出できるようになったときに、AGC制御
回路57は可変利得増幅回路45の利得を固定するよう
に可変利得制御信号46を生成することを特徴としてい
る。
【0029】以下では、図1で示したAGC回路の構成
要部について説明する。まず、リタイミング回路50の
構成について詳細に説明する。
【0030】図2はリタイミング回路50の構成要部の
概要を表わしたものである。ただし、図1に示したAG
C回路と同一部分には同一符号を付している。リタイミ
ング回路50では、識別回路48によってディジタル化
されたディジタル入力信号49が、第1のD型フリップ
フロップ(D-type Flip Flop:以下、D−FFと略
す。)58のデータ(D)端子と、位相制御回路59に
入力されている。また、リタイミング回路50は、所定
の周期のクロック信号51を生成するクロック生成回路
60を備えている。このクロック信号51は、第1のD
−FF58のクロック(CLK)入力端子と、位相制御
回路59に入力されている。位相制御回路59は、ディ
ジタル入力信号49とクロック信号51との位相差を検
出することができるようになっており、この検出した位
相差に応じた位相制御信号61をクロック生成回路60
に供給する。第1のD−FF58は、クロック信号51
に立ち上がりに同期してディジタル入力信号49を保持
し、データ出力(Q)端子からデータ信号52を出力す
る。すなわち、このような構成のリタイミング回路50
では、ディジタル入力信号49に同期して変化するクロ
ック信号51とデータ信号52とを出力する。
【0031】次に、パターン検出回路55の構成につい
て詳細に説明する。
【0032】図3はパターン検出回路55の構成要部の
概要を表わしものである。ただし、図1に示したAGC
回路と同一部分には同一符号を付している。このパター
ン検出回路55は、予め決められたn(nは自然数)ビ
ットの固定データパターンを生成するデータパターン設
定回路62と、シフトレジスタ63とを備えている。デ
ータパターン設定回路62から固定的に出力されるnビ
ットのデータパターンは、1ビットずつ2入力排他的否
定論理和(EXclusive NOR:以下、EXNORと略
す。)回路641〜64nの一方の入力端子に入力されて
いる。リタイミング回路50で生成されたクロック信号
51およびデータ信号52は、シフトレジスタ63に入
力されている。このシフトレジスタ63は、シリアルデ
ータとして入力されるデータ信号52をクロック信号5
1の立ち上がりに同期して1ビットずつシフトし、最終
的にnビットのパラレルデータをQ0〜Qn-1端子から出
力することができるようになっている。そしてEXNO
R回路641〜64nの他方の入力端子に、シフトレジス
タ63のQ0〜Qn-1端子から出力されるパラレルデータ
を1ビットずつ、nビットのデータパターンの1ビット
ずつ対応させて入力させている。各EXNOR回路64
1〜64nの出力信号は、n入力論理積(AND)回路6
5に入力されている。AND回路65の出力信号は、パ
ターン検出信号56として図1に示すAGC制御回路5
7に供給される。
【0033】このような構成により、シフトレジスタ6
3から出力されるnビットのパラレルデータは、データ
パターン設定回路62から固定的に出力されるデータパ
ターンと1ビットずつ比較される。EXNOR回路64
1〜64nはそれぞれ入力される2信号の論理レベルが同
じときのみ論理レベル“H”を出力する。したがってn
入力AND回路65の出力であるパターン検出信号56
は、シフトレジスタ63から出力されるパラレルデータ
とデータパターンとがnビット全て同じ論理レベルのと
きにのみ、“H”レベルを出力する。
【0034】次に、AGC制御回路57の構成について
詳細に説明する。
【0035】図4はAGC制御回路57の構成要部の概
要を表わしものである。ただし、図1に示したAGC回
路と同一部分には同一符号を付している。AGC制御回
路57では、パターン検出回路55から供給されたパタ
ーン検出信号56はカウンタ66とタイマ67に入力さ
れている。カウンタ66は、入力されるパターン検出信
号56の立ち上がりに同期して“1”ずつカウントアッ
プし、予め決められているカウントアップ値を越えたと
きに桁上がり信号68を論理レベル“H”にする。この
桁上がり信号68は、FF69に対して出力される。F
F69は桁上がり信号68を保持し、その図示しない反
転出力端子から、保持している桁上がり信号68の論理
レベルの反転論理であるマスク信号70を2入力AND
回路71の一方の入力端子に入力させている。またこの
