JP3141797U - 内容物の書類などを開封時に破損することなく簡単に開封できる封筒。 - Google Patents
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Abstract
【課題】封筒が簡便に開封できるようにし、なおかつ開封時に内容物である書類を破損することなく開封できる封筒の提供。
【解決手段】内容物進入阻止部分を設け、それと内容物用部分との境界線付近の材質を直線切り裂け性のある材料にし、境界線の延長と封筒胴体の辺の交点付近に切り込みを設ければ、直線で封筒が真っ二つに切断されさらに内容物である書類も破損することはない。
【選択図】図1
【解決手段】内容物進入阻止部分を設け、それと内容物用部分との境界線付近の材質を直線切り裂け性のある材料にし、境界線の延長と封筒胴体の辺の交点付近に切り込みを設ければ、直線で封筒が真っ二つに切断されさらに内容物である書類も破損することはない。
【選択図】図1
Description
本考案は製造するための封筒に関する。
汎用の封筒は、書類が入った封筒を開封する際、封筒を手でちぎって開けてしまうと、内容物書類が破けてしまう可能性があり、事務通信などでこれを使用する場合、封筒を垂直に立て、封筒底部を机などに数回“トントン”と落とし、内容物を封筒底部に落として封筒上部に隙間を空け、この隙間がどの程度空いたかを封筒を照明にかざすなどして確認してから、ハサミなどで封筒上部を切断して内容物を取り出す必要があった。
内容物の書類などを開封時に破損することなく簡単に開封できる封筒は従来からある。
A・横型の洋封筒でベロ部分に切り取り線(大きなミシン目)が平行に2本入っており、その平行部分の末端をつまみ上げベロ部分から切り離すことによりベロ部の封がとかれる仕組みのもの。
B・封筒の四方を接着し、そのうち三方にミシン目を入れ、いずれかまたは全部のミシン目を切り離すことにより内容物を取り出す封筒。
C・ベロ部の封に弱強度の粘着材をもちいた胴体材料がプラスチックフィルムの封筒で、ベロ部の接着が弱いため簡単に封した後もはがすことができる。
A・横型の洋封筒でベロ部分に切り取り線(大きなミシン目)が平行に2本入っており、その平行部分の末端をつまみ上げベロ部分から切り離すことによりベロ部の封がとかれる仕組みのもの。
B・封筒の四方を接着し、そのうち三方にミシン目を入れ、いずれかまたは全部のミシン目を切り離すことにより内容物を取り出す封筒。
C・ベロ部の封に弱強度の粘着材をもちいた胴体材料がプラスチックフィルムの封筒で、ベロ部の接着が弱いため簡単に封した後もはがすことができる。
上記Aの封筒はワンタッチで開くといわれているが、ベロのミシン目平行部分の末端をつまみ上げるという動作が、老人や弱視・手先の器用さが弱い障害者には負担になる。またベロ部を開封した後、残った側のベロ部を開いてから内容物にアクセスすることになるため、厳密にはワンタッチではない。さらにベロのミシン目平行部分は途中で引き裂き方向に対して垂直に裂けてしまうと機能が発揮できなくなる。それを避けるためかなり厚い紙を使用して封筒を作らざるをえず、コスト高であり地球環境にも良いとはいえない。
上記Bの封筒はミシン目が貫通しているため、雨などが内容物へ浸透してしまうことがある。
上記Cの封筒は容易に開いてしまい、また再封も可能なため、内容物の処女性が保証できないという欠点がある。
上記Bの封筒はミシン目が貫通しているため、雨などが内容物へ浸透してしまうことがある。
上記Cの封筒は容易に開いてしまい、また再封も可能なため、内容物の処女性が保証できないという欠点がある。
解決しようとする課題は汎用封筒の開封作業において、封筒を照明にかざして書類の位置を確認の上書類が存在しない空間をはさみで切断するなど慎重で面倒な作業をしないと内容物である書類などが破損してしまい開封作業が簡単にできない点である。
上記Aの封筒については大分向上しているが、まだ易開封性が不完全でなおかつ製造コストが安くできない点である。
上記Bの封筒については易開封性は十分だが、ミシン目から雨水などの浸入を阻止できない点である。
上記Cの封筒については易開封性は十分だが、再封可能で開封の処女性確保が難しい点である。
上記Bの封筒については易開封性は十分だが、ミシン目から雨水などの浸入を阻止できない点である。
上記Cの封筒については易開封性は十分だが、再封可能で開封の処女性確保が難しい点である。
封筒胴体の一辺、二辺、三辺または四辺に、封筒胴体を構成する二枚の材料が溶着または接着されて密着している、適当な幅の内容物進入阻止部分を設けてある封筒において、
(6)上記内容物進入阻止部分と内容物用部分の境界の延長線上において、封筒胴体の辺と交わる箇所またはそこから内容物用部分方向に多少ずらした付近に1対または片側の切れ込みを設け、
(7)上記内容物進入阻止部分と内容物用部分の境界の延長線を含む、その延長線と平行な適当な幅を持った帯状の上記切れ込みを含んだ領域、または封筒胴体全域に下記の材料を用いる、
・直線引き裂き性のある胴体材料
・紙やアルミ箔、プラスチックフィルムの基材に直線引き裂き性のあるプラスチックフィルムを貼り合わせた胴体材料
・上記切れ込みの延長線上に
イ・ミシン目を入れる、
ロ・その線を中心として若干の幅をもった長方形の部分を設定し、その部分の材料を切り抜く、
ハ・その線を中心として若干の幅をもった長方形の部分を設定し、その部分の材料を薄くする、
ニ・その線を中心として若干の幅をもった長方形の部分を設定し、その長方形が作る長手方向の2辺の厚みを増す、
のいずれかの処理、または組み合わせて処理をして上記切れ込みの延長線の強度を周囲胴体材料より弱めた紙やアルミ箔、プラスチックフィルムにそれら処理をしない紙やアルミ箔、プラスチックフィルムを貼り合わせて直線引き裂き性をもたせた胴体材料
(8)上記内容物進入阻止部分と内容物用部分の境界の延長線と垂直に交わる封筒胴体の2辺または1辺に切れ込みが設置されるが、2枚の胴体材料の1枚目と2枚目を溶着または接着されて密着する部分、すなわちシール部を両辺から切れ込みの深さ以上の適当な幅をもって設けた、
以上(6)、(7)、(8)の構成からなる封筒。
(6)上記内容物進入阻止部分と内容物用部分の境界の延長線上において、封筒胴体の辺と交わる箇所またはそこから内容物用部分方向に多少ずらした付近に1対または片側の切れ込みを設け、
(7)上記内容物進入阻止部分と内容物用部分の境界の延長線を含む、その延長線と平行な適当な幅を持った帯状の上記切れ込みを含んだ領域、または封筒胴体全域に下記の材料を用いる、
・直線引き裂き性のある胴体材料
・紙やアルミ箔、プラスチックフィルムの基材に直線引き裂き性のあるプラスチックフィルムを貼り合わせた胴体材料
・上記切れ込みの延長線上に
イ・ミシン目を入れる、
ロ・その線を中心として若干の幅をもった長方形の部分を設定し、その部分の材料を切り抜く、
ハ・その線を中心として若干の幅をもった長方形の部分を設定し、その部分の材料を薄くする、
ニ・その線を中心として若干の幅をもった長方形の部分を設定し、その長方形が作る長手方向の2辺の厚みを増す、
のいずれかの処理、または組み合わせて処理をして上記切れ込みの延長線の強度を周囲胴体材料より弱めた紙やアルミ箔、プラスチックフィルムにそれら処理をしない紙やアルミ箔、プラスチックフィルムを貼り合わせて直線引き裂き性をもたせた胴体材料
(8)上記内容物進入阻止部分と内容物用部分の境界の延長線と垂直に交わる封筒胴体の2辺または1辺に切れ込みが設置されるが、2枚の胴体材料の1枚目と2枚目を溶着または接着されて密着する部分、すなわちシール部を両辺から切れ込みの深さ以上の適当な幅をもって設けた、
以上(6)、(7)、(8)の構成からなる封筒。
2枚の封筒胴体材料を溶着または接着されて密着させた内容物進入阻止部分を指でつまみ引きちぎろうとすると、封筒胴体材料の直線引き裂き性の作用で胴体はまっすぐな切り口で真っ二つに切断される。
・内容物進入阻止部分は胴体材料2枚が溶着または接着されて密着しているため胴体のほかの部分よりも硬い。したがって指でしっかりとつまむことができる。
・内容物進入阻止部分に封筒内容物である書類などが入り込むことがなく、封筒胴体は内容物進入阻止部分と内容物用部分の境界線付近に設置してある切り口から境界線に沿って切断されるので、内容物である書類などを開封時に破損してしまうことがなくなる。
・内容物進入阻止部分は胴体材料2枚が溶着または接着されて密着しているため胴体のほかの部分よりも硬い。したがって指でしっかりとつまむことができる。
・内容物進入阻止部分に封筒内容物である書類などが入り込むことがなく、封筒胴体は内容物進入阻止部分と内容物用部分の境界線付近に設置してある切り口から境界線に沿って切断されるので、内容物である書類などを開封時に破損してしまうことがなくなる。
切り口はシール部に設置される。
・切り口が封筒内容部分に貫通していないため雨などの進入を阻止できる。
・切り口が封筒内容部分に貫通していないため雨などの進入を阻止できる。
切断して切り離された内容物阻止部分は一度切り離されると修復できない。
・内容物の処女性が確保できる。
・内容物の処女性が確保できる。
材料自身の強度が強いとむしろ機能が発揮できないため、薄い材料が好ましい。封筒の両サイドにシール部を設ける方法でロール状の材料から製袋すれば、従来平版の紙を打ち抜いて製造していたときに発生していた抜きかすを大幅に減量することが出来る。