AGC制御回路57は、発振器72を備えている。この
発振器72は、所定の周波数のクロック信号73を生成
することができるようになっており、この生成されたク
ロック信号73は2入力AND回路71の他方の入力端
子に入力されている。こうして2入力AND回路71に
よりマスク信号70に応じてクロック信号73をマスク
したマスククロック信号74は、カウンタ回路75に入
力されている。カウンタ回路75は、マスククロック信
号74の立ち上がりに同期して“1”ずつ加算し、その
加算結果信号76をD/Aコンバータ77に供給する。
D/Aコンバータ77は、入力された加算結果信号76
をアナログ値に変換して可変利得制御信号46として出
力する。
【0036】ところでこのAGC制御回路57のタイマ
67は、予めバーストフレーム周期だけ計時するように
タイムアウト値が設定されている。また、パターン検出
信号56がリトリガ端子に入力され、この端子にパター
ン検出信号56の論理レベル“H”が入力されるたび
に、計時値をリセットして最初からバーストフレーム周
期の計時を開始するようになっている。そして、タイマ
67が設定されたバーストフレーム周期だけ計時してタ
イムアウトになると、カウンタ66に対してリセット信
号78を送出する。これにより、タイマ67は、バース
ト信号の1周期内に既知のデータパターンを検出できた
か否かを判別することができる。
【0037】以下では、上述した構成のAGC回路の動
作について図5に示すタイミングチャートを参照しなが
ら説明する。ここでは子局側のONUの受信回路に図1
〜図4で示した構成の第1の実施例におけるAGC回路
が適用されているものとする。また、親局側のOSUか
ら子局側のONUへの下り方向のバースト信号には、予
め既知のnビットのデータパターンがバーストフレーム
に挿入されて送信されるものとする。したがって、第1
の実施例におけるパターン検出回路55のデータパター
ン設定回路62には、このnビットのデータパーンが生
成されるように設定されている。
【0038】図5は第1の実施例におけるAGC回路の
各部の動作タイミングの概要を表わしたものである。す
なわち同図(a)はパターン検出信号56、同図(b)
はマスク信号70、同図(c)はマスククロック信号7
4、同図(d)は可変利得制御信号46、同図(e)は
可変利得制御信号46によって制御される可変利得増幅
器45の利得79を、それぞれ横軸を時間、縦軸をレベ
ルとして示している。まずシステム起動がされた時点8
0で、最初は可変利得増幅器45の利得が最適ではない
ため、初期状態として可変利得増幅器45の利得が最小
になるようにしている。すなわちAGC制御回路57
で、カウンタ66、75をリセットし、D/Aコンバー
タ77の出力電圧である可変利得制御信号46を最低電
圧にする(図5(d))ことによって、可変利得増幅器
45の利得が最小になるようにしている(図5
(e))。そしてシステム起動直後からは、入力信号4
2に応じてリタイミング回路50はクロック信号51お
よびデータ信号52を生成する。しかし、当初は上述し
たように可変利得増幅器45の利得が最適ではないた
め、既知のデータパターンを検出することができない。
図5(a)では、本来検出されるべきデータパターンが
検出されないことを示すために、破線で未検出部分81
として示している。AGC制御回路57では、パターン
検出信号56が論理レベル“H”とならないため、カウ
ンタ66は計数が行われず、またタイマ67も計時が開
始されないため、カウンタ66の出力である桁上がり信
号68は論理レベル“L”のままとなる。したがってF
F69は、その図示しない反転出力端子から、反転論理
である論理レベル“H”のマスク信号70を2入力AN
D回路71の一方の入力端子に対して供給する(図5の
(b))。マスククロック信号74は、その間は発振器
72によって生成されたクロック信号73をそのまま出
力する(図5の(c))。そしてカウンタ75で、その
立ち上がりに同期して“1”ずつカウントアップする。
カウンタ75は、マスククロック信号74の立ち上がり
に同期してその加算結果をそのまま加算結果信号76と
してD/Aコンバータ77に対して出力する。加算結果
信号76は、D/Aコンバータ77によりその値に応じ
たレベルのアナログ値である可変利得制御信号46とし
て変換され(図5の(d))、可変利得増幅器45の利
得を徐々に上げていく(図5の(e))。
【0039】このようにして時間の経過とともに、徐々
に利得を上げられている可変利得増幅器45の出力レベ
ルが上がるにつれて、次第に受信信号から既知のデータ