・製造コストが安い。
・製造コストが安い。
図に符号なし。
Claims (2)
- ▲1▼封筒胴体の一辺、二辺、三辺または四辺に、封筒胴体を構成する二枚の材料が接着され密着している(シールされている)適当な幅の内容物進入阻止部分を設ける。
▲2▼上記内容物進入阻止部分と内容物用部分の境界の延長線上において、封筒胴体の辺と交わる箇所またはそこから内容物用部分方向に多少ずらした付近の1対または片側に切れ込みを設ける。
▲3▼上記内容物進入阻止部分と内容物用部分の境界の延長線を含む、その延長線と平行な適当な幅を持った帯状の上記切れ込みを含んだ領域、または封筒胴体全域に下記の材料を単一でまたは組み合わせて用いる。
・直線引き裂き性のある胴体材料。
・紙やプラスチックフィルムなどの基材に直線引き裂き性のあるプラスチックフィルム(テープ状のものも含む)などを貼り合わせた胴体材料。
・上記切れ込みの延長線上に
イ・ミシン目を入れる。
ロ・若干の幅をもった長方形で材料を切り抜いた部分を設ける。
(または薄くして強度を弱めた部分を設ける。)
ハ・若干の幅をもった長方形が作る長手方向の2辺をレール状に厚みを増した部分を設ける。
などの処理をした紙やプラスチックフィルムに上記処理をしない紙やプラスチックフィルムを貼り合わせて直線引き裂き性をもたせた胴体材料。
以上▲1▼〜▲3▼項のように構成した封筒。 - ▲4▼封筒胴体の一辺、二辺、三辺または四辺に、封筒胴体を構成する二枚の材料が接着され密着している(シールされている)適当な幅の内容物進入阻止部分を設ける。
▲5▼上記内容物進入阻止部分と内容物用部分の境界の延長線上において、封筒胴体の辺と交わる箇所またはそこから内容物用部分方向に多少ずらした付近の1対または片側に切れ込みを設ける。
▲6▼上記内容物進入阻止部分と内容物用部分の境界の延長線を含む、その延長線と平行な適当な幅を持った帯状の上記切れ込みを含んだ領域、または封筒胴体全域に下記の材料を単一でまたは組み合わせて用いる。
・直線引き裂き性のある胴体材料。
・紙やプラスチックフィルムなどの基材に直線引き裂き性のあるプラスチックフィルム(テープ状のものも含む)などを貼り合わせた胴体材料。
・上記切れ込みの延長線上に
イ・ミシン目を入れる。
ロ・若干の幅をもった長方形で材料を切り抜いた部分を設ける。
(または薄くして強度を弱めた部分を設ける。)
ハ・若干の幅をもった長方形が作る長手方向の2辺をレール状に厚みを増した部分を設ける。
などの処理をした紙やプラスチックフィルムに上記処理をしない紙やプラスチックフィルムを貼り合わせて直線引き裂き性をもたせた胴体材料。
▲7▼上記内容物進入阻止部分と内容物用部分の境界の延長線と垂直に交わる封筒胴体の2辺に切れ込みが設置されるが、2枚の胴体材料の1枚目と2枚目を接着して密着する部分(シール部分)を両辺から切れ込みの深さ以上の適当な幅をもって設ける。このシールは最大で辺の長さと同じであっても良いし、最小で切れ込みを覆えるだけの長さであっても良い。
以上▲4▼〜▲7▼項のように構成した封筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007004436U JP3141797U (ja) | 2007-05-16 | 2007-05-16 | 内容物の書類などを開封時に破損することなく簡単に開封できる封筒。 |
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JP3141797U true JP3141797U (ja) | 2008-05-22 |
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JP (1) | JP3141797U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010017921A (ja) * | 2008-07-10 | 2010-01-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 封筒部付き冊子状フォーム |
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2007
- 2007-05-16 JP JP2007004436U patent/JP3141797U/ja not_active Expired - Fee Related
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