パターンを検出することができるようになる。この場
合、既知のデータパターンが検出されるたびに論理レベ
ル“H”となるパターン検出信号56がカウンタ66に
入力される。カウンタ66は予めカウントアップ値が決
められており、そのカウントアップ値を超えてカウント
アップされたときに桁上がり信号68の論理レベルを
“H”としてFF69に供給する。したがって、最初の
うちはカウンタ66のカウント値はカウントアップ値に
達せず、桁上がり信号68も論理レベル“L”のままな
ので、可変利得増幅器45の利得は徐々に上がり続けて
いく(図5の(d)、(e))。
【0040】また、次第に既知のデータパターンが検出
され始めることによって入力されるパターン検出信号5
6は、タイマ67にも入力されている。タイマ67は、
上述したように予めバーストフレーム周期だけ計時する
ようにタイムアウト値が設定されており、リトリガ端子
に論理レベル“H”のパターン検出信号56が入力され
るたびに、計時値をリセットして再び計時値“0”から
計時を開始する。したがって、このバーストフレーム周
期以内に論理レベル“H”のパターン検出信号56が入
力されないときは、リセット信号78によりカウンタ6
6のカウント値をリセットさせる。すなわち、1フレー
ムでも既知のデータパターンを検出できないときには、
カウンタ66のカウント値をリセットするため、たとえ
ばカウンタ66のカウントアップ値を“10”と設定し
ている場合、10フレーム連続して既知のデータパター
ンが検出できなければ、論理レベル“H”の桁上がり信
号68をFF69に供給できないようになっている。
【0041】そして、さらに時間の経過により利得を上
げられた可変利得増幅器45によって受信レベルが最適
に近づき、ある所定の数、たとえば10回以上連続して
既知のデータパターンを検出できたとき、桁上がり信号
68が論理レベル“H”となって、マスク信号70は論
理レベル“L”となる(図5の(b))。したがって、
発振器72によって生成されるクロック信号73をマス
クする(図5の(c))。これにより、カウンタ75の
カウントアップは行われず、その時点での利得制御信号
46で、これ以降の可変利得増幅器45の利得を固定化
する(図5の(d)、(e))。すなわち、この時点8
2がAGC利得制御収束時点となる。子局側のONUは
親局側のOSUからの下り方向のバースト信号のみを受
信するため、その下り信号に最適な利得制御が完了した
後は、AGC回路を動作させる必要がなくなる。
【0042】このように第1の実施例におけるAGC回
路は、予め既知のデータパターンがフレームごとに挿入
されたバースト信号である入力信号42から、リタイミ
ング回路50でクロック信号51とこれに同期したデー
タ信号52とを生成し、データパターン検出回路55で
このクロック信号51に同期してデータ信号52から既
知のデータパターンを検出するようにしている。このパ
ターン検出回路55によってデータパターンが検出され
るたびに、カウンタ66によりカウントアップする。一
方、同時に予めバースト周期にタイムアウト値が設定さ
れているタイマ67にデータパターンの検出のたびにリ
トリガさせている。したがって、そして初期状態として
利得が最小となるように設定された可変利得制御回路4
5に対して、カウンタ66に設定されているカウントア
ップ値を超える回数以上連続したフレームでデータパタ
ーンが検出されない限り可変利得増幅器45の利得を徐
々に上げていくようにしている。一旦、カウントアップ
値を越える回数以上連続したフレームでデータパターン
が検出されたときは、それ以降利得を固定化してAGC
回路を動作させない。これにより、可変利得増幅器45
の最適な利得を設定することができるとともに、従来の
ように飽和状態を解除するためのリセット回路を不要と
することができる。また、AGC制御回路57は主にデ
ィジタル回路から構成されているため、回路の規模をよ
り小さくすることができるようになる。
【0043】第2の実施例
【0044】図6は本発明の第2の実施例におけるAG
C回路の構成の概要を表わしたものである。ただし、図
1に示す第1の実施例におけるAGC回路と同一部分に
は同一符号を付し、適宜説明を省略する。第2の実施例
におけるAGC回路は、バースト光信号に対応する構成
となっている。すなわち第2の実施例におけるAGC回
路は、PINフォトダイオード(Photo Diode:以下、P
Dと略す。)90と、トランスインピーダンスアンプ9
1とを備えている。PIN−PD90は、電源電圧VC
Cにそのカソード端子を接続することで逆バイアスされ
ており、そのアノード端子がトランスインピーダンスア
ンプ91に接続されている。これにより、バースト光信
号92がPIN−PD90に入射されると、その光強度
に応じて光電流が発生し、これがトランスインピーダン
スアンプ91に入力される。トランスインピーダンスア
ンプ91は、PIN−PD90がバースト光信号92の
受光により発生した受光電流を、電気信号に変換する。
トランスインピーダンスアンプ91は、増幅器93の入
出力端子間に帰還抵抗94が接続された構成となってい
る。したがって、帰還抵抗94の抵抗値に応じてトラン
スインピーダンスアンプ91によって変換された電気信
号のレベルを変更することもできる。トランスインピー
ダンスアンプ91によって変換された電気信号は、第1
の実施例における前置増幅信号44に相当し、可変利得
増幅器45に入力される。可変利得増幅器45の出力で
ある可変増幅信号47は、リミッタアンプ95に入力さ
れている。リミッタアンプ95は、後段の回路が飽和し
ないように所定の出力レベルを超えないように出力振幅
値の上限値を設定できるようになっている。リミッタア
ンプ95の出力は、リミッタアンプ出力信号96として
ディジタルPLL(Phase Locked Loop)回路97に入
力されている。第2の実施例におけるAGC回路と、第
1の実施例におけるAGC回路ではこれ以外の部分は同
一であるので、説明を省略する。
【0045】図7はディジタルPLL回路97の構成要
部の概要を表わしたものである。ただし、図6に示した
AGC回路と同一部分には同一符号を付している。ディ
ジタルPLL回路50では、リミッタアンプ95によっ
て所定のレベルにまで増幅されたリミッタアンプ出力信
号96、第2のD型フリップフロップ(D-type FlipFlo
p:以下、D−FFと略す。)98のデータ(D)端子
と、位相比較回路99に入力されている。また、ディジ
タルPLL回路97は、所定の周期で互いに位相の異な
る複数のクロック信号を生成する多相クロック生成回路
100を備えている。多相クロック生成回路100によ
って生成された互いに位相の異なる複数のクロック信号
は、選択回路101によって択一的に選択されクロック
信号51を出力する。このクロック信号51は、第2の
D−FF98のクロック(CLK)入力端子と、位相比
較回路99に入力されている。位相比較回路99は、リ
ミッタアンプ出力信号96とクロック信号51との位相
差を検出することができるようになっており、この検出
した位相差に応じた位相差検出信号102を選択制御回
路103に供給する。選択制御回路103は、位相差検
出信号102に応じて、多相クロック生成回路100に
よって生成された互いに位相の異なる複数のクロック信
号の中から択一的に選択するための選択制御信号104
を生成し、これを選択回路101に供給する。第2のD
−FF98は、クロック信号51に立ち上がりに同期し
てリミッタアンプ出力信号96を保持し、データ出力
(Q)端子からデータ信号52を出力する。すなわち、
このような構成のディジタルPLL回路97では、リミ
ッタアンプ出力信号96に同期して変化するクロック信
号51とデータ信号52とを出力する。
【0046】このような構成のAGC回路の動作につい
ては、第1の実施例におけるAGC回路と同一であるた
め説明を省略する。このように第2の実施例におけるA
GC回路では、バースト光信号について可変利得増幅器
45の最適な利得を設定することができるとともに、従
来のように飽和状態を解除するためのリセット回路を不
要とすることができる。
【0047】変形例
【0048】第1および第2の実施例におけるAGC回
路のAGC制御回路では、発振器72で生成されるクロ
ック信号73をカウントアップした値をアナログ値に変
換していた。これにより、可変増幅器45の利得が初期
状態では最小で、次第に利得を上げるような可変利得制
御信号46を生成することができる。この初期状態に最
小の利得で、徐々に利得を上げるようにするために、オ
ペアンプを使用した積分回路を用いることも可能であ
る。
【0049】図8は本変形例におけるAGC制御回路の
構成の概要を表わしたものである。ただし、図4に示し
た第1の実施例におけるAGC制御回路57と同一部分
には同一符号を付し、適宜説明を省略する。すなわち本
変形例におけるAGC制御回路が第1の実施例における
AGC制御回路と異なる点は、積分回路105を備えて
おり、桁上がり信号68を保持するFF69の図示しな
い反転出力端子から、桁上がり信号69の反転論理であ
るマスク信号70が入力されている点である。積分回路
105は、オペアンプ106の反転入力端子には抵抗1
07およびコンデンサ108の一端が接続されている。
このオペアンプの非反転入力端子は接地されている。コ
ンデンサ108の他端は、オペアンプ108の出力端子
に接続されている。オペアンプ108の出力端子は、ピ
ークホールド回路109が接続され、検出したオペアン
プ108のピーク値を可変利得制御信号46として出力
することができるようになっている。そして、マスク信
号70は、抵抗107を介してオペアンプ106の反転
入力端子に入力されるようになっている。
【0050】このような構成のAGC制御回路は、初期
状態あるいは桁上がり信号68が論理レベル“H”にな
らない期間は、FF69よりマスク信号70として論理
レベル“H”が供給されるため、抵抗107の抵抗値と
コンデンサ108の容量値で決まる時定数で積分され、
次第に可変利得制御信号46のレベルが上がる。そし
て、桁上がり信号68が論理レベル“H”になった時点
で、マスク信号70が論理レベル“L”となるので、そ
れまでのピーク値を可変利得制御信号46として可変利
得増幅器45の利得を固定化する。
【0051】なお第1および第2の実施例では、可変利
得増幅器の利得は可変利得制御信号によって制御するよ
うにしていたが、可変利得増幅器の利得をディジタル的
に切り替えられるようにして、カウンタ75の出力信号
をD/Aコンバータ77を介さずに直接入力させるよう
にしても良い。
【0052】なお第1および第2の実施例では、可変利
得増幅器の利得のみを可変利得制御信号によって制御す
るようにしていたが、これに限定されるものではない。
たとえば、トランスインピーダンスアンプの帰還抵抗で
あるトランスインピーダンス抵抗の抵抗値をAGC制御
回路によって変化させることによって、受光信号に対す
る利得を制御することも可能である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように請求項1または請求
項6記載の発明によれば、増幅手段の最適な利得を設定
することができるとともに、従来のように飽和状態を解
除するためのリセット回路を不要とすることができる。
さらにカウントアップ値を越える回数以上連続したフレ
ームでデータパターンが検出されたときは、それ以降利
得を固定化してAGC制御を行わせないようにすること
ができるので、消費電力の面からも効率的に最適な利得
制御を行うことができるようになる。
【0054】また請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載の発明の効果に加えて、増幅手段の利得制御のた
めの回路構成を主にディジタル回路から構成することが
できるため、さらに従来のリセット回路を不要とするこ
とができる以上に回路の規模をより小さくすることがで
きるようになる。
【0055】さらに請求項3記載の発明によれば、利得
変更手段に所定の周期ごとにカウントアップすることに
よって増幅手段の利得を順次増大させるようにしたの
で、ディジタル回路からなる簡易な回路構成で実現で
き、回路規模の小型化に貢献することができるようにな
る。
【0056】さらにまた請求項4記載の発明によれば、
利得変更手段は所定の時定数の積分回路によって増幅手
段の利得を順次増大させるようにしたので、オペアンプ
などの低コストの部品で構成することができるようにな
る。
【0057】さらに請求項5記載の発明によれば、増幅
手段の初期状態は利得が最小になるようにしたので、入
力される信号が未知のレベルであることから、利得が大
きすぎて後段の回路が飽和したり、利得が小さすぎて受
信できなかったりといった弊害を回避でき、確実かつ効
率的に信号の受信を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるAGC回路の構
成の概要を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例におけるリタイミング回路の構成
要部の概要を示すブロック図である。
【図3】第1の実施例におけるパターン検出回路の構成
要部の概要を示すブロック図である。
【図4】第1の実施例におけるAGC制御回路の構成要
部の概要を示すブロック図である。
【図5】第1の実施例におけるAGC回路の各部動作波
形を示すタイミングチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例におけるAGC回路の構
成の概要を示すブロック図である。
【図7】第2の実施例におけるディジタルPLL回路の
構成要部の概要を示すブロック図である。
【図8】変形例におけるAGC制御回路の構成要部の概
要を示すブロック図である。
【図9】従来提案されたAGC回路の構成の概要を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
41 入力端子 42 入力信号 43 前置増幅回路 44 前置増幅信号 45 可変利得増幅回路 46 可変利得制御信号 47 可変増幅信号 48 識別回路 49 ディジタル入力信号 50 リタイミング回路 51 クロック信号 52 データ信号 53 クロック出力端子 54 データ出力端子 55 パターン検出回路 56 パターン検出信号 57 AGC制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/16 H03G 3/20 H04L 1/00 H04J 3/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め決められたデータパターンがフレー
    ムごとに挿入されたバースト信号を増幅する増幅手段
    と、 この増幅手段によって増幅された増幅信号から前記デー
    タパターンをフレームごとに検出するデータパターン検
    出手段と、 このデータパターン検出手段によって所定のフレーム数
    連続してデータパターンを検出したか否かを判別する連
    続検出判別手段と、 この連続検出判別手段によって前記データパターンを前
    記所定のフレーム数連続して検出したと判別されるまで
    順次前記増幅手段の利得を順次増大させる利得変更手段
    とを具備することを特徴とする自動利得制御回路。
  2. 【請求項2】 予め決められたデータパターンがフレー
    ムごとに挿入されたバースト信号を増幅する増幅手段
    と、 この増幅手段によって増幅された増幅信号から前記デー
    タパターンをフレームごとに検出するデータパターン検
    出手段と、 このデータパターン検出手段によって前記データパター
    ンが検出されるたびに所定のカウントアップ値になるま
    でカウントアップする計数手段と、 前記データパターン検出手段によって前記データパター
    ンが検出されるたびに予め設定された前記フレーム周期
    の計時を開始する計時手段と、 この計時手段によって前記フレーム周期の計時を終了し
    たとき前記計数手段による計数結果をリセットする計数
    結果リセット手段と、 前記計数手段の計数結果が前記カウントアップ値を越え
    るまで前記増幅手段の利得を順次増大させる利得変更手
    段とを具備することを特徴とする自動利得制御回路。
  3. 【請求項3】 前記利得変更手段は所定の周期ごとにカ
    ウントアップすることによって前記増幅手段の利得を順
    次増大させることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の自動利得制御回路。
  4. 【請求項4】 前記利得変更手段は所定の時定数の積分
    回路によって前記増幅手段の利得を順次増大させること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の自動利得制
    御回路。
  5. 【請求項5】 前記増幅手段は初期状態の利得が最小で
    あることを特徴とする請求項1〜請求項4記載の自動利
    得制御回路。
  6. 【請求項6】 予め決められたデータパターンがフレー
    ムごとに挿入されたバースト信号を増幅する増幅手段の
    利得を最小に設定する利得設定ステップと、この利得設
    定ステップで利得が最小に設定された前記増幅手段の利
    得を順次増大させる利得変更ステップと、 この利得変更ステップで利得が順次増大させられた増幅
    手段によって増幅された増幅信号から前記データパター
    ンをフレームごとに検出するデータパターン検出ステッ
    プと、 このデータパターン検出ステップで所定のフレーム数連
    続して前記データパターンを検出したか否かを判別する
    連続検出判別ステップと、 この連続検出判別ステップで前記データパターンを前記
    所定のフレーム数連続して検出したと判別されたときに
    前記利得の増大を停止させる利得変更停止ステップとを
    具備することを特徴とする自動利得制御回路の制御方
    法。
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